JPH05323548A - カラー写真感光材料の処理方法 - Google Patents
カラー写真感光材料の処理方法Info
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- JPH05323548A JPH05323548A JP15431992A JP15431992A JPH05323548A JP H05323548 A JPH05323548 A JP H05323548A JP 15431992 A JP15431992 A JP 15431992A JP 15431992 A JP15431992 A JP 15431992A JP H05323548 A JPH05323548 A JP H05323548A
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- Japan
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- processing
- alkyl group
- iii
- bleaching
- acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カラー写真感光材料の処理時間、就中漂白時
間を短縮する。 【構成】 カラー写真感光材料の像露光後、発色現像処
理を行い、漂白処理に際し、処理液に一般式(I)化
1、一般式(II)化2、一般式(III)化3で示される
化合物、そのアルカリ塩を含有させる。 一般式(I) 【化1】Rn(COOH) Rはアルキル基、このアルキル基には置換基又は不飽和
であってもよい。nは1〜5を表わす。 一般式(II) 【化2】Rn(COOH)2 Rはアルキル基、このアルキル基には置換基又は不飽和
であってもよい。nは1〜5を表わす。 一般式(III) 【化3】R3(COOH)3 Rはアルキル基、このアルキル基には置換基又は不飽和
であってもよい。
間を短縮する。 【構成】 カラー写真感光材料の像露光後、発色現像処
理を行い、漂白処理に際し、処理液に一般式(I)化
1、一般式(II)化2、一般式(III)化3で示される
化合物、そのアルカリ塩を含有させる。 一般式(I) 【化1】Rn(COOH) Rはアルキル基、このアルキル基には置換基又は不飽和
であってもよい。nは1〜5を表わす。 一般式(II) 【化2】Rn(COOH)2 Rはアルキル基、このアルキル基には置換基又は不飽和
であってもよい。nは1〜5を表わす。 一般式(III) 【化3】R3(COOH)3 Rはアルキル基、このアルキル基には置換基又は不飽和
であってもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー写真感光材料の
処理に関し、更に詳しくは、カラー写真感光材料を迅速
に処理する方法、特に銀画像の漂白を迅速に行う場合、
良好な写真画像を得る処理方法に関するものである。
処理に関し、更に詳しくは、カラー写真感光材料を迅速
に処理する方法、特に銀画像の漂白を迅速に行う場合、
良好な写真画像を得る処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー写真感光材料の処理は、感光材料
に像露光後、発色現像処理、漂白処理、定着処理、水洗
処理、乾燥処理が基本的処理で、この他、処理の迅速化
のために漂白処理と定着処理を同時に行う漂白定着処理
各処理液を安定に使用するため、処理後の感光材料の物
理的強度を増すために、又、安定性を増すために付加さ
れる処理工程もある。
に像露光後、発色現像処理、漂白処理、定着処理、水洗
処理、乾燥処理が基本的処理で、この他、処理の迅速化
のために漂白処理と定着処理を同時に行う漂白定着処理
各処理液を安定に使用するため、処理後の感光材料の物
理的強度を増すために、又、安定性を増すために付加さ
れる処理工程もある。
【0003】更に、カラー写真感光材料を処理する場
合、安定的に多量に処理する方法として処理する感光材
料の量に応じて必要な量の処理液を補充液として補充す
る方法が行われ、併せてこの処理が自動的に行える自動
現像機が使用される。
合、安定的に多量に処理する方法として処理する感光材
料の量に応じて必要な量の処理液を補充液として補充す
る方法が行われ、併せてこの処理が自動的に行える自動
現像機が使用される。
【0004】近年、この処理に要する時間を短縮するこ
とが重要な問題となっている。処理に要する時間の短縮
は、それだけ早く写真を作る事が出来、写真処理の生産
性が上がり、又、自動現像機を小型化出来る等多くの利
点がある。
とが重要な問題となっている。処理に要する時間の短縮
は、それだけ早く写真を作る事が出来、写真処理の生産
性が上がり、又、自動現像機を小型化出来る等多くの利
点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】処理時間を短縮する方
法として、最も一般的な方法は、処理温度を上げ、高温
で処理する方法があり、これまでの処理時間の短縮化は
この方法により達成されてきた。しかし、現在相当に高
い処理温度となっており、これ以上高い温度で処理を行
うと、感光材料の物理強度の劣化や、高温による処理液
の劣化、処理温度、処理時間のコントロールが困難とな
る欠点を生じる事となる。
法として、最も一般的な方法は、処理温度を上げ、高温
で処理する方法があり、これまでの処理時間の短縮化は
この方法により達成されてきた。しかし、現在相当に高
い処理温度となっており、これ以上高い温度で処理を行
うと、感光材料の物理強度の劣化や、高温による処理液
の劣化、処理温度、処理時間のコントロールが困難とな
る欠点を生じる事となる。
【0006】現在の処理温度で処理時間を短縮させるに
は、処理工程数を減らす事と、各々の処理工程時間を短
くする方法がある。処理工程数を減ずる方法としては、
既にカラーペーパーの処理で利用されている漂白定着処
理を行う方法があるが、感光材料の性質の違いから十分
良好な処理を行う事が出来ない場合がある。
は、処理工程数を減らす事と、各々の処理工程時間を短
くする方法がある。処理工程数を減ずる方法としては、
既にカラーペーパーの処理で利用されている漂白定着処
理を行う方法があるが、感光材料の性質の違いから十分
良好な処理を行う事が出来ない場合がある。
【0007】一方、処理時間を短くする方法は、処理時
間を短く出来る工程は限られており、その可能性の大き
い工程は、発色現像処理で生じた銀画像の漂白と、未現
像のハロゲン化銀の定着、この二つの工程である。
間を短く出来る工程は限られており、その可能性の大き
い工程は、発色現像処理で生じた銀画像の漂白と、未現
像のハロゲン化銀の定着、この二つの工程である。
【0008】発色現像処理は、写真の性能を左右する最
も大切な工程であるため、処理時間の短縮は出来ず、水
洗工程は出来上がった写真の安定性を写真の安定性を左
右するため、処理時間の短縮は出来ない。
も大切な工程であるため、処理時間の短縮は出来ず、水
洗工程は出来上がった写真の安定性を写真の安定性を左
右するため、処理時間の短縮は出来ない。
【0009】発色現像液で出来た銀画像を漂白し、更
に、未現像のハロゲン化銀を定着する工程は、全工程の
内の半分位の時間を占めているため、この工程の短縮化
は処理の迅速化に効果があり、先に上げたカラーペーパ
ー処理の同工程に比べ、大きな差があるため、この二つ
の工程の短縮化は処理の迅速化に必要な事である。
に、未現像のハロゲン化銀を定着する工程は、全工程の
内の半分位の時間を占めているため、この工程の短縮化
は処理の迅速化に効果があり、先に上げたカラーペーパ
ー処理の同工程に比べ、大きな差があるため、この二つ
の工程の短縮化は処理の迅速化に必要な事である。
【0010】漂白工程の短縮化には、漂白液中での画像
銀の漂白反応を迅速に行う必要があり、この目的を達成
するには、漂白剤である1.3−プロピレンジアミン四
酢酸鉄(III)がある。
銀の漂白反応を迅速に行う必要があり、この目的を達成
するには、漂白剤である1.3−プロピレンジアミン四
酢酸鉄(III)がある。
【0011】しかし、1.3−プロピレンジアミン四酢
酸鉄(III)を使用した漂白液に於ても、十分な写真画
像を得る事が出来ず、好ましい漂白剤であるとは言えな
い。1.3−プロピレンジアミン四酢酸鉄(III)を使
用した漂白液は確かに画像銀を酸化漂白する力は強い
が、漂白後の写真画像に於て、色再現が不十分であった
り、又、カブリの発生を生ずる事になる。
酸鉄(III)を使用した漂白液に於ても、十分な写真画
像を得る事が出来ず、好ましい漂白剤であるとは言えな
い。1.3−プロピレンジアミン四酢酸鉄(III)を使
用した漂白液は確かに画像銀を酸化漂白する力は強い
が、漂白後の写真画像に於て、色再現が不十分であった
り、又、カブリの発生を生ずる事になる。
【0012】カラー写真感光材料の処理を迅速化するた
めに行う漂白工程の短縮化を、漂白主剤として1.3−
プロピレンジアミン四酢酸鉄(III)を使用した漂白液
は、出来上がる写真画像の色再現、特に、シアン色の再
現が不十分であり、又、カブリの発生があり、漂白液と
する場合、この点を解決しなくてはならない。
めに行う漂白工程の短縮化を、漂白主剤として1.3−
プロピレンジアミン四酢酸鉄(III)を使用した漂白液
は、出来上がる写真画像の色再現、特に、シアン色の再
現が不十分であり、又、カブリの発生があり、漂白液と
する場合、この点を解決しなくてはならない。
【0013】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の目的
は、カラー写真感光材料の処理時間を短縮するため、漂
白処理時間を短縮せんとするものである。別の目的は、
漂白処理時間を短縮するため、漂白主剤として1.3−
プロピレンジアミン四酢酸鉄(III)を使用する事にあ
る。更に別の目的は、漂白主剤として1.3−プロピレ
ンジアミン四酢酸鉄(III)を使用した場合、出来上が
る写真画像の色再現、特に、シアン色の再現を十分に
し、又、カブリの発生を生じさせない処理方法を提供す
る事にある。
は、カラー写真感光材料の処理時間を短縮するため、漂
白処理時間を短縮せんとするものである。別の目的は、
漂白処理時間を短縮するため、漂白主剤として1.3−
プロピレンジアミン四酢酸鉄(III)を使用する事にあ
る。更に別の目的は、漂白主剤として1.3−プロピレ
ンジアミン四酢酸鉄(III)を使用した場合、出来上が
る写真画像の色再現、特に、シアン色の再現を十分に
し、又、カブリの発生を生じさせない処理方法を提供す
る事にある。
【0014】本発明者等は、これ等の目的を達成するた
め検討した結果、1.3−プロピレンジアミン四酢酸鉄
(III)塩を含む漂白液で処理する方法に於て、下記一
般式(I)化4、一般式(II)化5、一般式(III)化
6で示される化合物及び、そのアルカリ塩を含む漂白液
で処理する事でこの目的が達成されることを見出した。 一般式(I)
め検討した結果、1.3−プロピレンジアミン四酢酸鉄
(III)塩を含む漂白液で処理する方法に於て、下記一
般式(I)化4、一般式(II)化5、一般式(III)化
6で示される化合物及び、そのアルカリ塩を含む漂白液
で処理する事でこの目的が達成されることを見出した。 一般式(I)
【化4】Rn(COOH) Rはアルキル基、このアルキル基には置換基又は不飽和
であっても良い。nは1〜5を表わす。 一般式(II)
であっても良い。nは1〜5を表わす。 一般式(II)
【化5】Rn(COOH)2 Rはアルキル基、このアルキル基には置換基又は不飽和
であっても良い。nは1〜5を表わす。 一般式(III)
であっても良い。nは1〜5を表わす。 一般式(III)
【化6】R3(COOH)3 Rはアルキル基、このアルキル基には置換基又は不飽和
であっても良い。
であっても良い。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、これにより本発明の実施態様が限定されるものでは
ない。ここで使用する漂白液は、1.3−プロピレンジ
アミン四酢酸鉄(III)塩で、そのアルカリ金属塩、ア
ンモニウム塩が好ましく、その代表的なものは、1.3
−プロピレンジアミン四酢酸鉄(III)ナトリウム、
1.3−プロピレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニ
ウムである。
が、これにより本発明の実施態様が限定されるものでは
ない。ここで使用する漂白液は、1.3−プロピレンジ
アミン四酢酸鉄(III)塩で、そのアルカリ金属塩、ア
ンモニウム塩が好ましく、その代表的なものは、1.3
−プロピレンジアミン四酢酸鉄(III)ナトリウム、
1.3−プロピレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニ
ウムである。
【0016】又、他のアミノポリカルボン酸鉄(III)
塩と共に使用する事もできる。その代表的なものは、エ
チレンジアミン四酢酸鉄(III)ナトリウム、エチレン
ジアミン四酢酸鉄(III)アンキニウムがあるが、これ
に限定されるものではない。
塩と共に使用する事もできる。その代表的なものは、エ
チレンジアミン四酢酸鉄(III)ナトリウム、エチレン
ジアミン四酢酸鉄(III)アンキニウムがあるが、これ
に限定されるものではない。
【0017】漂白液に使用する他の組成物としてのハロ
ゲン化アルカリは、ハロゲンとしては塩素、臭素、沃
素、アルカリとしては、ナトリウム、カリウム、アンモ
ニウムであり、最も一般的に使用されるものは臭化ナト
リウム、臭化アンモニウムである。
ゲン化アルカリは、ハロゲンとしては塩素、臭素、沃
素、アルカリとしては、ナトリウム、カリウム、アンモ
ニウムであり、最も一般的に使用されるものは臭化ナト
リウム、臭化アンモニウムである。
【0018】更に、アミノポリカルボン酸、アミノポリ
カルボン酸のアルカリ金属塩及びアンモニウム塩が使用
され、最も一般的にはエチレンジアミン四酢酸ナトリウ
ム及びアンモニウムである。
カルボン酸のアルカリ金属塩及びアンモニウム塩が使用
され、最も一般的にはエチレンジアミン四酢酸ナトリウ
ム及びアンモニウムである。
【0019】更に、本発明の一般式(I)の化合物とし
ては、酢酸、プロピオン酸、アクリル酸、ノルマル酪
酸、クロトン酸、ノルマル吉草酸、イソ吉草酸、2−メ
チル酪酸3−メチルクロトン酸、ノルマルカプロン酸、
メチルバレック酸、ソルビン酸等、及びそのアルカリ塩
が一例である。
ては、酢酸、プロピオン酸、アクリル酸、ノルマル酪
酸、クロトン酸、ノルマル吉草酸、イソ吉草酸、2−メ
チル酪酸3−メチルクロトン酸、ノルマルカプロン酸、
メチルバレック酸、ソルビン酸等、及びそのアルカリ塩
が一例である。
【0020】又、一般式(II)の化合物としては、マロ
ン酸、コハク酸、マレイン酸、メチルマロン酸、グルタ
ル酸、メチルコハク酸、イタンコン酸、シトラコン酸
等、及びそのアルカリ塩が一例である。
ン酸、コハク酸、マレイン酸、メチルマロン酸、グルタ
ル酸、メチルコハク酸、イタンコン酸、シトラコン酸
等、及びそのアルカリ塩が一例である。
【0021】又、一般式(III)の化合物としては、ト
リカルバリル酸、アコニット酸等、及びそのアルカリ塩
が一例である。
リカルバリル酸、アコニット酸等、及びそのアルカリ塩
が一例である。
【0022】〔実施例1〕市販カラーネガティブフィル
ムを感光計により一定の露光を与え、次の処理工程と処
理液により処理を行う。 処理(A)
ムを感光計により一定の露光を与え、次の処理工程と処
理液により処理を行う。 処理(A)
【表1】
【0023】 発色現像液(A) ヘキサメタリン酸ナトリウム 2.0g 無水亜硫酸ナトリウム 4.0g 無水炭酸カリウム 35.0g 臭化カリウム 1.5g 硫酸ヒドロキシルアミン 3.0g 2−メチル−4−N−エチル−N−β− ヒドロキシエチル アミノ アニリン 硫酸塩 5.0g 水を加えて 1.0l 水酸化ナトリウムでpHを10.0とする。
【0024】 漂白液(A) エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム 10.0g エチレンジアミン四酢酸アンモニウム鉄(III)塩 100.0g 臭化アンモニウム 150.0g 水を加えて 1.0l アンモニア水でpHを5.0とする。
【0025】 定着液(A) チオ硫酸アンモニウム 120.0g 無水亜硫酸ナトリウム 20.0g 水を加えて 1.0l 酢酸でpHを6.5とする。
【0026】 安定液(A) ウエットール(中外写真薬品(株)製品) 10.0ml ホルマリン(37%) 5.0ml 水を加えて 1.0l
【0027】処理(B)
【表2】 この処理(B)は処理(A)の漂白時間を短縮してあ
り、漂白液(B)以外は処理(A)で使用する処理液を
使用する。
り、漂白液(B)以外は処理(A)で使用する処理液を
使用する。
【0028】 漂白液(B) 1.3−プロピレンジアミン四酢酸 5.0g 1.3−プロピレンジアミン四酢酸 アンモニウム鉄(III) 70.0g 臭化アンモニウム 150.0g 水を加えて 1.0l 本発明の化合物を漂白液(B)に次のように加え、アン
モニア水でpHを5.0とする。
モニア水でpHを5.0とする。
【0029】
【表3】
【0030】各漂白液で処理されたフィルムを透過型濃
度計(X−RITE 310)で測定した結果は次の通
りである。
度計(X−RITE 310)で測定した結果は次の通
りである。
【表4】
【表5】 表4,表5中上段は青色光濃度を、中段は緑色光濃度
を、下段は赤色光濃度を表わしている。
を、下段は赤色光濃度を表わしている。
【0031】前表の結果より、本発明の化合物を漂白液
(B)に使用しない場合、標準的な処理である処理
(A)より高い濃度となり、低濃度域での濃度上昇があ
るのに対し、本発明の化合物を漂白液(B)に使用する
場合、処理(A)と同様の濃度であり、本発明の化合物
が低濃度域での濃度上昇を抑制している事が分かる。
(B)に使用しない場合、標準的な処理である処理
(A)より高い濃度となり、低濃度域での濃度上昇があ
るのに対し、本発明の化合物を漂白液(B)に使用する
場合、処理(A)と同様の濃度であり、本発明の化合物
が低濃度域での濃度上昇を抑制している事が分かる。
【0032】〔実施例2〕市販カラーネガティブフィル
ムを感光計により一定の露光を与え、実施例1の処理
(A)と同じ処理を発色現像液(A)、漂白液(A)、
定着液(A)、安定液(A)を使用して行う。
ムを感光計により一定の露光を与え、実施例1の処理
(A)と同じ処理を発色現像液(A)、漂白液(A)、
定着液(A)、安定液(A)を使用して行う。
【0033】処理(C)
【表6】 この処理(C)は実施例1の処理(A)の漂白時間を短
縮してあり、漂白液(C)以外は処理(A)で使用する
処理液を使用する。
縮してあり、漂白液(C)以外は処理(A)で使用する
処理液を使用する。
【0034】 漂白液(C) 1.3−プロピレンジアミン四酢酸 10.0g 1.3−プロピレンジアミン四酢酸 アンモニウム鉄(III) 90.0g 臭化アンモニウム 150.0g 水を加えて 1.0l 本発明の化合物を漂白液(C)に次のように加え、アン
モニア水でpHを5.0とする。
モニア水でpHを5.0とする。
【0035】
【表7】
【0036】各漂白液で処理されたフィルムを透過型濃
度計(X−RITE 310)で測定した結果は次の通
りである。
度計(X−RITE 310)で測定した結果は次の通
りである。
【表8】
【表9】 表8,表9中上段は青色光濃度を、中段は緑色光濃度
を、下段は赤色光濃度を表わしている。
を、下段は赤色光濃度を表わしている。
【0037】前表の結果より、本発明の化合物を漂白液
(C)に使用しない場合、標準的な処理である処理
(A)より高い濃度となり、低濃度域での濃度上昇があ
るのに対し、本発明の化合物を漂白液(C)に使用する
場合、処理(A)と同様の濃度であり、本発明の化合物
が低濃度域での濃度上昇を抑制している事が分かる。
(C)に使用しない場合、標準的な処理である処理
(A)より高い濃度となり、低濃度域での濃度上昇があ
るのに対し、本発明の化合物を漂白液(C)に使用する
場合、処理(A)と同様の濃度であり、本発明の化合物
が低濃度域での濃度上昇を抑制している事が分かる。
【0038】〔実施例3〕市販カラーネガティブフィル
ムを感光計により一定の露光を与え、処理工程は、実施
例2と同様に行う。処理(A)で使用する処理液の内、
第1実施例の漂白液(A)のpHを4.0にする以外は、
同様の処理液を使用する。処理(D)で使用する漂白液
は次のようである。
ムを感光計により一定の露光を与え、処理工程は、実施
例2と同様に行う。処理(A)で使用する処理液の内、
第1実施例の漂白液(A)のpHを4.0にする以外は、
同様の処理液を使用する。処理(D)で使用する漂白液
は次のようである。
【0039】 漂白液(D) 1.3−プロピレンジアミン四酢酸 10.0g 1.3−プロピレンジアミン四酢酸 アンモニウム鉄(III) 90.0g 臭化アンモニウム 170.0g 水を加えて 1.0l 本発明の化合物を漂白液(D)に次のように加え、硫酸
でpHを4.0とする。
でpHを4.0とする。
【0040】
【表10】
【0041】各漂白液で処理されたフィルムを透過型濃
度計(X−RITE 310)で測定した結果は次の通
りである。
度計(X−RITE 310)で測定した結果は次の通
りである。
【表11】
【表12】 表11,表12中上段は青色光濃度を、中段は緑色光濃
度を、下段は赤色光濃度を表わしている。
度を、下段は赤色光濃度を表わしている。
【0042】前表の結果より、本発明の化合物を漂白液
(D)に使用しない場合、標準的な処理である処理
(A)より高い濃度となり、低濃度域での濃度上昇があ
るのに対し、本発明の化合物を漂白液(D)に使用する
場合、処理(A)と同様の濃度であり、本発明の化合物
が低濃度域での濃度上昇を抑制している事が分かる。
(D)に使用しない場合、標準的な処理である処理
(A)より高い濃度となり、低濃度域での濃度上昇があ
るのに対し、本発明の化合物を漂白液(D)に使用する
場合、処理(A)と同様の濃度であり、本発明の化合物
が低濃度域での濃度上昇を抑制している事が分かる。
【0043】
【発明の効果】上記の如く本発明によれば、像露光後の
カラー写真感光材料を処理するに当り、発色現像処理
後、少なくとも1.3−プロピレンジアミン四酢酸鉄(I
II)塩を含む漂白液に、本発明の化合物を加えて処理す
ることで、低濃度域の濃度上昇を大幅に抑制出来、その
実用効果は大である。
カラー写真感光材料を処理するに当り、発色現像処理
後、少なくとも1.3−プロピレンジアミン四酢酸鉄(I
II)塩を含む漂白液に、本発明の化合物を加えて処理す
ることで、低濃度域の濃度上昇を大幅に抑制出来、その
実用効果は大である。
Claims (1)
- 【請求項1】 カラー写真感光材料を像露光後、発色現
像処理を行い、少なくとも、1.3−プロピレンジアミ
ン四酢酸鉄(III)塩を含む漂白液で処理する方法に於
て、下記一般式(I)化1、一般式(II)化2、一般式
(III)化3で示される化合物及び、そのアルカリ塩を
含む漂白液で処理する事を特徴とするカラー写真感光材
料の処理方法。 一般式(I) 【化1】Rn(COOH) Rはアルキル基、このアルキル基には置換基又は不飽和
であっても良い。nは1〜5を表わす。 一般式(II) 【化2】Rn(COOH)2 Rはアルキル基、このアルキル基には置換基又は不飽和
であっても良い。nは1〜5を表わす。 一般式(III) 【化3】R3(COOH)3 Rはアルキル基、このアルキル基には置換基又は不飽和
であっても良い。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15431992A JPH05323548A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | カラー写真感光材料の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15431992A JPH05323548A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | カラー写真感光材料の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05323548A true JPH05323548A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=15581535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15431992A Withdrawn JPH05323548A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | カラー写真感光材料の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05323548A (ja) |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP15431992A patent/JPH05323548A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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