JPH05331389A - ペイント塗膜のウェット隠ペイ力を増加させる方法 - Google Patents

ペイント塗膜のウェット隠ペイ力を増加させる方法

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JPH05331389A
JPH05331389A JP4340768A JP34076892A JPH05331389A JP H05331389 A JPH05331389 A JP H05331389A JP 4340768 A JP4340768 A JP 4340768A JP 34076892 A JP34076892 A JP 34076892A JP H05331389 A JPH05331389 A JP H05331389A
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wet
colorant
temporary
blue
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JP4340768A
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David Michael Fasano
マイクル ファサノ デビッド
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Rohm and Haas Co
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    • C09D7/00Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
    • C09D7/40Additives
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェットペイント塗膜の隠ペイ力を増加する
方法を提供する。 【構成】 ウェットペイントおよびウェット隠ペイ力を
増加させるのに有効な少なくとも1種の一時的な着色剤
の量を混合し、そしてその混合物を基体に塗装すること
からなっている。 【効果】 ウェットペイント塗膜の隠ペイ力を増加させ
た適当な一時的な着色剤は、一時的な着色剤を含有する
ペイント塗膜の乾燥中または乾燥後において色を減少す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、ウェットペイント塗膜(wet paint
film)の隠ペイ力(hiding power)
を増加する方法に関する。更に詳細には、本発明は、ウ
ェットペイント(wet paint)および隠ペイ力
を増加させるのに有効な少なくとも1種の一時的な着色
剤の量を混合し、そしてその混合物を基体に塗装するこ
とによって、ペイント塗膜のウェット隠ペイ力を増加さ
せる方法を指向している。
【0002】発明の背景 隠ペイ力は、顔料含有の被覆物またはペイントが、塗装
された基体の表面を隠したり(hide)またはおおい
隠したり(abscure)する程度の尺度である。ウ
ェット隠ペイ力は、ペイントを塗装した瞬間からペイン
トが乾燥するまでのウェットの状態におけるペイントの
隠ペイ力である。多くのペイント例えば白色およびパス
テル(pastel)の内部壁用ペイントは、貧弱な塗
りたて隠ペイ力を有している。貧弱な塗りたて隠ペイ力
を有するペイントを塗装したときは、あまりにも薄いペ
イント塗膜が塗装され、もっと多くのペイントが必要で
あると、塗装者には思われる。ペイントに固有のウェッ
ト塗膜の厚さおよび塗装方法の限度を超えることは難し
い:そうすることを試みるとペイントの流れおよび垂れ
となってしまう。その後、ペイントが乾燥したときは、
乾燥した隠ペイはウェット隠ペイよりも更に高くなるの
で、必要以上の多くのペイントを使用することになって
しまうだろう。
【0003】更に、貧弱な塗りたて隠ペイ力および類似
のウェットペイントの色は、以前にペイントが類似の色
で基体に塗装されたときのペイント塗りされた面積を判
断するのを難しくする。
【0004】隠ペイ力すなわち不透明度は、ペイント中
の諸成分による可視光線の散乱および/または吸着の結
果である。従来の塗料における可視光線の散乱は、主と
して高屈折率の顔料例えば酸化チタンおよび酸化亜鉛か
ら生じている。しかし、多くのペイントにおいては、主
として経済的な理由のために散乱用顔料の低レベルだけ
が用いられる。可視光線の吸収は、主として着色顔料、
着色エキステンダー(colored extende
rs)、着色剤(colorants)、着色剤(ti
nting agent)等に起因している。しかし、
可視光線吸収剤の低レベルだけが、所望されていない暗
い色を避けるために、必要により白色ペイントおよびパ
ステルペイントに使用される。最適の光散乱および光吸
収以下のものは、それぞれ、ペイントの貧弱な隠ペイ力
の一因である。
【0005】本発明の方法は、少なくとも1種の一時的
な着色剤を使用して、乾燥した塗料の外観に実質な悪影
響を与えることなしに、ペイントの改良されたウェット
隠ペイ力を提供する。
【0006】従来技術 米国特許第4,954,544号には、ポリビニルピロ
リドンおよび適用特性を改良しかつ基体に適用すること
により色変化を受ける添加剤を含有する接着性粘着組成
物が開示されている。更に、適用中は着色することによ
って可視である接着剤を形成しており、そして空気にさ
らすことによって乾燥することにより無色となる着色指
示薬添加剤を含有する石鹸ゲルベースのポリビニルピロ
リドン接着剤が開示されている。ただし、米国特許第
4,954,544号には、ペイント塗膜のウェット隠
ペイ力を改良する方法は記載されていない。
【0007】特開昭60−170674号には、塩基性
物質および発色性指示薬を含有する電気ファン(ele
ctrical fan)および台所用器具(kitc
hen appliances)のためのはぎ取り可能
な塗膜性塗料が記載されている。また、塗料を塗装した
ときに、塗装された部分および塗装されていない部分を
容易に区別できて塗装作業の効率を改良し、かつ同時
に、塗料が塗膜に乾燥したときに、器具の固有の外観を
保護しているような、塩基性物質および発色性指示薬を
含有するはぎ取り可能な塗膜性塗料も記載されている。
ただし、特開昭60−170674号には、ペイント塗
膜のウェット隠ペイ力を改良する方法は記載されていな
い。
【0008】以上の如く、これらの文献のいずれにも、
ペイント塗膜のウェット隠ペイ力を改良する方法は記載
されていない。
【0009】本発明の目的は、ウェットペイント塗膜の
隠ペイ力を改良する方法を提供することである。
【0010】本発明のその他の目的は、強化されたウェ
ット隠ペイ力を有し、かつ一時的な、しかし別の色を有
するペイントを提供することによって、類似の色のペイ
ント塗膜の上にペイントを塗装するのを容易にする方法
を提供することである。
【0011】発明の概要 本発明によって、ウェットペイントおよびペイント塗膜
のウェット隠ペイ力を増加させるのに有効な少なくとも
1種の一時的な着色剤の量を混合し、そしてその混合物
を基体に塗装することを包含する、前記ペイント塗膜の
ウェット隠ペイ力を増加する方法が提供される。一時的
な着力剤は、実質的な可視色を提供するように選び、そ
れによって、ウェットペイントに不透明度または隠ペイ
力を増加するがしかし乾燥したフィルムに多くても色の
最少レベルが寄与するように選択する。
【0012】発明の詳細 本発明は、ウェットペイントおよびペイントの塗膜のウ
ェット隠ペイ力を増加させるのに有効な一時な着色剤の
量を混合し、そしてその混合物を基体に塗装することに
よる、ペイント塗膜のウェット隠ペイ力を増加する方法
を指向している。
【0013】ペイントの塗膜の隠ペイ力すなわち不透明
度は、基体上にペイントを塗布して基体の造作(fea
tures)を隠すペイントの能力によって視覚的によ
り判断するか、または当業者に知られている種々な方法
によって判断する。本明細書に用いられている隠ペイ力
を判断する方法は、コントラスト比(contrast
ratio)を測定することである。コントラスト比
は、黒色基体上に塗布したペイント塗膜の反射率:白色
基体上の反射率の比である。高コントラスト比は、高不
透明度および高隠ペイ力を示している。
【0014】ウェットペイントは、当業者によく知られ
ているように、約20以上の顔料の体積濃度〔pigm
ent volume concentration
(PVC)〕、すなわち顔料の体積:全不揮発性物質の
体積の比を有する、顔料含有の任意の建築用塗料または
工業用塗料である。ウェットペイントは、少なくとも1
種の顔料および少なくとも1種の水不溶性重合体結合剤
を含有している。顔料には、無機物質、例えば二酸化チ
タン、炭酸カルシウム、クレー等が包含され、そして有
機物質、例えばポリスチレンビーズおよび塗料組成物の
乾燥により空気が充たされている気孔(void)を生
成する水不溶性重合体の水性懸濁液等が包含される。水
不溶性重合体結合剤には、重合体、例えばアクリル系重
合体、アクリル系重合体、酢酸ビニル重合体、ビニル/
アクリル系共重合体、スチレン/アクリル系共重合体、
エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/塩化ビニル
共重合体等、およびそれらの混合物が包含される。好ま
しいものは、水不溶性重合体結合剤が乳濁重合された付
加重合体である。
【0015】本発明方法に使用するために好ましいペイ
ントは、比較的貧弱なウェット隠ペイを示すウェットペ
イントであり、かつより高い塗りたて隠ペイから利益を
得る適用に用いられるウェットペイントである。更に好
ましいものは、不足したウェット隠ペイを有する水性ベ
ースのペイント(aqueous−based pai
nts)、例えば典型的には約45%以上のPVCにお
いて散乱光線のために効果的な顔料の低含量を有する白
色およびパステルの内部壁用ペイントである。最も好ま
しいウェットペイントは、ウェットペイントの重量に基
づいて約20重量%以下の二酸化チタンを有する水性ベ
ースのペイントである。約20重量%より多い二酸化チ
タンのレベルにおいては、通常は、ウェット隠ペイ力は
充分に高い。
【0016】ペイントには、更に、他の成分、例えば乳
化剤、分散剤、硬化剤、融合助剤、湿潤剤、殺生物剤、
増粘剤、レオロジー変性剤(rheology mod
ifiers)、可塑剤、消泡剤、他の着色剤、ワック
ス、酸化防止剤等が含まれる。
【0017】本明細書において定義されているような一
時的な着色剤は、組成物例えば一時的な着色剤を含有し
ているペイント塗膜の乾燥中または乾燥後に実質的に色
が変る色素(dye)である。塗りたてのペイント塗膜
中の一時的な着色剤は、一時的な着色剤が存在していな
いペイント塗膜のウェット隠ペイ力に関連してペイント
の隠ペイ力を増加させるのに有効である。乾燥されたペ
イント塗膜中の一時的な着色剤は、乾燥塗膜の隠ペイ性
またはその他の有利な性質に寄与するが、しかし乾燥塗
膜に対しては、せいぜい色の最少レベルにおいて寄与し
なくてはならない。好ましい一時的な着色剤は、ウェッ
トペイント中においては強力な可視光線吸収性(すなわ
ち濃い色)であり、そして乾燥ペイント塗膜中において
は無色または白色である着色剤である。一時的な着色剤
は、ウェットペイントの重量に基づいて約0.0001
〜約0.5重量%のレベルにおいて使用する。好ましく
は、ウェットペイントの重量に基づいて約0.001〜
約0.1重量%のレベルである。
【0018】本発明に有用な適当な一時的な着色剤は、
一時的な着色剤を含有するペイント塗膜の乾燥中または
乾燥後において、可視光線の吸収に寄与する効果を減少
し、または色の生成に寄与する効果を減少しなければな
らない。光線吸収の減少をもたらす原因物質(agen
ts)が、ペイント塗膜の外部または塗膜の内部に存在
していてよい。
【0019】外部の原因物質は、自然に生じていても、
または外部から導入したにしても、いずれにせよ、周囲
の大気中に、または基体の表面上に存在している。外部
の原因物質には、例えば酸素、二酸化炭素、水〔ソルベ
ント−ボーンペイント(solvent−borne
paints)のケースにおいて〕、塩、リグニン等が
包含される。
【0020】塗膜の内部の原因物質は、乾燥プロセス自
体によって生じた塗膜の組成内の変化、例えばpH変化ま
たは錯化剤(complexation agent)
の相対濃度の変化からの結果として生じる。
【0021】一時的な着色剤が、この一時的な着色剤を
含有するペイント塗膜の乾燥中に、光線の吸収または色
に寄与する効果を実質的に減少するメカニズムは、本発
明を限定するものではなく、これには、例えば酸化、脱
水、光による漂白、pH指示薬の影響、錯化、化学反応等
が包含される。
【0022】適当な一時的な着色剤の例には、例えばフ
ェノールフタレイン、チモールフタレイン、クレゾール
レッド、o−クレゾールフタレイン、フルオレセイン、
アニリンブルー、ローダミンB、ヤーヌスグリーンB
(Janus Green B)、トルイジンブルー
O、エバンスブルー(Evans blue)、サフラ
ニンO、ローズベンガル(rose bengal)、
ルテニウムレッド、パラロスアニリン(pararos
aniline)等、またはそれらの混合物が包含され
る。
【0023】本発明の好ましい態様の1つは、水性ペイ
ント(aqueous paint)を、ペイント塗膜
の乾燥によって生じたペイントのpHの変化によって色が
実質的に減少する少なくとも1種のpH指示薬と、混合す
ることである。本明細書において、ペイントの固有のpH
は、揮発性の酸または塩基の不存在におけるウェットペ
イントのpHである。ウェットペイントを、ペイントの製
造中またはその後のいずれかにおいて、揮発性アミン例
えばアンモニアを用いて、少なくとも1部分ペイントの
固有pHより大きいpHに調節したならば、そのウェットペ
イントの塗膜のpHは下がるであろう。すなわち、ウェッ
トペイントの塗膜は、ペイントの塗膜の乾燥中に相対的
に更に酸性になるであろう。それ故、ウェットペイント
の固有pHよりも大きいpHにおいて色が付いており、かつ
ウェットペイントの固有のpHにおいて実質的に色が少な
くなるかまたは無色になる、pH感受性着色剤または指示
薬が使用される。適当なpH感受性着色剤には、例えばフ
ェノールフタレイン、チモールフタレイン、クレゾール
レッド、o−クレゾールフタレイン、フルオレセイン、
アニリンブルー等、またはそれらの混合物が包含され
る。
【0024】本発明の他の好ましい態様においては、水
性ペイント(aqueous paint)を、空気中
においてペイントの塗膜の乾燥によって色を実質的に減
少させる少なくとも1種の一時的な着色剤と、混合する
ことである。色の変化は、着色剤の光による漂白に起因
すると考えられる。適当な着色剤には、フェノールフタ
レイン、チモールフタレイン、クレゾールレッド、o−
クレゾールフタレイン、フルオレセイン、アニリンブル
ー、ローダミンB、ヤーヌスグリーンB、トルイジンブ
ルーO、エバンスブルー、サフラニンO、ローズベンガ
ル、ルテニウムレッド、パラロスアニリン等、またはそ
れらの混合物が包含される。
【0025】ペイントの塗膜のウェット隠ペイ力を改良
するための本発明の方法は、ウェットペイントおよび少
なくとも1種の一時的な着色剤を混合し、その混合物を
基体に塗装することを包含している。一時的な着色剤
を、ペイントの連続相中に溶解または分散させる。例え
ば、水性(aqueous)ペイントまたはウォーター
−ボーンペイント(water−borne pain
t)を使用するときは、最初に、一時的な着色剤を、水
または少なくとも水に混和性の溶媒またはそれらの混合
物に溶解または分散させる。水溶性色素が好ましい。混
合は、攪拌または機械的混合によって容易に達成させる
ことができる。
【0026】本発明の混合物を適用することができる基
体には、木材、プラスチック、金属、セメント質基体等
が包含される。好ましい基体には、建築用基体例えば
壁、天井板、ドアー、窓枠等がある。本発明の混合物
は、ペイントを適用する当業界においてよく知られてい
る方法、例えばエアアシストスプレ(air−assi
sted spray)、エアレススプレー(airl
ess spray)、ローラ等、によって基体に適用
することができる。そのように適用されたペイント塗膜
は、典型的には、約0.1ミル(mil)〜5ミルの厚
さである。
【0027】次の実施例は、本発明のペイント塗膜のウ
ェット隠ペイ力を増加する方法を例証することを意図し
ている。これらの実施例は、本発明の他の応用が当業者
に自明であることに関して、本発明を限定するものでは
ない。
【0028】実施例1塗りたて隠ペイ力の改良 ステンレススチール製バケット(bucket)に、次
の諸成分を加えた(量はgで表わす)。
【0029】 水 360.0 ヒドロキシエチルセルロース 840.0 (NATROSOLTM250MR;2.5%) 2−アミノメチルプロパノール 9.03 (AMP−95) エチレングリコール 36.0 非イオン性界面活性剤 12.0 (TRITONTMN−57) 消泡剤 6.0 (Colloid 643) 二酸化チタン 149.7 (TI−PUERTMR−900) クレー充填剤 598.77 (OPTIWHITETMP) 炭酸カルシウム 598.77 (DURAMITETM
【0030】上記諸成分を、高剪断のカウレスミキサー
(COWLES mixer)を用いて15分間粉砕し
た。次いで、次の諸成分を、低剪断で混合しながら所定
の順序で加えた。
【0031】 重合体結合剤 299.4 (AmscoTM3077) 融合助剤 17.97 (TEXANOLTM−2,2,4−トリメチル −3−ヒドロキシペンチルアセテート) 消泡剤 6.0 (Colloid 643) 殺生物剤 1.5 (DOWICILTM75) アンモニア水(28%) 3.0 ヒドロキシエチルセルロース 172.8 (NATROSOLTM250MR;2.5%) 水 232.33
【0032】得られたペイントは、体積固体含量27%
および顔料体積濃度(PVC)78%を有していた。
【0033】1/4パイント(pint)のプラスチッ
ク製ペイント容器中の前述のペイント100gに、2−
アミノメチルプロパノール(AMP−95)1.5g、
次の表1.1に記載されている添加剤の量、および28
%アンモニア水1.0gを加えた。
【0034】3ミル(mil)のバード引き塗り用バー
(Bird drawdown bar)を用いて、レ
ネタ5C不透明チャート(Leneta 5C Opa
city Charts)上に引き塗り(drawdo
wn)をした。反射率の読みは、塗りたてのペイントの
塗膜の適用時(t=0)から始めて、ペイントの塗膜が
乾燥するのにつれて、パシフィック サイエンティフィ
ク カラーガード45/0反射計(Pacific Scientific
Colorgard 45/0 Reflectometer)を用いて行った。反射
率は、白色領域に適用したペイント上および黒色領域に
適用したペイント上で測定した。コントラスト比、すな
わち黒色基体上の反射率:白色基体上の反射率の比を計
算して、それらの結果を表1.2−1.4に示した。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0035】本発明の試料Nos.1および2は、一時的な
着色剤を含有していない比較試料Aと比較して、塗りた
てのフィルムにおいてかつ早期の乾燥段階中において、
高コントラスト比、すなわち高不透明度および高隠ペイ
力を示している。
【0036】実施例2種々な一時的な着色剤を用いて種々な波長における塗り
たて隠ペイ力の改良 金属製カン(can)に、次の諸成分を加えた(量はg
で表わす)。
【0037】 水 120.0 ヒドロキシエチルセルロース 280.0 (NATROSOLTM250MR;2.5%) 2−アミノメチルプロパノール 3.01 (AMP−95) プロピレングリコール 18.0 非イオン性界面活性剤 2.0 (TRITONTMN−57) 消泡剤 2.0 (Colloid 643) 二酸化チタン 49.93 (TI−PUERTMR−900) クレー充填剤 199.58 (OPTIWHITETMP) 炭酸カルシウム 199.58 (DURAMITETM
【0038】上記諸成分を、高剪断のカウレスミキサー
を用いて15分間粉砕した。次いで、次の諸成分を、低
剪断で混合しながら所定の順序で加えた。
【0039】 重合体結合剤 100.09 (アクリル系ラテックス;55%固体) 融合助剤 6.0 (TEXANOLTM−2,2,4−トリメチル −3−ヒドロキシペンチルアセテート) 消泡剤 2.0 (Colloid 643) 殺生物剤 1.84 (KATHONTMLX) アンモニア水(28%) 1.0 ヒドロキシエチルセルロース 57.82 (NATROSOLTM250MHR;2.5%) 水 70.39
【0040】得られたペイントは、体積固体含量27%
および顔料体積濃度(PVC)79%を有していた。
【0041】試料Nos.3〜10を造るために、得られた
ペイント100gに、乾燥粉末として、表2.1に列挙
されている水溶性の一時的な着色剤の量を加え、そして
ペイントを手動で5分間攪拌した。
【0042】3ミルのバードバー(Bird Bar)
を用いて、レネタ5C不透明チャート上に、ペイントを
引き塗った。直ちに、マスク(mask)を、湿潤して
いる引き塗りの上に置いた。このマスクは、測定におい
て使用された分光光度計の視開口部に近似しているよう
に切断された孔を有する他の引き塗り用チャートであっ
た。ラブ スキャンII 8度の球状分光光度計(Lab
Scan II 8degree sphere sp
ectrometer)を使用した。次のパラメーター
をセットした:10度の観測装置、光源C、大きい領域
の視野、そして排除された鏡面成分(specular
component)。装置は、それぞれのセットの
読みの前に完全に較正した。データーは、チャートの黒
色部分および白色部分にわたって400〜700ナノメ
ーターからの可視スペクトルにおいて100ナノメータ
ー間隔で記録し、それらの比は、ウェット隠ペイの尺度
として使用されたウェットコントラストである。これら
のデーターを表2.2に示した。ペイントは、部屋用の
蛍光灯の下で乾燥させた。試料No. 3〜10は一夜退色
させた。
【表5】 表2.1 試料No. 3〜10に使用した一時的な着色剤 試料No. 一時的な着色剤 添加量(mg) 3 トルイジンブルー 1.9 4 アニリンブルー 3.0 5 ヤーヌスグリーン 1.0 6 エバンスブルー 0.75 7 サフラニンO 3.0 8 ローズベンガル 1.8 9 ルテニウムレッド 5.2 10 パラロスアニリン 2.1 比較試料B なし 0
【0043】使用したレベルは、ウェットペイントにお
ける「パステル」色を目標とすることによってペイント
に加えるために選んだ。
【表6】
【0044】本発明の試料No. 3〜10は、すべて、比
較試料Bと比較して、塗りたてのコントラスト比におけ
る増加を示した。しかし、試料No. 3〜10は、良好な
視覚的の隠ペイを有するウェットペイント塗膜を提供し
なかった。なぜなら、試料No. 3〜10は、可視光線ス
ペクトルの充分に広い部分にわたって改良されたウェッ
ト隠ペイを提供しなかったからである。
【0045】実施例3一時的な着色剤の混合物を使用するウェット隠ペイ力の
改良 試料No. 11〜13は、ペイント100gに、表3.1
に列挙されている着色剤混合物を加えることにより、実
施例2に記載されている造り方で造った。試料No. 11
〜13は、比較試料Bと並べて3ミルのバードバーを用
いて引き塗りし、そして塗りたての隠ペイは実施例1の
ようにして測定した。反射率の測定結果および計算した
コントラスト比を表3.2に示した。
【表7】 表3.1 試料No. 11〜13に使用した一時的な着色剤 試料No. 一時的な着色剤 添加量(mg) 11 フルオレセイン 15.4 アニリンブルー 13.2 トルイジンブルー 1.1 ローダミンB 0.9 ヤーヌスグリーンB 0.7 12 フルオレセイン 7.7 アニリンブルー 6.6 トルイジンブルー 0.55 ローダミンB 0.45 ヤーヌスグリーンB 1.3 13 フルオレセイン 20.5 アニリンブルー 21.9 トルイジンブルー 2.4 ヤーヌスグリーンB 2.3 比較試料B なし 0
【表8】
【0046】本発明の試料No. 11〜13は、全ての試
験した波長において比較試料Bに比較して、すべて、増
加したコントラスト比、すなわち、ウェット隠ペイ力を
示した。更に、試料No. 11〜13は、比較試料Bと比
較して、すべて改良された視覚的のウェット隠ペイを示
した。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェットペイントおよびウェット隠ペイ
    力を増加させるのに有効な少なくとも1種の一時的な着
    色剤の量を混合し、そしてその混合物を基体に塗装する
    ことからなる、ペイント塗膜のウェット隠ペイ力を増加
    させる方法。
  2. 【請求項2】 一時的な着色剤の量が、ウェットペイン
    トの重量に基づいて、約0.0001〜約0.5重量%
    である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 一時的な着色剤の量が、ウェットペイン
    トの重量に基づいて、約0.001〜約0.1重量%で
    ある、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 一時的な着色剤が、フェノールフタレイ
    ン、チモールフタレイン、クレゾールレッド、o−クレ
    ゾールフタレイン、フルオレセイン、アニリンブルー、
    ローダミンB、ヤーヌスグリーンB、トルイジンブルー
    O、エバンスブルー、サフラニンO、ローズベンガル、
    ルテニウムレッド、パラロスアニリン、およびそれらの
    混合物から成る群から選ばれる、請求項1に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 ウェット状態におけるペイントが、その
    固有のpHから異っているpHにあり、そして乾燥によりpH
    が変化するように適応させ、かつ一時的な着色剤がpH感
    受性着色剤である、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ウェット状態におけるペイントが、その
    固有のpHより高いpHにあり、そして乾燥によりpHが減少
    するように適応させ、かつ一時的な着色剤がpH感受性着
    色剤である、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 pH感受性着色剤が、フェノールフタレイ
    ン、チモールフタレイン、クレゾールレッド、o−クレ
    ゾールフタレイン、フルオレセイン、およびそれらの混
    合物から成る群から選ばれる、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 一時的な着色剤が光漂白性着色剤であ
    る、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 光漂白性着色剤が、フェノールフタレイ
    ン、チモールフタレイン、クレゾールレッド、o−クレ
    ゾールフタレイン、フルオレセイン、アニリンブルー、
    トルイジンブルー、ローダミンB、ヤーヌスグリーン
    B、トルイジンブルーO、エバンスブルー、サフラニン
    O、ローズベンガル、ルテニウムレッド、パラロスアニ
    リン、およびそれらの混合物から成る群から選ばれる、
    請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 ウェットペイント中の二酸化チタンの
    量が、ウェットペイントの重量に基づいて、約20重量
    %以下である、請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 基体が建築用基体である、請求項1に
    記載の方法。
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