JPH05321903A - 油圧サーボ式遠隔操縦装置 - Google Patents

油圧サーボ式遠隔操縦装置

Info

Publication number
JPH05321903A
JPH05321903A JP15586992A JP15586992A JPH05321903A JP H05321903 A JPH05321903 A JP H05321903A JP 15586992 A JP15586992 A JP 15586992A JP 15586992 A JP15586992 A JP 15586992A JP H05321903 A JPH05321903 A JP H05321903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
servo
passive
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP15586992A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Gokochi
雅裕 後河内
Tatsuo Nakasaki
辰生 中崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP15586992A priority Critical patent/JPH05321903A/ja
Publication of JPH05321903A publication Critical patent/JPH05321903A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷の大小や、起動部と受動部との間の距離
の大小にかかわらず小さな操作力で遠隔操縦を行なうこ
とができる油圧サーボ式遠隔操縦装置を得る。 【構成】 操作ハンドル17による操作が可能な切換弁4
を嵌挿したサーボバルブピストン1とこれにピニオン5
を介して機械的に連結されたサーボピストン2とを起動
部Aに設け、受動部Bの受動シリンダ内に受動ピストン
8を設け、起動部Aと受動部Bとを接続管22,23で連結
する一方、操作ハンドル17で切換弁4を直接手動操作し
てポンプユニットEの圧油を直接または起動部Aのサー
ボピストン2を作動させて受動部Bに供給することによ
り、小さい操作力でレバー10を介して大きな負荷を駆動
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば船舶に搭載され
る甲板機械等の発停操作および速度制御に好適な油圧式
サーボ遠隔操縦装置に関する。なお、甲板機械等の遠隔
操縦に限らず遠隔での操作を必要とする全ての機械に適
用可能である。
【0002】
【従来の技術】従来油圧で遠隔操作する場合、移動油量
に応じた運動を伝達する同一容積型の伝達機構が一般に
用いられているが、負荷が大きくなると直接手動操作で
きなくなるので、この場合油圧サーボ装置と組合わせて
操縦するようにしたものが用いられている。
【0003】その1例を示す図3において、符号Aは起
動部を、符号Bは受動部をそれぞれ示している。また符
号Cは油圧サーボ用ポンプユニットからの圧油で動くサ
ーボシリンダを、符号Dは起動用シリンダ(後述)の左
右の回路の差圧によって動く切換弁を示していてサーボ
シリンダCに対する圧油供給の方向切換を行なう。さら
に符号EはサーボシリンダCへの圧油供給用ポンプユニ
ットを示している。
【0004】起動部Aは起動用シリンダ31をそなえ、こ
の起動用シリンダ31は受動部Bの受動用シリンダ36aお
よび切換弁Dと連管により並列回路になるよう接続さ
れ、受動用シリンダ36aのピストン36と機械的に連結さ
れたサーボシリンダCのピストン37は受動部Bのシリン
ダ36a内に設置され、切換弁Dが作動するとポンプユニ
ットEから圧油供給を得て、左右いずれかの方向に動か
し得るようになっている。
【0005】ここで、起動用シリンダ31のピストン32を
操作ハンドル34で矢印方向に中立位置より右方向に動か
したとすると、起動用シリンダ31内においてピストン32
の右側の油室35aの油圧が高くなり、逆に左側の油室35
の油圧は低くなる。この起動用シリンダ31のピストン32
の左右の油室は、上述のように管40,41で受動部Bのピ
ストン36の左右および切換弁Dの弁位置切換用の左右の
圧力室38,38aに並列に接続されているが、受動用シリン
ダ36aの方は、そのシリンダ負荷およびサーボシリンダ
Cのピストン37両側の大きな負荷に直結されているた
め、ピストン36の左右の油室に上記の圧力差があっても
動くことができず、負荷の小さな切換弁Dの弁のみが矢
印dの方向に動かされポンプユニットEの吐出側とサー
ボシリンダCとの間の配管路が連結される。その結果サ
ーボシリンダCの左室43に圧油が送られ、サーボシリン
ダCの右室43aは、油タンク16に連結されてピストン37
は図示されていない負荷および受動部Bのピストン36を
図示b矢印の方向に移動させる。受動部Bのピストン36
が矢印bの方向に動くと、切換弁Dと起動用シリンダ31
との間の配管により連通したシリンダ31,36aおよび切換
弁Dの左右連通系は、その動いた量だけ油圧の不平衡が
消失して行き、起動部Aのピストン32の移動量と受動部
Bのピストン36の移動量とが同じになっとき両側の油圧
は全く平衡し、切換弁Dの弁部39は中立位置に戻り、サ
ーボシリンダCへ送られるポンプユニットEからの供給
油が遮断される。
【0006】このようにして起動部Aで操作したピスト
ン32の移動量だけサーボシリンダCのピストン37および
受動部Bのピストン36を動かすことができ、直動式の油
圧遠隔操縦装置に比べ大きな負荷を小さな起動力で楽に
動かすことができる。起動部Aでピストン32を逆方向に
動かせば、同様の作動原理によりサーボシリンダCのピ
ストン37および受動部Bのピストン36は、上述の逆方向
に運動することは言うまでもない。
【0007】なお、図3中の符号33は操作ハンドル34と
一体なピニオンを示しており、ピニオン33はピニオン32
に形成されたラックに噛合して操作ハンドル34によるピ
ニオン33の回転をピストン32の往復動に変換するもので
ある。また符号13は油圧ポンプ、符号14は電動機、符号
15はリリーフ弁、符号16はオイル溜めをそれぞれ示して
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の装置では、切換弁Dの切換操作は、起動部Aの
ピストン32の手動操作で生じるピストン32の左右の油室
35,35aの不平衡油圧によって行なわれるため、起動部A
と受動部Bとの距離が大きくなるに従い、相互連管の管
内抵抗が無視できなくなり、負荷の大小に関係なく大き
な起動操作力が必要となる。したがって、油圧サーボ式
遠隔操縦装置であっても使用条件によっては使用できな
いケースがある。
【0009】また、気温の変化による作動油の膨張、収
縮、装置内のパッキンの隙間からの微少な漏れ等によ
り、起動部Aと受動部Bとの間に位相ずれを生じるの
で、図示しない調相弁により左右の回路を連通させて調
整を行なっているが、装置の連続操作および気温の変化
が激しい場合は、このような操作を度々行なうことは非
常に繁雑であり、また、時には位相ずれが大きくなり逆
位相にもなりかねず、このような不具合が重大事故を発
生させる恐れがある。また、気温が低下した場合、作動
油が収縮し、この場合に作動油の補給が行なわれなけれ
ば回路が負圧となり、配管継手等から空気を吸入して装
置の作動が不安定になる。本発明は、このような問題点
の解決をはかった油圧サーボ式遠隔操縦装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の油圧式サーボ遠隔操縦装置は、油圧サーボ
式遠隔操縦装置において、操作ハンドルを有する起動部
と同起動部から供給される圧油により駆動される負荷駆
動用レバーを有する受動部と上記圧油の供給源としての
圧油供給用ポンプユニットとをそなえ、上記起動部がサ
ーボバルブシリンダとサーボシリンダとをそなえるとと
もに、上記サーボバルブシリンダに中空のサーボバルブ
ピストンが往復動可能に嵌挿され同サーボバルブピスト
ンの中空部に上記操作ハンドルで操作される切換弁が嵌
挿される一方、上記サーボシリンダに起動部ピストンが
往復動可能に嵌挿され、上記受動部が受動部シリンダと
同受動部シリンダに往復動可能に嵌挿された中空の受動
部ピストンをそなえるとともに、同受動部ピストンの中
空部にその左右両側から摺動可能に嵌挿されて同受動部
ピストンの移動時に同受動部ピストンの左右の受圧面に
面積差を発生可能な一対の差動ピストンと上記受動部ピ
ストンの往復動を上記レバーに伝達する伝動機構とをそ
なえ、上記切換弁の中立位置から一方向への移動時に上
記ポンプユニットから圧油を上記受動部シリンダ内の一
方の油室に供給するとともに、反対方向への移動時に上
記ポンプユニットから圧油を上記サーボシリンダ内の一
方の油室に供給し起動部ピストンを移動させて上記サー
ボシリンダ内の反対側の油室の作動油を上記受動部シリ
ンダ内の他方の油室に供給するように、上記の起動部と
受動部とが接続されていることを特徴としている。
【0011】
【作用】上述の本発明の油圧式サーボ遠隔操縦装置で
は、起動部のサーボバルブピストン内に嵌装された切換
弁を一方向へ操作すると、ポンプユニットからの圧力油
が受動部シリンダ内の受動部ピストンの一方に作用して
負荷を動かす。また、これと逆方向に切換弁を操作する
と、ポンプユニットからの圧力油が起動部のサーボシリ
ンダ内の起動部ピストンに作用し、これによる起動部ピ
ストンの運動が同ピストンの反対側の作動油を押して受
動部シリンダ内の受動部ピストンの他方に作用して負荷
を動かす。この時、切換弁には他のいかなる要因も無関
係であり、負荷の大小あるいは起動部・受動部間の配管
長さに影響されないので常に等しい小さな力で操作する
ことができる。また、切換弁を中立の位置に戻せば、受
動部ピストンに嵌挿された差動ピストンの作用により、
受動部ピストンは自動的に中立位置に戻され、位相にず
れを生じることがなく、したがって別の手段で位相の調
整を行なう必要がない。
【0012】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
油圧式サーボ遠隔操縦装置について説明すると、図1は
中立時を示す模式図、図2は作動時を示す模式図であ
る。なお、図1,図2中図3と同じ符号はほぼ同一の部
材を示している。この実施例の油圧式サーボ遠隔操縦装
置は、起動部A、受動部BおよびポンプユニットCとか
ら構成されている。
【0013】図1において、符号3は起動部Aを構成す
るボディを示しており、このボディ3の内部をほぼ等分
に仕切ってサーボシリンダ2aとサーボバルブシリンダ
1aとを形成する仕切壁3aが設けられている。サーボバ
ルブシリンダ1aにサーボバルブピストン1がまたサー
ボシリンダ2aに起動部ピストン2がそれぞれ往復動可
能に嵌挿され、サーボバルブピストン1と起動部ピスト
ン2とがそれらの外周面に形成されたラック1b,2bに
噛合するピニオン5を介して互いに連結されており、起
動部ピストン2が左右の油室内の差圧により左右方向に
運動すると、サーボバルブピストン1もそれにつれて反
対方向へ変位するようになっている。
【0014】起動部Aに操作ハンドル17が設けられてい
て、この操作ハンドル17はリンク部材17aを介してサー
ボバルブピストン1の中空部内に嵌挿された切換弁4に
接続され、切換弁4を図の左右方向に移動させる操作が
行なわれるようになっている。なお、サーボバルブピス
トン1の左右の両油室は、タンクライン18につながって
おり、サーボバルブピストン1が移動しても両油室内に
圧力差が生じないようになっている。
【0015】また、操作ハンドル17の動く方向および操
作量によって、後述するように圧油供給用ポンプユニッ
トEからの圧力油の流れ方向および量が制御される。ま
た、切換弁4はスプリング等の手段によって操作ハンド
ル17を中立位置に復帰させる機能を有し、操作者が操作
ハンドル17から手を離すと、切換弁4は中立位置に戻
る。
【0016】切換弁4の圧油供給用ポンプユニットE側
の入口ポートは、一方はポートユニットEの圧油側Pに
つながり、他方は戻りラインのタンク側Rにつながって
いて、サーボバルブピストン1および切換弁4がどの位
置にあっても、切換弁4のポンプユニットE側ポートに
対し圧力油の授受ができるようになっている。切換弁4
のアクチュエータ側回路、すなわち出口ポートについて
は、一方のポートはサーボバルブピストン1およびボデ
ィ3の内部油路24および起動部A,受動部B間の接続管
23を通じて、受動部Bの一方の油室7aにつながってお
り、また他方のポートは通路25を通じて起動部ピストン
2の左側の油室26につながっている。ピストン2の右側
の油室27は接続管22を通じて受動部Bの他方の油室7b
につながっている。
【0017】一方受動部Bの受動部シリンダ7には、中
空の受動部ピストン8が往復動可能に配設され、受動部
ピストン8の往復運動がピストンの外周面に形成された
ラック8aと噛み合うピニオン9を通じ、キー20を介し
てピニオン軸19、負荷駆動用レバー10を経て回転運動と
して外部に伝達されるようになっている。受動部ピスト
ン8の中空部には、左右両側端からそれぞれ差動ピスト
ン11a,11bが嵌挿されている。
【0018】差動ピストン11a,11bにはそれぞれ受動部
ピストン8の側面および受動部シリンダ7に設けられた
支持板12に当接可能な内側突起111a,111bおよび外側突
起112a,112bが突設されていて、これらの各突起は、中
立時に受動部ピストン8の側端面および受動部シリンダ
7に設けられた支持板12にそれぞれ当接している(図1
の状態)。支持板12には穴21が設けられ作動油が支持板
12の内外を自由に通過できるようになっている。
【0019】圧油供給用ポンプユニットEは、油圧ポン
プ13、電動機14、圧力油リリーフ弁15および油タンク16
をそなえていて、受動部Bのピストン8または起動部A
のサーボシリンダのピストン2と、それらのピストンに
かかる負荷とを円滑に作動せしめるポンプ能力を有する
ものである。
【0020】上述の構成において、操作ハンドル17を操
作して、切換弁4を中立位置から左側へ移動させると、
切換弁4のポート接続変更により、ポンプユニットEか
らの圧油がサーボバルブピストン1、切換弁4を経てサ
ーボピストン2の左側の油室26に流入し、サーボピスト
ン2を右側方向に動かす。サーボピストン2が右に動く
とサーボシリンダ2aの右側の油室27内の作動油が押し
出され、接続管22を経て受動部ピストン8の左側の油室
7bに流入し、受動部ピストン8を右側の方向に動か
す。
【0021】それに従って受動部ピストン8のラック8
aに噛み合うピニオン9は回転し、ピニオン軸19に取付
けたレバー10を動かし、これに連結された負荷に運動を
伝え、負荷を駆動することができる。また、起動部A内
のサーボピストン2が上述の作動に従い右側方向に移動
すれば、起動部A内のサーボピストン2とサーボバルブ
1とは機械的に反対方向へ連動して移動するので、サー
ボピストン2と等量だけ、すなわち切換弁4が中立位置
になるまでサーボバルブピストン1も移動し、サーボピ
ストン2および受動部ピストン8の左右の両油室7a,7
bの油圧の不平衡が消失して行き、受動部ピストン8は
自動的に停止する。
【0022】切換弁4をこれと反対方向に動かすと、上
述の説明と反対の作動をする(図2参照)。但しこの場
合、ポンプユニットEからの圧油は、サーボバルブピス
トン1、切換弁4を経て、接続管23を通って受動部シリ
ンダ7の右側の油室7bに入り、受動部ピストン8を左
側に動かす。これによって、受動部ピストン8のラック
8aに噛み合うピニオン9が回転し、ピニオン軸19に取
付けたレバー10を動かし、これに連結された負荷を駆動
する。
【0023】切換弁4を中立位置に戻すと、受動部ピス
トン8の両端に嵌装された自動復帰用差動ピストン11a,
11bのため、受動部ピストン8の左右に受圧面積に差が
発生する。そして受動部ピストン8の受圧面積差がなく
なる中立位置にまで自動的に復帰して、停止する。
【0024】この点を詳述すると、切換弁4を中立位置
に戻すと、受動部ピストン8も中立位置に戻るはずてあ
るが、作動油の膨張、収縮、リーク等により位相のずれ
が発生した場合、受動部ピストン8は中立位置からいず
れかの側にずれることになる。そして、受動部ピストン
8が図2のようなずれ状態にあるとすると、右側の差動
ピストン11bは外側突起112bが支持板12に当接すること
により邪魔されて左方向へ移動することができない。一
方左側の差動ピストン11aの内側突起111aが受動部ピス
トン8の左端面に当接し、かつ受動部ピストン8と共に
右方向へ移動可能である。
【0025】したがって、この状態のもとでは、受動部
ピストン8に関しその右側の受圧面積と左側の受圧面積
に差(それは差動ピストン11aあるいは11bの断面積に相
当する)が生じていて、この受圧面積の差により受動部
ピストン8が左方向へ押動される。そしてこの移動は、
受動部ピストン8の右端面に内側突起112bが当接して受
動部ピストン8の両側の受圧面積が等しくなったとき、
すなわち図1に示した中立位置に到達したときに停止す
る。
【0026】このようにして、作動中、停止中にかかわ
らず、油温変化、リーク等による油圧回路内の作動油の
体積変化は、受動部ピストン8の両端部に加えられる油
圧によって、自動的に調整される。このように、この実
施例のものでは、遠隔操縦が切換弁4を直接手動で操作
することによって行なわれる。
【0027】そしてこの場合、切換弁4の操作には他の
いかなる要因も無関係であり、負荷の大小、配管の長さ
に影響されることがないので、常に等しい小さな操作力
で操作を行なうことができる。また、切換弁4を中立の
位置に戻せば、負荷は自動的に中立位置に戻され、かつ
いかなる場合でも位相にずれを生じることがなく、した
がって位相調整のための手段を必要としない。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の油圧サー
ボ式遠隔操縦装置によれば次のような効果ないし利点が
得られる。 (1) 負荷の大小や起動器、受動器間の距離のいかんにか
かわらず、起動部内の切換弁の手段操作によって大きな
負荷の場合でも常に等しい小さな操作力で遠隔操縦を行
なうことができる。 (2) 起動部の切換弁を中立の位置に戻すと、受動部の負
荷駆動用レバーが自動的に中立位置に戻り、気温の変化
による作動油の膨張、収縮に影響されず、常に正しい位
相のもとに操作が行なわれるので、従来装置のように調
相のための付属品が不要となり、かつ保守点検も容易に
行なえることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての油圧サーボ式遠隔操
縦装置の中立時を示す要部断面模式図。
【図2】同作動時を示す要部断面模式図。
【図3】従来の油圧サーボ式遠隔操縦装置の要部断面模
式図。
【符号の説明】
1 サーボバルブピストン 1a サーボバルブシリンダ 2 起動部ピストン 2a サーボシリンダ 3 ボディ 4 切換弁 5 ピニオン 6 ロッド 7 受動部シリンダ 8 受動部ピストン 9 ピニオン 10 負荷駆動用レバー 11a,11b 差動ピストン 13 油圧ポンプ 14 電動機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧サーボ式遠隔操縦装置において、操
    作ハンドルを有する起動部と同起動部から供給される圧
    油により駆動される負荷駆動用レバーを有する受動部と
    上記圧油の供給源としての圧油供給用ポンプユニットと
    をそなえ、上記起動部がサーボバルブシリンダとサーボ
    シリンダとをそなえるとともに、上記サーボバルブシリ
    ンダに中空のサーボバルブピストンが往復動可能に嵌挿
    され同サーボバルブピストンの中空部に上記操作ハンド
    ルで操作される切換弁が嵌挿される一方、上記サーボシ
    リンダに起動部ピストンが往復動可能に嵌挿され、上記
    受動部が受動部シリンダと同受動部シリンダに往復動可
    能に嵌挿された中空の受動部ピストンをそなえるととも
    に、同受動部ピストンの中空部にその左右両側から摺動
    可能に嵌挿されて同受動部ピストンの移動時に同受動部
    ピストンの左右の受圧面に面積差を発生可能な一対の差
    動ピストンと上記受動部ピストンの往復動を上記レバー
    に伝達する伝動機構とをそなえ、上記切換弁の中立位置
    から一方向への移動時に上記ポンプユニットから圧油を
    上記受動部シリンダ内の一方の油室に供給するととも
    に、反対方向への移動時に上記ポンプユニットから圧油
    を上記サーボシリンダ内の一方の油室に供給し起動部ピ
    ストンを移動させて上記サーボシリンダ内の反対側の油
    室の作動油を上記受動部シリンダ内の他方の油室に供給
    するように、上記の起動部と受動部とが接続されている
    ことを特徴とする、油圧サーボ式遠隔操縦装置。
JP15586992A 1992-05-22 1992-05-22 油圧サーボ式遠隔操縦装置 Withdrawn JPH05321903A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15586992A JPH05321903A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 油圧サーボ式遠隔操縦装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15586992A JPH05321903A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 油圧サーボ式遠隔操縦装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05321903A true JPH05321903A (ja) 1993-12-07

Family

ID=15615284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15586992A Withdrawn JPH05321903A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 油圧サーボ式遠隔操縦装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05321903A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015072463A1 (ja) 2013-11-12 2015-05-21 日本農薬株式会社 アミド化合物又はその塩類及び該化合物を含有する農園芸用殺虫殺菌剤並びにその使用方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015072463A1 (ja) 2013-11-12 2015-05-21 日本農薬株式会社 アミド化合物又はその塩類及び該化合物を含有する農園芸用殺虫殺菌剤並びにその使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05288159A (ja) 空気圧作動式の往復装置
WO2006021076A8 (en) Hydraulic drive system and method of operating a hydraulic drive system
US6769884B2 (en) Hydraulic drive system for piston pumps
US6594992B1 (en) Punch press hydraulic servo device using a rotary valve
JPH05321903A (ja) 油圧サーボ式遠隔操縦装置
JP3318528B2 (ja) 振動締固め機の前後進操作機構
WO2008105999A1 (en) Method and system for feedback pressure control
US5490441A (en) Automatic reciprocation of a reversible fluid pressure unit and switching valve therefor
EP0553171B1 (en) A method of and apparatus for testing an engine or a compressor
US2286358A (en) Hydraulic control for variable delivery pumps
JP2000297866A (ja) ロータリーサーボバルブおよび同バルブを用いたパンチプレスの液圧サーボ装置
US7069723B2 (en) Anti-reaction valve device, and control unit and hydraulically powered system comprising anti-reaction valve device
JP2933273B2 (ja) 可変容量形ポンプの流量制御装置
KR19990066814A (ko) 치차식 변속기의 자동변속장치
JPH09126209A (ja) 往復動アクチュエータ
US4344287A (en) Volume compensation for hydraulic circuits
KR20210083162A (ko) 액추에이터 제어 장치
JP2003113801A (ja) 電気サーボ付きシリンダ
US6283007B1 (en) Regulating cylinder and piston unit and method of utilizing the same
US3467017A (en) Hydraulic actuator
JPH05312205A (ja) 油圧式遠隔操縦装置
RU2019773C1 (ru) Коробка передач с устройством управления
JP4383363B2 (ja) バルブ装置
JPH094608A (ja) 油圧シリンダ
JP3764583B2 (ja) 自動往復運動機構

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803