JPH05320843A - 連続溶融亜鉛めっき槽のドロス回収装置 - Google Patents

連続溶融亜鉛めっき槽のドロス回収装置

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Publication number
JPH05320843A
JPH05320843A JP13489392A JP13489392A JPH05320843A JP H05320843 A JPH05320843 A JP H05320843A JP 13489392 A JP13489392 A JP 13489392A JP 13489392 A JP13489392 A JP 13489392A JP H05320843 A JPH05320843 A JP H05320843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dross
bucket
rotating arm
pin
recovering device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13489392A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Midorikawa
繁 緑川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH05320843A publication Critical patent/JPH05320843A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】連続溶融亜鉛めっき槽のドロスを自動的に回収
する。 【構成】ドロス回収装置1は、ドロス汲取バケット2を
溶融亜鉛めっき槽100に浸漬する位置から、ドロス廃
棄鍋8にドロスを放出する反転位置2aまで、回動アー
ム3を自動的に操作する。回動アーム3はパワシリンダ
61、ガイド62からなる横行装置6によって左右に移
動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続溶融亜鉛めっき槽
のドロスの回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続溶融亜鉛めっき槽のドロス回収装置
としては、ドロスがストリップに直接影響を与えるスナ
ウト部及びその近傍においては、バキュームポンプを用
いた吸引装置、汲取バケットを用いた汲取装置(実開昭
57−9861号公報)が知られている。
【0003】一方ストリップから若干離れた場所におい
ては、影響の度合、作業性の確保等により定置式の装置
は設けないで、作業員が長い柄のついた柄杓でドロスを
すくい取っている。この場合、操業中、ドロスの発生状
況を点検し、ドロスが多くなった時点で汲み取り作業を
開始する。1個のドロス廃棄鍋にドロスを回収する時間
は約20分間で、1日数回行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】作業員が行うドロスの
人力回収は、高熱作業であり高温の流動体を取り扱うた
め、「負荷」「環境」「安全」いずれの面でも悪い状況
である。一方、浮遊するドロスはめっきの品質に大きな
影響を与えるため、できるだけ除去する方が望ましい。
しかし人力に頼っている以上、完全な回収は困難で、ド
ロスが常に浮遊しているのが実態であり、品質上の問題
点となっている。また、副次的には、回収するドロスの
中から非酸化亜鉛を分離するために、汲み取りの際一定
時間静止して溶融亜鉛が十分したたり落ちるのを待つ必
要があるが、この分離が不充分になる。このような場合
は、高価な亜鉛がドロスに混入して持去られ損失を招く
ことになる。
【0005】本発明は上記問題点を解決するために自動
的に作動する高能率のドロス回収装置を提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドロス汲取バ
ケットと、このバケットを先端にピン結合して、バケッ
トが溶融糟に浸漬する位置及びバケットが収納物を廃棄
鍋に放出する位置との間を回動する回動アームと、該回
動アームを溶融亜鉛めっき槽の縁に沿って横行させる横
行装置とを備えたことを特徴とする連続溶融亜鉛めっき
槽のドロス回収装置である。
【0007】
【作用】本発明はコンパクトな設計をねらいとし、操作
性がよく、人手を機械に置換することが容易である。ま
た自動化も容易である。この装置は溶融亜鉛めっき槽の
極めて少ないスペースにでも設置することができ、汎用
性を有する。また、機能面では亜鉛とドロスの分離のた
めの静止時間も持たせ、かつドロス汲取バケットは水平
を保ちながら移動する機能も保有させ、前記問題点を解
決する諸機能を有している。
【0008】
【実施例】図4に実施例の全体を示す。本発明のドロス
回収装置は溶融亜鉛めっき槽100の浸漬ロール101
の近傍のドロスを除去するものである。溶融亜鉛めっき
槽100は、めっきすべきストリップ104をスナウト
(図示せず)より進入させ溶融亜鉛103中に浸漬させ
て浸漬ロール101、サポートロール102を経て引上
げ、めっきを施すものである。
【0009】ドロス回収装置1はドロス汲取バケット
2、回動アーム3、回動アーム駆動部5、ドロス廃棄鍋
8から構成されている。図1(a)は実施例のドロス回
収装置1の斜視図である。ドロス汲取バケット2は回動
アーム3の先端部にピン結合されている。回動アーム3
は回動アーム駆動部5に取付けられており、モータ31
によりドロス汲取バケット2をドロス汲取位置からドロ
ス放出位置まで移動させるように回動する。床上にはド
ロス廃棄鍋8をドロス汲取バケット2からドロスを放出
する適当な位置に配置する。
【0010】図1(b)に回動アーム3の回動とドロス
汲取バケット2の反転操作を示した。ドロス汲取バケッ
ト2は、回動アーム3の先端にピン21によって揺動自
在にピン結合されており、このピン21から離れた位置
に反転用ピン22を備え、この反転用ピン22にはリン
ク4が結合されている。リンク4はドロス汲取バケット
2が反転位置2aに到達したとき、バケット2を反転さ
せる。
【0011】回動アーム3の回動はサイクロ減速モータ
31によって行う。モータ31はインバータで制御さ
れ、ドロス汲取バケットが浴面に入るときは減速し、ま
た回動工程は一時静止から終端部の反転まであらかじめ
選定された速度パターンで回動する。これらの回動アー
ム3及びその駆動部5は横行装置6上に載っている。横
行装置6は横行用シリンダ61、横行ガイド62から成
り、回動アーム3及びその駆動部5を一体に横行させ
る。横行移動は小型パワーシリンダからなる横行シリン
ダ61を使用しており全長が長すぎないよう、取付位置
を回動アームの駆動部の下部に設けている。この駆動部
は2本の横行ガイド62によって案内されて安定して、
移動しかつ、姿勢を保っている。ここでの留意点はガイ
ドピン等が亜鉛によって固着しないよう、隙間を設ける
ことが肝要である。横行シリンダ61、横行ガイド62
はフレーム7に取付けられており、フレーム7は車輪7
1を備えて位置の移動が必要なときは移動することがで
きる。
【0012】図2はドロス廃棄鍋8を示した。ドロス廃
棄鍋8はドロス汲取バケット2の内容物を受けるもので
ある。このドロス廃棄鍋8は丸底とし、吊りピース81
を立てておく。図2(a)はドロス廃棄鍋8の斜視図を
示すもので、ドロス廃棄鍋から固形したドロスを抜き出
すために吊ピース81をあらかじめ立てておく。吊ピス
81は図2(b)に側面図を、図2(c)に正面図を示
すようにフック82とフォーク83とから構成されてい
る。またドロス廃棄鍋8の運搬を容易にするための搬送
具は公知のものを用いるとよい。
【0013】上記回動アーム3の回動動作の別の例を図
3に示した。図3の例では回動アーム3の反転ピンを受
ける部分32とドロス汲取バケット2の腹に取付けられ
た反転ピン22の作用によってドロス汲取バケット2が
ドロス解放位置で反転する機構、作用を示している。こ
の実施例は、簡単な原理でドロス汲取バケットを回動、
反転させている。反転機構は図3に示すように変形した
回動アーム3とドロス汲取バケットに設けられたストッ
パーピン22によって行われる。ドロスの汲取バケット
の重心によって姿勢を保ち、ピン22によって反転する
機構である。
【0014】実施例装置は自動運転するようになってい
る。遠隔制御盤は、所定の制御パターンに従って操作す
る。ドロス汲取バケットの一連の作動を図3の(a)〜
(f)を参照して説明する。 (a)ドロス汲取バケット2を溶融亜鉛めっき槽の浴面
に浸漬させ、ドロスを汲取る。 (b)一定時間静止し亜鉛をしぼる。このためドロス汲
取バケットには複数個の穴があけてある。 (c)ドロス汲取バケット1を水平に保ちつつ持上げ
る。 (d)回動を続ける。 (e)ストッパーピン22による規制によりドロス汲取
バケット2は反転を開始する。 (f)ドロス解放位置ではドロス汲取バケット2は概ね
反転状態となる。この際ドロス汲取バケット2よりドロ
スが落ちやすいように、バケット2はストッパ22に単
に当て止めとなっており、小距離の急速な上下動作(イ
ンチング)を2〜3回行う。
【0015】一工程が完了するとドロス汲取バケットは
1/2ピッチ分づつ横行移動して次の作業が継続され
る。したがって横行はドロス廃棄鍋8の長さに相当する
分を横行する。このようにして一連の汲取工程が完了す
るとドロス回収を停止し、制御装置は作業完了のブザー
を鳴らして作業者に知らせる。満杯のドロス廃棄鍋8を
入替えて次の自動起動を行う。このように一度セットす
れば次から次へと半連続的にドロス回収ができる。
【0016】実施例のドロス回収装置はキャスタ71に
より簡単に移動退避することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明装置は、前記諸機能を有するため
作業者の負荷を著しく軽減し安全に寄与するものであ
る。品質面では、いつでも自動回収状態にセットしてお
くことができ、常に正常な溶融亜鉛の状態を維持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の(a)斜視図、(b)作動図である。
【図2】ドロス廃棄鍋の斜視図及び吊りピースの説明図
である。
【図3】ドロス汲取バケットの作動図である。
【図4】実施例の全体説明図である。
【符号の説明】
1 ドロス回収装置 2 ドロス汲取バケット 3 回動アーム 4 補助アーム 5 駆動部 6 横行装置 7 フレーム 8 ドロス廃棄鍋 100 溶融亜鉛めっき槽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドロス汲取バケットと、該バケットを先
    端にピン結合し、該バケットが溶融亜鉛めっき糟に浸漬
    する位置から該バケットが収納物を廃棄鍋に放出する位
    置まで該バケットを移動する回動アームと、該回動アー
    ムを溶融亜鉛めっき槽の縁に沿って横行させる横行装置
    とを備えたことを特徴とする連続溶融亜鉛めっき槽のド
    ロス回収装置。
JP13489392A 1992-05-27 1992-05-27 連続溶融亜鉛めっき槽のドロス回収装置 Withdrawn JPH05320843A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13489392A JPH05320843A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 連続溶融亜鉛めっき槽のドロス回収装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP13489392A JPH05320843A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 連続溶融亜鉛めっき槽のドロス回収装置

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JPH05320843A true JPH05320843A (ja) 1993-12-07

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ID=15138985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13489392A Withdrawn JPH05320843A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 連続溶融亜鉛めっき槽のドロス回収装置

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JP (1) JPH05320843A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100591277B1 (ko) * 2004-10-08 2006-06-19 주식회사 유진엠에스 제철소에 구비되는 아연도금욕조의 침전이물질 제거장치
KR100742958B1 (ko) * 2006-02-10 2007-07-25 주식회사 포스코 도금조의 드로스 제거장치
KR100870761B1 (ko) * 2002-06-11 2008-11-26 주식회사 포스코 아연 회수율이 우수한 리커버리 장치

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KR100591277B1 (ko) * 2004-10-08 2006-06-19 주식회사 유진엠에스 제철소에 구비되는 아연도금욕조의 침전이물질 제거장치
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Effective date: 19990803