JPH05330092A - 圧電素子駆動型印字ヘッド - Google Patents

圧電素子駆動型印字ヘッド

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JPH05330092A
JPH05330092A JP4164197A JP16419792A JPH05330092A JP H05330092 A JPH05330092 A JP H05330092A JP 4164197 A JP4164197 A JP 4164197A JP 16419792 A JP16419792 A JP 16419792A JP H05330092 A JPH05330092 A JP H05330092A
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JP
Japan
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piezoelectric element
support frame
print
print head
piezoelectric device
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Withdrawn
Application number
JP4164197A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Yokoi
勝彦 横井
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電素子の伸縮する振動によって発生する騒
音を効果的に低減し、安価で低騒音の圧電素子駆動型印
字ヘッドを提供する。 【構成】 複数個の印字ユニット4を一体の支持フレー
ム9で支持するため、圧電素子6の伸縮方向の剛性が非
常に高くなり、圧電素子6が振動しても支持フレーム9
は振動せず、支持フレーム9から発生する騒音が減少す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧の印加による圧電
素子の伸縮特性を利用して印字媒体上を打点する圧電素
子駆動型印字ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電圧の印加による圧電素子の伸縮
を運動伝達機構によって印字ワイヤに伝達し、用紙等の
印字媒体上に文字や図形を打点する圧電素子駆動型印字
ヘッドには、例えば特開昭60−969号公報に記載さ
れたもの、あるいは図3に示すような圧電素子駆動型印
字ヘッド等が知られている。ここで図3を参照して従来
の一般的な圧電素子駆動型印字ヘッドを概略説明する。
印字ヘッド31は、ヘッド本体32、有底円筒状のヘッ
ドカバー33、及び印字ユニット34を有する。印字ヘ
ッド31は、複数個の印字ユニット34を固定するリン
グ35に放射状に配設され、印字ユニット34のアーム
36が傾動し、この傾動によってアーム36の端部に固
着された印字ワイヤ37がヘッド本体32の略中央に位
置する案内板38のガイド穴に案内され、不図示の印字
媒体上にリボンを介して打点する構成となっている。
【0003】印字ユニット34において、圧電素子39
はこれを支持するコ字状の支持フレーム40に固着さ
れ、圧電素子39の両極にはリード線41,42が接続
され、このリード線41,42とホルダ43とが接続さ
れている。このリード線41,42を介して圧電素子3
9に電圧が印加されると圧電素子39は矢印Y方向に伸
長し、この運動は運動伝達機構である可動子44、アー
ム36によって拡大され、印字ワイヤ37に伝達され
る。印字ワイヤ37は矢印Z方向に運動する。また、こ
のような印字ヘッド31の印字ユニット34はヘッドカ
バー33で覆われ外力に対して保護されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の圧電素子駆動型の印字ヘッドは、圧電素子の伸縮に
よって生じる振動が印字ユニットの各部材に伝わり、そ
の振動に起因して騒音が発生するという問題がある。こ
れは支持フレームはコ字状をした板形状をしており、そ
の板厚方向の剛性は低く振動し易く、さらには騒音の放
射面積が大きいためである。特に近年、印字装置を使用
するオフィス及び家庭は低騒音化する傾向がある。そう
いった点で印字装置が発生する騒音の低減は必要不可欠
な条件であり、騒音の低減のために、防音ボックス及び
印字装置本体の防音対策等が提案されているが、防音対
策が不十分であったり、高価になるといった問題があっ
た。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するもの
で、安価で且つ簡単な構成によって、印字時の騒音を低
減することができる圧電素子駆動型印字ヘッドを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電圧の印加により伸縮する圧電素子と、こ
の圧電素子の伸縮を印字ワイヤに伝達する運動伝達機構
とからなる印字ユニットを複数個有し、各々の圧電素子
へ電圧を印加することによって前記運動伝達機構を介し
てそれぞれの印字ワイヤを駆動して印字媒体を打点する
圧電素子駆動型印字ヘッドにおいて、前記印字ユニット
を複数単位で支持する支持フレームを一つ以上備えたも
のである。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、複数個の印字ユニットが
一体の支持フレームに支持されるので、圧電素子の伸縮
方向の剛性が高くなると共に、圧電素子が振動しても支
持フレームは殆ど振動しなくなる。従って、印字ヘッド
から発生する騒音の大部分を占める支持フレームから発
生する騒音を低減することができる。
【0008】
【実施例】本発明による一実施例を図面を参照して説明
する。図1は本印字ヘッドの概略構成を示す断面図、図
2は印字ユニットの概略構成を示す側断面図である。こ
れらの図において、印字ヘッド1は、円盤状のヘッド本
体2と、有底円筒状のヘッドカバー3と、ヘッドカバー
3内に配設される印字ユニット4とから構成されてい
る。ヘッド本体2及びヘッドカバー3はアルミニウム合
金等の素材でなる。印字ユニット4はヘッド本体2の裏
面側にリング2aを介して放射状に配設されている。さ
らに、ヘッド本体2の略中央位置には中空状のノーズ部
5が不図示のインクリボン及び印字用紙に対向する位置
に突設されている。
【0009】印字ユニット4は、圧電セラミックを積層
状に圧着した圧電素子6と、この圧電素子6の運動を拡
大し、伝達する運動伝達機構7、と圧電素子6の伸縮に
伴って進退運動を行い不図示のインクリボンを介して印
字用紙を打点する印字ワイヤ8とからなり、圧電素子6
を支持する支持フレーム9にねじ止めされる。この支持
フレーム9は円柱形状をなす金属剛体で、円柱の軸方向
は圧電素子6の伸縮方向と平行である。さらに、支持フ
レーム9は複数個(例えば24個)の円柱状の孔9aを
有しており、この孔9aに圧電素子6が後方より挿入さ
れ、止めねじ10により圧電素子6が固定される。この
止めねじ10は軸方向に不図示の貫通孔を持つ。この貫
通孔には、圧電素子6の両電極に一端が接続され導出さ
れた不図示の各リード線が挿通され、この各リード線は
電源へと導く端子線11,12にそれぞれ接続される。
【0010】端子線11,12はヘッドカバー3及びヘ
ッドカバー3の外側面に配設された電気絶縁材料製のス
ペーサ13を通り、端子線11,12の各他端は、スペ
ーサ13の外側面に配設された電気絶縁材料製の配線板
14上の給電線15に半田付けによって接続される。こ
れらを介して圧電素子6の両極に電圧が印加されると、
圧電素子6は支持フレーム9の円柱の軸に沿って積層方
向に伸縮運動する。この伸縮運動により印字ワイヤ8は
ノーズ部5内に位置する所定数の案内板16に案内され
て前後に移動する。
【0011】運動伝達機構7は、先端に印字ワイヤ8を
固着した平板の所定形状でなるアーム17と、圧電素子
6の変位を拡大するための第1及び第2板ばね18,1
9と、圧電素子6の前面部に装着され、この変位を第2
板ばね19に伝達する可動子20とから構成される。第
1板ばね18と第2板ばね19は、弾性を有する同素
材、同形状でなり、それぞれが平行に設置されており、
その先端は連設部21にて連設されてコ字状を形成して
いる。第1及び第2板ばね18,19を連設する連設部
21は、アーム17の印字ワイヤ8が固着されている一
端と反対側の端部に固着される。第1板ばね18の基端
部はメイン支持部7aに固着され、第2板ばね19の基
端部は可動子20の側面に固着されている。
【0012】また、印字ユニット4において、メイン支
持部7aの前端部はリング2aに、後端部は支持フレー
ム9に当接し、固定されている。副支持部7bの後端部
は支持フレーム9に当接し、固定されている。これらメ
イン支持部7a、副支持部7bは運動伝達機構7の一部
を支持すると共に、印字ユニット4を所定位置に整列さ
せ、さらには支持フレーム9を適正位置に固定してい
る。メイン支持部7aと副支持部7bとに跨がって4節
リンク機構部材22が配設されており、この4節リンク
機構22は、素材を弾性変形可能な板材とし、広幅側板
部22aと長尺狭幅板部22bとが副支持部7b上にお
いて連設しており、その形状をコ字状としている。長尺
狭幅板部22bの両端がメイン支持部7aと副支持部7
bとに跨がって固着されている。広幅側板部22aには
側面視略H状の切欠孔22cが形成されており、この切
欠孔22cを挟む2辺がそれぞれ副支持部7b及び可動
子20に固定されている。このため、広幅側板部22a
の2辺は圧電素子6が伸長し可動子20が移動すると側
面視平行四辺形状に弾性変形するようになっており、可
動子20の移動を妨げないように構成されている。
【0013】圧電素子6が伸縮運動をすると連設部21
の反時計方向Pに移動する向きのモーメント作用が生
じ、これに伴い、圧電素子6は積層方向と交差する方向
に屈曲される虞があるが、上記4節リンク機構部材22
の構成により可動子20及び圧電素子6を時計方向に移
動させる向きのモーメントが生じるため、この2つの逆
向きのモーメントが相殺し合うこととなり、圧電素子6
は、屈曲することなく直線的に伸縮することができるよ
うになっている。
【0014】以上のように構成される本印字ヘッド1
は、印字データに基づく信号が不図示の制御回路に入力
され、これを介して圧電素子6の両電極間に電荷が付与
されて、積層方向に伸長すると、可動子20が連動し前
方向に移動する。この移動に連動し可動子20に固着し
ている第2板ばね19が第1板ばね18に対して相対的
に前方向に移動しようとするため連設部21が反時計回
りに回転移動する。これにより、アーム17が傾動し、
印字ワイヤ8が突出してインクリボンを介して印字用紙
を打点する。電圧の印加が解除されると圧電素子6が元
の状態に収縮することとなり、この収縮運動がアーム1
7に伝達され非作用位置に復帰する。なお、アーム17
の非作用位置には樹脂製のアームストッパ17aが設け
られており、これと副支持部7bのストッパ17bに当
接してアーム17は止まる。
【0015】上記のように印字ヘッド1は動作し、圧電
素子6が所定の駆動タイミング(例えば4kHz)で駆
動される場合、従来であれば、リング2aに圧電素子6
の伸縮運動に起因する振動が印字ユニットの支持フレー
ムを介して伝わり、大きな騒音が発生する。これは前述
の通り印字ユニットごとに配設される支持フレームは、
この板厚方向の剛性が低いため振動しやすく、さらには
騒音の放射面積が大きいためである。しかし、本実施例
の印字ヘッドは、複数個の印字ユニット4を一体の支持
フレーム9で支持するようにしているので、圧電素子6
の伸縮方向の剛性が非常に高いため振動しにくく、圧電
素子6が伸縮運動しても支持フレーム9は殆ど振動しな
い。さらに、印字ユニット4ごとに支持フレーム9を支
持する場合に比べ騒音の放射面積が小さくなる。以上に
よって印字ヘッド1から発生する騒音のうち大部分を占
める支持フレーム9より発生する騒音が小さくなるの
で、印字ヘッド1から発生する騒音が減少する。
【0016】本発明は上記に限定されるものではなく、
その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能で
ある。例えば、本実施例において支持フレーム9の形状
を円柱状としているが、その形状は円柱状に限定される
ものではなく、複数個の印字ユニットを一度に支持でき
れば四角柱状でもよい。また支持フレーム9の孔9aを
図2における左方向に対して開口する有底状とし、同開
口より圧電素子6を挿入することによりセットする構成
としてもよい。このように構成することにより、圧電素
子6の伸長時に、その押圧力が後方に逃げることが少な
くなり、効率的に印字ワイヤ8を駆動することが可能と
なる。また印字ユニット4と支持フレーム9は溶接によ
り固定するものであってもよく、また一体に成形しても
よい。さらに、支持フレーム9は、その中央部におい
て、軸方向に延びる空洞を有する構成とし、軽量化して
もよい。またその空洞部に制振材を充填してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数個の
印字ユニットを集合して支持する支持フレームを備える
ことで、圧電素子の伸縮方向に対する剛性が極めて高く
なり、騒音の放射面積も小さくなる。従って、圧電素子
の伸縮によって生じる振動が支持フレームに伝わること
で発生する騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による印字ヘッドの断面図で
ある。
【図2】本実施例で用いられる印字ユニットを示す側断
面図である。
【図3】従来の圧電素子駆動型印字ヘッドを示す断面図
である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 4 印字ユニット 6 圧電素子 9 支持フレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧の印加により伸縮する圧電素子と、
    この圧電素子の伸縮を印字ワイヤに伝達する運動伝達機
    構とからなる印字ユニットを複数個有し、各々の圧電素
    子へ電圧を印加することによって前記運動伝達機構を介
    してそれぞれの印字ワイヤを駆動して印字媒体を打点す
    る圧電素子駆動型印字ヘッドにおいて、前記印字ユニッ
    トを複数単位で支持する支持フレームを一つ以上備えた
    ことを特徴とする圧電素子駆動型印字ヘッド。
JP4164197A 1992-05-29 1992-05-29 圧電素子駆動型印字ヘッド Withdrawn JPH05330092A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4164197A JPH05330092A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 圧電素子駆動型印字ヘッド

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4164197A JPH05330092A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 圧電素子駆動型印字ヘッド

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JPH05330092A true JPH05330092A (ja) 1993-12-14

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ID=15788526

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JP4164197A Withdrawn JPH05330092A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 圧電素子駆動型印字ヘッド

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803