JPH05329697A - 空き缶回収機 - Google Patents

空き缶回収機

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JPH05329697A
JPH05329697A JP13464692A JP13464692A JPH05329697A JP H05329697 A JPH05329697 A JP H05329697A JP 13464692 A JP13464692 A JP 13464692A JP 13464692 A JP13464692 A JP 13464692A JP H05329697 A JPH05329697 A JP H05329697A
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清 宮▲さき▼
Masaki Asano
昌樹 浅野
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/321Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空き缶の円滑な圧縮と、アルミ缶とスチール
缶の確実な分別を可能とした空き缶回収機を提供する。 【構成】 ホッパ1を、支点50で、回動自在に筐体に
取り付け、底面5下面に設けたゴムローラ51を圧縮ロ
ーラ2の上部に乗せる。筐体に固定した各突き上げシャ
フト8を、底面5のシャフト孔7に貫通させる。圧縮ロ
ーラ2,3で第1の間隙を、圧縮ローラ3,4で第2の
間隙を構成する。圧縮ローラ2と3は、それぞれの突起
11が対向しないように同期させる。非磁性体の回転軸
15上に、一定間隔をおいて複数のリング状の磁石16
をはめて分別ローラ13とする。略櫛形の分離羽根14
によって、分別ローラ13から、吸着されたスチール缶
をたたき落とす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空き缶を圧縮して回収
する空き缶回収機に関するもので、特に、空き缶の高速
な圧縮と、アルミ缶とスチール缶の確実な分別を可能と
したものに係る。
【0002】
【従来の技術】空き缶回収においては、保管スペース縮
小のための圧縮と、再資源化のための素材毎の分別が必
要である。この空き缶の圧縮と分別を行う装置として、
従来から、空き缶回収機が知られている。この装置は、
空き缶投入用のホッパと、複数の圧縮ローラと、磁石を
用いた分別ローラと、分別ローラに吸着された空き缶を
分別ローラから分離する分離手段とから構成されてい
る。
【0003】即ち、前記ホッパは、斜面となった底面
と、この底面の最下部から圧縮ローラに伸びる缶通路を
有する。また、各圧縮ローラには、中心軸と平行な突起
が設けられている。分別ローラは、回転軸上に複数のリ
ング状磁石をはめたものである。また、分離手段は板刃
状のもので、あたかも回転する円筒表面を刃物で薄く削
るように分別ローラ表面に接触する。
【0004】この装置では、ホッパから投入された空き
缶は斜面を転がり、缶通路を落下して圧縮ローラに送り
込まれる。圧縮ローラは突起によって空き缶を巻き込
み、これを圧縮する。圧縮された空き缶は分別ローラ側
方に落下し、スチール缶のみが分別ローラに吸着され
る。吸着されたスチール缶は、分離手段によって分別ロ
ーラから分離され、アルミ缶と分別して回収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空き缶回収機には、次のような問題点があった。
【0006】まず、従来の空き缶回収機には、装置内
で空き缶が詰まってしまうという問題点があった。即
ち、従来のホッパは筐体に固定されていたため、ホッパ
内で空き缶同士が係合してバランスが取れると、静止状
態が継続してしまう。特に、底面上では、多数の空き缶
が同時に転がり落ちる場合、空き缶とホッパ側面との係
合と、空き缶同士の係合が同時に生じる。このため、複
数の空き缶が、あたかも太鼓橋を描いたように組み合わ
さり、それ以上落下できなくなって、ホッパの上部に詰
まってしまう。また、缶通路内では、多数の空き缶が積
層した場合、上の空き缶が下の空き缶の間に割り込む。
このため、詰め込まれた状態となった空き缶が通路内面
にはまり込み、詰まってしまう。このようにして、ホッ
パ内で空き缶が詰まった場合、棒などの手段でかみ合っ
ている空き缶の係合状態を突き崩して、排出口に送り込
むという煩雑な作業が必要であった。このため、空き缶
の円滑な圧縮は困難であった。
【0007】また、従来の装置は、対向する圧縮ローラ
の表面に、単に所定の間隔で突起を設けただけのもので
あり、ローラの各突起の間隔やローラの周速に特別な配
慮が払われていたものではなかった。そのため、ローラ
の回転タイミングによっては、突起同士が対向する場合
があった。しかし、この突起同士の間隔は、ローラ表面
間隔に比べて特に狭いため、この部分に空き缶が挟まれ
ると、圧縮ローラに大きな抵抗力がかかり、圧縮ローラ
が停止してしまう。この場合も、圧縮ローラを逆転させ
て空き缶を取り除くなどの措置が必要であった。このた
め、空き缶の円滑な圧縮は困難であった。
【0008】従来の空き缶回収機には、アルミ缶とス
チール缶との分別が不確実という問題点もあった。即
ち、従来の分別ローラは、磁性体の回転軸上にリング状
磁石を間断なく直列させたものである。このため、分別
ローラ全体が単一の磁石と同様の状態となって、両端に
のみ磁力が偏在していた。そのため、分別ローラの中央
付近では吸着力が不十分となり、スチール缶がアルミ間
に混じってしまう不都合があった。
【0009】また、従来、分別ローラの表面から吸着し
たスチール缶を引剥がすためには、ローラ表面に近接し
て固定された単なる板状の部材が使用されているが、こ
のような部材では、吸着されたスチール缶が分離手段に
到達しても、分離手段と当接したまま分別ローラ上で位
置がずれるのみで、分別ローラから分離されない場合が
あった。このため、スチール缶の分別ローラからの分離
も不確実であった。
【0010】本発明は、上記の従来技術の問題点を解決
するために提案されたもので、その目的は、空き缶の円
滑な圧縮と、アルミ缶とスチール缶の確実な分別を可能
とした空き缶回収機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、請求項1の空き缶回収機は、上下に揺動する空き缶
投入用ホッパを有することを特徴とする。
【0012】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
空き缶回収機において、前記ホッパの底面には、1また
は2以上のシャフト孔が形成され、前記筐体には、この
シャフト孔と同数の突き上げシャフトが略垂直に固定さ
れ、各突き上げシャフトは、ホッパの揺動時に、各シャ
フト孔を貫通して前記底面上に出没することを特徴とす
る。
【0013】また、請求項3の発明は、請求項1記載の
空き缶回収機において、前記ホッパの側板の内側に沿っ
て、前記筐体に略垂直に固定された固定側板が配設され
たことを特徴とする。
【0014】また、請求項4の発明は、請求項1記載の
空き缶圧縮装置において、少なくとも1組の前記圧縮ロ
ーラは、その表面に、その中心軸と平行な突起が複数形
成され、一方の圧縮ローラの突起と他方の圧縮ローラの
突起とは、互い違いに対向することを特徴とする。
【0015】また、請求項5の発明は、請求項1記載の
空き缶回収機において、前記分別ローラは、非磁性体の
回転軸と複数のリング状磁石から構成され、各磁石は、
前記回転軸上に、相互に一定間隔をおいてはめられたこ
とを特徴とする。
【0016】また、請求項6の発明は、請求項5記載の
空き缶回収機において、前記分離手段は、前記磁石の間
を運動し、かつ、磁石に吸着されている空き缶を叩き落
とすことを特徴とする。
【0017】また、請求項7の発明は、請求項1記載の
空き缶圧縮機において、一の前記圧縮ローラの軸の一端
に、ハンドル連結部を設けたことを特徴とする。
【0018】
【作用】上記の構成を有する本発明は、次の作用を有す
る。
【0019】即ち、請求項1の発明では、上下に揺動す
るホッパを有するので、ホッパと共にホッパ内の空き缶
も揺動される。このため、空き缶同士の位置関係が常に
変化するので、空き缶の係合状態が生じず、空き缶は詰
まることなく円滑にプレス部へ送られて圧縮される。
【0020】請求項2の発明では、ホッパの底面上に出
没する突き上げシャフトが、空き缶相互の係合を突き崩
すので、ホッパ内に空き缶が詰まることがない。
【0021】請求項3の発明では、固定側板が、ホッパ
に対して相対的に上下移動するので、この固定側板によ
って空き缶の位置関係が常に変化させられる。このた
め、空き缶の係合状態が生じず、ホッパ内に空き缶が詰
まることがない。
【0022】請求項4の発明では、対向するローラの突
起同士が互い違いに位置するので、対向する突起同士の
狭い間隙に空き缶が詰まることがない。
【0023】請求項5の発明では、磁石の磁力線が、隣
接する磁石や回転軸内を通過しないので、分別ローラの
両端に磁力が偏在することがない。このため、スチール
缶の確実な吸着が可能となる。
【0024】請求項6の発明では、分離手段が、磁石の
間から分別ローラの下方に向かって移動しながら、吸着
されたスチール缶を下方に押し下げ、分別ローラから引
き離すので、スチール缶を分別ローラから確実に分離す
ることができる。
【0025】請求項7の発明では、一の圧縮ローラの軸
の一端に、ハンドル連結部が設けられているので、異物
が圧縮ローラ間に詰まった場合、このハンドル接続部に
手回しクランクを接続して圧縮ローラを逆転させ、異物
を除去することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面に従
って具体的に説明する。
【0027】(1)実施例の構成……図1 [概略]本実施例の空き缶回収機は、図1に示すよう
に、その筐体内に、空き缶投入用のホッパ1と、空き缶
を圧縮するための圧縮ローラ2,3,4と、磁力によっ
てスチール缶を吸着する分別ローラ13と、分別ローラ
13に吸着されたスチール缶を分別ローラ13から分離
する分離羽根14とを有する。
【0028】[ホッパ]ホッパ1は、斜面となった底面
5と、底面5の最下部から下方の圧縮ローラ2,3に向
かって伸びた缶通路6を有する。このホッパ1は、左側
の支点50を中心として、回動自在に筐体に取り付けら
れている。また、底面5の下面には圧縮ローラ2と平行
に、ゴムローラ51が設けられ、このゴムローラ51
が、圧縮ローラ2の上部に当接している。
【0029】底面5には、3つのシャフト孔7が形成さ
れている。筐体には、図示はしないが、このシャフト孔
7と同数の突き上げシャフト8が略垂直に固定されてい
る。各突き上げシャフト8は、ホッパ1の揺動時に、各
シャフト孔7を貫通して底面5上に出没いちに設けられ
ている。
【0030】[圧縮ローラ]圧縮ローラ2,3,4は、
平行に、かつ、その中心軸が三角形の各頂点を構成する
ように配設されている。このうち、圧縮ローラ2,3は
第1の間隙を構成し、圧縮ローラ3,4は第2の間隙を
構成する。この第2の間隙は約10mm程度であり、約
30mm程度である第1の間隙よりも狭く設けられてい
る。また、圧縮ローラ2,4は同じ右方向に、圧縮ロー
ラ3はこれとは反対の左方向に回転する。第1の間隙の
上側が空き缶受入口、第2の間隙の下側が空き缶の排出
口になっている。
【0031】筐体内には、駆動源であるギヤードモータ
21が設けられ、このギヤードモータ21と各圧縮ロー
ラ2,3,4は、ギア22,23,24,25とチェー
ン26によって連結されている。また、図示はしない
が、ホッパ揺動手段や分別部Bも、上記と同様に、この
ギヤードモータ21に連結されている。
【0032】また、圧縮ローラ2の表面には突起52
が、圧縮ローラ3,4の表面には突起11が、それぞれ
その中心軸と平行に、かつ、等間隔に複数形成されてい
る。そして、ギア23,25とチェーン26は、圧縮ロ
ーラ3の突起11と圧縮ローラ4の突起11とが、互い
違いに対向するように同期して回転するように構成され
ている。
【0033】具体的には、圧縮ローラ3,4は、外径、
回転数、突起の数が等しく、両ローラ3,4の対向する
各突起11同士の相対位置は、図2の断面図において、
次のように表すことができる。即ち、一のローラの突起
数をn、一のローラ上で隣接する突起の中心同士とその
ローラの中心とが形成する角の角度(即ち、360°/
n)をθ、ローラ上の一の突起における円周方向の両端
とそのローラの中心とが形成する角の角度をαとし、か
つ、圧縮ローラ4,3の各中心O1 ,O2 を結んだ線分
(O1 ,O2 )上に圧縮ローラ4の一の突起11の中心
をおき、この突起11に直近上方から対向する圧縮ロー
ラ3の突起11の中心AとO2を結ぶ線分を線分(AO
2 )とし、線分(O1 ,O2 )と時計方向に角度αを隔
てた線分(O2 ,A´)を引いた場合において、 α < 角度AO2 1 < α+β であり、 このβは、 θ/2−α < β < θ/2 が成立するように同期している。なお、上式において、
圧縮ローラ4,3は入れ替えることができる。
【0034】また、圧縮ローラ3の軸の一端は、ハンド
ル連結部とされ、6角軸12が設けられている。
【0035】[分別ローラ]分別ローラ13は、図3に
示すように、非磁性体の回転軸15と複数のリング状磁
石16から構成され、各磁石16は、右回転する回転軸
15上に、相互に一定間隔をおいてはめられている。各
磁石16は、軸方向の両端面に両磁極を有し、かつ、同
一極性方向に2個1組で設けられ、かつ、1組ごとに反
対極性方向に配設されている。各磁石16の相互に対向
する各端面と、これらの端面間の回転軸15表面は、磁
性体のカラー17で覆われ、両端の磁石16の外側端面
には、ワッシャ18が設けられている。
【0036】[分離羽根]分離羽根14は、略櫛形で、
回転軸19上に、4枚、90度ずつの角度で設けられて
いる。この分離羽根14は、分別ローラ13の左側に、
分別ローラ13と平行に、かつ、各櫛歯が各磁石16の
間を下向きに通過するように配設されている。分別ロー
ラの回転軸15と同様、右回転する。
【0037】[その他]圧縮ローラ2,3,4の近傍に
は、空き缶の飛び出しを防止するための補助板27,2
8が配設されている。また、分別ローラ13の下方に
は、山型の仕切り板29が、分別ローラ13と平行に配
設され、この仕切り板の左側下方にはスチール缶回収箱
30が、右側下方にはアルミ缶回収箱31が配設されて
いる。
【0038】(2)実施例の作用及び効果 本実施例における空き缶の圧縮と分別は、次のように行
われる。
【0039】[ホッパ1]ホッパ1に投入された空き缶
は、底面5上を転がり、缶通路6を落下し、補助板28
にガイドされて、第1の間隙に送り込まれる。このと
き、ゴムローラ51は、圧縮ローラ2の表面上で回転し
ながら、繰り返し突起52を乗り越えるので、ホッパ1
は、支点50を中心に上下に揺動する。また、これに伴
い、突き上げシャフト8がホッパ1に対して相対的に上
下動する。この突き上げシャフトは、底面5上の空き缶
の係合を突き崩すので、底面5上で空き缶が詰まること
はない。
【0040】特に、本実施例では、突き上げシャフト8
の上下動は、自ら上下動するホッパ1の底面5との相対
的運動であるから、これらの駆動手段は、格別に設ける
必要がない。また、ホッパ1は、ゴムローラ51が突起
52を乗り越えることによって揺動するので、ホッパ1
を揺動するための駆動源も格別に設ける必要がない。さ
らに、ホッパ1は、底面5側を支点に揺動するので、空
き缶が集積する缶通路6側ほど効果的に振動する。
【0041】[圧縮ローラ]缶通路6から第1の間隙に
送り込まれた空き缶は、第1の間隙によって約30mm
に一次プレスされ、次に、補助板27にガイドされて第
2の間隙に送り込まれ、第2の間隙によって約10mm
に仕上げプレスされる。ここでは、圧縮ローラ3と4
は、それぞれの突起11同士が対向しないように同期し
ているので、突起11同士に空き缶が挟まれて詰まるこ
とがない。また、各圧縮ローラ3,4の各突起11が、
規則正しく交互に空き缶をかみ込んで、均一かつ確実に
圧縮するので、圧縮不十分な部分が残ることがない。
【0042】仮に、異物がいずれかの間隙に詰まった場
合でも、6角軸12に手回しクランクを接続し、圧縮ロ
ーラ2,3,4を手回しで逆転させ、異物を除去するこ
とができる。このため、格別に圧縮ローラ2,3,4の
逆転機構を設ける必要がない。また、この6角軸12か
らは、平常運転時でも、空き缶圧縮機の付属装置に動力
を供給することができる。
【0043】[分別ローラ]圧縮された空き缶は、分別
ローラ13側面を通過して落下する。このとき、アルミ
缶は磁石に吸着されないため、そのまま落下し、仕切り
板29の右側に当接してアルミ缶回収箱31内に落下す
る。この際に、スチール缶のみが、分別ローラ13に吸
着される。ここで、分別ローラ13の回転軸15は非磁
性体で、各磁石16も一定の間隔をおいて配設されてい
るので、磁力は均一となり、スチール缶は確実に吸着さ
れる。
【0044】また、各磁石16は、軸方向の各端面が磁
極であり、かつ、磁極の向きが同一になるように隣接し
て配設された2個のリング状磁石が、1組とされてい
る。このため、各組の磁石ごとに、誘導作用によって空
き缶全体を同一極性方向に磁化し、空き缶を吸着するこ
とができる。また、この実施例では、隣接した組同士
は、磁極の向きが反対になるように配設されているの
で、磁力の偏在が一層効果的に防止される。さらに、各
磁石16は、磁性体のカラー17は、磁石を保持及び保
護しながら、磁力線を通過させ、磁石端面でのスチール
缶吸着も可能にしている。
【0045】[分離羽根]次に、分別ローラ13に吸着
されたスチール缶は、吸着されたまま、分別ローラの回
転にともなって左側に移動する。そして、右回転する分
離羽根20のうちいずれか1枚によって分別ローラ13
から下方に引き離され、確実に分離される。分離された
スチール缶は仕切り板29の左側に当接して、スチール
缶回収箱30内に落下する。
【0046】以上のように、本実施例の空き缶回収機に
よれば、空き缶の円滑な圧縮と、アルミ缶とスチール缶
の確実な分別が可能である。
【0047】(3)第2の実施例 前記実施例において、図4に示すように、ホッパの側板
の内側に沿って、筐体に略垂直に固定された固定側板9
を配設することもできる。さらに、この固定側板には、
空き缶の上方への戻りを防止する突起10を設けてもよ
い。
【0048】(4)他の実施例 本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、次
のような他の実施例を包含する。例えば、ホッパは、水
平方向に揺動することもできる。突き上げシャフトや固
定側板は、それ自体を揺動することもできる。また、シ
ャフトの形状、本数、位置も自由に変更することができ
る。圧縮ローラの数は2本または4本以上とすることも
できる。ハンドル連結部には、6角以外の角数の軸を設
けることもでき、また、穴その他の連結手段を設けても
よい。分別ローラには、カラーやワッシャを使用しない
ことも可能である。分離ばねの枚数は、4枚には限定さ
れず、3枚以下及び5枚以上とすることもできる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ホッパ
内及び圧縮ローラ間で空き缶が詰まることがない。この
ため、空き缶は、ホッパ内及び圧縮ローラ間を円滑に通
過するので、円滑にこれを圧縮することができる。ま
た、本発明によれば、分別ローラによってスチール缶を
確実に吸着し、及び、分別ローラからスチール缶を確実
に分離することが可能となる。このため、アルミ缶とス
チール缶の確実な分別が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の内部構造を示す斜視図。
【図2】本発明の実施例の圧縮ローラ3,4の部分拡大
正面図。
【図3】本発明の実施例の分別ローラを、その回転軸と
直交する方向からみた側面図。
【図4】本発明の第2の実施例のホッパの斜視図。
【符号の説明】
1:ホッパ 2,3,4:圧縮ローラ 5:底面 6:缶通路 7:シャフト孔 8:突き上げシャフト 9:固定側板 10,11,52:突起 12:軸 13:分別ローラ 14:分離羽根 15,19:回転軸 16:磁石 17:カラー 18:ワッシャ 21:ギヤードモータ 22,23,24,25:ギア 26:チェーン 27,28:補助板 29:仕切り板 30:スチール缶回収箱 31:アルミ缶回収箱 50:支点 51:ゴムローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、 上下に揺動する空き缶投入用ホッパと、 複数本の圧縮ローラから構成されたプレス部と、 磁石によってスチール缶を吸着する分別ローラと、 分別ローラに吸着されたスチール缶を分別ローラから分
    離する分離手段とを有する空き缶回収機。
  2. 【請求項2】 前記ホッパの底面には、1または2以上
    のシャフト孔が形成され、 前記筐体には、このシャフト孔と同数の突き上げシャフ
    トが略垂直に固定され、 各突き上げシャフトは、ホッパの揺動時に、各シャフト
    孔を貫通して前記底面上に出没することを特徴とする請
    求項1記載の空き缶回収機。
  3. 【請求項3】 前記ホッパの側板の内側に沿って、前記
    筐体に略垂直に固定された固定側板が配設されたことを
    特徴とする請求項1記載の空き缶回収機。
  4. 【請求項4】 少なくとも1組の前記圧縮ローラは、そ
    の表面に、その中心軸と平行な突起が複数形成され、 一方の圧縮ローラの突起と他方の圧縮ローラの突起と
    は、互い違いに対向することを特徴とする請求項1記載
    の空き缶圧縮装置。
  5. 【請求項5】 前記分別ローラは、非磁性体の回転軸と
    複数のリング状磁石から構成され、 各磁石は、前記回転軸上に、相互に一定間隔をおいては
    められたことを特徴とする請求項1記載の空き缶回収
    機。
  6. 【請求項6】 前記分離手段は、前記磁石の間を運動
    し、かつ、磁石に吸着されている空き缶を叩き落とすこ
    とを特徴とする請求項5記載の空き缶回収機。
  7. 【請求項7】 一の前記圧縮ローラの軸の一端に、ハン
    ドル連結部を設けたことを特徴とする請求項1記載の空
    き缶圧縮機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0713482U (ja) * 1993-07-30 1995-03-07 木村エンジニアリング株式会社 空缶圧潰機
JPH09142605A (ja) * 1995-11-21 1997-06-03 Nichifu Co Ltd 空缶処理装置
CN115366296A (zh) * 2022-08-30 2022-11-22 浙江元派塑胶有限公司 一种具有粉碎压缩机构的废弃塑胶泡沫回收再利用装置

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