JPH05318024A - ダイカスト鋳造用崩壊性置中子 - Google Patents
ダイカスト鋳造用崩壊性置中子Info
- Publication number
- JPH05318024A JPH05318024A JP13091192A JP13091192A JPH05318024A JP H05318024 A JPH05318024 A JP H05318024A JP 13091192 A JP13091192 A JP 13091192A JP 13091192 A JP13091192 A JP 13091192A JP H05318024 A JPH05318024 A JP H05318024A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- core body
- die casting
- ice
- product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 形状が多少複雑でも容易に崩壊除去でき、
いわゆる中子残りの発生する惧れがないと共に、中子の
崩壊除去に伴ない製品に悪影響を与えたり、中子の崩壊
除去に多大の設備や手間を要しないダイカスト鋳造用崩
壊性置中子の提供。 【構成】 中子本体１を氷又はドライアイスで造型
し、また該中子本体１の外表面を断熱性被膜２で被覆せ
しめたり、中子本体１内に金属性の芯材３を入れてな
る。
いわゆる中子残りの発生する惧れがないと共に、中子の
崩壊除去に伴ない製品に悪影響を与えたり、中子の崩壊
除去に多大の設備や手間を要しないダイカスト鋳造用崩
壊性置中子の提供。 【構成】 中子本体１を氷又はドライアイスで造型
し、また該中子本体１の外表面を断熱性被膜２で被覆せ
しめたり、中子本体１内に金属性の芯材３を入れてな
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイカスト鋳造に用い
る中子に関し、更に詳しくは、製品鋳造後に製品内部か
ら崩壊除去し得るようにした崩壊性置中子に関するもの
である。
る中子に関し、更に詳しくは、製品鋳造後に製品内部か
ら崩壊除去し得るようにした崩壊性置中子に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種中子は、ケイ砂（砂中子）
や食塩（塩中子）を用いて所要の形状に造型している。
しかし、これら従来の崩壊性置中子は、その形状が複雑
になるほど、いわゆる中子残りが発生しやすく、且つ中
子の崩壊除去に伴ない製品に悪影響を与えたり、中子の
崩壊除去に多大の設備と手間を要すると言った不具合が
あった。加えて、これら従来の崩壊性置中子では、寸法
精度が悪いだけでなく、割れやさし込みが発生しやすい
と言った不具合もあった。
や食塩（塩中子）を用いて所要の形状に造型している。
しかし、これら従来の崩壊性置中子は、その形状が複雑
になるほど、いわゆる中子残りが発生しやすく、且つ中
子の崩壊除去に伴ない製品に悪影響を与えたり、中子の
崩壊除去に多大の設備と手間を要すると言った不具合が
あった。加えて、これら従来の崩壊性置中子では、寸法
精度が悪いだけでなく、割れやさし込みが発生しやすい
と言った不具合もあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な従来
の不具合に鑑みてなされたものであり、その形状が多少
複雑でも中子を容易に崩壊除去することが出来、いわゆ
る中子残りの発生する惧れがないと共に、中子の崩壊除
去に伴ない製品に悪影響を与えたり、中子の崩壊除去に
多大の設備や手間を要しないダイカスト鋳造用崩壊性置
中子を提供せんとするものである。
の不具合に鑑みてなされたものであり、その形状が多少
複雑でも中子を容易に崩壊除去することが出来、いわゆ
る中子残りの発生する惧れがないと共に、中子の崩壊除
去に伴ない製品に悪影響を与えたり、中子の崩壊除去に
多大の設備や手間を要しないダイカスト鋳造用崩壊性置
中子を提供せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成する本発
明のダイカスト鋳造用崩壊性置中子は、基本的に中子本
体を氷又はドライアイスで造型してなる事を特徴とし、
また該中子本体の外表面を断熱性被膜で被覆せしめた
り、中子本体内に金属性の芯材を入れてなる事を特徴と
したものである。
明のダイカスト鋳造用崩壊性置中子は、基本的に中子本
体を氷又はドライアイスで造型してなる事を特徴とし、
また該中子本体の外表面を断熱性被膜で被覆せしめた
り、中子本体内に金属性の芯材を入れてなる事を特徴と
したものである。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の実施の一例を図面に基づいて
説明する。図中１は中子本体であり、２は中子本体１の
外表面全体を被覆している断熱性被膜、３は中子本体１
の内部に入れた芯材、Ａは鋳造製品、ａ，ｂは夫々金型
である。
説明する。図中１は中子本体であり、２は中子本体１の
外表面全体を被覆している断熱性被膜、３は中子本体１
の内部に入れた芯材、Ａは鋳造製品、ａ，ｂは夫々金型
である。
【０００６】中子本体１は、鋳造製品Ａの内部形状を成
形するためのものであり、氷又はドライアイスを用いて
所要の形状に造型する。この時、中子本体１は−１００
℃以下の温度で造型するのが好ましい。中子本体１を−
１００℃以下の温度で造型すれば、溶湯の射出圧力にも
十分耐えられるようになると共に、溶湯の熱を受けても
瞬間的に溶融するようなことがなくなる。
形するためのものであり、氷又はドライアイスを用いて
所要の形状に造型する。この時、中子本体１は−１００
℃以下の温度で造型するのが好ましい。中子本体１を−
１００℃以下の温度で造型すれば、溶湯の射出圧力にも
十分耐えられるようになると共に、溶湯の熱を受けても
瞬間的に溶融するようなことがなくなる。
【０００７】断熱性被膜２は、中子本体１を一時的に溶
湯から保護するためのものであり、例えばジルコン，ア
ルミナ等の耐火性粉末にバインダーとしてフェノール樹
脂をアルコールで溶かした溶液を混合せしめてなるもの
を中子本体１の全部又は一部の外表面に塗布して形成す
る。
湯から保護するためのものであり、例えばジルコン，ア
ルミナ等の耐火性粉末にバインダーとしてフェノール樹
脂をアルコールで溶かした溶液を混合せしめてなるもの
を中子本体１の全部又は一部の外表面に塗布して形成す
る。
【０００８】芯材３は、中子本体１に強度を持たせるた
めのものであり、製品鋳造後に製品内部から取り出せる
ように中子本体１の造型に応じて所要の形状に形成す
る。即ち、図示実施例の如く鋳造製品Ａの内部形状が、
中子本体１が崩壊した後に取り出せるようであれば無垢
或いは中空状の塊状に形成しても良いし、そうでなけれ
ば針金状の金属線を用いて所要の形状に形成するもので
ある。
めのものであり、製品鋳造後に製品内部から取り出せる
ように中子本体１の造型に応じて所要の形状に形成す
る。即ち、図示実施例の如く鋳造製品Ａの内部形状が、
中子本体１が崩壊した後に取り出せるようであれば無垢
或いは中空状の塊状に形成しても良いし、そうでなけれ
ば針金状の金属線を用いて所要の形状に形成するもので
ある。
【０００９】而して、本崩壊性中子を従来の中子と同様
に金型にセットし、ダイカスト鋳造するが、本崩壊性中
子を金型にセットする際に、冷却空気で雰囲気を作って
防湿することが好ましい。
に金型にセットし、ダイカスト鋳造するが、本崩壊性中
子を金型にセットする際に、冷却空気で雰囲気を作って
防湿することが好ましい。
【００１０】
【発明の効果】本発明に係るダイカスト鋳造用置中子は
斯様に構成したので、その形状が多少複雑でも、中子本
体は製品鋳造後に直に溶融解してしまい、従って中子を
容易に崩壊除去することが出来、いわゆる中子残りの発
生する惧れが全くないと共に、中子の崩壊除去に伴ない
製品に悪影響を与えたり、中子の崩壊除去に多大の設備
や手間を要しない。
斯様に構成したので、その形状が多少複雑でも、中子本
体は製品鋳造後に直に溶融解してしまい、従って中子を
容易に崩壊除去することが出来、いわゆる中子残りの発
生する惧れが全くないと共に、中子の崩壊除去に伴ない
製品に悪影響を与えたり、中子の崩壊除去に多大の設備
や手間を要しない。
【００１１】しかも、中子本体による急冷作用により、
従来にない微細な組織の鋳物を鋳造することが出来る。
従来にない微細な組織の鋳物を鋳造することが出来る。
【図１】 本発明に係る鋳造用崩壊性置中子の一実施
例を示す断面図。
例を示す断面図。
１：中子本体 ２：断熱性被膜 ３：芯材 Ａ：鋳造製品 ａ，ｂ：金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 信彦 新潟県長岡市学校町１−４−18 長岡住宅 １−505
Claims (3)
- 【請求項１】 中子本体を氷又はドライアイスで造型
してなる事を特徴とするダイカスト鋳造用崩壊性置中
子。 - 【請求項２】 中子本体を氷又はドライアイスで造型
し、該中子本体の外表面を断熱性被膜で被覆せしめてな
る事を特徴とするダイカスト鋳造用崩壊性置中子。 - 【請求項３】 中子本体内に金属性の芯材を入れてな
る事を特徴とする前記請求項２又は３記載のダイカスト
鋳造用崩壊性置中子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13091192A JPH05318024A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | ダイカスト鋳造用崩壊性置中子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13091192A JPH05318024A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | ダイカスト鋳造用崩壊性置中子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05318024A true JPH05318024A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=15045622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13091192A Pending JPH05318024A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | ダイカスト鋳造用崩壊性置中子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05318024A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007024864A1 (de) | 2007-05-29 | 2008-12-04 | Daimler Ag | Verfahren zum Herstellen eines Gussbauteils |
| CN114309488A (zh) * | 2021-10-20 | 2022-04-12 | 清华大学 | 液态金属成型方法 |
| CN115921822A (zh) * | 2023-03-01 | 2023-04-07 | 南京航空航天大学 | 一种石墨套管的冷冻砂型绿色铸造钛合金构件成形方法 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP13091192A patent/JPH05318024A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007024864A1 (de) | 2007-05-29 | 2008-12-04 | Daimler Ag | Verfahren zum Herstellen eines Gussbauteils |
| CN114309488A (zh) * | 2021-10-20 | 2022-04-12 | 清华大学 | 液态金属成型方法 |
| CN114309488B (zh) * | 2021-10-20 | 2023-02-21 | 清华大学 | 液态金属成型方法 |
| CN115921822A (zh) * | 2023-03-01 | 2023-04-07 | 南京航空航天大学 | 一种石墨套管的冷冻砂型绿色铸造钛合金构件成形方法 |
| CN115921822B (zh) * | 2023-03-01 | 2023-09-08 | 南京航空航天大学 | 一种石墨套管的冷冻砂型绿色铸造钛合金构件成形方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0913215B1 (en) | Process for fabricating couplings and other elements for hot topping and supply for cast-iron molds, and formulation for producing such couplings and elements | |
| BRPI0621379A2 (pt) | núcleo de fundição compósito e método de fundição usando o referido núcleo | |
| JPH05318024A (ja) | ダイカスト鋳造用崩壊性置中子 | |
| JP2000504278A (ja) | 熱可逆性を有する材料を用いたセラミックモールド形成法 | |
| JP3248011B2 (ja) | 特殊中子を用いた鋳造方法 | |
| EP0625386B1 (en) | An investment casting process for producing castings | |
| JPH0824996B2 (ja) | 水溶性中子及びその製造方法 | |
| JP4204288B2 (ja) | レジンコーテッドサンドの製造方法 | |
| US3548914A (en) | Soluble core fabrication | |
| JP2817206B2 (ja) | 自硬性複合鋳型 | |
| WO1991006386A1 (en) | Method of controlling the rate of heat extraction in mould casting | |
| Armbruster et al. | New inorganic core and mold sand binder system | |
| US3404724A (en) | Method of casting in a shell molding | |
| JP3186005B2 (ja) | 鋳造用中子 | |
| JPH0424133B2 (ja) | ||
| JPS6354466B2 (ja) | ||
| US5234046A (en) | Method of eliminating shrinkage porosity defects in the formation of cast molten metal articles using polystyrene chill | |
| JP3248012B2 (ja) | 特殊中子を用いて鋳造した鋳造品 | |
| JPS63260659A (ja) | 圧力鋳造用砂中子 | |
| JPH0335469Y2 (ja) | ||
| JPH0824992A (ja) | 精密鋳造用中子及びその製造方法 | |
| JPS6254544A (ja) | 椀形鋳造品用鋳型 | |
| JPS56148437A (en) | Molding method for mold | |
| JPH0524132U (ja) | 冷し金 | |
| JPH03226334A (ja) | 圧力鋳造用中子 |