JPH0531816B2 - - Google Patents
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- JPH0531816B2 JPH0531816B2 JP61185883A JP18588386A JPH0531816B2 JP H0531816 B2 JPH0531816 B2 JP H0531816B2 JP 61185883 A JP61185883 A JP 61185883A JP 18588386 A JP18588386 A JP 18588386A JP H0531816 B2 JPH0531816 B2 JP H0531816B2
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- capacitor element
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- film capacitor
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、フイルムコンデンサ素子のリード端
子を保持部材に仮固定して、複数のコンデンサ素
子を所定間隔で保持させる偏平型フイルムコンデ
ンサの製造方法及び装置に係り、特に、リード端
子の導出始端部を位置決めして仮偏平化すること
により、コンデンサ素子の加熱偏平化工程に於け
るコンデンサ素子とリード端子との位置関係精度
を向上させた偏平型フイルムコンデンサの製造方
法及び装置に関する。
子を保持部材に仮固定して、複数のコンデンサ素
子を所定間隔で保持させる偏平型フイルムコンデ
ンサの製造方法及び装置に係り、特に、リード端
子の導出始端部を位置決めして仮偏平化すること
により、コンデンサ素子の加熱偏平化工程に於け
るコンデンサ素子とリード端子との位置関係精度
を向上させた偏平型フイルムコンデンサの製造方
法及び装置に関する。
[従来の技術]
従来より、其の種偏平型フイルムコンデンサを
製造するに際しては、合成樹脂より成る一対の誘
電体フイルムと、それぞれリード端子が接続され
た金属箔より成る一対の電極箔とを交互に積層し
て巻回し、リード端子を同一方向に導出させてフ
イルムコンデンサ素子を形成しており、更に、コ
ンデンサ素子本体を加熱押圧して偏平化し、エポ
キシ等の合成樹脂による外装を施して偏平型フイ
ルムコンデンサを形成している。また、上記偏平
化及び外装の形成に際しては、第5図Aに示す如
く、リード端子3,3を長尺の台紙等より成る保
持部材4に粘着テープ5等によつてテーピングし
て仮固定し、複数のコンデンサ素子1を所定間隔
で保持させたものを用いて作業の効率化を図つて
いる。
製造するに際しては、合成樹脂より成る一対の誘
電体フイルムと、それぞれリード端子が接続され
た金属箔より成る一対の電極箔とを交互に積層し
て巻回し、リード端子を同一方向に導出させてフ
イルムコンデンサ素子を形成しており、更に、コ
ンデンサ素子本体を加熱押圧して偏平化し、エポ
キシ等の合成樹脂による外装を施して偏平型フイ
ルムコンデンサを形成している。また、上記偏平
化及び外装の形成に際しては、第5図Aに示す如
く、リード端子3,3を長尺の台紙等より成る保
持部材4に粘着テープ5等によつてテーピングし
て仮固定し、複数のコンデンサ素子1を所定間隔
で保持させたものを用いて作業の効率化を図つて
いる。
[発明が解決しようとする問題点]
ところが、コンデンサ素子1を保持部材4に保
持させる場合、後工程との関係から、リード端子
3,3の中途部や先端部を仮固定することとなる
ため、リード端子3,3に捩れや曲がりがある
と、第5図Bに示す如く、コンデンサ素子本体2
内部のリード端子3,3を結ぶ直線と保持部材4
のリード端子3,3が仮固定された側面との平行
度が失われることとなる。従つて、第6図に示す
如く、この様な状態で、コンデンサ素子本体2を
保持部材4の側面と直交する方向から一対の加熱
押圧板6,6で挟持し、加熱押圧して偏平化した
場合には、第7図に示す如く、コンデンサ素子本
体2内のリード端子3,3は、偏平化されたコン
デンサ素子本体2の曲面中心を結ぶ直線上から外
れた位置に配置されることになる。このため、リ
ード端子間隔不良や外観不良が発生し、また、加
熱押圧による外力がリード端子に偏つて作用する
ため、リード端子と電極箔の剥離や電極箔切れが
生じ、信頼性を低下させるという問題がある。
持させる場合、後工程との関係から、リード端子
3,3の中途部や先端部を仮固定することとなる
ため、リード端子3,3に捩れや曲がりがある
と、第5図Bに示す如く、コンデンサ素子本体2
内部のリード端子3,3を結ぶ直線と保持部材4
のリード端子3,3が仮固定された側面との平行
度が失われることとなる。従つて、第6図に示す
如く、この様な状態で、コンデンサ素子本体2を
保持部材4の側面と直交する方向から一対の加熱
押圧板6,6で挟持し、加熱押圧して偏平化した
場合には、第7図に示す如く、コンデンサ素子本
体2内のリード端子3,3は、偏平化されたコン
デンサ素子本体2の曲面中心を結ぶ直線上から外
れた位置に配置されることになる。このため、リ
ード端子間隔不良や外観不良が発生し、また、加
熱押圧による外力がリード端子に偏つて作用する
ため、リード端子と電極箔の剥離や電極箔切れが
生じ、信頼性を低下させるという問題がある。
本発明は上述の点に鑑み案出されたもので、リ
ード端子に捩れや曲がりがある場合でも、コンデ
ンサ素子本体とリード端子との位置関係のズレを
防ぎ、高良品率及び高信頼性の偏平型コンデンサ
が得られる製造方法及び装置を実現することを目
的とするものである。
ード端子に捩れや曲がりがある場合でも、コンデ
ンサ素子本体とリード端子との位置関係のズレを
防ぎ、高良品率及び高信頼性の偏平型コンデンサ
が得られる製造方法及び装置を実現することを目
的とするものである。
[問題を解決するための手段]
上述の目的を達成するため本発明の偏平型フイ
ルムコンデンサの製造方法は、一対のリード端子
が同一方向に導出されたフイルムコンデンサ素子
を供給して上記リード端子の導出始端部を位置決
めした後、上記コンデンサ素子の本体を仮偏平化
するために、該本体を、リード端子の導出始端部
を結ぶ直線と略直交する方向から押圧し、更に、
上記コンデンサ素子を保持位置へ搬送し、然る
後、リード端子を保持部材へ仮固定して保持させ
ることを特徴とするものである。また、本発明の
偏平型フイルムコンデンサの製造装置は、一対の
リード端子が同一方向に導出されたフイルムコン
デンサ素子を位置決め部へ供給する供給部と、上
記供給部から供給されたコンデンサ素子を、その
リード端子導出始端部に於いて位置決めする位置
決め部と、位置決めされたコンデンサ素子の本体
を仮偏平化するために、該本体を、リード端子の
導出始端部を結ぶ直線と略直交する方向から押圧
する押圧部と、押圧されたコンデンサ素子を保持
部へ搬送する搬送部と、搬送されたコンデンサ素
子を、そのリード端子を保持部材に仮固定して保
持させる保持部とを具備して成るものである。
ルムコンデンサの製造方法は、一対のリード端子
が同一方向に導出されたフイルムコンデンサ素子
を供給して上記リード端子の導出始端部を位置決
めした後、上記コンデンサ素子の本体を仮偏平化
するために、該本体を、リード端子の導出始端部
を結ぶ直線と略直交する方向から押圧し、更に、
上記コンデンサ素子を保持位置へ搬送し、然る
後、リード端子を保持部材へ仮固定して保持させ
ることを特徴とするものである。また、本発明の
偏平型フイルムコンデンサの製造装置は、一対の
リード端子が同一方向に導出されたフイルムコン
デンサ素子を位置決め部へ供給する供給部と、上
記供給部から供給されたコンデンサ素子を、その
リード端子導出始端部に於いて位置決めする位置
決め部と、位置決めされたコンデンサ素子の本体
を仮偏平化するために、該本体を、リード端子の
導出始端部を結ぶ直線と略直交する方向から押圧
する押圧部と、押圧されたコンデンサ素子を保持
部へ搬送する搬送部と、搬送されたコンデンサ素
子を、そのリード端子を保持部材に仮固定して保
持させる保持部とを具備して成るものである。
[作用]
本発明は、上述の如き構成を有するので、コン
デンサ素子内部のリード端子は、仮偏平化された
コンデンサ素子本体の曲面中心を結ぶ直線上に略
配置されることとなり、コンデンサ素子が保持部
材に保持された状態に於いて、コンデンサ素子本
体内部のリード端子を結ぶ直線と保持部材のリー
ド端子を仮固定した側面との位置関係が斜めにな
つていても、加熱押圧時にコンデンサ素子本体が
回転し、仮偏平化されたそのままの状態で偏平化
されるため、コンデンサ素子内のリード端子は、
偏平化されたコンデンサ素子本体の曲面中心を結
ぶ直線上に略配置される。
デンサ素子内部のリード端子は、仮偏平化された
コンデンサ素子本体の曲面中心を結ぶ直線上に略
配置されることとなり、コンデンサ素子が保持部
材に保持された状態に於いて、コンデンサ素子本
体内部のリード端子を結ぶ直線と保持部材のリー
ド端子を仮固定した側面との位置関係が斜めにな
つていても、加熱押圧時にコンデンサ素子本体が
回転し、仮偏平化されたそのままの状態で偏平化
されるため、コンデンサ素子内のリード端子は、
偏平化されたコンデンサ素子本体の曲面中心を結
ぶ直線上に略配置される。
[実施例]
以下、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図A及びBは、本発明の一実施例に係る偏
平型フイルムコンデンサの製造装置及び製造途中
を示す概略斜視図である。図に於いて、偏平型フ
イルムコンデンサの製造装置10は、コンデンサ
素子1を供給する供給部20、上記コンデンサ素
子1を、そのリード端子3,3の導出始端部に於
いて位置決めする位置決め部30、上記コンデン
サ素子1の本体2を仮偏平化するために押圧し、
次工程へ搬送する押圧搬送部40及び上記コンデ
ンサ素子1を、リード端子3,3を保持部材4に
仮固定して保持させる保持部50を備えている。
平型フイルムコンデンサの製造装置及び製造途中
を示す概略斜視図である。図に於いて、偏平型フ
イルムコンデンサの製造装置10は、コンデンサ
素子1を供給する供給部20、上記コンデンサ素
子1を、そのリード端子3,3の導出始端部に於
いて位置決めする位置決め部30、上記コンデン
サ素子1の本体2を仮偏平化するために押圧し、
次工程へ搬送する押圧搬送部40及び上記コンデ
ンサ素子1を、リード端子3,3を保持部材4に
仮固定して保持させる保持部50を備えている。
上記供給部20は、コンデンサ素子1を滑らせ
るために斜めに配置され滑り台21及び該滑り台
21の下方に垂直に設けられた筒状体22より成
る。また、上記位置決め部30は、上記筒状体2
2の直下にその一方が設けられた一対の傾斜面3
1,31、該傾斜面31,31の中央下方に開口
してコンデンサ素子1のリード端子3,3が挿入
される溝32、該溝32と連続する溝34が形成
され、且つ、上記両面傾斜面31,31に並設さ
れた平面33、上記傾斜面31,31間に位置し
たコンデンサ素子1を平面33へ移行させる押出
し棒35及び該押出し棒35を駆動する駆動機構
(図示せず。)より成る。上記傾斜面31,31の
傾斜角度は、一方の傾斜面31上へ落下したコン
デンサ素子1のリード端子3,3が容易に溝32
内へ導入される様に45〜70°の範囲に設定されて
いる。また、上記溝32は、コンデンサ素子1の
リード端子3,3が容易に挿入される様に若干幅
が広くなつており、この溝32と連続する平面3
3の溝34は、上記リード端子3,3の導出始端
部を位置決めするために上記溝32よりも幅が狭
く、上記リード端子3,3の直径の2倍程度の幅
に形成されている。
るために斜めに配置され滑り台21及び該滑り台
21の下方に垂直に設けられた筒状体22より成
る。また、上記位置決め部30は、上記筒状体2
2の直下にその一方が設けられた一対の傾斜面3
1,31、該傾斜面31,31の中央下方に開口
してコンデンサ素子1のリード端子3,3が挿入
される溝32、該溝32と連続する溝34が形成
され、且つ、上記両面傾斜面31,31に並設さ
れた平面33、上記傾斜面31,31間に位置し
たコンデンサ素子1を平面33へ移行させる押出
し棒35及び該押出し棒35を駆動する駆動機構
(図示せず。)より成る。上記傾斜面31,31の
傾斜角度は、一方の傾斜面31上へ落下したコン
デンサ素子1のリード端子3,3が容易に溝32
内へ導入される様に45〜70°の範囲に設定されて
いる。また、上記溝32は、コンデンサ素子1の
リード端子3,3が容易に挿入される様に若干幅
が広くなつており、この溝32と連続する平面3
3の溝34は、上記リード端子3,3の導出始端
部を位置決めするために上記溝32よりも幅が狭
く、上記リード端子3,3の直径の2倍程度の幅
に形成されている。
上記押圧搬送部40は、コンデンサ素子1の本
体2を挟持して押圧すると共に、上記コンデンサ
素子1を次工程へ搬送する一対の爪板41,41
及び該爪板41,41を駆動する駆動機構(図示
せず。)より成り、押圧と搬送の両機能を兼ねた
ものである。また、保持部50は、台紙より成る
保持部材4を直立させた状態で挿入するための溝
52が形成された支持台51、保持部材4の側面
に載置されたリード端子3,3を粘着テープ5で
仮固定するためのローラー53、図示は省略する
が、上記保持部材4を溝52内で間欠的に移動さ
せる駆動機構及び上記ローラー53の駆動機構よ
り成る。
体2を挟持して押圧すると共に、上記コンデンサ
素子1を次工程へ搬送する一対の爪板41,41
及び該爪板41,41を駆動する駆動機構(図示
せず。)より成り、押圧と搬送の両機能を兼ねた
ものである。また、保持部50は、台紙より成る
保持部材4を直立させた状態で挿入するための溝
52が形成された支持台51、保持部材4の側面
に載置されたリード端子3,3を粘着テープ5で
仮固定するためのローラー53、図示は省略する
が、上記保持部材4を溝52内で間欠的に移動さ
せる駆動機構及び上記ローラー53の駆動機構よ
り成る。
然して、偏平型フイルムコンデンサを製造する
には、まず、ポリプロピレン等の合成樹脂より成
る一対の誘電体フイルムと、それぞれリード端子
3,3を接続したアルミニウム等の金属より成る
一対の電極箔とを交互に積層し、その本体2から
同一方向にリード端子3,3を導出させて形成し
たコンデンサ素子1を用意し、これを、偏平型コ
ンデンサの製造装置10に於ける供給部20の滑
り台21へ、リード端子3,3を下にした状態で
投入する。投入されたコンデンサ素子1は、上記
滑り台21の斜面を滑つて筒状体22内へ入り、
更に該筒状体22内を通過して位置決め部30の
一方の傾斜面31上へ落下し、リード端子3,3
が溝32内へ挿入される。この場合、上記コンデ
ンサ素子1の投入は、捲取機によつて巻回された
ものをそのまま直ちに行うか、或いは所定量を巻
回した後、パーツフイーダー等を用いて行えばよ
い。
には、まず、ポリプロピレン等の合成樹脂より成
る一対の誘電体フイルムと、それぞれリード端子
3,3を接続したアルミニウム等の金属より成る
一対の電極箔とを交互に積層し、その本体2から
同一方向にリード端子3,3を導出させて形成し
たコンデンサ素子1を用意し、これを、偏平型コ
ンデンサの製造装置10に於ける供給部20の滑
り台21へ、リード端子3,3を下にした状態で
投入する。投入されたコンデンサ素子1は、上記
滑り台21の斜面を滑つて筒状体22内へ入り、
更に該筒状体22内を通過して位置決め部30の
一方の傾斜面31上へ落下し、リード端子3,3
が溝32内へ挿入される。この場合、上記コンデ
ンサ素子1の投入は、捲取機によつて巻回された
ものをそのまま直ちに行うか、或いは所定量を巻
回した後、パーツフイーダー等を用いて行えばよ
い。
次いで、押出し棒35を用いて上記コンデンサ
素子1を平面33へ移動させれば、コンデンサ素
子本体2の下端が平面33に当接して直立し、リ
ード端子3,3の導出始端部が上記平面33に形
成された溝34内に於いて位置決めされる。
素子1を平面33へ移動させれば、コンデンサ素
子本体2の下端が平面33に当接して直立し、リ
ード端子3,3の導出始端部が上記平面33に形
成された溝34内に於いて位置決めされる。
然る後、押圧搬送部40の一対の爪板41,4
1を開いてコンデンサ素子本体2の両側へ配置し
た後、これを閉じ、上記溝34の延在方向と直交
する方向、即ち、リード端子3,3の導出始端部
を結ぶ直線と直交する方向から上記コンデンサ素
子本体2を挟持して押圧すれば、上記素子本体2
は、仮偏平化され、その曲面中心を結ぶ直線上
に、素子本体2内のリード端子3,3が位置する
様になる。更に、上記爪板41,41を閉じたま
ま、上方に移動させて平面33の溝34からリー
ド端子3,3を引き抜き、これを水平移動させた
後、下方に移動させてコンデンサ素子1を保持位
置へ搬送する。
1を開いてコンデンサ素子本体2の両側へ配置し
た後、これを閉じ、上記溝34の延在方向と直交
する方向、即ち、リード端子3,3の導出始端部
を結ぶ直線と直交する方向から上記コンデンサ素
子本体2を挟持して押圧すれば、上記素子本体2
は、仮偏平化され、その曲面中心を結ぶ直線上
に、素子本体2内のリード端子3,3が位置する
様になる。更に、上記爪板41,41を閉じたま
ま、上方に移動させて平面33の溝34からリー
ド端子3,3を引き抜き、これを水平移動させた
後、下方に移動させてコンデンサ素子1を保持位
置へ搬送する。
上記保持位置には、保持部50に於ける支持台
51の溝52内に、上部両端に切欠部を有する台
紙より成る保持部材4が挿入されて直立している
ので、その側面に上記リード端子3,3を載置
し、その中途部を粘着テープ5で覆い、更にロー
ラー53によつて押圧してテーピングし、リード
端子3,3を保持部材4に仮固定してコンデンサ
素子1を保持させる。
51の溝52内に、上部両端に切欠部を有する台
紙より成る保持部材4が挿入されて直立している
ので、その側面に上記リード端子3,3を載置
し、その中途部を粘着テープ5で覆い、更にロー
ラー53によつて押圧してテーピングし、リード
端子3,3を保持部材4に仮固定してコンデンサ
素子1を保持させる。
然る後、上記保持部材4を支持台51の溝52
の延在方向へ所定距離移動させ、以上の操作を操
り返すことによつて、複数のコンデンサ素子1を
保持部材4へ保持させる。この状態に於いて、上
記コンデンサ素子1のうち、リード端子3,3に
捩れや曲がりがあるものは、第2図に示す如く、
その本体2の曲面中心を結ぶ直線と保持部材4の
側面とが斜めになるが、上記コンデンサ素子本体
2内のリード端子3,3は、上記曲面中心を結ぶ
直線上に配置されることとなる。従つて、これを
偏平化工程に於いて、第3図に示す如く、保持部
材4の側面と直交する方向から加熱押圧板6,6
によつて挟持して加熱押圧すれば、斜めになつた
コンデンサ素子本体2は回転し、第4図に示す如
く、仮偏平化されたままの状態で偏平化される。
このため、コンデンサ素子本体2内のリード端子
3,3は、偏平化されたコンデンサ素子本体2の
曲面中心を結ぶ直線上に配置される。
の延在方向へ所定距離移動させ、以上の操作を操
り返すことによつて、複数のコンデンサ素子1を
保持部材4へ保持させる。この状態に於いて、上
記コンデンサ素子1のうち、リード端子3,3に
捩れや曲がりがあるものは、第2図に示す如く、
その本体2の曲面中心を結ぶ直線と保持部材4の
側面とが斜めになるが、上記コンデンサ素子本体
2内のリード端子3,3は、上記曲面中心を結ぶ
直線上に配置されることとなる。従つて、これを
偏平化工程に於いて、第3図に示す如く、保持部
材4の側面と直交する方向から加熱押圧板6,6
によつて挟持して加熱押圧すれば、斜めになつた
コンデンサ素子本体2は回転し、第4図に示す如
く、仮偏平化されたままの状態で偏平化される。
このため、コンデンサ素子本体2内のリード端子
3,3は、偏平化されたコンデンサ素子本体2の
曲面中心を結ぶ直線上に配置される。
[発明の効果]
以上詳述の如く、本発明によれば、リード端子
に捩れや曲がりがある場合に於いても、コンデン
サ素子本体内のリード端子は、偏平化されたコン
デンサ素子本体の曲面中心を結ぶ直線上に配置さ
れることとなる。従つて、リード端子とコンデン
サ素子本体との位置関係のズレに起因するリード
端子間隔不良や外観不良及びリード端子と電極箔
の剥離や電極箔切れ等が発生せず、偏平型フイル
ムコンデンサの良品率及び信頼性を向上し得るも
のである。
に捩れや曲がりがある場合に於いても、コンデン
サ素子本体内のリード端子は、偏平化されたコン
デンサ素子本体の曲面中心を結ぶ直線上に配置さ
れることとなる。従つて、リード端子とコンデン
サ素子本体との位置関係のズレに起因するリード
端子間隔不良や外観不良及びリード端子と電極箔
の剥離や電極箔切れ等が発生せず、偏平型フイル
ムコンデンサの良品率及び信頼性を向上し得るも
のである。
第1図乃至第4図は、本発明の一実施例を示
し、第1図A及びBは、製造装置及び製造途中を
示す概略斜視図、第2図乃至第4図は、製造途中
に於けるコンデンサ素子の平面図であり、第5図
乃至第7図は、従来例を示し、第5図Aは、製造
途中に於けるコンデンサ素子の側面図、第5図B
は、第5図Aの平面図、第6図及び第7図は、製
造途中におけるコンデンサ素子の平面図である。 1……コンデンサ素子、2……本体、3……リ
ード端子、4……保持部材、10……偏平型フイ
ルムコンデンサの製造装置、20……供給部、2
1……滑り台、22……筒状体、30……位置決
め部、31……傾斜面、32……溝、33……平
面、34……溝、35……押出し棒、40……押
圧搬送部、41……爪板、50……保持部、51
……支持台。
し、第1図A及びBは、製造装置及び製造途中を
示す概略斜視図、第2図乃至第4図は、製造途中
に於けるコンデンサ素子の平面図であり、第5図
乃至第7図は、従来例を示し、第5図Aは、製造
途中に於けるコンデンサ素子の側面図、第5図B
は、第5図Aの平面図、第6図及び第7図は、製
造途中におけるコンデンサ素子の平面図である。 1……コンデンサ素子、2……本体、3……リ
ード端子、4……保持部材、10……偏平型フイ
ルムコンデンサの製造装置、20……供給部、2
1……滑り台、22……筒状体、30……位置決
め部、31……傾斜面、32……溝、33……平
面、34……溝、35……押出し棒、40……押
圧搬送部、41……爪板、50……保持部、51
……支持台。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一対のリード端子が同一方向に導出されたフ
イルムコンデンサ素子を供給して上記リード端子
の導出始端部を位置決めした後、上記コンデンサ
素子の本体を仮偏平化するために、該本体を、リ
ード端子の導出始端部を結ぶ直線と略直交する方
向から押圧し、更に、上記コンデンサ素子を保持
位置へ搬送し、然る後、リード端子を保持部材へ
仮固定して保持させることを特徴とする偏平型フ
イルムコンデンサの製造方法。 2 コンデンサ素子の本体を、仮偏平化のために
押圧しながら保持位置へ搬送することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項に記載の偏平型フイルム
コンデンサの製造方法。 3 コンデンサ素子の本体を、仮偏平化のために
押圧しながらリード端子を保持部材に仮固定する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
項に記載の偏平型フイルムコンデンサの製造方
法。 4 一対のリード端子が同一方向に導出されたフ
イルムコンデンサ素子を位置決め部へ供給する供
給部と、上記供給部から供給されたコンデンサ素
子を、そのリード端子導出始端部に於いて位置決
めする位置決め部と、位置決めされたコンデンサ
素子の本体を仮偏平化するために、該本体を、リ
ード端子の導出始端部を結ぶ直線と略直交する方
向から押圧する押圧部と、押圧されたコンデンサ
素子を保持部へ搬送する搬送部と、搬送されたコ
ンデンサ素子を、そのリード端子を保持部材に仮
固定して保持させる保持部とを具備して成る偏平
型フイルムコンデンサの製造装置。 5 供給部が、滑り台と、該滑り台の下方に設け
られた筒状体とを有することを特徴とする特許請
求の範囲第4項に記載の偏平型フイルムコンデン
サの製造装置。 6 位置決め部が、傾斜面と、該傾斜面の下方に
開口した溝と、該溝と連続する溝が形成され、且
つ、上記傾斜面と並設された平面と、上記傾斜面
上に位置したコンデンサ素子を上記平面へ移行さ
せる押出し棒とを有することを特徴とする特許請
求の範囲第4項又は第5項に記載の偏平型フイル
ムコンデンサの製造装置。 7 傾斜面が、該傾斜面下方に開口した溝の両側
に配されていることを特徴とする特許請求の範囲
第6項に記載の偏平型フイルムコンデンサの製造
装置。 8 傾斜面の傾斜角度が、45〜70°であることを
特徴とする特許請求の範囲第6項又は第7項に記
載の偏平型フイルムコンデンサの製造装置。 9 平面に形成された溝が、傾斜面下方の溝より
狭幅と成されていることを特徴とする特許請求の
範囲第6項乃至第8項の何れかに記載の偏平型フ
イルムコンデンサの製造装置。 10 押圧部が、搬送部を兼ねていることを特徴
とする特許請求の範囲第4項乃至第9項の何れか
に記載の偏平型フイルムコンデンサの製造装置。 11 押圧部及び搬送部が、コンデンサ素子本体
を挟持押圧して搬送する一対の爪板を備えている
ことを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載
の偏平型フイルムコンデンサの製造装置。 12 保持部が、保持部材を直立させて支持する
支持台を備えていることを特徴とする特許請求の
範囲第4項乃至第11項の何れかに記載の偏平型
フイルムコンデンサの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61185883A JPS6342110A (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 | 偏平型フイルムコンデンサの製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61185883A JPS6342110A (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 | 偏平型フイルムコンデンサの製造方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6342110A JPS6342110A (ja) | 1988-02-23 |
JPH0531816B2 true JPH0531816B2 (ja) | 1993-05-13 |
Family
ID=16178544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61185883A Granted JPS6342110A (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 | 偏平型フイルムコンデンサの製造方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6342110A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3145781B2 (ja) * | 1992-04-28 | 2001-03-12 | 中尾電機株式会社 | フイルムコンデンサの成形装置 |
JP3486760B2 (ja) * | 1995-02-28 | 2004-01-13 | ジェーシーシーエンジニアリング株式会社 | コンデンサの製造装置 |
JP6807115B2 (ja) * | 2019-09-12 | 2021-01-06 | 株式会社皆藤製作所 | 巻回装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53106452A (en) * | 1977-02-28 | 1978-09-16 | Fujitsu Ltd | Method of making capacitor |
JPS57180113A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-06 | Nissei Electric | Method of producing film condenser |
JPS5856248A (ja) * | 1981-09-28 | 1983-04-02 | Nec Corp | テ−プレコ−ダ− |
JPS58223316A (ja) * | 1982-06-21 | 1983-12-24 | 株式会社八光エンジニアリング | フイルムコンデンサ−のリ−ドテ−ピング装置 |
-
1986
- 1986-08-07 JP JP61185883A patent/JPS6342110A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53106452A (en) * | 1977-02-28 | 1978-09-16 | Fujitsu Ltd | Method of making capacitor |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6342110A (ja) | 1988-02-23 |
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