JPH05317757A - 室温硬化型シリコーン樹脂塗布用の逆止弁付き塗布ノズル - Google Patents
室温硬化型シリコーン樹脂塗布用の逆止弁付き塗布ノズルInfo
- Publication number
- JPH05317757A JPH05317757A JP12740492A JP12740492A JPH05317757A JP H05317757 A JPH05317757 A JP H05317757A JP 12740492 A JP12740492 A JP 12740492A JP 12740492 A JP12740492 A JP 12740492A JP H05317757 A JPH05317757 A JP H05317757A
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- JP
- Japan
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- check valve
- copper
- nozzle
- silicone resin
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- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気中の湿気等で硬化するＲＴＶシリコーン
用吐出ノズルに使用出来る逆止弁を提供することを目的
とする。 【構成】 ノズル２の先端に取り付ける逆止弁１の筒体
４の入口にボール３をスプリング５で外側から押し付け
ている構造の逆止弁１の筒体４、ボール３及びスプリン
グ５を銅、銅合金又は銅メッキ処理した部材の何れかを
使用したものである。
用吐出ノズルに使用出来る逆止弁を提供することを目的
とする。 【構成】 ノズル２の先端に取り付ける逆止弁１の筒体
４の入口にボール３をスプリング５で外側から押し付け
ている構造の逆止弁１の筒体４、ボール３及びスプリン
グ５を銅、銅合金又は銅メッキ処理した部材の何れかを
使用したものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はシーリング材、液状ガス
ケットや接着剤として使用されている脱オキシムタイプ
の室温硬化型シリコーン樹脂（以下ＲＴＶシリコーンと
いう）用の塗布機のノズルに関する。
ケットや接着剤として使用されている脱オキシムタイプ
の室温硬化型シリコーン樹脂（以下ＲＴＶシリコーンと
いう）用の塗布機のノズルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＲＴＶシリコーンは空気中の湿気
や物体表面の水分と反応して硬化するため、塗布機のノ
ズルの吐出口には吐出を停止すると滞留したＲＴＶシリ
コーンは直ちに硬化を開始するので、ノズル部に逆止弁
を設けることは出来なかった。
や物体表面の水分と反応して硬化するため、塗布機のノ
ズルの吐出口には吐出を停止すると滞留したＲＴＶシリ
コーンは直ちに硬化を開始するので、ノズル部に逆止弁
を設けることは出来なかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のＲＴＶシリコー
ンの塗布機にはノズル部に逆止弁がなく、又ＲＴＶシリ
コーンは高粘度の液体なのでノズルから押し出す圧力を
ゼロにしてもノズル部から残余のＲＴＶシリコーンがは
み出して塗布切れが悪かった。
ンの塗布機にはノズル部に逆止弁がなく、又ＲＴＶシリ
コーンは高粘度の液体なのでノズルから押し出す圧力を
ゼロにしてもノズル部から残余のＲＴＶシリコーンがは
み出して塗布切れが悪かった。
【０００４】これを防止するためにノズルの吐出口に逆
止弁を設けても、ＲＴＶシリコーンは空気中の湿気や物
体表面の水分と反応して硬化するので、吐出停止後逆止
弁が固着して繰り返し使用が出来なかった。
止弁を設けても、ＲＴＶシリコーンは空気中の湿気や物
体表面の水分と反応して硬化するので、吐出停止後逆止
弁が固着して繰り返し使用が出来なかった。
【０００５】本発明は繰り返し使用出来るＲＴＶシリコ
ーン用の逆止弁を提供することを課題とする。
ーン用の逆止弁を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、脱オキシムタイプのＲＴＶシリコーン用の塗布機
のノズルにおいて、銅、銅合金、又は銅メッキ処理した
部材の何れかを使用した逆止弁１を設けたものである。
めに、脱オキシムタイプのＲＴＶシリコーン用の塗布機
のノズルにおいて、銅、銅合金、又は銅メッキ処理した
部材の何れかを使用した逆止弁１を設けたものである。
【０００７】又、前記逆止弁１の吐出口を閉鎖するボー
ル３が銅、銅合金、又は銅メッキ処理した部材の何れか
を使用したスプリング逆止弁としたものである。
ル３が銅、銅合金、又は銅メッキ処理した部材の何れか
を使用したスプリング逆止弁としたものである。
【０００８】
【実施例】図１は本発明のＲＴＶシリコーン樹脂塗布用
の逆止弁付き塗布ノズルの一例の断面図である。この逆
止弁１はノズル２の最先端に固定するもので、その構造
は従来の一般の逆止弁と大差はないが、本発明の逆止弁
１は封止用のボール３、筒体４及びスプリング５は何れ
も銅、銅合金、又は銅メッキ処理した部材の何れかで作
られている。
の逆止弁付き塗布ノズルの一例の断面図である。この逆
止弁１はノズル２の最先端に固定するもので、その構造
は従来の一般の逆止弁と大差はないが、本発明の逆止弁
１は封止用のボール３、筒体４及びスプリング５は何れ
も銅、銅合金、又は銅メッキ処理した部材の何れかで作
られている。
【０００９】又、上記ボール３、筒体４及びスプリング
５のうち、ボール３のみ銅、銅合金、又は銅メッキ処理
した部材の何れかを使用しても良い。
５のうち、ボール３のみ銅、銅合金、又は銅メッキ処理
した部材の何れかを使用しても良い。
【００１０】実験例として、 実験例１ 筒体４及びボール３が黄銅製のスプリング逆
止弁１ 実験例２ 筒体４及びボール３が銅メッキ処理したスプ
リング逆止弁１ 実験例３ ボール３が銅製のスプリング逆止弁１ 比較例１ 従来の鋼製のスプリング逆止弁 試験方法 塗布機のノズルに上記実験例１〜３に逆止弁
１を、比較例１に従来の鋼製の逆止弁を取り付け、脱オ
キシムタイプのＲＴＶシリコーン（スリーボンド社製の
商品名ＴｈｒｅｅＢｏｎｄ１２１５）を約１０ｇ吐出し
た後、１時間経過して再び上記吐出を行う。この操作を
複数回繰り返し行って固着の有無を試験した。
止弁１ 実験例２ 筒体４及びボール３が銅メッキ処理したスプ
リング逆止弁１ 実験例３ ボール３が銅製のスプリング逆止弁１ 比較例１ 従来の鋼製のスプリング逆止弁 試験方法 塗布機のノズルに上記実験例１〜３に逆止弁
１を、比較例１に従来の鋼製の逆止弁を取り付け、脱オ
キシムタイプのＲＴＶシリコーン（スリーボンド社製の
商品名ＴｈｒｅｅＢｏｎｄ１２１５）を約１０ｇ吐出し
た後、１時間経過して再び上記吐出を行う。この操作を
複数回繰り返し行って固着の有無を試験した。
【００１１】結果は、実験例１〜３の場合は１０回以上
上記吐出動作を繰り返し実施しても固着現象は発生しな
い。
上記吐出動作を繰り返し実施しても固着現象は発生しな
い。
【００１２】比較例１の場合は１回目の吐出後、逆止弁
内でＲＴＶシリコーンが硬化固着し、分解清掃しなけれ
ば再塗布が不可能である。
内でＲＴＶシリコーンが硬化固着し、分解清掃しなけれ
ば再塗布が不可能である。
【００１３】上述の実験例のように、脱オキシムタイプ
のＲＴＶシリコーンは銅又は銅合金と反応して表面にオ
イル状のオキシム銅錯体を生成するので、銅、銅合金又
は銅メッキ処理された部材を使用した逆止弁１は、筒体
４及びボール３の表面にオイル状のオキシム銅錯体が生
成され、ボール３と筒体４の固着を防止する。
のＲＴＶシリコーンは銅又は銅合金と反応して表面にオ
イル状のオキシム銅錯体を生成するので、銅、銅合金又
は銅メッキ処理された部材を使用した逆止弁１は、筒体
４及びボール３の表面にオイル状のオキシム銅錯体が生
成され、ボール３と筒体４の固着を防止する。
【００１４】
【発明の効果】上述のように、塗布作業を中断して放置
しても、逆止弁１の固着はなく、再度そのまま塗布作業
を開始することが出来る。
しても、逆止弁１の固着はなく、再度そのまま塗布作業
を開始することが出来る。
【００１５】又、塗布機のノズル２に逆止弁１の使用が
可能であるので、ＲＴＶシリコーンの塗布切れが良く、
かつ逆止弁１の清掃作業が必要ないので、高い作業効率
を得ることが出来る。
可能であるので、ＲＴＶシリコーンの塗布切れが良く、
かつ逆止弁１の清掃作業が必要ないので、高い作業効率
を得ることが出来る。
【図１】本発明のＲＴＶシリコーン樹脂塗布用の逆止弁
付き塗布ノズルの一例の断面図である。
付き塗布ノズルの一例の断面図である。
１ 逆止弁 ２ ノズル ３ ボール ４ 筒体 ５ スプリング
Claims (2)
- 【請求項１】 脱オキシムタイプの室温硬化型シリコー
ン樹脂用の塗布機のノズルにおいて、銅、銅合金、又は
銅メッキ処理した部材の何れかを使用した逆止弁を設け
たことを特徴とする室温硬化型シリコーン樹脂塗布用の
逆止弁付き塗布ノズル。 - 【請求項２】 前記逆止弁の吐出口を閉鎖するボールが
銅、銅合金、又は銅メッキ処理した部材の何れかを使用
したスプリング逆止弁である請求項１の室温硬化型シリ
コーン樹脂塗布用の逆止弁付き塗布ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12740492A JPH05317757A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 室温硬化型シリコーン樹脂塗布用の逆止弁付き塗布ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12740492A JPH05317757A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 室温硬化型シリコーン樹脂塗布用の逆止弁付き塗布ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05317757A true JPH05317757A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=14959154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12740492A Pending JPH05317757A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 室温硬化型シリコーン樹脂塗布用の逆止弁付き塗布ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05317757A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8689825B2 (en) * | 2006-10-17 | 2014-04-08 | Oxycheck Pty Ltd | Flow control valve |
| KR20150144292A (ko) * | 2014-06-16 | 2015-12-24 | 램 리서치 아게 | 웨이퍼 형상 물품들의 액체 처리를 위한 방법 및 장치들 |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP12740492A patent/JPH05317757A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8689825B2 (en) * | 2006-10-17 | 2014-04-08 | Oxycheck Pty Ltd | Flow control valve |
| KR20150144292A (ko) * | 2014-06-16 | 2015-12-24 | 램 리서치 아게 | 웨이퍼 형상 물품들의 액체 처리를 위한 방법 및 장치들 |
| JP2016002547A (ja) * | 2014-06-16 | 2016-01-12 | ラム・リサーチ・アーゲーＬａｍ Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ａｇ | ウエハ状物品の液体処理のための方法及び装置 |
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