JPH05326134A - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
- Publication number
- JPH05326134A JPH05326134A JP13405592A JP13405592A JPH05326134A JP H05326134 A JPH05326134 A JP H05326134A JP 13405592 A JP13405592 A JP 13405592A JP 13405592 A JP13405592 A JP 13405592A JP H05326134 A JPH05326134 A JP H05326134A
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- JP
- Japan
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- heating chamber
- waveguide
- standing wave
- wave ratio
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- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 導波管内を伝送される高周波電力を観察して
被加熱物が冷凍食品であるか否かを判定するほか解凍の
ための加熱を自動制御する。 【構成】 導波管5の一壁の所定位置に取り付けられて
導波管内を伝送されるマイクロ波の入射反射両方向成分
を検出すると共に検出信号を出力する方向性結合器6
と、この方向性結合器からの信号に基づいて求められる
電圧定在波比が予め定められた値以上のときに加熱室内
に収納された被加熱物が冷凍食品であると判定して高周
波電源装置4を解凍加熱のために制御する制御装置10
とで高周波加熱装置構成する。 【効果】 被加熱物が冷凍食品であるか否かの判定と解
凍加熱が高精度に行なえるようになった。
被加熱物が冷凍食品であるか否かを判定するほか解凍の
ための加熱を自動制御する。 【構成】 導波管5の一壁の所定位置に取り付けられて
導波管内を伝送されるマイクロ波の入射反射両方向成分
を検出すると共に検出信号を出力する方向性結合器6
と、この方向性結合器からの信号に基づいて求められる
電圧定在波比が予め定められた値以上のときに加熱室内
に収納された被加熱物が冷凍食品であると判定して高周
波電源装置4を解凍加熱のために制御する制御装置10
とで高周波加熱装置構成する。 【効果】 被加熱物が冷凍食品であるか否かの判定と解
凍加熱が高精度に行なえるようになった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍食品の解凍加熱の進
行状態を検出して加熱動作を制御する高周波加熱装置に
関するものである。
行状態を検出して加熱動作を制御する高周波加熱装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の高周波加熱装置としては、
例えば特開平3−156882号公報の発明のように、
4分の1波長形のダイポール形受信アンテナと検波・フ
ィルター回路部とを形成したマイクロ波センサーを用い
て、加熱室内のマイクロ波を検出し、その検出値の変化
に基づいて食品の加熱の進行状態を把握して加熱動作を
制御していた。
例えば特開平3−156882号公報の発明のように、
4分の1波長形のダイポール形受信アンテナと検波・フ
ィルター回路部とを形成したマイクロ波センサーを用い
て、加熱室内のマイクロ波を検出し、その検出値の変化
に基づいて食品の加熱の進行状態を把握して加熱動作を
制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述従来例において
は、マイクロ波センサーはダイポール形アンテナである
ので、加熱室内に伝送される入射および反射の各電力を
分離して検出することができず、そのために電圧定在波
比を検出することが出来ないという致命的な問題があっ
た。
は、マイクロ波センサーはダイポール形アンテナである
ので、加熱室内に伝送される入射および反射の各電力を
分離して検出することができず、そのために電圧定在波
比を検出することが出来ないという致命的な問題があっ
た。
【0004】またマイクロ波センサーの検出する検出値
が加熱室内に生じる加熱モードの影響を受けて不安定に
なり、食品の加熱状態、特に冷凍食品の解凍加熱状態を
正確に把握出来ないという問題があった。
が加熱室内に生じる加熱モードの影響を受けて不安定に
なり、食品の加熱状態、特に冷凍食品の解凍加熱状態を
正確に把握出来ないという問題があった。
【0005】そのほか、上述従来例では漏れ電力の影響
を受け易い上にアンテナの取付け位置を決めるのがこと
のほか困難であるとういう問題があった。
を受け易い上にアンテナの取付け位置を決めるのがこと
のほか困難であるとういう問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した問題を
解決するためになされたものであり、そのために、食品
を収納する加熱室と、マイクロ波を発振するマグネトロ
ンと、加熱室とマグネトロンを結合する導波管と、マグ
ネトロンを駆動する高周波電源装置と、導波管の一壁の
所定位置に取り付けられて導波管内を伝送されるマイク
ロ波の入射および反射の各方向成分を検出すると共に検
出信号を出力する方向性結合器と、マグネトロンが加熱
室内に収納された食品の解凍のための動作を行なうよう
設定指示する設定指示操作装置と、そしてこの設定指示
操作装置と方向性結合器からの信号を取り込むと共に方
向性結合器の信号に基づく電圧定在波比が予め定められ
た値以上のときに加熱室内に収納された被加熱物が冷凍
食品であると判定して高周波電源装置を制御する制御装
置とで高周波加熱装置を構成する。
解決するためになされたものであり、そのために、食品
を収納する加熱室と、マイクロ波を発振するマグネトロ
ンと、加熱室とマグネトロンを結合する導波管と、マグ
ネトロンを駆動する高周波電源装置と、導波管の一壁の
所定位置に取り付けられて導波管内を伝送されるマイク
ロ波の入射および反射の各方向成分を検出すると共に検
出信号を出力する方向性結合器と、マグネトロンが加熱
室内に収納された食品の解凍のための動作を行なうよう
設定指示する設定指示操作装置と、そしてこの設定指示
操作装置と方向性結合器からの信号を取り込むと共に方
向性結合器の信号に基づく電圧定在波比が予め定められ
た値以上のときに加熱室内に収納された被加熱物が冷凍
食品であると判定して高周波電源装置を制御する制御装
置とで高周波加熱装置を構成する。
【0007】その際、制御装置については、被加熱物が
冷凍食品位置決め装置によって加熱室内の所定の位置に
配置されていて、なおかつ導波管内を伝送されるマイク
ロ波の電圧定在波比が予め定められた値以上の場合にそ
の被加熱物が冷凍食品であると判定して高周波電源装置
を制御するよう動作させる。
冷凍食品位置決め装置によって加熱室内の所定の位置に
配置されていて、なおかつ導波管内を伝送されるマイク
ロ波の電圧定在波比が予め定められた値以上の場合にそ
の被加熱物が冷凍食品であると判定して高周波電源装置
を制御するよう動作させる。
【0008】またその際、加熱室内に収納される被加熱
物が冷凍食品であることを制御装置が判定する場合の予
め定められた電圧定在波比の値は、冷凍食品が冷凍食品
位置決め装置によって加熱室内の所定の位置に配置され
ることによって得られるようにする。
物が冷凍食品であることを制御装置が判定する場合の予
め定められた電圧定在波比の値は、冷凍食品が冷凍食品
位置決め装置によって加熱室内の所定の位置に配置され
ることによって得られるようにする。
【0009】一例として制御装置については、導波管内
を伝送されるマイクロ波の電圧定在波比が概ね2.3以
上のときに加熱室内に収納された被加熱物が冷凍食品で
あると判定して高周波電源装置を制御するようにする。
を伝送されるマイクロ波の電圧定在波比が概ね2.3以
上のときに加熱室内に収納された被加熱物が冷凍食品で
あると判定して高周波電源装置を制御するようにする。
【0010】
【作用】冷凍食品の解凍のための加熱が行なわれるよう
設定指示操作装置が操作されて加熱動作が開始される
と、まず導波管内を伝送されるマイクロ波の入射電力お
よび反射電力の各方向成分が方向性結合器によって検出
され、入射波および反射波に関する各信号が分離して検
出されることになる。そしてそれら各信号は制御装置に
よって演算されて電圧定在波比が求められ、その値が予
め定められた値以上である場合には、その被加熱物が冷
凍食品であると判定され、高周波電源装置が冷凍食品の
解凍加熱のために最適動作するよう制御される。
設定指示操作装置が操作されて加熱動作が開始される
と、まず導波管内を伝送されるマイクロ波の入射電力お
よび反射電力の各方向成分が方向性結合器によって検出
され、入射波および反射波に関する各信号が分離して検
出されることになる。そしてそれら各信号は制御装置に
よって演算されて電圧定在波比が求められ、その値が予
め定められた値以上である場合には、その被加熱物が冷
凍食品であると判定され、高周波電源装置が冷凍食品の
解凍加熱のために最適動作するよう制御される。
【0011】加熱の進行とともに食品の物性(誘電特
性)が変化すると、方向性結合器によって検出される伝
送電力に関する検出値もそれに伴って変化する。その検
出値に所定の変化が生じるか、あるいはまた、解凍温度
である0℃付近の共晶状態に至ったときのように、時間
が経過するにもかかわらず食品温度が上昇しないために
反射電力の変化が観測されない状態が検出されたとき
に、高周波電源装置4に信号が出力されてマグネトロン
3の動作が停止させられる等し、食品の加熱が制御され
る。
性)が変化すると、方向性結合器によって検出される伝
送電力に関する検出値もそれに伴って変化する。その検
出値に所定の変化が生じるか、あるいはまた、解凍温度
である0℃付近の共晶状態に至ったときのように、時間
が経過するにもかかわらず食品温度が上昇しないために
反射電力の変化が観測されない状態が検出されたとき
に、高周波電源装置4に信号が出力されてマグネトロン
3の動作が停止させられる等し、食品の加熱が制御され
る。
【0012】その際、方向性結合器は導波管伝送路のマ
イクロ波を検出するので、加熱室内に発生し変化するモ
ードの影響を受けずに済み、安定した検出が行なわれ
る。
イクロ波を検出するので、加熱室内に発生し変化するモ
ードの影響を受けずに済み、安定した検出が行なわれ
る。
【0013】また、冷凍食品が冷凍食品位置決め装置に
よって加熱室内の所定の位置に配置されたときには、方
向性結合器と制御装置によって検出され演算される電圧
定在波比の値は、被加熱物が冷凍食品であるか否かの判
定に都合のよい予め定められた値以上になり、しかも加
熱の進行に伴違法構成結合器によって観測される反射電
力成分の変化が顕著に現れるようになる。
よって加熱室内の所定の位置に配置されたときには、方
向性結合器と制御装置によって検出され演算される電圧
定在波比の値は、被加熱物が冷凍食品であるか否かの判
定に都合のよい予め定められた値以上になり、しかも加
熱の進行に伴違法構成結合器によって観測される反射電
力成分の変化が顕著に現れるようになる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1を用いて説明する。
1は食品を収納する金属製の加熱室で、2はこの加熱室
1の天井壁に開設された高周波給電口である。3はマグ
ネトロンで、4はこのマグネトロン3を駆動する高周波
電源装置、5はこのマグネトロン3で発生した高周波電
力を前述の加熱室1の高周波給電口2へ伝送する導波管
である。6はこの導波管5内を伝送されるマイクロ波電
力の入射反射両方向成分を検出するために導波管5壁面
に設けられた方向性結合器である。7はターンテーブル
または固定形平皿等の被加熱物載置皿で、8はこの被加
熱物載置皿7上に設置されるとともに最上部に被加熱物
を載置することによって被加熱物を被加熱物載置皿7よ
り高い所定の空間位置に設置するための冷凍食品位置決
め装置である。なおこの冷凍食品位置決め装置8の形
状、材質および高さについては、冷凍食品がその上に載
置されたときに電圧定在波比が所定の値以上例えば2.
3以上になるように設定してある。9はこの冷凍食品位
置決め装置上に設置された被加熱物の冷凍食品である。
また、10は冷凍食品9の解凍のための加熱が行なわれ
るよう設定指示する操作装置で、11は前述の設定指示
操作装置10と方向性結合器6からの信号を取り込むと
共に方向性結合器6の信号に基づく電圧定在波比が予め
定められた値以上のときに加熱室内の冷凍食品位置決め
装置上の被加熱物9が冷凍食品であると判定して高周波
電源装置4を制御する制御装置である。 このように構
成されたものにおいて、冷凍食品が冷凍食品位置決め装
置8上に載置されるとともに解凍の開始のために設定指
示操作装置10が操作されると、制御装置11はそれに
応えて高周波電源装置4を作動させ、解凍のための加熱
を開始させる。またそれと同時に、制御装置11は方向
性結合器6を通じて導波管5内を伝送されるマイクロ波
の入射電力と反射電力を観測し、電圧定在波比を演算す
る。その演算によって得られた値が予め定められた値例
えば2.3以上であるときは、制御装置11は被加熱物
が冷凍食品であると判定し、開始された加熱を続行す
る。
1は食品を収納する金属製の加熱室で、2はこの加熱室
1の天井壁に開設された高周波給電口である。3はマグ
ネトロンで、4はこのマグネトロン3を駆動する高周波
電源装置、5はこのマグネトロン3で発生した高周波電
力を前述の加熱室1の高周波給電口2へ伝送する導波管
である。6はこの導波管5内を伝送されるマイクロ波電
力の入射反射両方向成分を検出するために導波管5壁面
に設けられた方向性結合器である。7はターンテーブル
または固定形平皿等の被加熱物載置皿で、8はこの被加
熱物載置皿7上に設置されるとともに最上部に被加熱物
を載置することによって被加熱物を被加熱物載置皿7よ
り高い所定の空間位置に設置するための冷凍食品位置決
め装置である。なおこの冷凍食品位置決め装置8の形
状、材質および高さについては、冷凍食品がその上に載
置されたときに電圧定在波比が所定の値以上例えば2.
3以上になるように設定してある。9はこの冷凍食品位
置決め装置上に設置された被加熱物の冷凍食品である。
また、10は冷凍食品9の解凍のための加熱が行なわれ
るよう設定指示する操作装置で、11は前述の設定指示
操作装置10と方向性結合器6からの信号を取り込むと
共に方向性結合器6の信号に基づく電圧定在波比が予め
定められた値以上のときに加熱室内の冷凍食品位置決め
装置上の被加熱物9が冷凍食品であると判定して高周波
電源装置4を制御する制御装置である。 このように構
成されたものにおいて、冷凍食品が冷凍食品位置決め装
置8上に載置されるとともに解凍の開始のために設定指
示操作装置10が操作されると、制御装置11はそれに
応えて高周波電源装置4を作動させ、解凍のための加熱
を開始させる。またそれと同時に、制御装置11は方向
性結合器6を通じて導波管5内を伝送されるマイクロ波
の入射電力と反射電力を観測し、電圧定在波比を演算す
る。その演算によって得られた値が予め定められた値例
えば2.3以上であるときは、制御装置11は被加熱物
が冷凍食品であると判定し、開始された加熱を続行す
る。
【0015】なお、演算された電圧定在波比の値が2.
3に満たないときは、制御装置11は被加熱物が冷凍食
品ではないと判定し、解凍のための加熱動作を停止させ
る。さて、電圧定在波比が2.3以上であったために解
凍加熱が続行されることになると、制御装置11は以後
方向性結合器6を通して導波管5内を伝送されるマイク
ロ波の反射電力についての観測を開始し、まずその時点
で観測された反射電力に関する信号を記憶する。なお、
冷凍食品9がターンテーブル(図示せず)によって回転
運動をする場合には、方向性結合器6の出力信号値は回
転に伴って変動することとなるので、制御装置11はそ
れに対してターンテーブルの回転の中の所定の一つない
し複数の回転角度位置で反射電力を観測し、それを記憶
する。ただし、複数の回転角度位置で観測を行なった場
合には、平均電力を求める等して記憶する。そして、記
憶値に対して所定の変化が生じたことが観察されたと
き、高周波電源装置4に信号を出力してマグネトロン3
の動作を停止させる等し、食品の加熱を制御する。ある
いはまた、解凍温度である0℃付近の共晶状態に至った
ときのように、時間が経過するにもかかわらず食品温度
が上昇しないために反射電力の変化が観測されない状態
が検出されたときに、高周波電源装置4に信号を出力し
てマグネトロン3の動作を停止させる等し、食品の加熱
を制御する。食品の性状変化を検出する手段として、本
発明のように方向性結合器6を導波管5に取り付けて用
いるのは、加熱室内のモード変化の影響を少なくして、
伝送路の入射反射両電力に関する信号を正確に分離して
取り出すためである。
3に満たないときは、制御装置11は被加熱物が冷凍食
品ではないと判定し、解凍のための加熱動作を停止させ
る。さて、電圧定在波比が2.3以上であったために解
凍加熱が続行されることになると、制御装置11は以後
方向性結合器6を通して導波管5内を伝送されるマイク
ロ波の反射電力についての観測を開始し、まずその時点
で観測された反射電力に関する信号を記憶する。なお、
冷凍食品9がターンテーブル(図示せず)によって回転
運動をする場合には、方向性結合器6の出力信号値は回
転に伴って変動することとなるので、制御装置11はそ
れに対してターンテーブルの回転の中の所定の一つない
し複数の回転角度位置で反射電力を観測し、それを記憶
する。ただし、複数の回転角度位置で観測を行なった場
合には、平均電力を求める等して記憶する。そして、記
憶値に対して所定の変化が生じたことが観察されたと
き、高周波電源装置4に信号を出力してマグネトロン3
の動作を停止させる等し、食品の加熱を制御する。ある
いはまた、解凍温度である0℃付近の共晶状態に至った
ときのように、時間が経過するにもかかわらず食品温度
が上昇しないために反射電力の変化が観測されない状態
が検出されたときに、高周波電源装置4に信号を出力し
てマグネトロン3の動作を停止させる等し、食品の加熱
を制御する。食品の性状変化を検出する手段として、本
発明のように方向性結合器6を導波管5に取り付けて用
いるのは、加熱室内のモード変化の影響を少なくして、
伝送路の入射反射両電力に関する信号を正確に分離して
取り出すためである。
【0016】なお、本実施例では電圧定在波比と反射電
力に関する信号を一基の方向性結合器から取り出してい
るが、電圧定在波比と反射電力に関する個々の信号をそ
れぞれ専門に取り出す電圧定在波比検出装置と方向性結
合器を設けてもよい。
力に関する信号を一基の方向性結合器から取り出してい
るが、電圧定在波比と反射電力に関する個々の信号をそ
れぞれ専門に取り出す電圧定在波比検出装置と方向性結
合器を設けてもよい。
【0017】また、この実施例の説明では、電圧定在波
比検出装置または方向性結合器を通じて観測される電圧
定在波比が2.3以上のときに被加熱物が冷凍食品であ
ると判定しているが、反射係数に着目してそれが例えば
0.4以上であるときに被加熱物が冷凍食品であると判
定するようにしてもよい。
比検出装置または方向性結合器を通じて観測される電圧
定在波比が2.3以上のときに被加熱物が冷凍食品であ
ると判定しているが、反射係数に着目してそれが例えば
0.4以上であるときに被加熱物が冷凍食品であると判
定するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によると、導波管内
を伝送されるマイクロ波電力の入射および反射の両電力
に関する情報を分離して取り出すことができる上に、演
算により電圧定在波比を容易に求めることができるよう
になった。そして、その値が所定の値以上の場合であれ
ば、加熱室内の被加熱物が間違いなく冷凍食品であると
判定することができるようになった。
を伝送されるマイクロ波電力の入射および反射の両電力
に関する情報を分離して取り出すことができる上に、演
算により電圧定在波比を容易に求めることができるよう
になった。そして、その値が所定の値以上の場合であれ
ば、加熱室内の被加熱物が間違いなく冷凍食品であると
判定することができるようになった。
【0019】また、加熱の進行に伴う反射電力の変化を
観察することにより、解凍が行なわれたか否かを正確に
捉えることができるようになった。
観察することにより、解凍が行なわれたか否かを正確に
捉えることができるようになった。
【0020】さらに、冷凍食品位置決め装置によって加
熱室内の所定の位置に冷凍食品が配置された場合には、
所定の値以上の電圧定在波比が観測されるようにしたの
で、冷凍食品であるか否かの判定が正確に行なえるよう
になった。
熱室内の所定の位置に冷凍食品が配置された場合には、
所定の値以上の電圧定在波比が観測されるようにしたの
で、冷凍食品であるか否かの判定が正確に行なえるよう
になった。
【0021】さらにまた、本発明では導波管内を伝送さ
れるマイクロ波を測定する方式であるので、加熱室内に
発生するモードの影響を受けることなく正確かつ安定し
た観測を行なうことができ、解凍加熱制御を簡単にしか
も上手に行なうことができるようになった。
れるマイクロ波を測定する方式であるので、加熱室内に
発生するモードの影響を受けることなく正確かつ安定し
た観測を行なうことができ、解凍加熱制御を簡単にしか
も上手に行なうことができるようになった。
【図1】本発明の一実施例の概念断面図である。
1 加熱室 3 マグネトロン 4 高周波電源装置 5 導波管 6 方向性結合器 8 冷凍食品位置決め装置 9 冷凍食品 10 設定指示操作装置 11 制御装置
Claims (4)
- 【請求項1】 食品を収納する加熱室(1)と、マイク
ロ波を発振するマグネトロン(3)と、前記加熱室と前
記マグネトロンを結合する導波管(5)と、前記マグネ
トロンを駆動する高周波電源装置(4)と、前記導波管
の一壁の所定位置に取り付けられて前記導波管内を伝送
されるマイクロ波の入射反射両方向成分を検出すると共
に検出信号を出力する方向性結合器(6)と、前記マグ
ネトロンが前記加熱室内に収納された食品の解凍のため
の動作を行なうよう設定指示する設定指示操作装置(1
1)と、そしてこの設定指示操作装置と前記方向性結合
器からの信号を取り込むと共に前記方向性結合器の信号
に基づく電圧定在波比が予め定められた値以上のときに
前記加熱室内に収納された被加熱物が冷凍食品であると
判定して前記高周波電源装置を制御する制御装置(1
0)とで構成された高周波加熱装置。 - 【請求項2】 食品を収納する加熱室(1)と、マイク
ロ波を発振するマグネトロン(3)と、前記加熱室と前
記マグネトロンを結合する導波管(5)と、前記マグネ
トロンを駆動する高周波電源装置(4)と、前記導波管
の一壁の所定位置に取り付けられて前記導波管内を伝送
されるマイクロ波の入射反射両方向成分を検出すると共
に検出信号を出力する方向性結合器(6)と、前記導波
管内を電送されるマイクロ波についての電圧定在波比を
検出すると共に検出信号を出力する電圧定在波比検出装
置(6a)と、前記マグネトロンが前記加熱室内に収納
された食品の解凍のための動作を行なうよう設定指示す
る設定指示操作装置(11)と、そしてこの設定指示操
作装置と前記方向性結合器と前記電圧定在波比検出装置
からの信号を取り込むと共に前記電圧定在波比検出装置
の出力する電圧定在波比が予め定められた値以上のとき
に前記加熱室内に収納された被加熱物が冷凍食品である
と判定して前記高周波電源装置を制御する制御装置(1
0)とで構成された高周波加熱装置。 - 【請求項3】 前記制御装置は、被加熱物が冷凍食品位
置決め装置(9)によって前記加熱室内の所定の位置に
配置されたときであってなおかつ前記導波管内を伝送さ
れるマイクロ波の電圧定在波比が予め定められた値以上
の場合に被加熱物が冷凍食品であると判定して前記高周
波電源装置を制御するものであることを特徴とする請求
項1または2記載の高周波加熱装置。 - 【請求項4】 前記加熱室内に収納される被加熱物が冷
凍食品であることを前記制御装置が判定する場合の予め
定められた電圧定在波比の値は、冷凍食品が冷凍食品位
置決め装置(9)によって前記加熱室内の所定の位置に
配置されることによって得られるようにしたことを特徴
とする請求項1または2記載の高周波加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13405592A JPH05326134A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13405592A JPH05326134A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 高周波加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05326134A true JPH05326134A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15119312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13405592A Pending JPH05326134A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05326134A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106402957A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-02-15 | 广东美的厨房电器制造有限公司 | 微波炉控制设备、方法及微波炉 |
CN106500143A (zh) * | 2016-10-31 | 2017-03-15 | 广东美的厨房电器制造有限公司 | 微波炉及其加热控制方法 |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP13405592A patent/JPH05326134A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106402957A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-02-15 | 广东美的厨房电器制造有限公司 | 微波炉控制设备、方法及微波炉 |
CN106500143A (zh) * | 2016-10-31 | 2017-03-15 | 广东美的厨房电器制造有限公司 | 微波炉及其加热控制方法 |
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