JPH05335Y2 - - Google Patents

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JPH05335Y2
JPH05335Y2 JP6450289U JP6450289U JPH05335Y2 JP H05335 Y2 JPH05335 Y2 JP H05335Y2 JP 6450289 U JP6450289 U JP 6450289U JP 6450289 U JP6450289 U JP 6450289U JP H05335 Y2 JPH05335 Y2 JP H05335Y2
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screw
resin
rotation
heating cylinder
molding machine
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、加熱筒内に挿入されたスクリユで樹
脂の可塑化および射出を行う射出成形機の可塑化
装置に関するものである。
[従来の技術] この種の射出成形機の可塑化装置は、スクリユ
を回転することによつて、樹脂を可塑化しながら
加熱筒内のスクリユの先端側に蓄え、この際、先
端側の樹脂の圧力によつてスクリユが軸方向基端
側(後方)に移動するが、このスクリユの後退位
置を検知することによつて該スクリユの先端側に
蓄えられる樹脂量を計量するようになつている。
そして、スクリユの後退位置があらかじめ設定さ
れた計量完了位置に達したことがリミツトスイツ
チ等で検知されたら、該スクリユの回転駆動手段
を「切」とし、樹脂の粘度等の抵抗によつて自然
に停止させ、これにより該スクリユの軸方向の移
動を停止させるようになつている。また、スクリ
ユの先端側に蓄えられた樹脂を射出する際には、
スクリユの軸方向の停止位置から射出完了位置ま
で、該スクリユを軸方向先端側に移動し、これに
よつて先端側の樹脂をノズルから金型内に射出す
るようになつている。
したがつて、上記射出成形機の可塑化装置にお
いては、スクリユの軸方向の停止位置および射出
完了位置のばらつきを小さくすることによつて、
金型内に射出する樹脂量のばらつきが小さくな
り、ばらつきの小さな精密な成形品が得られるよ
うになる。
ところが、スクリユの軸方向の停止位置につい
ては、スクリユの回転速度や、樹脂の粘度等の違
いによつて変化しやすいという問題がある。
このため、たとえばリミツトスイツチ等の近く
でスクリユの回転速度を低速に切り換え、これに
よりスクリユの軸方向の停止位置のばらつきを小
さく抑えるようにしたり、リミツトスイツチ等で
計量完了位置の検知した後、スクリユの軸方向の
移動を機械式のストツパで強制的に停止させたり
する技術が開発されている。ただし、後者のスク
リユの軸方向の移動を機械式のストツパで停止さ
せる技術の場合には、スクリユの軸方向の移動が
停止した状態においても、スクリユが回転した
り、あるいは停止していたりする場合が考えられ
る。したがつて、機械式のストツパで停止させる
場合には、スクリユの軸方向の停止位置のばらつ
きが小さくなつても、該スクリユの先端側に蓄え
られる樹脂の圧力に高低のばらつきを生じ、この
結果、該樹脂の量にばらつきを生じてしまう欠点
があり、成形品のばらつきを低減する上で良好な
手段とは考えられない。
したがつて、従来の射出成形機の可塑化装置に
おいては、通常、リミツトスイツチ等の近くでス
クリユの回転速度を低速に切り換え、これにより
スクリユの軸方向の停止位置のばらつきを小さく
抑えて、成形品のばらつきの低減を図つている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記射出成形機の可塑化装置におい
ては、可塑化時に、スクリユの先端側の樹脂の圧
力が高くなるが、この圧力がスクリユの回転の停
止した後も残つていて、ノズルから樹脂が漏れる
場合がある。このような場合には、スクリユを軸
方向基端側に無回転後退させ、前記樹脂の圧力を
低減している。このため、無回転後退によるスク
リユの停止位置がばらつくと、射出開始位置がば
らつくことになり、結果としては成形品のばらつ
きを招来することになる。
したがつて、上記従来のようにリミツトスイツ
チ等で検知する前にスクリユの回転速度を低減す
る技術は、スクリユを無回転後退させる場合に
は、成形品のばらつきを小さくするための有効な
手段とはならない。
本考案は、上記事情に鑑みなされたものであ
り、無回転後退の際のスクリユの軸方向の停止位
置のばらつきを小さくして、成形品のばらつきを
小さくすることのできる射出成形機の可塑化装置
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するため、加熱筒内
に挿入されたスクリユを無回転後退させて、該加
熱筒内のスクリユの先端側の樹脂の圧力を低減す
る無回転後退手段を有する射出成形機の可塑化装
置において、前記無回転後退手段に、前記スクリ
ユの無回転後退量を規制する機械式ストツパが設
けたものである。
[作用] 本考案においては、スクリユの無回転後退量が
機械式ストツパによつて規制されるから、該無回
転後退位置のばらつきがほぼ零になる。したがつ
て、スクリユの射出開始位置のばらつきがほぼ零
になり、金型内に射出される樹脂量のばらつきが
極めて小さくなつて、成形品のばらつきも極めて
小さくなる。
[実施例] 以下、第1図を参照して本考案の一実施例を説
明する。
第1図において、1は加熱筒であり、この加熱
筒1の先端にはノズル2が設けられ、該加熱筒1
の基端部にはその外周に嵌合してフランジ部材3
が固定されている。このフランジ部材3には該フ
ランジ部材3および加熱筒1の壁部を貫通する孔
4を介して該加熱筒1内に樹脂を供給するホツパ
5が設けられている。また、加熱筒1内には、ス
クリユ6が挿入されており、このスクリユ6は、
回転することによつて、ホツパ5から供給された
樹脂を可塑化しながら先端側に送るとともに、軸
方向先端側に移動することによつて、該スクリユ
の先端側の樹脂をノズル2を介して金型内に射出
するようになつている。このスクリユ6は、その
基端部が油圧モータ7に連結されて回転駆動され
るようになつているとともに、油圧モータ7を介
して油圧シリンダ8のピストンロツド8aに連結
されて、軸方向に移動駆動されるようになつてい
る。
また、油圧モータ7には、スクリユ3の後退方
向の移動量を規制する機械式ストツパ機構9が設
けられている。この機械式ストツパ機構9は、油
圧モータ7の外周から外側に突出して、スクリユ
6の軸方向に平行に貫通された貫通孔10aを有
するストツパ10と、このストツパ10の貫通孔
10aに先端側の雄ねじ部11aが挿通されて、
基端部がフランジ部材3に連結されたねじ棒11
と、前記ストツパ10より先端側の雄ねじ部11
aに螺合されたナツト12とを備えたものであ
る。そして、この機械式ストツパ機構9と油圧シ
リンダ8とによつてスクリユの無回転後退手段が
構成されている。
さらに、上記油圧モータ7とフランジ部材3と
には、図示しないリニアエンコーダが接続されて
おり、加熱筒1に対するスクリユ6の軸方向の位
置が検知されるようになつている。
上記のように構成された射出成形機の可塑化装
置においては、油圧モータ7に作動油を供給して
スクリユ6を回転駆動すると、ホツパ5から供給
された樹脂が可塑化されながら、スクリユ6の先
端側に送られる。そうすると、スクリユ6の先端
側に蓄えられた樹脂の圧力によつて、スクリユ6
が基端側に移動する。ただし、この際には、ノズ
ル2の先端が、先に樹脂を射出して冷却中の金型
に当接しているので、該ノズル2から樹脂が漏れ
ることがない。そして、スクリユ6の基端側への
移動量をリニアエンコーダで検知するによつて、
該スクリユ6の先端側に蓄えられる樹脂量が計量
され、この樹脂量が予め設定された所定の値に達
すると、油圧モータ7への作動油の供給が停止さ
れ、スクリユ6の回転が樹脂等の粘度の抵抗によ
つて自然に停止する。次いで、油圧シリンダ8の
ロツド側(図中実線矢印A側)に作動油を供給す
ると、スクリユ6は、無回転後退された後、スト
ツパ10がナツト12に当接することによつて停
止する。スクリユ6が停止した後も、油圧シリン
ダ8のロツド側に作動油を供給し続け、これによ
つて、スクリユ6の位置をストツパ10とナツト
12で規制される位置に保持する。
また、先に金型内に射出した樹脂の冷却が完了
して成形品が取り出されたら、油圧シリンダ8に
供給する作動油の方向をロツド側からヘツド側
(図中点線矢印B側)に切り換えて、ピストンロ
ツド8aを伸ばし、スクリユ6を軸方向先端側に
移動する。そうすると、スクリユ6の先端側に蓄
えられた樹脂がノズル2を介して金型内に射出さ
れる。そして、スクリユ6が予め設定された射出
完了位置まで移動した後は、保圧工程に移行し
て、油圧シリンダ8のヘツド側に供給される作動
油の圧力が制御されるようになる。
保圧工程が完了した後、油圧ロツド8への作動
油の供給がたたれ、ピストンロツド8aが軸方向
に移動自在になる。この状態で、再び油圧モータ
7に作動油を供給して、スクリユ6を回転させ、
樹脂を可塑化する。
上記の動作を繰り返すことによつて、多くの成
形品が成形される。
上記のように構成された射出成形機の可塑化装
置においては、機械式ストツパ機構9によつて、
スクリユ6の無回転後退の停止位置が規制される
とともに、油圧シリンダ8の推力によつて、該ス
クリユ6の軸方向の位置が機械式ストツパ機構9
によつて規制される位置に保持されるから、射出
開始位置のばらつきをほぼ零にすることができ
る。したがつて、金型内に射出される樹脂量のば
らつきを極めて小さくすることができるから、ば
らつきの小さな精密な成形品を成形することがで
きる。
なお、上記実施例においては、リニアエンコー
ダを油圧モータ7とフランジ部材3とに接続した
が、油圧モータ7と油圧シリンダ8とに接続する
ことによつて、加熱筒1に対するスクリユ6の軸
方向の位置を検出するように構成してもよいこと
はいうまでもない。
また、リニアエンコーダによりスクリユの軸方
向の位置を検出するように構成したが、リニアエ
ンコーダの代わりにリミツトスイツチやその他適
宜の電気的位置検出手段を用いてもよいことはい
うまでもない。
さらに、油圧モータ7の代わりに電動モータ
や、他の回転駆動手段を設けてスクリユ6を回転
駆動するように構成してもよく、また油圧シリン
ダ8の代わりに電動モータ等の回転駆動手段と、
この回転駆動手段で得られた回転駆動力を直線駆
動力に変換する機構とを備えた直線駆動装置によ
つてスクリユ6を軸方向に移動するように構成し
てもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、加熱筒内
に挿入されたスクリユを無回転後退させて、該加
熱筒内のスクリユの先端側の樹脂の圧力を低減す
る無回転後退手段を有する射出成形機の可塑化装
置において、前記無回転後退手段に、前記スクリ
ユの無回転後退量を規制する機械式ストツパを設
けているから、スクリユの無回転後退位置のばら
つきをほぼ零にすることができる。したがつて、
スクリユの射出開始位置のばらつきをほぼ零にす
ることができるから、金型内に射出される樹脂量
のばらつきをきわめて小さくすることができ、よ
つてばらつきの小さな精密な成形品を成形するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す射出成形機の
可塑化装置の概略構成図である。 1……加熱筒、6……スクリユ、9……機械式
ストツパ機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱筒内に挿入されたスクリユを無回転後退さ
    せて、該加熱筒内のスクリユの先端側に蓄えられ
    た樹脂の圧力を低減する無回転後退手段を有する
    射出成形機の可塑化装置において、前記無回転後
    退手段には前記スクリユの無回転後退量を規制す
    る機械式ストツパが設けられていることを特徴と
    する射出成形機の可塑化装置。
JP6450289U 1989-06-02 1989-06-02 Expired - Lifetime JPH05335Y2 (ja)

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JP6450289U JPH05335Y2 (ja) 1989-06-02 1989-06-02

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JP6450289U JPH05335Y2 (ja) 1989-06-02 1989-06-02

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JPH034021U JPH034021U (ja) 1991-01-16
JPH05335Y2 true JPH05335Y2 (ja) 1993-01-07

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JP6043126B2 (ja) * 2012-08-27 2016-12-14 東芝機械株式会社 射出装置

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