JPH0533640U - 電力回生装置 - Google Patents

電力回生装置

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JPH0533640U
JPH0533640U JP8199891U JP8199891U JPH0533640U JP H0533640 U JPH0533640 U JP H0533640U JP 8199891 U JP8199891 U JP 8199891U JP 8199891 U JP8199891 U JP 8199891U JP H0533640 U JPH0533640 U JP H0533640U
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JP
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power
voltage
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regenerative
regeneration
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JP8199891U
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啓三 大竹
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 瞬時停電時等に発生する誤回生を検出し保護
する電力回生装置を得る。 【構成】 電力回生装置において、その直流部の電圧を
電圧値変換手段12を設け、その出力をマイコン15に
てモニタする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、インバータ装置の負荷である交流電動機を回生制動すべく、上記 インバータ装置の直流部に接続される電力回生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3はインバータ装置に接続された従来の電力回生装置を示す構成図である。 図において、1は商用周波数の交流電源、2は任意の電圧および周波数の交流を 出力する汎用のインバータ装置、3はインバータ装置2の負荷としての誘導電動 機、4Aは誘導電動機3の制動時におけるその制動エネルギーを交流電源1に回 生する電力回生装置であり、通常は汎用のインバータ装置2とは独立したケース に収納され、インバータ装置の直流回路部に配線にて接続されている。
【0003】 インバータ装置2において、5は交流電源1から供給される商用周波数の交流 を直流に変換する変換器としてのダイオードブリッジ、6は平滑用の電解コンデ ンサ、7はインバータブリッジであり、スイッチング素子としてのトランジスタ 7aと還流用ダイオード7bを並列接続したアームを6組組み合せて構成され、 直流入力を交流に逆変換して誘導電動機に所定の電圧および周波数の交流を供給 するように構成されている。
【0004】 電力回生装置4Aにおいて、8は電源協調用の電流制限抵抗器、9は交流リア クトル、10はトランジスタブリッジであり、スイッチング素子としてのトラン ジスタ10aと還流ダイオード10bを並列接続したアームを6組組み合せて構 成されている。11は交流電源1の位相を検出する位相検出回路、13はインバ ータ装置2が回生状態にあるかどうかを判別する回生状態判別手段、14は回生 状態判別手段13の出力に基づいてトランジスタブリッジ10を制御する制御手 段である。制御手段14はトランジスタブリッジ10を変換器として動作させる 場合には、位相検出回路11の出力に基づいて交流電源1と同期をとってトラン ジスタ10aをオンオフさせるので力率はほぼ1になるような位相で回生運転を 行う。31は瞬時停電検出回路であり、15はマイコン、18は表示手段である 。マイコン15は瞬時停電検出回路30の出力を受け取り、トランジスタ10a を遮断すべく制御手段14を制御するとともに、表示手段18を通してエラー表 示出力する。16は電流制限抵抗であり、17はフォトカプラである。この抵抗 16とフォトカプラ17によりオープンコレクタとして外部にIPF信号を取り 出している。なお、マイコン15はその他にも回生電流の計算、表示をしたり、 その他のエラー表示をする能力を持っている。
【0005】 瞬時停電検出回路30において、31は電流制限用電力抵抗であり、32は双 方向性フォトカプラである。
【0006】 19は、交流電源1とインバータ装置2、電源回生装置4Aの間に客先にてな んらかの理由で取り付けられる可能性のある(降圧、昇圧などの)トランスであ る。または、インバータ装置2や電源回生装置4A自身に取り付けられる降圧用 トランスを指してもいる。
【0007】 次に動作について説明する。交流電源1から供給される交流はダイオードブリ ッジ5で直流に変換され、コンデンサ6で平滑にし、インバータブリッジ7で所 定の電圧及び周波数の交流に逆変換し、負荷である誘導電動機3へ供給する。な お、交流電源1からは電力回生装置4Aを介して、すなわち電源協調抵抗器8、 交流リアクトル9を介してトランジスタブリッジ10に供給され、トランジスタ ブリッジ10における還流ダイオード10bにより直流に変換され、インバータ 装置2のコンデンサ6を充電する。即ち、通常のインバータ装置2による誘導電 動機3の運転時においては電力回生装置4Aのトランジスタブリッジ10はダイ オードブリッジ5と共に順変換装置として動作する。
【0008】 一方、交流電動機3からのエネルギーを回生して制動をかける場合にはインバ ータブリッジ7が純変換器として動作し、回生電力はコンデンサ6を充電する。 コンデンサ6の端子電圧が上昇したことを回生判別手段13により検出してトラ ンジスタブリッジ10を逆変換器として動作させ、交流電源1に電力を回生する 。この場合、交流リアクトル9はトランジスタブリッジ10を位相制御する場合 の電流変化率を制限するために用いられる。即ち、交流電源1の急変等による過 電流を防ぐ上で効果がある。また電源協調抵抗器8は電流のピーク値を制限する ために用いられる。
【0009】 瞬時停電検出回路30は、正常時は双方向性フォトカプラ32がオンしており 、マイコン15にLowとして入力され正常として認識されている。従って、表 示手段18には瞬時停電エラーは出力されておらず、外部へのIPF信号も正常 となる。
【0010】 瞬時停電が起きると、通常は電源がなくなるので瞬時停電検出回路30は双方 向性フォトカプラ32がオフする。したがって、マイコン15にはHighとし て入力され、トランジスタ10bを遮断すべく制御手段14を制御し、表示手段 18、およびIPF信号もエラー、即ち、異常として出力される。
【0011】 以上の動作を図4の動作フローにて示している。回生信号がオンである場合、 回生動作が開始される。(ステップ20、21)回生信号がオフの場合は電力回 生装置の機能はストップした状態である。回生動作中に瞬時停電が発生すると( ステップ33)瞬時停電検出回路はあるもののこれが前述した様に誤動作すると (ステップ34)、ベース遮断されないため位相検出回路も誤動作し(ステップ 35)その後瞬時停電が復帰すると(ステップ36)電源の位相と位相検出回路 の位相が合わなくなり、電力回生装置が破損する恐れがでてくる。(ステップ3 7)尚、瞬時停電は発生せず、その他のエラーも発生せず回生信号がオフになる と(ステップ26)回生動作は停止する。(ステップ27)
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
従来の電力回生装置は以上のように構成されているので、通常の瞬時停電の場 合は問題ないが、回生時に瞬時停電が起きると、瞬時停電検出回路30が正常に 動作しないことがあるという問題点があった。これは、電源1の部分になんらか の理由でトランス19が挿入されているとき、また、インバータ装置2自身や電 源回生装置4A自身の入力側に降圧トランスを有しているときで、ある一定量以 上の電力を回生しているときに、瞬時停電が起きると、瞬時停電しているにもか かわらず瞬時停電検出回路30に回生電流が回り込んで誤検出してしまう。また 、同様に位相検出回路11にも回生電流が回り込んで正常な位相を検出しない状 態が発生する。つまり、瞬時停電しているにもかかわらず、正常に電源が供給さ れているとみなし、そのままの状態で電源が復帰すると、交流電源1の位相と位 相検出回路11の位相がずれて、電力回生装置4Aが破損するという結果にいた ることがあった。
【0013】 この考案は上記のような問題点を解決するためになされたもので、瞬時停電が おきても、即検知してトランジスタのベース遮断をかけ保護する電力回生操作を 得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかわる電力回生制御装置は、電源投入後、最初の回生動作時の直 流部の電圧を記憶するとともに、常に直流部の電圧をモニタする機能を備えた装 置である。
【0015】
【作用】
この考案においては、電力回生装置に電源が投入された後、最初に回生動作が 行われたときの直流部の電圧を記憶しておくとともに、常に直流部の電圧をモニ タしておき、その電圧値が記憶されている値よりある一定値以上高くなると異常 であると判断してトランジスタのベース遮断をかけることができるために電力回 生装置になんの破損もなく安全に機器システムを保護できる。
【0016】
【実施例】 実施例1. 図1はこの考案の一実施例を示す図である。この図はインバータ装置及び電力 回生装置の構成図であり、上記電力回生装置はその回路部を外付けタイプのケー スに収納させ、インバータ装置に接続されたものである。図中、従来例と同じ符 号で示されたものは従来例と同一もしくは同等なものを示す。
【0017】 図1において、4は電力回生装置でありこの電力回生装置4において、12は 直流部の電圧を、マイコン15に入力可能な電圧値に変換して出力する電圧値変 換手段である。
【0018】 次に動作について説明する。回生制御方式は図2に示した従来例とまったく同 一であるが、常時、直流部の電圧を電圧値変換手段12を通してマイコン15に てモニタする。そして、電源投入後、回生判別手段13から最初に回生信号が出 力された時の直流部の電圧をマイコン15に記憶し、この値よりも直流部の電圧 がある一定値以上になると異常であると判断する機能を備えている。
【0019】 通常、直流部の電圧が上昇すると回生判別手段13から回生信号が出力され、 制御手段14により、トランジスタブリッジ10を動作させ回生エネルギーは交 流電源1に回生される。このため、直流部の電圧は回生が開始される電圧以上に はほとんど上昇しない。ところが、瞬時停電が発生すると返すべき回生エネルギ ーの行場がなくなるため、直流部の電圧は上昇し続ける。この直流電圧の異常な 上昇をマイコン15にて検出し、即ベース遮断すべく制御手段14を制御し、表 示手段18により、またIPF信号はエラーとして異常出力する。
【0020】 以上の動作を図2の動作フローにて示している。回生信号がオンである場合回 生動作が開始される。(ステップ20、21)この回生動作が回生装置に電源投 入後始めての動作である場合、このときの直流部の電圧がV1としてマイコンに 記憶される。(ステップ22、23)それ以後、マイコンは常に直流部の電圧を V2としてモニタし続ける。(ステップ24)そしてV2の値が、V1に予め設 定されている値△Vを加えた値とを比較し、(ステップ25)V2の方が大きく なった場合、即座にベース遮断をかけ(ステップ28)、エラー表示する。(ス テップ29)その後回生動作は停止する。
【0021】 以上のように、回生信号がオンしているにもかかわらず母線電圧が異常に上昇 することが検出できるため、瞬時停電時の保護以外にも適用できることは言うま でもない。
【0022】
【考案の効果】
この考案は、以上説明したとおりマイコンにて直流部の電圧をモニタし母線電 圧の異常な上昇を検出することにより電力回生装置の異常を即発見でき、保護等 の処置ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による電力回生装置及びイ
ンバータ装置の構成図である。
【図2】この考案による保護方法の動作フローを示す図
である。
【図3】従来の電力回生装置及びインバータ装置の構成
図である。
【図4】従来の保護方法における動作フローを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 交流電源 2 インバータ装置 3 誘導電動機 4、4A 電力回生装置 5 ダイオードブリッジ 6 電解コンデンサ 7、10 インバータブリッジ 7a、10a トランジスタ 7b、10b 還流ダイオード 8 電源協調用の電流制限抵抗器 9 交流リアクトル 11 位相検出回路 12 電圧値変換手段 13 回生判別手段 14 トランジスタブリッジ制御手段 15 マイコン 16 電流制限抵抗 17 フォトカプラ 18 表示手段 19 トランス 30 瞬時停電検出回路 31 電流制限用電力抵抗 32 双方向性フォトカプラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力からの入力を直流に変換して出
    力すると共に、上記直流出力側から逆に入力される直流
    を交流に逆変換して上記交流電源に回生可能なようにス
    イッチング素子とダイオードを並列接続したアームをブ
    リッジ構成した回路から成る電力回生装置において、母
    線電圧を常にモニタしておき、母線電圧がある値以上に
    なると遮断信号を出力することを特徴とする電力回生装
    置。
JP8199891U 1991-10-09 1991-10-09 電力回生装置 Pending JPH0533640U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027990A (ja) * 2011-07-26 2013-02-07 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機
JP2015076988A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 株式会社三社電機製作所 アーク溶接機用電源装置
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