JPH05327032A - 熱電変換素子を用いた製氷器とその製氷方法 - Google Patents

熱電変換素子を用いた製氷器とその製氷方法

Info

Publication number
JPH05327032A
JPH05327032A JP4133550A JP13355092A JPH05327032A JP H05327032 A JPH05327032 A JP H05327032A JP 4133550 A JP4133550 A JP 4133550A JP 13355092 A JP13355092 A JP 13355092A JP H05327032 A JPH05327032 A JP H05327032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conversion element
ice
thermoelectric conversion
substrate
ice making
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4133550A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Itakura
倉 正 人 板
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP4133550A priority Critical patent/JPH05327032A/ja
Publication of JPH05327032A publication Critical patent/JPH05327032A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱電変換素子を用いた製氷性能が良く、且つ
氷の排出性のよい、低コストの製氷器とその製氷方法を
提供することにある。 【構成】 底面(3)を熱電変換素子(4)の基板の一
側で構成した水タンク(2)と、前記熱電変換素子
(1)の基板の他側に設けた放熱部(5)と、前記熱電
変換素子(1)に流れる電流の向きを切り換えることの
できる制御部(7)を含んだ電気的回路を備えた製氷器
(1)において、製氷後、前記熱電変換素子(4)に流
れる電流の向きを切り換えることによって、前記熱電変
換素子(4)の基板の一側を発熱させて氷を浮上させる
ことを特徴とする製氷器(1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の製氷器とその製氷方法
は、家庭用の冷凍冷蔵庫及び、業務用冷凍冷蔵庫等に利
用できる。
【0002】
【従来の技術】熱電変換素子を用いた電子ジャーについ
ては、実開昭61−157435号に開示されているも
のが従来技術として公知である。前記従来技術は、熱電
変換素子であるペルチェ素子の一側を水を貯留する内筒
に接するように配置し、前記ペルチェ素子に流す電流の
向きを切り換えることによって、冷却器、或いは加熱保
温器として使用する電子ジャーが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には熱電変換素子を製氷器の冷却用として使用す
ることに関する記載は一切ない。また、熱電変換素子を
単純に製氷器に使用したのでは冷却初期に冷却面に付着
した氷が断熱層となって、それ以後の製氷を阻害する。
これを防止するために、容器全体を熱電変換素子で覆う
とコスト的に非常に不利である。
【0004】そこで、本発明の課題としては、熱電変換
素子を用いた製氷性能が良く、且つ氷の排出性のよい、
低コストの製氷器とその製氷方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、底面を熱電変換素子の基板の一側
で構成した水タンクと、前記熱電変換素子の基板の他側
に設けた放熱部と、前記熱電変換素子に流れる電流の向
きを切り換えることのできる制御部を含んだ電気的回路
を備えた製氷器において、製氷後、前記熱電変換素子に
流れる電流の向きを切り換えることによって、前記熱電
変換素子の基板の一側を発熱させて氷を浮上させること
を特徴とする製氷器とした。
【0006】
【作用】上記製氷器とその製氷方法によれば、製造した
氷を容器から分離させて水面上部に浮上させるため、容
器の冷却面に付着した氷を除去でき、冷却面に付着した
氷によって製氷が阻害されることなく製氷性能が良い。
また、氷の排出時に容易に氷を取り出すことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0008】図1は本発明の実施例である熱電変換素子
を用いた製氷器1の構成を表した図である。製氷器1は
水を蓄えた容器2を備えており、前記容器2の底面3は
伝熱性の良い材質によって製作されており、熱電変換素
子4の基板の一側と当接している。前記熱電変換素子4
の基板の他側には放熱フィン5が設けられ、前記熱電変
換素子4の両端はスイッチSW1、SW2を介して電源
6と電気的に連結している。制御部7は前記スイッチS
W1、SW2及び前記容器2の底面3に設けられた温度
センサ8と連結している。
【0009】次に、前記製氷器1による製氷方法につい
て、図2〜図6を用いて説明する。
【0010】図2において、製氷を開始するべく前記ス
イッチSW1、SW2を図の通りに作動させると、図2
のIの向きに電流が流れ前記熱電変換素子4の基板の前
記容器2の底面側に吸熱作用が起こり、前記容器2の底
面3が冷却され、前記容器2内の水による製氷が開始さ
れる。
【0011】次に、前記底面3に一定量の氷が生成され
た後、図3のように前記スイッチSW1、SW2を切り
換えると、図3においてIの向きに電流が流れ、前記熱
電変換素子4の基板の前記容器2の底面側に発熱作用が
起こり、前記底面3が加熱され、生成された氷の前記底
面3との接触部付近の氷が融け、前記容器2内の水の浮
力によって水面に浮上する。この時、前記スイッチSW
1、SW2を図2の状態から図3の状態に切り換えるタ
イミングは、例えば、前記制御部7にタイマー機能を備
え、図2の状態において前記温度センサ8が0°Cを検
知した時から一定時間とすれば良い。
【0012】次に、再度図4の如く前記スイッチSW
1、SW2を切り換えると、再び前記底面3が冷却さ
れ、前記容器2内の水による新たな製氷が開始される。
これ以降、図5、図6に示すように、前記容器2の底面
側に発熱、吸熱作用を繰り返すことによって次々と製氷
した氷を水面上に浮上させ、前記容器2のほぼ全部の水
を氷とすることが可能である。ここで、前記容器2の底
面側が発熱状態から吸熱状態に切り換えるタイミング
は、例えば、前記制御部7内のタイマー機能を利用し
て、前記温度センサ8が氷の融ける温度を検知してから
一定時間とすれば良い。
【0013】前記したように、本発明によれば容器のほ
ぼ全部の水を氷とすることが可能であるばかりでなく、
製氷後の氷が容器に固着することがないため氷の排出が
しやすい。
【0014】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく、図7、図8に開示したように容器にフィ
ン9を設ける等の変更を加えても、何ら差し支えない。
【0015】
【発明の効果】本発明によるように、製氷後に熱電変換
素子に流す電流の向きを逆向きにすることにより、製氷
後の氷を次々に水面上に浮上させるため、冷却面に付着
した氷によって製氷が阻害されることなく製氷性能に優
れている。また、製氷後の氷が容器に固着することがな
いため、氷の排出がしやすく、熱電変換素子で容器全体
を覆うこともないため、比較的低コストで実施できる。
【0016】更に、製氷器にコンプレッサーを用いない
ため作動音が静かで、装置全体が小型化できる。
【0017】また、フロンガスを使用しないため、環境
の保全にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による製氷器の構造を表す図
【図2】図1の製氷器による製氷方法を説明する図
【図3】図1の製氷器による製氷方法を説明する図
【図4】図1の製氷器による製氷方法を説明する図
【図5】図1の製氷器による製氷方法を説明する図
【図6】図1の製氷器による製氷方法を説明する図
【図7】本発明の第2の実施例による冷却時を表す図
【図8】本発明の第2の実施例による加熱時を表す図
【符号の説明】
1 製氷器 2 容器 3 底面 4 熱電変換
素子 5 放熱フィン 7 制御部 9 フィン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面を熱電変換素子の基板の一側で構成
    した水タンクと、前記熱電変換素子の基板の他側に設け
    た放熱部と、前記熱電変換素子に流れる電流の向きを切
    り換えることのできる制御部を含んだ電気的回路を備え
    た製氷器において、製氷後、前記熱電変換素子に流れる
    電流の向きを切り換えることによって、前記熱電変換素
    子の基板の一側を発熱させて氷を浮上させることを特徴
    とする製氷器。
  2. 【請求項2】 底面を熱電変換素子の基板の一側で構成
    した水タンクと、前記熱電変換素子の基板の他側に設け
    た放熱部と、前記熱電変換素子に流れる電流の向きを切
    り換えることのできる制御部を含んだ電気的回路を備え
    た製氷器を用いた製氷方法において、製氷後、前記熱電
    変換素子に流れる電流の向きを切り換えることによっ
    て、前記熱電変換素子の基板の一側を発熱させて氷を浮
    上させることを特徴とする製氷方法。
  3. 【請求項3】 前記底面にはフィンを備えたことを特徴
    とする請求項1を満足する製氷器。
JP4133550A 1992-05-26 1992-05-26 熱電変換素子を用いた製氷器とその製氷方法 Pending JPH05327032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4133550A JPH05327032A (ja) 1992-05-26 1992-05-26 熱電変換素子を用いた製氷器とその製氷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4133550A JPH05327032A (ja) 1992-05-26 1992-05-26 熱電変換素子を用いた製氷器とその製氷方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05327032A true JPH05327032A (ja) 1993-12-10

Family

ID=15107439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4133550A Pending JPH05327032A (ja) 1992-05-26 1992-05-26 熱電変換素子を用いた製氷器とその製氷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05327032A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005164143A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動製氷装置
JP2005188912A (ja) * 2003-12-03 2005-07-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動製氷装置
WO2017176073A3 (ko) * 2016-04-07 2018-08-02 엘지전자 주식회사 냉장고
CN111981740A (zh) * 2020-08-10 2020-11-24 江苏吉正环境科技有限公司 高效过冷水制冰系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005164143A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動製氷装置
JP2005188912A (ja) * 2003-12-03 2005-07-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動製氷装置
WO2017176073A3 (ko) * 2016-04-07 2018-08-02 엘지전자 주식회사 냉장고
US11112160B2 (en) 2016-04-07 2021-09-07 Lg Electronics Inc. Refrigerator
CN111981740A (zh) * 2020-08-10 2020-11-24 江苏吉正环境科技有限公司 高效过冷水制冰系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1996023183A1 (en) Dispensing apparatus for a cooled liquid
JPH05327032A (ja) 熱電変換素子を用いた製氷器とその製氷方法
JP2007018927A (ja) リレー制御装置
WO2004081686A3 (en) Heat flow regulating cover for an electrical storage cell
JPH07180982A (ja) ヒートパイプ式冷却装置
US1323523A (en) Sylvania
KR101150287B1 (ko) 냉각장치를 가진 정수기
US3027725A (en) Refrigerating apparatus
JP2706429B2 (ja) 熱電冷却式飲料水罐クーラー
JP3053716U (ja) 冷・温蔵装置
JPH1183272A (ja) 電子式冷水器
JPH0979717A (ja) 製氷装置
JPH11110052A (ja) フラックス槽の温度制御装置
EP0406295A1 (en) Improvements in thermal batteries
CN219960737U (zh) 一种摄像机
JP3770876B2 (ja) 暖房手袋
JP2024077274A (ja) 保持装置
SU367474A1 (ru) Баковый масляный выключатель
JP2004226575A (ja) 配線基板、電子機器およびledディスプレイ
JP2541467B2 (ja) サ―マルスイッチ
CN206805325U (zh) 温度调节器及带有温度调节器的容器
KR200288598Y1 (ko) 열전소자를 이용한 음식물 냉온유지장치
JP2001124431A (ja) 冷凍・湯水加熱装置、及び冷凍装置
JPS6017665Y2 (ja) 霜センサ
SU1575026A1 (ru) Воздухоохладитель