JPH05332794A - 表示検査装置 - Google Patents

表示検査装置

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JPH05332794A
JPH05332794A JP14128892A JP14128892A JPH05332794A JP H05332794 A JPH05332794 A JP H05332794A JP 14128892 A JP14128892 A JP 14128892A JP 14128892 A JP14128892 A JP 14128892A JP H05332794 A JPH05332794 A JP H05332794A
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load
point
displacement
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signal
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JP14128892A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Yokoyama
晴彦 横山
Noriyuki Suzuki
規之 鈴木
Nozomi Ueshiba
望 上芝
Yasuo Enomoto
康男 榎本
Zenichi Okabashi
善一 岡橋
Kinji Horigami
欣司 堀上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 家電品などに一般的に用いられている、LE
Dや液晶の表示板の表示欠陥検査と、操作ボタンの検査
は、これまで人間の眼と手の感触で行っていたが、この
作業を自動化し、表示機能の検査を、操作ボタンの良否
検査と同時に行い生産の効率化と品質の安定化をはかる
表示検査装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の表示検査装置は、クリック感を有す
る操作ボタン3の操作により文字が表示される文字表示
部分2の欠陥の有無を、テレビカメラ4,A/D変換回
路,サンプリング回路,画像メモリ・コンピュータを用
いて検査する表示検査部5と、操作ボタン3を押すボタ
ン押し部100と、クリック感を有する操作ボタン3の
変位−荷重曲線や時間−荷重曲線を、曲線を特徴づける
複数の特徴点を結ぶ線分で近似し、各点の絶対値,相対
値,各線分の傾きで良否を判断するクリック感検査部9
とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家電品などに一般的に用
いられている、LEDや液晶により時刻等の表示部の検
査を、操作ボタンの良否検査と同時に行う表示検査装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LEDや液晶を用いた表示機能
は、テレビなどの映像機器や、ワープロ・パソコンなど
のオフィス機器などに限らず、洗濯機・炊飯器・電子レ
ンジ・エアコン・ステレオ・ビデオ・電話など、非常に
多種の製品に用いられるようになってきた。このような
表示機能は直接ユーザに供せられるものであり、表示機
能の検査は、製品の品質保証にとって不可欠のものであ
る。
【0003】このような表示機能の検査は、操作ボタン
の検査と不可分の関係にあり、これらの検査は同時に行
う必要がある。
【0004】また、操作ボタンにより機能する部品とし
て、クリック感を有するスイッチは、電気製品の差別化
のため、人間工学的なアプローチで感触の良いスイッチ
が設計され、さらに電気製品の多機能化,高機能化に伴
いその数も増加している。このようにスイッチに関する
要望が高まってきており、それにともないスイッチの検
査に対する要望も高まってきている。
【0005】従来、以上のような表示検査と操作ボタン
の検査は、人手に頼っていた。表示検査だけについてい
えば、自動認識装置を用いて自動検査を行うことができ
るが、表示の良否を判断するためには操作ボタンの操作
を伴うため、自動化ができていなかった。この事情は、
操作ボタンの検査についても同様である。操作ボタンの
検査は、圧力センサ付きのロボットまたは三軸のアクチ
ュエータを用いても可能であるが、自動認識による検査
結果にもとづいて操作ボタンを自動操作せしめる一連の
関連動作の自動化ができていなかった。
【0006】従って、クリック感もしくは表示の検査は
仮に自動で行われたとしても、残る一方の表示は人間の
眼に頼り、クリック感の検査は人間の手の感触に頼り、
検査者の判断によって良否の区別を行わなければなら
ず、検査者の配置が不可欠であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の方法では、人間の眼と手の感触で検査を行うため、
以下のような問題点があった。
【0008】検査者が異なると検査結果も異なる。検査
者が同一の場合でもその検査者の体調により検査結果が
異なる。
【0009】検査に熟練を要するため限られた人間しか
検査ができない。検査者が眼精疲労を起こす(表示検査
の場合)。
【0010】検査者が腱鞘炎になる(クリック感検査の
場合)。本発明は上記従来の問題点を解決するもので、
文字表示機能とクリック感を有する操作ボタンの検査の
自動化を可能とする表示検査装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の表示検査装置は、クリック感を有する操作ボ
タンの操作により文字が表示される文字表示部分の表示
の欠陥の有無をテレビカメラ,A/D変換回路,サンプ
リング回路,画像メモリ,コンピュータを用いて検査す
る表示検査部と、前記操作ボタンを押すボタン押し部
と、前記クリック感を有する操作ボタンが押された時の
操作ボタンの変位−荷重曲線や時間−荷重曲線を、曲線
を特徴づける複数の特徴点を結ぶ線分で近似し、前記各
特徴点の絶対値,相対値,各線分の傾きで良否を判断す
るクリック感検査部とからなる。
【0012】
【作用】本発明は、文字表示部の欠陥の有無を検査する
表示検査部と、ボタン押し部と、操作ボタンのクリック
感検査部とからなり、操作ボタンを有する製品の文字表
示部の検査を行い、また、表示部の位置を計測して操作
ボタンの位置を計算して、押す位置を補正しながら、操
作ボタンのクリック感検査を同時に行うことによって、
検査を自動化する。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0014】図1は、第1実施例の基本構成図である。
1は、検査対象製品である。2は製品1上の文字表示板
である。3は製品1上の操作ボタンである。4はテレビ
カメラであり、4で入力した画像を5の表示検査部で処
理し、欠陥の有無を検査する。6はボタン押し部100
の指先であり、これで操作ボタン3を押す。また、押さ
れたときの圧力は圧力センサ7(一般にロードセルと呼
ばれる)に伝わる。8はボタン押し部の駆動部である。
9は、クリック感検査部であり、圧力センサ7から入力
した圧力情報と、ボタン押し駆動部8から得られた位置
情報を処理し、クリック感の良否判定をする。
【0015】この中で、表示検査部について、まず詳細
に述べる。図2は、本発明の第1実施例の表示検査部5
の構成を示す図である。図2において、10は画像投影
データ作成部である。11はランレングスデータ作成部
である。12はテンプレート投影ランレングスデータ記
憶部である。13は投影ランレングスデータマッチング
部である。14はドットパターン検査部である。それで
は図2に示すドットパターン検査部の動作について説明
する。まず画像投影データ作成部10において画像の投
影データを作成する。この画像投影データは、図3に示
すように、2次元データである画像データの濃度値をあ
る方向に加算することによって作成される。このとき画
像はあらかじめドットパターンがonしている部分とo
ffしている領域に分割された2値画像、もしくはカメ
ラからA/D変換された濃淡の画像、もしくは適当な前
処理によりノイズ・シェーディング補正された濃淡画像
である。次にランレングスデータ作成部11で投影ラン
レングスデータを作成する。投影ランレングスデータ
は、図3に示すように投影データにおいて同じ値が連続
する部分をデータの値および連続する画素数の形で作成
される。これらの処理により、2次元の画像データが必
要最小限の形に圧縮される。また、投影データの値に閾
値処理を加えて投影データの取り得る値を少なくするこ
とによって、よりデータを圧縮することが可能となる。
実際に本装置を使用するときは、あらかじめ画像投影デ
ータ作成部10およびランレングスデータ作成部11に
より基準となる投影ランレングスデータを作成し、テン
プレート投影ランレングスデータ記憶部12に格納して
おく。そして、検査画像を入力し、検査画像投影ランレ
ングスデータを画像投影データ作成部10およびランレ
ングスデータ作成部11により作成し、投影ランレング
スデータマッチング部13に基準となる投影ランレング
スデータと検査画像の投影ランレングスデータを入力す
る。そして図4に示すように、基準となる投影ランレン
グスデータを検査画像の投影ランレングスデータ上で一
致度計算を行いながら走査し、最も一致度の高い点を、
検査パターン位置として検出する。このような位置検出
をxy両方向で行うことにより検査パターンを代表する
xy座標が計算される。なお、一致度としては、両パタ
ーンの単純な残差計算、相関係数の計算等を行うことで
求められる。ここで、一致度計算の際もデータが圧縮さ
れているため同じ計算を繰り返す必要がなく、高速処理
が可能となる。そして、ドットパターン検査部14で
は、計算されたxy座標に基づき検査エリアを設定し検
査を行う。ドットパターン検査のためには、投影ランレ
ングスデータの一致度をそのまま用い、一致度が低けれ
ば不良と判定する。
【0016】ボタン押し部100については、ロボット
や、直交三軸の駆動系を用いて容易に実現できる。ま
た、製品の検査は流れ作業で行われるが、製品はまった
く同一の位置には来ない。そこで、表示検査部の処理過
程で得られた表示部のxy座標を用いて、ボタンを押す
位置の補正量を計算する。
【0017】次に、クリック感検査部について述べる。
図5(a)は、ビデオテープレコーダのクリック感を有
するスイッチの変位−荷重曲線である。この変位−荷重
曲線を特徴づける特徴点として、曲線の開始を示す開始
点A、荷重が極大値をとる極大点B,G、荷重が極小値
をとる極小点C,F、曲線の終了を示す終了点H、荷重
にしきい値を設け変位が増加するときの終了を示す終了
点D、荷重にしきい値を設け変位が減少するときの開始
を示す開始点Eを設定する。図5(b)は変位−荷重曲
線を各特徴点を結ぶ線分に近似したものである。これら
の各特徴点と線分から、BとCの荷重の差、GとFの荷
重の差、Bの荷重の値、A,Bを結ぶ線分の傾きを計算
し、これらが所望の範囲内にあれば良品、範囲外にあれ
ば不良品と判断する。
【0018】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0019】表示走査部とボタン押し部は、実施例1と
同様であるので、説明を省略し、クリック感検査部につ
いてのみ述べる。
【0020】図6(a)は、ビデオテープレコーダのク
リック感を有するスイッチの時間−荷重曲線である。こ
の時間−荷重曲線を特徴づける特徴点として、曲線の開
始を示す開始点A、荷重が極大値をとる極大点B,G、
荷重が極小値をとる極小点C,F、曲線の終了を示す終
了点H、荷重にしきい値を設け変位が増加するときの終
了を示す終了点D、荷重にしきい値を設け変位が減少す
るときの開始を示す開始点Eを設定する。図6(b)は
時間−荷重曲線を各特徴点を結ぶ線分に近似したもので
ある。これらの各特徴点と線分から、BとCの荷重の
差、GとFの荷重の差、Bの荷重の値、A,Bを結ぶ線
分の傾きを計算し、これらが所望の範囲内にあれば良
品、範囲外にあれば不良品と判断する。
【0021】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0022】表示検査部とボタン押し部は、実施例1と
同様であるので、説明を省略し、クリック感検査部につ
いてのみ述べる。
【0023】図7はクリック感を有する操作ボタンの検
査方法のブロック図、図8は特徴点検出部分のフローチ
ャートである。
【0024】図7で、15は操作ボタンの変位を検出す
るための変位検出手段としてのエンコーダ、16は操作
ボタンに加わる荷重を検出する荷重検出手段としてのロ
ードセル、17はAからDの各特徴点を検出する選択手
段である。18は操作ボタンを押すときの開始を示す開
始点Aの検出手段で、予め設定した荷重のしきい値Xと
ロードセル15で検出した荷重信号を比較し、荷重信号
がX以上となる時の変位と荷重を開始点Aとして検出す
る。19は操作ボタンを押すときの終了を示す終了点D
の検出手段で、予め設定した荷重のしきい値Yとロード
セル15で検出した荷重信号を比較し、荷重信号がY以
上となる時の変位と荷重を終了点Dとして検出する。2
0は極大点Bの検出手段で、開始点Aの荷重を極大値の
初期値とし、極大値をロードセル15で検出した荷重信
号と比較し荷重信号が極大値より大となるときは極大値
を更新していく。このままであると荷重の最大値を検出
してしまうため、さらに予め予測される極大値と極小値
の差である極大極小検出用相対荷重値1を設定し、極大
値からIを減じたものとロードセル15で検出した荷重
信号と比較し、極大値からIを減じたものが荷重信号よ
り大であれば、ノイズによる誤認となることもなく荷重
信号が極大値を通り越し極小値に向かっていると判断
し、極大値とその時の変位を極大点Bとして検出する。
21は極小点Cの検出手段で、極大点Bの荷重を極小値
の初期値とし、極小値をロードセル15で検出した荷重
信号と比較し荷重信号が極小値より小となるときは極小
値を更新し、最小値とその時の変位を極小点Cとして検
出する。22はEからHの各特徴点を検出する選択手段
である。23は操作ボタンを離すときの開始を示す開始
点Eの検出手段で、予め設定した荷重のしきい値Zとロ
ードセル15で検出した荷重信号を比較し、荷重信号が
Z以下となる時の変位と荷重を開始点Eとして検出す
る。24は操作ボタンを離すときの終了を示す終了点H
の検出手段で、予め設定した荷重のしきい値Wとロード
セル15で検出した荷重信号を比較し、荷重信号がW以
下となる時の変位と荷重を終了点Hとして検出する。2
5は極小点Fの検出手段で、開始点Eの荷重を極小値の
初期値とし、極小値をロードセル15で検出した荷重信
号と比較し荷重信号が極小値より小となるときは極小値
を更新していく。このままであると荷重の最小値を検出
してしまうため、さらに予め予測される極大値と極小値
との差である極大極小検出用相対荷重値Jを設定し、極
小値にJを加えたものと16のエンコーダで検出した荷
重信号と比較し、極小値にJを加えたものが荷重信号よ
り小であれば、荷重信号が極小値を通り越し極大値に向
かっていると判断し、極小値とその時の変位を極小点F
として検出する。26は極大点Gの検出手段で、極小点
Fの荷重を極大値の初期値とし、極大値をロードセル1
5で検出した荷重信号と比較し荷重信号が極大値より大
となるときは極大値を更新し、最大値とその時の変位を
極大点Gとして検出する。27は各点の絶対,相対値,
傾き計算部で、BとCの荷重の差、GとFの荷重の差、
Bの荷重の値、A,Bを結ぶ線分の傾きを計算する。2
8は良否判断部で、27で計算した各値と、予め設定し
た良品の各値の範囲を比較し、これが範囲内であれば良
品、範囲外であれば不良品と判断する。
【0025】なお、図8(a)に示すステップ32でK
=0、ステップ39でK=1としているのは極大点B、
極小点Cを検出するアルゴリズムが似たものとなってお
りアルゴリズムの共用化を図ったためで、異なる部分を
K=0で極大点B、K=1で極小点Cを検出するアルゴ
リズムと区別している。同様にして図8(b)に示すス
テップ46でL=0、ステップ53でL=1としている
のは極小点F、極大点Gを検出するアルゴリズムが似た
ものとなっておりアルゴリズムの共用化を図ったため
で、異なる部分をL=0で極小点F、L=1で極大点G
を検出するアルゴリズムと区別している。
【0026】(実施例4)表示検査部5とボタン押し部
100は、実施例1と同様であるので、説明を省略し、
クリック感検査部9についてのみ述べる。
【0027】以下本発明の第4の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図9はクリック感を有する操
作ボタンの検査方法のブロック図、図10は特徴点検出
部分のフローチャートである。
【0028】図9で、59は極大点Bの検出手段で、開
始点Aの過重を極大値の初期値とし、極大値をロードセ
ル15で検出した過重信号と比較し荷重信号が極大値よ
り大でかつ極大値の時の変位との差が予め設定した極大
値検出用変位差Mより小となるときは極大値を更新し、
極大値とその時の変位を極大点Bとして検出する。60
は極小点Fの検出手段で、開始点Eの荷重を極小値の初
期値とし、極小値をロードセル15で検出した荷重信号
と比較し荷重信号が極小値より小でかつ極小値の時の変
位差が予め設定した極小値検出用変位差Nより小となる
ときは極小値を更新し、極小値とその時の変位を極小点
Fとして検出する。
【0029】(実施例5)表示検査部とボタン押し部
は、実施例1と同様であるので、説明を省略し、クリッ
ク感検査部についてのみ述べる。
【0030】以下本発明の第5の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図11はクリック感を有する
操作ボタンの検査方法のブロック図、図12は荷重と変
位の関係を近似した関数を示す図である。
【0031】図11で、83は関数近似手段で、ロード
セル15で検出した荷重信号が予め設定した値Uより大
となるまでと、その後荷重信号が予め設定した値Vより
小となった以後の変位と荷重のデータの組を、それぞれ
変位をs、荷重をtとした次式に示す関数により近似す
る。
【0032】
【数1】
【0033】84は特徴点検出手段で、(数1)をsに
ついて微分した(数2)の二次方程式を解き、(数1)
に代入することにより、極大点B,G、極小点C,Fを
検出し、また、(数1)から予め設定した荷重の定数
X,Z,Y,Wを減じた三次方程式を解き、開始点A,
E、終了点D,Hを検出する。
【0034】
【数2】
【0035】なお、開始点及び終了点の検出を、予め荷
重を設定してその値から変位を求めるようにしている
が、予め変位を設定してその値から荷重を求めるように
してもよい。
【0036】(実施例6)第1実施例で、ドットマトリ
クス文字を対象とする表示検査部について述べたが、セ
グメント文字の表示検査方法についての実施例を述べ
る。
【0037】まず、セグメントを横切る線分の位置を覚
えておく。次に、検査対象が来たときは、まずセグメン
トの位置を認識し、(投影ランレングスデータの位置か
ら得られる)次に、セグメントを横切る線分の位置を補
正した後、この線分を操作して、濃度が変化するかどう
かを判定する。濃度が変化すればセグメントは点灯した
ことになり、変化していなければ消灯しているとみなさ
れる。
【0038】(実施例7)表示検査部の他の実施例を述
べる。
【0039】まず、検査対象物のパターンを、濃淡情報
または二値化情報として、二次元のイメージ(以下、テ
ンプレートと呼ぶ)で記憶して置く。次に、検査対象が
来た時は、まず対象位置を認識し、(位置認識の方法
は、実施例1・実施例6で述べたので省略する。)テン
プレートと、補正した位置で、検査対象の画像データと
テンプレートとの引き算をし、引き算の結果を検査対象
画像データとテンプレートとの類似度とする(類似度が
小さいほど似ており、大きいほど似ていない)。
【0040】類似度が小さければ、良品であるとみな
す。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明は、文字表示部の欠
陥の有無を検査する表示検査部と、ボタン押し部と、操
作ボタンのクリック感検査部とからなり、操作ボタンを
有する製品の文字表示部の検査を行い、また、表示部の
位置を計測して操作ボタンの位置を計算して、押す位置
を補正しながら、操作ボタンのクリック感検査を同時に
行うことによって、これら相互に関連した動作を必要と
する文字表示部の表示検査と操作ボタンのクリック感検
査の自動化を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の表示検査装置の基本構
成図
【図2】第1の実施例における表示検査装置の表示検査
部の構成を示す図
【図3】投影データ、投影ランレングスデータを説明す
る図
【図4】基準となる投影ランレングスデータと検査画像
の投影ランレングスデータとの走査一致度計算の過程を
示す図
【図5】(a)はクリック感を有する操作ボタンの変位
−荷重曲線を示す図 (b)は変位−荷重曲線を各特徴点を結ぶ線分で近似し
た図
【図6】(a)はクリック感を有する操作ボタンの時間
−荷重曲線を示す図 (b)は時間−荷重曲線を各特徴点を結ぶ線分で近似し
た図
【図7】本発明の第3の実施例の表示検査装置における
クリック感を有する操作ボタンの検査方法のブロック図
【図8】(a)は本発明の第3の実施例において、操作
ボタンを押すときの特徴点検出のフローチャート (b)は第3の実施例において、操作ボタンを離すとき
の特徴点検出のフローチャート
【図9】本発明の第4の実施例の表示検査装置における
クリック感を有する操作ボタンの検査方法のブロック図
【図10】(a)は本発明の第4の実施例において、操
作ボタンを押すときの特徴点検出のフローチャート (b)は第4の実施例において、操作ボタンを離すとき
の特徴点検出のフローチャート
【図11】本発明の第5の実施例の表示装置におけるク
リック感を有する操作ボタンの検査方法のブロック図
【図12】クリック感を有する操作ボタンの変位−荷重
曲線を関数近似した図
【符号の説明】
1 検査対象製品 2 文字表示板 3 操作ボタン 4 テレビカメラ 5 表示検査部 6 ボタン押し部の指先 7 圧力センサ(ロードセル) 8 ボタン押し部の駆動部 9 クリック感検査処理部 10 画像投影データ作成部 11 ランレングスデータ作成部 12 テンプレート投影ランレングスデータ記憶部 13 投影ランレングスデータマッチング部 14 ドットパターン検査部 15 変位検出手段 16 荷重検出手段 17 AからDの各特徴点を検出する選択手段 18 開始点A検出手段 19 終了点D検出手段 20 極大点B検出手段 21 極小点C検出手段 22 EからHの各特徴点を検出する選択手段 23 開始点E検出手段 24 終了点H検出手段 25 極小点F検出手段 26 極大点G検出手段 27 各点の絶対,相対値,傾き計算部 28 良否判断部 59 極大点B検出手段 60 極小点F検出手段 83 関数近似手段 84 特徴点検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 康男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岡橋 善一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 堀上 欣司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリック感を有する操作ボタンの操作に
    より文字が表示される文字表示部分の表示の欠陥の有無
    をテレビカメラ,A/D変換回路,サンプリング回路,
    画像メモリ,コンピュータを用いて検査する表示検査部
    と、前記操作ボタンを押すボタン押し部と、前記クリッ
    ク感を有する操作ボタンが押された時の操作ボタンの変
    位−荷重曲線を、曲線を特徴づける複数の特徴点を結ぶ
    線分で近似し、前記各特徴点の絶対値,相対値,各線分
    の傾きが所望の範囲内にあれば良品、範囲外にあれば不
    良品と判断するクリック感検査部とを有する、表示検査
    装置。
  2. 【請求項2】 変位−荷重曲線の曲線を特徴づける複数
    の特徴点を結ぶ線分による近似に代えて、操作ボタンが
    押された時の時間−荷重曲線の曲線を特徴づける複数の
    特徴点を結ぶ線分による近似を用いることを特徴とする
    請求項1記載の表示検査装置。
  3. 【請求項3】 クリック感検査部が、操作ボタンの変位
    を検出する手段と、操作ボタンに加わる荷重を検出する
    手段と、荷重信号から操作ボタンを押すときの開始を示
    す開始点A、荷重の極大値をとる極大点B、荷重の極小
    値をとる極小点C、終了を示す終了点Dの各特徴点の検
    出を選択する手段と、予め設定した荷重のしきい値Xを
    通過した時に選択され、変位信号と荷重信号とから開始
    点Aの変位と荷重を検出する手段と、開始点Aを検出し
    た後で、予め設定した荷重のしきい値Yを通過した時に
    選択され、変位信号と荷重信号とから終了点Dの変位と
    荷重を検出する手段と、開始点Aの荷重を極大値の初期
    値とし、開始点Aを検出した後から、終了点Dを検出も
    しくは荷重信号が極大値から予め設定した極大極小検出
    用相対荷重値1を減じた値より小となるまでの間で、荷
    重信号が極大値より大となるときに選択され、このとき
    の荷重を新たな極大値とし、あわせてこのときの変位を
    検出し極大点Bを検出する手段と、極大点Bを検出した
    後で、極大点Bの荷重を極小値の初期値とし、荷重信号
    が極小値より小となるときに選択され、このときの荷重
    を新たな極小値とし、あわせてこのときの変位を検出し
    極小点Cを検出する手段と、荷重信号から操作ボタンを
    離すときの開始を示す開始点E、荷重の極小値をとる極
    小点F、荷重の極大値をとる極大点G、終了を示す終了
    点Hの各点の検出を選択する手段と、終了点Dを検出し
    た後で、予め設定した荷重のしきい値Zを通過した時に
    選択され、変位信号と荷重信号とから開始点Eの変位と
    荷重を検出する手段と、開始点Eを検出した後で、予め
    設定した荷重のしきい値Wを通過した時に選択され、変
    位信号と荷重信号とから終了点Hの変位と荷重を検出す
    る手段と、開始点Eの荷重を極小値の初期値とし、開始
    点Eを検出した後から、終了点Hを検出もしくは荷重信
    号が極小値に予め設定した極大極小検出用相対荷重値J
    を加えた値より大となるまでの間で、荷重信号が極小値
    より小となるときに選択され、このときの荷重を新たな
    極小値とし、あわせてこのときの変位を検出し極小点F
    を検出する手段と、極小点Fを検出した後で、極小点F
    の荷重を極大値の初期値とし、荷重信号が極大値より大
    となるときに選択され、このときの荷重を新たな極大値
    とし、あわせてこのときの変位を検出し極大点Gを検出
    する手段とを有する請求項1記載の表示検査装置。
  4. 【請求項4】 クリック感検査部が、操作ボタンの変位
    を検出する手段と、操作ボタンに加わる荷重を検出する
    手段と、変位信号と荷重信号とから操作ボタンを押すと
    きの開始を示す開始点A、荷重の極大値をとる極大点
    B、荷重の極小値をとる極小点C、終了を示す終了点D
    の各点の検出を選択する手段と、予め設定した荷重のし
    きい値Xを通過した時に選択され、変位信号と荷重信号
    とから開始点Aの変位と荷重を検出する手段と、開始点
    Aを検出した後で、予め設定した荷重のしいき値Yを通
    過した時に選択され、変位信号と荷重信号とから終了点
    Dの変位と荷重を検出する手段と、開始点Aの荷重を極
    大値の初期値とし、開始点Aを検出した後から、終了点
    Dを検出もしくは荷重信号が極大値より大で、変位信号
    と元の極大値の時の変位との差が予め設定した値Mより
    大となるまでの間で、荷重信号が極大値より大となると
    きに選択され、このときの荷重を新たな極大値とし、あ
    わせてこのときの変位を検出し極大点Bを検出する手段
    と、極大点Bの荷重を極小値の初期値とし、開始点Aを
    検出した後から、終了点Dを検出もしくは荷重信号が極
    大値より大で、変位信号と元の極大値の時の変位との差
    が予め設定した極大値検出用変位差Mより大となるまで
    の間で、荷重信号が極小値より小となるときに選択さ
    れ、このときの荷重を新たな極小値とし、あわせてこの
    ときの変位を検出し極小点Cを検出する手段と、変位信
    号と荷重信号とから操作ボタンを離すときの開始を示す
    開始点E、荷重の極小値をとる極小点F、荷重の極大値
    をとる極大点G、終了を示す終了点Hの各点の検出を選
    択する手段と、終了点Dを検出した後で、予め設定した
    荷重のしきい値Zを通過した時に選択され、変位信号と
    荷重信号とから開始点Eの変位と荷重を検出する手段
    と、開始点Eを検出した後で、予め設定した荷重のしき
    い値Wを通過した時に選択され、変位信号と荷重信号と
    から終了点Hの変位と荷重を検出する手段と、開始点E
    の荷重を最小値の初期値とし、開始点Eを検出した後か
    ら、終了点Hを検出もしくは荷重信号が極小値より小
    で、変位信号と元の極小値の時の変位との差が予め設定
    した値Nより大となるまでの間で、荷重信号が極小値よ
    り小となるときに選択され、このときの荷重を新たな極
    小値とし、あわせてこのときの変位を検出し極小点Fを
    検出する手段と、極小点Fの荷重を極大値の初期値と
    し、開始点Eを検出した後から、終了点Hを検出もしく
    は荷重信号が極小値より小で、変位信号と元の極小値の
    時の変位との差が予め設定した極小値検出用変位差Nよ
    り大となるまでの間で、荷重信号が極大値より大となる
    ときに選択され、このときの荷重を新たな極大値とし、
    あわせてこのときの変位を検出し極大点Gを検出する手
    段とを有する請求項1記載の表示検査装置。
  5. 【請求項5】 クリック感検査部が、操作ボタンの変位
    を検出する手段と、操作ボタンに加わる荷重を検出する
    手段と、変位信号と荷重信号とから、操作ボタンの変位
    −荷重曲線を操作ボタンを押すときの関数と離すときの
    関数に近似する手段と、押すときの近似関数から、開始
    を示す開始点A、荷重の極大値を求め、あわせてこのと
    きの変位を求めて荷重の極大値をとる極大点B、荷重の
    極小値を求め、あわせてこのときの変位を求めて荷重の
    極小値をとる極小点C、終了を示す終了点Dを検出し、
    離すときの近似関数から、開始を示す開始点E、荷重の
    極小値を求め、あわせてこのときの変位を求めて荷重の
    極小値をとる極小点F、荷重の極大値を求め、あわせて
    このときの変位を求めて荷重の極大値をとる極大点G、
    終了を示す終了点Hを検出する手段とを有する請求項1
    記載の表示検査装置。
JP14128892A 1992-06-02 1992-06-02 表示検査装置 Pending JPH05332794A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002340964A (ja) * 2001-05-21 2002-11-27 Furukawa Electric Co Ltd:The フラットケーブルと接続端子との接続時の接続不良検出方法
JP2009098440A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Denso Corp 表示検査システム
JP2009276256A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Nsk Ltd エンコーダの検査方法

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