JPH05326034A - 鉛電池用陽極板活物質の回収法 - Google Patents

鉛電池用陽極板活物質の回収法

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JPH05326034A
JPH05326034A JP8819092A JP8819092A JPH05326034A JP H05326034 A JPH05326034 A JP H05326034A JP 8819092 A JP8819092 A JP 8819092A JP 8819092 A JP8819092 A JP 8819092A JP H05326034 A JPH05326034 A JP H05326034A
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JP
Japan
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tube
active material
lead
positive plate
acid battery
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Pending
Application number
JP8819092A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Hayashi
勇治 林
Osamu Matsushita
修 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSAKA NAMARISUZU SEIRENSHO KK
Yuasa Corp
Original Assignee
OSAKA NAMARISUZU SEIRENSHO KK
Yuasa Corp
Yuasa Battery Corp
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Publication date
Application filed by OSAKA NAMARISUZU SEIRENSHO KK, Yuasa Corp, Yuasa Battery Corp filed Critical OSAKA NAMARISUZU SEIRENSHO KK
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Publication of JPH05326034A publication Critical patent/JPH05326034A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/84Recycling of batteries or fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用済のクラッド式鉛電池の陽極板から活物
質を効率的に回収する方法を提供する。 【構成】 廃鉛電池を解体して得たチユーブ式陽極板
を、チユーブの外径より小さくかつ芯金径より大きい隙
間のロールに通し圧潰し、次いで、圧潰された陽極板を
ふるいにかけ、PbO2 ,PbSO4 ,PbOからなる
鉛化合物粉末と、チユーブと芯金との混合物とに分離す
ることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動車等に用いられる
クラッド式鉛電池の構成部品であるチユーブ式陽極板の
活物質の回収方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉛電池の陽極板は、PbOとP
bとの混合物(以下、鉛粉という)を電気化学的に酸化
してPbO2 とした活物質を有するものであるが、廃電
池の陽極板から陽極活物質を回収して、PbO2 を主成
分とし、PbSO4 ,PbOを含んだ鉛化合物粉末を芯
金を挿入したチユーブ内へ充填して、化成することによ
って陽極板を作製する方法が提案されている。また、前
記鉛化合物粉末に鉛粉を混合して、チユーブ内へ充填
し、化成して陽極板を作製する方法も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた廃
電池の鉛化合物粉末を使用すると、化成時間が大幅に短
縮され、活物質の原料費や化成の電気料金が低コストで
済むという利点を有するが、クラッド式鉛電池の陽極板
は、ペースト式陽極板に比べて、陽極活物質がチユーブ
に覆われて、チユーブの上部と下部で樹脂により密封さ
れたものであるため、鉛化合物粉末のみを効率的に回収
することが難しかった。すなわち、従来の回収法は、陽
極板のストラップを切断し、芯金上部も切断し、チユー
ブを1本づつ分離して、次いで、ナイフ等でチユーブを
切り裂き、鉛化合物を取り出す方法であったため、回収
コストは非常に高価になった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、使用済のクラッド
式鉛電池の陽極板から活物質を効率的に回収する方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、廃鉛蓄電池を解体して得たチユーブ式陽
極板を、チユーブの外径より小さくかつ芯金径より大き
い隙間のロールに通し圧潰し、次いで、圧潰された陽極
板をふるいに通し、PbO2 ,PbSO4 ,PbOから
なる鉛化合物混合粉末と、チユーブと芯金との混合物と
に分離することを特徴とするものである。
【0006】
【作 用】チユーブ式陽極板で、チユーブの外径より小
さく、かつ芯金径より大きい隙間のロールを通して圧潰
すると、チユーブが引きちぎられることなく、活物質を
チユーブ内から分離することができる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 (従来例)使用済のクラッド式鉛電池から陽極板群を取
り出し、ストラップを切断し、陽極板を1枚づつに分離
した。次に、図1の極板肩部1や耳部2をチユーブ3か
ら切り離すために肩部1とチユーブ3との境界線5を切
断し、同時にチユーブ3と底詰6との境界線7をも切断
して、チユーブ3を1本づつ扱える様にした。そして、
チユーブ3表面に水をかけ酸を洗い流した。次いで、チ
ユーブ3を1本1本ナイフで切り裂き、内部の鉛化合物
を取り出した。
【0008】このようにして、チユーブ3内の鉛化合物
を全量回収し、乾燥後その成分を分析した。その結果を
表1に示す。次に、該鉛化合物をボールミルで粉砕し、
50メッシュのふるいを通過させたものを充填用原料と
して用いた。尚、ふるい上に残った不純物を再度前記ボ
ールミルにかけて、回収率を略100%にした。この方
法により得られた活物質粉末中にチユーブ3のカス等の
不純物が約1wt%混入していた。また、この方法では、
1枚に解体された状態のチユーブ式陽極板から活物質を
回収するのに作業者1人当り約7Kg/時間であった。
【0009】(実施例)従来例で使用したのと同様のチ
ユーブ式陽極板の肩部1や耳部2を切り離さない状態の
ものを水洗・乾燥して、隙間5mmに設定したロールに
かけた。尚、チユーブの外径は9mm、耳の厚さは6m
mであり、芯金の外径は3.5mmであった。また、ロ
ール径380mm、ロール回転数17rpm、モーター
出力10kwであった。この操作によって、チユーブ式
陽極板の芯金、チユーブ3はそれぞれ圧潰作用を受け、
特にチユーブ3は活物質の変形による内部からの圧力を
受けて、チユーブ3縦方向に裂け目の入った状態となっ
た。繊維クズが少量発生し、活物質粉末に付着した。芯
金は一部折れたが粉末とはほぼ分離していた。活物質に
は粉末が凝集した塊が混在した。この様な状態で、チユ
ーブ3、芯金、活物質に解体・分離された。肩部1、耳
部2の鉛の塊部分は圧延を受けるだけで、チユーブ3の
圧潰作用に対する影響はなかった。次に、これを50メ
ッシュのふるいにかけたところ、芯金破片、チユーブ片
及びチユーブ繊維クズはふるい上に完全に残り、活物質
粉末はふるいを通過した。この活物質の成分を分析した
結果を表1に示す。
【0010】
【0011】次に、これを従来例と同様にボールミルに
かけて粒度を揃えて充填用原料とした。本実施例によっ
て得た粉末中の不純物としてのチユーブ分は無視しうる
程度であったが、芯金カスは0.01wt%混入してい
た。またロールに投入する作業とふるい作業を合わせ
て、1人の作業者が回収できる粉末量は従来例の約20
倍の150kg/時間に達した。
【0012】(比較例)実施例のロール間の隙間を芯金
径より小さい2mmとし他の条件は同じ運転したとこ
ろ、芯金が圧延を受け変形する他、チユーブが引きちぎ
られて小片に分断され、繊維クズ発生量も格段に多くな
った。逆にロール隙間を8mmに設定したところ、チユ
ーブ3は破れず、活物質粉末層の多くがチユーブ3内に
残ったままであった。
【0013】次に実施例で得た廃電池活物質1部に水
0.3部の重量比で混合し、通常のミキサーで約10分
間練り合わせた。これをペーストポンプを使う湿式法で
チユーブ3付芯金のチユーブ3中に充填した。尚チユー
ブ長さ275mm、径9mm、本数14本であった。また、
条件はポンプ吐出圧3.5kg/cm2 、充填時間5秒で、
鉛ベースの充填密度は通常の乾式法で得られるのと同じ
3.5g/ccとした。こうして得られた極板Aと通常の
鉛粉を充填した極板Bを各10枚用意し、比重1.05
の硫酸中、室温で化成を実施した。電流密度は0.5A
/dm2 、通電時間は10時間とした。これは、極板Aの
必要理論電気量の100%に相当し、極板Bのそれの約
40%に相当する。更に通常の鉛粉を充填し3日間化成
した極板Cを同数用意した。化成前後の各1枚の活物質
を分析したのが表2である。極板A,Cは満足できるP
bO2 の組成比率であるが、極板Bは完全に化成された
極板の約半分のPbO2 しかないことがわかる。回収さ
れた活物質の組成、即ちPbO2 の組成比率によって、
また従来鉛粉と回収活物質の混合比率によって化成電気
量が変わる。
【0014】
【0015】さらに、極板A,B,C各7枚を対応する
負極板と電池に組み立てて、初期容量を調査し、寿命試
験を行ったところ従来の鉛粉を使用した電池と変わらな
い性能を示した。この結果から実施例の芯金カス不純物
の電池性能への影響は無視できることを確認した。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。 (1)活物質の回収が自動的に行なえ、単位時間当りの
回収量も従来法に比べ格段に優れる。 (2)回収された活物質中に占める不純物が少なく、電
池性能に悪影響を及ぼさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に掛かるチユーブ式陽極板の正面図であ
る。
【符号の説明】
3 チユーブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃鉛電池を解体して得たチユーブ式陽極
    板を、チユーブの外径より小さく、かつ芯金径より大き
    い隙間のロールに通して圧潰し、 次いで、圧潰された陽極板をふるいに通して、Pb
    2 ,PbSO4 およびPbOからなる鉛化合物混合粉
    末と、チユーブと芯金との混合物とに分離することを特
    徴とする、 鉛電池用陽極板活物質の回収法。
JP8819092A 1992-03-11 1992-03-11 鉛電池用陽極板活物質の回収法 Pending JPH05326034A (ja)

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JP8819092A JPH05326034A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 鉛電池用陽極板活物質の回収法

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JPH05326034A true JPH05326034A (ja) 1993-12-10

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JP8819092A Pending JPH05326034A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 鉛電池用陽極板活物質の回収法

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JP (1) JPH05326034A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531977A (ja) * 2004-04-06 2007-11-08 レキュピル リチウム基材アノードバッテリーおよびセルの混合リサイクルのための方法
JP2008130439A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 鉛蓄電池用極板の格子体回収方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531977A (ja) * 2004-04-06 2007-11-08 レキュピル リチウム基材アノードバッテリーおよびセルの混合リサイクルのための方法
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