JPH05331513A - 高炉の出銑口廻り集塵装置 - Google Patents

高炉の出銑口廻り集塵装置

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JPH05331513A
JPH05331513A JP16414292A JP16414292A JPH05331513A JP H05331513 A JPH05331513 A JP H05331513A JP 16414292 A JP16414292 A JP 16414292A JP 16414292 A JP16414292 A JP 16414292A JP H05331513 A JPH05331513 A JP H05331513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
taphole
dust
air
blast furnace
tapping hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP16414292A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Yasukawa
明生 安川
Masao Fujita
昌男 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP16414292A priority Critical patent/JPH05331513A/ja
Publication of JPH05331513A publication Critical patent/JPH05331513A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出銑口廻りに発生する粉塵の集塵効率を向上
する。 【構成】 出銑口2の前方の面を除く面を作業床5と側
面遮蔽壁14、14で囲んで遮蔽し、作業床5の前端部に下
向きに空気配管ヘッダ20を配設し、空気吹き出しノズル
から下向きに空気を噴射してエアーカーテンにより前面
を遮断する。出銑口2の近傍は全ての面が遮蔽されるの
で吸引ダクト16からの集塵効率向上が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出銑口の近傍に吸引ダ
クトを臨ませて発塵を吸引する高炉の出銑口廻り集塵装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高炉から溶銑を出銑する際には、高炉に
設けられた出銑口を開孔機で開孔し、出銑口の下方に形
成された出銑樋に溶銑に流し込んで、出銑樋に配設して
あるスキンマで銑滓分離し、溶銑および溶滓はそれぞれ
の次工程で処理される。出銑口から溶銑を出銑樋に流し
込む際には、出銑口付近に多量の発塵があることから出
銑樋には長手方向に複数の樋カバーが設置されており、
樋カバーの一部にダクトを接続して集塵している。
【0003】出銑樋を覆う複数の樋カバーのうち、出銑
口に一番近い側の樋カバーは出銑時のスプラッシュ飛散
防止を兼用している。スプラッシュ飛散防止兼用の樋カ
バーは、出銑中の出銑状況が目視により観察ができるよ
うに出銑口と間隙を持って配置されているため、その間
隙からの発塵は、出銑口の近傍に配置した吸引ダクトを
用いて集塵するようになっている。
【0004】出銑口付近には出銑樋を樋カバーを吊り上
げるための樋カバー吊り装置、出銑口を開けるための開
孔機、出銑口を塞ぐためのマッドガン等が配置されてお
り、これらの作動範囲が比較的広いため、吸引ダクトは
各装置の行動を邪魔しないように吸引ダクトのみが大気
解放状態で出銑口近傍の比較的離れた位置に配置されて
いる。
【0005】出銑口を開孔機により開口する場合、およ
びマッドガンにより開塞する場合には、開孔機およびマ
ッドガンが出銑口に一番近いスプラッシュ防止兼用の樋
カバーと干渉するため、これを退避する必要があり、出
銑口の開孔作業や開塞作業を行う時には、さらに間隙が
増大することになる。このため前記の吸引ダクトだけで
は、集塵しきれず建家に天蓋フードを設けて集塵してい
るが天蓋フードは相当離れた位置にあるため出銑口廻り
の集塵を十分に行うことは困難である。
【0006】出銑口廻りに設置される集塵装置のシール
性を向上するために従来から種々の工夫がなされてお
り、たとえば特開昭62-44515号公報には、高炉の出銑口
付近の発塵を吸引して集塵するため、移動自在な遮蔽幕
を出銑口付近に設置して、出銑時に遮蔽幕を吸引ダクト
が吸引する出銑口付近の雰囲気が流れる流通路を形成す
る位置に移動させ、開孔作業時には遮蔽幕を前記流通路
から退避する位置に移動させるものが開示されている。
【0007】また特開昭平2-57627号公報には、出銑口
の前方における局所集塵と、この局所集塵部の前方に形
成される遮断気流、出銑口と遮断気流との間において出
銑口からの含塵気流にほぼ対向するように形成される対
向気流のいずれか一方または両方と、高炉建家集塵との
組み合わせによって集塵するものが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示された
従来技術のうち前者は、開孔作業時には遮蔽幕を退避さ
せる必要があるため、開孔作業に伴う発塵を十分に集塵
できないばかりでなく集塵風量の増大に伴い電力使用量
が嵩むという難点がある。また後者は少ない投資で集塵
用電力が節減できる利点があるが出銑口上方の局所集塵
部の前方に形成される遮断気流により遮断されるが局所
集塵部の下方は側面が開放されているため集塵が不十分
となるという弱点があった。
【0009】本発明は、このような事情にかんがみてな
されたものであり、遮断気流を有効に利用してされに高
効率に出銑口廻りの発塵を集塵すると共に電力節減を可
能にする高炉の出銑口廻り集塵装置を提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、出銑口の近傍に吸引ダクトを臨ませて発塵
を吸引する高炉の出銑口廻り集塵装置において、出銑口
の上方で炉体から水平に張り出す作業床と、出銑口の両
側に離隔して配置され出銑床上で炉体前方に延びる一対
の側面遮蔽壁とにより出銑口の開孔・閉塞を行う諸装置
の作動を可能に出銑口の前方の面を除いて遮蔽し、前記
一対の側面遮蔽壁の少なくとも一方側に吸引ダクトを臨
ませる一方、前記作業床の前端部に空気配管ヘッダを長
手方向の全幅に亘り配設し、この空気配管ヘッダには斜
め前方下向きまたは下向きに多数の空気吹き出しノズル
を配列して取り付け、これら空気吹き出しノズルから吹
き出す空気により出銑口の前面を遮蔽するように構成し
てなることを特徴とする高炉の出銑口廻り集塵装置であ
る。
【0011】
【作用】本発明では、開孔機およびマッドガンの作動を
可能に出銑口の前方の面を除く残りの面を作業床と、一
対の側面遮蔽壁と、炉体壁と出銑床により遮蔽し、さら
に出銑口の前方の面は多数の空気吹き出しノズルから吹
き出される空気により形成される遮断気流により遮断さ
れる。
【0012】このため一対の遮蔽壁の少くとも一方に臨
ませた吸引ダクトにより、出銑口の開孔機による開孔作
業中あるいはマッドガンにより開塞中にも支障なく出銑
口廻りの集塵を効率よく行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は、本発明の実施例に係わる高炉の出銑口廻り
の集塵装置を示す平面図、図2は図1の側面図、また図
3の(a)は図1のA−Aを示す正面図、(b)は図1
のB−B矢視を示す断面図である。
【0014】図1および図2に示すように高炉の出銑口
2から排出された溶銑滓は出銑樋12に流れてスキンマ
(図示せず)で銑滓分離され、溶銑および溶滓はそれぞ
れの次工程で処理される。出銑時には発塵が多いことか
ら出銑樋には樋カバー10、11が取りはずし自在に設置さ
れており、樋カバー11の一部にダクト(図示せず)が接
続されていて樋カバー10、11内の発塵も集塵される。
【0015】出銑口2に一番近い側の樋カバー10は出銑
口2からのスプラッシュ飛散防止を兼用しており、この
樋カバー10は出銑口2からの出銑状況が目視観察できる
ようにするため出銑口2に対して間隙を置いて配置され
ているその間隙からの発塵は出銑口2の近傍における両
側に配置されて吸引ダクト16および17により吸引され集
塵されることになる。
【0016】また出銑口2を開孔機9によって開孔する
際およびマッドガン7により開塞する際には、開孔機9
やマッドガン7が樋カバー10と干渉するため高炉支柱13
に支持された樋カバー吊り装置8により樋カバー10を退
避させる。このため樋カバー11と出銑口2との間隙がさ
らに増大するため従来は吸引ダクト16、17からだけでは
集塵し切れず建家の天蓋フード19を設けて集塵していた
が、天蓋フード19は出銑口2から離れているため集塵効
率が悪かった。
【0017】本発明では、出銑口2の近傍に吸引ダクト
16、17を配設するのは従来と同じであるが、出銑口2の
上方で高炉の炉体1から水平に張り出す作業5と、出銑
口2の両側に離隔して配置され出銑床6上で炉体1の前
方に延びる一対の側面遮蔽壁14とにより開孔機9および
マッドガン7の作動が可能スペースを確保して出銑口2
の前方の面を除いて遮蔽する。
【0018】すなわち出銑口2の上方は作業床5、両側
は一対の側面遮蔽壁14、下方は出銑床6が存在し、出銑
口2の存在する面は炉体1の壁面15が存在するので出銑
口2の前方の面を除く他の面が遮蔽されることになる。
一対の側面遮蔽壁14にはそれぞれ吸引ダクト16、17が内
側に向けて開口部が臨むように配設される。なお場合に
よっては一対の遮蔽壁14のうち一方にのみ吸引ダクトを
配設してもよい。なお、18は吸引ダクト16内に配設され
た切替ダンパを示し、切替ダンパ18により集塵箇所を切
替ることができる。一方、作業床5の前端部下面に空気
配管ヘッダ20が長手方向全幅つまり一対の側面遮蔽壁14
の間に亘って配設されており、この空気配管ヘッダ20に
は図3に示すように斜め前方下向きに多数の空気吹き出
しノズル21が配列して取り付けてある。空気配管ヘッダ
20に取りつける空気吹き出しノズル21は真下に向けて取
りつけることもできる。空気配管ヘッダ20には空気遮断
弁22が配設されている。
【0019】本発明は前記の構成であるので、出銑口2
の前方の面を除き作業床5と一対の側面遮蔽壁14によっ
て遮蔽すると共に空気配管ヘッダ20に配列した多数の空
気吹出しノズル21から吹き出す空気により形成される遮
断気流により出銑口2の前方の面が遮蔽することができ
る。出銑口2を開孔したり、閉塞するため開孔機9やマ
ッドガンを退壁位置から出銑口2の方に旋回しても作業
床5や側面遮蔽壁14に干渉することなく作動できる。出
銑口2を開孔機10により開孔して出銑を行う際、または
出銑終了後マッドガン7により出銑口2を閉塞する際に
は、樋カバー10は樋カバー吊り装置8を用いて退避され
樋カバー11と出銑口2との間隙は大きくなるが、出銑口
2の前方の面は空気吹き出しノズル21からの遮断気流に
より遮断される。
【0020】その結果、作業床5や側面遮蔽壁14等によ
り遮蔽された空間内において出銑口2の廻りに発生した
粉塵は両側の吸引ダクト14に外部に漏洩することなく吸
引される。このとき、遮蔽空間内は負圧になり、出銑口
2の廻りに発生した粉塵は、たつまき状の小さな水平旋
回流を発生しながら気流に乗り吸引ダクト17に確実に吸
引されることになり、集塵効率の向上すると共に集塵風
量削減による電力使用量の低減が達成される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、出
銑口の前方の面を除く全ての面を壁面で遮蔽すると共
に、出銑口の前方の面を遮断気流で遮断して、出銑口の
開孔時や閉塞時に発生する粉塵を遮断した状態で吸引ダ
クトに確実に吸引して集塵できる。その結果、従来に比
較して集塵効率を大幅に向上することがでると共に集塵
風量削減による電力節減が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる高炉出銑口廻りの集塵
装置を示す平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】(a)は図1のA−A矢視を示す正面図、
(b)は図1のB−B矢視を示す断面図である。
【符号の説明】
1 高炉の炉体 2 出銑口 5 作業床 6 出銑床 7 マッドガン 8 樋カバー吊り装置 9 開孔機 10 樋カバー 11 樋カバー 12 出銑樋 13 高炉支柱 14 側面遮蔽壁 15 炉体壁面 16 吸引ダクト 17 吸引ダクト 18 切替ダンパ 19 天蓋フード 20 空気配管ヘッダ 21 空気吹き出しノズル 22 空気遮断弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出銑口の近傍に吸引ダクトを臨ませて発
    塵を吸引する高炉の出銑口廻り集塵装置において、出銑
    口の上方で炉体から水平に張り出す作業床と、出銑口の
    両側に離隔して配置され出銑床上で炉体前方に延びる一
    対の側面遮蔽壁とにより出銑口の開孔・閉塞を行う諸装
    置の作動を可能に出銑口の前方の面を除いて遮蔽し、前
    記一対の側面遮蔽壁の少なくとも一方側に吸引ダクトを
    臨ませる一方、前記作業床の前端部に空気配管ヘッダを
    長手方向の全幅に亘り配設し、この空気配管ヘッダには
    斜め前方下向きまたは下向きに多数の空気吹き出しノズ
    ルを配列して取り付け、これら空気吹き出しノズルから
    吹き出す空気により出銑口の前面を遮蔽するように構成
    してなることを特徴とする高炉の出銑口廻り集塵装置。
JP16414292A 1992-05-29 1992-05-29 高炉の出銑口廻り集塵装置 Pending JPH05331513A (ja)

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JP16414292A JPH05331513A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 高炉の出銑口廻り集塵装置

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