JPH0533667A - エンジンの過給装置 - Google Patents

エンジンの過給装置

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Publication number
JPH0533667A
JPH0533667A JP3188556A JP18855691A JPH0533667A JP H0533667 A JPH0533667 A JP H0533667A JP 3188556 A JP3188556 A JP 3188556A JP 18855691 A JP18855691 A JP 18855691A JP H0533667 A JPH0533667 A JP H0533667A
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JP
Japan
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engine
air
gas bearing
housing
pressurized air
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Withdrawn
Application number
JP3188556A
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English (en)
Inventor
Seiji Tajima
誠司 田島
Yasushi Niwa
靖 丹羽
Hiroshi Sasaki
弘 佐々木
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP3188556A priority Critical patent/JPH0533667A/ja
Publication of JPH0533667A publication Critical patent/JPH0533667A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/06Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings
    • F16C32/0603Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings supported by a gas cushion, e.g. an air cushion
    • F16C32/0614Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings supported by a gas cushion, e.g. an air cushion the gas being supplied under pressure, e.g. aerostatic bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/23Gas turbine engines
    • F16C2360/24Turbochargers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、エンジンの過給装置において、
ターボ軸の回転初期の段階から、加速時のレスポンスを
向上させる事の出来ることを最も主要な特徴とする。 【構成】 この発明に係わるエンジンの過給装置は、エ
ンジン201の排気ガスの排気圧力を利用して、このエ
ンジン201への吸気を過給するためのエンジン201
の過給装置204,206において、ハウジング300
と、このハウジング300内に配設され、一端に吸気通
路210,212内に位置するコンプレツサ羽根車31
0が取着され、他端に排気通路202,203内に位置
するタービン羽根車308が取着されたターボ軸302
と、このターボ軸302をハウジング300内で回転自
在に軸支する静圧型気体軸受け306,306と、この
静圧型気体軸受け304,306に加圧空気を供給する
加圧空気供給機構320とを具備する事を特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの排気ガス
の排気圧力を利用して、このエンジンへの吸気を過給す
るためのエンジンの過給装置、特に、気体軸受けを介し
て、ターボ軸を回転自在に軸支したエンジンの過給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの過給装置において
は、一端に吸気通路内に位置するコンプレツサ羽根車が
取着され、他端に排気通路内に位置するタービン羽根車
が取着されたターボ軸を、如何に円滑に回転自在に軸支
するかが、ターボ性能を向上するに際して、一つの重要
なフアクターとなつている。このため、例えば特開平2
−75725公報には、ターボ軸をボールベアリングを
介して回転支持する技術が開示されている。この従来技
術においては、多数のボールを介して、支持部と回転部
との間の接触面積を極力小さくして、接触抵抗を低減す
る事により、ターボ軸の回転支持状態を達成している。
しかしながら、この従来技術においては、ターボ軸の回
転の全領域に渡り、接触抵抗が作用する事となり、ター
ボ軸の円滑な回転支持状態を得ることが出来ないもので
ある。
【0003】このため、特開平2−45616号公報に
示す様に、ターボ軸をオイルメタルを用いて回転支持す
る技術が開発されている。これらの従来技術において
は、オイル潤滑を用いたフルフロート式として分類され
るものであり、上述した従来技術とは異なり、ターボ軸
の回転部と支持部との間には、常に、潤滑油が介在する
様になされており、回転部は支持部に対して潤滑油を介
して浮いた状態となされている。このようにして、回転
部の支持部に対する接触面を排除して、より円滑な回転
状態が達成される事となる。しかしながら、この従来技
術においても、尚、潤滑油の粘性、及び、ターボ軸の回
転時に発生する潤滑油の剪断力等に基づく回転抵抗が存
在しているため、回転支持抵抗をなくする事は、論理上
不可能である。
【0004】このため、近年、ターボ軸を空気により浮
かして支持する気体軸受けを利用する技術が提案されて
いる。特に、より簡単な構成で気体軸受けを達成するた
めに、動圧形気体軸受け、例えば、動圧形フオイル気体
軸受けを用いる事が提案されている。この気体軸受けに
おいては、ターボ軸の回転時に支持部との間に発生する
動圧を利用して、ターボ軸を浮かした状態で支持する様
に構成されているため、ターボ軸の無潤滑化が達成さ
れ、上述した回転支持抵抗は実質的に排除され、軸受け
損失の大幅な低減化と、油配管を不要にする事が出来る
事となり、過給装置におけるターボ軸の支持機構として
は非常に効果的である。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
のような動圧形気体軸受けを用いてターボ軸を回転支持
する場合には、上述した様に、ターボ軸の回転時に発生
する動圧を利用するものであり、この動圧は、ターボ軸
の低回転状態では発生せず、かなりの高回転状態で初め
て発生するものである。このため、ターボ軸の回転初期
の時点、即ち、回転が低い時期においては、ターボ軸は
支持部に接触した状態で回転駆動される事となり、回転
支持抵抗が存在した状態での回転駆動状態となる。
【0006】このため、このターボ軸は回転初期におい
て回転支持抵抗に抗して所謂重く回転駆動され、回転が
ある程度まで高まると、これにより発生した動圧に基づ
き気体支持されて浮いた状態となり、軸受け損失の実質
的にない回転支持状態で所謂極めて軽く回転駆動される
事となる。特に、ターボ式の過給装置においては、過給
動作開始初期における低い過給効率による所の、所謂タ
ーボラグが問題となっており、このような動圧形気体軸
受けを用いた構成では、上述した回転支持抵抗に基づく
回転開始初期における重い回転駆動状態が、加速性を損
ねており、更にこのターボラグを顕著なものとして、改
善が強く要望されている。この発明は、上述した鑑みて
なされたもので、この発明の目的は、ターボ軸の回転初
期の段階から、加速時のレスポンスを向上させる事の出
来るエンジンの過給装置を提供する事である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明に係わるエンジンの過給
装置は、エンジンの排気ガスの排気圧力を利用して、こ
のエンジンへの吸気を過給するためのエンジンの過給装
置において、ハウジングと、このハウジング内に配設さ
れ、一端に吸気通路内に位置するコンプレツサ羽根車が
取着され、他端に排気通路内に位置するタービン羽根車
が取着されたターボ軸と、このターボ軸を前記ハウジン
グ内で回転自在に軸支する静圧型気体軸受けと、この静
圧型気体軸受けに加圧空気を供給する供給手段とを具備
する事を特徴としている。
【0008】また、この発明に係わるエンジンの過給装
置において、前記供給手段は、前記過給装置におけるコ
ンプレツサ部よりも下流側の前記吸気通路に接続され、
ここからの過給吸気の一部を貯留する貯留部と、この貯
留部と前記静圧型気体軸受けとを前記ハウジングを介し
て連通させる供給管と、この供給管に介設され、これの
連通状態を開閉するための開閉弁と、この開閉弁を前記
エンジンの運転状態に応じて開閉駆動制御する制御部と
を備えている事を特徴としている。
【0009】また、この発明に係わるエンジンの過給装
置において、前記制御部は、エンジンの加速運転状態を
検出した時に、前記開閉弁を開放駆動する事を特徴とし
ている。また、この発明に係わるエンジンの過給装置に
おいて、前記制御部は、エンジンが所定負荷以上で運転
された後、所定時間だけ前記開閉弁を開閉駆動する事を
特徴としている。また、この発明に係わるエンジンの過
給装置において、前記供給手段は、前記エンジンにより
回転駆動され、加圧空気を吐出するエアポンプと、この
エアポンプと前記静圧型気体軸受けとを連通させる供給
管とを備える事を特徴としている。
【0010】また、この発明に係わるエンジンの過給装
置において、前記ハウジングには、前記静圧型空気軸受
けに前記供給手段を介して供給された加圧空気をこのハ
ウジング外に排気する排気ポートが形成され、前記排気
通路には、排気ガスを浄化するための触媒が介設され、
前記排気ポートと触媒とは、排出管を介して連通され、
前記静圧型空気軸受けで軸支動作に使用された後の加圧
空気は、この排出管を介して、前記触媒に供給される事
をを特徴としている。
【0011】また、この発明に係わるエンジンの過給装
置において、前記エアポンプは、回転駆動される事によ
り加圧空気を生成する駆動軸を備え、この駆動軸は、エ
ンジンにより回転駆動される出力軸と、プーリ機構を介
して連結され、このプーリ機構は、前記エンジンの運転
状態に応じてプーリ比を可変に設定する事を特徴として
いる。
【0012】また、この発明に係わるエンジンの過給装
置において、前記プーリ機構は、前記エンジンが加速状
態にある場合に、前記出力軸の回転速度を増速した状態
で前記駆動軸に伝達される様に、プーリ比を設定する事
を特徴としている。また、この発明に係わるエンジンの
過給装置において、前記プーリ機構は、前記エンジンが
低回転状態にある場合に、前記出力軸の回転速度を増速
した状態で前記駆動軸に伝達される様に、プーリ比を設
定する事を特徴としている。
【0013】また、この発明に係わるエンジンの過給装
置において、前記供給手段は、前記過給装置におけるコ
ンプレツサ部よりも下流側の前記吸気通路に接続され、
ここからの過給吸気の一部を貯留する貯留部と、この貯
留部と前記静圧型気体軸受けとを前記ハウジングを介し
て連通させる第1の供給管と、この第1の供給管に介設
され、これの連通状態を開閉するための開閉弁と、この
開閉弁を前記エンジンの運転状態に応じて開閉駆動制御
する制御部と、前記エンジンにより回転駆動され、加圧
空気を吐出するエアポンプと、このエアポンプと前記静
圧型気体軸受けとを連通させる第2の供給管と、前記第
1の供給管に介設された逆止弁とを備えている事を特徴
としている。
【0014】
【作用】以上の様に構成されるこの発明に係わるエンジ
ンの過給装置においては、静圧式気体軸受けを介してタ
ーボ軸をハウジングに対して回転支持しているため、低
回転・低負荷時から加速時におけるレスポンスの向上を
図る事が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照して、この発明に係る
エンジンの過給装置の第1の実施例の構成を詳細に説明
する。 <全体構成の説明>図1は、この第1の実施例に係るエ
ンジンの過給装置の全体構成を示している。この図1に
示すエンジンは、この第1の実施例においては、2気筒
タイプの、即ち、2ロータタイプのロータリエンジンか
ら構成され、このロータリエンジンでは、各気筒の排気
通路を独立してプライマリ及びセカンダリの両排気ター
ボ過給機のタービンに導くことにより、両排気ターボ過
給機によつて過給を行なう領域で排気動圧を両タービン
に効果的に作用させ、過給効率を向上させるように構成
されている。
【0016】上述のように、エンジン201の各気筒の
排気通路202,203は、互いに独立して設けられ、
これらの排気通路の一方にはプライマリターボ過給機2
04のタービン205が、他方にはセカンダリターボ過
給機206のタービン207がそれぞれ配設されてい
る。そして、両排気通路は、上記タービン205,20
7の下流において合流し、触媒コンバータ208(図1
には示されておらず、図3に示されている。)を介して
不図示のサイレンサに接続されている。
【0017】吸気通路209は、エアクリーナ(不図
示)の下流で2方向に分岐し、その第1の分岐通路21
0の途中には、プライマリターボ過給機204のコンプ
レツサ211が配設され、また、第2の分岐通路212
の途中にはセカンダリターボ過給機206のコンプレツ
サ213が配設されている。これらの分岐通路は、分岐
部において相互に対向し、両側に略一直線に伸びるよう
に形成され、各コンプレツサ211,213の下流で再
び合流する。合流後の吸気通路209には、インターク
ーラ214が配設され、その下流にはサージタンク21
5、そしてインタークーラ214とサージタンク215
との間にはスロツトル弁216が配設されている。さら
に、吸気通路209の下流端は、分岐してエンジン20
1の各気筒に対応した2つの独立吸気通路217,21
8となり、不図示の各吸気ポートに接続されている。そ
して、これらの独立吸気通路には、それぞれ燃料噴射弁
219,220が配設されている。
【0018】吸気通路209の上流側には、上記第1、
及び第2の分岐通路の分岐部上流に位置して、吸入空気
量を検出するエアフローメータ221が設けられてい
る。排気通路202,203は、プライマリ、及びセカ
ンダリの両ターボ過給機204,206の上流におい
て、比較的小径の連通路222によつて互いに連通され
ている。そして、セカンダリ側のタービン207が配設
された排気通路203には、連通路222の開口位置直
下流に排気カツト弁223が設けられている。また、連
通路222の途中からは、タービン205,207下流
の合流排気通路224に連通するバイパス通路225が
形成され、このバイパス通路には、ダイアフラム式のア
クチユエータ226に連結されたウエストゲート弁22
7が配設されている。
【0019】また、バイパス通路225のウエストゲー
ト弁227上流部分とセカンダリ側タービン207につ
ながる排気通路203の排気カツト弁223の下流と
は、洩らし通路228にて連通され、その洩らし通路に
は、ダイアフラム式のアクチユエータ229に連結され
た排気洩らし弁230が設けられている。尚、排気カツ
ト弁223は、ダイアフラム式のアクチユエータ231
に連結されている。
【0020】セカンダリターボ過給機206のコンプレ
ツサ213が配設された分岐通路212には、コンプレ
ツサ213下流に吸気カツト弁232が配設されてい
る。この吸気カツト弁232はバタフライ弁で構成さ
れ、ダイアフラム式のアクチユエータ233に結合され
ている。また、分岐通路212には、コンプレツサ21
3をバイパスするようにリリーフ通路234が形成さ
れ、そのリリーフ通路にはダイアフラム式の吸気リリー
フ弁235が配設されている。
【0021】上記アクチユエータ229の圧力室は、導
管236を介してプライマリターボ過給機204のコン
プレツサ211が配設された分岐通路210のコンプレ
ツサ211下流側に連通されている。そこで、排気カツ
ト弁223が閉じた状態でコンプレツサ211下流の圧
力が所定値以上となつたときは、アクチユエータ229
が作動して排気洩らし弁230が開き、少量の排気ガス
がバイパス通路228を流れてセカンダリ側のタービン
207に供給される。従つて、セカンダリターボ過給機
206は、排気カツト弁223が開く前にあらかじめ回
転を開始(予回転という)する。この間、吸気リリーフ
弁235が開かれていることでセカンダリターボ過給機
206の回転が上昇する。
【0022】吸気カツト弁232を作動させるアクチユ
エータ233の圧力室は、導管237により電磁ソレノ
イド式三方弁238の出力ポートに接続されている。ま
た、排気カツト弁223を作動するアクチユエータ23
1は、導管239により電磁ソレノイド式三方弁240
の出力ポートに接続されている。さらに、吸気リリーフ
弁235を作動するアクチユエータ241の圧力室は、
導管242により電磁ソレノイド式三方弁243の出力
ポートに接続されている。そして、吸気リリーフ弁23
5は、排気カツト弁223、及び吸気カツト弁232が
開く前の所定の時期までリリーフ通路234を開いてお
くことで、洩らし通路228を流れる排気ガスによつて
セカンダリターボ過給機206が予回転する際、吸気カ
ツト弁232上流の圧力の上昇を抑え、コンプレツサ2
13の回転を上昇させる。また、ウエストゲート弁22
7を作動させるアクチユエータ226は、導管244に
より電磁ソレノイド式の三方弁245の出力ポートに接
続されている。
【0023】コントロールユニツト246は、内蔵する
マイクロコンピユータにて、後述する制御マツプに従
い、上記の電磁ソレノイド式三方弁238,240,2
43,245を制御する。このコントロールユニツト2
46には、さらにエンジン回転数センサ(不図示)の出
力信号、上記エアフローメータ221の出力信号、スロ
ツトル開度、プライマリ側コンプレツサ211下流の過
給圧等が入力され、それらに基づいて所定の制御を行な
う。
【0024】吸気カツト弁232制御用電磁ソレノイド
式三方弁238の一方の入力ポートは、導管247を介
して負圧タンク248に接続され、他方の入力ポートは
導管249を介して差圧検出弁250の出力ポートに接
続されている。この負圧タンク248には、スロツトル
弁216下流の吸気負圧がチエツク弁251を介して導
入されている。また、排気カツト弁制御用の三方弁24
0の一方の入力ポートは大気に開放されており、他方の
入力ポートは、導管252を介して負圧タンク248に
接続された導管247に接続されている。
【0025】吸気リリーフ弁235を作動させる三方弁
243の一方の入力ポートは負圧タンク248に接続さ
れ、他方の入力ポートは大気に開放されている。また、
ウエストゲート弁227を作動させる三方弁245の一
方の入力ポートも大気に開放され、他方の入力ポート
は、導管254によりプライマリ側のコンプレツサ21
1下流側に連通する導管236に接続されている。
【0026】<ターボ過給機の説明>図2は、この第1
の実施例の過給装置における各ターボ過給機204,2
06の構成を示している。ここで、両ターボ過給機20
4,206は左右対称に構成されているので、図1にお
いて右方に位置するターボ過給機206を代表して説明
して、左方に位置するターボ過給機204の構成の説明
を省略する。このターボ過給機206は、図2に示す様
に、内部を中空になされたシリンダ状のハウジング30
0を備え、このハウジング300の図中左端には、上述
したタービン207が連結され、図中右端には、上述し
たコンプレツサ213が連結されている。このハウジン
グ300内には、この第1の実施例においてはセラミツ
ク製のターボ軸302が後述する静圧式気体軸受けから
構成されるジャーナル気体軸受け304を介して回動自
在に軸支されている。尚、このターボ軸302は、後述
する静圧式気体軸受けから構成されるスラスト気体軸受
け306を介して、そのスラスト方向の荷重を回転自在
に支持されている。
【0027】ここで、このターボ軸302の図中左端、
即ち、タービン207に臨んだ状態で終端する端部に
は、この第1の実施例においてはセラミツク製のタービ
ン羽根車308が同軸に固定した状態で取り付けられて
いる。一方、このターボ軸302の図中右端、即ち、コ
ンプレツサ213に臨んだ状態で終端する端部には、こ
の第1の実施例においてはセラミツク製のコンプレツサ
羽根車310が同軸に固定された状態で取り付けられて
いる。また、このターボ軸302のハウジング300内
における右方部分の外周には、上述したスラスト気体軸
受け306により挟持され、スラスト方向の移動を規制
されるフランジ部材312が、少なくともスラスト方向
に沿つての移動を禁止された状態で嵌合されている。
【0028】また、ハウジング300内には、ジャーナ
ル気体軸受け304空発生する熱を冷却するための冷却
水通路314が全周に渡り形成されている。そして、こ
のハウジング300の外周には、この冷却水通路314
に連通し、この中に冷却水を導くための冷却水取り入れ
口316が形成され、この冷却水取り入れ口316とは
反対側のハウジング300の外周には、冷却後の冷却水
を外部に取り出すための冷却水取り出し口318が形成
されている。
【0029】次に、この発明の特徴となるジャーナル気
体軸受け304及びスラスト気体軸受け306について
説明する。これら軸受け304,306は、上述した様
に、共に、静圧式気体軸受けから構成されており、ジャ
ーナル気体軸受け304は、ターボ軸302の右端を回
転自在に支持する円筒状の第1のジャーナルスリーブ3
04aと、ターボ軸302の左端を回転自在に支持する
円筒状の第2のジャーナルスリーブ304bとを備えて
いる。これら第1及び第2のジャーナルスリーブ304
a,304bは、共に、ハウジング300の内周面に固
定されている。そして、これら第1及び第2のジャーナ
ルスリーブ304a,304bは、夫々の内周面を静圧
支持面として規定されており、ここには、図示していな
いが、後述する加圧空気供給機構から供給された加圧空
気が、これと対向するターボ軸302の外周面に向けて
噴出する様になされた噴出孔が多数形成されている。
【0030】一方、スラスト気体軸受け306は、フラ
ンジ部材312の左側面を回転自在に支持するリング状
の第1のスラストリング306aと、フランジ部材31
2の右側面を回転自在に支持するリング状の第2のスラ
ストリング306bとを備えている。これら第1及び第
2のスラストリング306a,306bも、共に、ハウ
ジング300の内周面に固定されている。そして、これ
ら第1及び第2のスラストリング306a,306b
は、夫々の右側面及び左側面を静圧支持面として規定さ
れており、ここには、図示していないが、後述する加圧
空気供給機構から供給された加圧空気が、夫々と対向す
るフランジ部材312の左側面及び右側面に夫々向けて
噴出する様になされた噴出孔が多数形成されている。
【0031】<加圧空気供給機構の説明>次に、上述し
た静圧型気体軸受けとして構成されるジャーナル気体軸
受け304とスラスト気体軸受け306とに加圧空気を
供給する供給手段としての加圧空気供給機構320の構
成を説明する。先ず、図2を参照して、上述したハウジ
ング300内における通路構成について説明する。即
ち、ハウジング300の外周の一部には、加圧空気が導
入される加圧空気取り入れポート322が取着されてい
る。また、この加圧空気取り入れポート322とは反対
側の外周には、ジャーナル気体軸受け304とスラスト
気体軸受け306とに供給された後の加圧空気を外部に
取り出すための加圧空気取り出しポート324が取着さ
れている。尚、これらジャーナル気体軸受け304とス
ラスト気体軸受け306とに供給された加圧空気は、元
々、加圧される事自体によりその温度が高くなされてい
ると共に、ジャーナル気体軸受け304とスラスト気体
軸受け306とにおいて軸受け動作に用いられる事によ
り、更に加温される事となる。この結果、加圧空気取り
出しポート324から取り出される加圧空気はかなりの
高温になされているものである。
【0032】一方、ハウジング300内には、基端部を
上述した加圧空気取り入れポート322に接続され、先
端部が順次分岐されて、上述した第1及び第2のジャー
ナルスリーブ304a,304b及び第1及び第2のス
ラストリング306a,306bに夫々接続された加圧
空気供給通路326が形成されている。この加圧空気供
給通路326を介して、加圧空気取り入れポート322
に導入された加圧空気は、第1及び第2のジャーナルス
リーブ304a,304b及び第1及び第2のスラスト
リング306a,306bに夫々供給され、ジャーナル
気体軸受け304とスラスト気体軸受け306とにおけ
る軸支動作に用いられる事となる。
【0033】また、このハウジング内には、基端部を夫
々第1及び第2のジャーナルスリーブ304a,304
b及び第1及び第2のスラストリング306a,306
bの、加圧空気供給通路326が接続された部位とは反
対側の部位に接続され、途中でまとめられて、上述した
加圧空気取り出しポート324に接続された加圧空気取
り出し通路328が形成されている。この加圧空気取り
出し通路328を介して、ジャーナル気体軸受け304
とスラスト気体軸受け306とにおける軸支動作に用い
られ終えた加圧空気は、外部に取り出される事となる。
【0034】次に、図3及び図4を参照して、上述した
加圧空気取り入れポート322に加圧空気を導入すると
共に、加圧空気取り出しポート324から加圧空気を取
り出して触媒コンバータ208に供給するための空圧回
路構成を説明する。尚、以下の説明においては、エンジ
ン201を構成する2台のロータリエンジンの中の他方
のロータリエンジンに対応して配設されたターボ過給機
206を中心として取り出した空圧回路構成に関して説
明し、一方のロータリエンジンに対応して配設されたタ
ーボ過給機204の空圧回路構成に関しては、同様の構
成であるため、その説明を省略する。
【0035】先ず、この第1の実施例においては、この
加圧空気供給機構320は、ターボ過給機206におけ
るコンプレツサ213よりも下流側の吸気通路209に
第1の供給管330を介して接続され、ここからの過給
吸気の一部を貯留する貯留部としてのアキユムレータ3
32と、このアキユムレータ332と上述した加圧空気
取り入れポート322とを連通させる第2の供給管33
4と、この第2の供給管334に介設され、これの連通
状態を開閉するための開閉弁としての電磁ソレノイドバ
ルブ336と、この電磁ソレノイドバルブ336をエン
ジン201の運転状態に応じて開閉駆動制御する制御部
338とを概略備えている。ここで、この電磁ソレノイ
ドバルブ336は、これに駆動電圧が作用していない状
態で消磁され、第2の供給管334を閉塞状態となして
おり(所謂ノーマリ・クローズ)、また、駆動電圧が作
用する事により励磁され、第2の供給管334を開放駆
動する様に構成されている。
【0036】このように構成されているため、この第1
の実施例においては、ターボ過給機206が過給動作を
実行している間において、過給された吸気、即ち、加圧
された空気は、第1の供給管330を介して、アキユム
レータ332に蓄圧される。尚、このアキユムレータ3
32には、図示していないが排気弁が取り付けられてお
り、アキユムレータ332内の圧力が許容圧力以上に高
まった場合には、アキユムレータ332内の圧力を外部
に逃がすか、または、吸気通路209内に戻す様になさ
れている。一方、上述した制御部338は、エンジン2
01の加速運転状態を検出した時に、上述した電磁ソレ
ノイドバルブ336を励磁して、これを開放駆動する様
に構成されている。
【0037】このようにして、この第1の実施例におい
ては、制御部338がエンジン201の加速運転状態を
検出した時にのみ、ジャーナル気体軸受け304とスラ
スト気体軸受け306とに加圧空気が供給され、ジャー
ナル気体軸受け304とスラスト気体軸受け306とに
より、ターボ軸302は空気軸支される事となる。ここ
で、図示しないアクセルペダルを踏み込んでいない状態
においては、ターボ過給機206は過給動作を実行して
おらず、従つて、ターボ軸302も回転駆動されていな
いものである。この状態から、運転者がアクセルペダル
を少しでも踏み込むと、制御部338は加速状態を検知
し、電磁ソレノイドバルブ336を励磁して、アキユム
レータ332から加圧空気をジャーナル気体軸受け30
4とスラスト気体軸受け306とに供給する。この結
果、加速動作の初期の段階から、即ち、ターボ圧が十分
に上昇しないエンジン回転数の低い段階から、ジャーナ
ル気体軸受け304とスラスト気体軸受け306とは、
共に、アキユムレータ332から供給された加圧空気に
より空気軸支され、その回転が極めて滑らかに支持され
る事となる。このようにして、この第1の実施例におい
ては、加速動作の初期の段階から、極めて円滑な加速状
態が得られる事となる。
【0038】また、上述した制御部338は、エンジン
201が所定負荷以上で運転された後、所定時間だけ電
磁ソレノイドバルブ336を励磁して、これを開放駆動
する様に構成されている。この結果、エンジン201が
所定負荷以上で運転された後において、アクセルペダル
が急激に戻されて、エンジン回転数が例えばアイドル回
転数まで低下して、過給動作が急激に停止されたとして
も、所定時間だけはアキユムレータ332空の加圧空気
の供給を継続して、ターボ軸302が慣性で回転する状
態を空気軸支し、その回転状態を確実に無接触の状態で
支持する事が出来る事となる。
【0039】ここで、吸気通路209の先端には、吸気
しようとする外気を浄化するためのエアークリーナ34
0が取り付けられている。このエアークリーン340に
は、第1の連通管342を介して、エンジン201によ
り駆動されるエアーポンプ344が接続されている。こ
のエアーポンプ344は第2の連通管346を介して、
アンチ・アフターバーン・バルブ348の導入ポート3
48aに接続されると共に、この第2の連通管346か
ら分岐した分岐連通管350を介して、アンチ・アフタ
ーバーン・バルブ348に連結され、これをリリーフす
るためのリリーフ・バルブ352の入力ポート352a
に接続されている。尚、この分岐連通管350には、ノ
ーマリ・クローズタイプの電磁ソレノイドバルブ354
が介設され、この電磁ソレノイドバルブ354は、上述
した制御部338により励磁駆動される様になされてい
る。
【0040】尚、上述したアンチ・アフターバーン・バ
ルブ348のスプリツトエアー吐出ポート348bは、
スプリツトエアー供給管356を介して、触媒コンバー
タ208に接続されている。この触媒コンバータ208
にスプリツトエアー供給管356を介して、アンチ・ア
フターバーン・バルブ348でスプリツトされたスプリ
ツトエアーが供給される事により、触媒コンバータ20
8における浄化動作が活性される事となる。また、この
アンチ・アフターバーン・バルブ348のポートエアー
吐出ポート348cは、ポートエアー供給管358を介
して、エンジン201の排気ポート201aに接続され
ている。この排気ポート201aにポートエアー供給管
358を介して、アンチ・アフターバーン・バルブ34
8からのエアーが供給される事により、排気ガス中に残
留する未燃焼ガスの濃度が低減され、これが触媒コンバ
ータ208内で爆発的に燃焼される所の所謂アフターバ
ーン現象が抑制される事となる。
【0041】一方、このアンチ・アフターバーン・バル
ブ348には、導入ポート348aから導入されたエア
ーを、通常はスプリツトエアー吐出ポート348bにも
たらし、アフターバーンの発生し易いエンジンの低回転
・低負荷時において、ポートエアー吐出ポート348c
に切り換え連通させるためのエアー切り換えバルブ36
0が取り付けられている。このエアー切り換えバルブ3
60のエアー導入ポート360aには、スロツトルバル
ブ216の直下流に位置する吸気通路209の部位が、
連通管362を介して接続されている。
【0042】即ち、このスロツトルバルブ216の直下
流の吸気負圧が高回転または高負荷状態において低い状
態であると、エアー切り換えバルブ360に内蔵された
コイルスプリング360bの付勢力により、弁体360
cは図示する様にスプリツトエアー吐出ポート348b
への内部通路を開放し、ポートエアー吐出ポート348
cへの内部通路を閉塞して、触媒コンバータ208への
スプリツトエアーの供給動作を実行する。一方、このス
ロツトルバルブ216の直下流の吸気負圧が低回転・低
負荷時において高まると、エアー切り換えバルブ360
に内蔵されたコイルスプリング360bの付勢力に抗し
て、切り換え弁体360cを切り換え駆動する。この結
果、弁体360cはスプリツトエアー吐出ポート348
bへの内部通路を閉塞し、ポートエアー吐出ポート34
8cへの内部通路を開放して、排気ポート201aへの
ポートエアーの供給動作、即ち、アンチ・アフター・バ
ーン動作を実行する。
【0043】ここで、上述したターボ過給機206のハ
ウジング300に形成された加圧空気取り出しポート3
24は、排出管364を介して、上述したエアーポンプ
344とアンチ・アフターバーン・バルブ348とを互
いに連通する第2の連通管346の中途部に接続されて
いる。この結果、加圧空気取り出しポート324空取り
出された所の、気体軸受け動作に用いられた後の加熱さ
れた空気は、この排出管364を介して第2の連通管3
46に排出される事となる。従つて、この加熱空気は、
第2の連通管346を介して、アンチ・アフターバーン
・バルブ348にもたらされ、ここのスプリツトエアー
吐出ポート348bから、触媒コンバータ208内に供
給されることとなる。従つて、この触媒コンバータ20
8においては、高温のエアーが供給され、ここにおける
排気ガスの浄化性能が更に活性化される事となる。
【0044】この発明は、上述した第1の実施例の構成
に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能である事は言うまでもない。例えば上
述した第1の実施例においては、アキユムレータ332
は電磁ソレノイドバルブ336を介して、ターボ過給機
206の加圧空気取り入れポート322に接続、即ち、
ジャーナル気体軸受け304とスラスト気体軸受け30
6とに接続される様に説明したが、この発明は、このよ
うな構成に限定されることなく、アキユムレータ332
を直接に加圧空気取り入れポート322に接続して、常
時、加圧空気をジャーナル気体軸受け304とスラスト
気体軸受け306とに供給する様に構成しても良い。
【0045】また、上述した第1の実施例においては、
開閉弁としての電磁ソレノイドバルブ336を、エンジ
ン201の加速状態が検出された時のみに開放駆動され
る様に説明したが、この発明は、このような構成に限定
されることなく、例えば、エンジン201の低速回転状
態における加速状態の検出に伴い、開放駆動される様に
構成しても良い。このように、開放条件を限定する事に
より、アキユムレータ332内に蓄圧されている加圧空
気の消費が制限され、必要な時に確実に加圧空気の供給
動作が実行される事が担保される事となる。
【0046】また、上述した第1の実施例においては、
加圧空気供給機構320は、コンプレッサ213下流側
の過給吸気を加圧空気として利用する様に説明したが、
この発明は、このような構成に限定されることなく、以
下に他の実施例として示す様に、エアーポンプ344で
加圧された空気を加圧空気として、ジャーナル気体軸受
け304とスラスト気体軸受け306とに供給する様に
構成しても良い。
【0047】以下に、図4及び図5を参照して、この発
明に係わるエンジンの過給装置の第2の実施例の構成を
詳細に説明する。尚、以下の説明において、上述した第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付して、その説
明を省略する。また、以下の実施例においては、ターボ
過給機206及びこれに内蔵されたジャーナル気体軸受
け304とスラスト気体軸受け306との構成は、上述
した第1の実施例の構成と全く同一になされている。
【0048】この第2の実施例においては、図4に示す
様に、エンジン201により駆動されるエアーポンプ3
44は、上述した第1の実施例と同様に、その入口ポー
トを第1の連通管342を介してエアークリーナ340
に接続されており、その出口ポートは、第3の連通管3
66を介して、ターボ過給機206のハウジング300
に形成された加圧空気取り入れポート322に接続され
ている。このようにして、ターボ過給機206における
ジャーナル気体軸受け304とスラスト気体軸受け30
6とには、エアーポンプ344からの加圧空気が供給さ
れる事になる。尚、上述した第1の実施例において、ア
ンチ・アフターバーン・バルブ348の導入ポート34
8aには、第2の連通管346を介してエアーポンプ3
44に接続される様に説明したが、この第2の実施例に
おいては、ターボ過給機206の加圧空気取り出しポー
ト324に接続され、ここから、空圧軸支に使用された
後の加圧空気が導入される様に構成されている。
【0049】ここで、このエアーポンプ344は上述し
た様にエンジン201により駆動されるものであるが、
詳細には、図5に示す様に、エアーポンプ344の駆動
軸368は、プーリ機構370を介して、エンジン20
1の出力軸372に連結されている。即ち、このプーリ
機構370は、エンジン201の出力軸372に連結さ
れ、これにより回転駆動されるプライマリプーリ374
と、このプライマリプーリ374の回転軸線と平行な回
転軸線回りに回転自在に離間配置されたセカンダリプー
リ376と、このプライマリプーリ374の回転駆動力
をセカンダリプーリ376に伝達するために、両者の間
に張設されたエンドレスベルト378とから概略構成さ
れている。
【0050】このプライマリプーリ374は、上述した
出力軸372と同軸状に配置されたプライマリ軸380
上に、所定径を持つ固定円錐板382をプライマリ軸3
80と一体的に、また、可動円錐板384をプライマリ
軸380に対して、その軸方向に移動可能に、夫々設け
て構成されている。そして、この固定円錐板382の円
錐状摩擦面と可動円錐板384の円錐状摩擦面とで、略
V字状断面を有するベルト受溝374aを構成してい
る。
【0051】また、可動円錐板384の外側面384a
側には、円筒状のシリンダ386が固定されている。更
に、このシリンダ386の内周面側には、プライマリ軸
380側に固定されたピストン388が油密的に嵌挿さ
れており、このピストン388と上述したシリンダ38
6と可動円錐板384との三者で、プライマリ室390
が構成されている。尚、このプライマリ室390には、
上述した制御部338の制御の下で駆動される図示しな
い油圧回路からライン圧が導入される。そして、このプ
ライマリプーリ374は、プライマリ室390に導入さ
れる油圧により、その可動円錐板384を軸方向に移動
させて、固定円錐板382との間隔を増減することによ
り、エンドレスベルト378に対する有効径が調整され
るようなされている。
【0052】上述したセカンダリプーリ376は、基本
的には、上述したプライマリプーリ374と同様の構成
を有するものであり、上述したプライマリ軸380に対
して離間して平行配置されたセカンダリ軸392上に、
固定円錐板394をセカンダリ軸392と一体的に、ま
た、可動円錐板396をセカンダリ軸392上を移動可
能に、夫々設けて構成されている。そして、相互に対向
する固定円錐板394の円錐状摩擦面と可動円錐板39
6の円錐状摩擦面とで、略V字状断面を有するベルト受
溝376aが構成されている。尚、このセカンダリ軸3
92は、上述したエアーポンプ344の駆動軸368に
連結され、これを回転駆動する様になされている。
【0053】更に、可動円錐板396の外側面側には、
略断付き円筒状のシリンダ398が同軸状に固定されて
いる。また、このシリンダ398の内周面側には、その
軸心寄り部分が、セカンダリ軸392に固定されたピス
トン400が油密的に嵌挿されている。このピストン4
00とシリンダ398と可動円錐板396の三者で、セ
カンダリ室402が構成されている。このセカンダリ室
402には、プライマリプーリ374側と同様に、油圧
回路からライン圧が導入される。
【0054】このセカンダリプーリ376も、プライマ
リプーリ374と同様に、その可動円錐板396を固定
円錐板394に対して接離させることにより、エンドレ
スベルト378に対する有効径が調整されるものであ
る。尚、この時、可動円錐板396の受圧面積は、プラ
イマリプーリ374の可動円錐板384のそれよりも小
さくなるように設定されている。
【0055】ここで、上述した制御部338は、油圧回
路から出力され、プライマリ室390とセカンダリ室4
02とに導入されるるライン圧を、エンジン201の運
転状態に応じて、具体的には、エンジン201の加速状
態を検出した時に、プライマリ軸380の回転をセカン
ダリ軸392に増速した状態で伝達する様に、エンドレ
スベルト387に対するプライマリプーリ374及びセ
カンダリプーリ376の夫々の有効径(即ち、プーリ
比)を調整する様に構成されている。
【0056】このように、この第2の実施例において
は、エアーポンプ344から常時加圧空気がジャーナル
気体軸受け304とスラスト気体軸受け306とに供給
されている。従つて、運転者がアクセルペダルをいかな
る状態からでも少しでも踏み込んだとしても、加速動作
の初期の段階から、極めて円滑な加速状態が得られる事
となる。特に、この第2の実施例においては、制御部3
38は加速状態を検知すると、エアーポンプ344を高
速で回転駆動して、より加圧空気の供給を強力に実行す
る事となるので、加速動作の初期の段階から、即ち、タ
ーボ圧が十分に上昇しないエンジン回転数の低い段階か
ら、ジャーナル気体軸受け304とスラスト気体軸受け
306とは、共に、アキユムレータ332から強力に供
給された加圧空気により確実に空気軸支され、その回転
が極めて滑らかに支持される事となる。
【0057】ここで、上述した第2の実施例において
は、制御部338は、エンジン201の加速状態を検出
すると、エアーポンプ344を高速で回転駆動する様に
プーリ機構370のプーリ比を設定する様に説明した
が、この発明は、このような構成に限定されることな
く、例えば、エンジン201の低速回転状態の検出に伴
い、エアーポンプ344を高速で回転駆動する様にプー
リ機構370のプーリ比を設定する様に構成しても良
い。このように、プーリ比を設定制御する事により、例
えエンジン201が低速回転状態にあつたとしても、エ
アーポンプ344は加圧空気を吐出するに十分な回転速
度で駆動され、エンジン201の全回転領域に渡り必要
な加圧空気が確実に供給されるとなる。
【0058】また、上述した第1の実施例においては、
加圧空気はコンプレッサ213下流側の過給吸気を用い
る様に、また、第2の実施例においては、この加圧空気
はエアーポンプから吐出された圧縮空気を用いる様に、
夫々説明したが、この発明は、このような構成に限定さ
れることなく、図6に第3の実施例として示す様に、コ
ンプレッサ213下流側の過給吸気とエアーポンプから
吐出された圧縮空気とを選択的に用いる様に構成しても
良い。
【0059】以下に、この第3の実施例の構成を、図6
を参照して説明する。尚、以下の説明において、上述し
た第1及び第2の実施例で説明した部分と同一部分に
は、同一符号を付して、その説明を省略する。この第3
の実施例においては、図6に示す様に、ターボ過給機2
06の加圧空気取り入れポート322には、第2の実施
例で説明した様に、エアーポンプ344が第3の連通管
366を介して接続されおり、しかも、この第3の連通
管366の中途部には、第1の実施例で説明した第2の
供給管344を介してアキユムレータ322が接続され
ている。ここで、この第2の供給管344には、第1の
実施例と同様に開閉弁として電磁ソレノイドバルブ33
6が介設されている。このように第3の実施例は構成さ
れているので、通常は、アキユムレータ322に蓄圧さ
れた加圧空気が電磁ソレノイドバルブ336の開放動作
に伴い、ターボ過給機206に供給され、このアキユム
レータ332に蓄圧された加圧空気の量が許容最低量よ
りも低下した場合や、その圧力が許容最低圧力よりも低
下した場合には、電磁ソレノイドバルブ336を閉動作
して、アキユムレータ322からの加圧空気の吐出を中
断し、これへのコンプレッサ213下流の過給吸気を導
入して、蓄圧動作を実行するととに、エアーポンプ34
4を駆動して、これから吐出された圧縮空気を加圧空気
としてターボ過給機206に供給される様になされてい
る。
【0060】このように第3の実施例を構成する事によ
り、上述した第1及び第2の実施例で説明したと同様の
効果を奏することが出来ると共に、アキユムレータ32
2の容積を小さくする事が可能となり、全体構成の小型
化を達成することが出来る事となる一方、エアーポンプ
344を駆動するためのエンジン201の駆動負荷を極
力抑制して、エンジン201の走行性能の低下を阻止す
ることが出来る事となる。
【0061】ここで、この第2の供給管344には、第
1の実施例と同様に開閉弁として電磁ソレノイドバルブ
336が介設されていると共に、一方向バルブ(チェッ
クバルブ)404が介設されている。このようにして、
エアーポンプ344から吐出された圧縮空気がアキユム
レータ322内に逆流する事が未然に防止されている。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した様に、この発明に係わるエ
ンジンの過給装置は、エンジンの排気ガスの排気圧力を
利用して、このエンジンへの吸気を過給するためのエン
ジンの過給装置において、ハウジングと、このハウジン
グ内に配設され、一端に吸気通路内に位置するコンプレ
ツサ羽根車が取着され、他端に排気通路内に位置するタ
ービン羽根車が取着されたターボ軸と、このターボ軸を
前記ハウジング内で回転自在に軸支する静圧型気体軸受
けと、この静圧型気体軸受けに加圧空気を供給する供給
手段とを具備する事を特徴としている。
【0063】また、この発明に係わるエンジンの過給装
置において、前記供給手段は、前記過給装置におけるコ
ンプレツサ部よりも下流側の前記吸気通路に接続され、
ここからの過給吸気の一部を貯留する貯留部と、この貯
留部と前記静圧型気体軸受けとを前記ハウジングを介し
て連通させる供給管と、この供給管に介設され、これの
連通状態を開閉するための開閉弁と、この開閉弁を前記
エンジンの運転状態に応じて開閉駆動制御する制御部と
を備えている事を特徴としている。
【0064】また、この発明に係わるエンジンの過給装
置において、前記制御部は、エンジンの加速運転状態を
検出した時に、前記開閉弁を開放駆動する事を特徴とし
ている。また、この発明に係わるエンジンの過給装置に
おいて、前記制御部は、エンジンが所定負荷以上で運転
された後、所定時間だけ前記開閉弁を開閉駆動する事を
特徴としている。
【0065】また、この発明に係わるエンジンの過給装
置において、前記供給手段は、前記エンジンにより回転
駆動され、加圧空気を吐出するエアポンプと、このエア
ポンプと前記静圧型気体軸受けとを連通させる供給管と
を備える事を特徴としている。また、この発明に係わる
エンジンの過給装置において、前記ハウジングには、前
記静圧型空気軸受けに前記供給手段を介して供給された
加圧空気をこのハウジング外に排気する排気ポートが形
成され、前記排気通路には、排気ガスを浄化するための
触媒が介設され、前記排気ポートと触媒とは、排出管を
介して連通され、前記静圧型空気軸受けで軸支動作に使
用された後の加圧空気は、この排出管を介して、前記触
媒に供給される事をを特徴としている。
【0066】また、この発明に係わるエンジンの過給装
置において、前記エアポンプは、回転駆動される事によ
り加圧空気を生成する駆動軸を備え、この駆動軸は、エ
ンジンにより回転駆動される出力軸と、プーリ機構を介
して連結され、このプーリ機構は、前記エンジンの運転
状態に応じてプーリ比を可変に設定する事を特徴として
いる。
【0067】また、この発明に係わるエンジンの過給装
置において、前記プーリ機構は、前記エンジンが加速状
態にある場合に、前記出力軸の回転速度を増速した状態
で前記駆動軸に伝達される様に、プーリ比を設定する事
を特徴としている。また、この発明に係わるエンジンの
過給装置において、前記プーリ機構は、前記エンジンが
低回転状態にある場合に、前記出力軸の回転速度を増速
した状態で前記駆動軸に伝達される様に、プーリ比を設
定する事を特徴としている。
【0068】また、この発明に係わるエンジンの過給装
置において、前記供給手段は、前記過給装置におけるコ
ンプレツサ部よりも下流側の前記吸気通路に接続され、
ここからの過給吸気の一部を貯留する貯留部と、この貯
留部と前記静圧型気体軸受けとを前記ハウジングを介し
て連通させる第1の供給管と、この第1の供給管に介設
され、これの連通状態を開閉するための開閉弁と、この
開閉弁を前記エンジンの運転状態に応じて開閉駆動制御
する制御部と、前記エンジンにより回転駆動され、加圧
空気を吐出するエアポンプと、このエアポンプと前記静
圧型気体軸受けとを連通させる第2の供給管と、前記第
1の供給管に介設された逆止弁とを備えている事を特徴
としている。従つて、この発明によれば、ターボ軸の回
転初期の段階から、加速時のレスポンスを向上させる事
の出来るエンジンの過給装置が提供される事となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるエンジンの過給装置の第1の
実施例の全体構成を示す図である。
【図2】図1に示すターボ過給機の構成を取り出して示
す縦断面図である。
【図3】図2に示すターボ過給機への加圧空気の供給の
ための空圧回路構成を示す図である。
【図4】この発明に係わるエンジンの過給装置の第2の
実施例におけるターボ過給機への加圧空気の供給のため
の空圧回路構成を示す図である。
【図5】図4に示すエアーポンプの駆動系を概略的に示
す図である。
【図6】この発明に係わるエンジンの過給装置の第3の
実施例におけるターボ過給機への加圧空気の供給のため
の空圧回路構成を示す図である。
【符号の説明】
201 エンジン本体 201a 排気ポート 203 排気通路 204 プライマリターボ過給機 206 セカンダリターボ過給機 207 タービン 208 触媒コンバータ 209 吸気通路 216 スロツトルバルブ 213 コンプレッサ 300 ハウジング 302 ターボ軸 304 ジャーナル基体軸受け 304a;304b 第1及び第2のジャーナルスリー
ブ 306 スラスト基体軸受け 306a;306b 第1及び第2のスラストリング 308 タービン羽根車 310 コンプレッサ羽根車 312 フランジ部材 314 冷却水通路 316 冷却水取り入れ口 318 冷却水取り出し口 320 加圧空気供給機構 322 加圧空気取り入れポート 324 加圧空気取り出しポート 326 加圧空気供給通路 328 加圧空気取り出し通路 330 第1の供給管 332 アキユムレータ 334 第2の供給管 336 電磁ソレノイドバルブ 338 制御部 340 エアークリーナ 342 第1の連通管 344 エアーポンプ 346 第2の連通管 348 アンチ・アフターバーン・バルブ 348a 導入ポート 348b スプリツトエアー吐出ポート 348c ポートエアー吐出ポート 350 分岐連通管 352 リリーフバルブ、 352a 入力ポート 354 電磁ソレノイドバルブ 356 スプリツトエアー供給管 358 ポートエアー供給管 360 エアー切り換えバルブ 360a エアー導入ポート 360b コイルスプリング 360c 弁体 362 連通管 364 排出管 366 第3の連通管 370 プーリ機構 372 出力軸 374 プライマリプーリ 376 セカンダリプーリ 378 エンドレスベルト 380 プライマリ軸 382 固定円錐板 384 可撓円錐板 386 シリンダ 388 ピストン 390 プライマリ室 392 セカンダリ軸 394 固定円錐板 396 可撓円錐板 398 シリンダ 400 ピストン 402 セカンダリ室 404 一方向バルブである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気ガスの排気圧力を利用し
    て、このエンジンへの吸気を過給するためのエンジンの
    過給装置において、 ハウジングと、 このハウジング内に配設され、一端に吸気通路内に位置
    するコンプレツサ羽根車が部着され、他端に排気通路内
    に位置するタービン羽根車が取着されたターボ軸と、 このターボ軸を前記ハウジング内で回転自在に軸支する
    静圧型気体軸受けと、 この静圧型気体軸受けに加圧空気を供給する供給手段と
    を具備する事を特徴とするエンジンの過給装置。
  2. 【請求項2】 前記供給手段は、前記過給装置における
    コンプレツサ部よりも下流側の前記吸気通路に接続さ
    れ、ここからの過給吸気の一部を貯留する貯留部と、こ
    の貯留部と前記静圧型気体軸受けとを前記ハウジングを
    介して連通させる供給管と、この供給管に介設され、こ
    れの連通状態を開閉するための開閉弁と、この開閉弁を
    前記エンジンの運転状態に応じて開閉駆動制御する制御
    部とを備えている事を特徴とする請求項1に記載のエン
    ジンの過給装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、エンジンの加速運転状態
    を検出した時に、前記開閉弁を開放駆動する事を特徴と
    する請求項2に記載のエンジンの過給装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、エンジンが所定負荷以上
    で運転された後、所定時間だけ前記開閉弁を開閉駆動す
    る事を特徴とする請求項2に記載のエンジンの過給装
    置。
  5. 【請求項5】 前記供給手段は、前記エンジンにより回
    転駆動され、加圧空気を吐出するエアポンプと、このエ
    アポンプと前記静圧型気体軸受けとを連通させる供給管
    とを備える事を特徴とする請求項1に記載のエンジンの
    過給装置。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングには、前記静圧型空気軸
    受けに前記供給手段を介して供給された加圧空気をこの
    ハウジング外に排気する排気ポートが形成され、前記排
    気通路には、排気ガスを浄化するための触媒が介設さ
    れ、 前記排気ポートと触媒とは、排出管を介して連通され、
    前記静圧型空気軸受けで軸支動作に使用された後の加圧
    空気は、この排出管を介して、前記触媒に供給される事
    をを特徴とする請求項5に記載のエンジンの過給装置。
  7. 【請求項7】 前記エアポンプは、回転駆動される事に
    より加圧空気を生成する駆動軸を備え、 この駆動軸は、エンジンにより回転駆動される出力軸
    と、プーリ機構を介して連結され、 このプーリ機構は、前記エンジンの運転状態に応じてプ
    ーリ比を可変に設定する事を特徴とする請求項6に記載
    のエンジンの過給装置。
  8. 【請求項8】 前記プーリ機構は、前記エンジンが加速
    状態にある場合に、前記出力軸の回転速度を増速した状
    態で前記駆動軸に伝達される様に、プーリ比を設定する
    事を特徴とする請求項7に記載のエンジンの過給装置。
  9. 【請求項9】 前記プーリ機構は、前記エンジンが低回
    転状態にある場合に、前記出力軸の回転速度を増速した
    状態で前記駆動軸に伝達される様に、プーリ比を設定す
    る事を特徴とする請求項7に記載のエンジンの過給装
    置。
  10. 【請求項10】 前記供給手段は、前記過給装置におけ
    るコンプレツサ部よりも下流側の前記吸気通路に接続さ
    れ、ここからの過給吸気の一部を貯留する貯留部と、こ
    の貯留部と前記静圧型気体軸受けとを前記ハウジングを
    介して連通させる第1の供給管と、この第1の供給管に
    介設され、これの連通状態を開閉するための開閉弁と、
    この開閉弁を前記エンジンの運転状態に応じて開閉駆動
    制御する制御部と、前記エンジンにより回転駆動され、
    加圧空気を吐出するエアポンプと、このエアポンプと前
    記静圧型気体軸受けとを連通させる第2の供給管と、前
    記第1の供給管に介設された逆止弁とを備えている事を
    特徴とする請求項1に記載のエンジンの過給装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6420853B1 (en) 2000-11-17 2002-07-16 Hitachi Koki Co., Ltd. Battery charger capable of accurately determining fully charged condition regardless of batteries with different charge chracteristics
WO2009058349A3 (en) * 2007-10-31 2009-08-13 Honeywell Int Inc Anisotropic bearing supports for turbochargers
US9745992B2 (en) 2015-08-30 2017-08-29 Honeywell International Inc. Turbocharger bearing damper assembly
US11177489B2 (en) 2017-11-01 2021-11-16 Ihi Corporation Centrifugal compressor with diffuser
US11248612B2 (en) 2017-11-01 2022-02-15 Ihi Corporation Centrifugal compressor with gas and liquid cooling lines
US11339800B2 (en) 2017-11-01 2022-05-24 Ihi Corporation Centrifugal compressor with heat exchanger

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