JPH05322674A - トルク検出装置 - Google Patents
トルク検出装置Info
- Publication number
- JPH05322674A JPH05322674A JP12871592A JP12871592A JPH05322674A JP H05322674 A JPH05322674 A JP H05322674A JP 12871592 A JP12871592 A JP 12871592A JP 12871592 A JP12871592 A JP 12871592A JP H05322674 A JPH05322674 A JP H05322674A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amorphous magnetic
- sensor shaft
- magnetic alloy
- torque detecting
- thin band
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アモルファス磁性合金薄帯を高温接着したト
ルク検出装置において、センサシャフト収縮による圧縮
応力発生の問題を解消する。 【構成】 センサシャフト11におけるアモルファス磁
性合金薄帯12の接着部の両端に応力逃がし溝13を設
け、高温接着後のセンサシャフト11の収縮時にアモル
ファス磁性合金薄帯12の端部を応力逃がし溝13に逃
がし、圧縮応力を減少してアモルファス磁性合金12の
自発磁化を安定させる。
ルク検出装置において、センサシャフト収縮による圧縮
応力発生の問題を解消する。 【構成】 センサシャフト11におけるアモルファス磁
性合金薄帯12の接着部の両端に応力逃がし溝13を設
け、高温接着後のセンサシャフト11の収縮時にアモル
ファス磁性合金薄帯12の端部を応力逃がし溝13に逃
がし、圧縮応力を減少してアモルファス磁性合金12の
自発磁化を安定させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアモルファス磁性合金薄
帯を用い、磁気力学方式によりトルクをリアルタイムに
検出するようにしたトルク検出装置に関するものであ
る。
帯を用い、磁気力学方式によりトルクをリアルタイムに
検出するようにしたトルク検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の産業用ねじ締め機においては高精
度な締付けトルク管理が要求されており、高精度なトル
ク検出装置の開発が必要となっている。そのような要請
を満たすものとして、モニタリング法により締付けトル
クをリアルタイムに検出する磁気力学方式のトルク検出
装置が知られている。
度な締付けトルク管理が要求されており、高精度なトル
ク検出装置の開発が必要となっている。そのような要請
を満たすものとして、モニタリング法により締付けトル
クをリアルタイムに検出する磁気力学方式のトルク検出
装置が知られている。
【0003】従来のこの種トルク検出装置におけるセン
サシャフト部の構成を図2に示す。
サシャフト部の構成を図2に示す。
【0004】図2において、21はセンサシャフト、2
2はこのセンサシャフト21に巻付けられ、高温接着さ
れたアモルファス磁性合金薄帯である。
2はこのセンサシャフト21に巻付けられ、高温接着さ
れたアモルファス磁性合金薄帯である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、図2(a)に示す状態で高温接着した
後、常温まで温度低下すると、図2(b)、(c)に示
すように、センサシャフト21の熱膨張係数がアモルフ
ァス磁性合金薄帯22の熱膨張係数よりも上回るため
に、センサシャフト21の熱収縮によりアモルファス磁
性合金薄帯22に圧縮応力が発生する。それによって非
晶体であるアモルファス磁性合金の自発磁化が不安定に
なり、トルク検出誤差が大きくなるという問題があっ
た。
ような構成では、図2(a)に示す状態で高温接着した
後、常温まで温度低下すると、図2(b)、(c)に示
すように、センサシャフト21の熱膨張係数がアモルフ
ァス磁性合金薄帯22の熱膨張係数よりも上回るため
に、センサシャフト21の熱収縮によりアモルファス磁
性合金薄帯22に圧縮応力が発生する。それによって非
晶体であるアモルファス磁性合金の自発磁化が不安定に
なり、トルク検出誤差が大きくなるという問題があっ
た。
【0006】本発明は上記従来の問題点に鑑み、アモル
ファス磁性合金の圧縮応力を一定基準内に保った高精度
のトルク検出装置を提供することを目的とする。
ファス磁性合金の圧縮応力を一定基準内に保った高精度
のトルク検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のトルク検出装置
は、センサシャフトにアモルファス磁性合金薄帯を高温
接着したトルク検出装置において、センサシャフトのア
モルファス磁性合金薄帯接着部に応力逃がし溝を形成し
たことを特徴とする。
は、センサシャフトにアモルファス磁性合金薄帯を高温
接着したトルク検出装置において、センサシャフトのア
モルファス磁性合金薄帯接着部に応力逃がし溝を形成し
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の上記構成によれば、センサシャフトに
応力逃がし溝を設けたことによってアモルファス磁性合
金薄帯がセンサシャフトから受ける圧縮応力を減少で
き、アモルファス磁性合金の自発磁化が安定し、高精度
にトルク検出することができる。
応力逃がし溝を設けたことによってアモルファス磁性合
金薄帯がセンサシャフトから受ける圧縮応力を減少で
き、アモルファス磁性合金の自発磁化が安定し、高精度
にトルク検出することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例のトルク検出装置に
ついて図1を参照しながら説明する。
ついて図1を参照しながら説明する。
【0010】図1において、11はセンサシャフト、1
2はこのセンサシャフト11に巻付けて高温接着された
アモルファス磁性合金薄帯である。13はセンサシャフ
ト11のアモルファス磁性合金薄帯12接着部の軸心方
向両端部に形成された応力逃がし溝である。
2はこのセンサシャフト11に巻付けて高温接着された
アモルファス磁性合金薄帯である。13はセンサシャフ
ト11のアモルファス磁性合金薄帯12接着部の軸心方
向両端部に形成された応力逃がし溝である。
【0011】このセンサシャフト11とアモルファス磁
性合金薄帯12の接着手順を説明すると、先ず図1
(a)に示すように接着温度までセンサシャフト11を
熱した状態で接着剤を介してアモルファス磁性合金薄帯
12を巻付けて接着する。その後、温度低下とともにセ
ンサシャフト11が収縮して図1(b)に示す状態にな
り、このセンサシャフト11の収縮によりアモルファス
磁性合金薄帯12はセンサシャフト11の軸心方向に圧
縮応力を受けることになる。しかし、本実施例では、図
1(c)に詳細に示すように、アモルファス磁性合金薄
帯12の端部が応力逃がし溝13に逃げることによって
この圧縮応力が減少する。
性合金薄帯12の接着手順を説明すると、先ず図1
(a)に示すように接着温度までセンサシャフト11を
熱した状態で接着剤を介してアモルファス磁性合金薄帯
12を巻付けて接着する。その後、温度低下とともにセ
ンサシャフト11が収縮して図1(b)に示す状態にな
り、このセンサシャフト11の収縮によりアモルファス
磁性合金薄帯12はセンサシャフト11の軸心方向に圧
縮応力を受けることになる。しかし、本実施例では、図
1(c)に詳細に示すように、アモルファス磁性合金薄
帯12の端部が応力逃がし溝13に逃げることによって
この圧縮応力が減少する。
【0012】かくして、本実施例によるとアモルファス
磁性合金12に作用する圧縮応力を低減して自発磁性を
安定させることができ、高精度にトルク検出ができる。
磁性合金12に作用する圧縮応力を低減して自発磁性を
安定させることができ、高精度にトルク検出ができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、以上のようにセンサシ
ャフトに応力逃がし溝を設けたことにより、アモルファ
ス磁性合金薄帯に作用する圧縮応力を低減して自発磁化
を安定させることができ、高精度の優れたトルク検出装
置を実現できる。
ャフトに応力逃がし溝を設けたことにより、アモルファ
ス磁性合金薄帯に作用する圧縮応力を低減して自発磁化
を安定させることができ、高精度の優れたトルク検出装
置を実現できる。
【図1】本発明の一実施例におけるトルク検出装置のセ
ンサシャフト部を示し、(a)は高温時の状態を示す断
面正面図、(b)は常温時の状態を示す正面図、(c)
は(b)の部分拡大断面図である。
ンサシャフト部を示し、(a)は高温時の状態を示す断
面正面図、(b)は常温時の状態を示す正面図、(c)
は(b)の部分拡大断面図である。
【図2】従来例のトルク検出装置のセンサシャフト部を
示し、(a)は高温時の状態を示す断面正面図、(b)
は常温時の状態を示す正面図、(c)は(b)の部分拡
大断面図である。
示し、(a)は高温時の状態を示す断面正面図、(b)
は常温時の状態を示す正面図、(c)は(b)の部分拡
大断面図である。
11 センサシャフト 12 アモルファス磁性合金薄帯 13 応力逃がし溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 啓二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 センサシャフトにアモルファス磁性合金
薄帯を高温接着したトルク検出装置において、センサシ
ャフトのアモルファス磁性合金薄帯接着部に応力逃がし
溝を形成したことを特徴とするトルク検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12871592A JPH05322674A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | トルク検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12871592A JPH05322674A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | トルク検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05322674A true JPH05322674A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14991642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12871592A Pending JPH05322674A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | トルク検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05322674A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006029691A1 (de) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Siemens Vai Metals Technologies Gmbh & Co | Verfahren zur ausgestaltung eines verbindungselementes und verbindungselement |
JP2007255916A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Honda Motor Co Ltd | 磁歪式トルクセンサおよび電動パワーステアリング装置 |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP12871592A patent/JPH05322674A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006029691A1 (de) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Siemens Vai Metals Technologies Gmbh & Co | Verfahren zur ausgestaltung eines verbindungselementes und verbindungselement |
JP2007255916A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Honda Motor Co Ltd | 磁歪式トルクセンサおよび電動パワーステアリング装置 |
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