JPH08214709A - 蔓性植物の育成部材 - Google Patents

蔓性植物の育成部材

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JPH08214709A
JPH08214709A JP4474395A JP4474395A JPH08214709A JP H08214709 A JPH08214709 A JP H08214709A JP 4474395 A JP4474395 A JP 4474395A JP 4474395 A JP4474395 A JP 4474395A JP H08214709 A JPH08214709 A JP H08214709A
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JP
Japan
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vine
net
lateral
growing
flowers
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Withdrawn
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JP4474395A
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English (en)
Inventor
Fumio Harutake
文男 治武
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UENISHI SANGYO KK
Original Assignee
UENISHI SANGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 朝顔などの蔓性植物が生育するのに伴って蔓
が巻き付いていく育成部材において、花や葉が開いたと
きにその間隔を密にするとともに、その育成部材のコス
トを安価に提供することを目的とする。 【構成】 少なくとも2本以上の支柱12と、該少なく
とも2本の支柱12に跨がって配設される少なくとも1
本以上の横部材14と、該支柱12と横部材14とを接
続する接続手段16と、該支柱12と横部材14が接続
手段16により接続されて成る構造体に張設されるネッ
ト18とから蔓性植物20の育成部材10を構成したこ
とにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蔓性植物の育成部材に関
し、より詳しくは朝顔などの蔓性植物が生育するのに伴
って蔓が巻き付いていく育成部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、蔓性植物の育成部材は花格子
などの名称で各種の形態のものが提供されているが、こ
れらはいずれも図8に示すように、複数の支柱1と複数
の横部材2を適宜接続して、格子状に構成したものであ
る。この花格子3は蔓性植物4が生育するのに伴って茎
である蔓が巻き付いていくものであるため、格子を形成
する支柱1の本数を多数必要とした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この支柱1は
鉄パイプの表面を塗料や樹脂膜によって被覆したもの
や、樹脂パイプなどを用いていて、支柱1の製造コスト
が高く付く。このため、支柱1の使用本数を増やして格
子の間隔を密にすると、蔓性植物4の葉や花が花格子の
全面に埋まり、見栄えが良くなるが、コストが高く付く
という問題がある。一方、支柱1の使用本数を減らして
格子間隔を粗くすると、花格子3のコストは安くなる
が、蔓性植物4の葉や花が巻き付いた花格子3に隙間が
できてしまい、貧相になるという問題がある。
【0004】そこで、本発明者は花格子の間隔を密にす
るとともに、そのコストを安価にするために鋭意検討を
重ねた結果、本発明をするに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る蔓性植物の
育成部材の要旨とするところは、少なくとも2本以上の
支柱と、該少なくとも2本の支柱に跨がって配設される
少なくとも1本以上の横部材と、該支柱と横部材とを接
続する接続手段と、該支柱と横部材が接続手段により接
続されて成る構造体に張設されるネットとから成ること
にある。
【0006】かかる本発明の蔓性植物の育成部材におい
て、前記ネットは蔓性植物の葉及び花の大きさに対応し
て、生育したときに該葉及び花の間隔が疎密にならない
間隔としたことにある。
【0007】
【作用】本発明に係る蔓性植物の育成部材は、少なくと
も2本以上の支柱が接続部材によってこれらの支柱に跨
がって配設された少なくとも1本以上の横部材と接続さ
れて構造体が形成され、更にその構造体にネットが張設
されて構成されていて、支柱の一端を地面に埋設して立
設させたり、あるいは支柱の一端を地上に配設するとと
もに他端側を他の建造物などに接触させて立てかけたり
して使用される。この蔓性植物の育成部材が配置された
地面には蔓性植物が育てられ、その蔓性植物の茎である
蔓はその近傍部にあるネットや支柱に巻き付き、上へ育
っていく。ネットは所定の間隔、より好ましくは蔓性植
物の葉が成長し、花が開花したときなどにおいて、葉や
花が適宜重なり合い、あるいは適宜ネットの全面を埋め
尽くすような間隔で形成されていて、蔓が成長してネッ
トや支柱、横部材に巻き付いて、育成部材のほぼ全面に
葉や花が開くことになる。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係る蔓性植物の育成部材の実
施例を図面に基づいて詳しく説明する。
【0009】図1に示すように、本実施例に係る蔓性植
物の育成部材10は3本の支柱12と、4本の横部材1
4と、同図(b) に示す支柱12と横部材14とを接続す
る接続手段である接続部材16と、ネット18とから構
成されている。支柱12と横部材14はそれぞれ所定の
長さで、且つ蔓性植物20の蔓が巻き付き易い太さを備
えて形成されている。更に、これら12,14の表面に
は蔓が巻き付いたときに滑り難いように竹の節様の形状
が形成されるとともに、若竹を模して着色が施され、美
観の調和が図られているのが好ましい。また、これら支
柱12及び横部材14は、鉄鋼などの金属パイプに塩化
ビニルその他の樹脂を被覆した素材や、樹脂にてパイプ
状に形成した素材、あるいは植物繊維、ビスコースレー
ヨン、セルロースアセテート、合成繊維などによってパ
イプ状又は中実棒状に形成した素材又は竹や木などの天
然素材、又はこれらの表面に樹脂により被覆したり、あ
るいは防水・防腐処理を施した素材などが、適宜任意に
組み合わせたりして用いられ、特に限定されない。更
に、これら支柱12と横部材14のそれぞれの両端部に
はキャップが取り付けられていて、美観の向上と防腐・
防錆が図られているのが好ましい。
【0010】接続手段の1例である接続部材16は樹脂
などの弾性材料により一体的に形成されていて、支柱1
2と横部材14の外径部をそれぞれ挟持し得る挟持部2
2,24がほぼ直交して形成されている。この挟持部2
2,24は開口部26を有する円筒の一部を成し、その
内径は支柱12と横部材14のそれぞれの外径と同一又
は若干小さい径に形成されている。したがって、挟持部
22,24の開口部26から支柱12及び横部材14を
押し込むことにより、接続部材16の弾力性により支柱
12及び横部材14が挟持されることになる。なお、支
柱12と横部材14の外径が同一である場合は、挟持部
22,24の内径はいずれも同じに形成されるが、それ
らの外径が異なる場合は、それに対応して挟持部22,
24の内径が形成されることになる。また、この接続部
材16は支柱12などと同系の色彩に着色されているの
が好ましい。
【0011】次に、ネット18は樹脂繊維あるいは天然
繊維などを用いて格子状に形成されていて、格子の間隔
特に支柱12方向に並ぶ線の間隔は蔓性植物20の葉及
び花の大きさに対応して、生育したときに該葉及び花の
間隔が疎密にならない間隔で形成されているのが好まし
い。このネット18の線の太さは蔓性植物20の蔓が巻
き付き易い外径で形成され、また支柱12などと同系の
色彩に着色されているのが好ましい。
【0012】以上の構成に係る蔓性植物の育成部材10
の使用方法は、先ず両側に配置される支柱12にそれぞ
れネット18の端部を編むように通すとともに、ネット
18のほぼ中央部に支柱12を同様に通した後、接続部
材16をそれぞれの支柱に4個ずつほぼ等間隔に取り付
ける。その後、ネット18を横方向に張って、支柱12
の接続部材16に横部材14を取り付けて育成部材10
を組み立てる。組み立てられた育成部材10は、その支
柱12の下部を路地やプランターなどの地中に埋設して
立設させたり、あるいは地上に載置して家の壁や塀など
に立て掛け、その下に蔓性植物20の種や苗を植えて育
成する。成長した蔓性植物20は茎である蔓がネット1
8や支柱12あるいは横部材14に巻き付いて上へ成長
することになる。その際、ネット18の編み目の間隔が
適切に設定されていると、蔓性植物20の葉や花がネッ
ト18の全面を覆い尽くすことになる。
【0013】以上、本発明に係る蔓性植物の育成部材の
実施例を詳述したが、本発明に係る蔓性植物の育成部材
は上述の実施例に限定されるものではない。
【0014】たとえば、図2に示すように、蔓性植物の
育成部材28は少なくとも2本の支柱12と、2本の横
部材14と、ネット18から構成し、2本の支柱12と
2本の横部材14によってネット18を囲むように組み
立てることができる。この構成により、ネット18を適
度の強さで張ることができる。
【0015】また、図3に示すように、蔓性植物の育成
部材30は、少なくとも2本の支柱12と、少なくとも
1本の横部材14と、ネット18から構成し、2本の支
柱12と1本の横部材14によってネット18の1端部
を除いて囲むように組み立てたり、あるいは図4に示す
ように、2本の支柱12をネット18の両側に配設する
とともに、その支柱12に跨がるように横部材14をネ
ット18の中間部に配設して、接続部材16によって支
柱12と横部材14を接続し、育成部材32を組み立て
ることができる。いずれの構成であっても、育成部材3
0,32の支柱12を地面34に固定することにより、
ネット18をほぼ均一に張ることができて、使用上、何
ら問題はない。
【0016】以上説明したように、本発明に係る蔓性植
物の育成部材を構成する支柱と横部材は、少なくとも2
本以上の支柱と、少なくとも1本以上の横部材を用いれ
ば足り、使用する支柱と横部材の本数は任意に設定する
ことができて、特に限定されるものではない。
【0017】次に、これら支柱と横部材を接続する接続
手段は、前述の図1に示す接続部材が好ましいが、この
接続部材の形状や構造などは図示した例示に限定される
ものではない。たとえば、支柱と横部材を挟持する挟持
部をそれぞれ別部材で製造した後、それらを接合しても
良く、あるいは支柱と横部材を斜めに接続し得るように
形成しても良い。また、接続部材を熱軟化性の樹脂で形
成し、たとえばお湯などで軟化させて、支柱と横部材を
接続した後、冷却すると強固に固定する素材を用いても
良い。更に、接続部材を金属で形成することも可能であ
る。また、上記接続部材以外の接続手段として、たとえ
ば紐や針金などを用いても良く、これらで支柱と横部材
を接続しても良いなど、特に限定されない。
【0018】また、支柱と横部材が接続手段によって接
続されて成る構造体に張設されるネットの形状は上述の
図示した例示に限定されるものではなく、たとえば図5
に示すように、ネット36を上下方向にほぼ並行する線
38によって形成し、その線38の途中に適宜、結び目
40を設けて構成しても良い。かかる構成のネット36
によれば、蔓性植物はネット36の線38に沿って巻き
付きながら上へ成長し、その過程で、蔓性植物の蔓は結
び目40により止まり、下へ滑り落ちることはない。
【0019】更に、図6に示すように、格子状に形成さ
れたネット42を上下斜め方向に張設し得るように構成
しても良い。かかる構成により、蔓性植物はネット42
の線44に沿って斜め方向に巻き付きながら成長するこ
とになる。
【0020】次に、上述の蔓性植物の育成部材は家の壁
や塀などを利用して、それらに立てかけて使用したり、
あるいは支柱の下部を地中に埋設して立設させたりし
て、使用していたが、たとえば図7に示すように、1又
は複数の支持部材46を支柱12又は横部材14に取り
付け、この支持部材46によって育成部材48を自立さ
せるように構成することも可能である。また、図示を省
略するが、2つの育成部材を上部で接続し、三角形状に
して立設させるようにすることも可能であるなど、育成
部材の使用方法は何ら限定されない。
【0021】以上、本発明に係る蔓性植物の育成部材の
実施例を図面に基づいて種々説明したが、本発明は図示
した実施例に限定されるものではないのは言うまでもな
い。たとえば、支柱は直線状のものに限定されるもので
はなく、円弧状に大きく湾曲したものであっても良く、
この場合、ネットは円弧状の支柱に沿って張設されるこ
とになり、かかる育成部材にはたとえば薔薇などの蔓性
植物が好ましい。その他、本発明はその趣旨を逸脱しな
い範囲内で、当業者の知識に基づき種々なる改良、修
正、変形を加えた態様で実施し得るものである。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る蔓性植物の育成部材は、少
なくとも2本以上の支柱と、その少なくとも2本の支柱
に跨がって配設される少なくとも1本以上の横部材と、
支柱と横部材とを接続する接続手段と、支柱と横部材が
接続手段により接続されて成る構造体に張設されるネッ
トとから構成されているため、育成部材の下部に植えら
れた蔓性植物は茎である蔓を支柱やネット及び横部材に
巻き付いて生育し、ネットの全面、すなわち育成部材の
全面に葉や花が覆うことになる。この育成部材はコスト
の掛かる支柱や横部材の本数が少なくて済むため、安価
に提供することができる。しかも、ネットの線間隔を任
意に設定できるため、蔓性植物の葉や花の大きさに対応
したネットを適宜設定することができる。
【0023】また、この蔓性植物の育成部材において、
ネットは蔓性植物の葉及び花の大きさに対応して、生育
したときにその葉及び花の間隔が疎密にならない間隔で
形成されているため、この育成部材によって生育させら
れた蔓性植物の葉や花は過不足なく充分な太陽光を受け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蔓性植物の育成部材の一実施例を
示す図であり、同図(a) は全体の構成を示す斜視図、同
図(b) は接続手段の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る蔓性植物の育成部材の他の実施例
を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る蔓性植物の育成部材の更に他の実
施例を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る蔓性植物の育成部材の更に他の実
施例を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る蔓性植物の育成部材の更に他の実
施例を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る蔓性植物の育成部材の更に他の実
施例を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る蔓性植物の育成部材の更に他の実
施例を示す側面図である。
【図8】従来の蔓性植物の育成部材の一例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10,28,30,32,48:蔓性植物の育成部材 12:支柱 14:横部材 16:接続部材(接続手段) 18,36,42:ネット 20:蔓性植物 34:地面 46:支持部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2本以上の支柱と、該少なく
    とも2本の支柱に跨がって配設される少なくとも1本以
    上の横部材と、該支柱と横部材とを接続する接続手段
    と、該支柱と横部材が接続手段により接続されて成る構
    造体に張設されるネットとから成ることを特徴とする蔓
    性植物の育成部材。
  2. 【請求項2】 前記ネットは蔓性植物の葉及び花の大き
    さに対応して、生育したときに該葉及び花の間隔が疎密
    にならない間隔であることを特徴とする請求項1に記載
    する蔓性植物の育成部材。
JP4474395A 1995-02-08 1995-02-08 蔓性植物の育成部材 Withdrawn JPH08214709A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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