JPH05323168A - レンズ保持装置 - Google Patents

レンズ保持装置

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JPH05323168A
JPH05323168A JP15759192A JP15759192A JPH05323168A JP H05323168 A JPH05323168 A JP H05323168A JP 15759192 A JP15759192 A JP 15759192A JP 15759192 A JP15759192 A JP 15759192A JP H05323168 A JPH05323168 A JP H05323168A
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lens
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Akira Goto
昭 後藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】鏡筒5はレンズ1,2,3の外周を案内して一
方側から受け入れ,他方側への移動を制限する形状をも
ち,受け入れ側に前記レンズの外径より大きい内周をも
つ押え手段保持部6をもっている。押え手段7は円環状
の弾性薄板で中心に前記レンズの有効径を確保し前記レ
ンズに一方側から接触する中心開口,外周部に鏡筒の押
え手段保持部6の内径より小さい複数の案内用外径部分
8,前記案内用外径部分8間にあり一方に反らされてお
り先端径が前記押え手段保持部6の内径より大きい複数
の突起部9をもっている。前記鏡筒5に前記レンズ1等
を挿入後に前記押え手段7を前記鏡筒内に押し下げて前
記鏡筒と前記保持手段間の弾性圧力によりレンズを固定
保持する。 【効果】1個のみならず、複数個で構成されるレンズを
確実に低コストで固定保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鏡筒内にレンズ等の1
個あるいは複数個の被保持部材を同時に固定保持するた
めの保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にレンズ類を鏡筒に固定保持するた
めに慣用的に用いられている構成について簡単に説明す
る。図5は、接着剤を用いてレンズを鏡筒に接着する構
成を示している。図6は、鏡筒に設けられた溝にリング
状ばね部材を嵌めてレンズを鏡筒に固定する構成を示し
ている。図7は、鏡筒に雌ねじ部を設け、さらに装着す
るリング状部材に雄ねじ部を設け、これらをねじ結合
し、締め付け力により固定保持する構成を示している。
またこれらの構成を組み合わせている構成も知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記各従来技術におい
ては、それぞれ次のような欠点があり、いずれも満足で
きるものではない。図5に示した接着剤を使用する場
合、接着剤の硬化時間を充分に長くしても満足な接着強
度が得られないことがある。そのため環境試験などで、
信頼性について高い評価が得られていないことがしばし
ばあった。さらに接着剤には毒性物質を含むものがあ
る。作業者の安全のために毒性のない有機接着剤を使わ
なければならず、作業環境や能率の点から種々の問題が
残されている。さらに、接着剤17が硬化するときにレ
ンズ13に歪みを与えレンズ表面形状を変形する可能性
がある。また、複数個の部材が組み込まれた場合、接着
剤により固着された部材以外の部材が振動や衝撃等で動
き、性能が確保できなくなるおそれがある。
【0004】図7に示した雄ねじを設けたリング状の保
持装置15と、鏡筒枠14内の雌ねじ16とのねじ結合
によりレンズ13を保持固定する場合に、必ず光軸と直
角方向(径方向)のガタが必然的に必要で、レンズの芯
ずれが生ずるおそれがある。締め付けるときに全周が均
等に締め付けられないためにレンズが傾き、偏心による
片ボケの原因となる。また、他の部材を介して接着剤お
よびねじ式で固定させる場合、部材の費用,工数が増加
してコストが高くなる。
【0005】図6に示すように径方向にばね性を持たせ
たリング状の保持装置18を鏡筒枠14に装着し、レン
ズを固定保持する構成では、鏡筒枠内14に径方向の溝
を設けなければならず、プラスチック成形樹脂鏡筒では
溝の大きさに限界があり、レンズ保持の信頼性が劣る。
また、外径の小さい鏡筒の場合、外径方向の溝は、金型
製作において困難を極める。したがって、旋盤による個
々の溝加工が必要となり製造コストが高くなる。溝の位
置が固定しているため数個のレンズの厚みの誤差が正側
に累積されると溝にはまり難くなり,逆の場合はレンズ
間にスキマを生じて性能を低下させる。その他に鏡筒枠
内のレンズを保持するために鏡筒の所定の部分を加締め
る場合、押圧した部分の復元力によって確実にレンズが
固定保持される保証は低い。また、レンズを構成する部
品を鏡筒に収納し、それらのレンズを固定保持させる自
動組立用の機械においては接着剤の使用は困難であり、
またねじ式の場合、機械構造が複雑になる。本発明の目
的は前述した諸問題を解決することができ、特に量産に
適したレンズ保持装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のレンズ保持装置は、レンズ鏡筒,前記鏡筒に
挿入されレンズに前記鏡筒の一方側から係合してレンズ
を鏡筒枠内に固定する押え手段からなるレンズ保持装置
であって、前記鏡筒は、前記レンズの外周を案内して一
方側から受け入れ他方側への移動を制限する形状をも
ち,受け入れ側に前記レンズの外形より大きい内周をも
つ押え手段保持部をもち、前記押え手段は円環状の弾性
薄板で、中心に前記レンズの有効径を確保し前記レンズ
に一方側から接触する中心開口,外周部に鏡筒の押え手
段保持部の内径より小さい複数の案内用外径部分,前記
案内用外径部分間にあり一方に反らされており先端径が
前記押え手段保持部の内径より大きい複数の突起部をも
ち、前記鏡筒に前記レンズを挿入後に前記押え手段を前
記反らされている側から押して前記鏡筒内に圧入し前記
中心開口が前記レンズの表面に接触した位置よりさらに
前記押え手段の外周内で前記レンズの外径より外側部分
を押し下げて前記鏡筒と前記保持手段間の弾性圧力によ
りレンズを固定保持するように構成されている。
【0007】
【作用】前記構成のレンズ保持装置にあっては、鏡筒内
に1個のレンズはもとより、複数個のレンズを収納した
ものであっても同時に固定保持が可能であり、確実性,
信頼性,作業性に優れ、低コストのレンズ保持装置が提
供できる。
【0008】
【実施例】以下、図面等を参照して本発明をさらに詳細
に説明する。図1は、本発明に係るレンズ保持装置を用
いたレンズ組立の実施例である。このレンズ組立は図に
示したように、被保持部品である第1のレンズ1,第2
のレンズ2,絞り4,第3のレンズ3を押え手段保持部
6を設けた鏡筒5に挿入して押え手段7により押えて構
成したものである。この実施例では、鏡筒5はプラスチ
ック樹脂成形品を使用したがアルミニューム,真鍮等の
金属を用いることも勿論可能である。図2,図3を参照
して押え手段7の実施例の形状をさらに詳しく説明す
る。この押え手段7は、鏡筒の押え手段保持部6の内径
より若干小さく,このレンズ保持装置を圧入する際に案
内用として機能する複数の部分8を備えており,それ等
の間に鏡筒の押え手段保持部6の内径より若干大きく、
また挿入方向と反対方向に角度をつけた突起部9が設け
られている。そしてこの押え手段7の中心には第1のレ
ンズ1の表面に接する内周をもつ開口10が設けられて
いる。この開口10の径はレンズの有効径を確保できる
大きさでなければならない。この保持手段7の案内用外
径部8と保持固定に用いられる突起部9と中心の開口1
0はそれぞれ同軸度,真円度を充分に保つように高精度
のプレス加工がなされている。この実施例では保持手段
7として薄い金属板を用いた。その押圧力は適当な板圧
を選択することにより、調整することができる。また金
属板を使用する場合は黒色メッキ(艶消し)処理するこ
とが好ましい。金属板を用いる例を示したが、その他プ
ラスチック等を用いて充分に弾力性を持つ保持手段を形
成することができる。
【0009】次に前記構成によるレンズ保持手段を用い
てレンズ組立を製造する工程を図4を参照して説明す
る。まず、レンズ類が収納された鏡筒5を組立治具に配
置して鏡筒5の押え手段保持部分6の入口上部に押え手
段7の突起部9の曲げ方向が上にくるように乗せる。そ
の鏡筒5および押え手段7の真上に上下可能に配置した
押し治具12を降下させ押え手段7のみ押込む。押し治
具のストッパ11の位置は、第1のレンズ1と押え手段
7が接触する位置よりも若干押え込まれるような位置で
押し治具12が停止するように調整しておく。レンズ保
持装置の押え手段7の弾力性と、鏡筒5の押え手段保持
部6の弾力性によりレンズ1と押え手段7,押え手段7
と鏡筒5の押え手段保持部6が同時に固定される。押し
治具12は押え手段7の突起部9を曲げた根元部分のみ
を押すように製作されており、鏡筒内に収納されたレン
ズに過大な押圧力は加わらない。
【0010】
【発明の効果】本発明によるレンズ保持装置は、前述し
たようにレンズ鏡筒,前記鏡筒に挿入されレンズに前記
鏡筒の一方側から係合してレンズを鏡筒枠内に固定する
押え手段から構成されている。構成は極めて簡単である
が、1個のみならず、複数個で構成されたレンズを確実
に固定保持することができる。レンズの自動組み立てに
適しており、低コストで信頼性が高いレンズ組立を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンズ保持装置の実施例を用いた
レンズ組立の断面図である。
【図2】本発明によるレンズ保持装置のレンズ押え手段
の実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明によるレンズ保持装置のレンズ押え手段
の実施例を示す図であって同図aは正面図,bはその側
面図である。
【図4】本発明によるレンズ保持装置の実施例を用いた
レンズ組立の製造工程を説明するための説明図である。
【図5】接着剤を用いる従来のレンズ保持装置の説明図
である。
【図6】リング状のばね部材を用いる従来のレンズ保持
装置の説明図である。
【図7】ねじ結合のレンズ押え手段を用いる従来のレン
ズ保持装置の説明図である。
【符号の説明】
1 第1レンズ 2 第2レンズ 3 第3レンズ 4 絞り 5 鏡筒本体 6 鏡筒の押え手段保持部 7 押え手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ鏡筒,前記鏡筒に挿入されレンズ
    に前記鏡筒の一方側から係合してレンズを鏡筒枠内に固
    定する押え手段からなるレンズ保持装置であって、 前記鏡筒は、前記レンズの外周を案内して一方側から受
    け入れ他方側への移動を制限する形状をもち,受け入れ
    側に前記レンズの外形より大きい内周をもつ押え手段保
    持部をもち、 前記押え手段は円環状の弾性薄板で、中心に前記レンズ
    の有効径を確保し前記レンズに一方側から接触する中心
    開口,外周部に鏡筒の押え手段保持部の内径より小さい
    複数の案内用外径部分,前記案内用外径部分間にあり一
    方に反らされており先端径が前記押え手段保持部の内径
    より大きい複数の突起部をもち、 前記鏡筒に前記レンズを挿入後に前記押え手段を前記反
    らされている側から押して前記鏡筒内に圧入し前記中心
    開口が前記レンズの表面に接触した位置よりさらに前記
    押え手段の外周内で前記レンズの外径より外側部分を押
    し下げて前記鏡筒と前記保持手段間の弾性圧力によりレ
    ンズを固定保持するように構成したレンズ保持装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4321934C2 (de) * 1992-07-01 1998-01-29 Olympus Optical Co Chirurgische Mikroskopapparatur
JP2005196163A (ja) * 2003-12-31 2005-07-21 Samsung Electronics Co Ltd レンズモジュールのレンズホルダー装置及びその方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57145292A (en) * 1981-03-04 1982-09-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd High frequency heater

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