JPH0531875B2 - - Google Patents

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JPH0531875B2
JPH0531875B2 JP59008775A JP877584A JPH0531875B2 JP H0531875 B2 JPH0531875 B2 JP H0531875B2 JP 59008775 A JP59008775 A JP 59008775A JP 877584 A JP877584 A JP 877584A JP H0531875 B2 JPH0531875 B2 JP H0531875B2
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JP
Japan
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lever
recording
head
circuit
drive
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JP59008775A
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JPS60153281A (ja
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Nobuo Tezuka
Nobuaki Date
Shuichiro Saito
Susumu Kozuki
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to DE19853501554 priority patent/DE3501554A1/de
Publication of JPS60153281A publication Critical patent/JPS60153281A/ja
Priority to US07/122,518 priority patent/US4825302A/en
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はカメラ、特に、記録担体上での記録位
置を指示するための可動の指示部材を備えた容器
に収納されている記録担体を該容器と共に装填し
て使用し、撮像手段により得られる撮像信号をも
とに記録ヘツドを通じて上記記録担体上に画像信
号の記録を行う様にしたカメラに関する。
〔背景技術〕
上に述べた様なカメラに就いては既に種々提案
されているが、ところでこの種のカメラにあつて
は、例えば記録担体として回転型磁気デイスク乃
至ドラム等を用いてこれに同心円状乃至環状の記
録トラツクを形成しつつ記録ヘツドを通じて所定
量の画像信号、即ち、例えば、1フイールド分乃
至1フレーム分のビデオ信号を各記録トラツクに
記録する様にした場合、マルチ・ヘツド構成を採
らない限り、記録ヘツドを記録担体に対して移動
させる構成が必要となる。
一方、これとは別に斯かるカメラとして常に適
正な画像を得るためにはシヤツタ、絞り等の撮像
手段の露光状態を制御するための手段が必要とさ
れるし、又、フアインダとして一眼レフレツク
ス・フアインダの構成を採る場合には、撮影レン
ズからの像光束を撮像手段及び上記フアインダに
選択的に向けるための可動ミラーも必要となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この様に、斯種カメラにあつてはその構成によ
つて種々の、且つ、異種の動作装置乃至手段を具
えなければならなくなる訳であるが、ここで、こ
れら各動作装置至至手段に対して個々別々に附勢
手段及び駆動源を配した場合、機構々成上非常に
大掛り、且つ、複雑化し、カメラとしての小型、
コンパクト化が大きく阻害されることになる。
ところで上に例記した様な磁気デイスク乃至ド
ラム等の記録担体はその取り扱い上、カセツト等
の容器に収納されているものであるが、ここで、
従来、記録担体に対する二重記録等の誤まつた取
り扱いを防止する目的で記録担体収納容器に記録
担体上での記録位置を指示する可動の指示部材を
備えることが提案されている。斯かる記録位置指
示部材を備えた容器に収納されている記録担体を
該容器と共に装填して使用するカメラは当然のこ
と乍ら、上述したヘツドの移動と関連して上記指
示部材を駆動する構成を採らなければならず、
又、その際、記録担体に対するヘツドの位置と指
示部材によつて指示されている記録位置とが一致
していない場合には記録を禁止した状態で記録担
体上でのヘツドの位置が指示部材による指示位置
に一致するまでヘツドの移動を繰り返し行う様に
しなければならないことになる。
この様なことも考え併わせると上述したカメラ
の機構々成は増々複雑且つ大掛りになり、故障や
誤動作の危惧も増大することになる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上述の問題点を解決することを目的
としてなされたもので、被写体像をこれに対応し
た撮像信号に変換する撮像手段と、蓄勢手段に蓄
勢された附勢力によつて作動され前記撮像手段の
露光状態を制御するシヤツタ制御手段と、前記撮
像手段より出力される撮像信号を回転する記録担
体上に記録するための記録ヘツドと、前記記録ヘ
ツドを前記記録担体の回転方向に直交する方向に
移動させて前記記録担体上の各記録トラツクへと
移動させるヘツド移動手段と、前記ヘツド移動手
段を駆動するとともに、前記シヤツタ制御手段を
作動するための附勢力を前記蓄勢手段に蓄勢する
ための単一の駆動源と、前記駆動源の駆動力を前
記ヘツド移動手段及び前記蓄勢手段へとそれぞれ
伝達する駆動伝達手段と、前記ヘツド移動手段の
駆動及び前記蓄勢手段への蓄勢動作を終了するご
とに前記駆動伝達手段を非動作状態にロツクし、
前記シヤツタ制御手段のシヤツタ開放動作に応じ
て前記非動作状態におけるロツクを解除するロツ
ク手段と、前記記録担体が装填されたとき、前記
駆動伝達手段の非動作状態におけるロツクを解除
するとともに前記駆動源を動作して前記ヘツド移
動手段を動作し、前記記録ヘツドの位置が未記録
トラツク位置に一致するまで前記駆動手段のロツ
ク動作を禁止するとともに前記駆動源を連続して
動作し、前記記録ヘツドを前記未記録トラツクへ
と移動する初期動作を行う制御手段とを具えた構
成を採用した。
〔作用〕
これによつて、記録ヘツド移動手段の駆動系及
びシヤツタ移動手段の駆動力を蓄勢するための駆
動系の構成が簡素化され、内部機構の構成が大掛
かりに、且つ、複雑化せず、これによつて小型
化、コンパクト化に大きく貢献し得るとともに、
記録担体を装填したとき、記録ヘツドの位置が未
記録トラツク位置に一致していない場合に、ヘツ
ドを未記録ヘツドと移動させる動作を簡単な構成
で正確に行うことができる。
〔実施例による説明〕 以下、上記の目的の達成のために本発明な於て
講じた手段に就いて実施例により例示説明する。
先ず、第1図により本発明の一実施例に於て使
用される記録担体及びその収納容器の一例に就い
て説明する。
第1図に於て、1は記録担体としての可撓性磁
気デイスクであり、その中心部には後述の駆動用
スピンドルと結合するためのセンタ・コア2が固
着されている。センタ・コア2は駆動用スピンド
ルに対し、その中心の五角形開口を形成する5つ
の面のうちの3つの面2a,2b,2cに於て圧
接するとともに、その裏面2dには磁性体が固着
されており駆動用スピンドルのフランジ部に設け
られた磁石に吸引される。2eは1回転1パルス
の回転位相信号を得るための磁性ピンである。
3は磁気デイスク1を回転可能に収納している
記録担体収納容器としてのカセツトであり、図に
示す如く開口部3a及び3bを有している。さら
にカセツト3にはカメラ側装填室内での装填位置
を決めるために位置決め穴3c,3dが設けられ
ている。3eはカセツト3に設けられている書込
み禁止爪であり、該爪3eが残されている場合に
は磁気デイスク1への情報の書込みが可能となり
該爪3eがカセツト3から取りはずされると磁気
デイスク1への情報の書込みが禁止される様にカ
メラが構成される。
4はカセツト3に設けられた記録位置指示部材
としてのカウンタでありその外周部にはラチエツ
ト歯4aが形成されており、これには弾性部材よ
り形成されている係止部5が噛合つている。この
カウンタ4は後述する様に磁気デイスク1に情報
が記録されて記録ヘツドが次の記録位置へ移動さ
せられる際、ある決められた角度(ラチエツト一
歯分)回動させられる。従つて、カウンタ駆動孔
4bのキー溝4cはその指示位相により磁気デイ
スク1での次の記録位置をカセツト3のハウジン
グ上に形成された目盛上で表示する。
尚、磁気デイスク1には本実施例では同心円状
の記録トラツクが形成される。
次に第2図により本発明の一実施例の、特に、
露光系の主要部に就いて説明する。
第2図に於て、11は撮像手段の一例である
CCD固体撮像素子であり、12はシヤツタ基板
である。該シヤツタ基板12には露光様開口部1
2aが形成されており、その背後に撮像素子11
が、その受光部11aが該開口部12aと対向す
る様に配設されている。13及び14はシヤツタ
基板12の両面に於て上記開口部12aに対して
図で縦方向に走行させられるシヤツタ先羽根及び
後羽根で、夫々、軸15a,16a及び17a,
18aにより基板12上に回動可能に取り付けら
れて羽根13及び14と共に平行リンク機構を構
成するアーム15,16及び17,18の各先端
に取り付けられている。又、アーム15及び17
には夫々羽根走行用のばね15c及び17cが掛
けられている。67及び68は夫々アーム15及
び17の一部に取り付けられた吸着片15d及び
17dを吸引することにより該アーム15及び1
7を、従つて、羽根13及び14を図示の状態、
即ち、ばね15c及び17cのチヤージ状態で保
持する羽根保持用電磁石で、シヤツタ基板12上
に固定されており、且つ、共に永久磁石にコイル
が巻回され、各コイルに通電されることにより永
久磁石の吸引力を消滅させて吸着片15d,17
dを釈放する様な構造を用している。
19は軸19dによりシヤツタ基板12に回動
可能に取り付けられたシヤツタ・チヤージ・レバ
ーであり、その腕部19aは後述の主駆動レバー
24の腕部24eと係合し、又、腕部19b及び
19cはその時計方向の回動に際し夫々先述のア
ーム15及び17に植設されたピン15b及び1
7bと係合し、前述したシヤツタ羽根走行用バネ
15c及び17cをチヤージする。21はフアイ
ンダ用可動ミラーであり、非撮影時(被写体観察
時)は周知の様に不図示の撮影レンズからの光束
をフアインダへ向けて反射している。尚、該ミラ
ー21は軸22を中心として回動可能となつてい
る。21aはミラー21の側部に植設されたミラ
ー駆動ピンである。
23は後述するミラー駆動のためのレバー等を
支持するための基板である。該基板23には軸2
4aを中心としてばね25により反時計方向に附
勢された主駆動レバー24が該軸24aにより回
動可能に枢着されており、又、ばね29により時
計方向に附勢されたミラー駆動レバー28も軸2
4aにより回動可能に軸支されている。ミラー駆
動レバー28の腕部28aは前述したミラー駆動
ピン21aと係合し、その反時計方向への回動に
よりミラー21を軸22を中心にして時計方向に
回動させる。30は連行レバーで、該連行レバー
30は主駆動レバー24の腕部24bに植設され
た軸30aに回動可能に軸支されていると共にば
ね31により時計方向に附勢され、その折曲部3
0bは第2図のチヤージ完了状態ではミラー駆動
レバー28の段部28bに係合している。26は
緊定レバーで、該緊定レバー26は基板23に植
設された軸26aに回動可能に軸支されていると
共にばね27により時計方向に附勢されており、
第2図の状態ではその先端段部26bが先述の主
駆動レバー24の腕部24cに係合している。3
2はミラー・アツプ解除レバーで、該解除レバー
32は基板23に植設された軸23aに回動可能
に軸支されていると共にばね33により時計方向
に附勢されており、その一端32bは後述のミラ
ー降下制御レバー62の端部62bと係合してお
り、又、他端32cはミラー21がアツプした状
態で連行レバー30の一端30cと係合可能とな
る様に形成されている。さらに基板23には軸3
4aにて回動可能に支持されていると共にばね3
5にて反時計方向へ附勢されているチヤージ軸係
止解除レバー34が取り付けられている。該レバ
ー34の一端34bは後述のチヤージ軸係止レバ
ー60の一端60bと当接しており、先述のミラ
ー21が上昇したときにミラー駆動ピン21aに
よりその一端34cが押されて時計方向へ回動す
る様に構成されている。20はミラー21が上昇
し切つたときにミラー21の側部に植設されたピ
ン21bによりその接片20aが押されて接片2
0bと接触することによりミラー上昇完了信号を
発生するスイツチである。
36は基板で、該基板36にはミラー上昇等を
始動するための電磁石37が設けられている。該
電磁石37は永久磁石37aとコイル37bから
成つており、コイル37bに通電されることによ
り永久磁石37aの吸引力が打ち消される様に構
成されている。38はチヤージ・レバーで、該チ
ヤージレバー38は基板36に植設された軸38
aにより回動可能に軸支されており、その先端部
38bはチヤージ時には後述の主チヤージ・レバ
ー56のピン56cに押圧され、これによりチヤ
ージ・レバー38は反時計方向へ回動させられ
る。尚、38bは主駆動レバー24の腕部24d
とも係合する様になつている。41はスタート・
レバーで、該スタート・レバー41は基板36に
植設された軸41aにより回動可能に軸支され、
さらに、ばね42により時計方向へ附勢されてい
ており、その一端41dには前述の電磁石37に
吸引される吸着片43を搭載している。尚、第2
図に示す状態では該吸着片43は電磁石37に吸
着されている。さらにスタートレバー41の腕部
41bは前述のチヤージ・レバー38に植設され
たピン38cと係合する様になつており、又、腕
部41cは緊定レバー26の一端26cに係合可
能となつている。39は絞り作動レバーで、該絞
り作動レバー39は基板36に植設された軸39
aにより回動可能に軸支されると共にばね40に
て反時計方向に附勢されており、その一端の立上
り部39cはミラー駆動レバー28の腕部28c
と係合している。尚、又絞り作動レバー39の立
下り部39bは周知の様に不図示の撮影レンズ内
に装備された絞りを決められた値となる迄絞り込
む。
51は後述の記録ヘツド移動機構を附勢すると
共に前述した各機構をチヤージするための駆動源
としてのモータであり、該モータ51の駆動力は
歯車列52を介して歯車53に伝達される。54
は不図示の基板に回動可能に支持されたチヤージ
軸で、該チヤージ軸54には上記の歯車53、カ
ム55,57,58そして59が一体的に結合さ
れている。56は主チヤージ・レバーで、該レバ
ー56は軸56aにより回動可能に軸支されてい
ると共に不図示のばねにより反時計方向へ附勢さ
れており、そして該レバー56に植設されたカム
フオロア・ピン56bが常時カム55に当接する
様に構成されている。さらに、主チヤージ・レバ
ー56の先端部にはピン56cが植設されてお
り、これは、チヤージ・レバー38の腕部38b
と当接する。尚、カム55が時計方向へ回動し、
主チヤージ・レバー56も時計方向へ回動させら
れるとピン56cを介してチヤージ・レバー38
は反時計方向へ回動させられる。
60はチヤージ軸係止レバーで、該レバー60
は軸65により回動可能に軸支されていると共に
ばね61により時計方向へ附勢されており、その
先端係止部60aはカム57の外周に押圧されて
いる。又、尾端60bは前述した解除レバー34
の一端34bと当接している。さらにレバー60
の尾端附近にはスイツチ操作ピン60cが植設さ
れており、後述する如くスイツチ63及び64の
各接片63a及び64aを操作する。57は前述
のチヤージ軸54に固着されているカムで、該カ
ム57には凹部57aが設けられており第2図に
示す如く露光機構のチヤージ完了時点に於てはレ
バー60の先端係止部60aが該凹部57aに落
込み、チヤージ軸54が係止される。62は先述
したチヤージ軸係止レバー60と同様軸65によ
り回動可能に軸支されたミラー降下制御レバー
で、その一端62aはチヤージ軸54に設けられ
たカム58の凸部58aに押圧される様になつて
おり、又、他端62bはレバー32の腕部32b
と当接している。59はチヤージ軸54に取付け
られているカムで、該カム59はその回転中にそ
の突部59aが後述するヘツド移動機構を構成す
る爪駆動レバー131の腕部131bを押圧し、
該レバー131を第2図中、軸131aを中心と
して反時計方向へ回動させる。66はカウンタ駆
動軸連動レバーで、該レバー66はカメラに装填
されたカセツト(第1図)のカウンタ4のキー溝
4cの位相と後述する様にカメラ側カウンタ駆動
用軸126の先端ボス部126aに設けられたキ
ー126b(第4図)の位相とが不一致の場合、
軸126が第2図で左方へ(第4図では右方へ)
突出することによりその先端突部66bを押され
て軸66aを中心に反時計方向へ回動させられ
る。このレバー66の他端にはピン66cが植設
されており、該ピン66cはレバー66が反時計
方向へ回動させられると前述のチヤージ軸係止レ
バー60の一端60bを押圧して該レバー60を
反時計方向へ強制的に回動させる。従つて第2図
に示す如くレバー60の先端係止部60aがカム
57の凹部57aに落込んでいてもそれらの係合
が解除される。63及び64はレバー60のピン
60cにて操作されるスイツチで、スイツチ63
及び64は第3図aに示す如くレバー60の先端
係止部60aがカム57の凹部57aに落ち込ん
だ状態ではスイツチ63はオン、スイツチ64は
オフとなり、又、係止部60aが凹部57aから
外れている状態ではスイツチ63はオフ、スイツ
チ64はオンとなる様に配されている。
尚、第2図中、101はデイスク及びヘツド・
ドライブ・ユニツトを、又、102はデイスク回
転用モータを示しており、これらについては後に
詳述する。
ここで、第2図に示される露光機構の動作に就
いて更に第3図a,bも参照し乍ら説明してお
く。
第2図に示すチヤージ完了の状態で電磁石37
のコイル37bに通電されると吸着片43の吸引
が解かれ、スタート・レバー41はばね42の附
勢力により時計方向に回動し、この時、その腕部
41cにより緊定レバー26を反時計方向に回動
させる。この回動により緊定レバー26の段部2
6bと主駆動レバー24の尾端24cとの係合が
解除され、主駆動レバー24はばね25の附勢力
により反時計方向へ回動する。この時、その腕部
24bはシヤツタ・チヤージ・レバー19の腕部
19aの押圧を解除する。又、この時、ミラー駆
動レバー28の段部28bと連行レバー30の折
曲部30bとは係合を保つたままであるので、ミ
ラー駆動レバー28は主駆動レバー24とともに
反時計方向へ回動し、ミラー21に植設されたピ
ン21aを介して該ミラー21を回動上昇させ
る。一方、ミラー駆動レバー28の腕部28cに
より絞り作動レバー39は時計方向へ回動させら
れ、この時、その立下り部39bにて周知の様に
不図示の撮影レンズ内の絞りを予め決められた値
になる迄絞り込む。尚、主駆動レバー24の反時
計方向への回動によりシヤツタ・チヤージ・レバ
ー19は該レバー24の腕部24eによるその腕
部19aの押圧を解かれて自由になり、これによ
りアーム15及び17の回動、即ち、羽根13及
び14の走行が可能になる。ミラー21が更に上
昇回動を行いその最終停止位置へ到達すると、こ
の時、そのピン21aによりチヤージ軸係止解除
レバー34を介してチヤージ軸係止レバー60を
反時計方向に回動させ、その係止部60aとカム
57の凹部57aとの係合を解除させる。この時
点でスイツチ63はオフ、又、スイツチ64及び
20はオンとなる。
次いで撮像素子11からの出力の読み出し周期
に同期して電磁石67のコイルに通電されること
によりアーム15が釈放されてシヤツタ先羽根1
3がばね15cの作用力で走行させられ、そして
予め決められた時間後に今度は、電磁石68のコ
イルに通電され、アーム17が釈放されることに
よりシヤツタ後羽根14がばね17cの作用力で
走行させられることによつて撮像素子11の露光
が行われる。
撮像素子11の露光が完了し、さらにその出力
をもとに磁気デイスク1に1フイールド又は1フ
レーム分のビデオ信号の記録が終了すると、後述
する様にモータ51に通電が開始され、チヤージ
軸54が時計方向へ回転させられる。そして、チ
ヤージ軸54の回転に伴ない、第3図bに示す如
く先ず、カム58の凸部58aにてミラー降下制
御レバー62の先端部62aが押圧され、該レバ
ー62は第3図b中、時計方向に回動し、この
時、その端部62bにてミラー・アツプ解除レバ
ー32を第2図中、反時計方向に回動させる。こ
の回動によりレバー32はその端部32cを介し
て連行レバー30の一端30cを押下して該レバ
ー30を反時計方向に回動させ、これにより該レ
バー30の折曲部30bとミラー駆動レバー28
の段部28bとの係合が解除される。従つてミラ
ー駆動レバー28はばね29の附勢力により時計
方向に回動し、これによりミラー21は第2図に
示す位置に復帰する。
一方、絞り作動レバー39もミラー駆動レバー
28が時計方向へ回動するためにばね40の附勢
力により第2図の位置へ復帰する。
モータ51の回転は続きそして、チヤージ軸5
4のほぼ前半の半回転中にカム59にて後述する
様にヘツド移動機構が附勢される。そして、チヤ
ージ軸54が更にほぼ半回転して丁度一回転する
と、第2図及び第3図aに示す状態となりモータ
51は停止する訳であるが、この後半のほぼ半回
転の間にカム55により主チヤージ・レバー56
は時計方向に回動させられ、そして、そのピン5
6cを介してチヤージ・レバー38が反時計方向
に回動させられてその先端38bにより主駆動レ
バー24がその腕部24dを押され、又、ピン3
8cによりスタート・レバー41がその側部を押
され、それぞれ第2図の状態にリセツトされる。
即ち、スタート・レバー41は反時計方向に回動
させられてその吸着片43が電磁石37に吸着さ
れる様になり、一方、主駆動レバー24は時計方
向に回動させられて、第2図の位置で緊定レバー
26の先端段部26bがその腕部24cに係合す
ることにより係止され、又、この時、主駆動レバ
ー24の腕部24bに取付けられている連行レバ
ー30の折曲部30bがミラー駆動レバー28の
段部28bに係合する様になり、更に、この時、
ばね25がチヤージされる様になる。又、これと
共にシヤツタ・チヤージ・レバー19はその腕部
19aを主駆動レバー24の腕部24eに押され
て時計方向に回動させられ、この時、この腕部1
9b及び19cを通じてそれぞれピン15b及び
17bを押圧することによりアーム15及び17
を反時計方向に回動させ、これによりシヤツタ羽
根13及び14並びにアーム15,16及び1
7,18は第2図示の位置にリセツトされ、且
つ、この時、ばね15c及び17cがチヤージさ
れる様になる。
以上の説明から理解される様に本実施例に於て
は、シヤツタ・ユニツト(12〜19)、或いは、
可動ミラー21及びこれを作動させるレバー類
(24,28等)、或いは、不図示撮影レンズ内の
絞りを作動させる絞り作動レバー39及びこれを
駆動するレバー類(24,28等)は撮像素子1
1の露光状態を制御するための作動手段を構成
し、その際、シヤツタ羽根(13,14)走行用
のばね(15c,17c)、或いは、主駆動レバ
ー24に掛けられたばね25は蓄勢手段を構成す
る。又、51〜56及び59で示す要素は後述す
るヘツド移動機構を作動させると共に、上記蓄勢
手段に蓄勢するための附勢機構を構成し、その
際、モータ51は駆動源を構成する。更に、チヤ
ージ軸係止レバー60は後述のヘツド移動機構及
び上記蓄勢手段の蓄勢の終る時点で上記附勢機構
をロツクすると共に上記作動手段の作動に関連し
て該ロツクを解除するロツク手段を構成する。
次に第4図を参照してヘツド移動機構を含む上
記デイスク及びヘツド・ドライブ・ユニツト10
1に就いて説明する。
同図に於て105は記録用磁気ヘツドであり、
前述した磁気デイスク1に対接させられる。該磁
気ヘツド105はキヤリツジ106の穴部106
cに取付けられており、該キヤリツジ106によ
りデイスク回転用スピンドル103の中心方向へ
移動させられる。尚、スピンドル103は第2図
のデイスク回転用モータ102の回転軸に結合さ
れており、その一部にセンタ・コア位置決め用の
フランジ部103aを有し、且つ、これにはセン
タ・コア吸着用の永久磁石104が取り付けられ
ている。107は上記キヤリツジ106をガイド
するためのV溝を有するレールであり、ボール1
08を介してキヤリツジ106の側部に設けられ
たV溝に対向している。キヤリツジ106にはア
ーム部材109を介して復帰ばね110が掛けら
れており、キヤリツジ106の腕部106aに設
けられたカム・フオロア111が後述のカム12
2のカム面へ接圧する様に附勢力を与えている。
121はその外周部にラチエツト歯を有するラ
チエツト輪であり、カム122、円筒部材12
3、ピニオンギア124、そして、ブーリー12
5と一体的に形成されており、デイスク及びヘツ
ド・ドライブ・ユニツト101(第2図)の基板
に回動可能に配設されている。126はカウンタ
駆動軸であり、そのボス部126aに形成された
キー126bは前述の円筒部材123に設けられ
ているスリツト123aに嵌入しているととも
に、カセツト3のカウンタ4のキー溝4cにも嵌
入可能となつている。さらにカウンタ駆動軸12
6はその中心軸部が先述のラチエツト輪121を
貫通し、その尾端はプーリー125の裏側迄達し
ており、軸方向に移動可能となつている。尚、駆
動軸126はばね127により円筒部材123の
開口端側、即ち、図中左方(突出方向)へ附勢さ
れており、その際、不図示の抜け止め部材により
このばね127による附勢に対して抜け止めされ
ている。従つて、該駆動軸126はそのキー12
6bとカセツト3側のカウンタ4のキー溝4cと
の位相が合つていない状態ではばね127に抗し
て右方へ押され、この位相が合つた時、ばね12
7の作用力でキー126bとキー溝4cとが係合
する。第2図のカウンタ駆動軸連動レバー66は
斯かる駆動軸126の軸方向変位に応動する。
128はワイヤー129を介してプーリー12
5、従つて、ラチエツト輪121に対して時計方
向の附勢力を与えているばねである。尚、後述す
るリセツト時はラチエツト輪121に植設された
ピン121aがストツパー139に当接して規制
される。
140はその長穴に於て軸141に案内されそ
の長穴方向に移動可能なスライド板であり、その
一部には先述のピニオンギア124と噛合うラツ
ク部140bを有しており、又、キヤリツジ10
6に設けられている長穴106aと嵌合するキヤ
リツジ防振ピン140aを有している。後述する
様にラチエツト輪121が反時計方向に回動する
と上記スライド板140は第7図中下方へ移動す
る。
131は爪駆動レバーで、該レバー131はば
ね132により軸131aを中心として反時計方
向へ附勢されており、その一端には軸135aに
て回動可能に軸支した送り爪135を有してい
る。尚、136は送り爪135に反時計方向附勢
しているばねであり、133は爪駆動レバー13
1に対するストツパーであり、又、134は送り
爪135に対するストツパーである。さらに爪駆
動レバー131の他端は折曲部131bとして形
成されており、第2図にて説明したチヤージ軸5
4がモータ51により駆動されて時計方向へ一回
転する時、カム59により該折曲部131bを押
圧されて軸131aを中心に時計方向へ回動し、
駆動爪135を介してラチエツト輪121を反時
計方向へ回動させる。137は係止爪で、軸13
7aにより回動可能に軸支されていると共にばね
138により反時計方向に附勢されており、ラチ
エツト輪121のラチエツト歯と係合することに
よりこれを係止する。
ここでチヤージ軸54の一回転によるラチエツ
ト輪121の一歯分の送り量に対するカム122
のカムリフト量を磁気デイスク1上での1トラツ
ク・ピツチとなる様にしておけばカム59が一回
転する毎にヘツド105は1トラツク・ピツチ
分、移動させられることになる。
142はリセツトレバーで、軸142aを中心
として回動可能となつており、その一端に形成さ
れたピン142bは例えばカメラのカセツト装填
室蓋の開放、或いは、カセツト3の取り出し、等
に連動して降下する操作部材146と係合し、
又、他端142cは係止爪解除レバー143の突
部143cと係合している。係止爪解除レバー1
43はその長穴に於て軸143aに案内され、図
中、上下方向に移動可能となつており、これに植
設されたピン143bは係止爪137の一端13
7bと係合可能となつている。144は駆動爪解
除レバーで、軸144aを中心に回動可能で、ば
ね145により反時計方向へ附勢されており、通
常はその一端に植設されたピン144bが先述の
係止爪137の終端143dを押圧している。
又、駆動爪解除レバー144に植設されたピン1
44cは駆動爪135と係合可能となつている。
尚、147はヘツド105がデイスク1上の所
定記録エリア内の最終記録位置を越えて更に1ト
ラツク・ピツチ分移動させられた時点でラチエツ
ト輪121のピン121aによつて接片147a
が接片147bから離間させられることによりオ
フとなる様に配設されたエンド検出スイツチであ
る。
以上の構成を有するヘツド移動機構を含むデイ
スク及びヘツド・ドライブ・ユニツト101の動
作は以下の通りである。
先ず、第1図に示したカセツト3はヘツド・キ
ヤリツジ106の上方に近接して形成された不図
示のカセツト装填室に装填され、この時、後述の
カセツト装填検出スイツチがオンさせられると共
に、該カセツト3内の磁気デイスク1のセンタ・
コア2はその中心孔に於てデイスク駆動用スピン
ドル103に、その裏面がスピンドル103のフ
ランジ部103aに当接して規制される迄嵌入さ
せられ、装着される。この時、センタ・コア2の
裏面に取り付けられた磁性体はフランジ部103
aに取り付けられた永久磁石104に吸着され、
又、ヘツド105はカセツト3の開口3aに進入
してデイスク1と当接する。又、このカセツト3
の装填に伴ない操作部材146はリセツト・レバ
ー142のピン142bの押圧を解除する。
上述の様にカセツト3をカメラに装填した状態
ではラチエツト輪121は図示のリセツト位置に
在り、従つて、キヤリツジ106、ヘツド10
5、スライド板140及びこれに取り付けられた
キヤリツジ防振ピン140aも図示のリセツト位
置に在る。又、この時、装填されたカセツト3の
カウンタ4のキー溝4cとカウンタ駆動軸126
のキー126bとの位相が合つていなければ、即
ち、カウンタ4のキー溝4cによつて指示される
記録位置とデイスク1上でのヘツド105の位置
とが一致していなければ、駆動軸126はキー1
26bがカウンタ4の下面にて押圧されることに
よりばね127に抗して右方へ押される。これに
よりカウンタ駆動軸連動レバー66は反時計方向
に回動させられて、この時、第2図に於て、その
ピン66cによりチヤージ軸係止レバー60を反
時計方向に回動させ、該レバー60の係止部60
aによるカム57の係止、従つて、チヤージ軸5
4の係止を解除する。又、この時のレバー60の
回動によりスイツチ63はオフ、スイツチ64は
オンとなる。この状態で後述の電源スイツチが投
入されると、第2図のチヤージ用モータ51に通
電され、チヤージ軸54が第2図で時計方向に回
転させられる。そして、チヤージ軸54が時計方
向に回転させられると、その前半のほぼ半回転の
間にその先端に取り付けられたカム59により爪
駆動レバー131はその折曲部131bを押され
て時計方向に回動し、これにより該レバー131
の先端に取り付けられた送り爪135はラチエツ
ト輪121をそのラチエツト歯の1歯分反時計方
向に回転させる。これによりヘツド・キヤリツジ
106はカム122によりこのラチエツト輪12
1の1歯分の回転に相当するカム・リフト量だけ
図中、右方へ移動させられ、これによりヘツド1
05は例えばリセツト位置からデイスク1の所定
記録エリア内の第1記録トラツク相当位置へと移
動させられる。尚、ラチエツト輪121は駆動爪
135によりラチエツト歯の1歯分回転させられ
た状態で係止爪137により係止保持される。
一方、ラチエツト輪121の上記回動に伴な
い、カウンタ駆動軸126もこれと一体的に回動
させられ、そして、ヘツド105の上記移動位置
でそのキー126bとカセツト3のカウンタ4の
キー溝4cとの位相が合えば、ばね127の作用
下で、そのボス部126a及びキー126bはカ
ウンタ4の孔及びキー溝4cに嵌入して係合状態
となるが、例えば、装填したカセツト3内のデイ
スク1が既に途中のエリア迄記録済である等して
カウンタ4のキー溝4cと駆動軸126のキー1
26bとの位相が合わない場合には連動レバー6
6、従つて、係止レバー60が依然として反時計
方向に回動させられた状態に在るためスイツチ6
3はオフのままであり、これによりモータ51に
対する給電が維持され、モータ51は引き続き回
転する。この間のモータ51の回転に際しては、
第2図で説明した露光機構は既にチヤージされて
いるため、主チヤージ・レバー56、ミラー降下
制御レバー62及びミラー・アツプ解除レバー3
2は空振り状態となりチヤージされている露光機
構に対し何ら作用を為さない。そして、モータ5
1の回転によるカム59の回転により上述した如
くヘツド105の歩進送り及びカウンタ駆動軸1
26の割出し回転だけが行われる。
以上の様にしてヘツド105の歩進送り及びカ
ウンタ駆動軸126の割出し回転が行われて駆動
軸126のキー126bの位相がカセツト3側の
カウンタ4のキー溝4cの位相と合致する様にな
ると、即ち、カウンタ4のキー溝4cによる指示
位置とヘツド105の位置とが合致する様になる
と、この時点で駆動軸126はばね127の作用
力により第4図中、左方へ変位し、そのボス部1
26a及びキー126bがカウンタ4の駆動孔4
b及びキー溝4cに嵌入する様になる。そして、
この時の駆動軸126の変位に伴ない連動レバー
66は第2図で時計方向に回動し、この時、その
ピン66cによるチヤージ軸係止レバー60の一
端60bの押圧を解除する。これにより係止レバ
ー60はばね61の作用下でその先端係止部60
aによりカム57の凹部57aを係止し、従つ
て、チヤージ軸54が係止される。又、この時、
スイツチ63がオンさせられ、これによりモータ
51が停止させられる。尚、この場合、カム59
による上記のヘツド送り及びカウンタ駆動軸割出
し回転が終了した後にカム57の凹部57aがレ
バー60の係止部60aと対向する様になる様
に、チヤージ軸54上でのカム57及び59の相
互の取り付け角乃至レバー60の係止部60aの
位置が定められているものである。
上述の如くしてチヤージ軸54の回転が停止し
た状態ではヘツド105はデイスク1上で既記録
トラツクの直後の未記録トラツクに対向している
ことになる。従つて、この状態でカメラ・レリー
ズを行うと、上述の如くして露光機構が作動して
撮像素子11の露光が行われ、次いで該撮像素子
11から得られた撮像信号をもとに1フイールド
分若しくは1フレーム分のビデオ信号がヘツド1
05を通じてデイスク1上の上記未記録トラツク
に記録される様になる。尚、ここでNTSC方式に
準拠した1フイールド分若しくは1フレーム分の
ビデオ信号の記録を行う場合にはデイスク1はモ
ータ102により3600rpm(フイールド記録)若
しくは1800rpm(フレーム記録)で回転させられ
る。
撮像素子11の露光に際しては先に説明した様
に、第2図に於て、ミラー21の上昇に伴ないチ
ヤージ軸係止解除レバー34が時計方向に回動さ
せられることによりチヤージ軸係止レバー60が
反時計方向に回動させられてその係止部60aに
よるカム57の係止が解除されているので、後述
する構成により磁気デイスク1へのビデオ信号の
記録の終了と共にモータ51が起動されるとチヤ
ージ軸54が時計方向に回転させられる。そし
て、先に第2図に就いて説明した様に、先ず、カ
ム58によりミラー降下制御レバー62が時計方
向に回動させられ、これによりミラー上昇解除レ
バー32が反時計方向に回動させられるためにミ
ラー21が降下させられる。次いで、チヤージ軸
54のほぼ前半の半回転の間にカム59により爪
駆動レバー131が前述の如く作動させられてヘ
ツド105の次トラツク位置への移動並びにカウ
ンタ4の歯進が前述の如く行われる。そして、チ
ヤージ軸54のほぼ後半の半回転の間に第2図に
於て、カム55により主チヤージ・レバー56が
時計方向に回動させられ、前述の如く露光機構の
チヤージ乃至リセツトが行われる。勿論、チヤー
ジ軸54が丁度1回転した時点では前述の様に、
係止レバー62の係止部62aがカム57の凹部
と係合することによりチヤージ軸54は係止さ
れ、且つ、この時、スイツチ63がオンすること
によりモータ51も停止させられる。
尚、この様にチヤージ軸54の1回転中、ほぼ
その前半の半回転の間にヘツド送り機構に対する
附勢を行い、その後のほぼ後半の半回転の間に露
光機構のチヤージ乃至リセツトを行うと云う構成
はモータ51に対する負荷を分散させることによ
りその低トルク化と長寿命化並びに電力消費量の
軽減等を図る上で有益である。
又、上述した様な記録動作を繰り返して、デイ
スク1上の所定の記録エリア内の最終トラツクに
対する記録を終了し、その後、ヘツド105が更
にその先のトラツク位置まで移動させられると、
この時点でエンド検出スイツチ147はラチエツ
ト輪121のピン121aによつてオフさせら
れ、そしてその後、チヤージ軸54が丁度1回転
して係止レバー60により係止され、スイツチ6
4がオフさせられると、後述の様に電源スイツチ
のオンに拘らずカメラの全回路への給電が断た
れ、カメラは動作を停止する様になる。
又、カメラからカセツト3を取り出すべくカセ
ツト装填室の蓋を開くか或いはカセツト3を取り
出すと、この時、第4図に於て、操作部材146
が降下するためにリセツト・レバー142は反時
計方向に回動させられる。これにより係止爪解除
レバー143は上昇させられるためにそのピン1
43bにより係止爪137を時計方向に回動させ
てラチエツト輪121から離脱させ、又、駆動爪
解除レバー144はレバー143の上昇によつて
時計方向に回転させられるためにそのピン144
cにより駆動爪135を時計方向に回動させてラ
チエツト輪121から離脱させる。そして、カセ
ツト3の取り出しによりそのカウンタ4とカウン
タ駆動軸126との係合が解除されると、ラチエ
ツト輪121は自由になるためにばね128の作
用力によりそのピン121aがストツパー139
に衝合して規制される迄カウンタ駆動軸126と
共に時計方向に回転させられてリセツト位置に復
帰させられる。又、この時、ピニオン・ギア12
4も時計方向に回転させられるためにスライド板
140が上昇させられ、従つて、ヘツド・キヤリ
ツジ106もばね110の作用力によりカム12
2及びピン140aによつて規定されるリセツト
位置に復帰させられる様になる。
以上の説明から理解される様に、本実施例に於
ては、106〜111及び121〜138で示す
部材はヘツド移動手段を構成し、カウンタ駆動軸
126は該ヘツド移動手段に連動し、その駆動位
相がカセツト3側のカウンタ4の指示位相と合致
した時、該カウンタと係合して以降ヘツド移動に
関連してこれを駆動する駆動手段を構成し、又、
カウンタ駆動軸連動レバー66は該カウンタ駆動
軸126のキー126bがカウンタ4のキー溝4
cと係合する迄、即ち、デイスク1上でのヘツド
105の位置がカウンタ4によつて指示される記
録位置に一致する迄、先述の附勢機構に対するロ
ツク手段たるチヤージ軸係止レバー60による該
附勢機構のロツクを禁止する制御手段を構成する
ものである。
次に第5図を参照して以上の機械的構成を有す
るカメラの電気回路系に就いて説明する。
図に於て、201は撮像素子11の出力である
撮像信号を周知の如く処理する撮像信号処理回路
(ビデオ・プロセス回路)、202は該撮像信号処
理回路201の出力であるビデオ信号を変調等、
記録のために処理する記録処理回路、203は該
記録処理回路202の出力である記録用信号ゲー
トするためのゲート回路、204は該ゲート回路
203でゲートされた記録用信号をヘツド105
に附与して磁気デイスク1上に記録させるための
記録アンプ、205は垂直、水平等の各種同期信
号乃至タイミング信号を発生するタイミング信号
発生回路で、その出力は上記処理回路201及び
202に附与される。206はタイミング信号発
生回路205の出力に基づいて撮像素子11を駆
動する撮像素子駆動回路、207は第2図示スイ
ツチ20のオンに応答してタイミング信号発生回
路205からの垂直同期信号VDに基づいてシヤ
ツタの作動タイミング及び信号の記録タイミング
を制御するタイミング制御回路で、その出力は上
記ゲート回路203並びに後述の上記チヤージ用
モータ51の作動を制御するモータ制御回路、デ
イスク回転用モータ102に対するモータ制御回
路及びシヤツタ制御回路に附与される。208は
タイミング制御回路207の出力、第2図示スイ
ツチ63のオンによりその出力がハイからロウに
変化する後述のインバータの出力及び電源の投入
時に後述の第1のパワー・アツプ・クリア回路か
ら出力されるパワー・アツプ・クリア信号PUC
1に基づいて上記チヤージ用モータ51の作動の
制御するモータ制御回路、209は該モータ制御
回路208の制御下でモータ51を駆動するモー
タ駆動回路である。尚、210及び211は第
2,4図で説明した上記モータ51により附勢さ
れる露光系チヤージ機構及びヘツド移動機構を
夫々概念的に示すものである。212はデイスク
回転用モータ102の回転を制御するためのモー
タ制御回路で、モータ102からのFG信号(回
転タコ信号)とデイスク1のセンタ・コア2に設
けられた磁性ピン2eを検出することによりデイ
スク1の1回転当り1パルスを発生する回転位相
検出器213の出力と更に上記タイミング信号発
生回路205からの垂直同期信号VDとに基づい
て、上述の如くデイスク1が3600rpm(乃至
1800rpm)で且つ所定位相で回転させられる様に
モータ102を制御する(即ち、速度サーボ及び
位相サーボを有する)。
214は電源としての電池、215はカセツト
3の装填に応答してオンとなる前述のカセツト装
填検出スイツチで、上記スイツチ64及び147
の並列接続回路を介して電源電池214に接続さ
れている。216は該検出スイツチ215に直列
接続された電池スイツチ、217は所要の回路に
対する給電を制御するためのスイツチング回路、
218は該スイツチング回路217を制御する立
下り同期型RS−フリツプ・フロツプ、219及
び220は夫々電源スイツチ216のオン及びス
イツチング回路217のオンに応答してパワー・
アツプ・クリア信号PUC1及びPUC2を出力す
る第1及び第2のパワー・アツプ・クリア回路、
221は第1のパワー・アツプ・クリア回路21
9からのパワー・アツプ・クリア信号PUC1を
微少時間遅延させる遅延回路、222は該遅延回
路221の出力と上記スイツチ63のオンにより
ハイとなる信号とを受けるアンド・ゲート、22
3は該アンド・ゲート222の出力と上記スイツ
チ63のオンによりその出力がハイからロウに変
化する後述のインバータの出力とを受けるオア・
ゲートV、その出力は上記フリツプ・フロツプ2
18のセツト入力Sに附与される。尚、該フリツ
プ・フロツプ218は第1パワー・アツプ・クリ
ア回路219からのパワー・アツプ・クリア信号
PUC1によつてリセツトされる様に為されてお
り、又、スイツチング回路217は該フリツプ・
フロツプ218のQ出力のハイによりオンとなる
様に接続されている。
225は不図示のレリーズ・ボタンの操作によ
りオンさせられるレリーズ・スイツチ、224及
び226は夫々上記スイツチ63及び225のオ
フからオンへの変化に応答してその出力がハイか
らロウに変化する様に接続されたインバータで、
インバータ224の出力は上記モータ制御回路2
08及びフリツプ・フロツプ218に、又、イン
バータ226の出力は後述のD−フリツプ・フロ
ツプのトリガ入力に夫々附与される。227はス
イツチ63とこれに接続された抵抗との接続点の
電位をそのD入力に受けると共に、インバータ2
26の出力の立下りによつてトリガされる様に接
続された立下り同期型のD−フリツプ・フロツ
プ、228はパワー・アツプ・クリア信号PUC
2及びスイツチ225とこれに接続された抵抗と
の接続点の電位を受けるオア・ゲートで、その出
力は該フリツプ・フロツプ227のリセツト入力
Rに附与される。229は該フリツプ・フロツプ
227の出力の立下りに応答して所定接続時間
の、即ち、第2図示電磁石37に於ける永久磁石
37aがコイル37bに通電されることによりレ
バー41の吸着片43を釈放するに足る期間の単
パルスを出力するワン・シヨツト回路、230は
該ワン・シヨツト回路229の出力がハイの間、
コイルに通電する励磁回路、231は例えば周知
のフアインダ光路中に配置されたTTL測光素子
232からの輝度信号とプリセツト絞り値データ
入力回路233からのデイジタル・プリセツト絞
り値データとをもとに露光時間をデイジタル値で
決定すると共にフリツプ・フロツプ227の出
力のロウに応答してこれを記憶する周知のデイジ
タル露光時間決定回路、234は上記タイミング
信号発生回路207からのタイミング信号及び露
光時間決定回路231からの露光時間データに基
づいて第2図示シヤツタ先羽根13及び同後羽根
14の走行タイミングを制御するシヤツタ制御回
路で第2図の先羽根保持用電磁石67のコイル6
7a及び後羽根保持用電磁石68のコイル68a
に対する通電を制御する。
以上の構成に於て、51,63,208,20
9,218及び221〜224で示される回路要
素は電源スイツチ216のオンにより電源電池2
14から直接的に、即ち、スイツチング回路21
7を介することなく給電され、一方、11,2
0,102,201〜207,212及び225
〜234で示す回路要素はスイツチング回路21
7を通じて給電される様に接続されている。又、
第2のパワー・アツプ・クリア回路220からの
パワー・アツプ・クリア信号PUC2はオア・ゲ
ート228の外、205〜207及び231等で
示す回路にも附与される。
ここで特にタイミング制御回路207、モータ
制御回路208及びシヤツタ制御回路233の具
体的な構成に就いて第6図を参照して説明してお
く。
先ずタイミング制御回路207はシリーズ接続
された3つの立下り同期型D−フリツプ・フロツ
プ301,302及び303とアンド・ゲート3
04とから成る。3つのフリツプ・フロツプ30
1〜303は何れも第2のパワー・アツプ・クリ
ア回路220からのパワー・アツプ・クリア信号
PUC2によつてリセツトされると共にタイミン
グ信号発生回路207からの垂直同期信号VD
立下りによつてトリガされる様に接続されてお
り、且つ、初段のフリツプ・フロツプ301はス
イツチ20とこれに接続された抵抗との接続点の
電位をそのD入力に受ける様に接続されている。
アンド・ゲート304は中段のフリツプ・フロツ
プ302のQ出力及び最終段のフリツプ・フロツ
プ303の出力を受け、その出力はゲート回路
203に附与される。尚、フリツプ・フロツプ3
02及び303の各出力はシヤツタ制御回路2
33及びモータ制御回路208にタイミング制御
信号として附与される。
次にモータ制御回路208ほオア・ゲート31
1及び314、遅延回路312、アンド・ゲート
313及び立下り同期型RS−フリツプ・フロツ
プ311から成る。オア・ゲート311は第1の
パワー・アツプ・クリア回路219からのパワー
アツプ・クリア信号PUC1及び上記インバータ
224の出力を受け、その出力はフリツプ・フロ
ツプ315のリセツト入力Rに附与される。遅延
回路312は上記クリア信号PUC1を微少時間
遅延させ、又、アンド・ゲート313は該遅延回
路312の出力とインバータ224の出力とを受
け、更に、オア・ゲートは該アンド・ゲート31
3の出力とタイミング制御回路207中のフリツ
プ・フロツプ303の出力とを受け、その出力
はフリツプ・フロツプ315のセツト入力に附与
される。そして該フリツプ・フロツプ315のQ
出力はモータ駆動回路209に制御信号として附
与される。
次にシヤツタ制御回路234はワン・シヨツト
回路321及び328、励磁回路322及び32
9、発振回路323、カウンタ324、デイジタ
ル・コンパレータ325、インバータ326及び
アンド・ゲート327から成る。ワン・シヨツト
回路321はタイミング制御回路207中のフリ
ツプ・フロツプ301の出力の立下りに応答し
て単パルスを出力し、そして励磁回路322はこ
れに応答して、このパルスのハイの期間、コイル
65aに通電することによりシヤツタ先羽根13
をレリーズさせる。一方、カウンタ324は上記
フリツプ・フロツプ301の出力のハイにより
リセツトされ、そのロウによりカウント・イネー
ブルとなつて発振回路323の出力クロツクをカ
ウントする。そしてコンパレータ325は該カウ
ンタ324のカウト値(A)を露光時間決定回路23
1の出力データ(B)と比較し、両者が一致した(A
=B)時、その“A=B”出力をハイにする。該
“A=B”出力はインバータ326で反転され、
一方でタイミング制御回路207中のフリツプ・
フロツプ302の出力を受けているアンド・ゲ
ート327に附与される。後述の説明から理解さ
れる様に、カウンタ324、コンパレータ325
及びインバータ326は露光時間決定回路231
の出力データに基づいてシヤツタ(13,14)
の開き時間を制御する回路を構成し、その際、ア
ンド・ゲート327はタイミング制御回路207
からのタイミング信号(フリツプ・フロツプ30
2の出力)に基づいてシヤツタ開き時間の長時
間側の上限をビデオ信号の1フイールド相当の期
間、即ち、ここでは1/60秒に規定する回路を構成
するものである。ワン・シヨツト回路328はア
ンド・ゲート327の出力の立下りに応答して単
パルスを出力し、そして、励磁回路329はこれ
に応答して、このパルスのハイの期間、コイル6
6aに通電することによりシヤツタ後羽根14を
レリーズさせる。尚、上記ワン・シヨツト回路3
21及び328は第5図のワン・シヨツト回路2
24同様、夫々、コイル67a及び68aへの通
電によつてシヤツタ先羽根13及び後羽根14
の、永久磁石による吸引保持が解除されるに足る
期間、ハイ・レベルを維持する様な単パルスを出
力する様にその時定数等が選ばれているものであ
る。
次に以上の構成を有する電気回路系の動作に就
いて更に第7図を参照し乍ら説明する。
先ず、カメラにカセツト3を装填すると、検出
スイツチ215がオンになり、この状態で電源ス
イツチ216をオンにする(第7図a)と、電源
電池214より51,63,208,209,2
15,218,219,221〜224で示す回
路要素に給電され、これにより第1パワー・アツ
プ・クリア回路219は第7図bに示す様にパワ
ー・アツブ・クリア信号PUC1を出力する。そ
してこのクリア信号PUC1によりフリツプ・フ
ロツプ218及びモータ制御回路208内のフリ
ツプ・フロツプ315等がリセツトされる。ここ
で、カウンタ駆動軸126のキー126bの位相
とカセツト3のカウンタ4のキー溝4cの位相が
合つていなければスイツチ63がオフとなつてい
るためフリツプ・フロツプ315はクリア信号
PUC1によるリセツトから遅延回路312によ
る遅延時間(△t)の経過後にその出力によつて
セツトされて第7図dに示す様にそのQ出力がハ
イになる。これによりモータ駆動回路209はチ
ヤージ用モータ51を起動し、斯くして上述した
様にヘツド移動機構211によるヘツド105の
移動が行われる様になる。
上述した様にモータ51の駆動はカウンタ駆動
軸126のキー126bの位相がカセツト3のカ
ウンタ4のキー溝4cの位相と合致して両者が係
合する様になる迄接続される。そして駆動軸12
6のキー126bとカウンタ4のキー溝4cの位
相とが合致して両者が係合すると、この時、第7
図cに示す様にそれ迄オフであつたスイツチ63
がオンとなるため第7図dに示す様に上記フリツ
プ・フロツプ315はリセツトされてそのQ出力
はロウとなり、従つてモータ51が停止させられ
る様になる。又、スイツチ63がオンになると第
7図eに示す様にフリツプ・フロツプ218がセ
ツトされてそのQ出力がハイとなり、これにより
スイツチング回路217がオンとなつて、11,
20,201〜207,212,220,225
〜234で示す回路要素に給電される様になる。
この時、第2のパワー・アツプ・クリア回路22
0は第7図fに示す様にパワー・アツプ・クリア
信号PUC2を出力し、これにより205〜20
7,227及び231等で示す回路がリセツトさ
れる様になる。従つて、モータ102によりデイ
スク1の回転駆動が開始されると共に、非露光状
態ではあるが撮像系が作動し、記録処理回路20
2は記録用信号をゲート回路203に対して出力
する様になる。尚、この時、タイミング信号発生
回路205は第7図gに示す様に垂直同期信号
VDをタイミング制御回路207及びモータ制御
回路212に対して出力する様になる。又、この
時、第7図iに示す様にフリツプ・フロツプ22
7の出力がハイとなることにより露光時間決定
回路231が測光素子232の出力及び絞り値デ
ータ入力回路233からのプリセツト絞り値デー
タに基づいて適正露光時間を決定する様になる。
この状態で、レリーズ操作によりレリーズ・ス
イツチ225をオンにする(第7図h)と、これ
により第7図iに示す様にフリツプ・フロツプ2
27がトリガされてその出力はロウとなり、こ
れにより露光時間決定回路231はその時点での
決定露光時間を記憶乃至ホールドする様になり、
一方、ワン・シヨツト回路229は第7図jに示
す様に単パルスを出力し、これに応答して励磁回
路230は電磁石37のコイル37bに通電する
様になる。これにより先に第2図に就いて説明し
た様に絞りの絞り込み及びミラー21の上昇が行
われ、そして、ミラー21の上昇完了時点で第7
図cに示す様にスイツチ63がオフとなると共に
第7図kに示す様にスイツチ20がオンとなる。
そしてスイツチ20がオンになると、第7図l,
mに示す様にタイミング制御回路207中の初段
のフリツプ・フロツプ301がその直後の垂直同
期信号VDの立下りによつてトリガされてそのQ
出力はロウからハイに、又、出力はハイからロ
ウに変化する様になる。そして、この時の出力
の立下りによりシヤツタ制御回路234中のワ
ン・シヨツト回路321は第7図rに示す様に単
パルスを出力し、これに応答して励磁回路322
はシヤツタ先羽根保持用電磁石のコイル67aに
通電し、従つて、第2図で説明した如くシヤツタ
先羽根13が走行して撮像素子11の露光が開始
される様になる。又、フリツプ・フロツプ301
出力がロウになることにより同じくシヤツタ
制御回路234中のカウンタ324はリセツト状
態を解かれて発振回路323の出力パルスのカウ
ントを開始する様になる。そして、先に露光時間
決定回路231で決定された露光時間が1/60秒よ
りも短かく、従つて、上記フリツプ・フロツプ3
01がトリガされて後、1/60秒が経過するよりも
前にカウンタ324のカウント値(A)が該露光時間
決定回路231の出力データ(B)に一致する様にな
ると、この時点でコンパレータ325の“A=
B”出力はロウからハイに変化し、従つて、第7
図sに示す様にインバータ326の出力がハイか
らロウに変化するためにアンド・ゲート327の
出力はハイからロウに変化する(この時点ではタ
イミング制御回路207中のフリツプ・フロツプ
302の出力は第7図oに示す様に末だハイで
ある)。これによりワン・シヨツト回路328は
第7図tに示す様に単パルスを出力し、そして、
これに応答して励磁回路329はシヤツタ後羽根
保持用電磁石コイル68aに通電し、従つて、第
2図で説明した如くシヤツタ後羽根14が走行し
て撮像素子11の露光が終了する様になる。
これに対し、先に露光時間決定回路231で決
定された露光時間が1/60秒以上であれば、タイミ
ング制御回路207では初段のフリツプ・フロツ
プ301がトリガされて後、次の垂直同期信号
VDにより第7図n,oに示す様にフリツプ・フ
ロツプ302がトリガされてそのQ出力はロウか
らハイに、又、出力はハイからロウに変化す
る。そして、この時の出力のハイからロウへの
変化によりシヤツタ制御回路234では、アン
ド・ゲート327の出力がハイからロウに変化す
るために、第7図t中破線で示す如くワン・シヨ
ツト回路328が単パルスを出力し、従つて、こ
の時点でシヤツタ後羽根14の走行が開始され、
結局、この場合、撮像素子11の露光時間は1/
60秒に制限されることになる。尚、第7図s中の
破線はこの場合のインバータ326の出力の変化
の一例を示すものである。
さて、フリツプ・フロツプ302のQ出力がハ
イになると第7図qに示す様にタイミング制御回
路207中のアンド・ゲート304の出力がハイ
になり、これによりゲート回路203がオンとな
つて先の露光期間に於て撮像素子11に得られた
撮像信号の読み出しに際し、該読み出される撮像
信号に基づく記録信号が記録処理回路202から
該ゲート回路203を通じて記録アンプ204に
附与され、結局、ヘツド105を通じてデイスク
1の1つのトラツクに記録される様になる。その
後、次の垂直同期信号VDでタイミング制御回路
207中のフリツプ・フロツプ303がトリガさ
れて第7図pに示す様にその出力がロウになる
と同図qに示す様にアンド・ゲート304の出力
がロウになり、これによりゲート回路203がオ
フとなつて記録が終了する様になる。
一方、フリツプ・フロツプ303の出力がハ
イからロウに変化すると、これにより第7図dに
示す様にモータ制御回路208中のフリツプ・フ
ロツプ315がセツトされてそのQ出力がハイと
なるためにモータ51が起動されてヘツド移動機
構211によるヘツド105の次トラツク位置へ
の移動及び露光系チヤージ機構212による露光
機構のチヤージが行われる。そして、チヤージ軸
54が丁度1回転して第7図cに示す様にスイツ
チ63がオンになると第7図dに示す様にフリツ
プ・フロツプ315がリセツトされてそのQ出力
はロウとなり、これによりモータ51が停止させ
られる。
ここで次の撮影を行うにはレリーズ・スイツチ
225を一度オフにした後、再度オンにすれば良
い。即ち、レリーズ・スイツチ225がオフさせ
られると、フリツプ・フロツプ227がリセツト
されてその出力は再びハイになり、これにより
露光時間決定回路231が再び作動して適正露光
時間を決定する様になる。そしてレリーズ・スイ
ツチ225をオンすると、フリツプ・フロツプ2
27がトリガされてその出力がロウになり、こ
れにより上述した如く露光時間決定回路231が
その決定した露光時間データを記憶乃至ホールド
する様になると共に、ワン・シヨツト回路229
から単パルスが出力されてミラー21のレリーズ
が行われる様になる。一方、この時、タイミング
制御回路207では先のチヤージ用モータ51の
回転によるミラー21のリセツトに伴なうスイツ
チ20のオフによつてフリツプ・フロツプ301
〜303は何れもそのQ出力がロウ、出力がハ
イとなつており、従つて、上記の様にミラー21
が上昇してスイツチ20が再びオンとなると上述
した動作によつてシヤツタ羽根13及び14の走
行タイミングの制御並びにゲート回路203のオ
ン、オフの制御を行う様になる。以下、記録の終
了と共にチヤージ用モータ51が起動されてミラ
ー21のリセツト・ヘツド105の次トラツク位
置への移動並びにその後の露光機構のチヤージが
行われる点に就いては先に説明した通りである。
又、前述したモータ51の停止状態で電源スイ
ツチ216をオフにすればカメラは次の撮影のた
めの準備を完了した状態で電源オフとなる。そし
てこの場合には再び電源スイツチ216、次い
で、レリーズ・スイツチ225を順次オンにする
ことにより上述の動作を通じて次の撮影を行うこ
とが出来る。ここで、この場合には電源スイツチ
216の投入時点でスイツチ63が既にオン状態
に在り、従つて、インバータ224の出力がロウ
となるためにモータ制御回路208中のフリツ
プ・フロツプ315はパワー・アツプ・クリア信
号PUC1によつてリセツトされたまま、セツト
されず、従つて、モータ51は起動さない。又、
スイツチ63がオンであることによりフリツプ・
フロツプ218はパワー・アツプ・クリア信号
PUC1によつてリセツトされた後、遅延回路2
21による遅延時間の経過後にその出力によつて
セツトされ、従つて、この場合にはパワー・アツ
プ・クリア信号PUC1から遅延回路221によ
る遅延時間の経過後にスイツチング回路217が
オンとなつて、11,20,102,201〜2
07,212及び225〜134で示す回路要素
に対する給電が開始される様になる。
尚、デイスク1上の所定記録エリア内の最後の
トラツク位置での記録を終了してヘツド105が
更に次のトラツク位置に移動させられると、この
時、第4図で説明した様にエンド検出スイツチ1
47がオフとなり、そして、その後、露光機構の
チヤージが完了してチヤージ軸係止レバー60が
チヤージ軸54を係止することによりスイツチ6
4がオフになると、電源スイツチ216のオンに
拘らず全回路への給電が停止される様になり、従
つてこの時点でカメラは停止する様になる。
本発明の一実施例は以上の通りであるが、ここ
で以上に説明した実施例、特に、第5図に示した
電気回路系の構成にあつては、カメラ側のカウン
タ駆動軸126のキー126bの位相とカメラに
装填されたカセツト3側のカウンタ4のキー溝4
cの位相とが合つていない状態では専らチヤージ
用モータ51及びこれに付随する回路要素に対し
てのみ給電が行われ、そして、両者の位相が合致
することにより両者が係合して初めて露光制御、
撮像、記録及びデイスク駆動のためのカメラとし
ての主要回路要素に給電される様になり、それ迄
はカメラ・レリーズも不能となつている訳である
が、これは所謂節電及び無駄な動作の防止の面で
有益であり、特に、実施例の様に電源として電池
を用いるカメラにあつては更に効果的である。
さて、以上に説明した実施例に於てはレリー
ズ・スイツチ225のオンの度毎に各1回の撮影
が行われるものであつたが、本発明のカメラは、
斯かる単発的な撮影(以下、単写と称する)のみ
ならず、例えばレリーズ・スイツチ225をオン
に維持している限り所定の駒速度で撮影を繰り返
し行う(以下、連写と称す)様に構成する場合に
も非常に好適なものである。
その場合の一例に就いて第8図により説明す
る。尚、第8図は単写モードと連写モードの切換
えを可能にする場合に必要とされる第5図示回路
に対する附加回路の一例を示すものである。
図に於て、235は第5図のインバータ224
の出力及びレリーズ・スイツチ225とこれに接
続された抵抗との接続点の電位を受ける様に接続
されたアンド・ゲート236は該アンド・ゲート
235の出力を上述の単写モード(S)に於ては接地
し、連写モード(C)に於ては非接地とする様に接続
されたモード切換えスイツチ、237は該アン
ド・ゲート235の出力と第5図のフリツプ・フ
ロツプ227の出力とを受ける様に接続された
オア・ゲートで、ここでは該オア・ゲート237
の出力が該フリツプフロツプ227の出力に代
えて第5図のワン・シヨツト回路229にトリガ
信号として附与される様に接続される。
第5図の回路に対する変更箇所は以上の点だけ
である。
さて、斯かる構成にあつては先ず単写モード(S)
に於てはスイツチ236によりアンド・ゲート2
35の出力が接地されてロウに維持されるために
オア・ゲート237はフリツプ・フロツプ227
の出力に対してのみ応答し、従つて、第5図の
回路の場合と同様、レリーズ・スイツチ225の
オンの度毎に各1回の撮影が行われる様になる。
これに対し連写モード(C)に於てはスイツチ23
6によりアンド・ゲート235の出力が非接地と
なるためにオア・ゲート237はフリツプ・フロ
ツプ227の出力及びオンド・ゲート235の
出力の双方に応答する様になる。即ち、第5図で
説明した様にカメラが次の撮影のための準備を完
了し、従つて、スイツチ63がオンしている状態
でレリーズ・スイツチ225をオンにすると、前
述の様にフリツプ・フロツプ227がトリガされ
てその出力がハイからロウに変化することによ
りカメラがレリーズされ、撮影が行われる訳であ
るが、以降、第7図h中、一点鎖線で示すレリー
ズ・スイツチ225をオンに維持しておくと、最
初の撮影が終了してチヤージ用モータ51が起動
されることにより前述の様にミラー21のリセツ
ト・ヘツド105の次トラツク位置への移動並び
に露光機構のチヤージが行われてレリーズ時にオ
フさせられたスイツチ63がオンになつた時点で
第7図i中、一点鎖線で示す様に該スイツチ63
のオフによつてハイとなつたアンド・ゲート23
5の出力がロウに変化し、そして、この時点では
フリツプ・フロツプ227の出力はロウのまま
であるからオア・ゲート237の出力がハイから
ロウに変化し、これにより第7図j中、一点鎖線
で示す様にワン・シヨツト回路229が再度トリ
ガされて再びカメラ・レリーズが行われる様にな
る。この動作はレリーズ・スイツチ225をオン
に維持している限り接続され、斯くして連写モー
ド(C)にて撮影が行われることになる。尚、第7図
中の一点鎖線はこの連写モード(C)に於ける各回路
の入出力を示すものである。勿論、途中でレリー
ズ・スイツチ225をオフにすればその回の撮影
を終了し、そして更に上述した次の撮影のための
準備を完了した状態でカメラは停止する様にな
る。
因みにこの連写モード(C)に於てはフリツプ・フ
ロツプ227の出力がロウのままとなるため露
光時間は最初の撮影に際して決定された値に固定
されることになる。又、この場合の駒速度、即
ち、単位時間当りの撮影回数は専らモータ51の
回転スピード及び機構部の動作に必要な時間によ
つて決定されることになる。従つてこの場合、例
えばモータ51の回転スピードを可変にして連写
時の駒速度を可変にする様に構成しても良いもの
である。
〔効果〕
以上詳述した様に本発明によれば、可動の記録
ヘツド及び撮像手段に対する露光状態制御用の作
動手段を具えると共に、記録担体の装填動作に応
じて記録担体上での未記録トラツク位置にヘツド
を移動する初期動作を行うカメラにおいて、記録
ヘツド移動手段の駆動系及びシヤツタ移動手段の
駆動力を蓄勢するための駆動系の構成が簡素代さ
れ、内部機構の構成が大掛かりに、且つ、複雑化
せず、これによつて小型化、コンパクト化に大き
く貢献し得ると共に、記録担体を装填したとき、
記録ヘツドの位置が未記録トラツク位置に一致し
ていない場合に、ヘツドを未記録トラツクへと移
動させる動作を簡単な構成で正確に行うことがで
き、斯種カメラに於て極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に於て使用される記
録担体及びその収納容器の一例を示す斜視図、第
2図は本発明の一実施例の特に露光系の主要部の
機械的構成を示す斜視図、第3図a及びbは第2
図示機構系のチヤージ完了時及びチヤージ開始直
後のチヤージ軸及びそれに付随する部材の状態を
示す図、第4図は本発明の一実施例の特にデイス
ク及びヘツド・ドライブ・ユニツトの機械的構成
を示す斜視図、第5図は本発明の一実施例の電気
回路系の構成を示す回路ブロツク図、第6図は第
5図示回路系中の特にタイミング制御回路、チヤ
ージ用モータ制御回路及びシヤツタ制御回路の具
大例を示す回路ブロツク図、第7図は第5,6図
示回路系の動作時の主要回路の入出力を示すタイ
ミング・チヤート、第8図は単写モードと連写モ
ードの切換えを可能にする場合に第5図示回路系
に対して附加されるべき回路の一例を示す部分回
路図である。 1……記録担体、3……記録担体収納容器、4
……記録位置指示部材、11……撮像手段、12
〜19;21,24,28;39……露光状態制
御用作動手段の構成要素、15c,17c;25
……蓄勢手段、105……記録ヘツド、106〜
111,121〜138……ヘツド移動手段の構
成要素、51〜56,59……附勢機構の構成要
素(51は駆動源)、126……指示部材駆動手
段、60……附勢機構ロツク手段、66……制御
手段、102……記録担体駆動用モータ、202
……記録処理回路、203……記録用ゲート回
路、207……タイミング制御回路、208……
チヤージ用モータ制御回路、231……露光時間
決定回路、234……シヤツタ制御回路、37,
67,68……電磁石、20,63,64,14
7,215,216,225,236……スイツ
チ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被写体像をこれに対応した撮像信号に変換す
    る撮像手段と、 蓄勢手段に蓄勢された附勢力によつて作動され
    前記撮像手段の露光状態を制御するシヤツタ制御
    手段と、 前記撮像手段より出力される撮像信号を回転す
    る記録担体上に記録するための記録ヘツドと、 前記記録ヘツドを前記記録担体の回転方向に直
    交する方向に移動させて前記記録担体上の各記録
    トラツクへと移動させるヘツド移動手段と、 前記ヘツド移動手段を駆動するとともに、前記
    シヤツタ制御手段を作動するための附勢力を前記
    蓄勢手段に蓄勢するための単一の駆動源と、 前記駆動源の駆動力を前記ヘツド移動手段及び
    前記蓄勢手段へとそれぞれ伝達する駆動伝達手段
    と、 前記ヘツド移動手段の駆動及び前記蓄勢手段へ
    の蓄勢動作を終了するごとに前記駆動伝達手段を
    非動作状態にロツクし、前記シヤツタ制御手段の
    シヤツタ開放動作に応じて前記非動作状態におけ
    るロツクを解除するロツク手段と、 前記記録担体が装填されたとき、前記駆動伝達
    手段の非動作状態におけるロツクを解除するとと
    もに前記駆動源を動作して前記ヘツド移動手段を
    動作し、前記記録ヘツドの位置が未記録トラツク
    位置に一致するまで前記駆動手段のロツク動作を
    禁止するとともに前記駆動源を連続して動作し、
    前記記録ヘツドを前記未記録トラツクへと移動す
    る初期動作を行う制御手段と、を具えたカメラ。
JP59008775A 1984-01-20 1984-01-20 カメラ Granted JPS60153281A (ja)

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JP59008775A JPS60153281A (ja) 1984-01-20 1984-01-20 カメラ
DE19853501554 DE3501554A1 (de) 1984-01-20 1985-01-18 Videoaufzeichnungskamera
US07/122,518 US4825302A (en) 1984-01-20 1987-11-19 Video recording camera

Applications Claiming Priority (1)

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JP59008775A JPS60153281A (ja) 1984-01-20 1984-01-20 カメラ

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59008775A Granted JPS60153281A (ja) 1984-01-20 1984-01-20 カメラ

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JP (1) JPS60153281A (ja)

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Publication number Publication date
JPS60153281A (ja) 1985-08-12

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