JPH0532511B2 - - Google Patents

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JPH0532511B2
JPH0532511B2 JP63185767A JP18576788A JPH0532511B2 JP H0532511 B2 JPH0532511 B2 JP H0532511B2 JP 63185767 A JP63185767 A JP 63185767A JP 18576788 A JP18576788 A JP 18576788A JP H0532511 B2 JPH0532511 B2 JP H0532511B2
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JP
Japan
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fabric
shrink
cylinder
guide roller
finish
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63185767A
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English (en)
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JPH0241464A (ja
Inventor
Shoji Nakajima
Seiichiro Nakayasu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、布帛の仕上方法に係り、更に詳しく
は、艶付け仕上と防縮仕上を同時に付与し得る布
帛の艶付防縮加工方法に関するものである。 (従来の技術とその問題点) 従来、布帛の仕上方法に於て、艶付け仕上と防
縮仕上を同一布帛に施すには、先ず、シユライナ
ーカレンダー機で艶付け仕上を行い、その後圧迫
収縮機(サンフオライズ機、リグメル機等)で該
布帛を縦方向に圧縮して収縮せしめ、防縮仕上を
行うということが通常行われてきた。 上記のシユライナーカレンダー機による艶付け
仕上の方法は、刻線付き(2.5cm当り150〜250本
の平行斜線又はV字斜線)鋼鉄製ボールの内部を
ガス又は電気で130〜170℃の高熱に加熱し、ペー
パーボールと接合せしめ、50Kg/cm以上に加圧
し、該両ボールの間に布帛を通過せしめ、絹様の
光沢を得るものである。 また上記の圧迫収縮を行う方法と装置の一例は
は米国特許2021975号と第2146694号に開示されて
いる。上記特許によれば布帛を加湿させた状態
で、表面が伸長状態のゴムベルトに接触させ、ゴ
ムベルトがS字状に曲るとき表面が圧縮状態にな
ることにより、その位置において布帛に縦方向の
圧縮を生ぜしめて、布帛を収縮させることができ
る。従つて予め該布帛の洗濯による収縮率を測定
しておけば、その収縮率分のみ圧縮し収縮すれば
防縮仕上が得られるのである。 そして上記シユライナーカレンダー機又は圧迫
収縮機を用いて艶付け仕上と防縮仕上を同時に付
与する高能率な方法は従来技術に見当らず、又シ
ユライナーカレンダー機で縦方向に引張つた状態
で艶付け仕上を行つた後、圧迫収縮機で加湿し、
布帛を圧縮し、防縮仕上を施すので、加湿及び圧
縮により艶が低下するという問題があつた。 本発明は、艶付け仕上と防縮仕上を施す場合に
おける上記の問題を解決せんとしてなされたもの
であり、一工程で効率的に艶付け仕上と防縮仕上
を施す方法の提供を目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 上述の目的は連続走行する拡布状布帛を積極回
転する熱シリンダーと、その外周に圧接し回転す
る無端状ゴムベルトの間に導入してこれを縦方向
に圧縮する方法において、前記熱シリンダーの表
面に本数120〜270本/2.5cm、深さ0.01〜0.05mmの
布帛軸線を横切る方向の刻線を設け、熱シリンダ
ーとゴムベルトの接触部において、前記布帛を熱
シリンダーに接圧して光沢を生起させることと同
時に縦方向に圧縮して収縮させることを特徴とす
る布帛の艶付防縮加工方法により達成される。 本発明で云う布帛とは、織物、編物、不織布な
どが挙げられ、その構成繊維としては、綿、麻、
羊毛、絹等の天然繊維、ナイロン、ポリエステ
ル、アクリル等の合成繊維、またはそれらの混用
であつてもよい。 (作用) 本発明は、熱シリンダーの表面に刻線を設け、
布帛を熱シリンダーと、その外周に圧接されて回
転する無端状ゴムベルトの間に導入するものであ
るから、熱シリンダーとゴムベルトの接触部にお
いて、該布帛に適宜の圧力と湿度がかかり、確実
且つ均一な光沢が付与されるのである。また同時
に布帛を縦方向に圧縮し収縮せしめるので、確実
且つ均一な防縮仕上が施されるのである。 (実施例) まず最初に本発明方法を実施する装置の構成に
ついて、その一例を図により説明する。 第1図は実施例の装置の全体を示す説明図であ
つて、布帛1の走行路に沿つて第一案内ローラー
14、第2案内ローラー15、第3案内ローラー
16、第4案内ローラー17、給布調節ローラー
5,6を順次配設し、走行路を形成すると共に、
前記の4個のローラー群と給布調節ローラーでも
つて入口機構Iを形成している。 次に噴霧式給水管装置7、12個のローラーを配
置した蒸気室8、第5案内ローラー18、第6案
内ローラー19、予備シリンダー9、第7案内ロ
ーラー20、第8案内ローラー21、第9案内ロ
ーラー22、クリツプ幅出し機10を順次配設
し、全体として予備処理機構Yを形成している。 本発明装置の中核をなすゴムベルト特殊機構G
は第2図の要部拡大図に示す様に、第10案内ロー
ラー23、表面に刻線を設けた積極回転する熱シ
リンダー2と該熱シリンダー2に圧接されて回転
する無端状ゴムベルト3(圧縮ローラー4に捲
着)、第11案内ローラー24を順次配設した機構
となつている。 次に、布帛1の走行路に沿つて第12案内ローラ
ー25、第13案内ローラー26、布用熱シリンダ
ー11、第14案内ローラー27、第15案内ローラ
ー28、第16案内ローラー29を順次配置し、一
方フエルト31の走行路に沿つて布用熱シリンダ
ー11、フエルト用第1〜第5ローラー32,3
3,34,35,36、フエルト用熱シリンダー
12、フエルト用第6〜第8ローラー37,3
8,39を順次配設し、全体として布帛/フエル
ト乾燥機構Fを形成し、以下に述べる出口機構と
連設している。 最後に布帛1の走行路に沿つて、第17案内ロー
ラー30、振り落し装置13を順次配設し、全体
として出口機構Oを形成している。 次に、上記の装置を用いて実施する本発明の方
法について第1図により説明する。 先ず、布帛1を入口機構Iの給布調節ローラー
5,6で該布帛1のテンシヨンを調節し、予備処
理機構Y内に導入する。噴霧式給水管装置7に布
帛1を通過せしめ水分を付与し、次に蒸気室8を
通過せしめさらに水分を付与し、布帛1のひずみ
の除去と予備収縮を行わせしめる。次に予備シリ
ンダー9に布帛1を通過せしめ、布帛1の水分を
若干除去し調湿し、さらに、クリツプ幅出し機1
0を通過せしめ、布帛1の経糸、緯糸の張力を整
える。 さらに、布帛1を無端状ゴムベルト3の伸長状
態部分イに接するように導入し、該布帛1を積極
回転する表面に刻線を設けた熱シリンダー2と、
その外周に圧接されて回転する無端状のゴムベル
ト3の間を通過せしめると、ロの部分でS字状に
曲るのでゴムベルトの表面が圧縮状態になり、そ
の短縮分のみ布帛が圧縮され収縮をうけ、防縮仕
上が施される。同時に熱シリンダー2とゴムベル
ト3の接触部において適宜の湿度と圧力により光
沢が生起され艶付け仕上が施されるのである。 次に、布用熱シリンダー11に布帛1を通過せ
しめ乾燥を行うが、布用熱シリンダー11におい
ては、布帛1はフエルト31により捲着されるよ
うにして乾燥される。又濡れたフエルト31はフ
エルト用熱シリンダー12にて乾燥される。 最後に乾燥された布帛は出口機構Oへと送り出
される。 本発明方法において前記熱シリンダー2の刻線
の本数は120〜270本/2.5cmが好ましく、就中180
〜240本/2.5cmが好ましい。150本/2.5cm以下で
あると光沢が劣り、250本/2.5cm以上は彫刻が困
難である。また深さは0.01〜0.05mmが好ましく、
就中0.01〜0.03mmが好ましい。 刻線の走行する布帛に対する角度は、布帛の組
織により適宜選択されるが、通常は第3図に示す
様なシユライナーカレンダー機の鋼鉄製ボールの
刻線に使われる角度が使用される。また刻線の型
状は平行斜線、V字斜線があるが、布帛の組織に
より適宜選択される。 次に具体的な実施例について説明する。 実施例 1 綿100%40sブロード布に、通常の精練、晒、シ
ルケツトによる準備処理を施し、次に連続染色機
により染色処理を施した。 水にグリオキザール系樹脂(大日本インキ社
製、ベツカミンLFK)80g、シリコン系柔軟剤
(大日本インキ社製、シリコーンソフナーA900)
20g、金属塩系触媒(大日本インキ社製、カタリ
ストG)32gを加え、1に調整した樹脂液を用
い、この樹脂液を上記の布に、ホツトテンター樹
脂加工機を用いて付与し、引き続き150℃×3分
ベーキング(熱処理)し、樹脂を繊維に固着し
た。 次に第2図aに示すサラサ目(本数235本/2.5
cm、深さ0.03mm)の刻線を表面に設けた熱シリン
ダーを持つ第1図の装置を用いて防縮仕上と艶付
け仕上を行い、本発明方法実施例の製品を得た。 比較例 1 実施例1と同じ布と樹脂液を用い、ホツトテン
ター樹脂加工機を用いて樹脂を付与し、引き続き
シユライナーカレンダー機(第2図aに示すサラ
サ目(本数235本/2.5cm、深さ0.03mm)、150℃×
50Kg/cm)で艶付け仕上を施し、次に150℃×3
分ベーキングし、樹脂を繊維に固着した。 次に通常の表面が平面である熱シリンダーを持
つ第1図の装置を用いて防縮仕上を行い、比較例
の製品を得た。 次に、本発明方法の実施例により得られた製品
の風合と光沢について、比較例と比較した結果に
ついて説明する。 風合については10名の専任検査員の触感により
判断した。その判断基準は次の通りである。 ◎:非常に柔らか。 ○:柔らか。 △:普通。 ×:硬い。 また、光沢については10名の専任検査員の肉眼
観察により判断した。 ◎:非常に優れる。 ○:優れる。 △:普通。 ×:劣る。 上記の観察結果を第1表に示す。
【表】 第1表から明らかなように、本発明方法により
得られる製品は風合がソフトで光沢に優れたもの
である。 (発明の効果) 以上の如く、本発明方法によれば、布帛への艶
付け仕上と防縮仕上を簡単に且つ確実に施すこと
ができ、従つて生産性向上、生産コストの低減と
いう付随効果も得られるものである。 またこのようにして得られる製品は、風合がソ
フトで光沢にも優れ、頗る有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の側面図、第2図は第1
図の要部拡大図であり、第3図は熱シリンダーの
表面の刻線の一例である。 符号の説明、1……布帛、2……熱シリンダ
ー、3……ゴムベルト、4……圧縮ローラー、
5,6……給布調節ローラー、7……噴霧式給水
管装置、8……蒸気室、9……予備シリンダー、
10……クリツプ幅出し機、11……布用熱シリ
ンダー、12……フエルト用熱シリンダー、13
……振り落し装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 連続走行する拡布状布帛を積極回転する熱シ
    リンダーと、その外周に圧接して回転する無端状
    ゴムベルトの間に導入してこれを縦方向に圧縮す
    る方法において、前記熱シリンダーの表面に本数
    120〜270本/2.5cm、深さ0.01〜0.05mmの布帛軸線
    を横切る方向の刻線を設け、熱シリンダーとゴム
    ベルトの接触部において、前記布帛を熱シリンダ
    ーに接圧して光沢を生起させることと同時に縦方
    向に圧縮して収縮させることを特徴とする布帛の
    艶付防縮加工方法。
JP18576788A 1988-07-26 1988-07-26 布帛の艶付防縮加工方法 Granted JPH0241464A (ja)

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JP18576788A JPH0241464A (ja) 1988-07-26 1988-07-26 布帛の艶付防縮加工方法

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JPH0241464A JPH0241464A (ja) 1990-02-09
JPH0532511B2 true JPH0532511B2 (ja) 1993-05-17

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237895A (en) * 1975-09-13 1977-03-24 Toyo Boseki Feeling finish apparatus for cloth
JPS61239079A (ja) * 1985-04-10 1986-10-24 京都機械株式会社 布帛の防縮加工装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237895A (en) * 1975-09-13 1977-03-24 Toyo Boseki Feeling finish apparatus for cloth
JPS61239079A (ja) * 1985-04-10 1986-10-24 京都機械株式会社 布帛の防縮加工装置

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JPH0241464A (ja) 1990-02-09

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