JPH05321150A - フッ素系樹脂加工不織布 - Google Patents

フッ素系樹脂加工不織布

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JPH05321150A
JPH05321150A JP4126038A JP12603892A JPH05321150A JP H05321150 A JPH05321150 A JP H05321150A JP 4126038 A JP4126038 A JP 4126038A JP 12603892 A JP12603892 A JP 12603892A JP H05321150 A JPH05321150 A JP H05321150A
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JP
Japan
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nonwoven fabric
fiber
fibers
fluororesin
flame
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Application number
JP4126038A
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English (en)
Inventor
Keiko Fukase
啓子 深瀬
Shoichi Takamura
正一 高村
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久撥水性を具備し、強伸度、ファイヤーブ
ロッキング性、断熱性に優れた樹脂加工不織布を提供す
る。 【構成】 ポリ4フッ化エチレンまたは融点が250℃
以上のフッ素系樹脂の皮膜が、目付け30g/m2 〜1
40g/m2 、1.5以上の配向度を有する耐炎繊維不
織布の表面に形成されていることを特徴とするフッ素系
樹脂加工不織布。配向度とは不織布の厚み方向の断面で
観察される各繊維を直線成分に分割し、各分割単位長を
不織布面内方向とそれに垂直な方向の成分(x成分、y
成分)にわけ、全繊維の全分割単位の総和X,Yを算出
し、その比X/Yで表す。得られるフッ素系樹脂加工不
織布はオイルミストフィルター、油水分離フィルター、
断熱材の表面材等に利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフッ素系樹脂加工不織布
に関する。詳しくはオイルミストフィルター、油分中の
水分または水分中の油分を分離するための油水分離フィ
ルター、空調機、鉄道車両、自動車、船舶、建材等の断
熱材の表面材等の用途に適した永久撥水性を具備し、強
伸度、ファイヤーブロッキング性、断熱性に優れたフッ
素系樹脂加工不織布に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、オイルミストフィルター、油分中
の水分または水分中の油分を分離するための油水分離フ
ィルター、空調機、鉄道車両、自動車、船舶、建材等の
断熱材の表面材等の用途に適した永久撥水性を具備した
薄物の耐炎繊維不織布が望まれている。
【0003】耐炎繊維からなる編織物にフッ素系樹脂、
シリコン系樹脂等をコーティングすることによって被覆
し通気性をなくした耐炎性シートが、特開昭52−21
500号公報、特開昭59−20651号公報に開示さ
れている。また、特開昭57−822585号公報には
LOI値が50〜70の耐炎化繊維を70%以上含有す
る不織布にフッ素系樹脂を被覆した着色性耐炎化布帛が
開示されている。
【0004】フッ素系樹脂をコーティングすると撥水性
を付与することができるが、永久撥水性を発現させるに
はフッ素系樹脂の融点以上の温度でキュアリングを行う
必要があり、通常250°C以上の温度で行う。したが
って、耐炎繊維からなる布帛、シート状物にフッ素系樹
脂を加工する場合も、250°C以上の温度でキュアリ
ングを行う必要がある。ところが、耐炎繊維は200°
C以上の熱処理で酸化脆化を生じ強伸度が低下する。従
来の耐炎性シートは、永久撥水性を具備していないもの
又は通気性をなくすため、強度を保持するためにフッ素
系樹脂を厚くコーティングした厚物であり、永久撥水性
を具備し、強度の優れた薄物の耐炎繊維不織布は得られ
ていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、永久
撥水性を具備し強伸度、ファイヤーブロッキング性、断
熱性に優れた薄くて軽量なフッ素系樹脂加工不織布を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はポリ4フッ化エ
チレンまたは融点が250℃以上のフッ素系樹脂の皮膜
が、目付け30g/m2 〜140g/m2 、1.5以上
の配向度を有する耐炎繊維不織布の表面に形成されてい
ることを特徴とするフッ素系樹脂加工不織布である。
【0007】本発明に用いられる耐炎繊維としては、ア
クリロニトリル系繊維、レーヨン繊維、ピッチ系繊維、
フェノール系繊維などの有機繊維を前駆体として既知の
方法によって耐炎化処理して得られる耐炎化繊維等、通
常用いられる耐炎繊維を挙げることができる。耐炎繊維
の繊度は糸の充填密度を高くする上で0.8〜2dが好
ましい。また、耐炎繊維は短繊維、長繊維のどちらでも
良いが短繊維の繊維長は交絡性の点で10〜80mmが
好ましい。
【0008】本発明の耐炎繊維不織布の目付けは30g
/m2 〜140g/m2 であることが必要である。30
g/m2 未満であると充分な強伸度が得られない。14
0g/m2 を越えると厚みがあるためオイルミストフィ
ルター、油分中の水分を分離するための油水分離フィル
ター、空調機、鉄道車両、自動車、船舶、建材等の防炎
断熱材の表面材等としての使用に不適当である。
【0009】本発明の耐炎繊維不織布はそれを構成する
耐炎繊維の配向度が1.5以上であることが必要であ
る。本発明でいう配向度とは下記の通り測定される。耐
炎繊維不織布の厚み方向の断面電子顕微鏡写真(倍率7
5倍)で観察される各繊維のうち、繊維の長軸方向の長
さがその繊維の直径(最大径)の4倍以上の長さを有す
る全繊維を、以下の定義の直線成分に分割する。
【0010】直線成分は図1の(A)に示すように定義
される。繊維の任意の中心点Aを選定し、これを起点と
する。次に任意の終点Bを選定し、AとBとを結ぶ直線
を直線ABとする。直線ABと起点Aから終点Bに至る
繊維の中心線との最大距離をγとする。最大距離γは、
起点Aから終点Bに至る繊維の中心線への接線A’B’
を直線ABに対して平行に引いたときの直線ABと接線
A’B’との最大距離として求められる。
【0011】最大距離γが繊維の直径R以下となる、す
なわちγ≦Rとなるように終点Bが選定されていると
き、直線ABは繊維の直線成分と定義される。例えば、
任意の耐炎繊維Lは図1(B)に示すような直線成分に
分割される。S1 、S2 、S3 ,S4 は繊維Lの任意の
中心点、直線S1 2 ,直線S2 3 、直線S3 4
繊維Lの直線成分である。これらの各直線成分を以下に
定義される耐炎繊維不織布面内方向(x方向)とそれに
垂直な方向(y方向)の成分(x成分、y成分)にわけ
る。
【0012】面内方向は以下の様に定義される。75倍
の倍率で撮影した電子顕微鏡写真で観察される繊維の断
面において、断面の最外繊維を10本除いた後の300
μm以上離れた2本の最外に位置する繊維に接する直線
を面内方向とする。このようにして図1(B)の耐炎繊
維L中の直線S1 2 はx成分X1 とy成分Y1 に分け
られる。同様に直線S2 3 はx成分X2 とy成分Y2
に,直線S 3 4 はx成分X3 とy成分Y3 に分け、繊
維の全分割単位の総和X及びYを算出する。配向度はX
とYの比X/Yで表すことができる。
【0013】したがってこの耐炎繊維Lの配向度XL
L は下式で求められる。 耐炎繊維Lの配向度XL /YL =(X1 +X2 +X3
/(Y1 +Y2 +Y3 ) そして耐炎繊維不織布を構成する耐炎繊維の配向度は、
耐炎繊維不織布の厚み方向の断面電子顕微鏡写真(倍率
75倍)で観察される全繊維について上述したXL /Y
L を算出し、その平均値(X/Y)として表すことがで
きる。
【0014】X/Yが1.5以上の配向度を有すること
によって、目付け140g/cm2以下の薄物でありな
がら優れた強伸度、ファイヤーブロッキング性、断熱性
を示すものである。配向度が高いほどファイヤーブロッ
キング性、断熱性に優れる。が、配向度が高すぎると厚
み方向の交絡が下がり、層間剥離強度が低下する。その
物性バランスから配向度は1.5以上4.0以下が好ま
しい。また、耐炎繊維不織布の厚みは0.2mm以上
1.1mm以下が好ましい。
【0015】本発明に用いられる耐炎繊維不織布の製造
は、耐炎繊維からなるウエブの形成及び該ウエブに対す
るウオータージェットの柱状流処理の二大工程により行
われる。まず、耐炎繊維の塊を充分にほぐし(開綿
し)、全方向に対し均一な厚みのシートにしておく。
【0016】この耐炎繊維のシートの形成は、通常の綿
紡績機の前紡部を利用してもよい。次にこのシートから
針を有する回転ロールにより耐炎繊維をかき出し、空気
中に飛ばし、ウエブを形成する。ウエブの形成は、短繊
維を原料とする場合、ランダムカードを装置として用い
るのが好ましいが、通常のフラットカードや、抄造装置
(繊維を水中に分散し、ウエブにする)も用いることが
可能である。また、長繊維を原料とする場合は、耐炎繊
維(長繊維)を水流に随伴させ、ネット上に落下させ
る。落下水はネットを通過するが、耐炎繊維はネット上
に広がり、曲線を描いてお互いに重なりウエブを形成す
る。
【0017】本発明に用いられる耐炎繊維不織布を得る
には、ウエブの形成工程で繊維を不織布表裏面に対し平
行とし、斜向したり、直行する繊維を極力少なくするこ
とが大切である。かかるウエブの形成は繊維一本一本を
空気中に飛ばし、これを高速の気流とともにネット上に
補集することで実現できる。繊維状物を高速で気流中に
飛ばした場合、繊維は進行方向に対し直角を形成する面
に対し平行となり、移動する。
【0018】すなわち、ネットを直交する気流に繊維を
のせた場合、繊維はネットに対し平行となり配高度の高
いウエブをネット上に補集できる。かかる原理を利用し
たウエブ形成装置として、例えばオーストリア国フェラ
ー社のランダムカードが上げられる。図2にランダムカ
ードの概略図を示す。ウエブの形成工程を図2を用いて
説明する。
【0019】耐炎繊維の均一なシート1はコンベアーベ
ルト2によって針を有する回転ロール3へ運ばれる。こ
こで針を有する回転ロール3でかき出されたシート中の
耐炎繊維は、H点で空気中に飛ばされ、送風機4より送
られネット7に引き込まれている空気流と共にネット7
上に補集され、均一なウエブ6を形成し、次の工程に送
られる。高速の空気流は吸気ファン5によって吸引され
補集したウエブを乱すことなく排気される。
【0020】次の工程では、この様に形成されたウエブ
に対し高圧水を噴射し、繊維一本一本を交絡させる。繊
維の交絡をニードルパンチングで行うと針周辺の繊維が
不織布の厚み方向に並び、固定するため、針穴周辺から
のファイヤーブロッキング性の低下が起こる。本発明に
用いられる不織布のごとく高配向度のものを得ようとす
るとパンチング数が限られるため不織布の締まりが弱
く、機械強度も弱い。
【0021】高圧水は、不織布幅方向に配列したノズル
孔よりウエブに向け噴射する。高圧水の水圧は10〜1
20Kg/cm2 の範囲、好ましくは20〜60Kg/
cm 2 の範囲が良い。10Kg/cm2 未満で、繊維の
交絡が弱く、強度が弱い。水圧が120Kg/cm2
越えると、繊維が切断したり、配向度が低下し良くな
い。ノズルの直径は通常用いられる0.1〜0.25m
mφであればいずれでもよい。
【0022】高圧水の不織布表面への噴射は、不織布厚
み方向へ繊維を押しつけるため、不織布の繊維密度が向
上する。また繊維の交絡は、繊維が水圧で押さえられる
ため大きく移動することなく、繊維の両端部が主に他繊
維と交絡するため、本発明の高い配向度を発現するもの
と思われる。かくして得られた不織布を通常の乾燥機で
乾燥し、耐炎繊維不織布とする。
【0023】この耐炎繊維不織布にポリ4フッ化エチレ
ンまたは融点が250℃以上のフッ素系樹脂を加工し皮
膜を形成させる。融点が250℃以上のフッ素系樹脂と
してはポリ4フッ化エチレン・パーフロロプロピニルビ
ニルエーテル共重合体、ポリ4フッ化エチレン・6フッ
化プロピレン共重合体、3フッ化1塩化エチレン樹脂、
エチレン・4フッ化エチレン共重合体、2フッ化ビニリ
デン樹脂、1フッ化ビニリデン樹脂、フッ化ビニル樹
脂、変性フッ素樹脂等がある。
【0024】フッ素系樹脂を耐炎繊維不織布に付与する
方法としては、フッ素系樹脂の水性または溶剤性サスペ
ンションに耐炎繊維不織布を浸漬しマングルにて絞液
し、200℃で乾燥した後、フッ素系樹脂の融点以上の
温度でキュアリングを施す方法、フッ素系樹脂の水性ま
たは溶剤性サスペンションを耐炎繊維不織布にスプレー
にて付与し、200℃で乾燥した後、フッ素系樹脂の融
点以上の温度でキュアリングを施す方法等がある。
【0025】耐炎繊維不織布に対するフッ素系樹脂の付
与率は、撥水性、通気性の点から、1wt%から40w
t%が望ましい。
【0026】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、本発明の樹脂加工不織布の物性評価は下記の
方法で行った。 厚み:JIS−L−1096 目付け:JIS−L−1096 強伸度:JIS−L−1096 撥水性:JIS−L−1092 ファイヤーブロッキング性:天然ガスを使用してブンゼ
ンバーナーの炎(温度約910℃)の高さが150mm
となるように調整し、次いで炎の高さが100mmの位
置に試験片を挿入して、試験片が脆化し貫通口が生じる
までの時間を5回測定し、最も短い時間をもってファイ
ヤーブロッキング性とした。
【0027】熱伝導率:JIS−L−1096 A法。
但し、ASTM−D−1518規格試験機(試験板面積
225cm2 、試験板温度35±0.5℃、外気温度2
0±2℃、試験時間60分)で測定し、JIS−L−1
096 A法に従って算出した。
【0028】
【実施例1】アクリル系繊維を前駆体とした繊度2d、
繊維長51mmの耐炎繊維(旭化成工業(株)製 ラス
タン(登録商標))をフェラー社のランダムカードK1
2を用いウェブにし、このウエブに対し、50kg/c
2 (ゲージ圧)の高圧水を0.15mmφ、ピッチ
0.4mmのノズルよりウオータージェットの柱状流処
理を行ない繊維を交絡させ、厚さ0.38mm、配向度
1.93、目付け55g/m2 の不織布を得た。
【0029】この不織布をポリ4フッ化エチレン水性サ
スペンション液(有効成分濃度60wt%)の15wt
%水溶液に浸漬、絞液、200℃で1分乾燥し、400
℃で10分キュアリング処理を施した。この樹脂加工不
織布の撥水性、強伸度、ファイヤーブロッキング性、熱
伝導率を測定した。その結果を表1に示す。
【0030】
【実施例2】アクリル系繊維を前駆体とした繊度2d、
繊維長75mmの耐炎繊維(旭化成工業(株)製 ラス
タン(登録商標))をフェラー社のランダムカードK1
2を用いウェブにし、このウエブに対し、50kg/c
2 (ゲージ圧)の高圧水を0.15mmφ、ピッチ
0.4mmのノズルよりウオータージェットの柱状流処
理を行ない繊維を交絡させ、厚さ0.67mm、配向度
1.87、目付け87g/m2 の不織布を得た。
【0031】この不織布をポリ4フッ化エチレン水性サ
スペンション液(有効成分濃度60wt%)の15wt
%水溶液に浸漬、絞液、200℃で1分乾燥し、400
℃で10分キュアリング処理を施した。この樹脂加工不
織布の撥水性、強伸度、ファイヤーブロッキング性、熱
伝導率を測定した。その結果を表1に示す。
【0032】
【比較例1】アクリル系繊維を前駆体とした繊度2d、
繊維長51mmの耐炎繊維(旭化成工業(株)製 ラス
タン(登録商標))をフェラー社のランダムカードK1
2を用い、目付け52g/m2 のウェブにし、ニードル
パンチング法にてこのウエブの繊維を交絡させ、厚さ
0.39mm、配向度1.19、目付け52g/cm2
の不織布を得た。
【0033】この不織布をポリ4フッ化エチレン水性サ
スペンション液(有効成分濃度60wt%)の15wt
%水溶液に浸漬、絞液、200℃で1分乾燥し、400
℃で10分キュアリング処理を施した。この樹脂加工不
織布の撥水性、強伸度、ファイヤーブロッキング性、熱
伝導率を測定した。その結果を表1に示す。
【0034】
【比較例2】アクリル系繊維を前駆体とした繊度2d、
繊維長51mmの耐炎繊維(旭化成工業(株)製 ラス
タン(登録商標))をフェラー社のランダムカードK1
2を用い、目付け52g/m2 のウェブにし、ニードル
パンチング法にてこのウエブの繊維を交絡させ、厚さ
0.63mm、配向度1.24、目付け76g/m2
不織布を得た。
【0035】この不織布をポリ4フッ化エチレン水性サ
スペンション液(有効成分濃度60wt%)の15wt
%水溶液に浸漬、絞液、200℃で1分乾燥し、400
℃で10分キュアリング処理を施した。この樹脂加工不
織布の撥水性、強伸度、ファイヤーブロッキング性、熱
伝導率を測定した。その結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明のフッ素系樹脂加工不織布は、目
付け140g/m2 以下の薄物でありながら永久撥水性
を具備し、強伸度、ファイヤーブロッキング性、断熱性
に優れているため、オイルミストフィルター、油分中の
水分または水分中の油分を分離するための油水分離フィ
ルター、空調機、鉄道車両、自動車、船舶、建材等の断
熱材の表面材等の用途に優れた特性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)に本発明に用いられる耐炎繊維
不織布を構成する耐炎繊維の拡大図を示す。
【図2】本発明に用いられる耐炎繊維不織布を製造する
装置の一例を示す。
【符号の説明】
A・・・繊維の任意の中心点(起点) B・・・繊維の任意の中心点(終点) A’B’・・・起点A〜終点Bに至る繊維の中心線への
接線 γ・・・直線ABと接線A’B’の最大距離 R・・・繊維の直径 S1 2 、S2 3 、S3 4 ・・・耐炎繊維Lの直線
成分 X1 、X2 、X3 ・・・直線成分S1 2 、S2 3
3 4 のそれぞれのx成分 Y1 、Y2 、Y3 ・・・直線成分S1 2 、S2 3
3 4 のそれぞれのy成分 1・・・耐炎繊維のシート 2・・・コンベアーベルト 3・・・針を有する回転ロール 4・・・送風機 5・・・吸気ファン 6・・・ウエブ 7・・・ネット
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D06M 101:28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ4フッ化エチレンまたは融点が25
    0℃以上のフッ素系樹脂の皮膜が、目付け30g/m2
    〜140g/m2 、1.5以上の配向度を有する耐炎繊
    維不織布の表面に形成されていることを特徴とするフッ
    素系樹脂加工不織布
JP4126038A 1992-05-19 1992-05-19 フッ素系樹脂加工不織布 Pending JPH05321150A (ja)

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Cited By (4)

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