JPH05336667A - 逆充電防止装置 - Google Patents

逆充電防止装置

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JPH05336667A
JPH05336667A JP4136639A JP13663992A JPH05336667A JP H05336667 A JPH05336667 A JP H05336667A JP 4136639 A JP4136639 A JP 4136639A JP 13663992 A JP13663992 A JP 13663992A JP H05336667 A JPH05336667 A JP H05336667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distribution line
power supply
distributed power
voltage distribution
substation
Prior art date
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Pending
Application number
JP4136639A
Other languages
English (en)
Inventor
Chihiro Ishibashi
千尋 石橋
Tatsumi Ichioka
立美 市岡
Tatsuhiko Hatano
達彦 波多野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分散型電源システムの発電出力と負荷の消費
電力とが平衡状態にある場合にも、変電所遮断器が開か
れると同時に確実に分散型電源システムの運転を停止さ
せることができる逆充電防止装置を提供すること。 【構成】 分散型電源システム4、5が系統に逆潮流有
りで連系運転されている高圧配電線1に、変電所遮断器
11が動作したときに高圧配電線1を強制的に三相短絡さ
せる無接点あるいは有接点のスイッチを含む三相短絡装
置9を設け、系統の平衡状態を強制的に崩すようにす
る。これにより分散型電源システム4、5が系統の変動
を検知でき、その運転を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低圧配電線や高圧配電
線に太陽電池や風力発電機のような分散型電源システム
を連系させた系統において使用される逆充電防止装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】低圧配電線や高圧配電線に分散型電源シ
ステムを連系させた系統においては、事故や工事などの
ために変電所遮断器が開かれたにもかかわらず分散型電
源システムの単独運転によって系統に電圧が残る逆充電
現象を防止するために、変電所遮断器の動作と同時に分
散型電源システムを停止させる必要がある。このために
従来から、変電所遮断器が開かれたことによって系統に
生ずる電圧変動や周波数変動を分散型電源システムに検
知させ、その運転を自動的に停止させる方法が考えられ
ている。
【0003】ところが、分散型電源システムの発電出力
と負荷の消費電力とが平衡状態にあり、変電所側からの
給電が実質的に行われていないような場合には、変電所
遮断器が開かれた場合にも系統の電圧変動や周波数変動
を分散型電源システムが感知することができず、そのま
ま運転を継続して上記した逆充電現象を起こす危険性が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、分散型電源システムの単独運転に
よる逆充電現象を防止するため、分散型電源システムの
発電出力と負荷の消費電力とが平衡状態にある場合に
も、変電所遮断器が開かれたときに確実に分散型電源シ
ステムの運転を停止させることができる逆充電防止装置
を提供するために完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、分散型電源システムが系統に逆
潮流有りで連系運転されている高圧配電線に、変電所遮
断器が動作したときに高圧配電線を強制的に三相短絡さ
せる無接点あるいは有接点のスイッチを含む三相短絡装
置を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、変電所遮断器が何らかの理由
により開かれたときには瞬時に無接点スイッチあるいは
有接点スイッチをオンとし、高圧配電線を強制的に三相
短絡状態とする。この結果、系統負荷と分散型電源シス
テムの出力とが平衡状態にある場合にも、その平衡が瞬
間的に崩れることとなるので、分散型電源システムが系
統の電圧変動や周波数変動などを確実に検知することが
でき、その運転を停止する。このために前記した逆充電
現象を防止することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1、図2は本発明の第1の実施例を示
すものであり、図1において、1は高圧配電線、2は柱
上変圧器、3は低圧配電線である。この実施例では高圧
配電線1に分散型電源システム4が連系されており、ま
た低圧配電線3にも分散型電源システム5が負荷6とと
もに連系されている。これらの分散型電源システム4、
5は例えば太陽電池システムや風力発電システムであ
り、系統の電圧変動や周波数変動等を検知した場合には
システムを自動的に停止するように構成されたものであ
る。
【0008】この高圧配電線1には、スイッチ7とスイ
ッチ制御装置8とを含む三相短絡装置9が接続されてい
る。スイッチ7はサイリスタのような無接点スイッチで
あっても、機械式の有接点スイッチであってもよい。ス
イッチ制御装置8は図2に示すように通信ケーブル10に
よって変電所遮断器11と接続されている。
【0009】この実施例において、何らかの原因によっ
て変電所遮断器11が開られると、通信ケーブル10を介し
てその信号がスイッチ制御装置8に伝えられ、スイッチ
制御装置8は各スイッチ7をオン状態として高圧配電線
1を瞬時に三相短絡状態とする。この結果、高圧配電線
1の電圧は明らかに低下し、この変動は低圧配電線3に
も伝わる。そこで仮に分散型電源システム4、5の出力
が負荷6の消費電力と平衡しているような場合にも、高
圧配電線1及び低圧配電線3に接続されている分散型電
源システム4、5は系統の電圧変動を確実に検知するこ
とができ、その運転を自動停止する。従って変電所遮断
器11が開くとほとんど同時に系統の電圧はなくなり、逆
充電現象の危険が防止されることとなる。
【0010】上記した第1の実施例では三相短絡装置9
を変電所遮断器11の下流側に1個のみ設けたのである
が、この場合にはもしも図2に示す開閉器12の何れかが
開かれると、三相短絡装置9を動作させたことによる高
圧配電線1の電圧変動はその開閉器12の下流側には及ば
ず、その範囲において逆充電現象が発生する危険が残さ
れている。そこで図3に示す第2の実施例では、高圧配
電線1に所定間隔で配置されている各開閉器12ごとに三
相短絡装置9を設け、変電所遮断器11が開くと同時に全
ての三相短絡装置9をオンとするようにしてある。これ
により、途中の開閉器12が開かれたような場合にも、そ
の下流側における平衡状態を崩すことが可能となり、逆
充電現象が防止される。
【0011】上記した各実施例では、三相短絡装置9を
動作させるための通信ケーブル10を変電所遮断器11に接
続したため、特に第2の実施例のように多数の三相短絡
装置9を配置した場合には、長距離にわたって多数の通
信ケーブル10を設ける必要がある。そこで図4に示す第
3の実施例では、三相短絡装置9を動作させるための通
信ケーブル10をその直前の開閉器12に接続してある。一
般に、これらの開閉器12は変電所遮断器11が開かれた場
合には連動して開かれるように制御システムが構成され
ているため、開閉器12が開かれたときに三相短絡装置9
を動作させるようにしておけば、変電所遮断器11との間
に多数の通信ケーブル10を設けることなく、第2の実施
例と同様の作用効果を得ることが可能である。
【0012】但しすべての三相短絡装置9を開閉器12と
連動させると、逆充電現象により高圧配電線1に電圧が
残ったために変電所遮断器11が開かれたにもかかわらず
開閉器12が開かないような場合(一般に、開閉器は配電
線に電圧や過電流があると開かない)には、三相短絡装
置9が動作しないこととなる。このために図4に示すよ
うに変電所遮断器11の後方最初の三相短絡装置9のみは
変電所遮断器11と連動動作するようにしておくものとす
る。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は高圧配
電線に変電所遮断器が動作したときに高圧配電線を強制
的に三相短絡させる無接点スイッチあるいは有接点スイ
ッチを設けたことにより、分散型電源システムの発電出
力と負荷の消費電力とが平衡状態にある場合にも、変電
所遮断器が開かれると同時にその平衡状態を瞬時に崩
し、確実に分散型電源システムの運転を停止させること
ができる。よって本発明は逆充電現象を確実に防止する
ことができる逆充電防止装置として、産業の発展に寄与
するところはきわめて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す三相結線図である。
【図2】第1の実施例を示す系統図である。
【図3】第2の実施例を示す系統図である。
【図4】第3の実施例を示す系統図である。
【符号の説明】
1 高圧配電線 2 柱上変圧器 3 低圧配電線 4 分散型電源システム 5 分散型電源システム 6 負荷 7 スイッチ 8 スイッチ制御装置 9 三相短絡装置 10 通信ケーブル 11 変電所遮断器 12 開閉器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散型電源システムが系統に逆潮流有り
    で連系運転されている高圧配電線に、変電所遮断器が動
    作したときに高圧配電線を強制的に三相短絡させる無接
    点あるいは有接点のスイッチを含む三相短絡装置を設け
    たことを特徴とする逆充電防止装置。
JP4136639A 1992-05-28 1992-05-28 逆充電防止装置 Pending JPH05336667A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4136639A JPH05336667A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 逆充電防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4136639A JPH05336667A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 逆充電防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05336667A true JPH05336667A (ja) 1993-12-17

Family

ID=15180015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4136639A Pending JPH05336667A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 逆充電防止装置

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JP (1) JPH05336667A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037354A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Mitsubishi Electric Corp 単独運転防止システム
JP2009219247A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Tokyo Electric Power Co Inc:The 単独運転防止システムおよび制御装置

Cited By (3)

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JP2007037354A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Mitsubishi Electric Corp 単独運転防止システム
JP4648789B2 (ja) * 2005-07-29 2011-03-09 三菱電機株式会社 単独運転防止システム
JP2009219247A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Tokyo Electric Power Co Inc:The 単独運転防止システムおよび制御装置

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Effective date: 20010309