JPH05319795A - フォークリフトのホースプーリ取付構造 - Google Patents

フォークリフトのホースプーリ取付構造

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JPH05319795A
JPH05319795A JP14647392A JP14647392A JPH05319795A JP H05319795 A JPH05319795 A JP H05319795A JP 14647392 A JP14647392 A JP 14647392A JP 14647392 A JP14647392 A JP 14647392A JP H05319795 A JPH05319795 A JP H05319795A
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JP
Japan
Prior art keywords
pulley
hose
support plate
bracket
mounting structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP14647392A
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English (en)
Inventor
Shigeo Matsui
茂生 松井
Makoto Kakimoto
誠 柿本
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧ホースの張力調整のためのホースプーリ
の上下位置調節作業を簡便に行い得るホースプーリ取付
構造を提供する。 【構成】 プーリブラケット3の鉛直片3bに縦長の長
孔4を設ける。ホースプーリ5を水平軸線回りに回転自
在に支持するプーリ支軸6を備えた支持プレート7を、
前記鉛直片3bに重ねた状態で長孔4から挿通される固
定ボルト9により固定可能とする。そして、プーリ位置
調節用のアジャストボルト13を、プーリブラケット3
に設けたボス12のネジ孔12aに下方から螺挿すると
ともに、その先端を前記支持プレート7に設けたストッ
パ14に当接させ、該アジャストボルト13を回すこと
によりホースプーリ5の上下位置を調節して油圧ホース
11の張力を調整する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトのホー
スプーリ取付構造に係り、詳しくはホースプーリに掛け
られる油圧ホースの張力調整を可能としたホースプーリ
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フォークリフトにおいては、例
えばフルフリーマスト用のフリーリフトシリンダ或いは
リフトブラケットに装着されるプッシュプルやクランプ
等の各種アタッチメント用のシリンダに作動油を給排す
るための油圧ホースがマストに沿って配管され、その配
管のために用いられるホースプーリは、インナマストに
取付けられる。図8は従来のフルフリーマストにおける
フリーリフトシリンダ21の配管を示したものである。
図示のように油圧ホース22は、ホースプーリ23に掛
けられており、一端がフリーリフトシリンダ21に接続
され、他端が図示省略のオイルコントロールバルブに接
続されている。ホースプーリ23のプーリブラケット2
4は、インナマスト(図示省略)にボルト25により固
定され、ホースプーリ23を回転可能に支持するための
プーリ支軸26はブッシュ27を介してホースプーリ2
3に嵌挿されるとともに、ナット28にてプーリブラケ
ット24に止められ、また油圧ホース22の外れ止め2
9はボルト30によりプーリ支軸26の軸端面に止めら
れている。
【0003】ところで、油圧ホース22はその配管時に
張力調整を行う必要があるため、従来はプーリブラケッ
ト24に縦長の長孔31を設定し、この長孔31を利用
してホースプーリ23及び外れ止め29の上下位置を調
節することによりホースプーリ23に掛けられた油圧ホ
ース22の張力を調整している。このような長孔による
張力調整方式としては、例えば特開昭59−17498
号公報を挙げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の長孔31による調整方式では、構造が簡単であると
いう利点があるものの、作業員は油圧ホース22が掛け
られたホースプーリ23を持ち上げて上下位置を調節
し、その位置に保持したもでナット28を締め上げると
いう厄介な作業を強いられることになる。特に、組付け
後において作動油が充填された油圧ホースの張力を再調
整する場合やホースサイズの大なる大型フォークリフト
の場合には、油圧ホース22が重いことから、クレーン
等の機械力を使用しないと調整が困難であった。また、
稼動中にホースプーリ23又はプーリブラケット24を
止めているネジが緩んだ場合、ホースプーリ23がずり
下がり油圧ホース22が大きく弛んでしまう可能性があ
った。
【0005】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、油圧
ホースの張力調整のためのホースプーリの上下位置調節
作業を簡便に行うことの可能なフォークリフトのホース
プーリ取付構造を提供することを、解決すべき技術的課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、フォークリフトのインナマストにプーリブラケット
を介してホースプーリを取付けるためのホースプーリ取
付構造であって、前記プーリブラケットの鉛直片に縦長
の長孔を設け、前記ホースプーリを水平軸線回りに回転
自在に支持するプーリ支軸を備えた支持プレートを、前
記プーリブラケットの鉛直片に重ねた状態で前記長孔に
挿通される固定ボルトにより締着可能となす一方、前記
プーリブラケットには前記支持プレートの上下位置調節
用のアジャストボルトを縦向きに設置したことを特徴と
している。
【0007】
【作用】上述のように構成された本発明に係るホースプ
ーリ取付構造においては、油圧ホースを配管するに際し
て、プーリブラケットにホースプーリの支持プレートを
止める固定ボルトを緩めた状態で、アジャストボルトを
回わすことによりプーリブラケットに対して支持プレー
トの上下位置、つまりホースプーリの上下位置を調節し
て油圧ホースの張力を調整することができる。なお、張
力調整後は前記固定ボルトを締め付けて支持プレートを
プーリブラケットに固定する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図3に基づい
て具体的に説明する。図示のように、略逆L字形に形成
されたプーリブラケット1は、その水平片1aがインナ
マスト、具体的にはインナマストのタイビーム2の下面
にボルト3により固定されており、また鉛直片1bには
上下2個の縦長の長孔4が同一鉛直線上に形成されてい
る。
【0009】ホースプーリ5を回転可能に支持するため
の水平に延在するプーリ支軸6を備えた支持プレート7
は、上下2個のタップ孔7aを有しており、そして前記
プーリブラケット1の鉛直片1bに重ね合わせた状態で
長孔4に嵌合されたカラー8を通してタップ孔7aにね
じ込まれる固定ボルト9によりプーリブラケット1に固
定可能とされている。従って、支持プレート7は固定ボ
ルト9を緩めた状態ではプーリブラケット1に対して長
孔4の範囲内で上下移動が可能となる。また、支持プレ
ート7はプーリブラケット1の鉛直片1bの横幅からは
み出るような寸法の略逆三角形に形成されるとともに、
その上側にはホースプーリ5に掛けられた油圧ホース1
1の外れ止め用として2本の位置規制ピン10を備えて
いる。
【0010】しかして、前記プーリブラケット1の鉛直
片1bの下部側端面には縦向きのネジ孔12aを有する
ボス12が溶接により固定され、また前記支持プレート
7のにはボス12の真上に対向するようにストッパ14
が溶接にて固定されている。そして、ホースプーリ5の
上下位置調節用のアジャストボルト13がプーリブラケ
ット3のボス12のネジ孔12aに挿通されるととも
に、その先端(上端)が前記支持プレート7のストッパ
14に当接され、ロックナット15により回り止めされ
ている。なお、本実施例は、図示省略のフルフリーマス
トにおけるフリーリフトシリンダの配管に適用したもの
であって、油圧ホース11の一端がフリーリフトシリン
ダに接続され、他端がオイルコントロールバルブに接続
される。
【0011】本実施例のホースプーリ取付構造は上述の
ように構成したものであり、従ってホース配管時には、
固定ボルト9を緩めた状態では、支持プレート7がプー
リブラケット1に対して長孔4の範囲内で上下に移動可
能となる。すなわち、ホースプーリ5及び位置規制ピン
10は、共に上下に移動可能となるため、この状態でア
ジャストボルト13を右回り又は左回りに回転すれば、
該アジャストボルト13がボス12に対して進退する、
つまり上下動してストッパ14を上下動させる。かくし
て、支持プレート7と共にホースプーリ5の上下位置調
節が行われ、油圧ホース11の張力が調整される。な
お、上記調整時において、上下2個の固定ボルト9がカ
ラー8を介して長孔4内を移動するため、支持プレート
7が回動することなく円滑に上下移動することができ
る。
【0012】以上の如く本実施例によれば、固定ボルト
9を緩めた状態で支持プレート7を保持している必要が
ないため、当初の組付け時は勿論のこと、組付け後にお
いて作動油が充填された油圧ホース11の張力を再調整
する場合や油圧ホース11の重量の大なる大型フォーク
リフトの場合であってもホースプーリ5の上下位置調節
を楽に行うことができる。なお、張力調整後はロックナ
ット15によりアジャストボルト13の回り止めをする
とともに、固定ボルト9を締め付けて支持プレート7を
プーリブラケット1に固定する。
【0013】つぎに、本発明の他の実施例について説明
する。図4に示す他の実施例は、プーリ位置調節用とし
てのアジャストボルト13を、ブーリブラケット1に設
けたボス12の通し孔12aに上方から貫通するととも
に、支持プレート7の下部側に設けたストッパ14のネ
ジ孔14aに螺合したものであり、ロックナット15に
より回り止めされるようになっている。なお、その他に
ついては前述の実施例と同様に構成されている。従っ
て、この実施例の場合は、アジャストボルト13を定位
置で回転操作し支持プレート7を上下動させてホースプ
ーリ5の上下位置を調節することにより油圧ホース11
の張力を調整することができる。
【0014】また、図5に示すさらに他の実施例は、プ
ーリ位置調節用としてのアジャストボルト13を、支持
プレート7に設けたストッパ14の通し孔14aに下方
から挿通するとともに、プーリブラケット1に設けたボ
ス14のネジ孔14aに螺合したものであり、ロックナ
ット15にて回り止めされる。なお、その他については
前述の実施例と同様に構成されている。従って、この実
施例の場合は、アジャストボルト13を回転操作し、該
アジャストボルト13と共に支持プレート7を上下動さ
せてホースプーリ5の上下位置を調節することにより油
圧ホース11の張力を調整することができる。
【0015】つぎに、図6及び図7に基づいてさらに本
発明の他の実施例を説明する。この実施例においては、
プーリブラケット1の鉛直片1bの上側に2個の長孔4
が左右に並設されており、そして支持プレート7は、プ
ーリブラケット1に重ねた状態で長孔4に嵌合されたカ
ラー(図示省略)を通してタップ孔(図示省略)にねじ
込まれる固定ボルト9により固定されるようになってい
る。また、プーリプラケット1の中央部には縦長の逃げ
孔1cが貫設されており、この逃げ孔1cに、前記支持
プレート7におけるプーリ支軸6の背面側でかつ同一軸
線上に溶接にて固定したストッパ14が上下動可能に貫
通している。そして、プーリブラケット1の下部に突設
したボス12のネジ孔12aにアジャストボルト13が
下方から螺挿されるとともに、その先端がストッパ14
の下面に当接した構成となっている。
【0016】従って、この実施例の場合はアジャストボ
ルト13によるホースプーリ5の上下位置調節時におい
て、該アジャストボルト13の押し上げ力がホースプー
リ5に掛かる荷重中心と一致するため、よりスムースな
調整作業が期待できる。
【0017】なお、本発明は上述した実施例に限定する
ものではなく、必要に応じて適宜変更が可能であって、
例えばホースプーリ5を増加すること、固定ボルト9を
支持プレート7に溶接により固定してプーリブラケット
3の長孔4に挿通しナットにより締着する構成に変更す
ること、配管対象をフリーリフトシリンダに代え、リフ
トブラケットに装着されるアタッチメント用シリンダに
変更すること等が可能である。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
固定ボルトを緩めたもとで、アジャストボルトを回転操
作することによりホースプーリの上下位置を調節して油
圧ホースの張力調整を行うことができるため、従来であ
れば多大な労力が必要であった張力調整作業をすこぶる
簡便化し得るとともに、油圧ホースに作動油が充填され
た状態での再調整時或いは油圧ホースサイズが大なる大
型フォークリフトの場合にあっても、これを楽に行うこ
とができる。また、本発明ではアジャストボルトによっ
てもプーリプレートが止められるため、たとえ固定ボル
トが緩んでもホースプーリのずり下がりによる油圧ホー
スの弛みを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るホースプーリ取付構造を
示す正面図である。
【図2】同じく支持プレートの固定部分を中心として示
す一部破断側面図である。
【図3】プーリ位置調節部を示す側面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す一部破断側面図であ
る。
【図5】本発明のさらに他の実施例を示す一部破断側面
図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例を示す正面図であ
る。
【図7】図6の一部破断側面図である。
【図8】従来のフルフリーマストにおけるフリーリフト
シリンダ21のマスト配管を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…プーリブラケット 1a…水平片 1b…鉛直片 2…タイビーム 4…長孔 5…ホースプーリ 6…プーリ支軸 7…支持プレート 9…固定ボルト 11…油圧ホース 12…ボス 13…アジャスト
ボルト 14…ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトのインナマストにプーリ
    ブラケットを介してホースプーリを取付けるためのホー
    スプーリ取付構造であって、前記プーリブラケットの鉛
    直片に縦長の長孔を設け、前記ホースプーリを水平軸線
    回りに回転自在に支持するプーリ支軸を備えた支持プレ
    ートを、前記プーリブラケットの鉛直片に重ねた状態で
    前記長孔に挿通される固定ボルトにより締着可能となす
    一方、前記プーリブラケットには前記支持プレートの上
    下位置調節用のアジャストボルトを縦向きに設置したフ
    ォークリフトのホースプーリ取付構造。
JP14647392A 1992-05-13 1992-05-13 フォークリフトのホースプーリ取付構造 Pending JPH05319795A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006056666A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Tcm Corp ティルトシリンダ取付装置
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KR101986937B1 (ko) * 2018-01-30 2019-06-07 최윤상 적응 로프 지지체계와 지붕 작업 장치

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