JPH0533618B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は食器を収納部に収納して洗浄し、該食
器を洗浄する洗浄動作を停止させてから上記食器
を収納している収納部の開口を開閉成する扉の閉
成状態を保持するロツクを解除して該扉を開成す
る食器洗浄機に関するものである。

〈従来の技術〉 従来の食器洗浄機は食器を洗浄する洗浄動作中
に食器を収納して洗浄する収納部の開口を開閉成
する扉を開成すると洗浄水が飛散するので上記洗
浄動作を開始及び停止させるスイツチで停止させ
てから、上記扉の閉成状態を保持するロツクを解
除するレバーで上記扉のロツクを解除してから上
記扉に設けられた扉開閉用把手を持つて上記扉を
開成するように構成している。

〈発明が解決しようとする問題点〉 従来の食器洗浄機は上記のような構成であるか
ら、洗浄動作中に扉を開成するには該洗浄動作を
スイツチで停止させてから、レバーで上記扉の閉
成状態を保持しているロツクを解除してから上記
扉を扉開閉用把手を持つて開成するので、上記洗
浄動作をスイツチで停止させる動作と上記扉のロ
ツクをレバーで解除する動作が必要であり、上記
扉を開成するのに上記のような２つの動作が必要
なので煩わしいという欠点があつた。

本発明は上記のような欠点を除去した食器洗浄
機を提供することを目的とする。

〈問題点を解決する為の手段〉 本発明の食器洗浄機は上記のような問題点を解
決する為のものであり、その内容を本発明の一実
施例を示す第１図乃至第６図とともに説明する。

本発明の食器洗浄機は第１図乃至第６図に示す
ように、食器を収納して洗浄する収納部の開口を
開閉成する扉２に把手３を設け、該把手３に上記
扉２を開成する為の信号を出力する信号出力手段
であるタツチセンサー６を設け、上記扉２に該タ
ツチセンサー６と接続させてロツク金具７を設
け、該ロツク金具７と係止する係止部１３を一端
に有したロツクレバー１４を軸１５で軸支してロ
ツク機構基板８に設け、該ロツクレバー１４の他
端とソレノイド１６の可動部１７を結合し、上記
扉２が閉成した時に上記ロツク金具７と接続する
接続板１０と洗浄動作、上記扉のロツクの解除等
を制御回路１１をリード線１２で接線して構成し
ている。

〈作用〉 上記のような構成の食器洗浄機は、使用者が扉
２の把手３を持つとタツチセンサー６から制御回
路１１へ信号を出力し、該制御回路１１が洗浄動
作を停止させ、所定時間経過後にソレノイド１６
をONさせ、該ソレノイド１６が動作して可動部
１７がロツクレバー１４を動かして上記扉２の閉
成状態を保持しているロツクを解除し、この時に
上記扉３を開成する。

〈実施例〉 本発明の食品洗浄機の一実施例を第１図乃至第
６図とともに説明する。

第１図は本発明の食器洗浄機の一実施例を示す
概略斜視図であり、第２図は第１図の要部平面図
であり、第３図は第１図の要部断面図であり、食
器洗浄機本体１に食器を収納して洗浄する収納部
の開口を開閉成するように扉２を設け、該扉２に
該扉２を開閉操作する為の把手３を設け、上記食
器洗浄機本体１に上記扉２と隣接するようにカバ
ー４を設け、、該カバー４の端部近傍に制御用キ
ー、洗浄工程表示等を備えたパネル５を設け、上
記扉２に設けられた把手３の内側面に人体の浮遊
容量が働いて使用者が上記把手３を持つたことを
示す信号を出力する信号出力手段であるタツチセ
ンサー６を設け、上記扉２に該タツチセンサー６
と接続するようにロツク金具７を設け、上記食器
洗浄機本体１に設けられたロツク機構基板８に絶
縁物９を介して上記扉２を開成した時に上記ロツ
ク金具７と接続するように接続板１０を設け、該
接続板１０と制御回路１１をリード線１２で接続
し、上記ロツク金具７と係止する係止部１３を一
端に有したロツクレバー１４の中央を回動可能に
軸１５で軸支して上記ロツク機構基板８に設け、
該ロツクレバー１４の他端と上記扉２の閉成状態
を保持するロツクを解除する為のソレノイド１６
の可動部１７をピン１８で結合し、上記扉２が閉
成した時に上記ロツク金具７が発光部１９、発光
部２０の間に位置して光が遮られるようにホトイ
ンタラプタ２１を上記ロツク機構基板８を設け、
上記ソレノイド１６の可動部１７はバネ（図示せ
ず）で上記ソレノイド１６に接続しており、上記
バネにより上記可動部１７が上記ロツクレバー１
４を上記ロツク金具７と上記ロツクレバー１４の
係止部１３が係止する方向に付勢しており、上記
扉２を閉成する時は上記ロツク金具７が上記ロツ
クレバー１４の係止部１３を押すので上記ソレノ
イド１６と可動部１７を接続しているバネの弾性
力が働き上記ロツクレバー１４の係止部１３が逃
げて、上記扉２がロツク位置まで閉成されると、
上記ロツクレバー１４が上記バネで付勢されて上
記ロツクレバー１４の係止部１３と上記ロツク金
具７が係止され、上記ソレノイド１６がONされ
ると可動部１７が上記ロツクレバー１４を引つ張
り、上記ロツクレバー１４の係止部１３と上記ロ
ツク金具７の係止が解除されて、上記扉２のロツ
クが解除されるように構成している。

第４図は本発明の食器洗浄機の回路を示すブロ
ツク図であり、２１は制御回路１１、ヒータ・噴
出ポンプ・排水ポンプ等の洗浄機能部２２に電力
を供給する電源、２３は上記扉２が閉成されてい
るか開成されているかを上記ホトインタラプタ２
１で検知して該当の信号を出力する扉ロツクセン
サー、２４は洗浄時間や洗浄開始等を上記制御回
路１１へ入力するキー、上記制御回路１１は上記
扉ロツクセンサー２３から上記扉２が閉成されて
いるという信号が入力された時にだけ上記キー２
４からの入力を判断して該入力に対応して洗浄機
能部２２を動作させ、上記扉２が開成していると
いう信号が入力された時は上記キー２４からの入
力は全て受け入れず上記洗浄機能部２２は動作せ
ず使用者が上記扉２の把手３を持つと上記タツチ
センサー６は信号を出力して上記制御回路１１に
該信号を入力し、上記制御回路１１は上記信号に
対応し上記洗浄機能部２２を停止させ所定時間経
過後に上記ソレノイド１６をONさせて上記扉２
のロツクを解除するものである。

上記のような構成の食器洗浄機の動作を第１図
乃至第６図とともに説明する。

まず、食器を収納部へ収納して扉２を閉成し、
洗浄時間や洗浄の開始をキー２４で入力すると扉
ロツクセンサー２３から上記扉２が閉成状態（ホ
トインタラプタ２１の発光部１９と発光部２０の
間にロツク金具７が位置して光を遮断している状
態）である信号が制御回路１１に入力しているの
で上記キー２４の入力信号を判定して、洗浄機能
部２２を該当の洗浄動作させ、上記扉２が開成さ
れていると上記扉ロツクセンサー２３から該当の
信号が上記制御回路１１に入力されているので上
記キー２３からの入力は全て受け付けず洗浄動作
は行なわない。

次に、上記扉２を開成する動作を説明すると、
上記扉２の把手３を使用者が上記扉２を開成する
為に上記把手３を持つと上記把手３に設けられた
タツチセンサー６に使用者が触れるので該タツチ
センサー６から該当の信号を上記制御回路１１に
入力し、上記制御回路１１は入力された信号に対
応して上記洗浄機能部２２の洗浄動作を停止さ
せ、収納部に飛散している洗浄水がなくなる為の
時間である設定時間Ａ経過後、上記ソレノイド１
６をONし、上記ソレノイド１６の可動部１７が
上記ロツクレバー１４の他端を上記扉２のロツク
金具７と上記ロツクレバー１４の一端の係止部１
３との係止を解除するように引つ張り上記扉２の
ロツクを解除して、この上記扉２のロツクを解除
した状態を保持する為の時間である設定時間Ｂの
間に、上記扉２を使用者が開成操作して上記扉２
を開成し、上記設定時間Ｂ経過後上記ソレノイド
１６をOFFするので上記ロツクレバー１４はON
する前の状態にもどる。

尚、第５図及び第６図のフローチヤートの
RETはRETURNの略である。

また、本発明の食器洗浄機は人体の浮遊容量を
利用するタツチセンサー６を使用しているがスイ
ツチを使用してもよい。

〈発明の効果〉 本発明の食器洗浄機の一実施例としての効果
は、扉２の把手３の内側面にタツチセンサー６を
設けており、使用者が上記扉２を開成する為に上
記把手３を持つと当然上記タツチセンサー６に使
用者が触れるので上記タツチセンサー６から制御
回路１１に上記扉２を開成する為の信号が入力
し、上記制御回路１１が洗浄動作を停止させ所定
時間経過後に上記扉２のロツクを解除するので使
用者が上記把手３を持つだけで上記洗浄動作の停
止及び上記扉２のロツクを解除される。

また、上記タツチセンサー６は上記扉２の把手
３の内側面に設けられているので、使用者が誤つ
て上記把手３の外部に触れても上記タツチセンサ
ー６に触れることがなくなるので誤動作を防止す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の食器洗浄機の一実施例を示す
概略斜視図、第２図は第１図の要部平面図、第３
図は第１図の要部断面図、第４図は本発明の食器
洗浄機の一実施例の回路を示すブロツク図、第５
図は本発明の食器洗浄器の一実施例の洗浄動作を
示すフローチヤート、第６図は本発明の食器洗浄
器の一実施例の扉の開成動作を示すフローチヤー
トである。 図中、１：食器洗浄機本体、２：扉、６：タツ
チセンサー、７：ロツク金具、１４：ロツクレバ
ー、１６：ソレノイド、２２：洗浄機能部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 食器を収納部に収納して洗浄し、該食器を洗
   浄する洗浄動作を停止させてから上記食器を収納
   している収納部の開口を開閉成する扉の閉成状態
   を保持するロツクを解除して、該扉を開成する食
   器洗浄機に於いて、上記扉の把手の内側にタツチ
   センサーを設け、該タツチセンサーへの人体接触
   により出力する信号に対応して上記洗浄動作を停
   止させ、所定時間経過後に上記扉のロツクを解除
   する制御手段を設け、上記タツチセンサーへの接
   触のみによつて、前記洗浄動作の停止と扉のロツ
   ク解除の一連の動作を自動的に行わしめるように
   したことを特徴とする食器洗浄機。