JPH05333408A - ストロボ内蔵カメラ - Google Patents

ストロボ内蔵カメラ

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JPH05333408A
JPH05333408A JP16173992A JP16173992A JPH05333408A JP H05333408 A JPH05333408 A JP H05333408A JP 16173992 A JP16173992 A JP 16173992A JP 16173992 A JP16173992 A JP 16173992A JP H05333408 A JPH05333408 A JP H05333408A
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JP
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temperature
converter
strobe
control circuit
oscillation
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JP16173992A
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Inventor
Yoshiro Ichihara
義郎 市原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DC−DCコンバータが誤動作をしたり、こ
れを構成する素子が破壊したり、また、ストロボ充電時
間が大幅に延びるといったことを事前に防止する。 【構成】 DC−DCコンバータ100内の各素子1
1,16の発熱状態を温度により検出する温度検出手段
6,10と、該温度検出手段により所定の温度に達した
ことが検出された場合は、前記DC−DCコンバータの
発振動作を停止する発振動作制御手段3,6とを備え、
DC−DCコンバータ内の各素子の発熱温度が所定の温
度に達したら、自動的に直ちに該DC−DCコンバータ
の発振動作を停止するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発振トランジスタや発
振トランスを有するストロボ用DC−DCコンバータを
備えたストロボ内蔵カメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラに内蔵されるストロボ装置
の電源としては、3V(単3もしくは単4電池2本を使
用したもの)が一般的であり、ストロボ充電時間として
は4〜10秒程度要し、連続的なストロボ撮影に対して
速応できないという欠点があった。そこで近年では、カ
メラ用の電源電池として高電流容量のリチウム電池が採
用されてきており、電池電圧に対しても従来の3Vから
6Vでの作動が一般化されてきている。このリチウム電
池の採用に伴い、ストロボ充電もいわゆる急速充電が可
能となってきており、充電時間としては1.2 〜3秒程度
と短縮化されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このリ
チウム電池を使用し、ストロボを発光させた場合、例え
ば連続発光等を行ったとき、上記の様にストロボ充電時
間は短くなるが、瞬間的に大電流が昇圧回路であるDC
−DCコンバータに流れ、このDC−DCコンバータ内
の発振トランス、発振トランジスタが大きく発熱してし
まい、該DC−DCコンバータの動作が正常でなくなっ
たり、最悪では発振トランス、発振トランジスタの破壊
が起こるという問題点があった。
【0004】また、リチウム電池においては、電池端子
等の短絡による事故を防止するために、ポリスイッチ
(商標登録)と呼ばれる感温抵抗素子が直列に挿入され
ており、電池短絡時の電池の発熱が前記感温抵抗素子に
て検出されることによりその抵抗値が数十Ω〜数Ωに急
激に変化し、電流を低下させて発熱量を軽減し、発熱に
よる電池の破壊を防止する機能を有しているが、この
際、感温抵抗素子による電圧降下を含む見かけ上の電池
電圧が急激に低下することから、発振時間が大幅に延び
るという問題点があった。
【0005】また、連続撮影が行われる際には、最初の
撮影時にはDC−DCコンバータ内の発振トランス、発
振トランジスタは発熱していなくとも、続けて撮影が行
われる事により急激に発熱し、DC−DCコンバータの
動作が正常でなくなったり、発振トランス、発振トラン
ジスタの破壊が起こるという問題点があった。
【0006】また、電池によりポリスイッチが作動する
温度にバラツキがあり、電池だけによる発熱量低減は難
しいといった問題点があった。
【0007】本発明の第1の目的は、DC−DCコンバ
ータが誤動作をしたり、これを構成する素子が破壊した
り、また、ストロボ充電時間が大幅に延びるといったこ
とを事前に防止することのできるストロボ内蔵カメラを
提供することである。
【0008】本発明の第2の目的は、ストロボ充電時間
が大幅に延びてしまうことを禁止すると共に、この際に
はその旨を使用者に知らせることのできるストロボ内蔵
カメラを提供することである。
【0009】本発明の第3の目的は、電池の内部抵抗が
変化してストロボ充電時間が遅くなったとしても、スト
ロボ発光可能なレベル以上にストロボ充電レベルが達す
ることにより、可能な限りストロボ発光を行えるように
することのできるストロボ内蔵カメラを提供することで
ある。
【0010】本発明の第4の目的は、連続撮影がなされ
たとしても、DC−DCコンバータが誤動作をしたり、
これを構成する素子が破壊したりすることを防止するこ
とのできるストロボ内蔵カメラを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、DC−DCコ
ンバータ内の各素子の発熱状態を温度により検出するI
C等に内蔵された温度検出手段と、該温度検出手段によ
り所定の温度に達したことが検出された場合は、前記D
C−DCコンバータの発振動作を停止する発振動作制御
手段とを備え、DC−DCコンバータ内の各素子の発熱
温度が所定の温度に達したら、自動的に直ちに該DC−
DCコンバータの発振動作を停止するようにしている。
【0012】また、DC−DCコンバータ内の各素子の
発熱状態を温度により検出する温度検出手段と、該温度
検出手段により検出される温度情報に応じて、前記DC
−DCコンバータの発振動作を停止するまでの時間を可
変する発振停止可変手段とを備え、DC−DCコンバー
タ内の各素子の発熱温度の状態に応じて自動的に該DC
−DCコンバータの発振停止時間を変化させるようにし
ている。
【0013】また、内部の発熱によって内部抵抗を変化
させる感温抵抗素子を内蔵した電池と、発振トランジス
タや発振トランスを有するストロボ用DC−DCコンバ
ータと、該DC−DCコンバータの発振動作開始からの
時間を計測するタイマ手段と、前記電池やDC−DCコ
ンバータ内の各素子の近傍に配置され、その発熱状態を
温度により検出する温度検出手段と、該温度検出手段に
て前記電池内の感温抵抗素子の抵抗値変化を生じるであ
ろう温度が検出された事と前記タイマ手段にて所定時間
が計測されたことにより、前記DC−DCコンバータの
発振動作を停止する発振動作制御手段とを備え、また、
DC−DCコンバータの発振動作の停止を警告する警告
手段を具備し、電池内の感温抵抗素子の抵抗値変化が生
じるであろう温度が検出され、且つタイマ手段にてDC
−DCコンバータの発振動作が開始されてから所定時間
が計測されたことにより、該DC−DCコンバータの発
振動作を停止すると共に、その旨の警告を行うようにし
ている。
【0014】また、内部の発熱によって内部抵抗を変化
させる感温抵抗素子を内蔵した電池と、発振トランジス
タや発振トランスを有するストロボ用DC−DCコンバ
ータと、前記電池やDC−DCコンバータ内の各素子の
近傍に配置され、その発熱状態を温度により検出する温
度検出手段と、該温度検出手段よりの温度情報に応じ
て、ストロボ充電が完了か否かの基準となるストロボ充
電完了レベルを変更するレベル可変手段とを備え、例え
ば温度検出手段よりの温度情報が電池内の感温抵抗素子
の抵抗値変化が生じるであろう温度であった場合には、
ストロボ充電完了レベルを低い方に変更するようにして
いる。
【0015】また、発振トランジスタや発振トランスを
有するストロボ用DC−DCコンバータと、該DC−D
Cコンバータ内の各素子の近傍に配置され、その発熱状
態を温度により検出する温度検出手段と、連続撮影に際
しては、前記温度検出手段よりの温度情報に応じて、ス
トロボ撮影の間隔を可変する撮影間隔可変手段とを備
え、連続撮影時には、温度検出手段よりの温度情報が、
2回目以降の撮影時において発振トランジスタや発振ト
ランスに影響を与えそうな温度であった場合には、次回
の撮影開始までに時間間隔をとるべき待機時間を設定す
るようにしている。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施例であるストロ
ボ装置を内蔵するカメラの概略を示すブロック図であ
る。
【0018】図1において、1は内部にポリスイッチを
内蔵したリチウム電池であるところの電源、2は電源1
より電源供給がなされることにより定電圧VCC,VDD
発生させる定電圧回路であり、定電圧VDDは電源入力時
に常に出力され、定電圧VCCは後述するマイクロコンピ
ュータのWP端子からの入力信号で出力される様になっ
ている。3は公知のマイクロコンピュータ(以下マイコ
ンと記す)で、MPU,ROM,RAM,A/Dコンバ
ータ,通信制御を行う回路ブロックを内蔵している。4
はマイコン3に接続される発振回路で、マイコン3内へ
同期クロックを供給する。5はスイッチで、該スイッチ
5がONすることによりマイコン3が動作を開始し、そ
のWP端子より信号が出力されて定電圧回路2に定電圧
CCが発生するようになる。
【0019】6はカメラの各種動作を制御する制御回路
で、前記マイコン3とシリアル通信(送信,受信)を行
う通信部、タイマ回路部、ストロボ制御部、温度検出部
等を含むIC化された回路である。7は後述するDC−
DCコンバータの発振動作を停止させたことの警告(表
示)等を行う表示回路、8はシンクロ接点であるスイッ
チ、9は発光量を検出して適正光量になったら発光停止
信号を制御回路6に送る調光回路、10は温度検出用の
ダイオードである。
【0020】11は発振用pnpトランジスタ(以下、
発振トランジスタと記す)、12はnpnトランジス
タ、13はアノードは制御回路4のOSC端子に接続さ
れ、カソードはnpnトランジスタ12のベースと抵抗
14に接続されるダイオード、15はカソードにnpn
トランジスタ12のエミッタと抵抗14が接続されるダ
イオードである。16は発振トランスで、一次巻線16
aにはpnpトランジスタ11のコレクタとGNDが接
続され、帰還巻線16bにはnpnトランジスタ12の
エミッタと抵抗17が接続され、二次巻線16cにはダ
イオード18のアノードに接続される。
【0021】上記の発振トランジスタ11から抵抗17
までがDC−DCコンバータ100に相当する。
【0022】19は後述する主コンデンサの電圧を検知
する電圧検知回路で、例えば抵抗分割により分圧された
信号が制御回路6のSENSES端子へ入力される。20はア
ノードには電圧検知回路19が、カソードには主コンデ
ンサが接続されるダイオードである。21はDC−DC
コンバータ100により電荷が蓄積され、後述の閃光放
電管へ発光エネルギーを供給するための主コンデンサで
ある。22はストロボ発光を開始させるのに必要な高圧
パルスを閃光放電管に印加するトリガ回路で、制御回路
6のTRG1端子と接続されており、該端子よりパルス
が入力によりトリガ信号を出力する。23は前出のキセ
ノン管等の開光放電管、24は主コンデンサ21をバイ
パスする発光停止回路で、制御回路6のTRG2端子か
らパルス信号が入力されることにより動作し、ストロボ
発光を停止させる。
【0023】次に、温度検出の方法について、図2を用
いて説明する。
【0024】図2は制御回路6内の温度検出部の回路構
成を示す図で、41は定電流源、42はアンプ、43,
44は抵抗である。
【0025】定電流源41を介する電流はTEMP端子
を介してダイオード10へ流れる。このダイオード10
に印加される電圧VF は、この場合定電流Ic に対して
温度上昇に比例して高くなることがわかっているので、
下記の式 VF =(kT/q)ln(Ic /Is ) 但し k
:ボルツマン定数 g :電子の電荷 T :絶対温度 Ic :定電流 Is :飽和電流 により求められる電圧VF をアンプ42,抵抗43,4
4により増幅して(=VF ×(1+R44/R43)、制御
回路6の出力端子VOUT よりマイコン3へと出力する。
マイコン3では、内蔵のA/Dコンバータがこのアナロ
グ値をデジタル値に変換し、その後MPUへと出力す
る。そして、ここで温度の判別及び記憶処理が行われ
る。
【0026】次に、マイコン3と制御回路6とのデータ
信号の送受信について、図1により説明する。
【0027】マイコン3と制御回路6との間には、CL
OCK,MOSI,MISOの各信号が入出力する端子
があり、例えば8ビットを1データ単位とするシリアル
通信を行う場合、マイコン3よりCLOCKと同期させ
てコマンド信号としてMOSIが制御回路6に送信さ
れ、その結果が制御回路6からMISOを介してマイコ
ン3にデータ送信される。
【0028】例えば、送信コマンドとして7bit目が
ハイレベル(以下、“HL”と記す)のとき、CGUP
というコマンドが指令される場合、MOSIに8bit
のコマンドデータである16進数で表す“8φ”が送信
される。また、6bitが“HL”のとき、/FLIN
Hというコマンドが指令される場合、MOSIに8bi
tのコマンドデータである16進数で表す“4φ”が送
信される。同様に、φbit目がHLのとき、TIME
R1というコマンドが指令される場合、MOSIには1
6進数で“x1”(xは任意)、1bitかHLのと
き、TIMER2というコマンドで指令される場合、
“x2”、2bit目がHLのとき、TIMER3とい
うコマンドで指令される場合、“x3”というように送
信される。
【0029】また、制御回路6のSENSE 端子より入力さ
れる充電電圧を検知し、この充電電圧がある一定のレベ
ルになったら信号をローレベル(以下、“LL”と記
す)から“HL”にラッチし、その状態をMISOの信
号を介して、例えば5bit目をCRGコマンドという
ことにしてラッチがかかると“HL”、かからないと
“LL”としてマイコン3に送信コマンドとして16進
数で“2φ”という形で送信される。
【0030】上記の様なマイコン3と制御回路6とのシ
リアルデータ通信のタイミングチャートを図3に示して
いる。
【0031】次に、図4〜図6のフローチャートにした
がって第1の実施例におけるストロボ内蔵カメラの動作
について説明する。 「ステップ1」 スイッチ5がON(例えば、ここでは
レリーズスイッチが半押しと本押しの二重押しのスイッ
チになっていて、半押し状態のとき該スイッチ5がON
し、本押しのときスイッチ8がONする構成を想定して
いる)しているかどうかの判別を行い、ONしていると
きはステップ2へ進み、ONしていない場合は動作を終
了する。 「ステップ2」 マイコン3のWP端子より信号を出力
し、定電圧回路2に定電圧出力Vccを発生させる。これ
により、制御回路6に電源Vccが印加され、該制御回路
6内のラッチ等のリセットが行われる(初期化動作)。 「ステップ3」 シリアル通信によりマイコン3からC
LOCKとMOSIを介して制御回路6にCGUPを
“HL”,/FLINHを“LL”,TIMERφ(タ
イマ使用せず)というコマンドを送信する。
【0032】これは、前述したように図3のタイミング
チャートに基づいて、CGUPは7bit目をHLにす
ることにより送信され、/FLINHは6bit目のレ
ベルでON,OFFし、TIMERφについてはbit
3〜φまでのレベルにより、タイマ回路のタイマの長さ
が選択される。ここで、CGUPというコマンドは、
“HL”にすることによりストロボ装置内のDC−DC
コンバータ100の発振を開始させるという命令であ
り、/FLINHというコマンドは、“LL”で発光禁
止で制御回路6のTRG1端子の出力を禁止してストロ
ボ発光を禁止させ、“HL”でストロボ発光を許可する
という命令である。このステップ3では、ストロボ発光
禁止のコマンドを送信している。また、TIMERφと
いうコマンドは、タイマ回路は使用しないという命令で
あり、16進数では“8φ”にて送信される。 「ステップ4」 先のCGUP“HL”により、制御回
路6のOSC端子より同様に“HL”が出力される。ま
た、所定の充電レベル以上になったら反転するコンパレ
ータが定電圧検知回路19には備わっているが、制御回
路6のSENSE 端子を介してそのコンパレータ出力をラッ
チする回路をリセットする信号が出力される。 「ステップ5」 制御回路6のOSC端子が“HL”に
なることにより、DC−DCコンバータ100が動作を
開始する。
【0033】つまり、ダイオード13を介してnpnト
ランジスタ12のベースに電流が流れ、該トランジスタ
12がONし、これにより発振トランジスタ11のベー
スが引かれてこれもONし、電源1から電流が発振トラ
ンジスタ11のエミッタからコレクタへ流れ、発振トラ
ンス16の一次巻線16aに電流が流れて、二次側(1
6c)に電圧が励起される。このとき、帰還巻線16b
も励起され、npnトランジスタ12のエミッタの電圧
が一瞬もち上げられる。このため、npnトランジスタ
12がOFFし、発振トランジスタ11がOFFする。
この繰り返し発振が行われ、二次側に高圧電圧が発生す
る。
【0034】発振トランス16の二次側に発生した高圧
電圧はダイオード18で整流され、ダイオード20を介
して主コンデンサ17に電荷として充電されていく。な
お、ダイオード20は、電圧検知回路19に主コンデン
サ21の電流が漏れていかないようにするための、漏れ
電流防止用ダイオードである。
【0035】以上の様にして主コンデンサ21の充電電
圧が上昇していく。 「ステップ6」 ここでは充電動作をしている時の温度
検出を、図2に示したダイオード10と制御回路6の温
度検出部により行う(動作については、前述した通りで
ある)。 「ステップ7」 マイコン3によりリアルタイムに温度
を測定し、温度a℃(DC−DCコンバータ100内の
発振トランジスタ11や発振トランス16が破壊する恐
れがある温度よりも若干低い温度)以上になったときは
ステップ8へ進み、a℃未満のときはステップ13へと
進む。
【0036】次に、図5を用いてステップ8以降の動作
を説明する。 「ステップ8」 制御回路6とマイコン3との間のシリ
アル通信により、コマンドCGUPを“LL”にし(1
6進数では“φφ”をMOSIにより送信し)、充電動
作を停止する指令を出す。 「ステップ9」 制御回路6のOSC端子の出力が“H
L”から“LL”となり、DC−DCコンバータ100
の動作を停止させる。 「ステップ10」 制御回路6よりdisp端子から表
示回路7に信号を送り、温度上昇によりDC−DCコン
バータ100の発振が停止したことを示す警告(表示)
を行う。 「ステップ11」 継続してマイコン3にて温度検出を
行う。 「ステップ12」 マイコン3にて温度a℃以上になっ
ているか判別し、a℃以上であるときはステップ10へ
戻り、ま、たa℃未満となった場合にはステップ3へ戻
り、前述した様にして再度充電を開始する。
【0037】次に、上記ステップ7において、温度がa
℃未満と判別した場合におけるステップ13以降の動作
を図4及び図6を用いて説明する。 「ステップ13」 主コンデンサ21の電圧を検知する
電圧検知回路19により制御回路6のSENSE 端子に入力
される信号電圧と該回路6内の基準電圧と比較し、所定
の充電レベル以上(ストロボ発光するのに充分な主コン
デンサ21の充電レベル)であるか否かを判別(例えば
コンパレータにて)する。この結果、所定の充電レベル
以上、すなわち充電が完了している場合にはステップ1
4へ進み、充電が完了していない場合にはステップ5へ
戻る。 「ステップ14」 所定の充電レベルに達したので、こ
れをラッチ回路でラッチし、制御回路6からマイコン3
へMISO信号を使い、充電完了を知らせるCRGビッ
ト(5bit目)を立て、送信する。16進数では“2
φ”が送信されることになる(図3参照)。 「ステップ15」 マイコン3はCRGビットが“H
L”かどうか判別し、マイコン3から制御回路4へMO
SI信号によりCGUP“LL”を送信する(発振停止
コマンド)。また同時に、/FLINHコマンドを“H
L”にし、ストロボ発光許可の指令を出す。 「ステップ16」 CGUP“LL”により、制御回路
6のOSC端子が“HL”から“LL”になり、DC−
DCコンバータ100が動作を停止する。これは、OS
C端子“LL”により、npnトランジスタ12がOF
Fになり、発振トランジスタ11がOFFになるため、
発振が停止されることによる。そして、制御回路6内の
TRG1の許可が行われる(発光許可)。 「ステップ17」 カメラの露出制御,自動測距を行
う。 「ステップ18」 シンクロ接点(スイッチ8)がON
しているかOFFしているかを制御回路6により判別す
る。そして、ONしているときはステップ19へ進み、
OFFしているときはステップ3へ戻る。 「ステップ19」 スイッチ8がONしたので、制御回
路6のST端子の出力を“LL”から“HL”とする。
これにより、調光回路9にて調光動作が開始され、スト
ロボ発光量の検出が行われる。また、充電ラッチ(LP
G)はOFFにする。 「ステップ20」 制御回路6のTRG1端子よりワン
ショットパルス出力を行う。 「ステップ21」 上記TRG1端子のワンショットパ
ルスにより、トリガ回路22内で高圧パルスが発生し、
閃光放電管23が励起され、ストロボ発光が開始され
る。 「ステップ22」 調光回路9により被写体に対して適
正な光量に達しているかの判別を行い、適正露光でない
と判別したときはステップ21へ戻ってストロボ発光を
継続し、適正露光になったと判別した場合にはステップ
23へ進む。 「ステップ23」 調光回路9からSP端子への入力が
“LL”から“HL”に変化、つまり制御回路6に対し
て発光停止が指示される。 「ステップ24」 制御回路6のTRG2端子よりワン
ショットパルスを出力する。 「ステップ25」 上記TRG2端子よりのワンショッ
トパルスにより、発光停止回路24は主コンデンサ21
から閃光放電管23に流れていた電流を、該発光停止回
路20にバイパスして流すような動作を行う。これによ
り、ストロボ発光が停止する。その後はステップ4へと
戻る。
【0038】以上の第1の実施例によれば、測定温度が
DC−DCコンバータ100内の発振用発振トランジス
タ11や発振トランス16が破壊する恐れがある温度よ
りも若干低い温度a℃に達したことを検知した場合に
は、DC−DCコンバータ100の動作を停止するよう
にしているため、該DC−DCコンバータ100が誤動
作をしたり、これを構成する素子が破壊したり、また、
ポリスイッチが働いてストロボ充電時間が大幅に延びる
といったことを防止することができる。また、DC−D
Cコンバータ100の動作を自動的に停止した場合に
は、その警告表示を行うようにしているため、使用者に
ストボ発光が出来ない原因を知らせることができる。
【0039】(第2の実施例)図7乃至図9は本発明の
第2の実施例における動作を示すフローチャートであ
る。なお、カメラの構成は第1の実施例にて示した図1
及び図2と同様であるため、ここではその説明は省略す
る。また、必要に応じて図3のタイミングチャートを用
いて説明を進める。 「ステップ31」 スイッチ5がON(例えば、ここで
はレリーズスイッチが半押しと本押しの二重押しのスイ
ッチになっていて、半押し状態のとき該スイッチ5がO
Nし、本押しのときスイッチ8がONする構成を想定し
ている)しているかどうかの判別を行い、ONしている
ときはステップ32へ進み、ONしていない場合は動作
を終了する。 「ステップ32」 マイコン3のWP端子より信号を出
力し、定電圧回路2に定電圧出力Vccを発生させる。こ
れにより、制御回路6に電源Vccが印加され、該制御回
路6内のラッチ等のリセットが行われる(初期化動
作)。 「ステップ33」 シリアル通信によりマイコン3から
CLOCKとMOSIを介して制御回路6にCGUPを
“HL”,/FLINHを“LL”,TIMERφ(タ
イマ使用せず)というコマンドを送信する。
【0040】これは、図3のタイミングチャートに基づ
いて、CGUPは7bit目をHLにすることにより送
信され、/FLINHは6bit目のレベルでON,O
FFし、TIMERφについてはbit3〜φまでのレ
ベルにより、タイマ回路のタイマの長さが選択される。
ここで、CGUPというコマンドは、“HL”にするこ
とによりストロボ装置内のDC−DCコンバータ100
の発振を開始させるという命令であり、/FLINHと
いうコマンドは、“LL”で発光禁止で制御回路6のT
RG1端子の出力を禁止してストロボ発光を禁止させ、
“HL”でストロボ発光を許可するという命令である。
このステップ3では、ストロボ発光禁止のコマンドを送
信している。また、TIMERφというコマンドは、タ
イマ回路は使用しないという命令であり、16進数では
“8φ”にて送信される。 「ステップ34」 先のCGUP“HL”により、制御
回路6のOSC端子より同様に“HL”が出力される。
また、所定の充電レベル以上になったら反転するコンパ
レータが定電圧検知回路19には備わっているが、制御
回路6のSENSE 端子を介してそのコンパレータ出力をラ
ッチする回路をリセットする信号が出力される。 「ステップ35」 制御回路6のOSC端子が“HL”
になることにより、DC−DCコンバータ100が動作
を開始する。
【0041】つまり、ダイオード13を介してnpnト
ランジスタ12のベースに電流が流れ、該トランジスタ
12がONし、これにより発振トランジスタ11のベー
スが引かれてこれもONし、電源1から電流が発振トラ
ンジスタ11のエミッタからコレクタへ流れ、発振トラ
ンス16の一次巻線16aに電流が流れて、二次側(1
6c)に電圧が励起される。このとき、帰還巻線16b
も励起され、npnトランジスタ12のエミッタの電圧
が一瞬もち上げられる。このため、npnトランジスタ
12がOFFし、発振トランジスタ11がOFFする。
この繰り返し発振が行われ、二次側に高圧電圧が発生す
る。
【0042】発振トランス16の二次側に発生した高圧
電圧はダイオード18で整流され、ダイオード20を介
して主コンデンサ17に電荷として充電されていく。な
お、ダイオード20は、電圧検知回路19に主コンデン
サ21の電流が漏れていかないようにするための、漏れ
電流防止用ダイオードである。
【0043】以上の様にして主コンデンサ21の充電電
圧が上昇していく。 「ステップ36」 ここでは充電動作をしている時の温
度検出を、図2に示したダイオード10と制御回路6の
温度検出部により行う。 「ステップ37」 マイコン3によりリアルタイムに温
度を測定し、温度b℃(ポリスイッチが働く温度1:ポ
リスイッチは電池によりバラツキがあるため、そのうち
の低い温度)以上になったときはステップ38へ進み、
b℃未満のときはステップ50へと進む。
【0044】次に、図8を用いてステップ38以降の動
作を説明する。 「ステップ38」 制御回路6とマイコン3との間のシ
リアル通信により、タイマ切換(タイマ時間を選択す
る)コマンドの指定を行う。例えば、図3のφbit目
を“HL”にして、16進数では“x1”をマイコン3
から制御回路6へMOSI信号により送信する。(xは
任意)〈TIMER1セット〉 「ステップ39」 測定温度がc℃(ポリスイッチが働
く高い方の温度2)以上であるかを判別する。この結
果、c℃(b℃<c℃)以上であるときはステップ40
へ進み、c℃未満であるときはステップ43へ進む。 「ステップ40」 ステップ38と同様にシリアル通信
を行い、例えば図3の1bitを“HL”にして、16
進数では“x2”をマイコン3から制御回路6へMOS
I信号により送信する。〈TIMER2セット〉 「ステップ41」 測定温度がDC−DCコンバータ1
00内の発振トランジスタ11や発振トランス16が破
壊する恐れがある温度より僅かに低い温度d℃(c℃<
d℃)以上であるか否かを判別する。この結果、d℃以
上であるときはステップ42へ進み、d℃未満であると
きはステップ43へ進む。 「ステップ43」 ステップ38と同様にシリアル通信
を行い、例えば図3の2bit目を“HL”にして、1
6進数では“x3”をマイコン3から制御回路6へMO
SI信号により送信する。〈TIMER3セット〉 「ステップ43」 制御回路6内のタイマ回路(OSC
端子を“LL”にする時間を調整するタイマ)の切換え
を、各タイマ時間セット別に行う。そして、セットした
タイマ時間が経過するまでこのステップに留まる。つま
り、ここでは上昇している温度低下させるためにDC−
DCコンバータ100の発振動作をセットした時間停止
させている。
【0045】なお、TIMER1とTIMER2とTI
MER3の時間間隔は、TIMER1>TIMER2>
TIMER3の関係となっている。ここでは、温度判別
とタイマ時間の切換えは3種類となっているが、もっと
多くあっても良いことは言うまでもない。 「ステップ44」 セットしたタイマ時間が終了した
ら、制御回路6のOSC端子を“HL”から“LL”に
し、DC−DCコンバータ100の動作を停止する。 「ステップ45」 ストロボ充電のラッチが(CRG)
がかかっているとき(“HL”のとき)はステップ54
へ進み、ストロボ充電が未完のときはステップ46へ進
む。 「ステップ46」 マイコン3から制御回路6へMOS
I信号によりCGUPのコマンド“LL”を送信し、同
時に、/FLINHのコマンドを“LL”に、つまりス
トロボ発光禁止の指令を出す。また、タイマもTIME
Rφに切換える(戻す)べく16進数で“φφ”を送信
する。 「ステップ47」 制御回路6よりdisp端子から表
示回路7に信号を送り、温度上昇によりDC−DCコン
バータ100の発振が停止したことを示す警告(表示)
を行う。 「ステップ48」 継続してマイコン3にて温度検出を
行う。 「ステップ49」 マイコン3にて温度d℃(b℃<c
℃<d℃)以上になっているか否かを判別し、d℃以上
であるときはステップ47へ戻り、b℃より低くなった
ときは図7に示したステップ3へ進む。
【0046】上記ステップ37において、温度がb℃未
満と判別した場合には前述したようにステップ50へと
進む。 「ステップ50」 主コンデンサ21の電圧を検知する
電圧検知回路19により制御回路6のSENSE 端子に入力
される信号電圧と該回路6内の基準電圧と比較し、所定
の充電レベル以上(ストロボ発光するのに充分な主コン
デンサ21の充電レベル)であるか否かを判別(例えば
コンパレータにて)する。この結果、所定の充電レベル
以上、すなわち充電が完了している場合にはステップ5
1へ進み、充電が完了していない場合にはステップ35
へ戻る。 「ステップ51」 所定の充電レベルに達したので、こ
れをラッチ回路でラッチし、制御回路6からマイコン3
へMISO信号を使い、充電完了を知らせるCRGビッ
ト(5bit目)を立て、送信する。16進数では“2
φ”が送信されることになる(図3参照)。 「ステップ52」 マイコン3はCRGビットが“H
L”かどうか判別し、マイコン3から制御回路4へMO
SI信号によりCGUP“LL”を送信する(発振停止
コマンド)。また同時に、/FLINHコマンドを“H
L”にし、ストロボ発光許可の指令を出す。 「ステップ53」 CGUP“LL”により、制御回路
6のOSC端子が“HL”から“LL”になり、DC−
DCコンバータ100が動作を停止する。これは、OS
C端子“LL”により、npnトランジスタ12がOF
Fになり、発振トランジスタ11がOFFになるため、
発振が停止されることによる。そして、制御回路6内の
TRG1の許可が行われる(発光許可)。 「ステップ54」 カメラの露出制御,自動測距を行
う。 「ステップ55」 シンクロ接点(スイッチ8)がON
しているかOFFしているかを制御回路6により判別す
る。そして、ONしているときはステップ56へ進み、
OFFしているときはステップ33へ戻る。 「ステップ56」 スイッチ8がONしたので、制御回
路6のST端子の出力を“LL”から“HL”とする。
これにより、調光回路9にて調光動作が開始され、スト
ロボ発光量の検出が行われる。また、充電ラッチ(LP
G)はOFFにする。 「ステップ57」 制御回路6のTRG1端子よりワン
ショットパルス出力を行う。 「ステップ58」 上記TRG1端子のワンショットパ
ルスにより、トリガ回路22内で高圧パルスが発生し、
閃光放電管23が励起され、ストロボ発光が開始され
る。 「ステップ59」 調光回路9により被写体に対して適
正な光量に達しているかの判別を行い、適正露光でない
と判別したときはステップ58へ戻ってストロボ発光を
継続し、適正露光になったと判別した場合にはステップ
60へ進む。 「ステップ60」 調光回路9からSP端子への入力が
“LL”から“HL”に変化、つまり制御回路6に対し
て発光停止が指示される。 「ステップ61」 制御回路6のTRG2端子よりワン
ショットパルスを出力する。 「ステップ62」 上記TRG2端子よりのワンショッ
トパルスにより、発光停止回路24は主コンデンサ21
から閃光放電管23に流れていた電流を、該発光停止回
路20にバイパスして流すような動作を行う。これによ
り、ストロボ発光が停止する。その後はステップ34へ
と戻る。
【0047】以上の第2の実施例によれば、測定温度が
b℃,c℃、或はd℃を越えている化に応じて、TIM
ER1,TIMER2、或はTIMER3を設定、つま
りDC−DCコンバータ100の動作停止の時間を可変
するようにしているため、該DC−DCコンバータ10
0が誤動作をしたり、これを構成する素子が破壊した
り、また、ポリスイッチが働いてストロボ充電時間が大
幅に延びるといったことを防止することができる。ま
た、DC−DCコンバータ100の動作を自動的に停止
した場合には、その警告を行うようにしているため、使
用者にストボ発光が出来ない原因を知らせることができ
る。
【0048】(第3の実施例)図10乃至図12は本発
明の第3の実施例における動作を示すフローチャートで
ある。なお、カメラの構成は第1の実施例にて示した図
1及び図2と同様であるため、ここではその説明は省略
する。また、この実施例においても必要に応じて図3の
タイミングチャートを用いて説明を進める。 「ステップ71」 スイッチ5がON(例えば、ここで
はレリーズスイッチが半押しと本押しの二重押しのスイ
ッチになっていて、半押し状態のとき該スイッチ5がO
Nし、本押しのときスイッチ8がONする構成を想定し
ている)しているかどうかの判別を行い、ONしている
ときはステップ72へ進み、ONしていない場合は動作
を終了する。 「ステップ72」 マイコン3のWP端子より信号を出
力し、定電圧回路2に定電圧出力Vccを発生させる。こ
れにより、制御回路6に電源Vccが印加され、該制御回
路6内のラッチ等のリセットが行われる(初期化動
作)。 「ステップ73」 シリアル通信によりマイコン3から
CLOCKとMOSIを介して制御回路6にCGUPを
“HL”,/FLINHを“LL”,TIMERφ(タ
イマ使用せず)というコマンドを送信する。また、DC
−DCコンバータ100の発振動作の時間を計測するタ
イマ(TIMER)をONにする。
【0049】これは、図3のタイミングチャートに基づ
いて、CGUPは7bit目をHLにすることにより送
信され、/FLINHは6bit目のレベルでON,O
FFし、TIMERφについてはbit3〜φまでのレ
ベルにより、タイマ回路のタイマの長さが選択される。
ここで、CGUPというコマンドは、“HL”にするこ
とによりストロボ装置内のDC−DCコンバータ100
の発振を開始させるという命令であり、/FLINHと
いうコマンドは、“LL”で発光禁止で制御回路6のT
RG1端子の出力を禁止してストロボ発光を禁止させ、
“HL”でストロボ発光を許可するという命令である。
このステップ3では、ストロボ発光禁止のコマンドを送
信している。また、TIMERφというコマンドは、タ
イマ回路は使用しないという命令であり、16進数では
“8φ”にて送信される。 「ステップ74」 先のCGUP“HL”により、制御
回路6のOSC端子より同様に“HL”が出力される。
また、所定の充電レベル以上になったら反転するコンパ
レータが定電圧検知回路19には備わっているが、制御
回路6のSENSE 端子を介してそのコンパレータ出力をラ
ッチする回路をリセットする信号が出力される。 「ステップ75」 制御回路6のOSC端子が“HL”
になることにより、DC−DCコンバータ100が動作
を開始する。
【0050】つまり、ダイオード13を介してnpnト
ランジスタ12のベースに電流が流れ、該トランジスタ
12がONし、これにより発振トランジスタ11のベー
スが引かれてこれもONし、電源1から電流が発振トラ
ンジスタ11のエミッタからコレクタへ流れ、発振トラ
ンス16の一次巻線16aに電流が流れて、二次側(1
6c)に電圧が励起される。このとき、帰還巻線16b
も励起され、npnトランジスタ12のエミッタの電圧
が一瞬もち上げられる。このため、npnトランジスタ
12がOFFし、発振トランジスタ11がOFFする。
この繰り返し発振が行われ、二次側に高圧電圧が発生す
る。
【0051】発振トランス16の二次側に発生した高圧
電圧はダイオード18で整流され、ダイオード20を介
して主コンデンサ17に電荷として充電されていく。な
お、ダイオード20は、電圧検知回路19に主コンデン
サ21の電流が漏れていかないようにするための、漏れ
電流防止用ダイオードである。
【0052】以上の様にして主コンデンサ21の充電電
圧が上昇していく。 「ステップ76」 ここでは充電動作をしている時の温
度検出を、図2に示したダイオード10と制御回路6の
温度検出部により行う。 「ステップ77」 マイコン3によりリアルタイムに温
度を測定し、温度e℃〔リチウム電池に内蔵されるポリ
スイッチ(バラツキのあるポリスイッチの内の比較的早
く作動するポリスイッチ)が作動する(第1の温度)〕
以上になったときはステップ78へ進み、e℃未満のと
きはステップ91へと進む。
【0053】次に、図11を用いてステップ38以降の
動作を説明する。 「ステップ78」 マイコン3にてステップ73により
ONしたタイマの計測値を読み取る。 「ステップ79」 所定のA時間(sec)以上、DC
−DCコンバータ100を動作させてから時間が経過し
ているか否かを判別し、経過していない場合はステップ
85へ進み、経過している場合はステップ80へ進む。 「ステップ80」 マイコン3から制御回路4へMOS
I信号により16進数で“φφ”を送信し、CGUPの
コマンドを“LL”、/FLINHのコマンドを“L
L”とする。 「ステップ81」 上記CGUPのコマンド“LL”に
より、制御回路6のOSC端子を“HL”から“LL”
にし、DC−DCコンバータ100の発振動作を停止さ
せる。 「ステップ82」 制御回路6のdisp端子から表示
回路7に信号を送り、DC−DCコンバータ100の発
振が停止したことを示す警告(表示)を行う。 「ステップ83」 継続してマイコン3にて温度検出を
行う。 「ステップ84」 マイコン3にて温度f℃(DC−D
Cコンバータ100内の発振トランジスタ11や発振ト
ランス16が破壊する温度より若干低い第2の温度)以
上になっているか否かを判別し、f℃以上であるときは
ステップ82へ戻って警告(表示)を行い、f℃より低
いときはステップ73へ戻る。
【0054】上記ステップ79において所定のA時間
(sec)を経過していないと判別した場合には、ステ
ップ85へ進む。 「ステップ85」 マイコン3にて温度f℃以上(第2
の温度レベル)になっているか否かを判別し、f℃以上
のときはステップ86へ進み、f℃より低いときはステ
ップ91へ進む。 「ステップ86」 ステップ80と同様、マイコン3か
ら制御回路4へMOSI信号により16進数で“φφ”
を送信し、CGUPのコマンドを“LL”、/FLIN
Hのコマンドを“LL”とする。 「ステップ87」 上記CGUPのコマンド“LL”に
より、制御回路6のOSC端子を“HL”から“LL”
にし、DC−DCコンバータ100の発振動作を停止さ
せる。 「ステップ88」 制御回路6のdisp端子から表示
回路7に信号を送り、DC−DCコンバータ100の発
振が停止したことを示す警告(表示)を行う。 「ステップ89」 継続してマイコン3にて温度検出を
行う。 「ステップ90」 マイコン3にて温度f℃以上になっ
ているか否かを判別し、f℃以上であるときはステップ
88へ戻って警告(表示)を行い、f℃より低いときは
ステップ73へ戻る。
【0055】上記ステップ77において、温度がe℃未
満と判別した場合には前述したようにステップ91へと
進む。 「ステップ91」 主コンデンサ21の電圧を検知する
電圧検知回路19により制御回路6のSENSE 端子に入力
される信号電圧と該回路6内の基準電圧と比較し、所定
の充電レベル以上(ストロボ発光するのに充分な主コン
デンサ21の充電レベル)であるか否かを判別(例えば
コンパレータにて)する。この結果、所定の充電レベル
以上、すなわち充電が完了している場合にはステップ9
2へ進み、充電が完了していない場合にはステップ75
へ戻る。 「ステップ92」 所定の充電レベルに達したので、こ
れをラッチ回路でラッチし、制御回路6からマイコン3
へMISO信号を使い、充電完了を知らせるCRGビッ
ト(5bit目)を立て、送信する。16進数では“2
φ”が送信されることになる(図3参照)。 「ステップ93」 マイコン3はCRGビットが“H
L”かどうか判別し、マイコン3から制御回路4へMO
SI信号によりCGUP“LL”を送信する(発振停止
コマンド)。また同時に、/FLINHコマンドを“H
L”にし、ストロボ発光許可の指令を出す。 「ステップ94」 CGUP“LL”により、制御回路
6のOSC端子が“HL”から“LL”になり、DC−
DCコンバータ100が動作を停止する。これは、OS
C端子“LL”により、npnトランジスタ12がOF
Fになり、発振トランジスタ11がOFFになるため、
発振が停止されることによる。そして、制御回路6内の
TRG1の許可が行われる(発光許可)。 「ステップ95」 カメラの露出制御,自動測距を行
う。 「ステップ96」 シンクロ接点(スイッチ8)がON
しているかOFFしているかを制御回路6により判別す
る。そして、ONしているときはステップ56へ進み、
OFFしているときはステップ73へ戻る。 「ステップ97」 スイッチ8がONしたので、制御回
路6のST端子の出力を“LL”から“HL”とする。
これにより、調光回路9にて調光動作が開始され、スト
ロボ発光量の検出が行われる。また、充電ラッチ(LP
G)はOFFにする。 「ステップ98」 制御回路6のTRG1端子よりワン
ショットパルス出力を行う。 「ステップ99」 上記TRG1端子のワンショットパ
ルスにより、トリガ回路22内で高圧パルスが発生し、
閃光放電管23が励起され、ストロボ発光が開始され
る。 「ステップ100」 調光回路9により被写体に対して
適正な光量に達しているかの判別を行い、適正露光でな
いと判別したときはステップ98へ戻ってストロボ発光
を継続し、適正露光になったと判別した場合にはステッ
プ101へと進む。 「ステップ101」 調光回路9からSP端子への入力
が“LL”から“HL”に変化、つまり制御回路6に対
して発光停止が指示される。 「ステップ102」 制御回路6のTRG2端子よりワ
ンショットパルスを出力する。 「ステップ103」 上記TRG2端子よりのワンショ
ットパルスにより、発光停止回路24は主コンデンサ2
1から閃光放電管23に流れていた電流を、該発光停止
回路20にバイパスして流すような動作を行う。これに
より、ストロボ発光が停止する。その後はステップ74
へと戻る。
【0056】以上の第3の実施例によれば、リチウム電
池に内蔵されたポリスイッチが作動する第1の温度レベ
ル以上であり、且つDC−DCコンバータ100を動作
させてから所定の時間(Asec)が経過している場合
には、つまり例えばポリスイッチが作動したためにスト
ロボ充電時間が大幅に延びるような場合には、DC−D
Cコンバータ100の発振を停止させてその警告(表
示)を行うようにしている為、ストロボ発光を行うこと
ができない原因を使用者に確かめさせることができ、電
池の温度低下を促したり、また、リチウム電池の寿命を
知らせることが可能となる。
【0057】また、電池によりポリスイッチが作動しな
いときでも測定温度が第2の温度レベル(DC−DCコ
ンバータ100内の各素子の破壊温度近傍の温度)以上
である場合には、直ちにDC−DCコンバータ100の
動作を停止し、且つその警告(表示)を行うようにして
いるため、DC−DCコンバータ100内の各素子、つ
まり発振トランジスタ11や発振トランス16が破壊す
ることを防ぐことができ、使用者はどのような事情で発
振動作が停止したかを知ることができる。
【0058】(第4の実施例)図13は本発明の第4の
実施例におけるタイミングチャート、図14及び図15
は同じくその動作を示すフローチャートである。なお、
カメラの構成は第1の実施例にて示した図1及び図2と
同様であるため、ここではその説明は省略する。
【0059】先ず、マイコン3と制御回路6とのデータ
信号の送受信について、図1及び図13を用いて説明す
る。マイコン3と制御回路6との間には、CLOCK,
MOSI,MISOの各信号が入出力する端子があり、
例えば8ビットを1データ単位とするシリアル通信を行
う場合、マイコン3よりCLOCKと同期させてコマン
ド信号としてMOSIが制御回路6に送信され、その結
果が制御回路6からMISOを介してマイコン3にデー
タ送信される。例えば、送信コマンドとして7bit目
がハイレベル(以下、“HL”と記す)のとき、CGU
Pというコマンドが指令される場合、MOSIに8bi
tのコマンドデータである16進数で表す“8φ”が送
信される。また、6bitが“HL”のとき、/FLI
NHというコマンドが指令される場合、MOSIに8b
itのコマンドデータである16進数で表す“4φ”が
送信される。同様に、φbit目がHLのとき、CGL
EVEL1というコマンドが指令される場合、MOSI
には16進数で“x1”(xは任意)、1bitかHL
のとき、CGLEVEL2というコマンドで指令される
場合、“x2”、2bit目がHLのとき、CGLEV
EL3というコマンドで指令される場合、“x3”とい
うように送信される。
【0060】また、制御回路6のSENSE 端子より入力さ
れる充電電圧を検知し、この充電電圧がある一定のレベ
ルになったら信号をローレベル(以下、“LL”と記
す)から“HL”にラッチし、その状態をMISOの信
号を介して、例えば5bit目をCRGコマンドという
ことにしてラッチがかかると“HL”、かからないと
“LL”としてマイコン3に送信コマンドとして16進
数で“2φ”という形で送信される。
【0061】次に、図14及び図15を用いて第4の実
施例におけるカメラの動作説明を行う。 「ステップ111」 スイッチ5がON(例えば、ここ
ではレリーズスイッチが半押しと本押しの二重押しのス
イッチになっていて、半押し状態のとき該スイッチ5が
ONし、本押しのときスイッチ8がONする構成を想定
している)しているかどうかの判別を行い、ONしてい
るときはステップ112へ進み、ONしていない場合は
動作を終了する。 「ステップ112」 マイコン3のWP端子より信号を
出力し、定電圧回路2に定電圧出力Vccを発生させる。
これにより、制御回路6に電源Vccが印加され、該制御
回路6内のラッチ等のリセットが行われる(初期化動
作)。 「ステップ113」 シリアル通信によりマイコン3か
らCLOCKとMOSIを介して制御回路6にCGUP
を“HL”,/FLINHを“LL”というコマンドを
送信する。
【0062】これは、図13のタイミングチャートに基
づいて、CGUPは7bit目をHLにすることにより
送信され、/FLINHは6bit目のレベルでON,
OFFする。ここで、CGUPというコマンドは、“H
L”にすることによりストロボ装置内のDC−DCコン
バータ100の発振を開始させるという命令であり、/
FLINHというコマンドは、“LL”で発光禁止で制
御回路6のTRG1端子の出力を禁止してストロボ発光
を禁止させ、“HL”でストロボ発光を許可するという
命令である。このステップ3では、ストロボ発光禁止の
コマンドを送信している。 「ステップ114」 先のCGUP“HL”により、制
御回路6のOSC端子より同様に“HL”が出力され
る。また、所定の充電レベル以上になったら反転するコ
ンパレータが定電圧検知回路19には備わっているが、
制御回路6のSENSE端子を介してそのコンパレータ出力
をラッチする回路をリセットする信号が出力される。 「ステップ115」 制御回路6のOSC端子が“H
L”になることにより、DC−DCコンバータ100が
動作を開始する。
【0063】つまり、ダイオード13を介してnpnト
ランジスタ12のベースに電流が流れ、該トランジスタ
12がONし、これにより発振トランジスタ11のベー
スが引かれてこれもONし、電源1から電流が発振トラ
ンジスタ11のエミッタからコレクタへ流れ、発振トラ
ンス16の一次巻線16aに電流が流れて、二次側(1
6c)に電圧が励起される。このとき、帰還巻線16b
も励起され、npnトランジスタ12のエミッタの電圧
が一瞬もち上げられる。このため、npnトランジスタ
12がOFFし、発振トランジスタ11がOFFする。
この繰り返し発振が行われ、二次側に高圧電圧が発生す
る。
【0064】発振トランス16の二次側に発生した高圧
電圧はダイオード18で整流され、ダイオード20を介
して主コンデンサ17に電荷として充電されていく。な
お、ダイオード20は、電圧検知回路19に主コンデン
サ21の電流が漏れていかないようにするための、漏れ
電流防止用ダイオードである。
【0065】以上の様にして主コンデンサ21の充電電
圧が上昇していく。 「ステップ116」 ここでは充電動作をしている時の
温度検出を、図2に示したダイオード10と制御回路6
の温度検出部により行う。 「ステップ117」 マイコン3によりリアルタイムに
温度を測定し、温度g℃(DC−DCコンバータ100
内の発振トランジスタ11や発振トランス16が破壊す
る温度よりも低い、ポリスイッチが作動する温度近傍の
温度)以上になったときはステップ118へ進み、g℃
未満のときはステップ120へと進む。 「ステップ118」 マイコン3と制御回路6との間の
シリアル通信により、充電完了レベルを変更する(図1
3のCGLEVEL1〜CGLEVEL3を参照)。こ
れは、電圧検知回路19よりSENSE 端子を介して入力さ
れる電圧に対して、比較する基準電圧を変更する指令を
マイコン3から制御回路6へ送信するものである。例え
ば、初めの充電完了レベルを充電完了レベルφとする
と、充電完了レベル変更で充電完了レベル1にする等。
但し、充電完了レベルφ>充電完了レベル1>充電完了
レベル2>充電完了レベル3の関係にある)。そして、
ステップ119へ進む。 「ステップ119」 制御回路6よりdisp端子を介
して表示回路7へ信号を出力し、温度上昇によりDC−
DCコンバータ100の発振動作を停止したことを警告
(表示)する。そして、ステップ120へ進む。 「ステップ120」 充電完了レベルが「φ」であるか
否かを判別する。この結果、「φ」であればステップ1
23へ進み、「φ」でなければステップ121へ進む。 「ステップ121」 制御回路6内で充電完了レベルを
切換える(比較する基準電圧の変更)。すなわち、ここ
では可能な限りストロボ発光が行える様、充電完了レベ
ルを低いレベルに変更する動作を行っている。 「ステップ122」 主コンデンサ21の電圧を検知す
る電圧検知回路19により制御回路6のSENSE 端子に入
力される信号電圧と該回路6内の基準電圧と比較し、所
定の充電レベル以上(ストロボ発光するのに充分な主コ
ンデンサ21の充電レベル)であるか否かを判別(例え
ばコンパレータにて)する。この結果、所定の充電レベ
ル以上、すなわち充電が完了している場合にはステップ
124へ進み、充電が完了していない場合にはステップ
115へ戻る。
【0066】上記ステップ120において充電完了レベ
ルが「φ」でないと判別された場合には、前述したよう
にステップ123へと進む。 「ステップ123」 ステップ122と同様、充電完了
しているか否かを判別し、充電完了しているときはステ
ップ124へ進み、充電完了していないときはステップ
115へ戻る。 「ステップ124」 所定の充電レベルに達したので、
これをラッチ回路でラッチし、制御回路6からマイコン
3へMISO信号を使い、充電完了を知らせるCRGビ
ット(5bit目)を立て、送信する。16進数では
“2φ”が送信されることになる(図3参照)。 「ステップ125」 マイコン3はCRGビットが“H
L”かどうか判別し、マイコン3から制御回路4へMO
SI信号によりCGUP“LL”を送信する(発振停止
コマンド)。また同時に、/FLINHコマンドを“H
L”にし、ストロボ発光許可の指令を出す。 「ステップ126」 CGUP“LL”により、制御回
路6のOSC端子が“HL”から“LL”になり、DC
−DCコンバータ100が動作を停止する。これは、O
SC端子“LL”により、npnトランジスタ12がO
FFになり、発振トランジスタ11がOFFになるた
め、発振が停止されることによる。そして、制御回路6
内のTRG1の許可が行われる(発光許可)。 「ステップ127」 カメラの露出制御,自動測距を行
う。 「ステップ128」 シンクロ接点(スイッチ8)がO
NしているかOFFしているかを制御回路6により判別
する。そして、ONしているときはステップ129へ進
み、OFFしているときはステップ113へ戻る。 「ステップ129」 スイッチ8がONしたので、制御
回路6のST端子の出力を“LL”から“HL”とす
る。これにより、調光回路9にて調光動作が開始され、
ストロボ発光量の検出が行われる。また、充電ラッチ
(LPG)はOFFにする。 「ステップ130」 制御回路6のTRG1端子よりワ
ンショットパルス出力を行う。 「ステップ131」 上記TRG1端子のワンショット
パルスにより、トリガ回路22内で高圧パルスが発生
し、閃光放電管23が励起され、ストロボ発光が開始さ
れる。 「ステップ132」 調光回路9により被写体に対して
適正な光量に達しているかの判別を行い、適正露光でな
いと判別したときはステップ131へ戻ってストロボ発
光を継続し、適正露光になったと判別した場合にはステ
ップ133へと進む。 「ステップ133」 調光回路9からSP端子への入力
が“LL”から“HL”に変化、つまり制御回路6に対
して発光停止が指示される。 「ステップ134」 制御回路6のTRG2端子よりワ
ンショットパルスを出力する。 「ステップ135」 上記TRG2端子よりのワンショ
ットパルスにより、発光停止回路24は主コンデンサ2
1から閃光放電管23に流れていた電流を、該発光停止
回路20にバイパスして流すような動作を行う。これに
より、ストロボ発光が停止する。その後はステップ11
1へと戻る。
【0067】以上の第4の実施例によれば、測定温度が
ある温度(g℃)以上の場合には、ストロボ充電完了レ
ベル(充電完了か否かを判別するのに基準となるレベ
ル)を低い方(但し、ストロボ発光可能なレベルの範囲
内において)に変更するようにしているため、温度g℃
以上となった事により(発熱により)ポリスイッチが作
動してストロボ充電時間が遅くなったとしても、この時
の充電レベルがストロボ発光可能なレベルに達していれ
ばストロボ発光を行うことができる。つまり、適正露光
を得ることができなくとも、少なくともストロボ撮影は
行えるようにすることが可能となる。また、ストロボ充
電完了レベルを変更する際には、その旨の警告(表示)
を行うようにしているため、使用者はどのような状態に
カメラがあるかを知ることができ、使い勝手の良いもの
となる。
【0068】(第5の実施例)図16乃至図18は本発
明の第5の実施例における動作を示すフローチャートで
ある。なお、カメラの構成は第1の実施例にて示した図
1及び図2と同様であるため、ここではその説明は省略
する。また、この実施例においても必要に応じて図3の
タイミングチャートを用いて説明を進める。 「ステップ141」 スイッチ5がON(例えば、ここ
ではレリーズスイッチが半押しと本押しの二重押しのス
イッチになっていて、半押し状態のとき該スイッチ5が
ONし、本押しのときスイッチ8がONする構成を想定
している)しているかどうかの判別を行い、ONしてい
るときはステップ142へ進み、ONしていない場合は
動作を終了する。 「ステップ142」 マイコン3のWP端子より信号を
出力し、定電圧回路2に定電圧出力Vccを発生させる。
これにより、制御回路6に電源Vccが印加され、該制御
回路6内のラッチ等のリセットが行われる(初期化動
作)。 「ステップ143」 シリアル通信によりマイコン3か
らCLOCKとMOSIを介して制御回路6にCGUP
を“HL”,/FLINHを“LL”というコマンドを
送信する。
【0069】これは、図3のタイミングチャートに基づ
いて、CGUPは7bit目をHLにすることにより送
信され、/FLINHは6bit目のレベルでON,O
FFし、TIMERφについてはbit3〜φまでのレ
ベルにより、タイマ回路のタイマの長さが選択される。
ここで、CGUPというコマンドは、“HL”にするこ
とによりストロボ装置内のDC−DCコンバータ100
の発振を開始させるという命令であり、/FLINHと
いうコマンドは、“LL”で発光禁止で制御回路6のT
RG1端子の出力を禁止してストロボ発光を禁止させ、
“HL”でストロボ発光を許可するという命令である。
このステップ3では、ストロボ発光禁止のコマンドを送
信している。また、TIMERφというコマンドは、タ
イマ回路は使用しないという命令であり、16進数では
“8φ”にて送信される。 「ステップ74」 先のCGUP“HL”により、制御
回路6のOSC端子より同様に“HL”が出力される。
また、所定の充電レベル以上になったら反転するコンパ
レータが定電圧検知回路19には備わっているが、制御
回路6のSENSE 端子を介してそのコンパレータ出力をラ
ッチする回路をリセットする信号が出力される。 「ステップ144」 先のCGUP“HL”により、制
御回路6のOSC端子より同様に“HL”が出力され
る。また、所定の充電レベル以上になったら反転するコ
ンパレータが定電圧検知回路19には備わっているが、
制御回路6のSENSE端子を介してそのコンパレータ出力
をラッチする回路をリセットする信号が出力される。 「ステップ145」 制御回路6のOSC端子が“H
L”になることにより、DC−DCコンバータ100が
動作を開始する。
【0070】つまり、ダイオード13を介してnpnト
ランジスタ12のベースに電流が流れ、該トランジスタ
12がONし、これにより発振トランジスタ11のベー
スが引かれてこれもONし、電源1から電流が発振トラ
ンジスタ11のエミッタからコレクタへ流れ、発振トラ
ンス16の一次巻線16aに電流が流れて、二次側(1
6c)に電圧が励起される。このとき、帰還巻線16b
も励起され、npnトランジスタ12のエミッタの電圧
が一瞬もち上げられる。このため、npnトランジスタ
12がOFFし、発振トランジスタ11がOFFする。
この繰り返し発振が行われ、二次側に高圧電圧が発生す
る。
【0071】発振トランス16の二次側に発生した高圧
電圧はダイオード18で整流され、ダイオード20を介
して主コンデンサ17に電荷として充電されていく。な
お、ダイオード20は、電圧検知回路19に主コンデン
サ21の電流が漏れていかないようにするための、漏れ
電流防止用ダイオードである。
【0072】以上の様にして主コンデンサ21の充電電
圧が上昇していく。 「ステップ146」 ここでは充電動作をしている時の
温度検出を、図2に示したダイオード10と制御回路6
の温度検出部により行う。 「ステップ147」 マイコン3によりリアルタイムに
温度を測定し、温度h℃(ポリスイッチが作動する近傍
の温度)以上になったときはステップ148へ進み、h
℃未満のときはステップ153へと進む。 「ステップ148」 マイコン3と制御回路6との間の
シリアル通信により、タイマ切換え(タイマ時間を選択
する)コマンドの指定を行う。例えば図3のφbit目
を“HL”にして、16進数では“X1”をマイコン3
から制御回路6へMOSI信号により送信する(Xは任
意)。〈TIMER1セット〉 「ステップ149」 TIMER1がセットされたこと
を制御回路6からdisp端子を介して表示回路7へ出
力し、ここでその表示を行う。 「ステップ150」 測定温度がDC−DCコンバータ
100内の各素子の破壊をきたす温度近傍の温度i℃
(h℃<i℃)以上であるか否かを判別する。この結
果、i℃以上であるときはステップ151へ進み、i℃
よりも低い場合にはステップ153へ進む。 「ステップ151」 制御回路6のOSC端子の出力を
“HL”から“LL”にする。 「ステップ152」 DC−DCコンバータ100の発
振動作を停止し、ステップ141へ戻る。これは、DC
−DCコンバータ100内の各素子の破壊を未然に防ぐ
ためである。
【0073】上記ステップ147において測定温度がh
℃未満のときは、前述したようにステップ153へ進
む。 「ステップ153」 主コンデンサ21の電圧を検知す
る電圧検知回路19により制御回路6のSENSE 端子に入
力される信号電圧と該回路6内の基準電圧と比較し、所
定の充電レベル以上(ストロボ発光するのに充分な主コ
ンデンサ21の充電レベル)であるか否かを判別(例え
ばコンパレータにて)する。この結果、所定の充電レベ
ル以上、すなわち充電が完了している場合にはステップ
154へ進み、充電が完了していない場合にはステップ
145へ戻る。 「ステップ154」 所定の充電レベルに達したので、
これをラッチ回路でラッチし、制御回路6からマイコン
3へMISO信号を使い、充電完了を知らせるCRGビ
ット(5bit目)を立て、送信する。16進数では
“2φ”が送信されることになる(図3参照)。 「ステップ155」 マイコン3はCRGビットが“H
L”かどうか判別し、マイコン3から制御回路4へMO
SI信号によりCGUP“LL”を送信する(発振停止
コマンド)。また同時に、/FLINHコマンドを“H
L”にし、ストロボ発光許可の指令を出す。 「ステップ156」 CGUP“LL”により、制御回
路6のOSC端子が“HL”から“LL”になり、DC
−DCコンバータ100が動作を停止する。これは、O
SC端子“LL”により、npnトランジスタ12がO
FFになり、発振トランジスタ11がOFFになるた
め、発振が停止されることによる。そして、制御回路6
内のTRG1の許可が行われる(発光許可)。 「ステップ157」 カメラの露出制御,自動測距を行
う。 「ステップ158」 シンクロ接点(スイッチ8)がO
NしているかOFFしているかを制御回路6により判別
する。そして、ONしているときはステップ159へ進
み、OFFしているときはステップ143へ戻る。 「ステップ159」 タイマ回路がタイマセットされて
いるか否かを判別し(例えばTIMERφからTIME
R1にセットされているとき)、セットされているとき
はステップ160へ進み、セットされていない場合はス
テップ161へ進む。 「ステップ160」 ここではセットされた時間だけ時
間間隔をあける。すなわち、連続してレリーズ操作が行
われた様な場合、つまり連続撮影が行われる場合、急激
な温度上昇が想定されるため、ここでセットされた時間
だけ撮影動作の進行を停止し、温度上昇を招いてDC−
DCコンバータ100内の各素子が破壊してしまわない
ようにするための処置である。 「ステップ161」 スイッチ8がONしたので、制御
回路6のST端子の出力を“LL”から“HL”とす
る。これにより、調光回路9にて調光動作が開始され、
ストロボ発光量の検出が行われる。また、充電ラッチ
(LPG)はOFFにする。 「ステップ162」 制御回路6のTRG1端子よりワ
ンショットパルス出力を行う。 「ステップ163」 上記TRG1端子のワンショット
パルスにより、トリガ回路22内で高圧パルスが発生
し、閃光放電管23が励起され、ストロボ発光が開始さ
れる。 「ステップ164」 調光回路9により被写体に対して
適正な光量に達しているかの判別を行い、適正露光でな
いと判別したときはステップ163へ戻ってストロボ発
光を継続し、適正露光になったと判別した場合にはステ
ップ165へと進む。 「ステップ165」 調光回路9からSP端子への入力
が“LL”から“HL”に変化、つまり制御回路6に対
して発光停止が指示される。 「ステップ166」 制御回路6のTRG2端子よりワ
ンショットパルスを出力する。 「ステップ167」 上記TRG2端子よりのワンショ
ットパルスにより、発光停止回路24は主コンデンサ2
1から閃光放電管23に流れていた電流を、該発光停止
回路20にバイパスして流すような動作を行う。これに
より、ストロボ発光が停止する。その後はステップ14
1へ戻る。
【0074】以上の第5の実施例によれば、DC−DC
コンバータ100内の各素子の破壊をきたす温度近傍の
温度i℃よりも低めに設定されている、ある温度h℃を
測定温度が越えている(但し、i℃よりは低い)場合に
は、続けて連続撮影がなされた場合には該温度が急激に
上昇してi℃を越えてしまう恐れがあるため、撮影動作
の進行を停止させるための時間を設定し、今回の撮影が
終了すると同時に次の撮影の為のレリーズ操作が行われ
たとしても、この設定時間は次の撮影動作を待機させる
ようにしている為、連続撮影には多少影響をきたすが、
DC−DCコンバータ100内の各素子を破壊してしま
うといった不都合を無くすことができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DC−DCコンバーータ内の各素子の発熱状態を温度に
より検出する温度検出手段と、該温度検出手段により所
定の温度に達したことが検出された場合は、前記DC−
DCコンバータの発振動作を停止する発振動作制御手段
とを備え、DC−DCコンバータ内の各素子の発熱温度
が所定の温度に達したら、自動的に直ちに該DC−DC
コンバータの発振動作を停止するようにしている。
【0076】また、DC−DCコンバータ内の各素子の
発熱状態を温度により検出する温度検出手段と、該温度
検出手段により検出される温度情報に応じて、前記DC
−DCコンバータの発振動作を停止するまでの時間を可
変する発振停止可変手段とを備え、DC−DCコンバー
タ内の各素子の発熱温度の状態に応じて自動的に該DC
−DCコンバータの発振停止時間を変化させるようにし
ている。
【0077】よって、DC−DCコンバータが誤動作を
したり、これを構成する素子が破壊したり、また、スト
ロボ充電時間が大幅に延びるといったことを事前に防止
することが可能となる。
【0078】また、内部の発熱によって内部抵抗を変化
させる感温抵抗素子を内蔵した電池と、発振トランジス
タや発振トランスを有するストロボ用DC−DCコンバ
ータと、該DC−DCコンバータの発振動作開始からの
時間を計測するタイマ手段と、前記電池やDC−DCコ
ンバータ内の各素子の近傍に配置され、その発熱状態を
温度により検出する温度検出手段と、該温度検出手段に
て前記電池内の感温抵抗素子の抵抗値変化を生じるであ
ろう温度が検出された事と前記タイマ手段にて所定時間
が計測されたことにより、前記DC−DCコンバータの
発振動作を停止する発振動作制御手段とを備え、また、
DC−DCコンバータの発振動作の停止を警告する警告
手段を具備し、電池内の感温抵抗素子の抵抗値変化が生
じるであろう温度が検出され、且つタイマ手段にてDC
−DCコンバータの発振動作が開始されてから所定時間
が計測されたことにより、該DC−DCコンバータの発
振動作を停止すると共に、その旨の警告を行うようにし
ている。
【0079】よって、ストロボ充電時間が大幅に延びて
しまうことを禁止すると共に、この際にはその旨を使用
者に知らせることが可能となる。
【0080】また、内部の発熱によって内部抵抗を変化
させる感温抵抗素子を内蔵した電池と、発振トランジス
タや発振トランスを有するストロボ用DC−DCコンバ
ータと、前記電池やDC−DCコンバータ内の各素子の
近傍に配置され、その発熱状態を温度により検出する温
度検出手段と、該温度検出手段よりの温度情報に応じ
て、ストロボ充電が完了か否かの基準となるストロボ充
電完了レベルを変更するレベル可変手段とを備え、例え
ば温度検出手段よりの温度情報が電池内の感温抵抗素子
の抵抗値変化が生じるであろう温度であった場合には、
ストロボ充電完了レベルを低い方に変更するようにして
いる。
【0081】よって、電池の内部抵抗が変化してストロ
ボ充電時間が遅くなったとしても、ストロボ発光可能な
レベル以上にストロボ充電レベルが達することにより、
可能な限りストロボ発光を行えるようにすることが可能
となる。
【0082】また、発振トランジスタや発振トランスを
有するストロボ用DC−DCコンバータと、該DC−D
Cコンバータ内の各素子の近傍に配置され、その発熱状
態を温度により検出する温度検出手段と、連続撮影に際
しては、前記温度検出手段よりの温度情報に応じて、ス
トロボ撮影の間隔を可変する撮影間隔可変手段とを備
え、連続撮影時には、温度検出手段よりの温度情報が、
2回目以降の撮影時において発振トランジスタや発振ト
ランスに影響を与えそうな温度であった場合には、次回
の撮影開始までに時間間隔をとるべき待機時間を設定す
るようにしている。
【0083】よって、連続撮影がなされたとしても、D
C−DCコンバータが誤動作をしたり、これを構成する
素子が破壊したりすることを防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例におけるストロボ内蔵カメラ
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の温度検知部の詳細を示す回路図である。
【図3】本発明の第1,2,3及び5の実施例の動作説
明を助けるためのタイミングチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例における動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】図4の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図6】図5の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の第2の実施例における動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図7の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図9】図8の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の第3の実施例における動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】図10の動作の続きを示すフローチャートで
ある。
【図12】図11の動作の続きを示すフローチャートで
ある。
【図13】本発明の第4の実施例の動作説明を助けるた
めのタイミングチャートである。
【図14】本発明の第4の実施例における動作を示すフ
ローチャートである。
【図15】図14の動作の続きを示すフローチャートで
ある。
【図16】本発明の第5の実施例における動作を示すフ
ローチャートである。
【図17】図16の動作の続きを示すフローチャートで
ある。
【図18】図17の動作の続きを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 電源 3 マイコン 6 制御回路 10 ダイオード 11 発振トランジスタ 16 発振トランス 23 閃光放電管 100 DC−DCコンバータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振トランジスタや発振トランスを有す
    るストロボ用DC−DCコンバータと、該DC−DCコ
    ンバータ内の各素子の発熱状態を温度により検出する温
    度検出手段と、該温度検出手段により所定の温度に達し
    たことが検出された場合は、前記DC−DCコンバータ
    の発振動作を停止する発振動作制御手段とを備えたスト
    ロボ内蔵カメラ。
  2. 【請求項2】 発振トランジスタや発振トランスを有す
    るストロボ用DC−DCコンバータと、該DC−DCコ
    ンバータ内の各素子の発熱状態を温度により検出する温
    度検出手段と、該温度検出手段により検出される温度情
    報に応じて、前記DC−DCコンバータの発振動作を停
    止するまでの時間を可変する発振停止可変手段とを備え
    たストロボ内蔵カメラ。
  3. 【請求項3】 内部の発熱によって内部抵抗を変化させ
    る感温抵抗素子を内蔵した電池と、発振トランジスタや
    発振トランスを有するストロボ用DC−DCコンバータ
    と、該DC−DCコンバータの発振動作開始からの時間
    を計測するタイマ手段と、前記電池やDC−DCコンバ
    ータ内の各素子の近傍に配置され、その発熱状態を温度
    により検出する温度検出手段と、該温度検出手段にて前
    記電池内の感温抵抗素子の抵抗値変化を生じるであろう
    温度が検出された事と前記タイマ手段にて所定時間が計
    測されたことにより、前記DC−DCコンバータの発振
    動作を停止する発振動作制御手段とを備えたストロボ内
    蔵カメラ。
  4. 【請求項4】 DC−DCコンバータの発振動作の停止
    を警告する警告手段を具備したことを特徴とする請求項
    1,2又は3記載のストロボ内蔵カメラ。
  5. 【請求項5】 内部の発熱によって内部抵抗を変化させ
    る感温抵抗素子を内蔵した電池と、発振トランジスタや
    発振トランスを有するストロボ用DC−DCコンバータ
    と、前記電池やDC−DCコンバータ内の各素子の近傍
    に配置され、その発熱状態を温度により検出する温度検
    出手段と、該温度検出手段よりの温度情報に応じて、ス
    トロボ充電が完了か否かの基準となるストロボ充電完了
    レベルを変更するレベル可変手段とを備えたストロボ内
    蔵カメラ。
  6. 【請求項6】 ストロボ充電完了レベルを変更したこと
    の警告を行う警告手段を具備したことを特徴とする請求
    項5記載のストロボ内蔵カメラ。
  7. 【請求項7】 発振トランジスタや発振トランスを有す
    るストロボ用DC−DCコンバータと、該DC−DCコ
    ンバータ内の各素子の近傍に配置され、その発熱状態を
    温度により検出する温度検出手段と、連続撮影に際して
    は、前記温度検出手段よりの温度情報に応じて、ストロ
    ボ撮影の間隔を可変する撮影間隔可変手段とを備えたス
    トロボ内蔵カメラ。
  8. 【請求項8】 ストロボ撮影の間隔を可変したことの警
    告を行う警告手段を具備したことを特徴とする請求項7
    記載のストロボ内蔵カメラ。
  9. 【請求項9】 温度検出手段は、カメラの各種動作を制
    御する集積回路に内蔵される手段であることを特徴とす
    る請求項1,2,3,5又は7記載のストロボ内蔵カメ
    ラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003075088A1 (en) * 2002-03-05 2003-09-12 Sony Corporation Electronic device and control method
US8348502B2 (en) 2009-06-29 2013-01-08 Nikon Corporation Lighting apparatus

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