JPH05319474A - 鉢植メロンの栽培セット - Google Patents

鉢植メロンの栽培セット

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JPH05319474A
JPH05319474A JP14832992A JP14832992A JPH05319474A JP H05319474 A JPH05319474 A JP H05319474A JP 14832992 A JP14832992 A JP 14832992A JP 14832992 A JP14832992 A JP 14832992A JP H05319474 A JPH05319474 A JP H05319474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melon
potted
cultivation
melons
bars
Prior art date
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Pending
Application number
JP14832992A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kojima
一男 小島
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Individual
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  • Supports For Plants (AREA)
  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 未成育のメロンを鉢植にして遠隔地に輸送す
ることにより、購入者がメロンの栽培と収穫を楽しむこ
とができる鉢植メロンの栽培セットを提供することを目
的とする。 【構成】 育苗された成育苗2が定植され、表面にネッ
トが形成されたメロンの玉3が着果された鉢1を、玉3
を吊支するための伸縮自在な支柱5及び支持片5aと、
玉3の移動を防止する紙テープ4及び紐8等の固定手段
を付設して輸送可能に構成した鉢植メロンの栽培セット
を基本構成とする。又、寒冷時及び夜間に成育苗2及び
玉3の保温を行うための付属品として、鉢の床土に立て
られる複数本の棒と、各棒の先端部に嵌合された短管を
利用して連結された複数本のつなぎ棒及び棒の外側から
支持して各棒の姿勢を安定に保つ複数個の輪と、つなぎ
棒の上から被覆されて内方の保温状態を維持する袋体と
を配備してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉢植メロンを販売するた
めの栽培セットに関し、特には鉢植メロンを遠隔地に輸
送可能に構成したことにより、購入者がメロン収穫まで
の一定期間栽培を実体験し、成育状態を観察することが
できる栽培セットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からメロンは高級果実に属し、主と
して各種の贈答品等に広く利用されている。近時は温室
等を用いたメロンの栽培も普及したことにより、高級メ
ロンが各地で生産されているため、従来に比して価格的
にも廉価となっている現状にある。上記メロンは通常ビ
ニールハウス内の支柱から紐を用いてメロンの玉を吊支
した状態として栽培されている。そして収穫したメロン
の輸送及び売買は、成育した果実、即ちメロンの玉を最
小単位として行われているのが現状である。
【0003】メロンは果菜類の中では栽培期間の短い作
物であり、良好な育苗状態を得るためには定植苗の活
着、雌花の着生、病害虫の予防が特に重要である。播種
後の育苗温度は、前半は地温が25〜28℃,後半は1
8〜20℃が好ましく、地温が14℃を下まわると成育
が著しく遅れることが観察されている。定植後はハウス
内を28〜20℃に保つことにより、着果後15日前後
から果実表面に縦ネット及び横ネットが発生する。特に
アールスメロンの場合はネットの発生が良好であり、安
定した盛り上がりが見られる。
【0004】通常は果実の日焼け防止とネットの発生を
促進するため、玉吊り後に袋かけを行う。そして消毒と
玉ふきを行って肥大したメロンが収穫される。通常開花
から収穫までの日数は55日前後であるが、栽培時期と
か草勢及び土質等によって多少の差が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにした栽培さ
れるメロンの販売は、単に成育した玉だけに限定されて
いて、例えば未成育の玉を鉢植の状態として販売すると
いう方法は実施されていない。従って購入者がメロンの
成育状況を観察した上で収穫を楽しむということは出来
ない現況にある。
【0006】即ち、通常のビニールハウスで栽培される
メロンを鉢植にして、生産者から都会等の遠隔地に輸送
するという販売方法に関する発想自体が従来から全くな
い上、仮にこのような発想があっても、メロンの栽培が
前記したようにビニールハウス内の支柱から紐を用いて
玉を吊支して行われているため、玉を吊るための部品と
か技術が要求され、しかも吊った状態下における鉢植全
体の高さが大きくなってしまうため、このままの状態で
遠隔地へ輸送することが困難であって実現性が薄いとい
う問題点を有している。尚、一部のデパートでは、アル
ミニウム性の枠組の周囲をビニール膜で覆った小型ハウ
ス内に成育終了後(収穫期)の鉢植メロンを収納して一
般メロンの販売促進用として展示している例があるが、
一般の消費者向けにメロンの成育を観察するための目的
で鉢植メロンが販売された例はない。
【0007】そこで本発明は、未成育のメロンを鉢植に
して生産者から遠隔地に輸送することにより、購入者が
メロンの栽培と収穫を楽しむことができる鉢植メロンの
栽培セットを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、育苗された成育苗が定植され、表面にネッ
トが形成されたメロンの玉が着果された鉢を、該玉を吊
支するための伸縮自在な支持部材と、玉の移動を防止す
る固定手段を付設してボックス内に梱包し、輸送可能に
構成した鉢植メロンの栽培セットを基本構成とする。
【0009】上記メロンの玉の吊支手段は、鉢の床土に
取付けられた支柱と、この支柱にピンにより掛け止めさ
れて上下に伸縮可能に挿通された支持片とで構成された
正面視が逆L字状の支持部材と、一端部が支持片に固定
され、他端部がメロンの玉に結着された紐で構成されて
いる。
【0010】また、寒冷時及び夜間に成育苗及びメロン
の保温を行うための付属品として、鉢の床土に立てられ
る複数本の棒と、各棒の先端部に嵌合された短管を利用
して連結された複数本のつなぎ棒と、上記床土に立てら
れた複数本の棒の外側から支持して各棒の姿勢を安定に
保つ複数個の輪と、つなぎ棒の上から被覆されて内方の
保温状態を維持する袋体とを設けたことを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】かかる鉢植メロンの栽培セットによれば、上記
支持部材が短縮された状態でボックス等に梱包されて遠
隔地に輸送され、販売に供される。購入者は支持部材を
構成する支柱と支持片の伸縮作用を利用して鉢上に支持
部材の立て上げを行うことによって、メロンの玉が紐に
よって鉢の上方に吊支される。
【0012】そして栽培時には、鉢の周囲の温度を設定
された適当な温度範囲に維持し、一定時間毎に成育苗に
水とか液体肥料を与えることにより、メロンの成育が促
進される。特に寒冷時とか夜間にメロンの保温を行う必
要がある場合には、鉢の床土に複数本の棒を立てて、各
棒の先端部に短管を利用して複数本のつなぎ棒を連結
し、棒の外側から複数個の輪を締付支持した後、つなぎ
棒の上から袋体を被覆することにより、該袋体の内方が
適温状態に維持され、そして一定の栽培期間が経過する
とメロンが充分に成育して収穫期が迎えられる。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明にかかる鉢植メロ
ンの栽培セットの一実施例を説明する。図1は本栽培セ
ットの輸送時の状態を示しており、鉢1には予め育苗さ
れた成育苗2が定植されている。この成育苗2には、表
面にネットが形成されたメロンの玉3が着果されてい
て、輸送時の移動を防止するために玉3に和紙4等を巻
回してその端部を紙テープ4a等を利用して鉢1に固定
されている。
【0014】鉢1の床土には支柱5が取付けられてお
り、この支柱5にピン6により掛け止めされた支持片5
aが上下に伸縮可能に挿通されている。支柱5と支持片
5aにより正面視が逆L字状の支持部材7が構成されて
おり、輸送時には支持片5aが最も短縮された状態とな
るように支柱5内に収納されている。該支持片5aに一
端が固定された紐8の他端部がメロンの玉3に結着され
ている。
【0015】上記の鉢1,成育苗2,玉3及び支持部材
7とが全体的にビニールの袋9で被覆されて、輸送ユニ
ット10が構成される。この輸送ユニット10には、後
述する各種の付属品が配備されている。
【0016】かかる輸送ユニット10の使用時の実際例
を説明する。即ち、上記輸送ユニット10は、図2に示
すボックス11に梱包されて都会等の遠隔地に輸送さ
れ、販売に供される。購入者はボックス11から輸送ユ
ニット10を取り出し、取扱説明書に基づいて先ずビニ
ールの袋9を取り去り、紙テープ4を外す。次に支柱5
上部のピン6を外して支持片5aを上方に適当な長さだ
け引き上げてからピン6を差し込んで支持部材7の立て
上げを行う。この立て上げを行うことによってメロンの
玉3が紐8によって鉢1の上方に吊支される。
【0017】そして鉢1をなるべく日光の当る室内に置
いて、周囲の温度を昼間は24〜30℃,夜間は17〜
22℃になるように保ち、かつ、一定時間毎に成育苗2
に水とか液体肥料を与えてメロンの成育を促進する。ま
た、寒冷時とか夜間にメロンの保温を行う必要がある場
合には以下の手順に基づいて行う。先ず、図3に示した
ように付属品のプラスチックの輪12を2個組立て、図
4に示したように2個の輪12の中に上記鉢1を置い
て、この鉢1の床土に4本の棒13を立てる。各棒13
の先端部にはビニール等の短管14が嵌合されている。
上記プラスチックの輪12の直径は適宜調節可能となっ
ている。
【0018】次に図5に示したように、前記短管14を
利用して2本のつなぎ棒15を嵌合して、対角線に位置
する各棒13の先端部分を連結して中心点Oを針金等に
より固定する。このつなぎ棒15は可撓性を有する筒状
体で構成されている。そして図6に示したように適宜に
調節された直径を持つ2個の輪12を適当な位置まで上
方に持ち上げ、針金16等を用いて輪12を各棒13に
締付固定して、各棒13の姿勢を安定に保つ。そしてビ
ニールの袋9を上方から被覆して、メロンの玉3及び成
育苗2を保温状態に維持する。特に気温の低い夜間等に
は、つなぎ棒15の上から毛布等を覆せて保温するよう
にすることが好ましい。
【0019】更に成育時にビニールの袋9内の温度が3
0℃以上にならないように注意し、高温になる場合に
は、袋9の裾を開けて空気を流通する。このようにして
購入者が栽培開始後に約20日から25日経過するとメ
ロンが充分に成育して収穫期を迎えることができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる鉢植メロンの栽培セットによれば、従来から単に成
育したメロンの玉だけに限定されている販売手段に代え
て、未成育のメロンの玉を鉢植の状態として販売するこ
とが可能となり、遠隔地の購入者がメロンの成育状況を
観察しながら収穫を楽しむことが出来る。
【0021】そして栽培セットの輸送時には、玉を吊る
ための支持部材が短縮された状態でボックス等に梱包可
能であるため、輸送ユニットの小型化をはかることが出
来る。そして購入者が支持部材を構成する支柱から支持
片を伸長して立て上げを行い、メロンの玉を紐によって
鉢の上方に吊支することにより、室内で容易に栽培する
ことができる。しかも寒冷時とか夜間にメロンの保温を
行う必要がある場合には、付属品として配備した複数本
の棒とつなぎ棒及び複数個の輪を利用して成育苗の周囲
を袋体で被覆することにより、該袋体の内方を適温状態
に維持することが出来て、一定の栽培期間経過後にメロ
ンを収穫することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる鉢植メロン栽培セットの輸送時
の状態を示す正面図。
【図2】輸送時のボックス形状を示す外観図。
【図3】付属品としての輪を示す平面図。
【図4】鉢に複数本の棒を立てた状態を示す外観図。
【図5】上記棒につなぎ棒を連結した状態を示す外観
図。
【図6】棒とつなぎ棒を輪により締付固定した状態を示
す外観図。
【符号の説明】
1…鉢 2…成育苗 3…(メロンの)玉 4…和紙 4a…紙テープ 5…支柱 5a…支持片 6…ピン 7…支持部材 8…紐 9…袋 10…輸送ユニット 11…ボックス 12…輪 13…棒 14…短管 15…つなぎ棒 16…針金

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗された成育苗が定植され、表面にネ
    ットが形成されたメロンの玉が着果された鉢を、該玉を
    吊支するための伸縮自在な支持部材と、玉の移動を防止
    する固定手段を付設してボックス内に梱包し、輸送可能
    に構成したことを特徴とする鉢植メロンの栽培セット。
  2. 【請求項2】 玉の吊支手段は、鉢の床土に取付けられ
    た支柱と、この支柱にピンにより掛け止めされて上下に
    伸縮可能に挿通された支持片とで構成された正面視が逆
    L字状の支持部材と、一端部が支持片に固定され、他端
    部がメロンの玉に結着された紐で成る請求項1記載の鉢
    植メロンの栽培セット。
  3. 【請求項3】 鉢の床土に立てられる複数本の棒と、各
    棒の先端部に嵌合された短管を利用して連結された複数
    本のつなぎ棒と、上記床土に立てられた複数本の棒の外
    側から支持して各棒の姿勢を安定に保つ複数個の輪と、
    つなぎ棒の上から被覆されて内方の保温状態を維持する
    袋体とからなり、寒冷時及び夜間に成育苗及びメロンの
    保温を行うための付属品を設けた請求項1記載の鉢植メ
    ロンの栽培セット。
JP14832992A 1992-05-13 1992-05-13 鉢植メロンの栽培セット Pending JPH05319474A (ja)

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JPH05319474A true JPH05319474A (ja) 1993-12-03

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ID=15450345

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JP (1) JPH05319474A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7694458B2 (en) * 2004-12-14 2010-04-13 Toshio Fukuyama Variable and efficient space utilization type cultivation method
JP2020117249A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 サンメロウ株式会社 収容箱

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US7694458B2 (en) * 2004-12-14 2010-04-13 Toshio Fukuyama Variable and efficient space utilization type cultivation method
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