JPH05328958A - 二軸エクストル−ダの吐出方法ならびにその装置 - Google Patents

二軸エクストル−ダの吐出方法ならびにその装置

Info

Publication number
JPH05328958A
JPH05328958A JP4160429A JP16042992A JPH05328958A JP H05328958 A JPH05328958 A JP H05328958A JP 4160429 A JP4160429 A JP 4160429A JP 16042992 A JP16042992 A JP 16042992A JP H05328958 A JPH05328958 A JP H05328958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extruder
pressure
discharge
cooling
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4160429A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Abe
敏雄 阿部
Isamu Sasaki
勇 佐々木
Koji Takami
幸司 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissui Corp
Original Assignee
Nippon Suisan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Suisan Kaisha Ltd filed Critical Nippon Suisan Kaisha Ltd
Priority to JP4160429A priority Critical patent/JPH05328958A/ja
Publication of JPH05328958A publication Critical patent/JPH05328958A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fish Paste Products (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 簡単で安定した二軸エクストル−ダの提供。 [構成] エクストル−ダ本体と冷却ダイの間に圧力調
整用バルブを設け、エクストル−ダ入口圧入圧力とエク
ストル−ダ出口圧力のバランスと冷却ダイ出口の被処理
物吐出速度を圧力調整用バルブにより調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二軸エクストル−ダの吐
出方法ならびにその装置に係り、詳しくは、エクストル
−ダの冷却ダイの前部に吐出量を調整する機構を設け、
エクストル−ダの運転による圧力変動を防止するように
した二軸エクストル−ダの吐出方法ならびにその装置に
係る。以下において、圧力調節用バルブとは弁座と組に
なって流体の遮断や制御を直接行なう要素のものであ
り、これらの中にはボ−ル弁、ピンチ弁等が含まれる。
【0002】
【従来の技術】従来から、食品加工機械として一軸なら
びに二軸のエクストル−ダが使用されているが、二軸の
ものは一軸のエクストル−ダに比べて操作条件や加工処
理を行なう原材料特性の面で自由度が高く、加工素材や
加工処理目的に対応してスクリュ−の組換等が可能であ
り、また、高水分、高油脂分の素材を含む原料でも加工
処理することができるため注目されている。
【0003】例えば、魚介類すり身と添加物とを処理し
て組織化し、新規な食品を製造する場合、二軸エクスト
ル−ダは、フィ−ダ−、バレル、スクリュ−、バレルダ
イ、ヒ−タ−、冷却部等の各部から構成されており、魚
介類すり身等の原料をエクストル−ダに供給すると、こ
れらの原料は回転するスクリュ−で送られながらバレル
ヒ−タ−内で圧縮、混練、加熱等の処理を受けた後、各
種形状の組織化物として得られる。
【0004】しかし、バレルダイ付近で急冷されると、
ダイ中で目詰り等を生じ、間欠的に吐出したり、時には
爆発的に噴出してフラッシュする場合があり、吐出量を
制御することができない。
【0005】そこで、二軸エクストル−ダのバレルダイ
の吐出口に冷却ロングダイを設けて徐冷する方法が提案
され実施されるようになった。
【0006】この方法は確かに良好な組織化物が得られ
るという利点はあるが、1本の冷却ロングダイでは処理
能力に限度があり、一定の断面積の冷却ロングダイで多
量の溶融した原料を冷却しようとすると、冷却ロングダ
イ内部の通過スピ−ドが増すため、乱流を起し得られる
組織化物はうろこ状となったり、また、途中で切れてし
まったりする。従って、冷却ロングダイの冷却能力がバ
レル本体を含めたエクストル−ダ処理能力を決定してし
まうという問題があった。
【0007】また、エクストル−ダの先端に例えばギャ
−ポンプの如き送りポンプを設け、冷却ダイに接続し、
エクストル−ダの押出力の調整によることなく、送りポ
ンプの回転速度を調整することにより一定速度で冷却ダ
イに送給する方法がある。これは吐出量を制御する方法
としては優れているが、送りポンプの摩耗が大となると
いう問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明は上
記問題を解決することを目的とし、具体的には、エクス
トル−ダと冷却ダイとの間に圧力調節用バルブを設け、
流体の遮断や制御することができる二軸エクストル−ダ
の吐出方法ならびにその装置を提案することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は各種
食品原料を二軸エクストル−ダにより圧縮、混練、加熱
して各種形状の組織化物を吐出させる際に、エクストル
−ダとこのエクストル−ダ後端部の冷却ダイ前部との間
に、圧力調整用バルブを設け、このバルブの開度をエク
ストル−ダ入口原料圧入圧力とエクストル−ダ出口排出
圧力のバランスと冷却ダイ出口の被処理吐出速度とによ
り調整することを特徴とし、また、エクストル−ダバレ
ルダイの吐出口端部に配管と、この配管に接続される冷
却ダイとを設ける一方、この配管と冷却ダイとの間に圧
力調整用バルブを設け、エクストル−ダ本体の圧力変動
を防止するように構成したことを特徴とする。
【0010】以下、本発明の手段たる構成ならびにその
作用について詳しく説明する。
【0011】本発明者等はさきにエクストル−ダを用い
て各種食品材料を処理して定量的に新規な組織化物を製
造する方法について検討を重ねた結果、エクストル−ダ
により、各種食品原料を圧縮、混練、加熱して組織化物
とする際にエクストル−ダ出口を停止し圧力変化を送り
ポンプで調整すればよいという知見を得たが、この方法
により原料の圧力を制御すると送りポンプの摩耗量が大
きく、送りポンプでは圧力の調整が困難であるという問
題があった。
【0012】そこで、圧力調整用バルブを設け、エクス
トル−ダ内圧を圧力調整バルブで調整すると安定して送
給できることがわかり、更に研究を重ねて本発明は成立
したものである。
【0013】更に図面によって本発明を具体的に説明す
る。
【0014】図1は本発明の装置の一つの実施例を示す
縦断面図である。符号1はバレル本体、2はスクリュ
−、3はバレルダイ、4a、4bは圧力調整用バルブ、
5a、5bは冷却ロングダイ、6a、6bは給水口、7
a、7bは排水口、8a、8bは冷却水を示す。
【0015】まず、図1に示すようにバレル本体1とバ
レル本体吐出口端部バレルダイ3の吐出口配管を2本に
分岐し、これら2本の配管の一方には圧力調整用バルブ
4aと冷却ロングダイ5a、他方に圧力調整用バルブ4
bと冷却ロングダイ5bとを設けたものから構成され
る。
【0016】冷却ロングダイ5aは給水口6aから冷却
水8aが供給され、排水口7aから排出され、また、他
方の冷却ロングダイ5bは、給水口6bから冷却水8b
が給水され、排水口7bから排出される。
【0017】圧力調整用バルブ4aならびに4bはバレ
ル本体1内のエクストル−ダ入口原料圧入圧力とエクス
トル−ダ出口圧力のバランスと冷却ロングダイ出口の被
処理物吐出速度を調整できるものであればいずれでもよ
く、市販のものが使用できる。具体的にはボ−ル弁、ピ
ンチ弁等があげられるがこれらに限られるものではな
い。
【0018】以上のようにエクストル−ダを構成する
と、スタ−ト時、圧力調整用バルブを全開の状態とする
が、内容物が吐出すると徐々にバルブの開度が閉じられ
る。バレル本体1とノズル間の圧力が20〜26Kgf
/cm2まで圧力調整用バルブで調整でき、圧力を安定
させることができる。
【0019】以上本発明は圧力調整用バルブを分岐した
配管に1ヶ配管設ける例で説明したがこれらに限られる
ものではない。
【0020】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明は各
種食品原料を二軸エクストル−ダにより圧縮、混練、加
熱して各種形状の組織化物を吐出させる際に、エクスト
ル−ダとこのエクストル−ダ後端部の冷却ダイ前部との
間に、圧力調整用バルブを設け、このバルブの開度をエ
クストル−ダ入口原料圧入圧力とエクストル−ダ出口排
出圧力のバランスと冷却ダイ出口の被処理吐出速度とに
より調整することを特徴とし、また、エクストル−ダバ
レルダイの吐出口端部に配管とこれら配管に接続する冷
却ダイを設ける一方、この配管とこの冷却ダイとの間に
圧力調整用バルブを設け、エクストル−ダ本体の圧力変
動を防止するように構成したことを特徴とする。
【0021】本発明によれば、エクストル−ダとこのエ
クストル−ダ後端部の冷却ダイとの間に圧力調整用バル
ブを用いるようにしたため、簡単に安定した二軸エクス
トル−ダの運転ができ、使用する原料性状の範囲を拡大
することができ、頻繁なポンプのメンテナンス(1回/
2週)が不用となる。
【0022】また、エクストル−ダ出入口の圧力測定に
よりエクストル−ダ内の被処理物の充満度が推測するこ
とができ、バルブの開度で簡単に調整できる等、実際的
な効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一つの実施例を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 バレル本体 2 スクリュ− 3 バレルダイ 4a 圧力調整用バルブ 4b 圧力調整用バルブ 5a 冷却ロングダイ 5b 冷却ロングダイ 6a 給水口 6b 給水口 7a 排水口 7b 排水口 8a 冷却水 8b 冷却水

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種食品原料を二軸エクストル−ダによ
    り圧縮、混練、加熱して各種形状の組織化物を吐出させ
    る際に、前記エクストル−ダとこのエクストル−ダ後端
    部の冷却ダイ前部との間に、圧力調整用バルブを設け、
    このバルブの開度をエクストル−ダ入口原料圧入圧力と
    エクストル−ダ出口排出圧力のバランスと冷却ダイ出口
    の被処理吐出速度とにより調整することを特徴とする二
    軸エクストル−ダの吐出方法。
  2. 【請求項2】 エクストル−ダバレルダイの吐出口端部
    に配管と、この配管に接続される冷却ダイを設ける一
    方、この配管とこの冷却ダイとの間に圧力調整用バルブ
    を設け、前記エクストル−ダ本体の圧力変動を防止する
    ように構成したことを特徴とする二軸エクストル−ダの
    吐出装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力調整用バルブが弁座と組になっ
    て流体の遮断や制御を直接行なう要素を具えたものであ
    ることを特徴とする請求項2記載の二軸エクストル−ダ
    の吐出装置。
JP4160429A 1992-05-27 1992-05-27 二軸エクストル−ダの吐出方法ならびにその装置 Pending JPH05328958A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4160429A JPH05328958A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 二軸エクストル−ダの吐出方法ならびにその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4160429A JPH05328958A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 二軸エクストル−ダの吐出方法ならびにその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05328958A true JPH05328958A (ja) 1993-12-14

Family

ID=15714745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4160429A Pending JPH05328958A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 二軸エクストル−ダの吐出方法ならびにその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05328958A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3924842A (en) Apparatus for preparing a plasticated material
JP2515167Y2 (ja) 魚介類すり身などの組織化物製造装置
US3860220A (en) Multi-section screw extruder
US2595455A (en) Extruder
US4960328A (en) Apparatus for the extrusion, expansion and/or thermal treatment of substances and substance mixtures
JP2605215B2 (ja) 熱可塑性合成プラスチック材料を処理する装置
WO2008004313A1 (fr) Appareil pour le traitement thermique de substance pulvérulente/granulaire
US4863366A (en) Feed unit for an extruder
JPH05328958A (ja) 二軸エクストル−ダの吐出方法ならびにその装置
JPH0567261B2 (ja)
US20030056657A1 (en) Method and means for selectively cooling an extrusion die head
JPH0556752A (ja) 高水分蛋白質原料の組織化処理方法及び装置
JPS6233621A (ja) 押出機
JPH0272854A (ja) 二軸エクストルーダーの吐出方法ならびにその装置
CA2584174C (en) Three-dimensional food products
CN1086550C (zh) 烹制挤出供人或动物食用产品的工艺与装置
CN219020178U (zh) 一种大产量深槽三螺杆挤压机
EP1628816B1 (en) Variable die for use in drying synthetic elastomers
JPH01291748A (ja) チーズの膨化方法及び装置
CN208581825U (zh) 一种膨化度增强系统
RU7633U1 (ru) Диспергатор
CN108000834B (zh) 一种气流阻抗调压真空成型机头
CA1057475A (en) Apparatus for preparing a plasticated material
JPS59159328A (ja) ベント付スクリユ排出形混練機
JPS61212270A (ja) 食品押出成形機