JPH05324690A

JPH05324690A - オークション処理装置

Info

Publication number: JPH05324690A
Application number: JP15557292A
Authority: JP
Inventors: Jiro Akata; 次郎赤田
Original assignee: AKADA DENKI SHOJI KK
Current assignee: AKADA DENKI SHOJI KK
Priority date: 1992-05-22
Filing date: 1992-05-22
Publication date: 1993-12-07

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は、同品種多数量の上場物のせりを迅
速適確に行う。【構成】せり会場においてせりの処理を行うコントロ
ーラ４に、入札機２からの入札順序を記憶して入札順に
優先順位を決めて処理する装置を設ける。コントローラ
４にせりのスタート価格に対応してせり上げ、せり下げ
の価格変動幅を決定する処理装置を設ける。入札機２に
複数のレーンに対応して直接入札又は予約入札が可能な
入力装置を設け、コントローラ４に複数レーンへの入札
入力情報を併行的に処理する処理装置を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は主として青果物や生
花、魚介類等同品種多量商品のせりに使用するオークシ
ョン処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近時上記のような商品のせり市場ではコ
ンピュータを利用したオークション処理装置が使用され
ており、例えば特開昭６２ー２５６１６４号公報に示さ
れるように購買者がせり参加の入札操作をする入札機
と、せり人がせり処理操作をするせり機をコンピュータ
からなるコントローラを介して接続したものが知られて
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような従
来の装置では、同品種多数量の上場物を複数の購買者に
落札し分配することは可能であるが、複数の購買者に落
札した時の優先分配順位の決定やせり上げ及びせり下げ
時のスタート価格に対する上げ、下げの単位金額の決定
がその都度せり人の入力操作によるため、せりの処理に
時間を要するほか、入力ミス等を生じ易い等の不都合が
あった。またせり会場では複数の上場物が出されて、そ
れぞれのせり機で各レーンのせりが同時に行われるが、
この場合１人の購買人は１つのせりにしか参加できない
ため、希望したせり数に応じた数の入札人を配する必要
がある等、時間的にも労力的にも不経済であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
決するため本発明はの装置は、購買者が入札入力を行う
多数の入札機２と、せり入がせり操作を行うせり機６
と、せりの進行状況を表示する電光掲示盤７とをコント
ローラ４に接続した装置において、第１に上記コントロ
ーラ４に各入札機２からの入札順序を記憶する記憶装置
と、上記入札順序に従って落札順序を決定するとともに
せりのスタート時点より前の入札を無効処理する処理装
置とを備えたことを特徴としている。第２の特徴は該コ
ントローラ４にせりのスタート価格に対応してせり上げ
又はせり下げ金額を決定する処理装置を設けた点であ
る。さらに第３に各入札機２に複数台のせり機６に対応
するレーンに対して同時併行的に入札が可能な入力装置
を設け、コントローラ４には上記入札機２からの複数の
入札情報を併行的に処理する処理装置を設けたことを特
徴としている。第４に各入札機２に複数台のせり機６に
対応するレーンに対してせりのスタート前に予め予約入
札が可能な入力装置を設け、コントローラ４には上記１
台の入札機２’からの複数の入札情報をせりと併行的に
処理する処理装置を設けたことを特徴としている。さら
に上記第１〜第４の特徴に加え、入札機２，２’に購買
者の入札結果をプリントアウトするプリンタ７９を設け
たことを第５番目の特徴としている。

【０００５】

【作用】本発明の装置における入札機２は購買者が上場
物のレーンを１個以上選んで当該レーンの上場物のせり
に対して入札入力するもので、せり機（せり人操作盤）
６はせり人がせりの進行に必要な事項の入力を行うもの
である。コントローラ４は上場物や荷主等に関する情報
を予め入力され、上記該入力情報の他、入札機２やせり
機６からの入力情報を記憶し又は処理するものである。
入札機２の入力装置には、複数のレーンに同時対応して
入札入力又は予約入力できる機能が備えられ、記憶装置
は入札機２からの入札順序を記憶する機能を備えてお
り、処理装置は、入札順に応じて落札順位を決めて落札
する機能、スタート価格の大小に応じてせり下げ、せり
上げ価格幅を決めて自動的に決定する機能、単一の入札
機２から複数のレーンへの予約入札や応札があった場合
の処理を行う処理機能をそれぞれ備えている。電光掲示
盤７は各レーンに対するせりの進行情報やせりに必要な
事項をコントローラ３４から得て電光表示する。またプ
リンタ７９は購買者席において、購買者の入札の結果を
プリントアウトする。

【０００６】

【実施例】図１は本発明を利用した装置の全体配置で、
せりに参加する購買者のための多数の購買者席１には多
数の入札機２が設置され、中継ボックス３を介してそれ
ぞれコンピュータからなるせり処理機としてのコントロ
ーラ４に接続されている。上記コントローラ４には、せ
り人によって異なる上場物のレーンの処理操作が行われ
る複数のせり機６と、該せり機６に対応してせりの処理
及び進行状況が表示される電光掲示盤７が各接続されて
いる。さらに前記コントローラ４又はせり機６には落札
後の上場物の仕様及び落札した購買者毎の落札価格、数
量等をプリントするプリンタ８が接続されている。また
コントローラ４にはプリントバッファ９を介してプリン
タ１１が接続され、プリントアウトされた原票１２は読
取装置（ＯＣＲ）１３を介してオフコン１４に入力さ
れ、最終事務処理が行われる。

【０００７】図２は電光掲示盤７の詳細を示し、パネル
１６内には、口数表示部２１，入数表示部２２，上場及
び残数量表示部２３，価格表示部２４，応札ランプ２
５，せり上げランプ２６，せり下げランプ２７，落札番
号表示部２８，購入口数表示部２９，文字表示部３０ａ
〜３０ｃ，進行ランプ３２等が図のように配置されてい
る。口数表示部２１では、せり機６の操作によって上場
口数が表示され、せりの進行と共に残口数として表示さ
れる。入数表示部２には、せり操作によって入数が表示
され、上場／残数量表示部２３は口数×入数の計算によ
って自動表示される。価格（単価）表示部２４は、せり
操作によってスタート価格を表示し、せりの進行と共に
変化する。

【０００８】応札ランプ２５は、買い手の人数を表示
し、例えば１人の場合は赤色点灯、２人の場合は黄色点
灯、３人以上の場合は緑色点灯のように区分け表示が行
われる。せり上げランプ２６の点灯はせり上げ中を示
し、せり下げランプ２７はせり下げ中を示す。落札番号
表示部２８は落札した買い手の番号を表示し、入札した
順番に対応して上の方から優先的に購入出来、せり人の
確定キー４４（図３）で最優先者の処理が終わり、残数
が減算され、次点落札者以下がスクロールアップされ
る。残数があれば次点落札者に権利が移り、残数がなく
なると下位の人は購入出来ない。これらの処理は、コン
トローラ４内に設けた各入札機２からの入札順序を記憶
する記憶装置と、該入札順序に従って先順位者を優先し
ながら落札順位を決定する処理装置によって行われ、該
処理装置にはせりスタート時点より前に入札した購買者
がある場合は、これを公平のために無効にする機能も含
まれている。

【０００９】購入口数表示部２９は、落札した購買者が
入札機２を操作して入れた購入口数を表示し、次点以下
の落札者も前もって入ることができる。文字表示部３０
ａ〜３０ｃにおける“準備”表示はせり前を、“セリ”
表示はせり上げ又はせり下げ中を、同一価格で買う人の
入札を受け付けるための“まり”表示はまり買いができ
ることをそれぞれ表示する。上記のほか、せり上げ、せ
り下げのスタート時にはチャイム（図示しない）が鳴
る。進行ランプ１２では、せり上げ時はせり上げと共に
ランプが１ケづつ点灯し、逆にせり下げ時はせり下げと
共にランプが１ケづつ消灯していくようになっている。

【００１０】図３はせり機６のせり人操作盤３３とせり
人のための表示盤３４を示し、項目キー４１ではテンキ
ー４２を操作する項目の指定をし、テンキー４２により
上場物の入数、口数、スタート価格をそれぞれ入れる。
口数表示部４３には、テンキー４２で入れた口数が表示
され、入数表示部４４には、テンキー４２で入れた入数
が表示される。上場／残数量表示部４５には口数×入数
＋端数の計算で上場数又は残数量が表示され、価格表示
部４６にはテンキー４２で入れた価格（スタート価格）
が表示される。せり上げ開始は、せりのスタートスイッ
チ４７のＯＮ操作で開始され、応札者表示部４８には買
い手の番号が表示され、さらに応札数表示部４９には買
い手の人数が表示される。

【００１１】価格単位選択スイッチ５０は、せり上げる
価格の単位を指定操作するもので、通常はスタート価格
の決定に応じて自動的に演算され、又は予め決められた
数字の中から自動的に選択されるようになっており、そ
のための処理装置が、コントローラ４内に内蔵されてい
る。ダイヤル式の価格速度設定部５１はせり上げる速度
を任意に指定できる。購買者番号表示部５２は、落札し
た番号を表示する（６名）。購入口数表示部５３は、落
札した買い手が入札機２で操作入力した希望購入口数を
表示し、確定キー５４は、せり人が落札のための条件を
確認して売買が成立したと判断した時に入力操作するも
ので、その後の変更ができないようになっている。せり
下げスイッチ５５は、１回押す毎に予め決められた幅の
価格が１単位づつさがるようになっており、せり下げ操
作はマニュアル操作によって行われる。区切りキー５６
は荷主の切り替えスイッチで、このスイッチ操作によ
り、次の荷主の商品に移る（山変わり）。

【００１２】５７はキャンセルキーで、落札者が落札に
よって得た購入権利を放棄する時又は間違って入札操作
した時の取り消しのために操作する。中断キー５８は、
せり途中でトラブル発生時やクレーム処理時等にせりを
そのまま停止時に操作するもので、再開時には再度押し
て再開する。せり番号キー５７は、１品目のせり毎にせ
り番号を順次１カウントづつアップするために操作する
もので、伝票処理用の番号として残される。状態表示部
６０ａ〜６０ｅは、スタート、せり上げ、せり下げ、中
断、落札のせり状況を表示するものである。

【００１３】図４は購買者が操作する入札機２のパネル
面を示し、６６は登録された購買者の番号が入っている
購買者（磁気）カード６１を差し込む差込口で、チェッ
クランプ６２は、購買カード６１が正常に読み込まれる
と点灯する。６３（６３ａ〜６３ｃ）は、応札スイッチ
で、複数のレーン（Ａ−Ｃ）のうちの買いたいレーンを
電光掲示盤７のＡ〜Ｃを見て選択し、買いの時押し操作
することによって入札に加わる（応札する）もので、こ
の実施例では３レーン同時に買う事もできる。６４ａ〜
６４ｃは購入口数設定するための設定キーで各ケのレー
ンＡ〜Ｃの買いたい口数を上げ（＋），又は下げ（−）
キーで操作し、１回押す毎に１カウント＋，−され、継
続して押し続けると高速でカウントされるようになって
いる。６５は購買口数の表示部で上記（＋），（−）の
各キー６４ａ〜６４ｃの操作結果を表示する。

【００１４】図５、図６は本発明装置を利用したせり会
場の装置類の配置のレイアウトを示し、フロア３６上に
はせり人席となるせり台３７と、上場物３８を載置して
間欠的に搬送するコンベアとが設けられ、その向い側に
階段状に購買者席１が配置され、上場物３８が十分に見
えるようになっている。コントローラ４をはじめとする
処理用の機器類はフロア３６内に埋設した配線４０によ
って相互に接続されている。

【００１５】次にせりの進行について説明すると、せり
スタートはせり人が状況を判断し、適切なスタート価格
を設定し、スタートスイッチ４７を押してスタートす
る。せり上げは買い手が電光掲示盤７の価格表示から、
“買い”ならば入札機２のスイッチを押し、２人以上の
買い手があれば自動的に一定のスピードと単位をもって
価格表示が上がる。買い手が１人以下になると停止す
る。落札はせり人が適正相場と買い手の数により判断
し、確定キー５４を押して落札し、買い手が複数のとき
は、コントローラ４に記憶された５０人までの優先順位
に従って落札者が決められ、せり人操作盤３３の表示部
５２と電光掲示盤７の落札番号表示部２８には６名まで
同時に表示される。落札の優先順位は既に述べたよう
に、せり人がスタートスイッチ４７を押してから早く買
いに入った順番となり、途中で買いをやめ再度買いに入
ると、後から買いに入った時の順番になる。せり人がス
タートスイッチ４７を押す前に買いに入った（応札スイ
ッチ６３ａ〜６３ｃを入力操作した）人は無効となる。

【００１６】落札に伴う上場物の分配は買い手の入札機
２から数量の設定キー６４ａ〜６４ｃを操作して買いた
い数（口数）を入れさせ、せり人の確定キー５４で売買
成立となり、前順位者の確定後、次の優先者に移る。落
札してからでも、落札する前でも数量の操作は行うこと
ができる。上場物を同価格で買うまり買いは、落札にな
ってから残数があれば“買い”の応札スイッチ６３ａ〜
６３ｃを押して行う。せり下げはせり上げして残数があ
り買い手が無くなると、その価格からせり下げることに
よって行い、せり人がせり下げのスイッチ５７を１回押
す毎に１単位の価格で下がる。買い手が入ればその価格
で落札となり、複数の買い手が同時に入れば買い操作入
力の早い者から優先権が与えられる。せり下げのまり買
いはせり上げ時と同様に落札してから後になる。せり後
の処理は確定と同時にラベル伝票（荷分け作業用）が発
行され、事務処理用コンピューターと（オフコン）１４
はコントローラ４と連動され、落札結果が自動送信され
る。その結果せりの現場は、事務処理を意識せずせりを
連続して行うことができる。

【００１７】図７〜図１０は上記実施例に加えて、せり
会場における予約買いを行う場合の方法と装置を示すも
ので、この装置は購買者がせりに対して直接リアルタイ
ムに応札する上記例と異なり、予め特定のレーンの特定
の上場物に対して希望購入数量を設定しておき、当該レ
ーンでのせりが進行する途中で一定の条件が示された際
に予約設定した購買者に自動的に落札するものであり、
複数レーンの同時対応が予約によって可能になる点に特
徴がある。

【００１８】図７は購買者席に入札機２とは別個に設け
られた予約入札機７１を示し、パネル上には購買者カー
ドの差込口７２と一般（Ｇ）予約スイッチ７３、特別
（Ｓ）予約スイッチ７４、予約数量を入力するテンキー
７６、応札レーンを選択する選択キー７７（Ａ〜Ｃ）、
シート７８に落札の成否及び内容等をプリントするプリ
ンタ７９、希望レーンの特定上場物全部の買い取りを予
約する数量キー８１、応札切替用の応札キー８２、予約
のセット済であることを表すランプ８３等が設置されて
いる。プリンタ７９によって購買人は落札の成否及び内
容を確実に知ることができる。上記装置の操作は、予約
したい応札レーンを選択キー７７で選択し、購入希望数
量をテンキー７６又は数量キー８１で入力し、一般予約
スイッチ７３又は特別予約スイッチ７４で予約設定を行
う。上記のように予約するとせり上げ時には、Ｇ予約は
他の応札者で決まった価格のまり買いが可能となり、Ｓ
予約は、他の応札者のせり上げによる最高値落札（最優
先）となる。またせり下げ時にはＧ予約では他の応札者
で決まった価格のまり買いが可能となり、Ｓ予約は、１
カウントダウン価格又は最高値（最優先）落札となる。

【００１９】図８は予約買いの例をせり上げ時について
示すもので、せり参加者甲、乙、丙、丁がある時、甲が
特定のレーンに５０ケＧ予約又はＳ予約をし、スタート
価格が１００円で図のように１０円刻みによって最高１
５０円までせりが進行した場合を示している。上図にお
いてＧ予約の時の優先順位は、１３０円落札では乙、
丁、甲の順となる。同じくＳ予約の時は、１５０円落札
で甲、丁の順となる。さらに２名以上の予約がある時
は、早く予約した順となり、またＳ予約の時は予約者同
士ではせり上げない。他の応札者が無くなった時落札す
る。せり上げ途中で応札者がなく、Ｓ予約だけになった
時はせり人の落札スイッチが押されるまで上がり続け
る。

【００２０】図９は１５０円からスタートし、１０円刻
みでせり下げが行われる時の予約買い（５０ケ）をした
場合の例を示し、１４０円の時に甲のＳ予約落札があれ
ば甲に落札し、１２０円で乙が応札した場合甲のＧ予約
があれば乙、甲の順に落札する。甲のＧ予約の時他の応
札があってから、約０．５秒後に応札に入る為、その間
に他の応札者があれば、甲の最先順位は低くなる。Ｓ予
約の時は、スタート後即他の応札があり、１５０円で落
札した時は最優先で予約者甲が１番となる。

【００２１】図１０は予約買いのできるタイミングを表
わし、予約スイッチ７３又は７４を押した時予約として
受け付けられ、ランプ８３が点灯し、落札又は予約して
も落札できなかった時点で予約は解除され、ランプ８３
が消灯する。Ｇ，Ｓ予約共（イ）のタイミングからはせ
り上げに参加でき、（ロ）のタイミングからはせり下げ
に参加できる。そして予約スイッチ７３，７４を押した
後、応札スイッチ８２を押すと解除される。上記予約入
札機７１は入札機２の他に、別個に設けられた例を示し
たが、通常の応札の他に予約入札も可能な入札機とし
て、図４に示す入札機２内に、レーンの選択キー等の重
複部分を除いて両者の機能を兼ね備えた構成にまとめる
ことも容易に可能であり、これらの処理はすべてコント
ローラ４において行われる。

【００２２】図１１（Ａ），（Ｂ）は図４に示す入札機
２に図７に示す入札機７１の構造及び機能の一部を取り
入れたもので、同図の入札機２’には図４の入札機２に
設けたチェックランプ６２，応札スイッチ６３ａ〜６３
ｅ，設定キー６４ａ〜６４ｅ，表示部６５（但し、応札
スイッチ６３ｄ，６３ｅ及び設定キー６４ｄ，６４ｅ等
はレーン数の増加に対応して増加した例を示している）
に、各レーンに対応した一般（Ｇ）予約スイッチ７３，
特別予約スイッチ７４を付設している。そして落札結果
等をシート７８にプリントするプリンタ７９等も併設し
ており、その他シート７８のロール８４やロールケース
８５等も付設している。この装置では単一の入札機２’
から一般の入札と予約入札の二種類の入力を行うことが
可能で、コントローラ４ではこれらの入力情報を前述し
た例に従って同時処理することになる。また予約時の数
量も設定キー６４ａ〜６４ｅで数量設定し、予約キー７
３，７４で予約設定する。

【００２３】

【発明の効果】以上の如く構成される本発明によれば、
せりに伴う落札が入札順序に従って自動的に且つ正確に
行われるため、人の記憶やメモ等によるものに比して間
違いがなく迅速であるとともに、せり上げ、せり下げの
金額の決定が自動的に行われるので、人手によって入力
操作されるものに比してせりの処理時間が短縮されるほ
か操作も簡単になり、せり上げ幅やせり下げ幅の入力ミ
スを生じることもない。また１人のせり人が複数のレー
ンに対応することができるので、出品者にとっても購買
者にとっても入札の機会や範囲が広がり、より恵まれた
条件でせりを行うことができる利点がある。また入札機
に設けたプリンタにより、購買者は自己入札結果をプリ
ントされたシート等により確実に知ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の装置の全体配置及び接続図。

【図２】電光掲示盤の平面図

【図３】せり機（せり人操作盤）の平面図。

【図４】購買者用の人札機の平面図。

【図５】オークション会場の設備配置断面図。

【図６】オークション会場の設備配置平面図。

【図７】予約買い用の入札機のパネル面斜視図。

【図８】せり上げ時の予約買いの例を示す説明図。

【図９】せり下げ時の予約買いの例を示す説明図。

【図１０】予約買いができるタイミングを表す説明
図。，

【図１１】（Ａ），（Ｂ）は一般入札と予約入札の構造
と機能を備えた入札機のパネル面平面図と側面図。

【符号の説明】

２，２’，７１入札機４コントローラ６せり機７電光掲示盤

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】購買者が入札入力を行う多数の入札機
（２）と、せり入がせり操作を行うせり機（６）と、せ
りの進行状況を表示する電光掲示盤（７）とをコントロ
ーラ（４）に接続した装置において、上記コントローラ
（４）に各入札機（２）からの入札順序を記憶する記憶
装置と、上記入札順序に従って落札順序を決定するとと
もにせりのスタート時点より前の入札を無効処理する処
理装置とを備えたオークション処理装置。
【請求項２】購買者が入札入力を行う多数の入札機
（２）と、せり入がせり操作を行うせり機（６）と、せ
りの進行状況を表示する電光掲示盤（７）とをコントロ
ーラ（４）に接続した装置において、該コントローラ
（４）にせりのスタート価格に対応してせり上げ又はせ
り下げ金額を決定する処理装置を設けたオークション処
理装置。
【請求項３】購買者が入札入力を行う多数の入札機
（２）と、せり入がせり操作を行う多数のせり機（６）
と、各せり機に対応してせりの進行状況を表示する電光
掲示盤（７）とをコントローラ（４）に接続した装置に
おいて、各入札機（２）に複数台のせり機（６）に対応
するレーンに対して同時併行的に入札が可能な入力装置
を設け、コントローラ（４）には上記１台の入札機
（２）からの複数の入札情報を併行的に処理する処理装
置を設けたオークション処理装置。
【請求項４】購買者が入札入力を行う多数の入札機
（２）と、せり入がせり操作を行う多数のせり機（６）
と、各せり機に対応してせりの進行状況を表示する電光
掲示盤（７）とをコントローラ（４）に接続した装置に
おいて、各入札機（２）に複数台のせり機（６）に対応
するレーンに対してせりのスタート前に予め予約入札が
可能な入力装置を設け、コントローラ（４）には上記１
台の入札機（２’）からの複数の入札情報をせりと併行
的に処理する処理装置を設けたオークション処理装置。
【請求項５】入札機（２），（２’）に購買者の入札
結果をプリントアウトするプリンタ（７９）を付設した
請求項１又は請求項２又は請求項３又は請求項４に記載
のオークション処理装置。