JPH0532232A - フレキシブルコンテナへの充填方法及びその装置 - Google Patents

フレキシブルコンテナへの充填方法及びその装置

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JPH0532232A
JPH0532232A JP17549191A JP17549191A JPH0532232A JP H0532232 A JPH0532232 A JP H0532232A JP 17549191 A JP17549191 A JP 17549191A JP 17549191 A JP17549191 A JP 17549191A JP H0532232 A JPH0532232 A JP H0532232A
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JP
Japan
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flexible container
filling
filling port
filled
charging
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Application number
JP17549191A
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English (en)
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Kotaro Okawa
浩太郎 大川
Koichi Komamura
宏一 駒村
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレキシブルコンテナへの被充填物の充填及
び充填後における開口部の脱気、シール等を自動化して
充填工程を完全自動化する。 【構成】 吊り枠21の押え機構27で空のフレキシブ
ルコンテナ2の口金フランジ2eを保持し、その充填口
2d内に充填ノズル18を挿入して、被充填物を充填す
る。充填が完了したら、回転駆動機構3で載置テーブル
1をゆっくりと旋回させることにより、充填口2dにボ
トルネック部2gを形成しながら脱気を行い、自動結束
機31でボトルネック部2gを結束すると共に、オート
ラベラー35でラベルを貼着してからコンベヤ4,5を
駆動して、充填されたフレキシブルコンテナ2を外部に
搬送して、フレキシブルコンテナの充填工程を完全自動
化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄粉等の粉粒体でなる
被充填物をフレキシブルコンテナに自動的に袋詰めする
フレキシブルコンテナへの充填方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種フレキシブルコンテナ用充填装置
としては、例えば実開昭58−113601号公報(以
下、第1従来例と称す)、実開昭55−142401号
公報(以下、第2従来例と称す)及び特開平2−329
01号公報(以下、第3従来例と称す)に記載されてい
るものがある。
【0003】第1従来例は、フレキシブルコンテナを枠
体上に起立保持し、このフレキシブルコンテナ内に供給
装置によって粉粒体を定量供給すると共に、フレキシブ
ルコンテナの底部に対向して突出部を配置し、枠体及び
突出部を相対移動させてフレキシブルコンテナの底部に
突出部を衝突させることにより粉粒体を高密度で充填す
るように構成されている。
【0004】第2従来例は、開口部に開閉自在なフラン
ジ枠を具備したフレキシブルコンテナを平行リンクで構
成される送入部で充填装置の閉塞部に移送し、充填を完
了したフレキシブルコンテナの開口部を閉塞部で閉塞す
るように構成されている。第3従来例は、フレキシブル
コンテナの上部開口部を開状態に保持する補自体を着脱
可能に支持して搬送する第一の循環搬送手段と、上記保
持体に保持されたフレキシブルコンテナをアダプタを介
して懸吊して搬送する第二の循環搬送手段と、上記保持
体を第一の循環搬送手段から第二の循環搬送手段に移載
する移載手段と、第二の循環搬送手段の途中に設けられ
た充填手段とを備え、充填手段で充填されたフレキシブ
ルコンテナをアダプタから分離して袋綴する袋綴工程に
移送するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1従来例のフレキシブルコンテナ用充填装置にあって
は、粉粒体を高密度で充填することができるが、粉粒体
を充填した後のフレキシブルコンテナの開口部をシール
するためには、通常、人手によって予め開口部の外周に
縫製された紐を縛着することによって行うようにしてお
り、フレキシブルコンテナの充填、脱気、結束等の一連
の袋詰め作業を自動化することはできないという未解決
の課題があった。
【0006】また、第2従来例のフレキシブルコンテナ
用充填装置にあっては、開閉自在なフランジ枠を備えた
フレキシブルコンテナを使用することにより、粉粒体の
充填、充填後のフレキシブルコンテナの開口部の閉塞を
自動的に行うことができるが、この場合の閉塞は単に折
り畳んだときの両フランジ面の密着性のみでシールして
いるので、十分な気密性を確保することができず、被充
填物が鉄粉である場合には、保管中の錆発生を防止する
関係で十分な気密性を要求される場合には、使用できな
いという未解決の課題があった。
【0007】さらに、第3従来例では、フレキシブルコ
ンテナを循環搬送装置で搬送しながら空のフレキシブル
コンテナを自動搬送して被充填物を自動充填するように
しているが、充填後におけるフレキシブルコンテナの開
口部の脱気、シール等については自動化されておらず、
人手に頼らざるを得ないという未解決の課題があった。
【0008】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、フレキシブルコン
テナへの被充填物の充填及び充填後における開口部の脱
気、シール等を自動化してフレキシブルコンテナへの被
充填物の充填工程を完全自動化することができるフレキ
シブルコンテナへの充填方法及びその装置を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るフレキシブルコンテナへの充填方法
は、鉄粉等の被充填物をフレキシブルコンテナに充填す
るフレキシブルコンテナへの充填方法において、フレキ
シブルコンテナの底部と充填口とを互いに相対回転自在
に保持した状態で、当該充填口に充填ノズルを挿入して
被充填物を充填し、充填完了後に、充填ノズルを上昇さ
せながらフレキシブルコンテナの底部と充填口とを互い
に相対回転させて充填口側にボトルネックを形成するこ
とにより脱気を行い、次いで形成したボトルネック部を
結束するようにしたことを特徴としている。
【0010】また、請求項2に係るフレキシブルコンテ
ナへの充填方法は、鉄粉等の被充填物をフレキシブルコ
ンテナーに充填するフレキシブルコンテナへの充填方法
において、フレキシブルコンテナの底部と充填口とを互
いに相対回転自在に保持した状態で、当該充填口に充填
ノズルを挿入して被充填物を充填し、充填完了後に、充
填ノズルを上昇させながらフレキシブルコンテナの底部
と充填口とを互いに相対回転させて充填口側にボトルネ
ックを形成することにより脱気を行うと共に、フレキシ
ブルコンテナの側面にラベルを貼着し、次いで形成した
ボトルネック部を結束するようにしたことを特徴として
いる。
【0011】さらに、請求項3に係るフレキシブルコン
テナへの充填装置は、鉄粉等の被充填物をフレキシブル
コンテナに充填するフレキシブルコンテナ用充填装置に
おいて、前記フレキシブルコンテナの底部を受ける載置
テーブルと、前記フレキシブルコンテナの充填口を保持
する充填口保持手段と、該充填口保持手段で保持した充
填口に対して進退自在に配設された被充填物を充填する
充填ノズルと、前記フレキシブルコンテナへの充填完了
後に載置テーブル及び充填口保持手段を相対回転させて
当該フレキシブルコンテナの充填口側にボトルネックを
形成する脱気手段と、該脱気手段で形成したボトルネッ
ク部を自動結束する自動結束手段とを備えたことを特徴
としている。
【0012】
【作用】請求項1に係るフレキシブルコンテナへの充填
方法においては、フレキシブルコンテナに鉄粉等の被充
填物を充填した後に、フレキシブルコンテナの底部と充
填口とを相対回転させることにより、充填された被充填
物の上面側が絞られてボトルネックが形成される。この
とき、被充填物の上面側の空気が外部に絞り出されて脱
気され、この脱気状態で、ボトルネック部を結束するこ
とにより、脱気状態を保持しながら充填口のシールを行
うことができ、しかもボトルネック部を結束することに
より、高気密性を保持してシールすることができる。
【0013】また、請求項2に係るフレキシブルコンテ
ナへの充填方法においては、上記充填方法に加えて、フ
レキシブルコンテナの側面にラベルを自動貼着するよう
にしているので、フレキシブルコンテナへの被充填物の
充填工程をより完全自動化することができる。さらに、
請求項3に係るフレキシブルコンテナへの充填装置にお
いては、載置テーブルと充填口保持手段との間にフレキ
シブルコンテナを保持し、保持されたフレキシブルコン
テナ内に充填ノズルから被充填物を充填し、充填が完了
した時点で脱気手段で、載置テーブル及び充填口保持手
段を相対回転させて脱気しながらボトルネック部を形成
し、このボトルネック部を自動結束手段で結束する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明を粉末冶金用鉄粉の充填装置に適用
した場合の一実施例を示す縦断面図である。図中、1は
フレキシブルコンテナ2を載置する載置テーブルであっ
て、固定部に固設された回転駆動装置3の回転軸3aに
取付けられ、フレキシブルコンテナ2への被充填物の充
填完了時に脱気手段を構成する回転駆動装置3によって
例えば時計方向に一回転される。載置テーブル1の上面
には、左右方向に延長するチェーンコンベヤ4が配設さ
れ、このチェーンコンベヤ4上にフレキシブルコンテナ
2が載置される。また、載置テーブル1の左側には、チ
ェーンコンベヤ4に対向して充填後のフレキシブルコン
テナ2を外部に移送する移送コンベヤ5が配設されてい
る。
【0015】フレキシブルコンテナ2は、合成樹脂製の
外袋2a及び内袋2bで2重構造とされ、粉末冶金用鉄
粉を収納する大径の胴部2cとその上端側に連接する小
径の充填口2dとを有し、充填口2dの上端に充填口2
dを開口状態に保持する環状に構成された口金フランジ
2eが環状のコイルスプリング,輪ゴム等の挟着治具2
fによって空のフレキシブルコンテナ2の自重の3〜4
倍程度の力で挟着されている。ここで、外袋2aは再使
用するが、内袋2bは被充填物が粉末冶金用鉄粉等のよ
うに錆等による変質や異銘柄の混入等を確実に防止する
ために新たな被充填物の充填を行う毎に取り替える。
【0016】載置テーブル1の上方には、固定フレーム
9が形成され、この固定フレーム9に粉末冶金用鉄粉を
充填する充填機構10が配設されている。この充填機構
10は、粉末冶金用鉄粉を充填する充填部11と、フレ
キシブルコンテナ2に取付けられた口金フランジ2eを
保持する充填口保持手段としての充填口保持部12と、
フレキシブルコンテナ2の充填口2dを後述するボトル
ネック部2gで結束する結束部13とを備えている。
【0017】充填部11は、固定フレーム9上に配設さ
れた粉末冶金用鉄粉を計量するパッカースケール15
と、その下方の排出口に連接された電磁弁で構成される
排出ゲート16と、この排出ゲート16の下端にフレキ
シブルパイプ17を介して連接された充填ノズル18と
で構成されている。充填ノズル18は、フレキシブルパ
イプ17に連結された円筒状のノズル部18aと、その
外周側に所定間隔を保って同心的に配設された漏斗状の
気体噴出ノズル部18bとで二重管構造に形成され、気
体噴出ノズル部18bの上端を閉塞する端板部18cの
内周縁がノズル部18aの外周面に気密に固定され、且
つ気体噴出ノズル部18bの外周には充填ノズル18の
下降時に後述する押え具29の上面に密着して気密性を
保持するシール板18hが固定され、さらに気体噴出ノ
ズル部18bにフレキシブル配管18d、電磁弁18e
を介してN2 ガス又はドライエアでなる酸化防止用気体
が導入される。また、フレキシブル配管18dには、脱
気・集塵用のノズル18fと電磁弁18gが取付けられ
ている。そして、気体噴出ノズル部18bの端板部18
cと固定フレーム9の下面との間に、シリンダチューブ
19aを固定フレーム9の下面に、ピストンロッド19
bの先端を端板部18cの上面に夫々枢着した複数のパ
ワーシリンダ19が配設され、これらパワーシリンダ1
9に供給する油圧を電磁方向切換弁19cで切換制御し
てピストンロッド19bを伸縮させることにより、充填
ノズル18がフレキシブルコンテナ2の充填口2d内に
挿入される挿入位置及び充填口2dの上方の退避位置間
で上下動される。
【0018】充填口保持部12は、充填ノズル18を囲
む方形の天板21aと、この天板21aの左右端部から
下方に延長する垂直板部21b,21cと、これら垂直
板部21b,21cの下端から内方に延長する下面板部
21d,21eとで構成される吊り枠21を有し、この
吊り枠21の天板21aと固定フレーム9との間に、シ
リンダチューブ22aを固定フレーム9の下面に、ピス
トンロッド22bの先端を天板21aに夫々枢着した複
数のパワーシリンダ22が介挿され、これらパワーシリ
ンダ22に供給する油圧を電磁方向切換弁22cで切換
制御してピストンロッド22bを伸縮させることによ
り、吊り枠21が上下動される。なお、固定フレーム9
にロードセル23の一端が枢着され、ロードセル23の
他端がコイルスプリング24を介して吊り枠21の天板
21aに連結されている。
【0019】吊り枠21には、下面板部21d,21e
にフレキシブルコンテナ2の口金フランジ2eの下面を
案内する案内ローラ26a,26bが夫々配設されてい
ると共に、これら案内ローラ26aで案内された口金フ
ランジ2eに上方から対向する位置に口金フランジ2e
を挟着保持する押え機構27が配設されている。この押
え機構27は、シリンダチューブ28aが吊り枠21の
天板21aの下面に固着されたシリンダ28と、そのピ
ストンロッド28bの先端に取付けられた押さ具29と
で構成され、シリンダ28に供給する油圧を電磁方向切
換弁28cで切換制御してピストンロッド28bを伸縮
させることにより、押え具29が口金フランジ2eを挟
持する挟持位置及び口金フランジ2eから上方に離間し
た非挟持位置間で往復動される。
【0020】また、結束部13は、吊り枠21の下面板
部21d,21eの下面側に配設された自動結束機31
で構成されている。この自動結束機31は、一方の面に
多数のループが形成され、他方の面にループを鉤止する
多数の鉤が形成されたマジックテープ(登録商標)を、
ボトルネック部2gに巻回して、表裏のループと鉤とを
鉤止させてボトルネック部2gを縛着するように構成さ
れている。
【0021】さらに、載置テーブル1のチェーンコンベ
ヤ3に載置されたフレキシブルコンテナ2の側面に対向
する位置にオートラベラー35が配設されている。この
オートラベラー35は、フレキシブルコンテナ2内に充
填した被充填物の種別、ロット番号等の必要項目を記載
したラベルを発行し、これを自動的にフレキシブルコン
テナ2の側面に貼着する。なお、1台のオートラベラー
35で2枚以上のラベルを貼着することが可能であり、
この場合には輸送或いは保管時にラベルが剥がれること
により内容物が不明となることを防止することができ
る。
【0022】そして、回転駆動装置3、チェーンコンベ
ヤ4、移載用コンベヤ5、電磁方向切換弁19c,22
c,28c、自動結束機31及びオートラベラー35が
図2に示すようにプログラマブルコントローラ40によ
ってシーケンス制御される。このプログラマブルコント
ローラ40には、空のフレキシブルコンテナ2の口金フ
ランジ2eが吊り枠21の案内ローラ26a,26bに
挿入されたことを検出する例えばマイクロスイッチで構
成される挿入センサ41からの検出信号、ロードセル2
3の検出信号、自動結束機31の結束完了信号等が入力
され、これらに基づいて予め設定された図3の処理を実
行して回転駆動装置3、チェーンコンベヤ4、移載用コ
ンベヤ5、電磁方向切換弁19c,22c,28c、自
動結束機31及びオートラベラー35をシーケンス制御
する。
【0023】次に、上記実施例の動作をプログラマブル
コントローラ40の処理手順を示す図3のフローチャー
トを伴って説明する。プログラマブルコントローラ40
では、起動スイッチ(図示せず)をオン状態とすること
により、図3の充填処理を開始する。すなわち、ステッ
プS1でフレキシブルコンテナ2の自動供給機(図示せ
ず)からフレキシブルコンテナ2が吊り枠21の案内ロ
ーラ26a,26b上に移載されたか否かを挿入センサ
41の検出信号がオン状態であるか否かをによって判定
し、フレキシブルコンテナ2が移載されていないときに
は、これが移載されるまで待機し、フレキシブルコンテ
ナ2が移載されたときには、ステップS2に移行する。
【0024】このステップS2では、電磁方向切換弁2
8cに制御信号CS3Dを供給して、シリンダチューブ2
8aの上方側に油圧を供給することにより、シリンダ2
8のピストンロッド28bを伸長させて、押え具29の
下面を口金フランジ2eの上端に圧接させることによ
り、口金フランジ2eを挟着保持する。次いで、ステッ
プS3に移行して、電磁方向切換弁19cに制御信号C
1Dを供給して、シリンダチューブ19aの上方側に油
圧を供給することにより、パワーシリンダ19のピスト
ンロッド19bを伸長させて充填ノズル18をフレキシ
ブルコンテナ2の充填口2d内に挿入し、且つシール板
18hが押え具29上面に密着される。次いで、ステッ
プS4に移行して、電磁弁18eを開状態として、酸化
防止用気体をフレキシブルコンテナ2内に導入し、フレ
キシブルコンテナ2内の空気を置換するとともにフレキ
シブルコンテナ2を膨らませる。なお、電磁弁18eは
一定時間後に閉状態に制御される。
【0025】次いで、ステップS5に移行して、電磁弁
18gを開状態として、粉末冶金用鉄粉の充填時置換さ
れるフレキシブルコンテナ2内の気体の排気孔を確保す
る。次いで、ステップS6に移行して、排出ゲート16
を開いて、パッカースケール15内の計量された粉末冶
金用鉄粉をフレキシブルコンテナ2の内袋2b内に充填
開始する。
【0026】次いで、ステップS7に移行して、粉末冶
金用鉄粉の充填が完了したか否かを判定する。この判定
は、粉末冶金用鉄粉の投入開始時点から予め設定した所
定時間が経過したか否か、及びパッカースケール15の
計量重量の検出信号が零となったか否かを判定すること
により行い、充填が未完了であるときにはこれを完了す
るまで待機し、充填が完了したときにはステップS8に
移行する。
【0027】このステップS8では、排出ゲート16を
閉状態とし、次いでステップS9に移行してオートラベ
ラー35を起動して、予め設定されて必要項目が記載さ
れた1枚目のラベルをフレキシブルコンテナ2の側面に
貼着する。次いで、ステップS10に移行して、回転駆
動装置3を起動し、これによって載置テーブル1を比較
的ゆっくりと1回転させる。このとき、フレキシブルコ
ンテナ2の口金フランジ2eは押え機構27によって固
定されているので、フレキシブルコンテナ2に充填され
た粉末冶金用鉄粉の上部側の空間部が図4に示すように
捩じられて、この空間部の残留気体が徐々に外部に排出
されて脱気が行われながらボトルネック部2gが形成さ
れる。次いで、必要に応じて載置テーブル1が回転中
に、ステップS9′で再びオートラベラー35を起動
し、載置テーブル1の回転角検出リミットスイッチ(図
示せず)の信号に応じて2枚目のラベルを貼着する。
【0028】次いで、ステップS11に移行して、電磁
方向切換弁19cに制御信号CS1Uを出力してパワーシ
リンダ19のピストンロッド19bを所定距離分収縮さ
せることにより、充填ノズル18を上方に引き上げ、次
いでステップS12に移行して、ロードセル23の荷重
検出値Wを読込み、次いでステップS13に移行して荷
重検出値Wが予め設定した荷重閾値WS 以上であるか否
かを判定する。この判定は、フレキシブルコンテナ2に
ボトルネック部2gを形成する際に、充填口2dが下方
に収縮することにより、口金フランジ2eに無理な力が
作用しているか否かを判定するものであり、W<WS
あるときには無理な力が作用していないものと判断して
そのままステップS15に移行し、W≧WS であるとき
には口金フランジ2eに無理な力が作用しているものと
判断してステップS14に移行する。このステップS1
4では、パワーシリンダ22のピストンロッド22bを
伸長させる制御信号CS2Dを電磁方向切換弁22cに出
力してからステップS15に移行する。
【0029】ステップS15では、ロードセル23の荷
重検出値Wが一定値に収まったか否かを判定する。この
判定は、充填口2dの脱気が完了してボトルネック2g
の形成が完了したか否かを判定するものであり、充填口
2dの絞り込みが完了していない脱気状態では、口金フ
ランジ2eの下降が継続されることから荷重検出値Wが
変動して一定値に収まることがないので、この場合には
ステップS11に戻り、ボトルネック部2gが完全に形
成されると口金フランジ2eの下降が停止することによ
り、ロードセル23の荷重検出値Wが設定値より小さい
状態を継続することになるので、脱気完了と判断してス
テップS16に移行する。
【0030】このステップS16では、電磁弁18fを
閉操作する。次いで、ステップS17に移行し、電磁方
向切換弁19cに制御信号CS1Uを供給してパワーシリ
ンダ19のピストンロッド19bを完全に収縮させて充
填ノズル18を上方の退避位置に引上げ、次いでステッ
プS18に移行して、自動結束機31に起動信号を出力
する。これにより、自動結束機31が起動されて、マジ
ックテープがボトルネック部2gに巻回されて縛着され
る。
【0031】次いで、ステップS19に移行して、自動
結束機31から結束完了信号が入力されたか否かを判定
し、結束完了信号が入力されていないときにはこれが入
力されるまで待機し、結束完了信号が入力されたときに
はステップS20に移行する。このステップS20で
は、電磁方向切換弁28cにシリンダ28のピストンロ
ッド28bを収縮させる制御信号CS3Uを出力して、押
え具29を口金フランジ2eから上方に退避させる。
【0032】次いで、ステップS21に移行して、電磁
方向切換弁22cにパワーシリンダ22のピストンロッ
ド22bを収縮させる制御信号CS2Uを出力し、吊り枠
21を所定距離上昇させる。これにより、フレキシブル
コンテナ2の充填口2dと口金フランジ2eとが挟着具
2fによって比較的緩く挟着されているので、吊り枠2
1の上昇によって充填口2dが口金フランジ2eから離
脱される。
【0033】次いで、ステップS22に移行して、コン
ベヤ4,5を駆動して、粉末冶金用鉄粉を充填したフレ
キシブルコンテナ2を載置テーブル1から移送コンベヤ
5に移載する。次いで、ステップS23に移行して、コ
ンベヤ5への移載が完了したか否かを判定し、移載が完
了していないときにはこれが完了するまで待機し、移載
が完了したときには、ステップS24に移行して電磁方
向切換弁22cにパワーシリンダ22のピストンロッド
22bを伸長させる制御信号CS2Uを出力し、吊り枠2
1をその下面板部21d,21eに形成した案内ローラ
26a,26bでフレキシブルコンテナ2の口金フラン
ジ2eを受ける保持位置まで下降させてからステップS
1に戻る。
【0034】このように、上記実施例によれば、フレキ
シブルコンテナ2の保持、これへの粉末冶金用鉄粉の充
填、脱気、結束及びラベル貼着の一連の袋詰め作業を完
全自動化することができ、袋詰め作業を人手を煩わすこ
となく迅速に行うことができる。しかも、粉末冶金用鉄
粉の充填中に、充填ノズル18の気体噴出ノズル部18
bからN2 ガス又はドライエアでなる酸化防止用気体を
フレキシブルコンテナ2内に導入するようにしているの
で、充填した粉末冶金用鉄粉の錆発生を確実に防止する
ことができる。
【0035】なお、上記実施例においては、各部の移動
用アクチュエータとして、油圧シリンダを適用した場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
モータ駆動されるボールねじ等の他の直線移動機構や回
動機構を適用し得る。また、上記実施例においては、オ
ートラベラー35を使用してフレキシブルコンテナ2の
側面にラベルを貼着する場合について説明したが、フレ
キシブルコンテナ2を使い捨てとする場合には、オート
ラベラー35に代えてインクジェット方式等のオートプ
リンタを適用することもできる。
【0036】さらに、上記実施例においては、載置テー
ブル1を回転駆動機構3で回転駆動してボトルネック2
gを形成する場合について説明したが、これに限らず、
吊り枠21自体を旋回させるか又は吊り枠21に旋回機
構を設けるようにしてもよく、さらには、載置テーブル
1と吊り枠21とを逆方向に相対回転させるようにして
もよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項3に係るフレキシブルコンテナへの充填方法及びその
装置によれば、フレキシブルコンテナへの被充填物の充
填、脱気、結束を人手を煩わすことなく自動的に行うこ
とができ、しかも被充填物の充填後の脱気をフレキシブ
ルコンテナの底部と充填口とを相対回転させることによ
り行うので、複雑な機構を設けることなく容易に脱気を
行うことができる効果が得られる。
【0038】また、請求項2に係るフレキシブルコンテ
ナへの充填方法によれば、請求項1の効果に加えて、充
填した被充填物の内容を表すラベルも自動的に貼着する
ようにしているので、より完全な自動化を行うことがで
きる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】上記実施例における制御回路を示すブロック図
である。
【図3】制御回路を構成するプログラマブルコントロー
ラの処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】ボトルネック形成状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 載置テーブル 2 フレキシブルコンテナ 2d 充填口 2e 口金フランジ 2g ボトルネック部 3 回転駆動装置 4 チェーンコンベヤ 5 移載コンベヤ 10 充填機構 11 充填部 12 充填口保持部 13 結束部 18 充填ノズル 19 パワーシリンダ 21 吊り枠 22 パワーシリンダ 23 ロードセル 26a,26b 案内ローラ 27 押え機構 28 シリンダ 31 自動結束機 35 オートラベラー 40 プログラマブルコントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄粉等の被充填物をフレキシブルコンテ
    ナに充填するフレキシブルコンテナへの充填方法におい
    て、フレキシブルコンテナの底部と充填口とを互いに相
    対回転自在に保持した状態で、当該充填口に充填ノズル
    を挿入して被充填物を充填し、充填完了後に、充填ノズ
    ルを上昇させながらフレキシブルコンテナの底部と充填
    口とを互いに相対回転させて充填口側にボトルネックを
    形成することにより脱気を行い、次いで形成したボトル
    ネック部を結束するようにしたことを特徴とするフレキ
    シブルコンテナへの充填方法。
  2. 【請求項2】 鉄粉等の被充填物をフレキシブルコンテ
    ナーに充填するフレキシブルコンテナへの充填方法にお
    いて、フレキシブルコンテナの底部と充填口とを互いに
    相対回転自在に保持した状態で、当該充填口に充填ノズ
    ルを挿入して被充填物を充填し、充填完了後に、充填ノ
    ズルを上昇させながらフレキシブルコンテナの底部と充
    填口とを互いに相対回転させて充填口側にボトルネック
    を形成することにより脱気を行うと共に、フレキシブル
    コンテナの側面にラベルを貼着し、次いで形成したボト
    ルネック部を結束するようにしたことを特徴とするフレ
    キシブルコンテナへの充填方法。
  3. 【請求項3】 鉄粉等の被充填物をフレキシブルコンテ
    ナに充填するフレキシブルコンテナ用充填装置におい
    て、前記フレキシブルコンテナの底部を受ける載置テー
    ブルと、前記フレキシブルコンテナの充填口を保持する
    充填口保持手段と、該充填口保持手段で保持した充填口
    に対して進退自在に配設された被充填物を充填する充填
    ノズルと、前記フレキシブルコンテナへの充填完了後に
    載置テーブル及び充填口保持手段を相対回転させて当該
    フレキシブルコンテナの充填口側にボトルネックを形成
    する脱気手段と、該脱気手段で形成したボトルネック部
    を自動結束する自動結束手段とを備えたことを特徴とす
    るフレキシブルコンテナ用充填装置。
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