JPH0531856A - 吸水シート及びその製造方法 - Google Patents
吸水シート及びその製造方法Info
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- JPH0531856A JPH0531856A JP27608991A JP27608991A JPH0531856A JP H0531856 A JPH0531856 A JP H0531856A JP 27608991 A JP27608991 A JP 27608991A JP 27608991 A JP27608991 A JP 27608991A JP H0531856 A JPH0531856 A JP H0531856A
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- sheet material
- sheet
- absorbent
- resin
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- Storage Of Harvested Produce (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 野菜や果物などを段ボール箱に入れて保存し
たり輸送する場合に、野菜や果物などから発生する水分
を高吸水性樹脂に吸収させて鮮度を保持すると共に、高
吸水性樹脂が水分を吸収して膨潤したときに、高吸水性
樹脂を保持しているシート材の破損を防止し、高吸水性
樹脂が脱落して野菜などに混入しないようにする。 【構成】 下層シート材1と上層シート材2との間に、
両者を接着する熱可塑性樹脂12と、高吸水性樹脂6と
を介在させた吸水シートにおいて、上記高吸水性樹脂6
側に位置する上層シート材2を、透水性を有する伸張紙
によって構成した。
たり輸送する場合に、野菜や果物などから発生する水分
を高吸水性樹脂に吸収させて鮮度を保持すると共に、高
吸水性樹脂が水分を吸収して膨潤したときに、高吸水性
樹脂を保持しているシート材の破損を防止し、高吸水性
樹脂が脱落して野菜などに混入しないようにする。 【構成】 下層シート材1と上層シート材2との間に、
両者を接着する熱可塑性樹脂12と、高吸水性樹脂6と
を介在させた吸水シートにおいて、上記高吸水性樹脂6
側に位置する上層シート材2を、透水性を有する伸張紙
によって構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、野菜や果物などの生
鮮食料品を保存したり輸送する際に鮮度保持シートとし
て用いたり、又は吸水性を必要とする種々の用途に適す
る吸水シートおよびその製造方法に関する。
鮮食料品を保存したり輸送する際に鮮度保持シートとし
て用いたり、又は吸水性を必要とする種々の用途に適す
る吸水シートおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吸水シートを鮮度保持シ
ートに利用したものとして、例えば特開平3−5919
6号公報に記載のものが知られている。この鮮度保持シ
ートは、吸水または透水性を有する2枚の紙を熱可塑性
樹脂により融着すると共に、熱可塑性樹脂層と紙層間に
微細な高吸水性樹脂を保持させた構造のものである。そ
して、この鮮度保持シートを段ボール箱などに敷きその
上に収穫直後の野菜や果物を詰め込むことにより、これ
ら野菜や果物から発生する水滴などの水分が高吸水性樹
脂に吸収されることとなり、野菜や果物などからの水分
が段ボール箱の内面に付着したり、また段ボール箱内面
の水滴が野菜などに再付着するといったことを防ぐこと
ができる。そのために、野菜や果物などを傷付けたりす
ることなく、いつまでも鮮度を保つことができるといっ
た効果がある。
ートに利用したものとして、例えば特開平3−5919
6号公報に記載のものが知られている。この鮮度保持シ
ートは、吸水または透水性を有する2枚の紙を熱可塑性
樹脂により融着すると共に、熱可塑性樹脂層と紙層間に
微細な高吸水性樹脂を保持させた構造のものである。そ
して、この鮮度保持シートを段ボール箱などに敷きその
上に収穫直後の野菜や果物を詰め込むことにより、これ
ら野菜や果物から発生する水滴などの水分が高吸水性樹
脂に吸収されることとなり、野菜や果物などからの水分
が段ボール箱の内面に付着したり、また段ボール箱内面
の水滴が野菜などに再付着するといったことを防ぐこと
ができる。そのために、野菜や果物などを傷付けたりす
ることなく、いつまでも鮮度を保つことができるといっ
た効果がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の鮮
度保持シートでは、野菜や果物などから発生した水分
は、直接に接触しているシート材を透過して高吸水性樹
脂に吸収される。そして、高吸水性樹脂が100〜10
00倍に膨潤することで、上記野菜などへの水滴の再付
着を防止していることから、シート材は透水性や湿潤強
度などの特性を必要とするのは勿論、高吸水性樹脂が膨
潤したときにその引っ張り力に耐え得る膨潤応力などの
特性を備える必要がある。しかしながら、上述した従来
の鮮度保持シ一トにあっては、シート材として用いてい
る紙が透水性と湿潤強度の特性は有していて、水分を吸
収して濡れた場合でも破れにくくはなっているものの、
膨潤したときの応力特性がないために、高吸水性樹脂が
水分を吸収して膨潤したときにはその引っ張り力に耐え
きれず紙が破れてしまうおそれがある。その結果、高吸
水性樹脂がシート材の破損部分から脱落し、野菜や果物
に混ざってしまうといった問題があった。
度保持シートでは、野菜や果物などから発生した水分
は、直接に接触しているシート材を透過して高吸水性樹
脂に吸収される。そして、高吸水性樹脂が100〜10
00倍に膨潤することで、上記野菜などへの水滴の再付
着を防止していることから、シート材は透水性や湿潤強
度などの特性を必要とするのは勿論、高吸水性樹脂が膨
潤したときにその引っ張り力に耐え得る膨潤応力などの
特性を備える必要がある。しかしながら、上述した従来
の鮮度保持シ一トにあっては、シート材として用いてい
る紙が透水性と湿潤強度の特性は有していて、水分を吸
収して濡れた場合でも破れにくくはなっているものの、
膨潤したときの応力特性がないために、高吸水性樹脂が
水分を吸収して膨潤したときにはその引っ張り力に耐え
きれず紙が破れてしまうおそれがある。その結果、高吸
水性樹脂がシート材の破損部分から脱落し、野菜や果物
に混ざってしまうといった問題があった。
【0004】そこで、本発明が解決しようとする技術的
課題は、野菜や果物から発生する水分を高吸水性樹脂が
吸収して大きく膨潤したとしても、それによってシート
材が破損することなく、高吸水性樹脂の脱落を防止して
野菜などに混入しないようにする点にある。
課題は、野菜や果物から発生する水分を高吸水性樹脂が
吸収して大きく膨潤したとしても、それによってシート
材が破損することなく、高吸水性樹脂の脱落を防止して
野菜などに混入しないようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術的課
題を解決するための手段として、第1に、2枚のシート
材の間に、両者を接着する熱可塑性樹脂層と、高吸水性
樹脂層とを介在させた吸水シートにおいて、上記高吸水
性樹脂層側に位置するシート材を、透水性を有する伸張
紙によって構成したこと、第2に少なくとも一方が伸張
紙で構成された2枚のシート材を両者の接着部位にそれ
ぞれ繰り出す繰出工程と、この接着部位の近傍において
伸張紙により構成されたシート材の接着面上に高吸水性
樹脂の微粒子を散布する散布工程と、2枚のシート材の
間に溶融状態の熱可塑性樹脂を流したのち両者を圧着・
冷却する接着工程とを備えたことである。
題を解決するための手段として、第1に、2枚のシート
材の間に、両者を接着する熱可塑性樹脂層と、高吸水性
樹脂層とを介在させた吸水シートにおいて、上記高吸水
性樹脂層側に位置するシート材を、透水性を有する伸張
紙によって構成したこと、第2に少なくとも一方が伸張
紙で構成された2枚のシート材を両者の接着部位にそれ
ぞれ繰り出す繰出工程と、この接着部位の近傍において
伸張紙により構成されたシート材の接着面上に高吸水性
樹脂の微粒子を散布する散布工程と、2枚のシート材の
間に溶融状態の熱可塑性樹脂を流したのち両者を圧着・
冷却する接着工程とを備えたことである。
【0006】この発明において、2枚のシート材は、一
方が段ボール箱に敷いたときに箱の内面と接する下層シ
ート材となり、他方が野菜や果物などと直接に接する上
層シート材として構成される。それ故、下層シート材は
野菜などから発生する水分の影響を殆ど受けないため、
特に限定された材質でなくてもよい。従って、下層シー
ト材としてライナなどの紙以外に不織布やプラスチック
フィルムなども用いることができるし、その厚みも用途
などによって自由に設定することができる。
方が段ボール箱に敷いたときに箱の内面と接する下層シ
ート材となり、他方が野菜や果物などと直接に接する上
層シート材として構成される。それ故、下層シート材は
野菜などから発生する水分の影響を殆ど受けないため、
特に限定された材質でなくてもよい。従って、下層シー
ト材としてライナなどの紙以外に不織布やプラスチック
フィルムなども用いることができるし、その厚みも用途
などによって自由に設定することができる。
【0007】この点、上層シート材は、野菜などから発
生する水分を高吸水性樹脂に透過するための透水性と、
濡れても破れないなどの湿潤強度を備えると共に、高吸
水性樹脂が膨潤して上層シート材を押圧したときにも耐
えるだけの強度を有しなければならない。本発明ではこ
の膨潤応力を、シート材に伸縮性を持たせることで付与
している。そのため、本発明では上層シート材として、
適度の透水性と湿潤強度の特性を有すると共に、紙自体
がある程度の伸縮性を有する伸張紙を用いている。この
伸張紙は、高吸水性樹脂が水分を吸収して大きく膨潤し
たときにそれに応じて伸張する特性を有するものであ
り、一般には縦方向の伸び率が10〜300%のものを
指していうが、本発明では特に35〜90%の伸び率を
有するものが好適である。例えば細かな皺が多数形成さ
れているクレープ紙やクルパック紙などが用いられる。
その結果、高吸水性樹脂が膨潤した時にはその程度に応
じ上層シート材が伸びることで破損を防ぐことができ
る。
生する水分を高吸水性樹脂に透過するための透水性と、
濡れても破れないなどの湿潤強度を備えると共に、高吸
水性樹脂が膨潤して上層シート材を押圧したときにも耐
えるだけの強度を有しなければならない。本発明ではこ
の膨潤応力を、シート材に伸縮性を持たせることで付与
している。そのため、本発明では上層シート材として、
適度の透水性と湿潤強度の特性を有すると共に、紙自体
がある程度の伸縮性を有する伸張紙を用いている。この
伸張紙は、高吸水性樹脂が水分を吸収して大きく膨潤し
たときにそれに応じて伸張する特性を有するものであ
り、一般には縦方向の伸び率が10〜300%のものを
指していうが、本発明では特に35〜90%の伸び率を
有するものが好適である。例えば細かな皺が多数形成さ
れているクレープ紙やクルパック紙などが用いられる。
その結果、高吸水性樹脂が膨潤した時にはその程度に応
じ上層シート材が伸びることで破損を防ぐことができ
る。
【0008】下層シート材と上層シート材とを接着する
ための熱可塑性樹脂は、汎用樹脂としてのポリエチレン
やポリプロピレンなどが使い易いが、その種類として特
に限定されるものではない。また、熱可塑性樹脂の塗布
厚は、散布した高吸水性樹脂の粒子径よりも薄い厚さに
する必要がある。これは塗布厚が粒子径より大きいと熱
可塑性樹脂の中に高吸水性樹脂が埋没してしまい、高吸
水性樹脂による吸水効果が十分に発揮されないからであ
る。一方、塗布厚があまり薄過ぎても接着効果が低くな
ることから、本発明では10〜40μの範囲での塗布厚
が適当である。尚、熱可塑性樹脂を接着剤として用いる
ときには、溶融した状態で塗布する。
ための熱可塑性樹脂は、汎用樹脂としてのポリエチレン
やポリプロピレンなどが使い易いが、その種類として特
に限定されるものではない。また、熱可塑性樹脂の塗布
厚は、散布した高吸水性樹脂の粒子径よりも薄い厚さに
する必要がある。これは塗布厚が粒子径より大きいと熱
可塑性樹脂の中に高吸水性樹脂が埋没してしまい、高吸
水性樹脂による吸水効果が十分に発揮されないからであ
る。一方、塗布厚があまり薄過ぎても接着効果が低くな
ることから、本発明では10〜40μの範囲での塗布厚
が適当である。尚、熱可塑性樹脂を接着剤として用いる
ときには、溶融した状態で塗布する。
【0009】高吸水性樹脂としては、例えばアクリル酸
ビニルアルコール共重合体、アクリル酸ソーダ重合体、
及びデンプンとアクリロニトリルあるいはアクリル酸と
のグラフト共重合体など吸水力に優れたものを使用する
のが望ましい。また、この高吸水性樹脂は微粒子として
用いられ、その平均粒子径は50〜500μが適当であ
る。すなわち、これより粒子径が小さいと散布時に飛散
してしまい、シート上に均一に散布することができない
他、作業環境上も好ましくない。また、上記範囲より粒
子径が大きいと下層シート材と上層シート材とで高吸水
性樹脂の粒子を挟んだ時に凹凸が大きくなってしまう
他、水分を吸収して膨潤したときに一つ一つの粒子が大
きくなり過ぎて、シート材による接着力が低下するなど
の問題がある。高吸水性樹脂の吸水能力は、用いる樹脂
の種類によって100〜1000倍と開きがある。従っ
て、高吸水性樹脂の散布量を決定するにあたっては、樹
脂の種類と用途を考慮する必要があるが、野菜や果物を
輸送する場合には一般に5〜25g/m2が適当であ
る。なお、散布量が多過ぎる場合には熱可塑性樹脂と上
層シート材との接着を阻害することにもなる。
ビニルアルコール共重合体、アクリル酸ソーダ重合体、
及びデンプンとアクリロニトリルあるいはアクリル酸と
のグラフト共重合体など吸水力に優れたものを使用する
のが望ましい。また、この高吸水性樹脂は微粒子として
用いられ、その平均粒子径は50〜500μが適当であ
る。すなわち、これより粒子径が小さいと散布時に飛散
してしまい、シート上に均一に散布することができない
他、作業環境上も好ましくない。また、上記範囲より粒
子径が大きいと下層シート材と上層シート材とで高吸水
性樹脂の粒子を挟んだ時に凹凸が大きくなってしまう
他、水分を吸収して膨潤したときに一つ一つの粒子が大
きくなり過ぎて、シート材による接着力が低下するなど
の問題がある。高吸水性樹脂の吸水能力は、用いる樹脂
の種類によって100〜1000倍と開きがある。従っ
て、高吸水性樹脂の散布量を決定するにあたっては、樹
脂の種類と用途を考慮する必要があるが、野菜や果物を
輸送する場合には一般に5〜25g/m2が適当であ
る。なお、散布量が多過ぎる場合には熱可塑性樹脂と上
層シート材との接着を阻害することにもなる。
【0010】次に、上記吸水シートの製造方法について
説明する。図1は、本発明に係る吸水シートの製造工程
を示したものであり、また図2は製造装置の一実施例を
示したものである。吸水シートの製造では、先ずシート
材繰出工程において、下層シート材1と上層シート材2
をそれぞれの繰出機3,4から連続的に繰り出す。次い
で、上層シート材2の繰出側では、接着部位5の近傍に
おいて上層シート材2の接着面上に微細に成形された高
吸水性樹脂6を均一に散布する。この発明では、高吸水
性樹脂6を均一に散布することができるように、上層シ
ート材2の接着面をできるだけ水平に近い状態に保持し
ている。また、図3に示したように、散布工程の前工程
として上層シート材2の接着面上に水または蒸気を噴霧
するスプレ工程を加え、散布した高吸水性樹脂6の微粒
子を噴霧水の表面張力を利用して接着面上に仮接着した
り、又は散布工程の前工程に、上層シート材2と高吸水
性樹脂6のそれぞれに逆の電荷を与える電荷付与工程を
加え、散布した高吸水性樹脂6の微粒子を静電気力を利
用して接着面上に仮接着することで微粒子を均一に散布
させることができる。
説明する。図1は、本発明に係る吸水シートの製造工程
を示したものであり、また図2は製造装置の一実施例を
示したものである。吸水シートの製造では、先ずシート
材繰出工程において、下層シート材1と上層シート材2
をそれぞれの繰出機3,4から連続的に繰り出す。次い
で、上層シート材2の繰出側では、接着部位5の近傍に
おいて上層シート材2の接着面上に微細に成形された高
吸水性樹脂6を均一に散布する。この発明では、高吸水
性樹脂6を均一に散布することができるように、上層シ
ート材2の接着面をできるだけ水平に近い状態に保持し
ている。また、図3に示したように、散布工程の前工程
として上層シート材2の接着面上に水または蒸気を噴霧
するスプレ工程を加え、散布した高吸水性樹脂6の微粒
子を噴霧水の表面張力を利用して接着面上に仮接着した
り、又は散布工程の前工程に、上層シート材2と高吸水
性樹脂6のそれぞれに逆の電荷を与える電荷付与工程を
加え、散布した高吸水性樹脂6の微粒子を静電気力を利
用して接着面上に仮接着することで微粒子を均一に散布
させることができる。
【0011】本発明の製造方法では、上層シート材2の
全面に亘って高吸水性樹脂6を均一に散布する他、図4
に示したように、繰出方向の両側部に例えば5mm程の
非散布域7a,7bを形成する散布方法や、また、図5
に示したように、両側部の他に中央部にも非散布域7c
を形成する散布方法、更には図6に示したように、直交
する方向にも非散布域7dを形成するような散布方法を
採ることができる。高吸水性樹脂6は、図7に示したよ
うな、全周面に多数の凹所8が規則的に配列された回転
ドラム9と、この回転ドラム9の上方に配設された微粒
子の供給ホッパ10とで構成される散布装置によって散
布される。即ち、供給ホッパ10の先端部11は回転ド
ラム9の表面に接するように位置しており、回転ドラム
9の各凹所8には供給ホッパ10の先端部11から自重
により一定量の高吸水性樹脂6の微粒子が供給される。
そのため、回転ドラム9が等速回転し、また上層シート
材2が連続的に繰り出されることで上層シート材2の接
着面上に均一に散布されることになる。また、この装置
において上記スプレ工程を採用するときには、図7に示
したように、散布装置の上流側に噴霧器17を設置し、
上層シート材2の接着面上に水や蒸気を噴霧し、更に電
荷付与工程を利用する場合には、直流高圧電源18から
上層シート材2と回転ドラム9とにそれぞれ逆の電荷を
付与する。
全面に亘って高吸水性樹脂6を均一に散布する他、図4
に示したように、繰出方向の両側部に例えば5mm程の
非散布域7a,7bを形成する散布方法や、また、図5
に示したように、両側部の他に中央部にも非散布域7c
を形成する散布方法、更には図6に示したように、直交
する方向にも非散布域7dを形成するような散布方法を
採ることができる。高吸水性樹脂6は、図7に示したよ
うな、全周面に多数の凹所8が規則的に配列された回転
ドラム9と、この回転ドラム9の上方に配設された微粒
子の供給ホッパ10とで構成される散布装置によって散
布される。即ち、供給ホッパ10の先端部11は回転ド
ラム9の表面に接するように位置しており、回転ドラム
9の各凹所8には供給ホッパ10の先端部11から自重
により一定量の高吸水性樹脂6の微粒子が供給される。
そのため、回転ドラム9が等速回転し、また上層シート
材2が連続的に繰り出されることで上層シート材2の接
着面上に均一に散布されることになる。また、この装置
において上記スプレ工程を採用するときには、図7に示
したように、散布装置の上流側に噴霧器17を設置し、
上層シート材2の接着面上に水や蒸気を噴霧し、更に電
荷付与工程を利用する場合には、直流高圧電源18から
上層シート材2と回転ドラム9とにそれぞれ逆の電荷を
付与する。
【0012】なお、上述したように、上層シート材2の
両側部の非散布域7a,7bは、予め回転ドラム9を上
層シート材2の横幅より短めの寸法に形成しておくか、
又は回転ドラム9を上層シート材2の横幅と同一長さに
形成しておき、その両端部には非散布域に対応して凹所
8を設けないことで形成することができる。また、中央
部における非散布域は、対応する回転ドラム9の中央位
置に、円周に沿って凹所8を設けないことにより、形成
することができる。従って、このような散布方法では、
回転ドラム9上に凹所8が形成されていない箇所では、
高吸水性樹脂6が凹所8に供給されないので、これに対
応する上層シート材2上の位置には高吸水性樹脂6が散
布されず、非散布域を容易に形成することができる。な
お、直交する方向での非散布域は、回転ドラム9の長さ
方向において、上述と同様の考え方で一列分の凹所8を
設けないか、又は回転ドラム9を間欠的に回転運動させ
ることで、形成することができる。
両側部の非散布域7a,7bは、予め回転ドラム9を上
層シート材2の横幅より短めの寸法に形成しておくか、
又は回転ドラム9を上層シート材2の横幅と同一長さに
形成しておき、その両端部には非散布域に対応して凹所
8を設けないことで形成することができる。また、中央
部における非散布域は、対応する回転ドラム9の中央位
置に、円周に沿って凹所8を設けないことにより、形成
することができる。従って、このような散布方法では、
回転ドラム9上に凹所8が形成されていない箇所では、
高吸水性樹脂6が凹所8に供給されないので、これに対
応する上層シート材2上の位置には高吸水性樹脂6が散
布されず、非散布域を容易に形成することができる。な
お、直交する方向での非散布域は、回転ドラム9の長さ
方向において、上述と同様の考え方で一列分の凹所8を
設けないか、又は回転ドラム9を間欠的に回転運動させ
ることで、形成することができる。
【0013】下層シート材1と上層シート材2は、図2
にも示したように、接着部位5まで繰り出されたのち熱
可塑性樹脂12によって接着されるが、この接着工程で
は、接着部位5の近傍において下層シート材1上に熱可
塑性樹脂12を流すか、又は下層シート材1と上層シー
ト材2とが重なり合う箇所に熱可塑性樹脂12を流す。
この熱可塑性樹脂12は、押出機13内に溶融状態で入
っており、先端のTダイからシート幅方向にフィルム状
に流れ落ち、シート全体に塗布される。下層シート材1
と上層シート材2は、このように熱可塑性樹脂12と高
吸水性樹脂6とをそれぞれの接着面上に配した状態で、
押付ローラ14と冷却ローラ15との間に挟み込まれ
る。そして、熱可塑性樹脂12が硬化することにより、
下層シート材1と上層シート材2とが接着され、下層シ
ート材1と上層シート材2との間に熱可塑性樹脂層と高
吸水性樹脂層とが形成された吸水シートが巻取機16に
よって巻き取られる。上記熱可塑性樹脂12の流下量
は、押付ローラ14と冷却ローラ15とによって硬化し
た後の厚みが10〜40μ程度となるのが望ましい。
にも示したように、接着部位5まで繰り出されたのち熱
可塑性樹脂12によって接着されるが、この接着工程で
は、接着部位5の近傍において下層シート材1上に熱可
塑性樹脂12を流すか、又は下層シート材1と上層シー
ト材2とが重なり合う箇所に熱可塑性樹脂12を流す。
この熱可塑性樹脂12は、押出機13内に溶融状態で入
っており、先端のTダイからシート幅方向にフィルム状
に流れ落ち、シート全体に塗布される。下層シート材1
と上層シート材2は、このように熱可塑性樹脂12と高
吸水性樹脂6とをそれぞれの接着面上に配した状態で、
押付ローラ14と冷却ローラ15との間に挟み込まれ
る。そして、熱可塑性樹脂12が硬化することにより、
下層シート材1と上層シート材2とが接着され、下層シ
ート材1と上層シート材2との間に熱可塑性樹脂層と高
吸水性樹脂層とが形成された吸水シートが巻取機16に
よって巻き取られる。上記熱可塑性樹脂12の流下量
は、押付ローラ14と冷却ローラ15とによって硬化し
た後の厚みが10〜40μ程度となるのが望ましい。
【0014】このようにして成形された吸水シートは、
例えば段ボール箱などの底に敷いて野菜や果物などを輸
送する際に鮮度保持シートとして用いられ、この場合に
は野菜などから発生する水分を、上層シート材2を透過
させて高吸水性樹脂6に吸収する。そして、高吸水性樹
脂6が膨潤して上層シート材2を強く引っ張るが、上層
シート材2は湿潤強度を有すると共に、伸張性を備え持
っているために、高吸水性樹脂6の膨潤程度に応じて伸
びる。その結果、高吸水性樹脂6が膨潤して大きくなっ
たとしても上層シート材2が破れるといったことがな
く、シート上から高吸水性樹脂6の脱落を防止すること
ができる。さらに、吸水シートの周囲がシールされてい
る場合には、高吸水性樹脂6はいわば下層シート材1と
上層シート材2によって形成された袋の中に封じ込めら
れた状態となっているので、高吸水性樹脂6が膨潤した
ときに周囲が開いてしまうといったこともなく、高吸水
性樹脂6の脱落が確実に防止されることになる。
例えば段ボール箱などの底に敷いて野菜や果物などを輸
送する際に鮮度保持シートとして用いられ、この場合に
は野菜などから発生する水分を、上層シート材2を透過
させて高吸水性樹脂6に吸収する。そして、高吸水性樹
脂6が膨潤して上層シート材2を強く引っ張るが、上層
シート材2は湿潤強度を有すると共に、伸張性を備え持
っているために、高吸水性樹脂6の膨潤程度に応じて伸
びる。その結果、高吸水性樹脂6が膨潤して大きくなっ
たとしても上層シート材2が破れるといったことがな
く、シート上から高吸水性樹脂6の脱落を防止すること
ができる。さらに、吸水シートの周囲がシールされてい
る場合には、高吸水性樹脂6はいわば下層シート材1と
上層シート材2によって形成された袋の中に封じ込めら
れた状態となっているので、高吸水性樹脂6が膨潤した
ときに周囲が開いてしまうといったこともなく、高吸水
性樹脂6の脱落が確実に防止されることになる。
【0015】なお、本発明の吸水シートは、上述したよ
うに段ボール箱の底に敷いて用いることができるのは勿
論のこと、この吸水シートで段ボールそのものを作るこ
ともできる。この場合には、吸水シートをライナとして
用い、このライナと中芯とをコルゲータを用いて貼合す
るが、この場合、先ず、中芯の片側にコーンスターチや
馬鈴薯などのデンプンを接着剤として塗布し、これにラ
イナを貼り合わせて片面段ボールを製造する。次に、上
記中芯の反対側にも接着剤を塗布し他のライナを貼り合
わせて両面段ボールを形成する。そして、この両面段ボ
ールをキャンバスで押さえながら熱盤で180℃前後に
加熱し、この熱でデンプンを糊化してライナと中芯とを
強固に接着する。接着した段ボールは、乾燥させた後カ
ッタで所定寸法に裁断して、一定寸法の段ボールシート
とされる。従って、この段ボールシートで箱を作れば、
鮮度保持作用を備えた段ボール箱となる。さらに、上記
吸水シートは、鮮度保持用シートして利用されるのみな
らず、例えばアルミサッシの窓枠に沿ってその内側に吸
水シートを配設しておき、雨天のときなどに窓枠の内側
に付着する水滴を除去する目的に利用できるなど、種々
の用途に用いることができる。
うに段ボール箱の底に敷いて用いることができるのは勿
論のこと、この吸水シートで段ボールそのものを作るこ
ともできる。この場合には、吸水シートをライナとして
用い、このライナと中芯とをコルゲータを用いて貼合す
るが、この場合、先ず、中芯の片側にコーンスターチや
馬鈴薯などのデンプンを接着剤として塗布し、これにラ
イナを貼り合わせて片面段ボールを製造する。次に、上
記中芯の反対側にも接着剤を塗布し他のライナを貼り合
わせて両面段ボールを形成する。そして、この両面段ボ
ールをキャンバスで押さえながら熱盤で180℃前後に
加熱し、この熱でデンプンを糊化してライナと中芯とを
強固に接着する。接着した段ボールは、乾燥させた後カ
ッタで所定寸法に裁断して、一定寸法の段ボールシート
とされる。従って、この段ボールシートで箱を作れば、
鮮度保持作用を備えた段ボール箱となる。さらに、上記
吸水シートは、鮮度保持用シートして利用されるのみな
らず、例えばアルミサッシの窓枠に沿ってその内側に吸
水シートを配設しておき、雨天のときなどに窓枠の内側
に付着する水滴を除去する目的に利用できるなど、種々
の用途に用いることができる。
【0016】実施例
下層シート材としてライナを用い、また上層シート材と
して種々の縦伸び率を有する6種類の伸張紙を用いた。
上層シート材の接着面上には平均粒径がそれぞれ70
μ,130μ,100μのポリアクリル酸系の高吸水性
樹脂を、約20g/m2となるように均一に散布した。
次いで、溶融ポリエチレンを下層シート材と上層シート
材の間にフィルム状に流下させ、下層シート材と上層シ
ート材を両側から圧縮・冷却して溶融ポリエチレンから
なる接着剤層の厚みが15μに調整された吸水シートを
得た。このようにして得た吸水シートは、高吸水性樹脂
が表面に均一に分散しており、またシート吸水量は32
00〜5500g/m2であって、膨潤時には上層シー
ト材の破れも認められなかった。なお、これらの結果
を、下記表1に示す。
して種々の縦伸び率を有する6種類の伸張紙を用いた。
上層シート材の接着面上には平均粒径がそれぞれ70
μ,130μ,100μのポリアクリル酸系の高吸水性
樹脂を、約20g/m2となるように均一に散布した。
次いで、溶融ポリエチレンを下層シート材と上層シート
材の間にフィルム状に流下させ、下層シート材と上層シ
ート材を両側から圧縮・冷却して溶融ポリエチレンから
なる接着剤層の厚みが15μに調整された吸水シートを
得た。このようにして得た吸水シートは、高吸水性樹脂
が表面に均一に分散しており、またシート吸水量は32
00〜5500g/m2であって、膨潤時には上層シー
ト材の破れも認められなかった。なお、これらの結果
を、下記表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】比較例
下層シート材としてライナを用い、また上層シート材と
して晒クラフト紙またはと未晒クラフト紙を用いた。上
記実施例と同様の散布装置を用いて、上層シート材の接
着面上に平均粒径がそれぞれ50μ,70μ,100μ
のデンプン系またはポリアクリル酸系の高吸水性樹脂を
均一に散布した。次いで、溶融ポリエチレンを下層シー
ト材と上層シート材の間にフィルム状に流下させ、下層
シート材と上層シート材を両側から圧縮・冷却して吸水
シートを得た。このようにして得た吸水シートの吸水量
は、上記表1に示したように2300〜7000g/m
2であったが、膨潤時には上層シート材に破れが認めら
れた。
して晒クラフト紙またはと未晒クラフト紙を用いた。上
記実施例と同様の散布装置を用いて、上層シート材の接
着面上に平均粒径がそれぞれ50μ,70μ,100μ
のデンプン系またはポリアクリル酸系の高吸水性樹脂を
均一に散布した。次いで、溶融ポリエチレンを下層シー
ト材と上層シート材の間にフィルム状に流下させ、下層
シート材と上層シート材を両側から圧縮・冷却して吸水
シートを得た。このようにして得た吸水シートの吸水量
は、上記表1に示したように2300〜7000g/m
2であったが、膨潤時には上層シート材に破れが認めら
れた。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る吸水
シートによれば、上層シート材に伸張紙を用いたため、
高吸水性樹脂が膨潤したとしても、それに上層シート材
が破れるといったことがない。その結果、従来のように
高吸水性樹脂が吸水シートから脱落して、野菜や果物に
混入するといったことを防ぐことができる。また、この
吸水シートの製造方法によれば、シート材をほぼ水平に
近い状態に保持し、その上に高吸水性樹脂を散布するよ
うにしたから、シート材上には均一に散布されることと
なり、吸水シートとしての品質を向上させることができ
た。
シートによれば、上層シート材に伸張紙を用いたため、
高吸水性樹脂が膨潤したとしても、それに上層シート材
が破れるといったことがない。その結果、従来のように
高吸水性樹脂が吸水シートから脱落して、野菜や果物に
混入するといったことを防ぐことができる。また、この
吸水シートの製造方法によれば、シート材をほぼ水平に
近い状態に保持し、その上に高吸水性樹脂を散布するよ
うにしたから、シート材上には均一に散布されることと
なり、吸水シートとしての品質を向上させることができ
た。
【図1】本発明に係る吸水シートの製造工程図である。
【図2】仮接着工程を加えた本発明の吸水シートの製造
工程図である。
工程図である。
【図3】製造装置の概念図である。
【図4】高吸水性樹脂の散布状態の一例を示すシート材
の平面図である。
の平面図である。
【図5】高吸水性樹脂の散布状態の他の例を示すシート
材の平面図である。
材の平面図である。
【図6】高吸水性樹脂の散布状態の他の例を示すシート
材の平面図である。
材の平面図である。
【図7】熱可塑性樹脂の供給手段を示す説明図である。
1 下層シート材
2 上層シート材
3 繰出機
4 繰出機
6 高吸水性樹脂
9 回転ドラム(散布装置)
10 供給ホッパ(散布装置)
12 熱可塑性樹脂
17 噴霧器
18 直流高圧電源
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
D21H 27/30
21/22
27/00
7199−3B D21H 5/22 C
Claims (7)
- 【請求項1】 2枚のシート材の間に、両者を接着する
熱可塑性樹脂層と、高吸水性樹脂層とを介在させた吸水
シートにおいて、上記高吸水性樹脂層側に位置するシー
ト材を、透水性を有する伸張紙によって構成したことを
特徴とする吸水シート。 - 【請求項2】 高吸水性樹脂層を、シート材の周縁部を
除いたシート内側に配し、シート周縁部の一部又は全部
を2枚のシート材と熱可塑性樹脂層とでシールしたこと
を特徴とする請求項1記載の吸水シート。 - 【請求項3】 中芯とその両面を構成するライナとで形
成された段ボールシートの少なくとも片面ライナに、上
記吸水シートを用いたことを特徴とする請求項1記載の
吸水シート。 - 【請求項4】 少なくとも一方が伸張紙で構成された2
枚のシート材を両者の接着部位にそれぞれ繰り出す繰出
工程と、この接着部位の近傍において伸張紙により構成
されたシート材の接着面上に高吸水性樹脂の微粒子を散
布する散布工程と、2枚のシート材の間に溶融状態の熱
可塑性樹脂を流したのち両方のシート材を圧着・冷却す
る接着工程とを備える吸水シートの製造方法。 - 【請求項5】 上記伸張紙で構成されたシート材の接着
面上に高吸水性樹脂の微粒子を散布する散布工程の前工
程に、シート材の接着面上に水または蒸気を噴霧するス
プレ工程を加え、散布した高吸水性樹脂の微粒子を噴霧
水の表面張力を利用して接着面上に仮接着したことを特
徴とする請求項3記載の吸水シートの製造方法。 - 【請求項6】 上記伸張紙で構成されたシート材の接着
面上に高吸水性樹脂の微粒子を散布する散布工程の前工
程に、シート材と高吸水性樹脂のそれぞれに逆の電荷を
与える電荷付与工程を加え、散布した高吸水性樹脂の微
粒子を静電気力を利用して接着面上に仮接着したことを
特徴とする請求項3記載の吸水シートの製造方法。 - 【請求項7】 上記伸張紙で構成されたシート材の接着
面上に高吸水性樹脂の微粒子を散布する場合に、繰出方
向に沿ったシート材の両縁部近傍には高吸水性樹脂の散
布を行わないことを特徴とする請求項3乃至請求項5の
いずれかに記載の吸水シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27608991A JPH0531856A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 吸水シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27608991A JPH0531856A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 吸水シート及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531856A true JPH0531856A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=17564653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27608991A Pending JPH0531856A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 吸水シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0531856A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2280387B (en) * | 1993-07-16 | 1997-04-09 | Mountain Breeze Ltd | Apparatus for cooling and humidifying air and cartridge therefor |
US5996793A (en) * | 1997-04-15 | 1999-12-07 | Cycolor Systems Co., Ltd. | Method of storing and kit containing dry image-forming material |
JP2008155536A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 積層板の製造方法 |
JP2008155535A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 積層板の製造方法 |
US7445260B2 (en) | 2004-10-08 | 2008-11-04 | Fanuc Ltd | Gripping type hand |
WO2015030367A1 (ko) * | 2013-08-27 | 2015-03-05 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지의 제조 방법 |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP27608991A patent/JPH0531856A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2280387B (en) * | 1993-07-16 | 1997-04-09 | Mountain Breeze Ltd | Apparatus for cooling and humidifying air and cartridge therefor |
US5996793A (en) * | 1997-04-15 | 1999-12-07 | Cycolor Systems Co., Ltd. | Method of storing and kit containing dry image-forming material |
US7445260B2 (en) | 2004-10-08 | 2008-11-04 | Fanuc Ltd | Gripping type hand |
JP2008155536A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 積層板の製造方法 |
JP2008155535A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 積層板の製造方法 |
WO2015030367A1 (ko) * | 2013-08-27 | 2015-03-05 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지의 제조 방법 |
US9433921B2 (en) | 2013-08-27 | 2016-09-06 | Lg Chem, Ltd. | Method for preparing a super absorbent polymer |
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