JPH0532974A - コークス炉における乾留制御方法 - Google Patents

コークス炉における乾留制御方法

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JPH0532974A
JPH0532974A JP21033291A JP21033291A JPH0532974A JP H0532974 A JPH0532974 A JP H0532974A JP 21033291 A JP21033291 A JP 21033291A JP 21033291 A JP21033291 A JP 21033291A JP H0532974 A JPH0532974 A JP H0532974A
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temperature
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coke oven
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JP21033291A
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Takafumi Sachi
孝文 佐地
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プログラム加熱を実施しているコークス炉炭
化室への装入炭の装入において、装入炭との接触による
壁面温度の低下を、通常装入法の壁面温度低下程度に抑
制する。 【構成】 プログラム加熱を実施しているコークス炉1
の操業において、1回当りの装入石炭レベルを600m
m以下とし、10〜20分間隔で装入するか、装入石炭
レベルを60〜30mm/minの割合で連続装入する
ことによって、装入炭との接触による壁面温度の低下を
抑制する。 【効果】 炭化室壁を構成するケイ石煉瓦の温度低下が
抑制され、煉瓦のスポーリングが減少して炉寿命が延長
できる。また、ガス発生量が平滑化されて装入直後のガ
ス洩れの減少、ガス精製工程でのガス圧力、ガス量調整
頻度が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プログラム加熱を実
施しているコークス炉において、炭化室へ装入炭を装炭
時の炉壁煉瓦の温度低下を抑制できる乾留制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】通常、室炉式コークス炉の操業において
は、コークス炉の炉上に敷設したレール上に走行自在に
載置した装炭車のホッパーに1窯分の装入炭を積載し、
5窯飛びで赤熱コークスを排出した炭化室上に装炭車を
走行移動せしめ、炉上の複数個の装入口を開放して装入
炭を自然落下により炭化室に装入し、押出機のレベラー
を炉蓋の均し口から炭化室に挿入して進退せしめ、装入
された石炭の上面を水平に均すのが一般的である。
【0003】上記赤熱コークスを排出した装入される直
前の炭化室の壁面温度は、通常約1000〜1100℃
であるが、装入に伴いほぼ室温で7〜11%の水分を含
有する装入炭との接触により、通常装入法では図3に示
すとおり、約300〜400℃の急激な温度低下が生じ
る。この急激な温度低下は、窯出しのたびに繰返されさ
れる。特に乾留熱量の低減を目的として、トータル入熱
量を設定し、乾留初期および乾留末期に集中して入熱す
るプログラム加熱を実施しているコークス炉の操業にお
いては、連続した窯、例えば5窯を1ブロックとした隣
接窯連続装入を行うため、図2に示すとおり、5本飛び
一括装入法を実施している図3に示す通常装入法に比較
し、炭化室壁温度の低下が約500℃と大幅で、このよ
うな急激な温度変化の繰返しによる炭化室壁煉瓦の亀
裂、剥離など、いわゆるスポーリングが懸念されてい
る。
【0004】上記炭化室への装入炭の装入に伴う壁面の
急激な温度低下を防止する有効な方法としては、水分を
5〜6%に低減して装入する調湿炭装入法、水分0〜1
%の装入炭を装入する予熱炭装入法等の装入炭水分の低
減による効果と、装入時の室温以上の装入炭の顕熱によ
る効果を利用する方法、あるいは最初に装入炭全量の1
/2〜1/3を装入し、残りを火落時間までの間に一括
または分割して装入乾留する方法(特開昭63−187
796号公報)が有効と考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記装入炭水
分の低減による効果と、装入時の室温以上の装入炭の顕
熱による効果を利用する調湿炭装入法、予熱炭装入法等
は、炭化室へ一度に全量を装入する一括装入法であるた
め、水分7〜11%の装入炭を装入する通常装入法に比
べ、炭化室壁温度の低下を抑制できるものの、炭化室壁
煉瓦を構成するけい石煉瓦の熱膨張変態点の一つである
870℃より大幅に壁面温度が低下することは避けられ
ない。また、乾留促進(脱ガス反応)効果によって、装
入直後のガス発生量が急増し、コークス炉においては装
入作業、均し作業時のガス洩れによる公害が、ガス精製
工程においてはガス圧力、ガス量の調整処置の頻度が増
加する等の欠点がある。また、特開昭63−18779
6号公報に開示の方法は、最初に装入炭全量の1/2〜
1/3を装入するため、炭化室下部の壁面温度の急激な
低下が避けられない欠点がある。
【0006】この発明の目的は、プログラム加熱を実施
しているコークス炉の炭化室への装入炭の装入におい
て、装入炭との接触により壁面温度が低下しても、その
温度低下を通常装入法における温度低下に抑制できるコ
ークス炉における乾留制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、プログラ
ム加熱を実施しているコークス炉の操業において、上記
目的を達成すべく装入方法について種々試験研究を行っ
た。その結果、装入炭の装入量および装入タイミングを
コントロールすることによって、装入炭との接触により
壁面温度が低下しても、通常の5本飛び一括装入法の温
度低下程度に抑制できることを見い出し、この発明に到
達した。
【0008】すなわちこの発明は、プログラム加熱を実
施しているコークス炉の操業において、1回当りの装入
石炭レベルを600mm以下とし、10〜20分間隔で
分割装入するのである。
【0009】また、プログラム加熱を実施しているコー
クス炉の操業において、装入石炭レベルを60〜30m
m/minの割合で連続装入するのである。
【0010】
【作用】この発明においては、1回当りの装入石炭レベ
ルを600mm以下とし、10〜20分間隔で分割装入
することによって、一回の装入による最大壁面降下温度
が300℃以下となり、通常の5本飛び一括装入法の装
入後の炭化室壁面温度低下程度に抑制することができ、
けい石煉瓦のスポーリングを抑制することができる。ま
た、従来法の5本飛び一括装入法によるガス発生量は、
装入直後に最大のピークが生じ、平均発生量との相対比
では約4〜5倍もの発生が確認されており、特に調湿炭
装入法、予熱炭装入法でこの傾向が強く、装入時のガス
洩れなど公害面の懸念があった。しかし、この方法にお
けるガス発生量は、装入直後の最大ピークが平均発生量
との相対比で1.6以下に低下するのである。
【0011】また、装入石炭レベル60〜30mm/m
inの割合で連続装入することによって、前記分割装入
以上の装入炭の分散が可能となり、炭化室壁面保有熱量
の移動時間の確保による温度低下防止効果が得られるの
である。この場合においても、装入速度は、上記分割装
入法の装入速度と概ね一致させることが必要である。
【0012】上記この発明の分割装入法および連続装入
法における装入終了時期は、乾留後の中心コークス温度
から判断すると、装入開始から2時間後がmaxと考え
られる。したがって、この発明の分割装入法および連続
装入法のいずれにおいても、例えば、炉高7125m
m、有効装入高6600mmとした場合、1回当りの装
入レベルを600mm、装入間隔10分とすると、装入
開始から110分で装入が完了することとなる。また、
連続装入する場合は、60mm/minとすれば、同様
に110分で装入が完了する。
【0013】
【実施例】以下にこの発明の詳細を実施例により説明す
るに先立ち、使用する試験コークス炉は、長さ1000
mm、高さ2000mm、炉幅450mmの単室炉であ
るため、プログラム加熱による隣接窯への装入に伴う急
激な抜熱の影響の調査ができない。そこで、次のとおり
〜の事前調査を実施した。 プログラム加熱による隣接窯への装入と同様の抜熱を
得る手段として冷却用空気を用い、両端から炭化室の冷
却を行うこととし、冷却用空気の吹込み条件を求めるべ
く、まず図1に示す伝熱モデルを用いて一括装入法での
隣接窯装入に伴う炉壁温度への影響を確認し、その結果
に基いて試験コークス炉での冷却用空気の吹込み条件を
種々変化させ、冷却用空気の吹込み条件を決定した。 次に順次装入の最適な装入量およびそのタイミングを
確認した。 上記およびの事前調査に基き、隣接窯装入に伴う抜
熱の影響を空気吹込みで再現しながら上記で求めた最
適な装入量およびそのタイミングに基いて、試験コーク
ス炉で分割装入を実施し、炉壁温度への影響を調査し
た。さらに、分割装入に伴い、最終的に装入される上部
のコークス乾留終了時点のコークス温度を調査した。
【0014】図1に示す伝熱モデルによる事前検討、図
1の燃焼室11の中心を火点12とし、燃焼室11と両
側炭化室13、13との間は100mmのけい石煉瓦の
壁14、14で、炭化室13、13は中心で断熱し、火
点12より水平に熱が伝達するものとして壁14の炭化
室13側表面から5mmの地点15と炭化室中心点16
に温度計を設置して温度測定した。 伝熱基礎方程式 Cpq(δT/δt)=δ/δx[λ(δ2T/δx2)] ただし、Cp:石炭の比熱(kcal/kg・℃) q:石炭の密度(kg/m3) T:固体各部の温度(℃) t:時間(Hr) x:熱の伝わる方向の距離(m) λ:熱伝導率(kcal/m・Hr・℃) 燃焼室側境界条件式 FrCp(Tt−Tg)=hA(Tg−Tw) ただし、F:燃料ガス量(m3/Hr) r:燃焼ガス量/燃料ガス量 Tt:理論火炎温度(℃) Tg:燃料ガス温度(℃) Tw:煉瓦温度 h:熱伝達率(kcal/m2・Hr・℃) A:伝熱面積(m2) 炭化室側境界条件:炭化室の中心で断熱
【0015】以上のシミュレーション伝熱モデルを使用
し、シミュレーションパラメーターとして熱伝導率の係
数を採用し、これを種々変化させることによって炭中温
度の実測値と計算値を5本飛び一括装入条件下で合わせ
た。このパラメーターを使用して隣接窯装入を行った条
件で20時間乾留のプログラム加熱パターンに基き、乾
留時間と炭化室壁温度との関係を演算した。その結果を
図2に示す。また、比較のため、5本飛び一括装入法の
乾留時間と炭化室壁温度との関係を図3に示す。図2に
示すとおり、プログラム加熱による隣接窯装入は、図3
に示す5本飛び一括装入に比較し、装入に伴う炉壁表面
温度の低下が著しく大きい。
【0016】試験テスト炉での隣接窯装入による炉壁温
度への影響再現のための冷却空気による抜熱条件の確認
テストを次のとおり実施した。伝熱モデルによる隣接窯
装入に伴う炉壁温度低下の結果に基き、1室の試験コー
クス炉において隣接窯相当の炉壁抜熱を再現すべく、図
4に示すとおり、炭化室21両側に空気吹込みノズル2
2を設けて空気を吹付け、炉壁23からの距離、流量を
種々変化させ、プログラム加熱条件下で炉壁表面温度が
図2と概ね一致する条件を求めた。その結果を図5に示
す。図5のイは炉壁温度低下400℃、ロは炉壁温度低
下500℃、ハは炉壁温度低下600℃の場合を、ま
た、破線はシミュレーション結果の壁温度低下550℃
の場合を示す。
【0017】図6に示す長さ1000mm、高さ200
0mm、炉幅450mmの電気炉からなる試験コークス
炉1の炉壁は100mmのけい石煉瓦からなっている。
この試験コークス炉1の上部装入口2から装入レベルを
下段600mm、中段1200mm、上段1800mm
の3レベルで装入し、炭化室3の壁温度低下を炭化室3
の壁面から5mmの位置で、温度低下の最大と考えられ
る各装入レベルの中間高さ位置に熱電対L、M、Hを配
設し、装入炭水分、装入炭温度を変化させて測定した。
また、全量一括装入に相当する上段レベル時は20時間
乾留における発生ガス量を測定した。そして装入レベル
と最大壁温度低下温度差、装入炭性状との関係を図7に
示す。装入炭性状と平均ガス発生量に対するピークガス
発生量の比を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】図7に示すとおり、下段以上、すなわち一
度の装入量が600mmを超えると最大壁温降下温度差
は、150℃をこえることが明らかである。したがっ
て、従来法は、いずれも一括装入、あるいは最初に1/
2〜1/3を装入するものであるから、装入に伴う壁温
度の降下が150℃を超えることが明白である。さら
に、従来法によるガス発生量の特徴は、表1に示すとお
り、装入直後に最大のピークが生じ、平均ガス発生量と
の相対比では、約4〜7倍もの発生が確認された。特に
調湿炭法、予熱炭法でこの傾向が強く、装入時のガス洩
れなどの公害面の懸念がある。なお、最大壁温降下温度
差の試験は、装入レベルを確認しながら実施したため、
装入炭性状毎の装入重量に差があり、単にガス発生量で
の比較ではなく平均ガス発生量との相対比とした。
【0020】前記試験により、一度の装入量は、炭化室
の壁温度低下から判断して600mm以下が望ましいこ
とが明白であるから、1回の装入量を600mm以下の
順次分割装入が有効と判断されたので、順次装入実施に
必要な装入ピッチによる壁温度低下の影響、ガス発生量
の推移および装入レベルの変化について試験した。使用
した装入炭は、水分8.5%、装入量540kg(18
0kg×3回)の条件で実施した。さらに、順次装入の
最後に装入される部分を想定した最終コークス温度への
影響について試験した。その結果を、装入ピッチと最大
壁温降下温度差、装入レベルの関係を図8に、装入ピッ
チと平均ガス発生量に対する最大ガス発生量の比を表2
に示す。
【0021】
【表2】
【0022】例えば、1回の装入量を600mmとした
場合、炭化室の壁温降下温度150℃以下とするために
は、図8に示すとおり、その装入ピッチを10分以上と
しなければならない。実際のコークス炉の装入レベル
は、現状では6600mm前後が最大であるから装入に
約2時間を要することとなる。また、装入レベルは、図
8から明らかなとおり、装入ピッチの増加に伴い一定重
量装入後の装入レベルが低下している。このため、装入
量が一定重量であれば、均し作業を省略することができ
る。また、装入量が一定装入レベルであれば、装入量を
増加させることができ、生産性が向上する。さらに、表
2に示すとおり、ガス発生量は、表1に比較して大幅に
低下している。使用した試験炉の場合は、装入高さに対
する1回の装入高さの比が1/3もあるが、実炉では1
/6〜1/11のため、表2の値はもっと1.0に近付
くと考えられる。
【0023】実施例1 上記の結果からプログラム加熱における分割装入法の炉
壁温度降下を、前記試験コークス炉により確認試験を実
施した。確認試験は、事前調査により確認した隣接窯装
入相当の冷却空気を吹込みながら、水分8.5%の装入
炭で実施した。その結果を図9に示す。図9に示すとお
り、図2に示すプログラム加熱法(隣接窯装入)におけ
る一括装入に比較し、分割装入を実施することによって
炉壁温度の低下は、本試験条件下で図3に示す通常の5
本飛び装入法程度に抑制することができる。
【0024】実施例2 分割装入法適用時に問題となる最終装入部分のコークス
温度の確認試験を実施した。すなわち、水分8.5%の
装入炭を使用し、テスト試験炉を実炉の上部と想定し、
2時間および3時間後に装入してそれぞれ18時間およ
び17時間の乾留時間とした場合の中心部温度を測定し
た。装入前の2時間および3時間は空窯状態とする。そ
の結果を図10に示す。なお、比較例として、プログラ
ム加熱で一括装入した場合の結果を図11に示す。図1
0に示すとおり、加熱条件を従来法と同一(投入熱量一
定)としたため、装入が開始されるまでは通常加熱の状
態で空窯となるため、実線で示す炉壁温度が破線に示す
とおり上昇する。図10をまとめたものを表3に示す。
【0025】
【表3】
【0026】表3に示すとおり、最終装入時間は、プロ
グラム加熱のコークス炉の場合、2時間以内に装入が完
了することが望ましい。なお、18時間乾留にもかかわ
らず比較例に比べ、従来最終コークス温度にほとんど差
がないのは、空窯状態での温度上昇により、装入後急速
乾留を受けたためと判断される。
【0027】上記実施例1〜2においては、この発明方
法のうち、分割装入法について説明したが、連続装入法
においても同様の効果が得られることは以下の理由から
明らかである。すなわち、従来法に比較してこの発明法
の分割装入法の効果は、装入の分散による壁保有熱量の
移動時間の確保による温度低下防止が明白であり、分割
装入法以上に装入の分散が可能な連続装入法は、少なく
とも同程度の効果が得られる。ただし、連続装入法にお
いても、装入速度(mm/min)は分割装入法の装入
速度と概ね一致させることが肝要である。
【0028】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明方法によれ
ば、プログラム加熱を実施しているコークス炉におい
て、炭化室の壁面を構成するけい石煉瓦の装入炭の装入
に伴う温度低下を、通常の5本飛び一括装入を実施の場
合とほぼ同等程度まで大幅に低減でき、壁面煉瓦のスポ
ーリングが減少し、炉寿命の延長を図ることができる。
また、コークス生産量を一定とする場合は、装入後の均
し作業を削減でき、装入レベルを一定とする場合は、装
入量を増加できるので、生産性が向上する。さらに、ガ
ス発生量が平滑化され、装入直後のガス洩れが大幅に低
減し、ガス精製部門でのガス量管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝熱モデルの説明図である。
【図2】シミュレーション伝熱モデルでのパラメーター
を用いた計算によるプログラム加熱による隣接窯装入時
の乾留時間と炭化室壁温度との関係を示すグラフであ
る。
【図3】従来法の一括装入での乾留時間と炭化室壁温度
との関係を示すグラフである。
【図4】試験コークス炉での隣接窯装入の影響を再現す
るための空気による抜熱条件確認テストの説明図であ
る。
【図5】隣接窯装入に伴う炉壁温度の低下と空気吹込み
量、空気吹込み時間ならびに炭中980℃到達時間との
関係を示すグラフである。
【図6】使用した試験コークス炉の炭化室を示すもの
で、(a)図は側面図、(b)図は分割装入レベルを説
明するための縦断面図である。
【図7】装入レベルと最大壁温度低下温度差、装入炭性
状との関係を示すグラフである。
【図8】装入ピッチと最大壁温降下温度差、装入レベル
の関係を示すグラフである。
【図9】実施例1におけるプログラム加熱法での分割装
入の乾留時間と炭化室壁温度および中心コークス温度の
推移を示すグラフである。
【図10】実施例2における本発明のプログラム加熱法
の分割装入で18時間乾留時の乾留時間と壁温度および
中心コークス温度の推移を示すグラフである。
【図11】実施例2の比較例のプログラム加熱法の一括
装入での20時間乾留時の乾留時間と壁温度および中心
コークス温度の推移を示すグラフである。
【符号の説明】
1 試験コークス炉 2 装入口 3、13、21 炭化室 11 燃焼室 12 火点 14 壁 16 炭化室中心点 22 空気吹込みノズル 23 炉壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム加熱を実施しているコークス
    炉の操業において、1回当りの装入石炭レベルを600
    mm以下とし、10〜20分間隔で分割装入することを
    特徴とするコークス炉における乾留制御方法。
  2. 【請求項2】 プログラム加熱を実施しているコークス
    炉の操業において、装入石炭レベルを60〜30mm/
    minの割合で連続装入することを特徴とするコークス
    炉における乾留制御方法。
JP21033291A 1991-07-26 1991-07-26 コークス炉における乾留制御方法 Pending JPH0532974A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7033588B2 (en) * 2001-07-17 2006-04-25 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Preventive agent for ascites in poultry
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