JPH05332917A - 摩擦・摩耗試験機 - Google Patents

摩擦・摩耗試験機

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JPH05332917A
JPH05332917A JP13674992A JP13674992A JPH05332917A JP H05332917 A JPH05332917 A JP H05332917A JP 13674992 A JP13674992 A JP 13674992A JP 13674992 A JP13674992 A JP 13674992A JP H05332917 A JPH05332917 A JP H05332917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
moving mechanism
friction
screw type
type moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13674992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Yamamoto
靖則 山本
Toyoichi Maeda
豊一 前田
Hisafumi Kakio
尚史 垣尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP13674992A priority Critical patent/JPH05332917A/ja
Publication of JPH05332917A publication Critical patent/JPH05332917A/ja
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 試験片(圧子)を介して材料に加える荷重を
微小荷重から大荷重にわたって確実に制御でき、もって
種々の負荷パターンによる負荷下で摩擦・摩耗試験が可
能な試験機を提供する。 【構成】 フィードバック制御する負荷機構を、送りね
じとモータで構成されるねじ式移動機構a1と圧電素子
の変位を利用した微小移動機構a2とを組み合わせた構
造とするとともに、フィードバック制御系には、偏差の
大小に基づき、制御対象を上記の二つの移動機構のいず
れか一方に切り換える切換手段dを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば薄膜やプラスチ
ックなどの材料の摩擦・摩耗特性を評価するのに用いら
れる試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、摩擦試験としては、試験片(例え
ば圧子)を相手材料に接触させて荷重を掛けた状態で、
相手材料と試験片のいずれか一方を移動させ、その移動
の初期に要する力から静摩擦係数を求め、さらに、その
ような移動状態で試験片に作用する移動方向に沿う向き
の力と、試験片に掛けた荷重とから動摩擦係数を求める
方法がある。
【0003】また、摩耗試験としては、試験片を相手材
料に接触させて荷重を掛けた状態でそのいずれか一方
に、回転あるいは直線運動を与えて相手材料の表面上で
試験片を一定時間だけ摺動させ、その相手材料および試
験片の双方、あるいはいずれか一方の摩耗状態から摩耗
特性を評価する方法がある。
【0004】そして、このような摩擦・摩耗特性を評価
する試験機において、試験片を介して相手材料に荷重を
掛ける負荷機構としては、従来、おもりを利用した機構
や送りねじとモータを組み合わせた機構などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、おもりを利
用した負荷機構を備えた摩擦・摩耗試験機によれば、試
験中に荷重を変更するなどの荷重制御(負荷パターン制
御)が不可能で、一定荷重による試験しか行えないとい
った欠点がある。
【0006】一方、送りねじを利用した負荷機構を備え
た摩擦・摩耗試験機によると、荷重制御は可能である
が、1台の試験機に微小荷重制御と大荷重制御の双方を
兼ね備えることは困難である。すなわち、微小荷重制御
を可能とするために、送りねじとモータの分解能を大き
くすると、大荷重制御が非常に大変な制御となる。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、試験片を介して相手材料に加える荷重を微小荷
重から大荷重にわたって確実に制御でき、もって種々の
負荷パターンによる負荷下で摩擦・摩耗試験が可能な試
験機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成を、図1に示す基本概念図を参照しつつ説明す
ると、本発明は、送りねじとその回転を与えるモータに
よって構成されるねじ式移動機構a1 を有し、試験片
(例えば圧子)bと相手材料wとを相対的に変位させる
負荷機構aと、その変位によって相手材料wに作用する
荷重を検出する荷重検出手段cを備え、その荷重検出値
に基づいて、負荷機構aの駆動をフィードバック制御す
るよう構成された摩擦・摩耗試験機において、負荷機構
aは、ねじ式移動機構a1 に加えて、圧電素子の変位を
利用した微小移動機構a2 を組み込んだ構造で、その二
つの移動機構a1,a2 のいずれか一方の駆動によって上
記の変位を与えるよう構成されているとともに、上記の
フィードバック制御系には、荷重検出値と設定荷重値と
の偏差の基準値に対する大小を判別して、その判別結果
に基づいて制御対象をねじ式移動機構a1 もしくは微小
移動機構a2 のいずれか一方に切り換える切換手段dが
設けられていることによって特徴づけられる。
【0009】
【作用】切換手段gの判定に用いる基準値を、例えば、
ねじ式移動機構a1 による負荷荷重の分解能(荷重値)
とし、制御偏差がその基準値以下であるときには、微小
移動機構a2 の制御によって相手材料wへの負荷荷重を
与えるようにしておくことで、ねじ式移動機構a1 の分
解能を大きくすることなく、微小荷重の制御が可能とな
る。
【0010】
【実施例】図2は本発明実施例の構成図で、機構部の構
造と制御系のブロック図を併記して示す図である。
【0011】ベース1上にはガイド台2が配置されてい
る。このガイド台2の側面には、ベース1の上面に対し
て垂直な方向に沿って延びる2本レール2aが形成され
ており、そのレール2aに移動台3が摺動自在に装着さ
れている。
【0012】移動台3は、送りねじ41と、これに歯車
43,44を介して連結されたモータ42などによって
構成されるねじ式移動機構4によって支持されており、
この移動機構4の駆動によって変位が与えられる。ま
た、移動台3には、その上方に微小移動機構5が配置さ
れている。
【0013】微小移動機構5は、一方側が開放された断
面コの字形状の部材52と、その上下の二片52aと5
2bとの間に挟み込まれた圧電素子(PZT)51を備
え、その圧電素子51の変位によって上部片52aと下
部片52bとの間の距離が変化する構造のものである。
また、微小駆動機構5は、その部材52の上部片52a
のみがオーバーアーム6を介して移動台3に固定されて
おり、従って、圧電素子51の変位によって、下部片5
2bが移動台3の上面に対して変位する。
【0014】そして、その下部片52bの開放部側の端
部にロードセル7の一端部が固着され、このロードセル
7の他端部に垂直アーム8が固着されている。さらに、
垂直アーム8の下方部に試験片(圧子)9が装着され
る。
【0015】以上の機構部の構造において、ねじ式移動
機構4のモータ41と微小移動機構5の圧電素子51と
は、それぞれ後述するCPU11からの指令に基づくド
ライバ10aもしくは10bからの制御信号によって駆
動される。
【0016】また、以上の構造において、ねじ式移動機
構4を駆動すると、移動台3,微小移動機構4の全体お
よび垂直アーム8が変位して、試験片9に接触させた相
手材料Wに大荷重を掛けることができる。一方、ねじ式
移動機構4を停止した状態で微小移動機構5のみを駆動
すると、その機構5の部材52の下部片52bが僅かに
撓んで、これより先端側のロードセル7および垂直アー
ム8のみが変位し、これによって相手材料Wに微小荷重
が作用する。それらの負荷荷重はロードセル7によって
検出され、この検出信号がアンプ13およびA/D変換
器12を介してCPU11内に採り込まれる。
【0017】CPU11は、ロードセル7からの荷重検
出値と、目標値としての設定荷重値に基づいて、ねじ式
移動機構4もしくは微小移動機構5のいずれか一方の駆
動をフィードバック制御する。すなわち、CPU11
は、設定荷重値と荷重検出値との偏差が、あらかじめ設
定した基準値Agf以上であるときには、ねじ式移動機構
4の駆動のみをフィードバック制御し、一方、その基準
値Agf以下の場合には、制御対象を切り換えて微小移動
機構5のみの駆動をフィードバック制御するよう構成さ
れている。
【0018】ここで、基準値Agfとして具体的な数値は
示さないが、ねじ式移動機構4の送りねじ41とモータ
42の分解能の対応する負荷荷重値を採用すれば、その
ねじ式移動機構4による負荷荷重値の分解能を大きくす
ることなく、微小荷重から大荷重にわたって任意の荷重
制御が可能となる。
【0019】そして、以上の本発明実施例においては、
設定荷重値として所望の負荷パターンを設定しておくこ
とで、その負荷パターンに応じた荷重を相手材料Wに試
験片9を介して掛けることができ、その負荷下で相手材
料Wを移動テーブル20によって回転もしくは直進移動
させることによって、種々の負荷パターンによる負荷下
での摩擦・摩耗試験を行うことが可能である。しかも、
相手材料Wが摩耗しても、その摩耗分に相当する負荷荷
重減は、微小移動機構5で瞬時に補償されるので、その
摩耗による影響もない。
【0020】なお、以上の実施例において、摩擦試験を
行う際には、試験片9を板ばねを介して垂直アーム8に
保持するとともに、その板ばねには歪みゲージを貼着し
て、相手材料の移動方向に沿う向きへの作用力を検出す
るといった手法を採用すればよい。また、この種の摩擦
・摩耗試験においては、押圧側である試験片(圧子)9
および被押圧側の材料Wの双方が、特性評価の対象とし
て供せられることもあることは言うまでもない。
【0021】ここで、本発明の負荷機構は、摩擦・摩耗
試験機のほか、微小荷重制御を必要とする他の材料試験
機等の各種装置にも適用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィードバック制御する負荷機構を、送りねじとモータ
で構成されるねじ式移動機構と圧電素子の変位を利用し
た微小移動機構とを組み合わせた構造とするとともに、
そのフィードバックの制御偏差の大小に応じて、制御対
象を上記の二つの移動機構のいずれか一方に切り換える
よう構成したので、ねじ式移動機構の送りねじとモータ
の分解能を大きくするこなく、しかも、その移動機構の
摺動部の摩耗や相手材料の摩耗に影響されることなく、
微小荷重から大荷重にわたって確実な制御を行うことが
可能となり、これによって種々の負荷パターンによる負
荷下での摩擦・摩耗試験が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す基本概念図
【図2】本発明実施例の構成図で、機構部の構造図と制
御系のブロック図を併記して示す図
【符号の説明】
1・・・・ベース 2・・・・ガイド台 3・・・・移動台 4・・・・ねじ式移動機構 41・・・・送りねじ 42・・・・モータ 5・・・・微小移動機構 51・・・・圧電素子(PZT) 7・・・・ロードセル 9・・・・試験片(圧子) W・・・・相手材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送りねじとその回転を与えるモータによ
    って構成されるねじ式移動機構を有し、試験片と相手材
    料とを相対的に変位させる負荷機構と、その変位によっ
    て相手材料に作用する荷重を検出する荷重検出手段を備
    え、その荷重検出値に基づいて、上記負荷機構の駆動を
    フィードバック制御するよう構成された摩擦・摩耗試験
    機において、上記負荷機構は、上記ねじ式移動機構に加
    えて、圧電素子の変位を利用した微小移動機構を組み込
    んだ構造で、その二つの移動機構のいずれか一方の駆動
    によって上記変位を与えるよう構成されているととも
    に、上記フィードバック制御系には、上記荷重検出値と
    設定荷重値との偏差の基準値に対する大小を判別して、
    その判別結果に基づいて制御対象を上記ねじ式移動機構
    もしくは微小移動機構のいずれか一方に切り換える切換
    手段が設けられていることを特徴とする摩擦・摩耗試験
    機。
JP13674992A 1992-05-28 1992-05-28 摩擦・摩耗試験機 Pending JPH05332917A (ja)

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JP13674992A JPH05332917A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 摩擦・摩耗試験機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009145140A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 National Institute For Materials Science 摩擦計測装置
CN104048888A (zh) * 2014-06-16 2014-09-17 北京交通大学 一种材料摩擦磨损性能测试装置
CN111678765A (zh) * 2020-06-02 2020-09-18 湖北工程学院 一种载流摩擦磨损试验机、试验系统及其试验方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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