JPH05318221A - カテナリーガイド上の板押え装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カテナリーガイド上のコイルを上面より押え
パットによって押えることにより、コイルを安定させて
スリッターに送り込むことを目的とする。 【構成】 スリッター前面に旋回自在にレバーを設け、
該レバーに押付パットを設けてコイル上面より押付ける
ように該レバーを取付けた軸にシリンダーにより作動す
る旋回レバーを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、スリッターラインにお
けるスリッター本体の前面に設けられているカテナリー
ガイドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来スリッター本体でコイルをスリット
する場合、スリッターの入側にスリットコイルにループ
を与えて、スリット作業の行い易いようにしていた。そ
のためにループコイルの蛇行を防止するために複数本の
ローラーで支持するカテナリーガイドを設けていたが、
コイルのスリット速度即ちライン速度が速くなると、カ
テナリーガイド上でコイルが上下に不規則に動き安定し
てコイルが送られなくなる場合が発生し、コイルに傷が
付いたり、スリッターの刃物に少なからず悪影響を与え
たり、蛇行の原因となっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、カテナリーガイド上をスリットコイルが通板され
るとき上下にコイルが不規則に動いたりせず、安定して
送り、且スリット出来るカテナリーガイドの補助装置を
提供する点にある。

【０００４】

【課顆を解決するための手段】本発明は、カテナリーガ
イドの上方向よりコイルに傷を付けないように設計した
押えパットを使用、不使用時に自在に使い分けるよう構
成して設けることによって、コイルを上面より押えて動
きを拘束することによって安定してコイルを送るように
したものである。

【０００５】

【作用】本発明はスリッター本体の上面に旋回式にカテ
ナリーガイド上面の板を押えることが出来る板の押付け
パットを設け、カテナリーガイド上のコイルと該パット
で挾みコイルを送ることによってカテナリーガイド上で
コイルの上下、左右への動きを拘束し安定してスリッタ
ー本体にコイルを送り込むものである。

【０００６】

【実施例】図１は本発明の側面図であり、スリッター１
上にブラケット２を設け、該ブラケット２上にトラニオ
ンタイプのシリンダー３を設ける。

【０００７】一方スリッター本体入側にブラケット７を
固設し、該ブラケット７に軸８を軸承させ、該軸８に旋
回用レバー６をピン５によりシリンダー３のロッド先端
のフオークエンド４と連結し取付ける。又該軸８にはフ
エルト１１を巻き付けた押付パット１０を設けた複数本
のレバー９を設ける。

【０００８】又軸８にはストッパー用の調整ボルト１４
を設けたブラケット１５を固設する。

【０００９】使用においては、シリンダー３を作動させ
て、まず押付パット１１を上昇させる。次にコイルがカ
テナリーガイド上を通過して全ての準備が完了したと
き、シリンダー３を作動させて押付パットを下降させて
コイルに当接させる。この場合コイルを押え付け過ぎな
いようコイルの板厚に応じて予めストッパーネジ１４を
調整しておく。これによって、コイルを上下より拘束す
ることによって、コイルを安定して送ることが出来る。

【００１０】

【発明の効果】スリッター本体に簡単に本発明装置をセ
ットすることによって、従来カテナリーガイド上でコイ
ルが上下に動き、スリッターへコイルを不安定に供給し
ていたのを安定して供給出来るようになり所望する目的
達成することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明装置の側面図であり、スリッター本体の
一部を含む説明図である。

【符号の説明】

１ スリッター本体 ２ ブラケット ５ シリンダー ４ フオークエンド ５ ピン ６ 旋回用レバー ７ ブラケット ８ 軸 ９ レバー １０ 押付けパット １１ フエルト １４ ストッパーボルト １５ ブラケット

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 スリッタースタンドの入側に長手方向に
   軸を軸承し、該軸に下方に向けて複数本のレバーを固設
   し、該レバー先端に心材に巻いたフエルトの押えパツト
   を設ける。一方レバーを固設した軸にスリッター本体の
   上面に固設したシリンダーによって軸を回転させるため
   の旋回レバーを設ける。以上の構成により成るカテナリ
   ーガイド上の板押え装置。