JPH05329718A - ナットランナを用いたナット締め付けシステムにおけるナット確認方式 - Google Patents

ナットランナを用いたナット締め付けシステムにおけるナット確認方式

Info

Publication number
JPH05329718A
JPH05329718A JP16036392A JP16036392A JPH05329718A JP H05329718 A JPH05329718 A JP H05329718A JP 16036392 A JP16036392 A JP 16036392A JP 16036392 A JP16036392 A JP 16036392A JP H05329718 A JPH05329718 A JP H05329718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
socket
runner
tightening
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16036392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2671716B2 (ja
Inventor
Hideshi Togabe
秀史 渡我部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP16036392A priority Critical patent/JP2671716B2/ja
Publication of JPH05329718A publication Critical patent/JPH05329718A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2671716B2 publication Critical patent/JP2671716B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ナット受渡し時にナットランナの
ソケット内に円滑にナットの移送が行なわれなかった場
合に直ちにこれを検知し、簡単な構成で而も確実に前記
ナット有無の検知を可能にするナット確認方式を提供す
る事を目的とする。 【構成】 本発明は、ナット受け渡し部側より繰り返し
ナットランナ側にナットの供給を受けながらワークの締
め付けを行なうナット締め付けシステムにおいて、前記
ソケット内にナット受渡し後若しくはナット締め付け
後、次位の工程に移行するまでの間に、適宜前記ナット
ランナのソケット先端を当接板に当接し、該当接によ
り、前記ソケット内にナットの存在の有無に起因して変
化する変化部をセンサにより検知し、ナット有無を確認
する事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はナット受け渡し部側より
繰り返しナットランナ側にナットの供給を受けながらワ
ークの締め付けを行なうナット締め付けシステムに使用
されるナット確認方式に係り、特にナット受渡し後ナッ
ト締め付け工程に移行するまでの間に、若しくはナット
締め付け後次位のナット受渡し工程に移行するまでの間
に、ナットランナのソケット先端収納したナットの有無
を確認するナット確認方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より車両の組立ライン、例えばタイ
ヤの組み付け作業は作業環境及び従業者の負担軽減の面
より一般に自動化されており、かかる自動化システムと
して例えば実開平2ー135131号に示す装置が開示
されている。その構成を図4乃至図6に基づいて簡単に
説明するに、先ず図5はタイヤ組み付けシステムの全体
構成を示し、中央の2点鎖線で示す車体8を搬送するた
めのコンベア1を挟んでその両側にタイヤ搬送用のコン
ベア3が配設されており、タイヤ搬送ロボット3Aを利
用してコンベア3始端側から終端側にタイヤを搬送可能
に構成している。コンベア3終端側にはコンベア1上の
車体8ホイール位置と対面可能に、夫々2対のタイヤ組
み付け装置2が設置されている。
【0003】タイヤ組み付け装置2は図6に示すよう
に、タイヤ9のハブボルト対応する数の4つのナットラ
ンナ10を具えたタイヤ組み付けロボット5と、該4つ
のナットランナ10にナットを供給するナット供給装置
7からなる。タイヤ組み付けロボット5は図4及び図6
に示すように、コンベア3終端側に配したタイヤ位置決
め装置6より受け渡されたタイヤ9を車体8側のホイー
ルに装着するタイヤ装着部12と、該ホイールに装着さ
れたタイヤ9のナット締めを行なう4つのナットランナ
10を配設し、上下に十文字状に配設したガイドレール
13上を上下及び左右に移動可能に更には軸を中心に9
0度若しくは所定角度単位で回転及び昇降可能に構成し
ている。
【0004】一方ナット供給装置7は、所望のナットを
収納するマガジンが複数本立設されたナット収納部20
と、該収納部20より繰り返しナットを供給されなが
ら、前記ナットランナ10のソケット101先端と対面
可能な位置に配設されたソケット連結部40側にナット
を嵌入させるナット受け渡し部30よりなる。
【0005】そして前記ナット受け渡し部30の構成を
その作用を中心に図4及び図7に基づいて説明するに、
ナット受け渡し部30はロボット5側のナットランナ1
0の配設ピッチと同一ピッチ、言換えればタイヤ9のハ
ブボルト側のピッチ間隔と同一ピッチ間隔で配設された
4本のソケット311が回転可能に軸支されたソケット
取り付け板31と、該ソケット取り付け板31をソケッ
ト連結部40側に進退させるガイドレール321と流体
シリンダ322を取り付けたフレーム32、支軸33を
中心として前記フレーム32と共にソケット取り付け板
31を水平から垂直位置若しくはその逆方向に起伏させ
る流体シリンダ34、これらを一体的に支持する基台3
5、該基台35をナット収納部20側よりソケット連結
部40側に又はその逆方向に移動させる流体シリンダ3
6とレール37からなる。
【0006】そしてかかる装置によれば、前記フレーム
32とソケット取り付け板31を倒伏させた状態で、ナ
ット収納部20側下方に往動し、該位置で前記夫々のソ
ケット311内にナットを供給した後、ナット連結部4
0側に復動させて該ソケット311が連結部40側のソ
ケット401と対面可能に起立させる。次にロボット5
を作動させて各ナットランナ10の先側の断面六角形状
のソケット101を、連結部40側のソケット401軸
心と対向させると共に矢印F方向に該ランナを進出さ
せ、前記ランナソケット先端101aを連結部40内の
ソケット401内に嵌入させる。
【0007】この連結部40内のソケットの内径401
aは断面六角穴形状をしており、ナット供給装置7のベ
ース前方位置より垂直に立設するブラケット302に回
転可能に軸支する事により、断面六角形状のランナソケ
ット101の進入により該ソケット101形状に追従し
て所定角度回転し、所定角度位置に位置決めされること
となる。そしてこの状態で反対側に位置するソケット取
り付け板31が所定距離E方向に移動し、該取り付け板
31のソケット311をナット連結部40側のソケット
401に嵌入する事により、ギア313、403を介し
て前記ソケット311が所定角度回転しながら両者の位
置決めがなされ、前記ランナ10側にナット45の受け
渡しが可能となる。この状態で取り付け板31の後方に
位置する流体シリンダ314を作動させることにより取
り付け板31のソケット311内に位置するナットを前
記シリンダのロッド314aが後方より押動させながら
ナット連結部40側のソケット401に嵌入しているラ
ンナ10側のソケット101に挿入する。
【0008】そして前記受け渡し後、前記ランナ10を
E方向に退出させてランナソケット101を抜出した
後、車体8ホイール側に移動させて、ランナソケット1
01内のナットをホイールのハブボルトに螺合させタイ
ヤ9の締め付けを行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って前記タイヤ組み
付け装置2においては、図7に示すように断面六角形状
のナット45(図1参照)をナット受渡し部30側より
ナットランナ10側に移送させる構成を取るために、ナ
ットランナ10側のソケットの位相角と受渡し側の位相
角を一致させなければ円滑な移送が不可能になる。この
為前記従来技術においては、ナットランナソケット10
1とナット受渡し部30側のソケット311間に、ブラ
ケット31aにより回転可能に軸支させ、互いのソケッ
ト101,311が嵌入可能な中間ソケット411を設
け、該中間ソケット411を介して前記ナット45の移
送の円滑化を図っている。
【0010】即ちその構成を再度説明するに、中間ソケ
ット401はナットランナ10側の断面六角形状のソケ
ット101が嵌入可能に一側をソケット内径401aを
前記ランナソケット101外径と合わせ六角形状にし、
一方中間ソケット401とナット受渡し部30側のソケ
ットは、該受渡し部30側のソケット311を受渡し部
ブラケット40aに回転可能に軸支させるとともに、両
者間に位置決め用のギア313,403を対面して配置
させ、先ずナットランナ10側のソケット101を中間
ソケット401に嵌入させつつ該中間ソケット401を
所定角度回転させて両者間の位置決めを行なった後、次
にナット受渡し部30側のソケット311を中間ソケッ
ト401に嵌入する事により、ギア313、403を介
して前記受渡し側のソケット311が所定角度回転しな
がら両者の位置決めがなされ、この結果ソケット311
およびナットランナソケット間が中間ソケットを介して
移送角が一致した状態で位置決めがなされ前記ランナ1
0側に円滑にナット45の受け渡しが可能となるもので
ある。
【0011】しかしながら前記従来装置においてもソケ
ットとナット間のガタ等により必ずしも円滑にナットの
移送が行なわれない場合があり、特に前記四本のナット
ランナの一部にナットの受渡しが行なわれないままナッ
トの締め付けが行なわれると、ランナソケット先端のナ
ット穴内にハブボルトが侵入するために該ソケット先端
がホイール表面に接触しながら空回りしてしまう場合が
あり、特に前記ホイールがアルミホイールの場合に該ホ
イール表面の傷付きが発生してしまうという問題が生じ
る。又、前記の様に空回りが生じたまま締め付けを行な
っても、所定の締め付けトルクがでないために、締め付
けOKがでないまま無用に締め付け時間が長くなり、他
の正常なナットに悪影響を及ぼす等の問題が発生する。
【0012】この為ナット締め付け時にナットの有無を
確認する事も可能であるが、この様に構成すると、ラン
ナソケット内のナット無しが、ナット受渡し時に発生し
たのか若しくはナット受渡し後ナット締め付けまでにナ
ット落下等の原因で発生したのか判別かつかない。特に
ナット受渡し時に発生した場合は、ナット受渡し側のソ
ケットにナットが残置する事となり、この状態でナット
供給装置側より次のナット受け渡しを行なおうとしても
前記ソケット内にナットが残置している為に、円滑なナ
ット受け渡しを行なうことが出来ず、締め付け不良が継
続してしまう。従ってナット受渡し不良の場合はナット
受渡し側ソケットの残置ナットを除去する必要がある
が、ランナソケット内のナット無しが、ナット受渡し時
に発生したのかナット落下等の原因で発生したのか判別
がつかなければその残置ナット除去措置が取りにくい。
【0013】又前記問題はナット締め付け時にも発生す
る場合がある。即ちハブボルト側やナットネジ部に異物
が付着した場合に締め付け不良が生じ、ランナソケット
101内にナットが残留する恐れがあるが、この様なナ
ットが残留したまま次のナット受け渡しを行なおうとし
ても前記ソケット内にナットが残置している為に、円滑
なナット受け渡しを行なうことが出来ず、締め付け不良
が継続してしまう。
【0014】本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、ナ
ット受渡し時にナットランナのソケット内に円滑にナッ
トの移送が行なわれなかった場合に直ちにこれを検知
し、締め付け作業時の問題を解消せんとするものであ
る。又本発明の他の目的は簡単な構成で而も確実に前記
ナット有無の検知を可能にするナット確認方式を提供す
る事を目的とする。又本発明の他の目的は前記締め付け
不良に起因してナットランナのソケット内にナットが残
置した場合でも、次位のナットの受け渡し前にこれを検
知し、該ナット残置に起因する種々の問題の解決を図る
ナット確認方式を提供する事にある。
【0015】
【課題を解決する為の手段】本発明はかかる技術的課題
を達成するために、ナット受け渡し部側より繰り返しナ
ットランナ側にナットの供給を受けながらワークの締め
付けを行なうナット締め付けシステムにおいて、ナット
受渡し後ナット締め付け工程に移行するまでの間に、若
しくはナット締め付け後次位のナット受渡し工程に移行
するまでの間に、適宜前記ナットランナのソケット先端
を当接板に当接し、該当接により、前記ソケット内にナ
ットの存在の有無に起因して変化する変化部をセンサに
より検知し、ナット有無を確認する事を特徴とするナッ
ト確認方式を提案する。尚、該当接により、前記ソケッ
ト内にナットの存在の有無に起因して変化するとは、例
えばソケット先端にナットを収納した場合に該ナットが
ソケット先端より5〜10mm前後突出するように構成
した場合に、ナットの有無により前記当接板に当接した
場合のナットランナのロッドのストローク量が変化し、
該ストローク差をドグと近接スイッチ等で検出する事に
より、ナット有無を容易に確認する事が出来る。又、当
接板のナットランナのソケット先端が当接する位置にス
ポット状の圧電センサ等を配置し、ソケット先端のナッ
トが該圧電センサを押圧するように構成すれば、ソケッ
ト先端の当接により、前記ソケット内にナットの存在の
有無を圧電センサにより容易に検知する事が出来る。
【0016】
【作用】かかる技術手段によれば、ナット受渡し後前記
ソケット先端部を当接板に当接させるだけでナットの有
無を容易に且つ短時間で確認できる。従って該確認した
時点で一部のソケットにナットがない場合は、後記実施
例に示すように、同時締め付けを行なう他のナットラン
ナに収納しているナット除去を行なう事が出来、これに
より前記四本のナットランナの一部にナットの受渡しが
行なわれないままナットの締め付けが行なわれる恐れが
なくなり、ナット締め付け時に生じる各種不良が解消し
得る。又ナット受け渡し後直ちにナットの有無を確認出
来るために、前記ナットがない場合にナット受渡し不良
を容易に確認でき、ナット受け渡し側の残置ナットを除
去することにより、常に円滑なナット受け渡しを行なう
ことが出来、受け渡し不良若しくは締め付け不良が継続
する事はない。
【0017】又ナット締め付け時ににおける締め付け不
良が発生した場合でも、ランナソケット内にナットが残
留する恐れがあるが、この様な場合でも次位のナット受
け渡し前に前記ナット有無の確認を行なうが出来、そし
てナットが残置した場合に該ナットを除去する事により
ナットが残留したまま次のナット受け渡しを行なう恐れ
を解消でき、円滑なナット受け渡しを行なうことが出来
る。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図1
は本発明の実施例にかかるランナソケット101内のナ
ット45有無の確認用の当接板と(以下ソケット押し付
け板60という)ナット捨て払い機構を組込んだ装置の
全体構成図でナット有無の確認状況を示す。図2はナッ
ト捨て払い状況を示す。図3は図2の要部構成図であ
る。先ずナット有無確認システムについて説明するに、
図1において、本装置は基台53上側にナット捨て払い
機構を、又基台53前面にはナット45有無確認用のソ
ケット押し付け板60が配設されている。そして該押し
付け板60はソケット先端101aの繰り返し衝接によ
っても摩耗しないように焼入れ鋼で形成すると共に、ソ
ケット101当接時の位置誤差を防止するために垂直に
立設しその表面の平面度を出している。
【0019】又ナットランナ10側のソケット先端10
1aのナット収納部はにナット45を収納した場合に該
ナット45がソケット先端101aより5〜10mm前
後突出するようにその内径形状を設定すると共に、該ソ
ケット101と共に進退するランナロッド102の所定
位置にドグ103を、又該ドグ103に近接するロボッ
ト5のブラケット103等のロッド102と対面する位
置に近接センサ18を設ける。
【0020】この結果、ソケット先端101aに袋ナッ
ト45が収納されている場合は、該ナット45がソケッ
ト先端101aより突設するために、該当接板にロボッ
ト5側のナットランナ10のソケット先端101aを当
接させた場合、前記袋ナット45の有無によりランナロ
ッド102の進出ストローク量が異なり、該ストローク
差をロッド102に環設したドグ103と、ロッド10
2と対面する位置に設けた近接センサ18等を利用して
検知することにより袋ナット45の有無が容易に把握さ
れる。
【0021】一方ナット捨て払い機構は、図2(A)及
び図3に示すように、ロボット5のナットランナ10の
ピッチ間隔と対応するピッチ間隔で磁石を埋設した着磁
体50と、流体シリンダ54の昇降動作により、着磁体
50表面に沿って垂直に下降するナット捨て払い板51
と、該捨て払い板51により着磁体50の着磁位置より
脱離した袋ナット45を受けるナット受け箱52よりな
る。
【0022】着磁体50は、基台53上に垂直に立設す
る取り付け板54の前面側に取り付けた、例えば非磁性
材からなる本体を有し、ナットランナ10のピッチ間隔
と対応するピッチ間隔で前面側より取り付け板側54に
向け4つの穴561を穿設し、該穴561内に焼き入れ
した磁性材からなるブッシュ57を嵌入固定すると共
に、該ブッシュ57内にゴム58及びコバルト磁石59
を順次挿入し接着剤等で固定する。この際磁石59表面
にナット45が衝接して磁石59が破損するのを避ける
為に、該磁石59をブッシュ57前端面より僅かに奥側
に位置させる。この結果、直接磁石59にナット45が
衝接しない為に、磁石59の破損を防止できると共に、
前記ブッシュ57は焼き入れしている為にナット45が
衝接しても摩耗することはない。又前記磁石59の奥側
に位置するゴム58は、取り付け板54側への磁力の伝
播を防止する為の断磁材として機能すると共に、ナット
45衝接時のクッション効果としての機能も併せ有す。
【0023】ナット捨て払い板51は好ましくは非磁性
材で形成され、図2(B)に示すように袋ナット45外
径より僅かに大きい一対の円形の穴511と、下端側に
形成した一対の凹部512をナットランナ10のピッチ
間隔と対応するピッチ間隔で形成され、流体シリンダ5
4の上昇時に、着磁体50側の穴と前記穴及び凹部51
2の軸心が一致可能に構成している。そしてかかる装置
は、タイヤ組み付けロボット5の周回によりナットラン
ナ10のソケット先端101aと対面する位置であれば
特に限定されないが、例えば図4に示すように、ナット
供給装置7のソケット連結部40の上方位置に、前記ナ
ットランナ10のソケット先端101aと対面可能に配
設するのが好ましい。
【0024】次にかかる実施例の動作について説明す
る。ナット受け渡し部30側より連結部40を介して袋
ナット45を受け渡たされたロボット5は、ソケット押
し付け板60位置まで上昇させた後、ロッド102を進
出させてランナソケット先端101aを前記押し付け板
60に当接させて、該夫々のソケット先端101aに袋
ナット45が受け渡されているか否かを、前記ドグ10
3と近接センサ18により把握し、全てのランナ10に
ナットが収納されている場合は、前記ランナロッド10
2を後方に退避させた後、そのまま車体8ホイール側に
移動させて、ランナソケット101内の袋ナット45を
ホイールのハブボルトに螺合させタイヤ9の締め付けを
行なう。
【0025】一方いずれかのランナ10の袋ナット45
がない場合は、前記ランナロッド102を後方に退避さ
せた後、ロボット5を前記と逆に、各ランナ10の軸心
が着磁体50の4つの穴に一致するまで上昇させた後、
該ランナ10を前記4つの穴のブッシュ57端面にラン
ナソケット先端101aが当接するまで伸長させる。こ
の結果前記ブッシュ57奥側に位置する磁石59の磁力
を利用してブッシュ57端面に前記ナット45が吸着さ
れる。尚この状態では流体シリンダ54は上昇してお
り、ナット捨て払い板51の一対の円形の穴511と一
対の凹部512は着磁体50側の穴と軸心が一致してお
り、従って前記ナット45は一対の円形の穴511と一
対の凹部512内に遊嵌されることになる。
【0026】次に、前記ランナロッド102を退避させ
ることによりソケット先端101aよりナット45が外
れ、この状態で前記ブッシュ57端面に吸着したナット
45は、流体シリンダ54のロッドを下降させることに
より前記ナット捨て払い板51が下降し、これに追従し
て一対の円形の穴511と一対の凹部512内に遊嵌さ
れされているナットは円形の穴511と凹部512上端
により下方に引き摺られながら、強制的にブッシュ57
端面より脱離し磁石59による吸着力が解除され、重力
により下方のナット受け箱52に収納される。そしてそ
の後ナット受け渡し部側に残置したナットを除去し、再
度ナット受け渡し動作を行なう。
【0027】一方、前記ナット締め付け工程終了後のロ
ボット5は、該ロボット5を再度周回させて、前記ソケ
ット押し付け板60にソケット先端101aを当接させ
て、該ソケット先端101aに袋ナット45が残置して
いるか否かを、前記ドグ103と近接センサ18により
把握し、残置していない場合は、前記ランナロッド10
2を後方に退避させた後、そのままロボット5を下降さ
せて、ソケット連結部40側に移行し、前記した所定の
ナット45受け渡しを行なう。
【0028】一方袋ナット45がいずれかのランナに残
置している場合は、前記ランナロッド102を後方に退
避させた後、ロボット5を前記と逆に、各ランナ10の
軸心が着磁体50の4つの穴に一致するまで上昇させた
後前記したナット捨て払い動作を行なう。その後ロボッ
ト5を下降させて、ソケット連結部40側に移行し、前
記した次位のナット45受け渡し動作を行なう。これに
より常に確実にナットの受渡しが出来、締め付け不良等
がする。尚本実施例はソケット押し付け板60とナット
捨て払い機構を一体に組込んだ装置について説明した
が、図6に示すようにソケット押し付け板60のみをソ
ケット連結部40上に立設させてナット確認のみを行な
うようにしてもよい。
【0029】
【効果】以上記載した如く本発明によれば、ナット受渡
し時にナットランナのソケット内に円滑にナットの移送
が行なわれなかった場合に直ちにこれを検知し、締め付
け作業時の問題を解消することが出来る。又本発明によ
れば当接板と、前記ソケット内にナットの存在の有無に
起因する変化を検知するセンサのみで足りるために、簡
単な構成で而も確実に前記ナット有無の検知が出来る。
又本発明によれば締め付け不良に起因してナットランナ
のソケット内にナットが残置した場合でも、次位のナッ
トの受け渡し前にこれを検知し、該ナット残置に起因す
る種々の問題の解決を図る事が出来る。等の種々の著効
を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるナット捨て払い機構と
ナット確認機構を組込んだ装置の全体構成図で、主とし
てナット確認機構の作用を示す。
【図2】図1のナット捨て払い装置側の機構を示す全体
構成図である。
【図3】図2の拡大図を示す。
【図4】図1の装置を組込んだタイヤ締め付けシステム
の要部構成を示す一部省略概略図である。
【図5】タイヤ締め付けシステムの全体構成を示す概略
図である。
【図6】図5に示すタイヤ締め付けシステムの要部構成
を示す一部省略概略図である。
【図7】ナット受け渡し部の詳細正面図である。
【符号の説明】
7 ナット供給装置 30 ナット受け渡し部 5 ロボット 10 ナットランナ 101 ソケット 9 ワーク(タイヤ) 60 当接板(ソケット押し付け板) 18 近接センサ 103 ドグ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナット受け渡し部側より繰り返しナット
    ランナ側にナットの供給を受けながらワークの締め付け
    を行なうナット締め付けシステムにおいて、前記ソケッ
    ト内にナット受渡し後若しくはナット締め付け後、次位
    の工程に移行するまでの間に、適宜前記ナットランナの
    ソケット先端を当接板に当接し、該当接により、前記ソ
    ケット内にナットの存在の有無に起因して変化する変化
    部をセンサにより検知し、ナット有無を確認する事を特
    徴とするナット確認方式
JP16036392A 1992-05-27 1992-05-27 ナットランナを用いたナット締め付けシステムにおけるナット確認方式 Expired - Fee Related JP2671716B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16036392A JP2671716B2 (ja) 1992-05-27 1992-05-27 ナットランナを用いたナット締め付けシステムにおけるナット確認方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16036392A JP2671716B2 (ja) 1992-05-27 1992-05-27 ナットランナを用いたナット締め付けシステムにおけるナット確認方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05329718A true JPH05329718A (ja) 1993-12-14
JP2671716B2 JP2671716B2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=15713359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16036392A Expired - Fee Related JP2671716B2 (ja) 1992-05-27 1992-05-27 ナットランナを用いたナット締め付けシステムにおけるナット確認方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2671716B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2671716B2 (ja) 1997-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090297307A1 (en) Machine to secure wheels to vehicles
FR2465553A1 (fr) Dispositif automatique de montage a deux positions
JP3333169B2 (ja) 輪軸圧抜装置と輪軸圧入装置と輪軸着脱装置
JPH05163B2 (ja)
JPH08507258A (ja) 旋削及び中ぐり機械
JP2671716B2 (ja) ナットランナを用いたナット締め付けシステムにおけるナット確認方式
JP2737546B2 (ja) 残置ナットの捨て払い装置
JP2507709B2 (ja) 車輪の自動取付装置
US6478135B1 (en) Modular palletized work station for asynchronous conveyor systems
CN207267687U (zh) 一种圆筒输送车用移动导向装置
JPH05337751A (ja) ナット締め付けシステムにおけるナット除去装置
JPS62120281A (ja) 車輪取付け部材の角度修正兼位置検出ロボツト
JPS6210259Y2 (ja)
JP4609727B2 (ja) ラベル貼付設備
CN218930985U (zh) 一种电机转子翻转机构
JPH0735843Y2 (ja) 鉄道レール用締め付けボルトの緊解機
JPH0435073Y2 (ja)
JP2643867B2 (ja) 重量物の搬送方法および搬送装置
JPH02262921A (ja) ワーク搬送パレット
JPH0730257Y2 (ja) ピン打込ガンへのピン装填装置
KR0131936B1 (ko) 용접구조물의 지지고정부재
JPH0772021B2 (ja) 板ガラス供給装置
JPS6119526A (ja) 混流組立用ナツトランナ装置
JP3120945B2 (ja) シリンダブロックの水穴検査装置
JPH02117481A (ja) ワーク搬送組付装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970610

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees