JPH0531855U - 導波管研磨装置 - Google Patents

導波管研磨装置

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JPH0531855U
JPH0531855U JP8995791U JP8995791U JPH0531855U JP H0531855 U JPH0531855 U JP H0531855U JP 8995791 U JP8995791 U JP 8995791U JP 8995791 U JP8995791 U JP 8995791U JP H0531855 U JPH0531855 U JP H0531855U
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JP
Japan
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waveguide
polishing
holder
flange
shaped holder
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JP8995791U
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English (en)
Inventor
隆雄 中山
秀男 新井
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Kyowa Exeo Corp
Original Assignee
Kyowa Exeo Corp
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 導波管フランジを現場で研磨する場合に、作
業性が極めて良好でフランジ歪みを正確に修正して直角
度を出すことができるようにする。 【構成】 可搬性架台上に設置された駆動手段により回
転駆動される研磨板32を設ける。この研磨板32に対
面して導波管をホルダによって保持させるが、このホル
ダはフランジの背面への当接端面を有するとともに導波
管本体14Aの直交する2側面への当接面を形成したL
字型ホルダ42とする。L字型ホルダ42には前記導波
管本体14Aの他の2側面を押圧する独立したクランプ
48,50を備えておき、L字型ホルダ42を前記研磨
板32に向けて移動する研磨深さ調整手段を設け、かつ
L字型ホルダ42を研磨板面と直交および平行に移動可
能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は導波管研磨装置に係り、特に現場作業で導波管長さを調整してフラン ジ取付け位置を変更したときにフランジ端面が導波管軸線に正確に直交するよう に加工するのに好適な導波管研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
導波管は送受信マイクロ波を所定箇所に導くために建屋等に配設されるが、通 常は一定長さの導波管の端面にフランジを設けておき、導波管相互をフランジ結 合することによって配管される。
【0003】 ところで、現場作業において、特に矩形導波管の接続スパンが導波管長さに一 致しない場合、フランジを導波管本体から一端切り離し、長さを調整してから再 度フランジを溶着結合し、適正な長さに設定して接続するようにしている。この 場合、フランジ面に溶着ハンダが滲み出たり、導波管の軸線とフランジ面が直交 していないことがあり、この場合には導波管としての機能が損われるので、従来 から再溶着したフランジの端面を研磨してハンダ除去や歪みを修正することが行 われている。従来のフランジ研磨方法は現場作業であるため、手やすりを用いた 人的作業やベルトやすりによる研磨作業を行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の研磨方法では研磨後のフランジの直角度を出すことが非 常に困難であり、接続可能状態にするまでの作業時間が非常にかかり、作業性が 悪い欠点があった。
【0005】 本考案の目的は、上記従来の問題点に着目し、作業性が極めて良好でフランジ 歪みを正確に修正して直角度を出すことができるようにした導波管研磨装置を提 供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る導波管研磨装置は、矩形導波管の先 端フランジの研磨装置であって、可搬性架台上に設置された駆動手段により回転 駆動される研磨板を備え、この研磨板に対面して配置される前記フランジの背面 への当接端面を有するとともに導波管本体の直交する2側面への当接面を形成し たL字型ホルダを備え、このL字型ホルダには前記導波管本体の他の2側面を押 圧する独立したクランプを備えてなり、L字型ホルダを前記研磨板に向けて移動 する研磨深さ調整手段を設け、かつL字型ホルダを研磨板面と直交および平行に 移動可能としたものである。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、導波管本体の直交2面から構成されるコーナ部がL字型ホ ルダの直交コーナに密着するように装着しつつ先端フランジの背面をホルダ端面 に付き当て、これをクランプにより押圧してホルダに固定する。これによりホル ダには導波管中心軸線が固定されて導波管本体が保持される。L字型ホルダは研 磨板に向けて移動でき、これにより研磨板に対する導波管フランジの研磨深さが 調整できる。この調整後にホルダを研磨板と平行に移動させることによりフラン ジ端面が研磨され、この研磨面は正確に導波管本体の中心軸線と直交状態になる 。このため、作業者は導波管をホルダに装着固定し、研磨深さを調整してホルダ を研磨板に沿って平行移動させるだけで精度よくフランジ端面の直角度を出すこ とができる。したがって、現場での調整作業が非常に容易になり、作業性を大幅 に向上させることができるのである。
【0008】
【実施例】
以下に本考案に係る導波管研磨装置の具体的実施例を図面を参照して詳細に説 明する。
【0009】 図1〜図2は実施例に係る導波管研磨装置の平面図と側面図である。これらの 図に示すように、実施例の導波管研磨装置は、下面に車輪等が取付けられて可搬 構造とされる架台としてのベースフレーム10を備え、このベースフレーム10 の片半部に研磨板駆動部12を配置し、他の半部に導波管14のホルダ部16を 配置した構成となっている。
【0010】 まず、研磨板駆動部12はベースフレーム10に固定されたモータ18を有し ており、またこれに併設して回転主軸20を一対の軸受22により回転支持して 取付けている。主軸20はモータ18によって回転駆動されるものとされ、この ためモータ18の出力軸24と主軸20の各々にプーリ26、28を取付け、こ れらにVベルト30を巻回装着し回転伝達を行うようにしている。この場合、プ ーリ26、28を含む回転伝達部は前記ホルダ部16と反対に位置し、回転主軸 20の一端がホルダ部16側に突出するように配置される。そして、ホルダ部1 6側に臨まれる回転主軸20の先端には円盤状の研磨板32を同心的に取付けて いる。この研磨板32はホルダ部16に対面する面を研磨面としているが、これ にはシート状の研磨紙34が貼着され、この研磨紙34によって後述するフラン ジを研磨するようにしている。研磨紙34は適宜張り替え可能とされ、研磨板3 2自体の交換を行うことなく研磨面を常時適正に維持できるようになっている。
【0011】 このような研磨駆動部12の研磨板32に対面して導波管14を保持するホル ダ部16が形成されているが、これはベースフレーム10に渡し掛けた支持ビー ム36上に前記回転主軸20と平行となるように固定設置された一対の固定レー ル38を備えている。更に、一対の固定レール38上にはこれらを跨ぐように逆 U字状に形成されて摺動可能に取付けられたスライドベース40が搭載され、前 記研磨板32に対して接離移動可能とされている。このスライドベース40の上 面板は矩形に形成され、特にその側面が前記固定レール38と直交するように形 成されている。また、スライドベース40上には導波管14を直接保持するL字 型ホルダ42が搭載されており、ホルダ42の下面に形成した一対の脚によりス ライドベース40の側面を挟み込んだ状態に搭載してスライドベース40上を摺 動できるようにしている。このため最上段のL字型ホルダ42はスライドベース 40とともに前後方向に移動でき、またスライドベース40上を横行移動できる もので、直交2軸方向に平面移動可能とされている。
【0012】 このように取付けられたL字型ホルダ42は底板44と側板46とを直交させ てL字形状に形成されており、この直交2平面が導波管本体14Aの直交2側面 に当接するようになっている。またL字型ホルダ42の先端面は底板44および 側板46の平面と直交する端面に形成されている。このようなL字型ホルダ42 はそのコーナ縁の方向が前記回転主軸20の軸心に一致するようにスライドベー ス40上に配置されており、このホルダ42に対して導波管14を装着した際に 導波管14の管軸心が回転主軸20と平行になるように設定されている。そして 、ホルダ端面を導波管フランジ14Bの背面に当接させて保持することによりフ ランジ14Bの先端面が研磨板32に対面されるものとなっている。
【0013】 L字型ホルダ42は上述のようにフランジ14Bの背面と導波管本体14Aの 2側面に当接して位置決めをなすが、この状態を固定保持するために当該ホルダ 42には側面クランプ48と上面クランプ50が装備されている。側面クランプ 48は底板44の側縁部にクランプナット52を立設し、これにクランプボルト 54を螺着するとともに、クランプボルト54の先端にクランププレート56を 取付けて構成されている。クランププレート56はクランプボルト54を螺進さ せることによりホルダ側板46に近接移動し、導波管本体14Aを両側面から挟 圧して固定保持するようにしている。また、上面クランプ50はホルダ側板46 の上端面に取付けられており、これは水平に振出可能に取付けられたスイングア ーム58を有し、その先端に押えボルト60を取付けて構成されている。導波管 14をクランプする際は、スイングアーム58を振出して押えボルト60が導波 管本体14Aの上面中心になるように調整し、適正なクランプ位置で押圧させる ものとしている。
【0014】 このようにL字型ホルダ42に保持された導波管14のフランジ14Bを研磨 する場合、研磨深さはスライドベース40を固定レール38に沿って前進移動さ せ量により設定されるが、この調整手段が支持ビーム36をスライドベース40 の間に形成されている。すなわち、固定レール38の中間部において支持ビーム 36に軸受ブロック62が取付けられ、これに固定レール38と平行に延長され た送りねじ64が回転可能に支持されている。一方、スライドベース40の下面 部にはナットブロック66が取付けられており、送りねじ64を螺合させている 。これにより送りねじ64を回転することにより、スライドベース40を前後に 移動させることができ、フランジ14Bの研磨深さを任意に設定できるようにな っている。
【0015】 なお、ベースフレーム10のホルダ部16側の端部には導波管14を水平支持 するためのレベリングバー68が設けられ、L字型ホルダ42での導波管14の 支持高さに合わせて導波管本体14Aを支持し、フランジ14Bの加工時に導波 管14に曲げ応力が加わらないようにしている。また、フレーム10の後端部に はテレスコピック状に伸縮できるスライドフレーム70が取付けられており、こ のスライドフレーム70には前記レベリングバー68による支持高さと同一に導 波管本体14Aを支持する支持バー72を取付けており、長尺導波管本体14A をも有効に支持し、研磨時の曲げを防止するようにしている。スライドフレーム 70は複数段数に設定され、所望の伸縮量を確保するようになっている。この場 合、スライドフレーム70自身がその伸張によって撓まないように下面にローラ 等の床盤への支持手段を設けるようにしてもよい。
【0016】 このように構成された導波管研磨装置では、研磨対象の導波管14をL字型ホ ルダ42に取付ける。これは導波管本体14Aの直交2面から構成されるコーナ 部がL字型ホルダ42の底板44、側板46によって形成される直交コーナに密 着するように装着しつつ先端フランジ14Bの背面をホルダ42の先端面に付き 当てる。そして、導波管本体14Aの反対側面を側面クランプ48により押圧し 、また上面クランプ50を導波管本体14Aの上面中心振出して押えボルト60 におってクランプする。これにより導波管14はL字型ホルダ42に固定される 。これによりホルダ42には管中心軸線が回転主軸20と平行になるように固定 されて導波管14が保持される。L字型ホルダ42は送りねじ64により研磨板 32に向けて移動でき、これにより研磨板32に対する導波管フランジ14Bの 研磨深さが調整できる。この調整後にホルダ42をスライドベース40に沿って 移動させることにより、研磨板32と平行にホルダ42が移動され、フランジ1 4Bの端面が研磨される。この研磨面は正確に導波管本体14Aの中心軸線と直 交状態になる。このため、作業者は導波管14をホルダ42に装着固定し、研磨 深さを調整してホルダ42を研磨板に沿って平行移動させるだけで精度よくフラ ンジ14Bの端面の直角度を出すことができる。したがって、現場での調整作業 が非常に容易になり、作業性を大幅に向上させることができる。
【0017】 このようなことから、実施例に係る導波管研磨装置では、正確な直角度が要求 される導波管フランジの研磨作業を熟練を要することなく高い精度で加工するこ とができ、現場での導波管の配管接続が極めて容易になる効果が得られる。特に 、可搬性があるので山上の工事現場等にも運搬可能となり、作業能率が向上する 。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る導波管研磨装置は、矩形導波管の先端フラ ンジの研磨装置であって、可搬性架台上に設置された駆動手段により回転駆動さ れる研磨板を備え、この研磨板に対面して配置される前記フランジの背面への当 接端面を有するとともに導波管本体の直交する2側面への当接面を形成したL字 型ホルダを備え、このL字型ホルダには前記導波管本体の他の2側面を押圧する 独立したクランプを備えてなり、L字型ホルダを前記研磨板に向けて移動する研 磨深さ調整手段を設け、かつL字型ホルダを研磨板面と直交および平行に移動可 能としたので、作業性が極めて良好でフランジ歪みを正確に修正して直角度を出 すことができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る導波管研磨装置の平面図である。
【図2】同装置の正面図である。
【符号の説明】
10 ベースフレーム 12 研磨駆動部 14 導波管 14A 導波管本体 14B フランジ 16 ホルダ部 18 モータ 20 主軸 30 Vベルト 32 研磨板 34 研磨紙 38 固定レール 40 スライドベース 42 L字型ホルダ 48 側面クランプ 50 上面クランプ 64 送りねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形導波管の先端フランジの研磨装置で
    あって、可搬性架台上に設置された駆動手段により回転
    駆動される研磨板を備え、この研磨板に対面して配置さ
    れる前記フランジの背面への当接端面を有するとともに
    導波管本体の直交する2側面への当接面を形成したL字
    型ホルダを備え、このL字型ホルダには前記導波管本体
    の他の2側面を押圧する独立したクランプを備えてな
    り、L字型ホルダを前記研磨板に向けて移動する研磨深
    さ調整手段を設け、かつL字型ホルダを研磨板面と直交
    および平行に移動可能としたことを特徴と摺る導波管研
    磨装置。
JP8995791U 1991-10-07 1991-10-07 導波管研磨装置 Pending JPH0531855U (ja)

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JP8995791U JPH0531855U (ja) 1991-10-07 1991-10-07 導波管研磨装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4818792B1 (ja) * 1970-01-27 1973-06-08
JPS5490689A (en) * 1977-11-26 1979-07-18 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd Apparatus for finishing pipe flange planes
JPH02256437A (ja) * 1989-03-28 1990-10-17 Nippei Toyama Corp クランプ作動回路

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