JPH05320995A - めっき材の表面処理システム - Google Patents

めっき材の表面処理システム

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JPH05320995A
JPH05320995A JP12387392A JP12387392A JPH05320995A JP H05320995 A JPH05320995 A JP H05320995A JP 12387392 A JP12387392 A JP 12387392A JP 12387392 A JP12387392 A JP 12387392A JP H05320995 A JPH05320995 A JP H05320995A
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JP
Japan
Prior art keywords
barrel
work
raw material
carrier
surface treatment
Prior art date
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Pending
Application number
JP12387392A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Yamaguchi
憲一 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaguchi Seisakusho KK
Original Assignee
Yamaguchi Seisakusho KK
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Publication date
Application filed by Yamaguchi Seisakusho KK filed Critical Yamaguchi Seisakusho KK
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小物製品ワークのバレル法による手間のかか
らない表面処理システムを得る。 【構成】 小物製品ワークを1つのバレルに入れたまま
で、キャリアに装着し、前処理槽14、めっき浴槽1
5、後処理槽31に浸漬して各処理を行い、キャリアか
ら脱着して、脱水部32、乾燥部33で脱水、乾燥を行
う。また原料ワーク、製品ワークは同一のバレルに入れ
たままで原料倉庫11、製品倉庫26に保管する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、めっき材(以下「ワー
ク」という)の表面処理を行うシステムに関し、特にワ
ークをバレルに入れたまま原料倉庫から取り出し、表面
処理をして、製品倉庫に納めるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にICチップのような小物製品のワ
ークを多数めっき処理するには、バレル法と呼ばれるめ
っき法が採用されている。バレル法は、表面処理用のバ
レルと呼ばれる容器にめっき処理すべき小物製品のワー
クを入れ、めっきなどの表面処理をし、表面処理用バレ
ルは表面処理固有のものであるため、表面処理後これら
のワークを表面処理用のバレルから脱水用バレルと乾燥
用バレルに移替えている。さらに表面処理の方法によっ
てはこの移替が数度に及ぶことがある。また表面処理の
終わったワークは、これらのバレルから出して製品倉庫
に保管している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ICチ
ップのような小物製品のワークを、バレルに入れ、一処
理が終わる毎にバレルを移替えることは、バレルの蓋を
開閉するのに手間がかかり、また小物製品のワークが途
中に引掛かり、また処理ライン外へ飛び出すなど問題が
ある。
【0004】本発明の目的は、前記の問題を解決するた
めの、手間のかからないバレル法による小物製品のワー
クの表面処理システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面処理すべ
きめっき材を合成樹脂製めっき用バレルに入れたまま、
原料倉庫から取り出し、表面処理装置のキャリアに装着
し、脱脂、水洗などの前処理、めっき処理、水洗などの
後処理を施し、表面処理装置のキャリアから脱着し、脱
水、乾燥し、製品倉庫に納めることを特徴とするめっき
材の表面処理システムである。
【0006】
【作用】本発明に従えば、ICチップのような小物製品
のワークをある一定の数に分けてバレルに入れて原料倉
庫に保管し、表面処理工程では、これを自動走行キャリ
アに装着して、一連の表面処理を行い、キャリアから脱
着して脱水、乾燥工程で脱水、乾燥し、製品倉庫に保管
するもので、ワークはこの間一度もバレルから出される
ことはない。
【0007】またバレルの材質はめっき処理で影響を受
けないように電気絶縁性、耐薬品性に優れ、乾燥処理で
影響を受けないように耐熱性に優れたものを用いる。
【0008】
【実施例】以下実施例でもって、本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0009】図1は、本発明の一実施例の全体の流れを
説明するための平面図である。図4はプレス機械などで
成形されたICチップのワーク5を入れるバレル1の斜
視図である。原料倉庫11には、ワーク5を入れたバレ
ル1が各区分に収納されている。表面処理すべきワーク
5の入ったバレル1は原料用自動走行装置12に載せら
れ、図1の1aの位置に移動させられ、さらに原料用自
動移載装置16によって、図1の1bの位置に移動させ
られ、第1の専用ロボット21で自動走行キャリア17
に装着され、横向きにされる。
【0010】図2はバレル1が自動走行キャリア17に
装着された状態を示す側面図であり、図3はその正面図
である。自動走行キャリア17はガイド18に沿って図
2の右に移動し、前処理槽14の上で上下方向のガイド
19によってバレル保持部20が上下に移動し、バレル
1を前処理槽14に一定時間浸漬する。前処理を終わっ
たバレル1は、前処理槽14から引上げられ、再び右方
に移動し、同様にめっき浴槽15に一定時間浸漬され、
再び引上げられ、図1の上側のラインへ移動し、後処理
槽31に一定時間浸漬される。後処理を終わったバレル
1は、口を上にした縦向きにされ、第2の専用ロボット
22で自動走行キャリア17から脱着され、脱水部32
に送られ遠心脱水され、再び第2の専用ロボット22
で、乾燥部33に送られ、コンベアなどによって移動
し、その間に加熱乾燥される。一連の表面処理を終わっ
たワーク5の入ったバレル1は第3の専用ロボット23
で乾燥部33から出され、製品用自動移載装置24、製
品用自動走行装置25によって、製品倉庫26の所定の
位置へ収納される。
【0011】自動走行キャリア17は、バレル1が脱着
された後は、ガイド18によってバレル装着位置に戻
る。またバレル保持部20には後述するようにバレル1
の回転機構があり、バレル1が前処理槽14、めっき浴
槽15および後処理槽31に浸漬されているとき回転さ
れるようになっている。
【0012】本システムを使うことによってワーク5
は、バレル1に入ったままで原料倉庫11を出、表面処
理された後製品倉庫26に収納される。これを従来技術
のバレル法で行うと、ワーク5は原料用容器に入れて保
管され、液槽用バレルに移し替えられ、前処理、めっき
処理、後処理をされ、脱水用バレルに移し替えられ遠心
脱水され、乾燥用バレルに移し替えられ加熱乾燥され、
製品用容器に移し替えられ保管されるというように最低
4回の移し替えが必要となる。
【0013】図4は本システムに使用するのに適したバ
レル1の斜視図であり、図5は自動走行キャリア17の
バレル保持部20にバレル1を装着した断面図である。
バレル1は網10を張った枠9から成り、六角柱に形成
された胴部2とこれに連なる六角錐台状の肩部3とワー
ク5を出し入れする口部4があり、通常は口部4が上に
なって、ワーク5は底部6の上にある。図5に示すよう
にバレル1の底部6には駆動ギア7がある。バレル1を
自動走行キャリア17のバレル保持部20に装着すると
きは、底部6にある凸部8と口部4とにボス40,41
を挿入し、駆動ギア7をバレル保持部20の駆動源と咬
合させる。この状態でバレル1を横に向けるとワーク5
は図5に示す位置にくる。また口部4のボス41には、
電気めっきまたは電着塗装を行うときは、電極42を挿
入する。バレル保持部20を下降させ、バレル1を前処
理槽14、めっき浴槽15および後処理槽31に浸漬す
ると、各槽の液は胴部2の網10から浸入し、略点線の
位置に来る。バレル1を駆動ギア7で回転させることに
よってワーク5に所定の表面処理を行うことができる。
【0014】次に自動走行キャリア17のバレル保持部
20にバレル1を装脱着する方法について説明する。バ
レル1は、第1の専用ロボット21で持上げられ底部ボ
ス40がバレル1の底部にある凸部8に入るように持っ
て来られる。底部ボス40を含む底板39には、図6に
示すように歯車42,43があり、歯車42はばね44
によって図6の位置にあるので、第1の専用ロボット2
1によってばね44の力に抗して歯車42を底板39に
設けた孔47の中を矢符48の方向に引張り、バレル1
の底部6にある凸部8に下部ボス40を嵌込み、ばね4
4の力で歯車42を元の位置に戻し、バレル1の底部6
にある駆動ギア7と歯車42と咬合わす。上部ボス41
とこれを含む上板38とはバレル1が装着されるまでは
図5の一点鎖線で示す位置にあるが、バレル1の底部6
にある凸部8に下部ボス40が入り込み駆動ギア7が歯
車42と咬合うと、第1の専用ロボット21によって図
5の実線の位置にもって来られる。次に把手45の上下
動、回転動の手段46によって90°回転されバレル1
が横向きになった状態とされ、前に述べたように移動す
る。前処理、めっき処理、後処理が終われば、再び上下
動、回転動の手段46で、バレル1の口部4が上になる
状態に置かれる。先ず第2の専用ロボット22によって
上部ボス41と上板38とが外され、ばね44の力に抗
して歯車42を底板39に設けた孔47の中を矢符48
の方向に引張り、歯車42と駆動ギア7の咬合せを外
し、バレル1の底部6にある凸部8から下部ボス40を
外し、バレル1をバレル保持部20から脱着する。なお
図6では、バレル1の胴部3の外形を一点鎖線で示す。
【0015】なおバレル1が前処理槽14、めっき浴槽
15および後処理槽16にあるとき、歯車43はモータ
などの駆動手段49によって回転され、この回転力は歯
車42を介してバレル1を回転する。
【0016】脱水部32では、バレル1は口部4を上に
した状態で遠心分離機にかけられ、バレル1中の液は、
バレルの網10を通して外部へ排出される。乾燥部33
でも、バレル1は口部4を上にした状態でコンベアなど
に載せられ加熱乾燥される。発生した蒸気は口部4と網
10を通して排出される。
【0017】また、原料用自動走行装置12、原料用自
動移載装置16、自動走行キャリア17、第1〜第3専
用ロボット21,22,23、製品用自動移載装置2
4、製品用自動走行装置25などの運転は、中央制御室
50からの指令に基づいて自動的に行われる。原料倉庫
11、製品倉庫26は、図1では2列の配置にしている
が、3列以上であってもよく、また上下に階層を重ねた
ものでもよい。この場合は、原料用自動走行装置12に
原料の入ったバレル1を積込み、製品用自動走行装置2
5から製品の入ったバレル1を積卸すためのロボットな
どの手段を設ける。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、表面処理
すべきワークは、同一のバレルに入ったまま原料倉庫か
ら取り出され、表面処理され、製品倉庫に収納される。
このことによってワークを1つのバレルから他のバレル
に移替えることがなく、移替えによる手間が省けるとと
もに、移替時に起こるワークの損失をなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の平面図である。
【図2】バレル1が自動走行キャリア17に装着された
状態を示す側面図である。
【図3】バレル1が自動走行キャリア17に装着された
状態と乾燥部33にある状態を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施例に用いるバレル1の斜視図で
ある。
【図5】バレル1をバレル保持部40に装着した断面図
である。
【図6】バレル1と底部ボス40にある歯車42,43
の関係を示す平面図である。
【符号の説明】
1 バレル 5 ワーク 11 原料倉庫 12 原料用自動走行装置 14 前処理槽 15 めっき浴槽 16 原料用自動移載装置 17 自動走行キャリア 18 ガイド 19 上下方向ガイド 20 バレル保持部 21,22,23 専用ロボット 24 製品用自動移載装置 25 製品用自動走行装置 26 製品倉庫 31 後処理槽 32 脱水部 33 乾燥部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面処理すべきめっき材を合成樹脂製め
    っき用バレルに入れたまま、原料倉庫から取り出し、表
    面処理装置のキャリアに装着し、脱脂、水洗などの前処
    理、めっき処理、水洗などの後処理を施し、表面処理装
    置のキャリアから脱着し、脱水、乾燥し、製品倉庫に納
    めることを特徴とするめっき材の表面処理システム。
JP12387392A 1992-05-15 1992-05-15 めっき材の表面処理システム Pending JPH05320995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12387392A JPH05320995A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 めっき材の表面処理システム

Applications Claiming Priority (1)

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JP12387392A JPH05320995A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 めっき材の表面処理システム

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Publication Number Publication Date
JPH05320995A true JPH05320995A (ja) 1993-12-07

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ID=14871490

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JP12387392A Pending JPH05320995A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 めっき材の表面処理システム

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57137500A (en) * 1981-02-20 1982-08-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Rust preventing and drying method after plating of steel battery case

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57137500A (en) * 1981-02-20 1982-08-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Rust preventing and drying method after plating of steel battery case

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