JPS5924224B2 - 布帛のエメリ−加工方法及び装置 - Google Patents
布帛のエメリ−加工方法及び装置Info
- Publication number
- JPS5924224B2 JPS5924224B2 JP11290377A JP11290377A JPS5924224B2 JP S5924224 B2 JPS5924224 B2 JP S5924224B2 JP 11290377 A JP11290377 A JP 11290377A JP 11290377 A JP11290377 A JP 11290377A JP S5924224 B2 JPS5924224 B2 JP S5924224B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fabric
- emery
- steamer
- roll
- heat treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は布帛表面の光沢（艶）を消失させることを目的
とする布帛のエメリー加工方法及び装置に関するもので
ある。
とする布帛のエメリー加工方法及び装置に関するもので
ある。
例えばポリエステル繊維の如き合成繊維はその特質上、
表面に光沢を有することから、これら合成繊維を使用し
て編成もしくは織成せしめてなる布帛の表面には合成繊
維独特の光沢を生じ品質的評価価値が低いものが多い。
表面に光沢を有することから、これら合成繊維を使用し
て編成もしくは織成せしめてなる布帛の表面には合成繊
維独特の光沢を生じ品質的評価価値が低いものが多い。
このようなことがら合成繊維１００％の布帛、あるいは
合成繊維と天然繊維を含む混紡布帛の光沢を消すために
、該布帛にエメリーロールを接触させて艶消しを行うエ
メリー加工方法が採られている。
合成繊維と天然繊維を含む混紡布帛の光沢を消すために
、該布帛にエメリーロールを接触させて艶消しを行うエ
メリー加工方法が採られている。
しかしながら従来のエメリー加工は乾燥状態にある布帛
にエメリーロールを接触させているものであるために、
エメリーロールと布帛との接触によるエメリー効率が低
く、単位面積当りのエメリー加工に長時間を要し、しか
も良好なエメリー加工が達成できないものであった。
にエメリーロールを接触させているものであるために、
エメリーロールと布帛との接触によるエメリー効率が低
く、単位面積当りのエメリー加工に長時間を要し、しか
も良好なエメリー加工が達成できないものであった。
本発明はかかることから鑑みてなされたものでその第１
の目的は、布帛を湿熱によって充分に膨潤させ、この膨
潤時における布帛にエメリーロールを接触させて効果的
なエメリー加工を短時間に行うこと。
の目的は、布帛を湿熱によって充分に膨潤させ、この膨
潤時における布帛にエメリーロールを接触させて効果的
なエメリー加工を短時間に行うこと。
第２の目的は、布帛の精練、漂白、あるいは染色時にお
ける布帛の膨潤を利用して上記精練、漂白、染色等の工
程に続いて同一のスチーマ内で連続的にエメリー加工を
行うことである。
ける布帛の膨潤を利用して上記精練、漂白、染色等の工
程に続いて同一のスチーマ内で連続的にエメリー加工を
行うことである。
以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳細に説明す
る。
る。
１は布帛を高圧湿熱の下で処理するためのスチーマ缶体
であって、このスチーマ缶体１には布帛導入口及び導出
口が設けられており、更にその導入口及び導出口には布
帛の挿通は許すがスチーマ缶体１内の高圧湿熱を維持す
るための導入側シール機構２及び導出側シール機構３が
設けられている。
であって、このスチーマ缶体１には布帛導入口及び導出
口が設けられており、更にその導入口及び導出口には布
帛の挿通は許すがスチーマ缶体１内の高圧湿熱を維持す
るための導入側シール機構２及び導出側シール機構３が
設けられている。
このシール機構については本発明者によって各種、各態
様のものが提案され、かつ出願も済ませているが本発明
においては、そのシール機構のいずれかを選択的に使用
することができ、また本発明の要旨でないので、それら
シール機構２及び３についての構造説明を省略する。
様のものが提案され、かつ出願も済ませているが本発明
においては、そのシール機構のいずれかを選択的に使用
することができ、また本発明の要旨でないので、それら
シール機構２及び３についての構造説明を省略する。
４はスチーマ缶体１の内部に供給された布帛５を上下蛇
行状に移行せしめるためのガイドロールであって、多数
配設されたガイドロール４群中の適宜位置には、移送す
る布帛５のテンションを一定に緩和調整するためのテン
ション調整ロール６が配設されている。
行状に移行せしめるためのガイドロールであって、多数
配設されたガイドロール４群中の適宜位置には、移送す
る布帛５のテンションを一定に緩和調整するためのテン
ション調整ロール６が配設されている。
尚、布帛５は合成繊維（ポリエステル）１００％か、合
成繊維（ポリエステル）と天然繊維（綿）との混紡布帛
を実施例において使用した。
成繊維（ポリエステル）と天然繊維（綿）との混紡布帛
を実施例において使用した。
７は本発明の要旨であるエメリーロールであるが、この
エメリーロール７は表面がやすり状に形成されており、
しかもスチーマ缶体１の内部出口近傍において、布帛５
と接触しつるように複数本配列されている。
エメリーロール７は表面がやすり状に形成されており、
しかもスチーマ缶体１の内部出口近傍において、布帛５
と接触しつるように複数本配列されている。
尚、これらのエメリーロール７は駆動手段（図示せず）
により布帛５の移動速度よりもはるかに早い周速度で回
転されるものである。
により布帛５の移動速度よりもはるかに早い周速度で回
転されるものである。
８は防滴板、９は布帛に適宜の湿度を付加せしめるため
のボイリング槽である。
のボイリング槽である。
以上が構造であるが、次にその作用について述べると、
先ずスチーマ缶体１内を精練、漂白、染着等の目的に適
した湿度、温度、例えば１１０〜１７０℃となし、該ス
チーマ内に布帛５を連続的に供給する。
先ずスチーマ缶体１内を精練、漂白、染着等の目的に適
した湿度、温度、例えば１１０〜１７０℃となし、該ス
チーマ内に布帛５を連続的に供給する。
スチーマ缶体１内に供給された布帛５はガイドロール５
群に案内されて上下蛇行状に移送される間に、スチーマ
缶体１内の高湿熱を受けて所望の湿熱処理（例えば精練
、漂白、染着）がなされる。
群に案内されて上下蛇行状に移送される間に、スチーマ
缶体１内の高湿熱を受けて所望の湿熱処理（例えば精練
、漂白、染着）がなされる。
このようにスチーマ缶体１内に供給された布帛はそのス
チーマ缶体１内の高湿熱を受けるために膨潤され、それ
と共に上記湿熱処理がなされ、次いでスチーマ缶体１外
に導出されるものであるが、このスチーマ缶体１より導
出される直前、即ち精練、漂白、染着等の湿熱処理が完
了し、かつ充分に膨潤状態が保たれている時期にその膨
潤布帛表面に高速回転をするエメリーロール７を接触さ
せることにより、その布帛表面にきわめて細かい毛羽立
ち及び傷を生じ、布帛表面の艶消しがなされるものであ
る。
チーマ缶体１内の高湿熱を受けるために膨潤され、それ
と共に上記湿熱処理がなされ、次いでスチーマ缶体１外
に導出されるものであるが、このスチーマ缶体１より導
出される直前、即ち精練、漂白、染着等の湿熱処理が完
了し、かつ充分に膨潤状態が保たれている時期にその膨
潤布帛表面に高速回転をするエメリーロール７を接触さ
せることにより、その布帛表面にきわめて細かい毛羽立
ち及び傷を生じ、布帛表面の艶消しがなされるものであ
る。
即ち布帛繊維の膨潤にエメリーロール７を接触させるこ
とで、繊維の傷、毛羽立ちが生じやすく、しかも布帛の
内部にまでエメリー加工が及ぼされ効果的な艶消しが達
成される。
とで、繊維の傷、毛羽立ちが生じやすく、しかも布帛の
内部にまでエメリー加工が及ぼされ効果的な艶消しが達
成される。
更にエメリーロール７は複数本並列されていることで、
布帛表面をむらなく均一にエメリー加工をすることがで
きる効果もある。
布帛表面をむらなく均一にエメリー加工をすることがで
きる効果もある。
また本実施例では布帛をスチーマ缶体内で湿熱処理し、
次いで該布帛を同一のスチーマ缶体内における膨潤時に
連続的にエメリー加工を行うものであるから、熱エネル
ギーを余分に費すことなく経済的なエメリー加工ができ
る効果もある。
次いで該布帛を同一のスチーマ缶体内における膨潤時に
連続的にエメリー加工を行うものであるから、熱エネル
ギーを余分に費すことなく経済的なエメリー加工ができ
る効果もある。
図面は本発明よりなるエメリー加工装置の一実施例を示
した説明図である。 １・・・・・・スチーマ缶体、２・・・・・・導入側シ
ール機構、３・・・・・・導出側シール機構、４・・・
・・・ガイドロール、５・・・・・・布帛、６・・・・
・・テンション調整ロール、７・・・・・・エメリーロ
ール、８・・・・・・防滴板、９・・・・・・ボイリン
グ槽。
した説明図である。 １・・・・・・スチーマ缶体、２・・・・・・導入側シ
ール機構、３・・・・・・導出側シール機構、４・・・
・・・ガイドロール、５・・・・・・布帛、６・・・・
・・テンション調整ロール、７・・・・・・エメリーロ
ール、８・・・・・・防滴板、９・・・・・・ボイリン
グ槽。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 合成繊維１００％もしくは合成繊維と天然繊維との
混紡繊維よりなる布帛を高温高圧下に湿熱処理し、次い
で該布帛を高温膨潤時にエメリーロールによって摩擦し
て布帛表面の光沢を消失させることを特徴とする布帛の
エメリー加工方法。 ２ 布帛を連続的に湿熱処理するための高温高圧スチー
マ缶体において、該スチーマ缶体内の出口近傍に、スチ
ーマ缶体内で高温湿熱処理された布帛に接触してこれを
毛羽だたせるための表面やすり状のエメリーロールを１
乃至複数本配置せしめたことを特徴とする布帛のエメリ
ー加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11290377A JPS5924224B2 (ja) | 1977-09-20 | 1977-09-20 | 布帛のエメリ−加工方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11290377A JPS5924224B2 (ja) | 1977-09-20 | 1977-09-20 | 布帛のエメリ−加工方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5447000A JPS5447000A (en) | 1979-04-13 |
| JPS5924224B2 true JPS5924224B2 (ja) | 1984-06-07 |
Family
ID=14598371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11290377A Expired JPS5924224B2 (ja) | 1977-09-20 | 1977-09-20 | 布帛のエメリ−加工方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5924224B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61187631U (ja) * | 1985-05-16 | 1986-11-22 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56123457A (en) * | 1980-02-29 | 1981-09-28 | Teijin Ltd | Production of polyester raised fabric |
| JPS5729660A (en) * | 1980-07-25 | 1982-02-17 | Teijin Ltd | Production of spun like knitted fabric |
-
1977
- 1977-09-20 JP JP11290377A patent/JPS5924224B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61187631U (ja) * | 1985-05-16 | 1986-11-22 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5447000A (en) | 1979-04-13 |
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