JPH05333219A - 光ファイバの固定構造 - Google Patents

光ファイバの固定構造

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JPH05333219A
JPH05333219A JP4140818A JP14081892A JPH05333219A JP H05333219 A JPH05333219 A JP H05333219A JP 4140818 A JP4140818 A JP 4140818A JP 14081892 A JP14081892 A JP 14081892A JP H05333219 A JPH05333219 A JP H05333219A
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JP
Japan
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fiber
silver halide
gold
laser
fixing structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP4140818A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuichi Oomori
康以知 大森
Fumio Sugata
文雄 菅田
Akio Tanaka
昭男 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05333219A publication Critical patent/JPH05333219A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4296Coupling light guides with opto-electronic elements coupling with sources of high radiant energy, e.g. high power lasers, high temperature light sources

Landscapes

  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 銀ハライド系ファイバの屈曲を防止し、端末
部の放熱性を良くして比較的高エネルギーレーザー伝送
を可能にする。 【構成】 赤外線透過機能を有する銀ハライド系ファイ
バ4の固定構造であって、銀ハライド系ファイバ4の端
部を挿着する固定部材1に形成された貫通孔2に銀ハラ
イド系ファイバ4を挿入して、熱伝導率をよくするため
の金属またはセラミックもしくは炭素を混入した接着剤
6により銀ハライド系ファイバ4を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炭酸ガスレーザーメス、
炭酸ガスレーザー加工機等のレーザー導波路として用い
られる光ファイバの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザー加工やレーザー手術において
は、目的に応じて各種のレーザー光が用いられている
が、患部の切開・蒸散を目的とするレーザー手術におい
ては、生体に対する吸収率が高く、切開・蒸散能力に優
れている点からCO2レーザー光がよく用いられ、この
CO2レーザー光を目的部位に導く手段としてはファイ
バによる導光が操作性の観点から最もよい。CO2レー
ザー光導光用ファイバとしてはフッ化物ガラス、カルコ
ゲナイドガラス、タリウムハライド多結晶、銀ハライド
多結晶及びサファイア等の中空導波路が知られている。
中でも銀ハライドファイバはCO2レーザー光の波長1
0.6μmで高い透過率を示すとともに、可とう性に優
れ、レーザーメス等の精密な作業に適した柔軟性に富む
導波路を提供する。導光路を実用化するに当たって重要
な点はレーザー光を安定良く入射/伝送/出射するため
の端末構造である。
【0003】端末構造としては石英ファイバでは、例え
ば図3に示すように、固定部材20にサファイア21を
圧入して石英ファイバ22を固定する構造が知られてい
る。また、銀ハライドファイバでは、図4に示すように
接着剤23で樹脂のフェルール24に銀ハライドファイ
バ25を固定する構造が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】銀ハライドファイバ2
5は、石英ファイバ22と比べて非常に柔らかい材料で
降伏強さが2kg/mm2しかなく座屈しやすい。従って、
石英ファイバ22に対して用いられている図3の構造で
はサファイア21を圧入する際にファイバの座屈や変形
が生じ易い。座屈や変形はレーザー光伝送時における伝
送効率の低下やファイバの焼損につながる。
【0005】また、レーザー伝送時ファイバの入出射端
面近傍では散乱光の強度が強く、図4に示した従来の構
造では樹脂接着剤23と樹脂フェルール24が用いられ
ているために端末部の放熱性が悪く、高エネルギーレー
ザー光を入射する端末部の温度が上昇し焼損につなが
る。
【0006】本発明は、上記課題を達成するためになさ
れたもので、ファイバの座屈や変形が生ぜず、銀ハライ
ド系ファイバでの比較的高エネルギーレーザー伝送を可
能にする光フアイバの固定構造を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の光ファイバの固定構造は、赤外線透過機能を
有する銀ハライド系ファイバの固定構造であって、銀ハ
ライド系ファイバの端部を挿着する固定部材に形成され
た貫通孔に銀ハライド系ファイバを挿入して、金属また
はセラミックもしくは炭素を混入した接着剤により銀ハ
ライド系ファイバを固定する。
【0008】接着剤に混入する金属が金、チタン、タン
タルの何れかである。接着剤に混入したセラミックが窒
化ホウ素、アルミナ、ジルコニア、窒化珪素、サファイ
アの何れかである。
【0009】固定部材が金属またはセラミックである。
また、固定部材の金属の少なくとも銀ハライド系ファイ
バが接触する部分にチタン、タンタル、金を用いてい
る。
【0010】
【作用】金属の接着剤への混入により接着剤の熱伝導率
が向上し、熱伝導性の優れた金属またはセラミック固定
部材と組み合わせることにより端末部の放熱性が向上す
る。またファイバの固定に圧入が不必要で座屈等の変形
の可能性も無い。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例を示す断面
図である。図1において1は燐青銅製の固定部材であっ
て、その軸芯方向に貫通孔2が形成され、貫通孔2の内
表面に金メッキ膜3が被着している。貫通孔2にAgC
1/Brファイバ4が金粉5を混入したエポキシ系接着
剤6にて固定されている。AgC1/Brファイバ4に
は接着固定部を避けてファイバ4の機械的強度を補強す
るためのテフロン性内部チューブ7で覆われている。固
定部材1にはさらにテフロン性外部保護チューブ8が接
続固定されている。9はAgC1/Brファイバ1の入
射端、10はCO2レーザーである。
【0012】CO2レーザー10が入射端9より入射す
ると入射端9近傍では散乱が大きくて発熱する。ファイ
バ4と接したエポキシ系接着剤6には金粉5が混入され
ているので熱伝導性が良く熱は金メッキ膜3を経て燐青
銅製の固定部材1に伝わり放熱される。従って、本構造
は冷却性に優れ高出力レーザーを入射しても端末部の温
度上昇が少なく、熱によるAgC1/Brファイバ4の
溶融焼損が防止される。
【0013】図2にエポキシ系接着剤6に金粉5を混入
した場合と、しない場合でのCO2レーザー光を入射し
た際の端末部の温度を測定した結果を示す。図2におい
て横軸はCO2レーザー光の入射を開始してからの経過
時間、縦軸は端末部の温度、実線は金粉5を混入したエ
ポキシ接着剤6を用いた場合の温度上昇カーブ、破線は
金粉5を混入しない場合の温度上昇カーブ、11はファ
イバの焼損点を示す。金粉5を混入した場合は温度上昇
はほとんどなく入射開始から約20秒で30℃で飽和す
るのに対して、金粉5を混入しない場合は温度上昇が激
しく約30秒で焼損点11に達し焼損した。本結果より
金粉混入の効果は明白である。
【0014】銀ハライドは金属との反応性が強く金、チ
タン、タンタル以外の金属と接触すると腐食する。従っ
て、接着剤6に混入する金属は金、チタン、タンタルが
好ましい。また、金ほどの熱伝導率の改善効果はない
が、炭素やアルミナ、ジルコニア、サファイアを混入し
た接着剤を用いても放熱効果が示される。
【0015】固定部材1を金メッキ処理した燐青銅製と
して説明したが、金メッキ膜3を施すのは銀ハライドが
金属との反応性が強く金、チタン、タンタル以外の金属
と接触すると腐食するためである。
【0016】以上、本実施例では接着剤をエポキシ系接
着剤6として説明したが、これに限らずシリコン系接着
剤等の他の接着剤でも良い。また、固定部材1は燐青銅
に限らないが、銀ハライド系ファイバ4との接触の可能
性ある部分が金またはチタンまたはタンタルまたはアル
ミナ、ジルコニア、サファイア、炭素等のファイバ4に
悪影響を及ぼさない材料で構成することが好ましい。ま
た、銀ハライドファイバ4をAgC1/Brで説明した
が、これに限らずAgC1、AgBr、AgI等の他の
銀ハライドファイバであっても良い。
【0017】また、本実施例では入射部での固定につい
て説明したが出射部でも同様である。
【0018】
【発明の効果】本発明の光ファイバの固定構造は、上記
構成により、ファイバの座屈や変形が生ずることがな
く、また、端末部の放熱性が良いため、高エネルギーレ
ーザー入出力が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光ファイバの固定構
造の断面図である。
【図2】本発明の効果を示す特性図である。
【図3】従来の実施例を示す断面図である。
【図4】従来の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定部材 2 貫通孔 3 金メッキ膜 4 塩化銀・臭化銀からなる光ファイバ 5 金粉 6 接着剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線透過機能を有する銀ハライド系フ
    ァイバの固定構造であって、銀ハライド系ファイバの端
    部を挿着する固定部材に形成された貫通孔に銀ハライド
    系ファイバを挿入して、金属またはセラミックもしくは
    炭素を混入した接着剤により銀ハライド系ファイバを固
    定することを特徴とする光ファイバの固定構造。
  2. 【請求項2】 接着剤に混入した金属が金、チタン、タ
    ンタルの何れかであることを特徴とする請求項1記載の
    光ファイバの固定構造。
  3. 【請求項3】 接着剤に混入したセラミックが窒化ホウ
    素、アルミナ、ジルコニア、窒化珪素、サファイアの何
    れかであることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ
    の固定構造。
  4. 【請求項4】 固定部材が金属またはセラミックである
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光
    ファイバの固定構造。
  5. 【請求項5】 固定部材の金属の少なくとも銀ハライド
    系ファイバが接触する部分がチタン、タンタル、金であ
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
    光ファイバの固定構造。
JP4140818A 1992-06-02 1992-06-02 光ファイバの固定構造 Pending JPH05333219A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0945744A2 (en) * 1998-03-26 1999-09-29 Hughes Electronics Corporation Front end preparation procedure for coupling of light into a multi-mode fiber
KR100444111B1 (ko) * 2002-12-05 2004-08-11 전자부품연구원 광부품 패키징용 에폭시 경화 및 솔더링 방법
JP2008275996A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Fujifilm Corp 光導波部材

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