JPH05329625A - 電子部品の光ビーム加工装置 - Google Patents
電子部品の光ビーム加工装置Info
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- JPH05329625A JPH05329625A JP4161674A JP16167492A JPH05329625A JP H05329625 A JPH05329625 A JP H05329625A JP 4161674 A JP4161674 A JP 4161674A JP 16167492 A JP16167492 A JP 16167492A JP H05329625 A JPH05329625 A JP H05329625A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ICフラットパッケージの光ビーム加工装置
の構造を簡略化し多品種のパッケージの加工に容易に適
応させる。 【構成】 光源からの光を凹面反射鏡ーシリンドリカル
レンズ等からなる光学系を介してICフラットパッケー
ジの各側辺におけるピン列に照射して同時にハンダ付加
工を施す光ビーム加工装置において、前記凹面反射鏡か
らの光路中に平行な反射光束を与える球錐台状の凸面反
射鏡を介在させることにより照射ビームの間隔を簡単な
機構によって容易に調節できるようにする。
の構造を簡略化し多品種のパッケージの加工に容易に適
応させる。 【構成】 光源からの光を凹面反射鏡ーシリンドリカル
レンズ等からなる光学系を介してICフラットパッケー
ジの各側辺におけるピン列に照射して同時にハンダ付加
工を施す光ビーム加工装置において、前記凹面反射鏡か
らの光路中に平行な反射光束を与える球錐台状の凸面反
射鏡を介在させることにより照射ビームの間隔を簡単な
機構によって容易に調節できるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ビーム加工装置に係
り、特に回路基板のパターンに対してたとえばフラット
パッケージの各外周側に引出された複数のリード列を光
ビームの照射により同時にはんだ付する際に用いられる
電子部品の光ビーム加工装置に関する。
り、特に回路基板のパターンに対してたとえばフラット
パッケージの各外周側に引出された複数のリード列を光
ビームの照射により同時にはんだ付する際に用いられる
電子部品の光ビーム加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ICフラットパッケージのリード線を回
路基板に対してハンダ付けする一つの手段として従来か
らレーザビームおよび赤外線ビーム等の照射によるいわ
ゆる光ビーム加工技術が適用されている。
路基板に対してハンダ付けする一つの手段として従来か
らレーザビームおよび赤外線ビーム等の照射によるいわ
ゆる光ビーム加工技術が適用されている。
【0003】このようなICフラットパッケージにおい
て近年二方向リード付および四方向リード付きのICフ
ラットパッケージ(SOP、QFP)が次第に主流を占
めており、これに伴って前記光ビーム加工についてもパ
ッケージの外周の各側方に引出された複数のリード列を
同時にハンダ付けする技術が求められている。
て近年二方向リード付および四方向リード付きのICフ
ラットパッケージ(SOP、QFP)が次第に主流を占
めており、これに伴って前記光ビーム加工についてもパ
ッケージの外周の各側方に引出された複数のリード列を
同時にハンダ付けする技術が求められている。
【0004】これに対してパッケージの側面の数、すな
わちリード列の数に対応させた複数の光源を用い、また
は単一の光源に複数の光学系を組合せて系の終端に設け
たシリンドリカルレンズ等によって各リード列に直線状
(矩形状)の光ビームを同時に照射してはんだ付けする
ようにした方法などが種々提案されている(特開平1−
169889号および平2−187259号等) 。
わちリード列の数に対応させた複数の光源を用い、また
は単一の光源に複数の光学系を組合せて系の終端に設け
たシリンドリカルレンズ等によって各リード列に直線状
(矩形状)の光ビームを同時に照射してはんだ付けする
ようにした方法などが種々提案されている(特開平1−
169889号および平2−187259号等) 。
【0005】しかし、これらの方法に用いられる光学系
では、いずれも光源から凹面反射鏡を径して種々の角度
で反射される光ビームが直接又は平面反射鏡等を介して
シリンドリカルレンズに入射されるので、シリンドリカ
ルレンズからの直線状の光ビームの強度分布が不均一と
なり、はんだ付の際のビームの集束にづれを生じやす
い。
では、いずれも光源から凹面反射鏡を径して種々の角度
で反射される光ビームが直接又は平面反射鏡等を介して
シリンドリカルレンズに入射されるので、シリンドリカ
ルレンズからの直線状の光ビームの強度分布が不均一と
なり、はんだ付の際のビームの集束にづれを生じやす
い。
【0006】特に異なった規格やサイズの種々のICパ
ッケージを加工する際には、パッケージによって異なる
リード列間の間隔の変化に対応させるため、たとえば光
学系中の平面反射鏡を移動させ平面反射鏡からの反射角
度の変化によってビーム間隔が調節される。しかし、凹
面反射鏡の湾曲形状の影響によって平面反射鏡への入射
角度がその各部で異なるため、ビーム間隔調節のために
平面反射鏡を移動させると、反射光の角度にその都度ば
らつきを生じ、リード列を照射する際の光強度の分布の
不均一、さらにはビームの焦点づれ等の問題が生じやす
い。この対策として平面反射鏡を移動させる際に各移動
位置での凹面反射鏡の湾曲形状による入射角度の変化を
考慮して、各移動位置においてさらに平面反射鏡を回転
させたり、さらに上下動を加えたりして補正を施すこと
が必要となるが、そのための機構はかなり複雑なものと
なる。
ッケージを加工する際には、パッケージによって異なる
リード列間の間隔の変化に対応させるため、たとえば光
学系中の平面反射鏡を移動させ平面反射鏡からの反射角
度の変化によってビーム間隔が調節される。しかし、凹
面反射鏡の湾曲形状の影響によって平面反射鏡への入射
角度がその各部で異なるため、ビーム間隔調節のために
平面反射鏡を移動させると、反射光の角度にその都度ば
らつきを生じ、リード列を照射する際の光強度の分布の
不均一、さらにはビームの焦点づれ等の問題が生じやす
い。この対策として平面反射鏡を移動させる際に各移動
位置での凹面反射鏡の湾曲形状による入射角度の変化を
考慮して、各移動位置においてさらに平面反射鏡を回転
させたり、さらに上下動を加えたりして補正を施すこと
が必要となるが、そのための機構はかなり複雑なものと
なる。
【0007】量産型のICフラットパッケージの大型の
光ビーム加工装置では同一規格のパッケージを加工する
ため、加工作業中にビーム間隙を調節する必要はほとん
どなく、したがって前記調節機構の付設による装置の大
型化および複雑化に対する対策もそれほど問題とされな
い。
光ビーム加工装置では同一規格のパッケージを加工する
ため、加工作業中にビーム間隙を調節する必要はほとん
どなく、したがって前記調節機構の付設による装置の大
型化および複雑化に対する対策もそれほど問題とされな
い。
【0008】しかし、前記SOP、QFP等を小ロット
多品種の家電機器等に組込む需要が近年次第に増加する
傾向にあり、このような用途に用いられる光ビーム加工
機ではしばしばビーム間隙の調節が必要となる。この種
の生産形態では加工装置自体の形状、構造は本来極力小
型、簡略化することが望まれており、複雑な調節機構を
付設することは実用上好ましくない。
多品種の家電機器等に組込む需要が近年次第に増加する
傾向にあり、このような用途に用いられる光ビーム加工
機ではしばしばビーム間隙の調節が必要となる。この種
の生産形態では加工装置自体の形状、構造は本来極力小
型、簡略化することが望まれており、複雑な調節機構を
付設することは実用上好ましくない。
【0009】本発明者等は前記従来技術の課題を解決す
るため、光ビーム間隔調節のため光学系中の平面反射鏡
を移動させる際、凹面反射鏡の湾曲形状の影響に起因す
る複雑で不均一な反射角の変化要因を除いて間隔調節の
ための動作およびそのための機構を簡略化することに着
目した。
るため、光ビーム間隔調節のため光学系中の平面反射鏡
を移動させる際、凹面反射鏡の湾曲形状の影響に起因す
る複雑で不均一な反射角の変化要因を除いて間隔調節の
ための動作およびそのための機構を簡略化することに着
目した。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の前記課題はプリ
ント基板の回路パターンに対して多方向(二方向、四方
向)リード付フラットパッケージの外周の各側方から引
出されたリード列を光ビームの照射によって同時にはん
だ付けするための電子部品の光ビーム加工装置におい
て、前記装置が (i) 入射光を所定方向に集束反射する
凹面反射鏡と、(ii)前記凹面反射鏡の光軸上の焦点に配
置された光源と(iii) 前記凹面反射鏡からの集束された
反射光路内に配置され、前記フラットパッケージの各側
方のリード列に夫々対応するした部分球錐面を有し、各
部分球錐面はその面上の任意の各点における前記凹面反
射鏡からの対応する点からの入射光が常に互いに平行を
なす所定の角度で反射されるように前記各点における接
線の傾きを設定して形成されている凸面反射鏡と、(iv)
前記凸面反射鏡の各分割球錐面からの平行な反射光路上
に夫々配置されかつこの光路に沿って平行移動可能な反
射板と、(v) 前記各反射板からの平行な反射光路上に夫
々配置され反射された平行光束を所定の開口部介して各
リード列の位置において直線状ビームに集束させるシリ
ンドリカルレンズと、(vi)前記開口部から前記リード列
に照射される直線状光ビームの幅(列方向長)を調節す
る光ビーム幅調節機構と、(vii) 前記各反射板およびシ
リンドリカルレンズを前記凹面反射鏡の中心軸線と直角
な方向に移動させるビーム間隙調節機構とを備えている
ことを特徴とする電子部品の光ビーム加工装置によって
解決される。
ント基板の回路パターンに対して多方向(二方向、四方
向)リード付フラットパッケージの外周の各側方から引
出されたリード列を光ビームの照射によって同時にはん
だ付けするための電子部品の光ビーム加工装置におい
て、前記装置が (i) 入射光を所定方向に集束反射する
凹面反射鏡と、(ii)前記凹面反射鏡の光軸上の焦点に配
置された光源と(iii) 前記凹面反射鏡からの集束された
反射光路内に配置され、前記フラットパッケージの各側
方のリード列に夫々対応するした部分球錐面を有し、各
部分球錐面はその面上の任意の各点における前記凹面反
射鏡からの対応する点からの入射光が常に互いに平行を
なす所定の角度で反射されるように前記各点における接
線の傾きを設定して形成されている凸面反射鏡と、(iv)
前記凸面反射鏡の各分割球錐面からの平行な反射光路上
に夫々配置されかつこの光路に沿って平行移動可能な反
射板と、(v) 前記各反射板からの平行な反射光路上に夫
々配置され反射された平行光束を所定の開口部介して各
リード列の位置において直線状ビームに集束させるシリ
ンドリカルレンズと、(vi)前記開口部から前記リード列
に照射される直線状光ビームの幅(列方向長)を調節す
る光ビーム幅調節機構と、(vii) 前記各反射板およびシ
リンドリカルレンズを前記凹面反射鏡の中心軸線と直角
な方向に移動させるビーム間隙調節機構とを備えている
ことを特徴とする電子部品の光ビーム加工装置によって
解決される。
【0011】
【作用】本発明においては、凹面反射鏡の焦点に配置し
た光源からの光束は凹面反射鏡の反射凹面で目的とする
集光点に向う方向に集束されて反射された後、その反射
光束の光路内に設けられた凸面反射鏡の各部分球錐面に
入射する。
た光源からの光束は凹面反射鏡の反射凹面で目的とする
集光点に向う方向に集束されて反射された後、その反射
光束の光路内に設けられた凸面反射鏡の各部分球錐面に
入射する。
【0012】こゝで凸面反射鏡の曲面形状は任意の各点
からの反射光束が夫々入射される部分球錐面の各点にお
いて、その点を含めた近傍の部分の接線の傾きを入射し
た光束が凹面反射鏡の光軸に対して夫々所定の角度をな
しかつ互いに平行な方向に向う反射光束として反射され
るように設定し、このような接線部分を連続的に接合し
た形状として形成されている。したがって、凸面反射鏡
の部分球錐面からの反射光はすべて互いに平行な光から
なる光束となって反射板に入射され、反射板の各点から
は互いに平行な光からなる光束が反射されてシリンドリ
カルレンズに入射されて集光され、直線状の光ビームと
して集光される。
からの反射光束が夫々入射される部分球錐面の各点にお
いて、その点を含めた近傍の部分の接線の傾きを入射し
た光束が凹面反射鏡の光軸に対して夫々所定の角度をな
しかつ互いに平行な方向に向う反射光束として反射され
るように設定し、このような接線部分を連続的に接合し
た形状として形成されている。したがって、凸面反射鏡
の部分球錐面からの反射光はすべて互いに平行な光から
なる光束となって反射板に入射され、反射板の各点から
は互いに平行な光からなる光束が反射されてシリンドリ
カルレンズに入射されて集光され、直線状の光ビームと
して集光される。
【0013】こゝでICパッケージの各側面のリード列
に対して前記各部分球錐面からの光ビームが均等に照射
されるが、反射板の各点に入射される光は凸面反射鏡の
部分球錐面によって予め全て平行な方向に変換された反
射光束となっており、したがってシリンドリカルレンズ
に対しては常に平行な光束が入射される。
に対して前記各部分球錐面からの光ビームが均等に照射
されるが、反射板の各点に入射される光は凸面反射鏡の
部分球錐面によって予め全て平行な方向に変換された反
射光束となっており、したがってシリンドリカルレンズ
に対しては常に平行な光束が入射される。
【0014】パッケージの規格が異なると、通常対向す
る側辺のリード列間の距離も変化するので、これに対応
してICの対向側辺に照射される光ビームの間隔を調節
することが必要になる。このような調節は本発明におい
ては凹面反射鏡の光軸に対して対称な各一対の射板Rお
よびシリンドリカルレンズを光軸と直角方向(一対の光
ビームが互いに接離する方向)に平行移動させることに
よって行われる。
る側辺のリード列間の距離も変化するので、これに対応
してICの対向側辺に照射される光ビームの間隔を調節
することが必要になる。このような調節は本発明におい
ては凹面反射鏡の光軸に対して対称な各一対の射板Rお
よびシリンドリカルレンズを光軸と直角方向(一対の光
ビームが互いに接離する方向)に平行移動させることに
よって行われる。
【0015】本発明ではこの場合にも反射板への入射光
は予め前記凸面反射鏡の部分球錐面によって互いに平行
な光ビームの光束に変換されているので、反射板を平行
移動させる際に凹面反射鏡Mの球面形状に基づく反射板
への入射角の変化による複雑な影響はなく、単に反射板
を平行移動させるだけでICパッケージ上で対向する側
辺のリード列に照射される光ビーム間の間隔が容易に調
節される。
は予め前記凸面反射鏡の部分球錐面によって互いに平行
な光ビームの光束に変換されているので、反射板を平行
移動させる際に凹面反射鏡Mの球面形状に基づく反射板
への入射角の変化による複雑な影響はなく、単に反射板
を平行移動させるだけでICパッケージ上で対向する側
辺のリード列に照射される光ビーム間の間隔が容易に調
節される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を四方向リード付フラットパッ
ケージの光ビーム加工に適用した実施例について具体的
に説明する。
ケージの光ビーム加工に適用した実施例について具体的
に説明する。
【0017】図1は本発明の原理を示す説明図、図2は
本実施例を適用して加工されるICフラットパッケージ
の平面説明図であり、図3および図4は夫々本実施例の
光ビーム加工装置の縦断面図である。
本実施例を適用して加工されるICフラットパッケージ
の平面説明図であり、図3および図4は夫々本実施例の
光ビーム加工装置の縦断面図である。
【0018】図1に示すように、凹面反射鏡(1)はそ
のハウシング(2)に取付けられ、焦点Fに位置する光
源(ハロゲンランプ)3からの光が凹面反射鏡1のたと
えば図中左方の反射曲面の各点(1a 、………1n )で
反射され、図2に示すICパッケージ(QFP)の左側
面のピン列P1 に対応する照射域L1 (図1のEA )に
向かうようになされている。
のハウシング(2)に取付けられ、焦点Fに位置する光
源(ハロゲンランプ)3からの光が凹面反射鏡1のたと
えば図中左方の反射曲面の各点(1a 、………1n )で
反射され、図2に示すICパッケージ(QFP)の左側
面のピン列P1 に対応する照射域L1 (図1のEA )に
向かうようになされている。
【0019】こゝで凹面反射鏡(1)の前記各点
(1a 、………1n )における接線は入射角=反射角の
条件で反射光が目的とする照射域L1 に向かうような傾
きに設定され、連続する各点の接線を順次点(1a 、…
……1n )について連接させることによって反射曲面が
形成される。このような、反射曲面は同様にして凹面反
射鏡(1)の各部について形成される。
(1a 、………1n )における接線は入射角=反射角の
条件で反射光が目的とする照射域L1 に向かうような傾
きに設定され、連続する各点の接線を順次点(1a 、…
……1n )について連接させることによって反射曲面が
形成される。このような、反射曲面は同様にして凹面反
射鏡(1)の各部について形成される。
【0020】次いで前記凹面反射鏡(1)からの反射光
路中に設置される凸面反射鏡(4)の反射曲面において
は前記凹面反射鏡(1)の各点(1a 、………1n )か
らの光が、たとえば図1中の左側の反射曲面の対応する
各点(4a 、………4n )に入射されて左方に反射され
る。
路中に設置される凸面反射鏡(4)の反射曲面において
は前記凹面反射鏡(1)の各点(1a 、………1n )か
らの光が、たとえば図1中の左側の反射曲面の対応する
各点(4a 、………4n )に入射されて左方に反射され
る。
【0021】こゝで凸面反射鏡(4)のたとえば点(4
a)における接線は入射角=反射角の条件下で反射光が
所定角度(図示例では光軸Kと直角な方向)に反射され
るようにその傾きが設定される。
a)における接線は入射角=反射角の条件下で反射光が
所定角度(図示例では光軸Kと直角な方向)に反射され
るようにその傾きが設定される。
【0022】次に入射光の角度が僅かに変化する隣接点
(4b)における接線においても入射角=反射角の条件
下で反射光が点(4a)における反射光と平行(光軸K
と直角)となるようにその点(4b)での接線の傾きが
設定される。
(4b)における接線においても入射角=反射角の条件
下で反射光が点(4a)における反射光と平行(光軸K
と直角)となるようにその点(4b)での接線の傾きが
設定される。
【0023】このようにして点(4n)まで各点(4a
〜4n)における接線の傾きを順次設定しこれら隣接す
る接線を連続的に接合することによって図1に示す形状
が得られる。 さらにこのような曲面は周方向について
も同様にして形成され、図1に示す部分球錐面(5A)
が決定される。
〜4n)における接線の傾きを順次設定しこれら隣接す
る接線を連続的に接合することによって図1に示す形状
が得られる。 さらにこのような曲面は周方向について
も同様にして形成され、図1に示す部分球錐面(5A)
が決定される。
【0024】このような曲面を図2に示すICパッケー
ジ(QFP)の各側辺のリード列(P1 〜P4 )の照射
域(L1 〜L4 )に対応させて形成することにより、凸
面反射鏡(4)は四つの部分球錐台(5A〜5B)を有
する球錐面の形状となる。
ジ(QFP)の各側辺のリード列(P1 〜P4 )の照射
域(L1 〜L4 )に対応させて形成することにより、凸
面反射鏡(4)は四つの部分球錐台(5A〜5B)を有
する球錐面の形状となる。
【0025】こゝで各点(1a〜1n、4a−4n)間
のピッチは実際にはパッケージのリード列(P1 〜
P4 )が連続的にかつ均一にはんだ付けされるのに充分
な精度に設定され、このような各曲面の形成はコンピュ
ータによる近似計算に基く数値制御下にブランクを順次
切削加工することによって容易に得られる。
のピッチは実際にはパッケージのリード列(P1 〜
P4 )が連続的にかつ均一にはんだ付けされるのに充分
な精度に設定され、このような各曲面の形成はコンピュ
ータによる近似計算に基く数値制御下にブランクを順次
切削加工することによって容易に得られる。
【0026】このようにして凹面反射鏡(1)からの反
射光束が凸面反射鏡(4)中の球錐面(5)によって全
て光軸(K)と直角な平行光となり、反射板(6)に対
して入射された後、シリンドリカルレンズ(7)によっ
て照射域(L1 〜L4 )に集光される。
射光束が凸面反射鏡(4)中の球錐面(5)によって全
て光軸(K)と直角な平行光となり、反射板(6)に対
して入射された後、シリンドリカルレンズ(7)によっ
て照射域(L1 〜L4 )に集光される。
【0027】前記のような光学系を備える本発明の一実
施例を図3および図4に示す。図3に示すように、本実
施例の光ビーム加工装置においては、架台(2)の上方
に下向きにして凹面反射鏡(1)(点線で示す)が取付
けられ、その光軸(K)の焦点(F)に発光中心を位置
させてハロゲンランプ(3)が設けられている。前記ハ
ロゲンランプ(3)の下方には4つの部分球錐面5(5
A〜5D)からなる球錐台状の凸面反射鏡(4)が凹面
反射鏡(1)からの反射光路中に設けられている。前記
凸面反射鏡(4)の各球錐面5からの平行反射光路中に
一対の反射板(6)が夫々所定の角度で設けられいる。
前記反射板(6)からの反射光路中には入射光束を矩形
状ないしは直線上状のビームとして図2の照射域
(L1 、L2 )に集光させる一対のシリンドリカルレン
ズ(7)が設けられ、このシリンドリカルレンズ(7)
からの直線状光ビームの出射口(8)にはシャッタ板
(9)が図3中横方向に移動可能に移動可能に設けられ
ている。
施例を図3および図4に示す。図3に示すように、本実
施例の光ビーム加工装置においては、架台(2)の上方
に下向きにして凹面反射鏡(1)(点線で示す)が取付
けられ、その光軸(K)の焦点(F)に発光中心を位置
させてハロゲンランプ(3)が設けられている。前記ハ
ロゲンランプ(3)の下方には4つの部分球錐面5(5
A〜5D)からなる球錐台状の凸面反射鏡(4)が凹面
反射鏡(1)からの反射光路中に設けられている。前記
凸面反射鏡(4)の各球錐面5からの平行反射光路中に
一対の反射板(6)が夫々所定の角度で設けられいる。
前記反射板(6)からの反射光路中には入射光束を矩形
状ないしは直線上状のビームとして図2の照射域
(L1 、L2 )に集光させる一対のシリンドリカルレン
ズ(7)が設けられ、このシリンドリカルレンズ(7)
からの直線状光ビームの出射口(8)にはシャッタ板
(9)が図3中横方向に移動可能に移動可能に設けられ
ている。
【0028】架台(2)の上部にはステップモータ(10
A) が取りつけられており、その回転軸(11)の駆動力は
上下動に変換された後、リンク機構(12)に対して各
一対の反射板(6) およびシリンドリカルレンズ(7)を図
3中横方向(図2中x方向)に平行移動させそれによっ
て光ビームの間隔Gを調節するようになされている。
A) が取りつけられており、その回転軸(11)の駆動力は
上下動に変換された後、リンク機構(12)に対して各
一対の反射板(6) およびシリンドリカルレンズ(7)を図
3中横方向(図2中x方向)に平行移動させそれによっ
て光ビームの間隔Gを調節するようになされている。
【0029】また架台(2)の上部には同様なステップ
モータ(10B) が取付けられており、その回転軸11の駆動
力は前記と同様なリンク機構(12)に対して上下動と
して伝達され、シャッタ板(9) を図4中横方向(図2中
x方向)に平行移動させ、それによって照射域(L1 、
L2 )の光ビームの幅を調節するようになされている。
モータ(10B) が取付けられており、その回転軸11の駆動
力は前記と同様なリンク機構(12)に対して上下動と
して伝達され、シャッタ板(9) を図4中横方向(図2中
x方向)に平行移動させ、それによって照射域(L1 、
L2 )の光ビームの幅を調節するようになされている。
【0030】なお、図示しない同様なステップモータが
別の一対の部材(6、7、9)を平行移動させるために
図中紙面と垂直な方向に設けられている。
別の一対の部材(6、7、9)を平行移動させるために
図中紙面と垂直な方向に設けられている。
【0031】このような装置によって、たとえば図2に
示すようなICパッケージ(QFP)のリード列(P1
〜P4 )をはんだ付けする際には、ハロゲンランプ
(3)を点灯することによりその発光光が凹面反射鏡
(2)、凸面反射鏡(4)の球錐面(5)および反射鏡
(6)を含む光学系の光路を介してシリンドリカルレン
ズ(7)に入射される。
示すようなICパッケージ(QFP)のリード列(P1
〜P4 )をはんだ付けする際には、ハロゲンランプ
(3)を点灯することによりその発光光が凹面反射鏡
(2)、凸面反射鏡(4)の球錐面(5)および反射鏡
(6)を含む光学系の光路を介してシリンドリカルレン
ズ(7)に入射される。
【0032】こゝでシリンドリカルレンズ(7)の出射
口(8)をパッケージ(QFP)のリード列のサイズに
合致させて予めビーム幅調節板(9)によって調節して
おくことにより、図2に示す所定のビーム形状で各側辺
のリード列(P1 〜P4 )が同時にハンダされる。
口(8)をパッケージ(QFP)のリード列のサイズに
合致させて予めビーム幅調節板(9)によって調節して
おくことにより、図2に示す所定のビーム形状で各側辺
のリード列(P1 〜P4 )が同時にハンダされる。
【0033】こゝで規格の異なったICパッケージ(Q
FP)をハンダ付する際にはモータ(10A)を回転さ
せることにより各調節機構のリンク部材(12)を作動
させ、それによって反射板(6)およびシリンドリカル
レンズ(7)を平行移動させて光ビーム(L1 、L2 )
の間隔をパッケージのリードの列間距離(G)に対応し
て調節する。この場合、反射板(6)に入射される光束
は予め球錐面(5)によって全て平行光に変換されてい
るので、反射板(6)を平行移動させたときに凹面反射
鏡(1)の曲面形状による影響によって焦点のづれや入
射光量の変化を生じるおそれはほとんどない。
FP)をハンダ付する際にはモータ(10A)を回転さ
せることにより各調節機構のリンク部材(12)を作動
させ、それによって反射板(6)およびシリンドリカル
レンズ(7)を平行移動させて光ビーム(L1 、L2 )
の間隔をパッケージのリードの列間距離(G)に対応し
て調節する。この場合、反射板(6)に入射される光束
は予め球錐面(5)によって全て平行光に変換されてい
るので、反射板(6)を平行移動させたときに凹面反射
鏡(1)の曲面形状による影響によって焦点のづれや入
射光量の変化を生じるおそれはほとんどない。
【0034】したがって本実施例では反射板(6)の移
動に際して、凹面反射鏡(2)の曲面形状による入射角
の変動を補正するための複雑な付帯機構を設ける必要は
なく、直線的な移動機構のみで正確なビーム間隙の調節
が可能となるから、その構造は極めて簡単なものとな
る。
動に際して、凹面反射鏡(2)の曲面形状による入射角
の変動を補正するための複雑な付帯機構を設ける必要は
なく、直線的な移動機構のみで正確なビーム間隙の調節
が可能となるから、その構造は極めて簡単なものとな
る。
【0035】尚本実施例では光源としてハロゲンランプ
を用いているため、キセノンランプ放電管の場合のよう
な高圧電源を必要とせず、小型でコンパクトな小規模加
工用途の光ビーム加工装置として適している。尚たとえ
ば装置各部の反射面に金または金合金のコーティングを
施すことによってハロゲンランプの近赤外域のスペクト
ル部分の光はほとんど反射されるので熱効率が良く、ま
た光学系の各部材に対する熱の影響を減少させることが
できる。尚光源には必要によってハロゲンランプに限ら
ずキセノンランプ、その他の任意の光源を用いてもよ
い。
を用いているため、キセノンランプ放電管の場合のよう
な高圧電源を必要とせず、小型でコンパクトな小規模加
工用途の光ビーム加工装置として適している。尚たとえ
ば装置各部の反射面に金または金合金のコーティングを
施すことによってハロゲンランプの近赤外域のスペクト
ル部分の光はほとんど反射されるので熱効率が良く、ま
た光学系の各部材に対する熱の影響を減少させることが
できる。尚光源には必要によってハロゲンランプに限ら
ずキセノンランプ、その他の任意の光源を用いてもよ
い。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば光源の光を反射させる凹
面反射鏡からの光路内に球錐台状の凸面反射鏡を設けて
反射光を一旦平行光束に変換するのでビーム間隔調節の
際に凹面反射鏡の曲面形状の影響を補正する必要がなく
なり調節機構が極めて簡単になると共に、光ビーム加工
装置の形状および構造を小型、簡略化することができ
る。
面反射鏡からの光路内に球錐台状の凸面反射鏡を設けて
反射光を一旦平行光束に変換するのでビーム間隔調節の
際に凹面反射鏡の曲面形状の影響を補正する必要がなく
なり調節機構が極めて簡単になると共に、光ビーム加工
装置の形状および構造を小型、簡略化することができ
る。
【図1】本発明に用いる光学系の原理を示す説明図であ
る。
る。
【図2】本発明を適用するICフラットパッージの説明
図である。
図である。
【図3】本発明の実施例の縦断面図である。
【図4】本発明の実施例の縦断面図である。
1: 凹面反射鏡 2: 架台 3: 光源 4: 凸面反射鏡 5: 球錐面 6: 反射板 7: シリンドリカルレンズ 8: ビーム出射口 9: ビーム幅調節板(シャッタ) 10A、10B: モータ 11: 回転軸 12: リンク部材 L1 −L4 : ビーム照射域 P1 〜P4 : ピン列 G: ビーム間隔
Claims (3)
- 【請求項1】 プリント基板の回路パターンに対してフ
ラットパッケージの外周の各側方から引出されたリード
列を光ビームの照射によって同時にはんだ付けするため
の電子部品の光ビーム加工装置において、前記装置が
(i) 入射光を所定方向に集束反射する凹面反射鏡と、(i
i)前記凹面反射鏡の光軸上の焦点に配置された光源と、
(iii) 前記凹面反射鏡からの集束された反射光路内に配
置され、前記フラットパッケージの各側方のリード列に
夫々対応した部分球錐面を有し、各部分球錐面はその面
上の任意の各点における前記凹面反射鏡からの対応する
点からの入射光が常に互いに平行をなす所定の角度で反
射されるように前記各点における接線の傾きを設定して
形成されている凸面反射鏡と、(iv)前記凸面反射鏡の各
分割球錐面からの平行な反射光路上に夫々配置されかつ
この光路に沿って平行移動可能な反射板と、(v) 前記各
反射板からの平行な反射光路上に夫々配置され反射され
た平行光束を所定の開口部を介して各リード列の位置に
おいて直線状ビームに集束させるシリンドリカルレンズ
と、(vi)前記開口部から前記リード列に照射される直線
状光ビームの幅を調節する光ビーム幅調節機構と、(vi
i) 前記各反射板およびシンドリカルレンズを前記凹面
反射鏡の中心軸線と直角な方向に移動させるビーム間隔
調節機構とを備えていることを特徴とする電子部品の光
ビーム加工装置。 - 【請求項2】 前記光源がハロゲンランプである前記請
求項1記載の電子部品の光ビーム加工装置。 - 【請求項3】 前記光源がキセノンランプである前記請
求項1記載の電子部品の光ビーム加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4161674A JPH05329625A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 電子部品の光ビーム加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4161674A JPH05329625A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 電子部品の光ビーム加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05329625A true JPH05329625A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15739691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4161674A Pending JPH05329625A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 電子部品の光ビーム加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05329625A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008086890A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Harison Toshiba Lighting Corp | 紫外線照射装置 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4161674A patent/JPH05329625A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008086890A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Harison Toshiba Lighting Corp | 紫外線照射装置 |
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