JPH05326294A - モールド変圧器巻線 - Google Patents

モールド変圧器巻線

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Publication number
JPH05326294A
JPH05326294A JP3133719A JP13371991A JPH05326294A JP H05326294 A JPH05326294 A JP H05326294A JP 3133719 A JP3133719 A JP 3133719A JP 13371991 A JP13371991 A JP 13371991A JP H05326294 A JPH05326294 A JP H05326294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
transformer winding
mold
winding
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3133719A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kusuma
誠 楠間
Osamu Kajiya
治 梶家
Akira Ito
明 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takaoka Toko Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Takaoka Electric Mfg Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP3133719A priority Critical patent/JPH05326294A/ja
Publication of JPH05326294A publication Critical patent/JPH05326294A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバを用いた温度測定器の信号伝送部
である光ファイバを埋め込んで巻線温度を検出できるモ
ールド変圧器巻線において、モールド樹脂外部に光ファ
イバが出ないようにして、光ファイバが折れることがな
く、かつ真空注型を容易にしたものである。 【構成】 光ファイバを用いた温度測定器の信号伝送部
である光ファイバ1の一端には温度検出部1aを他端に
は光ファイバコネクタ2を接続する。光ファイバコネク
タ2はゴムブッシング3に挿入する。ゴムブッシング3
はモールド変圧器巻線上部に固定する。モールド変圧器
巻線内部には、温度検出部1aを埋めこんだ巻線部4が
含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバを利用した温
度測定器によって変圧器巻線部の温度を検出できるモー
ルド変圧器の巻線に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを利用した温度測定器は光信
号と光学現象を用いて、温度の計測をするので、測定器
と測定対象の間の電気絶縁を考慮する必要がないこと、
電磁ノイズの影響を全く受けないことから、高電圧が印
加されている部分の計測への適用が可能である。熱電対
に代表される従来の温度センサでは不可能であった変圧
器の巻線部の温度を活線下で直接計測して、温度情報か
ら寿命の予測や負荷管理への適用が各所で検討されてい
る。モールド変圧器においても、光ファイバを利用した
温度測定器の信号伝送部である光ファイバと温度検出部
を変圧器巻線部に埋め込んで、巻線部温度を測定し、変
圧器の寿命の重要な要素である巻線部温度を管理する事
が試みられている。このために、モールド変圧器巻線の
製作時に、光ファイバを用いた温度測定器の光信号伝送
部である光ファイバを埋め込んで、そのまま変圧器巻線
外部ヘ抜き出す必要がある。
【0003】従来、このようなモールド変圧器巻線は図
2(A)に示すように製作する。光ファイバを用いた温
度測定器の温度検出部1aとその信号伝送部である光フ
ァイバ1を埋め込んだアルミまたは銅の電線からなる巻
線部4を注型型5に入れて、高温、例えば、140℃に
加熱溶融した液体状のモールド樹脂を注入し、放置、自
然冷却して、モールド樹脂を硬化させる(一次硬化)。
注型は、高電圧に耐えうる、空隙、気泡のないモールド
樹脂を作るために、真空注型法を採用することがある。
ところが、光ファイバ1を型外部へ取り出すために注型
型5に穴5aをあけなければならない。一次硬化後、離
型して、モールド樹脂を完全に固体化するために、高
温、例えば、140℃で熱処理する(二次硬化)。図2
(B)に示すようにこのようなモールド変圧器巻線で
は、巻線部4をエポキシ樹脂に代表される電気絶縁性と
機械的強度に優れたモールド樹脂6にて被覆し、巻線外
部に光ファイバ1はなんの支持もなく、放置されてしま
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のモールド変圧器巻線では、光ファイバを用い
た温度測定器の信号伝送部である光ファイバ1の他端が
モールド樹脂6から直接出る構造のために、モールド樹
脂6外部に出た光ファイバ1の被覆の機械的強度はモー
ルド樹脂6の注型・硬化時の熱によって劣化して脆くな
り、モールド樹脂6表面で光ファイバ1が折れ易くなる
欠点および、真空注型法を用いた場合に注型型5にあけ
た光ファイバ1を通す穴5aから真空洩れが生じる欠
点、巻線の組み立て作業、たとえば、一次硬化の型組み
・離型、巻線と鉄心との組み立て、移動などの作業の際
に、モールド変圧器巻線のモールド樹脂6外部に引出さ
れた光ファイバ1を折ってしまう欠点がある。
【0005】そこで、本発明は、光ファイバを用いた温
度測定器の信号伝送部である光ファイバを埋め込んで巻
線温度を検出できるモールド変圧器巻線において、モー
ルド樹脂外部に光ファイバが出ないようにして、光ファ
イバが折れることがなく、かつ真空注型を容易にしたも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、モールド樹
脂表面に埋め込まれたゴムブッシングを設ける。光ファ
イバを用いた温度測定器において、光ファイバの一端に
温度検出部を、他端に光ファイバコネクタを設ける。こ
の光ファイバコネクタをゴムブッシングに挿入する。
【0007】
【作用】上記の様に構成された本発明のモールド変圧器
巻線においては光ファイバを用いた温度測定器の光ファ
イバの他端を光ファイバコネクタに接続するので、モー
ルド変圧器巻線の注型・硬化時に、その熱に晒される部
分をモールド変圧器内部に限定することができる。ま
た、この光ファイバコネクタと測定器本体を接続する光
ファイバは前記モールド変圧器巻線注型・硬化時の熱履
歴を受けないので、十分な機械的強度を有する様にでき
る。また、注型後の組み立て作業において、モールド変
圧器巻線の外部に取り出される光ファイバがないので、
組み立て作業中に光ファイバを折ることはない。
【0008】また、前記光ファイバコネクタはモールド
樹脂に埋め込んだゴムブッシングに挿入するので、光フ
ァイバコネクタおよび光ファイバコネクタと温度測定器
本体を接続する光ファイバに加わる外力は緩衝され、光
ファイバコネクタをモールド変圧器巻線を構成するモー
ルド樹脂表面に固定するとともに、ゴムブッシングが真
空注型を行なう際の注型型にあけた穴の栓となり、真空
洩れを防ぐことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明のモールド変圧器巻線の一例
を、その製造方法とともに、図1を用いて説明する。光
ファイバを用いた温度測定器の信号伝送部である光ファ
イバ1には、一端に温度検出部1aが、他端には光ファ
イバコネクタ2が接続されている。この光ファイバ1の
一部と温度検出部1aとを巻き込んで製作した、アルミ
または銅の電線からなる巻線部4を注型型5に入れる。
注型型5には、光ファイバコネクタ2を固定するための
穴5aがあいている。光ファイバ1の他端に接続した光
ファイバコネクタ2を、エポキシ樹脂に代表されるモー
ルド樹脂と馴染みがあり、耐熱性、耐候性および電気絶
縁性のある材質、たとえば、ブチルゴム、EPラバー、
ネオプレンゴム、シリコーンゴムで構成されており、光
ファイバコネクタ2とこの光ファイバコネクタ2と光フ
ァイバ1の接続部を填め合わせることのできる内径の穴
があいていて、また、型にあけた穴5aに固定できるよ
うな溝を掘ってあるゴムブッシング3に、光ファイバ1
との接続部と合せて固定する。そしてゴムブッシング3
は注型型5にあけた穴5aに填め込んで固定される。真
空注型時にゴムブッシング3は栓の役割をするので、真
空洩れを起こさないようになる。
【0010】本実施例のモールド変圧器巻線では注型作
業終了後、図1(B)に示すように、光ファイバコネク
タ2はゴムブッシング3に固定されており、ゴムブッシ
ング3はモールド樹脂6に固定されていて、光ファイバ
1はモールド変圧器巻線の外部に出ず、以後の作業時に
光ファイバ1を折ることはない。温度測定時は光ファイ
バを用いた温度測定器本体と、光ファイバコネクタ2の
接続は、別に準備した光ファイバを用いれば良い。この
温度測定器本体との接続に用いる光ファイバは製作時の
高温の履歴がないので、機械的強度の劣化はない。また
この光ファイバおよび光ファイバコネクタ2に外力が加
わっても、ゴムブッシング3が緩衝するので、折れ難く
なる。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、光ファイバコネクタ
を設けて、注型のために巻線を注型型に組み込む時点か
ら、コネクタの先端部を除いて、型の外側に出ることが
なく、以後の組み立て作業に差し支えない。また、モー
ルド樹脂の硬化時に高温の履歴を受ける光ファイバはす
べてモールド変圧器の内部にあるので、機械的強度の劣
化はない。ゴムブッシングを用いて、コネクタを固定す
るので、外力がコネクタまたは光ファイバに加わって
も、ブッシングで緩衝され、壊れにくい。また、モール
ド樹脂の注型時にゴムブッシングが栓の役割をして、真
空注型が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)は本発明によるモールド変圧器巻
線の一例を製造工程順に示す図である。
【図2】(A)(B)は従来のモールド変圧器巻線の一
例を製造工程順に示す図である。
【符号の説明】
1 光ファイバを用いた温度測定器の信号伝送部であ
る光ファイバ 1a 光ファイバを用いた温度測定器の温度検出部 2 光ファイバコネクタ 3 ゴムブッシング 4 変圧器の巻線部 5 注型型 6 モールド樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 明 愛知県西春日井郡西枇杷島町芳野町3丁目 1番地 株式会社高岳製作所技術開発セン ター内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器巻線部と、前記変圧器巻線部を内
    部に埋めこんだモールド樹脂と、前記モールド樹脂に埋
    め込まれたゴムブッシングと、前記ゴムブッシングに挿
    入された光ファイバコネクタと、一端に接続された温度
    検出部が前記変圧器巻線部に挿入され他端が前記光ファ
    イバコネクタに接続された光ファイバから構成されるモ
    ールド変圧器巻線
JP3133719A 1991-03-29 1991-03-29 モールド変圧器巻線 Pending JPH05326294A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3133719A JPH05326294A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 モールド変圧器巻線

Applications Claiming Priority (1)

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JP3133719A JPH05326294A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 モールド変圧器巻線

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05326294A true JPH05326294A (ja) 1993-12-10

Family

ID=15111307

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JP3133719A Pending JPH05326294A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 モールド変圧器巻線

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JP (1) JPH05326294A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103376166A (zh) * 2013-06-28 2013-10-30 国网电力科学研究院武汉南瑞有限责任公司 一种变压器内部光纤光栅温度传感器的布置与埋设方法
CN110197764A (zh) * 2019-06-20 2019-09-03 华北电力大学(保定) 一种变压器内部分布式光纤的布置和防护方法

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