JPH05332635A - 代替フロンと冷凍機油を用いた圧縮/吸収ヒートポンプ - Google Patents

代替フロンと冷凍機油を用いた圧縮/吸収ヒートポンプ

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JPH05332635A
JPH05332635A JP8498691A JP8498691A JPH05332635A JP H05332635 A JPH05332635 A JP H05332635A JP 8498691 A JP8498691 A JP 8498691A JP 8498691 A JP8498691 A JP 8498691A JP H05332635 A JPH05332635 A JP H05332635A
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JP
Japan
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refrigerant
heat pump
heat
desorber
liquid
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JP8498691A
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English (en)
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Kouzou Katayama
功蔵 片山
Hayaji Kamoshita
隼司 鴨志田
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 冷却媒体として環境に与える影響の少ない代
替フロンを使用し、さらにヒートポンプの動作係数を向
上させる。 【構成】 本発明の圧縮/吸収式ヒートポンプは、冷媒
を蒸発、圧縮、凝縮、および減圧して熱を低温の物体か
ら高温の物体に移す、従来の蒸気圧縮式ヒートポンプに
おいて、冷媒としてオゾン破壊係数が 0.1 以下である
フロンと、冷凍機油としてポリアルキレングリコール、
ジエステル、ポリオールエステル、ポリエーテル変性シ
リコーン油、および弗素変性シリコーン油の群から選ば
れた少なくとも1種を少なくとも重量で 10 % 以上含む
混合媒体を使用し、ヒートポンプサイクルまたは冷凍サ
イクル中に、冷媒圧縮プロセス用装置以外に、吸収プロ
セス用装置を組込んだヒートポンプである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は主として冷却媒体として
塩素を含まないフロンを使用し、しかも動作係数(COP
)の高い圧縮/吸収ヒートポンプに関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】ヒートポンプはそれ自体の省エネルギー
特性による効果とエネルギー源転換による効果の複合と
して、排熱削減、二酸化炭素削減、SOx・NOx削
減、水需要削減などのプラスのインパクトをもたらす一
方で、冷媒としてのフロン使用増大によるマイナスのイ
ンパクトも考えられる。具体的には、フロンが環境に与
える影響として、地球温暖化の促進、オゾン層の破壊の
危険性の増大などの問題が考慮されてきた。冷媒として
のフロンはHCFC−22、CFC−11およびCFC
−12が従来から使用されてきているが、このうちCF
C−11およびCFC−12は規制対象とされており、
HCFC−22に関してはオゾン層に影響は規制対象の
フロンに比較してはるかに少なく、また地球温暖化に及
ぼす影響もはるかに少ないが、長期的には、ヒートポン
プの使用量の増大に伴って、より環境への影響の少ない
ものに置き換えるべきであるという意見が強まりつつあ
る。これらの状況に対処して、各種のフロンが代替冷媒
として検討されてきた。その中で CH 2 F CF 3 の化学
式を有するHFC−134aがオゾン層破壊係数(ODP
)が 0で、地球温暖化係数(GWP )が 0.1 以下とオ
ゾン層破壊や地球温暖化への影響が少ないこと、さらに
潜熱が高いので代替冷媒として最も期待されている。
【0004】しかしながら、これらの代替フロン、例え
ばHFC−134aは冷媒として使用する場合に下記の
ような問題点があった。
【0005】即ち、その一つは潤滑油の問題である。従
来から使用されてきた鉱物油はCFC−12との相溶性
は高かったが、HFC−134aには溶解しない。
【0006】さらにHFC−134aは冷媒として用い
た場合には、ヒートポンプの動作係数(COP )が従来に
比較して低下するなどの問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の問題、
即ち、従来から使用されてきたフロンガスに代わり環境
への影響の少ない代替フロンを使用し、さらにヒートポ
ンプの動作係数(COP)を向上させるという問題を解決
するためになされたものである。
【0008】[発明の構成]
【0009】
【課題を解決するための手段】蒸気圧縮式ヒートポンプ
において吸収プロセスを蒸気圧縮サイクル中に組込み、
冷媒としてオゾン破壊係数(ODP )が 0.1 以下のフロ
ン冷媒と冷凍機油としてポリアルキレングリコール、ジ
エステル、ポリオールエステル、ポリエーテル変性シリ
コーン油、および弗素変性シリコーン油のグループから
選ばれた少なくとも1種を少なくとも重量で10%以上
含む混合媒体を使用することを特徴とする。オゾン破壊
係数(ODP )が 0.1 以下のフロン12に代わる冷媒と
して、オゾン破壊係数が 0.1 以下のHFC−134
a、HCFC−142b、HFC−152aおよびHC
FC−124も使用目的にしたがって選択される。さら
に上記のフロンの混合物、さらには従来から使用されて
いるフロンHCFC−22などの冷媒との上記冷媒との
混合冷媒もあげられる。
【0010】一方使用される冷凍機油としては使用され
るフロン冷媒との相互溶解性が高いものが選択される
が、さらにコンプレッサーの機能部品、特にアルミ材に
対する潤滑性の高いものが好ましい。以上の冷凍機油と
して従来冷凍機油基礎材として使用されてきたナフテン
系、パラフィン系鉱油、アルキルベンゼン、およびポリ
アルファオレフィンなどは無極性のためにフロン冷媒と
して、例えばフロンHFC−134aとは全く相互溶解
性がなく使用することはできない。従ってその他の油か
ら選択されるがフロン134aが主として使用される場
合には、ポリアルキレングリコール、ジエステル、ポリ
オールエステル、ポリエーテル変性シリコーン油、およ
び弗素変性シリコーン油などがあげられる。このうちポ
リアルキレングリコールとしてはポリエチレングリコー
ル、ポリプロプレングリコールが例示されるが、その分
子量としては 1000 前後のものが選択される。次にジエ
ステルとしては、トリエチレンまたはテトラエチレング
リコールの炭素数が6乃至8の脂肪酸ジエステル、また
ジ−2 −エチルヘキシルセバケートおよびジ−2 −エチ
ルヘキシルアジペートなどが例示され、ポリオールエス
テルとしてはペンタエリトリトールテトラヘキサートな
どがあげられる。これらの冷凍機油の量は混合媒体中に
少なくとも 10 重量% 、好ましくは 50 重量% 以上が好
ましい。
【0011】次に本発明におけるヒートポンプの基本構
成図を図1に示す。また従来の圧縮式ヒートポンプの基
本構成図を図2に示す。図2の圧縮式ヒートポンプは蒸
発器1 、圧縮機 2、凝縮器 3および膨脹弁 4から構成さ
れており、蒸発器 1で低温のフロン液は外気から熱を奪
いガスになる。 2の圧縮機でガスは圧縮されて昇温す
る。つぎに高温高圧になったガスは凝縮器 3で室内の空
気に熱を与え、液化する。この液化フロン液は膨脹弁 4
で減圧し、温度は低下する。
【0012】本発明の圧縮/吸収式ヒートポンプは図1
に示すように、蒸発器に分離機能を持たせたデソーバー
(Desorber)11、同様に凝縮器の代わりにリソーバー
(Resorber)13がある。また高濃度液−低濃度液間での
熱交換を行うために内部熱交換器 14 が設けられてい
る。本圧縮/吸収式ヒートポンプの熱力学的サイクルは
下記の通りである。
【0013】(1) 圧力一定のデソーバー 11 の内部
にはフロン冷媒と冷凍機油との混合媒体が収容されてお
り、熱源媒体から熱を奪い、沸点の低いフロン冷媒が蒸
発する。蒸発により混合媒体中のフロンは減少するの
で、混合媒体中の冷凍機油の濃度は増大し、従って蒸発
温度が上昇(沸点上昇)する。また、熱源媒体が有限な
熱量を持つとすれば冷媒の蒸発に伴い温度が下降してく
る。つまり、単一の冷媒を用いた場合には、容器内圧力
が一定ならば蒸発温度がひとつに決まってしまうので、
熱源媒体との温度差が大きくなる。それに対して混合媒
体の場合には、冷媒の蒸発に伴い濃度変化(沸点の上
昇)がおこり、結果として、熱源媒体との温度差を打ち
消すように働く。
【0014】(2) 次にデソーバー 11 から発生した
フロン冷媒の蒸気は圧縮機 12 に入り、濃度が増加した
混合液は液ポンプ 15 によりリソーバー 13 へ送られ
る。
【0015】(3) 圧縮機 12 内部でフロン冷媒ガス
は圧縮され、過熱蒸気の状態でリソーバー 13 へ送られ
る。
【0016】(4) リソーバー 13 の内部で、過熱蒸
気の顕熱分は凝縮熱として除去し、そのあと混合媒体に
吸収・凝縮される(リソーバー内圧力において、凝縮温
度の低い方が吸収される)。その際混合熱が発生し、混
合熱と凝縮熱を二次媒体(利用したい媒体)に渡す。こ
の間の現象は(1)とは逆になり、蒸気の吸収・凝縮を
伴い液濃度が低下する。つまり、液濃度の低下による吸
収・凝縮温度の下降が、二次媒体との温度差を打ち消す
ように働く。
【0017】(5) 低濃度となった混合媒体はリソー
バー 13 を出て、膨脹弁 14 を通る。その際、混合媒体
は減圧されてデソーバー 11 に送られる。
【0018】(6) 液ポンプ 15 出口(リソーバ 13
入口前)と、膨脹弁 14 入口前の間に内部熱交換器 14
が設けられており、高濃度液と低濃度液の間で熱交換を
行う。 以上の(1)〜(6)を繰り返すことによりサ
イクルが成立する。
【0019】このサイクルにおいて、(1)と(4)の
部分がローレンツサイクルであり、カルノーサイクルあ
るいは通常のヒートポンプサイクルと大きく異なる点で
ある。また(6)において熱交換器もローレンツサイク
ルの向上に影響を及ぼす。
【0020】
【作用】単一媒体を使用した場合には、組成変化は起こ
らない(カルノーサイクル)が、混合媒体を使用するこ
とにより、組成変化によるローレンツ・サイクル化が可
能となり、従って圧縮プロセスに吸収プロセスに組み込
むことにより、圧縮仕事の減少が可能になり、従って動
作係数(COP )の顕著な向上が得られる。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例について述べる。
【0022】フロン冷媒としてはフロンCFC−12の
代替として考えられているフロンHFC−134aを使
用した。HFC−134aは化学式 CH 2 F CF 3 を有
し分子構造中に塩素を含まず、また水素を含むことによ
り大気中の OH により Hを引き抜かれて分解するのでオ
ゾン破壊係数(ODP )が 0で、温暖化係数が 0.1以下で
オゾン層破壊や地球温暖化への影響が少ないことから有
力な代替フロンのひとつである。またHFC−134a
は融点が -108 ℃、沸点が -26.3℃で、さらに臨界温度
101.2℃、臨界圧力 4.06 MPa でCFC−12に近い性
質を有している。一方の冷凍機油としては分子量約 110
0 のポリアルキレングリコールを選択した。 ヒートポ
ンプとしての性能を求めるために、HFC−134a単
体における圧力−エンタルピ線図、混合媒体においては
エンタルピ−濃度線図を作成した。圧力−エンタルピ線
図は、飽和蒸気圧、飽和液体密度、理想気体定圧比熱、
P−V−T関係式から作成した。エンタルピ−濃度線図
は、蒸気圧・溶解度データを用いてオスマー線図を作成
し、その勾配から積分溶解熱、溶液のエンタルピを計算
し、作成した。ここで溶液のエンタルピは H sは H s =n 1 H 1 +n 2 H 2 +n 2 ΔH s 2 Log P =φLog P 0 +C
【0023】
【化1】
【0024】n 1 、n 2 : 溶媒、溶質のモル分率また
は質量分率 H 1 、H 2 : 溶媒、溶質のモルエンタルピまたは質量
エンタルピ n 2 ΔH s 2 : 積分溶解熱、 P : 溶液の蒸気圧、 P 0 : 溶媒の蒸気圧、 φ: オスマー線図の勾配 λ0 : 溶媒の蒸発潜熱、C : 定数 以上のことから作成したHFC−134aとポリアルキ
レングリコール(分子量 1100 )混合液のエンタルピ−
濃度線図とHFC−134a過熱蒸気のエンタルピ−濃
度線図をそれぞれ図3および図4に示す。図3は縦軸が
混合液のエンタルピ、横軸がポリアルキレングリコール
の重量濃度%である。パラメータとして等温度ラインと
等圧力ラインがある。また飽和ラインはHFC−134
aとポリアルキレングリコールの飽和境界線であり、こ
の線より上では、2液層(2相分離状態)となる。図4
はHFC−134aの過熱蒸気状態を示しており、縦軸
はHFC−134aのエンタルピ、横軸がポリアルキレ
ングリコールの重量濃度%である。パラメータとして等
圧力ラインおよび等エントロピーラインがある。
【0025】次にエンタルピ−濃度線図上でのサイクル
例を図5に示す。
【0026】デソーバー 11 内(一定圧力)で、熱源媒
体から熱を奪い混合媒体(HFC−134aとポリアル
キレングリコール)中のHFC−134a蒸気が発生す
る。この間の蒸発始点をD1 、蒸発終点をD2 とする
(デソーバー11内は圧力一定)。デソーバー 11 内で発
生したフロン蒸気は、圧縮機 12 の入口状態であるC1
に送られ、リソーバー 13 内の圧力まで断熱圧縮(等エ
ントロピー変化)されC2 の状態になる。またデソーバ
ー11を出た高濃度液(フロンが蒸発したためにポリアル
キレングリコールの濃度は高くなる)は液ポンプ15に送
られ内部熱交換器16 を経てリソーバー 13 の入口状態
(R1 )へ移る。リソーバー 13 の入口状態(R1 )に
おいて、圧縮機 12 より出てきたHFC−134a過熱
蒸気と内部熱交換器 16 を経て送られてきた高濃度液が
一緒になり、露点の低いHFC−134a蒸気が高濃度
液に吸収・凝縮され、その際に発生する混合熱、顕熱、
および潜熱を二次媒体に放出する。吸収・凝縮反応は、
リソーバー終点R2 まで行われ、低濃度となった混合液
は、内部熱交換器 16 を経て膨脹弁 14 で断熱膨脹(等
エントロピー変化)され、最初のデソーバー 11 の入口
状態D1 となる。この流れを繰り返すことでサイクルが
成立する。ここでRE 、DE はそれぞれ、高濃度液側の
内部熱交換器 16 出口状態(リソーバー 13 入口状
態)、低濃度液側の内部熱交換器 16 出口状態(膨脹弁
14 入口状態)を示しており、低濃度から高濃度液へ熱
交換が行われている。
【0027】上記のエンタルピ−濃度線図からの動作係
数(COP )は、ヒートポンプサイクルにおける COP は
圧縮機で必要な仕事量に対するリソーバーで放出する熱
量の割合で、また冷凍サイクルにおける COPは圧縮機で
必要な仕事量に対するデソーバーで汲み上げる熱量の割
合である。図5において高濃度液側の内部熱交換器 16
の出口の状態RE とリソーバー内の吸収・凝縮終点R2
を直線で結び、濃度 0%(HFC−134a 100 %)ま
で延長した点をHとし、Hとデソーバー 11 内の蒸発終
点をD2 を結び、R2 とD1 を結ぶ直線との交点DE
上述のようにの低濃度液側の内部熱交換器 16 の出口状
態となる。
【0028】 ヒートポンプサイクル:COP H ( mix=(C 2 - H )(C 2 - C 1) 冷凍サイクル:COP R (mix =(C 1 - H )(C 2 - C 1) 図6および図7は上記の混合媒体(HFC−134aと
ポリアルキレングリコール)を用いポリアルキレングリ
コールの濃度幅を 65 〜80重量% としヒートポンプサイ
クルについては、 (1)凝縮温度を 60 ℃とし、蒸発温度を- 10〜 20 ℃
とした場合のヒートポンプサイクル。
【0029】および冷凍サイクルについては (2)蒸発温度 0℃とし、凝縮温度を 50 〜65℃とした
場合の冷凍サイクル。
【0030】それぞれの結果は図6および図7中に示さ
れる。但し、内部熱交換温度効率を1とした。
【0031】またHFC−134a単体を用いた圧縮式
ヒートポンプのCOP を比較例としてそれぞれ図6および
図7に記入した。
【0032】図から明らかなように、ヒートポンプサイ
クルおよび冷凍サイクル共に、HFC−134a単体の
場合よりも、混合媒体を用いたものが、はるかに動作係
数COP の顕著な向上が認められた。
【0033】
【発明の効果】本発明は従来の蒸気圧縮式ヒートポンプ
に吸収プロセスを組込み、さらに冷媒として環境への影
響の少ない塩素を全く含まないフロンガスと吸収・冷却
媒体としてのポリアルキレングリコール、ジエステル、
ポリオールエステル、アルキレングリコールエステル、
ポリエーテル変性シリコーン油、および弗素変性シリコ
ーン油の群から選ばれた少なくとも1種を少なくとも 1
0 重量% からなる混合冷媒を用いることにより、従来の
蒸気圧縮式ヒートポンプに比べて動作係数(ODP)が向
上させることが可能になった。また同時に大気層のオゾ
ン層破壊などの環境への影響を低減することも可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧縮/吸収式ヒートポンプの基本構
成図。図中、11はデソーバー、 12 は圧縮機、13はリソ
ーバー、14は膨脹弁、15は液ポンプ、16は内部熱交換器
を示す。
【図2】 従来の蒸気圧縮式ヒートポンプの基本構成
図。図中、1 は蒸発器、 2は圧縮機、3 は凝縮器、4 は
膨脹弁を示す。
【図3】 HFC−134aとポリアルキレングリコー
ルとの混合媒体のエンタルピ−濃度線図。
【図4】 過熱HFC−134a蒸気のエンタルピ−濃
度線図 (HFC134aとポリアルキレングリコールの
飽和混合媒体と共存する)。
【図5】 エンタルピ−濃度線図上でのサイクル。
【図6】 蒸発開始温度の変化によるHFC−134a
単体の動作係数(COP)と混合媒体の動作係数(COP )
の比較を示す説明図。
【図7】 凝縮温度(吸収・凝縮開始温度)の変化によ
るHFC−134a単体の動作係数(COP )と混合媒体
の動作係数(COP )の比較を示す説明図。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を蒸発、圧縮、凝縮、および減圧し
    て熱を低温の物体から高温の物体に移すヒートポンプに
    おいて、冷媒としてオゾン破壊係数(ODP )が 0.1 以
    下であるフロンと冷媒を吸収・凝縮する作用を持った冷
    凍機油からなる混合冷媒を使用し、ヒートポンプサイク
    ルまたは冷凍サイクル中に冷媒圧縮プロセス用装置以外
    に吸収プロセス用装置を組込んだことを特徴とするヒー
    トポンプ。
  2. 【請求項2】 混合冷媒中において、冷凍機油が少なく
    とも 10 重量% 以上である請求項1のヒートポンプ。
  3. 【請求項3】 冷凍機油は、ポリアルキレングリコール
    および2価または3価のエステルから選ばれた少なくと
    も1種である請求項1または2のヒートポンプ。
  4. 【請求項4】 フロンは、HFC−134aである請求
    項1乃至3のヒートポンプ。
  5. 【請求項5】 吸収プロセス用装置としては蒸発器に気
    液分離機能を付与したデソーバーと凝縮器に気液分離機
    能を付与したリソーバーとからなり、さらに内部熱交換
    器が設けられている請求項1乃至4のヒートポンプ。
  6. 【請求項6】 混合冷媒はサイクルのローレンツ化を行
    うためデソーバーまたはリソーバー中において冷媒温度
    を自由に変えられる請求項1乃至5のヒートポンプ。
JP8498691A 1991-04-17 1991-04-17 代替フロンと冷凍機油を用いた圧縮/吸収ヒートポンプ Withdrawn JPH05332635A (ja)

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