JPH05332757A - 管路長計測装置 - Google Patents
管路長計測装置Info
- Publication number
- JPH05332757A JPH05332757A JP14043792A JP14043792A JPH05332757A JP H05332757 A JPH05332757 A JP H05332757A JP 14043792 A JP14043792 A JP 14043792A JP 14043792 A JP14043792 A JP 14043792A JP H05332757 A JPH05332757 A JP H05332757A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- measured
- pipeline
- wave
- lambdam
- length
- Prior art date
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- Pending
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- Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 管路の長さ計測を作業効率よく確実に行なえ
るようにした。 【構成】 被測定管路の一方の開口端から振幅が正弦波
状に変化する音波を被測定管路内に入力し、この入力波
および被測定管路の他方の開口端からの反射波により合
成される定在波における共振周波数に基づいて被測定管
路の長さを求める。
るようにした。 【構成】 被測定管路の一方の開口端から振幅が正弦波
状に変化する音波を被測定管路内に入力し、この入力波
および被測定管路の他方の開口端からの反射波により合
成される定在波における共振周波数に基づいて被測定管
路の長さを求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、通信線路用とし
て用いられている管路の長さを計測する管路長計測装置
に関するものである。
て用いられている管路の長さを計測する管路長計測装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の通信管路長の計測法の概念図を図
3に示す。図に示す様に従来は空気圧等を用いて土中の
管路101の一方の端より測長用のヒモ103のついた
ヘッド105を挿入する。このヘッド105は空気圧に
より管路101内を移動し、管路101の他方のマンホ
ールに到達する。そして、この時点でヘッド105に取
り付けられたヒモ103の長さを測定することにより通
信用管路101の長さを測定することができるのであ
る。
3に示す。図に示す様に従来は空気圧等を用いて土中の
管路101の一方の端より測長用のヒモ103のついた
ヘッド105を挿入する。このヘッド105は空気圧に
より管路101内を移動し、管路101の他方のマンホ
ールに到達する。そして、この時点でヘッド105に取
り付けられたヒモ103の長さを測定することにより通
信用管路101の長さを測定することができるのであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この手法では
次のような改善すべき課題を有していた。すなわち、計
測においては、管路の両端のマンホールを開ける必要が
あり、作業効率が悪かった。また、管路が土圧等により
変形していた場合、あるいは管路内に既設のケーブルが
存在している場合には、ヘッドを管路内に挿入すること
が出来ないため、この手法を適用して計測することが出
来ないという欠点があった。
次のような改善すべき課題を有していた。すなわち、計
測においては、管路の両端のマンホールを開ける必要が
あり、作業効率が悪かった。また、管路が土圧等により
変形していた場合、あるいは管路内に既設のケーブルが
存在している場合には、ヘッドを管路内に挿入すること
が出来ないため、この手法を適用して計測することが出
来ないという欠点があった。
【0004】本発明は上記に鑑みてなされたもので、そ
の目的としては、確実な計測を作業効率よくできるよう
にした管路長計測装置を提供することにある。
の目的としては、確実な計測を作業効率よくできるよう
にした管路長計測装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、被測定管路の一方の開口端から振幅が正
弦波状に変化する音波を被測定管路内に入力する音波入
力手段と、この音波入力手段によって入力された入力波
および被測定管路の他方の開口端からの反射波により合
成される定在波を測定する定在波測定手段と、測定した
定在波における共振周波数に基づいて被測定管路の長さ
を求める演算手段とを有することを要旨とする。
め、本発明は、被測定管路の一方の開口端から振幅が正
弦波状に変化する音波を被測定管路内に入力する音波入
力手段と、この音波入力手段によって入力された入力波
および被測定管路の他方の開口端からの反射波により合
成される定在波を測定する定在波測定手段と、測定した
定在波における共振周波数に基づいて被測定管路の長さ
を求める演算手段とを有することを要旨とする。
【0006】
【作用】本発明に係る管路長計測装置にあっては、被測
定管路の一方の開口端から振幅が正弦波状に変化する音
波を被測定管路内に入力し、この入力波および被測定管
路の他方の開口端からの反射波により合成される定在波
における共振周波数に基づいて被測定管路の長さを求め
ている。これにより、特に、被測定管路が土中の通信管
路である場合に、従来のように管路の両端のマンホール
を開ける必要がなく、管路が変形していたり、あるいは
管路内に既設のケーブルが存在していても計測ができな
いといった事態を生ずることがない。
定管路の一方の開口端から振幅が正弦波状に変化する音
波を被測定管路内に入力し、この入力波および被測定管
路の他方の開口端からの反射波により合成される定在波
における共振周波数に基づいて被測定管路の長さを求め
ている。これにより、特に、被測定管路が土中の通信管
路である場合に、従来のように管路の両端のマンホール
を開ける必要がなく、管路が変形していたり、あるいは
管路内に既設のケーブルが存在していても計測ができな
いといった事態を生ずることがない。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0008】図1は、本発明の一実施例を示す図であ
る。同図において、1は管路3内に音波を入力する音波
入力手段を構成する発振素子、5は管路3内で発生した
定在波を測定する定在波測定手段を構成する受信素子、
7は発振素子1の動作を制御すると共に受信素子5の測
定出力から音圧測定を行う音圧測定部、9はこの音圧測
定部7による音圧測定の結果に基づいて管路3の長さを
求めて表示部11に表示させる信号処理部である。な
お、音圧測定部7および信号処理部9は演算手段を構成
するものである。
る。同図において、1は管路3内に音波を入力する音波
入力手段を構成する発振素子、5は管路3内で発生した
定在波を測定する定在波測定手段を構成する受信素子、
7は発振素子1の動作を制御すると共に受信素子5の測
定出力から音圧測定を行う音圧測定部、9はこの音圧測
定部7による音圧測定の結果に基づいて管路3の長さを
求めて表示部11に表示させる信号処理部である。な
お、音圧測定部7および信号処理部9は演算手段を構成
するものである。
【0009】次に、本実施例の作用を説明する。
【0010】先ず、発振素子1により正弦波状に変化す
る音波を一方の端より管路3内に発振する。この音波は
もう一方の端の開放端で反射し、定在波を構成する。こ
の管路3内の定在波の特性はケーブル13が管路3内に
存在してもケーブル13と管路3との隙間が十分有れば
次式で記述される。
る音波を一方の端より管路3内に発振する。この音波は
もう一方の端の開放端で反射し、定在波を構成する。こ
の管路3内の定在波の特性はケーブル13が管路3内に
存在してもケーブル13と管路3との隙間が十分有れば
次式で記述される。
【0011】
【数1】
【数2】 但し、lは管路長、xは入力端からの距離、tは時間、
ωは入力信号の角周波数、uo は入力信号による入力端
の変位速度、Uはxにおける変位速度、pは音圧分布、
ρは空気の密度、cは音速である。また、式中、kは次
式で定義される。
ωは入力信号の角周波数、uo は入力信号による入力端
の変位速度、Uはxにおける変位速度、pは音圧分布、
ρは空気の密度、cは音速である。また、式中、kは次
式で定義される。
【0012】 k=ω/c (3) そして、式(1)(2)(3)より共振波長λは次式の
様になる。
様になる。
【0013】 λ=2l/m (4) 但し、mは正の整数である。
【0014】式(1)(2)で記述される定在波の振幅
を受信素子5により測定すると、図2に示す様に振幅は
波長に対して等間隔のピークを持つ。これを音圧測定部
7において測定し、次に示す式(5)の計算を信号処理
部9において行えば管路3の長さlを測定することが出
来るのである。
を受信素子5により測定すると、図2に示す様に振幅は
波長に対して等間隔のピークを持つ。これを音圧測定部
7において測定し、次に示す式(5)の計算を信号処理
部9において行えば管路3の長さlを測定することが出
来るのである。
【0015】
【数3】 但し、λm はm次、λm+1 はm+1次の共振波長であ
る。
る。
【0016】したがって、本実施例によれば、管路内に
ケーブルが存在しても、片端のみのマンホールを開放す
るだけで、通信管路長を測定することができる。
ケーブルが存在しても、片端のみのマンホールを開放す
るだけで、通信管路長を測定することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被測定管路の一方の開口端から振幅が正弦波状に変化す
る音波を被測定管路内に入力し、この入力波および被測
定管路の他方の開口端からの反射波により合成される定
在波における共振周波数に基づいて被測定管路の長さを
求めるようにしたので、特に、被測定管路が土中の通信
管路である場合に、従来のように管路の両端のマンホー
ルを開ける必要がなく、管路が変形していたり、あるい
は管路内に既設のケーブルが存在していても計測ができ
ないといった事態を生ずることがなく、もって、管路の
長さ計測を作業効率よく確実に行なうことができる。
被測定管路の一方の開口端から振幅が正弦波状に変化す
る音波を被測定管路内に入力し、この入力波および被測
定管路の他方の開口端からの反射波により合成される定
在波における共振周波数に基づいて被測定管路の長さを
求めるようにしたので、特に、被測定管路が土中の通信
管路である場合に、従来のように管路の両端のマンホー
ルを開ける必要がなく、管路が変形していたり、あるい
は管路内に既設のケーブルが存在していても計測ができ
ないといった事態を生ずることがなく、もって、管路の
長さ計測を作業効率よく確実に行なうことができる。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】当該一実施例の作用を説明するための図であ
る。
る。
【図3】従来例を示す図である。
1 発振素子 3 管路 5 受信素子 7 音圧測定部 9 信号処理部 11 表示部 13 ケーブル
Claims (1)
- 【請求項1】 被測定管路の一方の開口端から振幅が正
弦波状に変化する音波を被測定管路内に入力する音波入
力手段と、この音波入力手段によって入力された入力波
および被測定管路の他方の開口端からの反射波により合
成される定在波を測定する定在波測定手段と、測定した
定在波における共振周波数に基づいて被測定管路の長さ
を求める演算手段とを有することを特徴とする管路長計
測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14043792A JPH05332757A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 管路長計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14043792A JPH05332757A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 管路長計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05332757A true JPH05332757A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15268634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14043792A Pending JPH05332757A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 管路長計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05332757A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009042142A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Hitachi Information & Communication Engineering Ltd | 管長測定システム及びその測定方法 |
JP2009216585A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Hitachi Information & Communication Engineering Ltd | 管長測定システム及びその測定方法 |
DE102012220468B3 (de) * | 2012-11-09 | 2014-03-27 | Seca Ag | Längenmessgerät |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP14043792A patent/JPH05332757A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009042142A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Hitachi Information & Communication Engineering Ltd | 管長測定システム及びその測定方法 |
JP2009216585A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Hitachi Information & Communication Engineering Ltd | 管長測定システム及びその測定方法 |
DE102012220468B3 (de) * | 2012-11-09 | 2014-03-27 | Seca Ag | Längenmessgerät |
US10143402B2 (en) | 2012-11-09 | 2018-12-04 | Seca Ag | Length measuring device |
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