JPH05329173A - 歯科補綴物の製造方法 - Google Patents

歯科補綴物の製造方法

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Publication number
JPH05329173A
JPH05329173A JP13847892A JP13847892A JPH05329173A JP H05329173 A JPH05329173 A JP H05329173A JP 13847892 A JP13847892 A JP 13847892A JP 13847892 A JP13847892 A JP 13847892A JP H05329173 A JPH05329173 A JP H05329173A
Authority
JP
Japan
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directions
dental prosthesis
processing
cutting
processed
Prior art date
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Pending
Application number
JP13847892A
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English (en)
Inventor
Masaharu Kawai
正治 河合
Katsuya Miyoshi
勝也 三好
Masami Baba
真佐美 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 加工素材を切削加工により外面加工して歯科
補綴物を製造する方法において、加工面を互いに直交す
る3方向及び3方向の中の2方向と逆向きの2方向の計
5方向に分割し、そして、この5方向に設定可能な保持
具を使用して3軸制御切削加工により外面加工を行うこ
とを特徴とする歯科補綴物の製造方法。 【効果】 比較的安価な装置で歯科補綴物の正確な形状
の加工ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯科補綴物の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】歯科補綴物の切削加工による製造方法と
しては、例えば図5に示すセレックシステム(独・シー
メンス社製)が使用されている。この方法では歯牙の欠
損部の計測をカメラで撮影し、それを基にコンピュータ
ーの画面上で作業者が欠損部の外形線をマークする。そ
して、これにより定義された補綴物形状を加工素材を回
転させながら2方向で切削する。また、その他の切削加
工による方法として5軸制御の加工法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、セレックシス
テムでは2方向からだけの切削であり、しかも、使用の
カッターがTカッターと呼ばれる形状であることから正
確な形状に加工することが困難であるという問題があっ
た。また、5軸制御の加工法では加工素材の保持が困難
であり、更に制御装置が高価になるという問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、これらの問題点の解決に
ある。
【0005】
【課題を解決する為の手段】前記従来技術の問題点を解
決する為に、本発明では歯科補綴物の外面加工を加工面
を互いに直交する3方向及び3方向の中の2方向と逆向
きの2方向の計5方向に分割して3軸制御切削加工によ
り行った。そして、5方向を設定する為に各方向に設定
可能な歯科補綴物の保持具(以下、ヤトイと呼ぶ。)を
使用した。
【0006】
【作用】前記の様に歯科補綴物の外面加工を加工面を互
いに直交する3方向及び3方向の中の2方向と逆向きの
2方向の計5方向に分割して、3軸制御切削加工により
行っているので比較的安価な装置で正確な形状の加工が
できる。但し、この場合分割した5方向を正確に設定す
る必要があるが、この為には、例えば5面が高精度で形
成されている前述のヤトイを使用すると良い。
【0007】このヤトイは図3に示す様に上からみると
外側の正方形と内側の円の中心が一致している。また、
正方形の各角度は直角になっている。更に横から見ると
長方形の各角度も直角になっている。図1に示す様にヤ
トイの円の部分に加工素材は支台歯と同一形状の支持具
を介して装着され、5方向で切削加工される。つまり+
Z方向を加工する時はヤトイを立てて使用する。また、
その他の方向の時はヤトイを寝かせて、1面を形成した
ら90度回転して次ぎの加工を行う。
【0008】また、この切削加工にエンドミルカッター
を使用すると更に正確な形状の加工が可能であり、好ま
しい。エンドミルカッターには例えば図4に示すボール
エンドミルやフラットエンドミルのカッターを使用する
と良い。尚、歯科補綴物の内面加工は、補綴物を患部に
いれる際の抜き勾配があるので1面からの加工で実施可
能である。また、加工方法は切削でも放電でも良い。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。まず、歯科補
綴物の形状データ(計測データまたは曲面データ)を内
側(接着側)データと外側データに区分して加工機の制
御装置に入力する。この時、外側データは前記の5方向
に分割してデータを入力する。分割する時、各方向の分
割面が微小部分重複するようにすると良い。(削り残し
が無い様に安全の為) 次に図2に示す様に加工素材(ベースブロック)を加工
機にセットして補綴物の内側形状を1方向(+Z方向)
から切削する。その後、あらかじめ作製しておいた、支
台歯と同一形状の保持具に加工対象物をかぶせて、この
保持具を介して5方向を決める為のヤトイに装着する。
【0010】最後に残りの4方向(−X,−Y,+X,
+Y)からの切削を1面ずつ行う。この時、1面の加工
が終了するとヤトイを90度回転させて次ぎの面の加工
を行うというプロセスを繰り返す。尚、切削加工には、
ボールエンドミルまたはフラットエンドミルのエンドミ
ルカッターを使用する。
【0011】
【発明の効果】以上の様に本発明では歯科補綴物の外面
加工を加工面を互いに直交する3方向及び3方向の中の
2方向と逆向きの2方向の計5方向に分割し、また、こ
の5方向に設定可能な歯科補綴物の保持具を使用して3
軸制御切削加工により行っているので、比較的安価な装
置で正確な形状の加工ができる。
【0012】また、切削加工にエンドミルカッターを使
用しているので更に正確な形状の加工が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の実施例における分割した5方向と、
また5方向からの切削加工の様子を示す斜視図である。
【図2】は本発明のプロセスを含む、歯科補綴物が完成
するまでの様子を示すプロセス図である。
【図3】は本発明の実施例において、支台歯形状支持具
を介して歯科補綴物を装着するヤトイの形状を示す正面
図、平面図及び斜視図である。
【図4】は本発明の実施例における切削加工に使用する
エンドミルカッターの例を示す概略図である。
【図5】は従来技術のセレックシステムによる方法と、
この方法に使用するカッターを示す概略図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工素材を切削加工により外面加工して
    歯科補綴物を製造する方法において、加工面を互いに直
    交する3方向及び3方向の中の2方向と逆向きの2方向
    の計5方向に分割し、そして、この5方向に設定可能な
    保持具を使用して3軸制御切削加工により外面加工を行
    うことを特徴とする歯科補綴物の製造方法。
  2. 【請求項2】 切削加工にエンドミルカッターを使用す
    ることを特徴とする請求項1記載の歯科補綴物の製造方
    法。
JP13847892A 1992-05-29 1992-05-29 歯科補綴物の製造方法 Pending JPH05329173A (ja)

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JP13847892A JPH05329173A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 歯科補綴物の製造方法

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JPH05329173A true JPH05329173A (ja) 1993-12-14

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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