JPH05316781A - モータの過負荷検知方法 - Google Patents

モータの過負荷検知方法

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JPH05316781A
JPH05316781A JP4115956A JP11595692A JPH05316781A JP H05316781 A JPH05316781 A JP H05316781A JP 4115956 A JP4115956 A JP 4115956A JP 11595692 A JP11595692 A JP 11595692A JP H05316781 A JPH05316781 A JP H05316781A
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Kenji Ashizawa
健治 芦沢
Hiroji Ishikawa
洋児 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサー類をモータ本体中に設置することな
し精度よくサーボモータの回転子又は可動子の機械的ロ
ック等による過負荷を検知する方法を提供すること。 【構成】 エンコーダを有し外部から与えられる位置指
令パルスと該エンコーダにより検出された現在位置信号
パルスの差から制御信号を出力するサーボ制御装置と組
み合わせて位置決め制御を行うサーボモータの過負荷検
知方法において、サーボ制御装置内に設けたサーボ演算
回路により出力される制御信号の値を該サーボ制御装置
内に設けた過負荷検知装置内に取り込み該制御信号の値
を2乗しその値からある定数を減算した値を積算し、こ
の積算値を予め定めた過負荷検知レベルと比較し、その
結果を該サーボ演算回路へ出力するモータの過負荷検知
方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位置決め制御に使用され
るサーボモータの過負荷検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】サーボモータの回転子または可動子の機
械的ロック等によるモータ過負荷を検知する方法とし
て、従来技術ではコイルに温度センサを設置しコイル温
度を常時監視しコイル温度がコイルの許容温度を越える
ことを検出することによりモータの回転子または可動子
の機械的過負荷を検知する方法、またはコイルに電流セ
ンサを設置しコイルに流れる電流値を常時監視しコイル
の許容電流値以上の電流が一定時間以上継続して流れる
ことを検出することによりモータの機械的ロック等によ
る過負荷を検知する方法が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によるサーボ
モータの機械的ロック等による過負荷検知方法のひとつ
としてコイルに温度センサを設置しコイル温度を常時監
視しコイル温度がコイルの許容温度を越えることを検出
することによりモータの回転子または可動子の機械的ロ
ック等による過負荷を検知する方法があるが、この方法
ではコイルに温度センサを設置する必要があり特にリニ
アモータ等ではコイルの数が多く各コイルに温度センサ
を設置することは温度センサおよび配線の設置スペース
が大きくなり、設置の価格も高くなる。
【0004】別の方法としてコイルに電流センサを設置
しコイルに流れる電流値を常時監視しコイルの許容電流
値以上の電流が一定時間以上継続して流れることを検出
することによりモータの機械的ロック等による過負荷を
検知する方法があるがこの方法ではコイルの電流を監視
するための電流センサが必要となり、電流センサおよび
配線の設置スペースが必要となること、設置の価格が高
くなること、更にモータが過負荷になったときにコイル
に流れる電流値の大小と通電時間の大小によりコイルの
温度は大きく変化するが瞬時に正確に電流を測定するこ
とは難しいためこの方法単独ではモータの過負荷検出精
度が高くないという欠点があり前に述べたコイルの温度
を検出する方法と組み合わせて使用されるのが一般的で
ある。
【0005】本発明は特にセンサ類をモータ本体内に設
置することなしに精度よくサーボモータの回転子または
可動子の機械的ロック等による過負荷を検知する方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の前述の目的はエ
ンコーダを有し外部から与えられる位置指令パルスと該
エンコーダにより検出された現在位置信号パルスの差か
ら制御信号を出力するサーボ制御装置と組み合わせて位
置決め制御を行うサーボモータにおいて、サーボ制御装
置内に設けたサーボ演算回路により出力される制御信号
の値を該サーボ制御装置内に設けた過負荷検知装置内に
取り込み該制御信号の値を2乗しその値からある定数を
減算した値を積算し、この積算値を予め定めた過負荷検
知レベルと比較し、その結果を該サーボ演算回路へ出力
することにより達成される。
【0007】このように制御信号の値の2乗からある定
数を減算したものを積算し、この積算値を予め定めた過
負荷検知レベルと比較することによりモータの回転子ま
たは可動子の機械的ロック等による過負荷発生を検出す
ることにより、特にセンサ類を設置することなくモータ
の回転子または可動子が機械的ロック等による過負荷の
ためコイルの温度がコイルの温度上昇限度に近ずく現象
を精度よく検出できる。
【0008】
【実施例】以下本発明によるモータの過負荷検知方法の
一実施例を示す添付図面を参照して本発明を詳述する。
【0009】図1は従来技術のモータの過負荷検知を行
う方法の一概念図を示す。サーボ制御装置内4内のサー
ボ演出回路5はモータ1に設置されたエンコーダ2から
得られるモータの回転子または可動子の位置信号パルス
10と外部から与えられるモータの回転子または可動子
の位置指令信号パルス11とからモータの回転子または
可動子を動かすための制御信号12をPWM信号として
発生し、これをドライブ回路3へ与える。該ドライブ回
路3は該PWM信号12に比例した電流13をモータ1
に通電する。モータ1のコイル部には温度センサ8およ
び電流センサ9が設置され、それぞれ検出したアナログ
値の温度信号14およびアナログ値の電流信号15をサ
ーボ制御装置4のADコンバータ7ヘ送る。ADコンバ
ータ7はアナログ信号で与えられた温度信号14および
電流信号15をディジタル信号の温度信号16および電
流信号17へ変換し過負荷検知回路6へ送る。過負荷検
知回路6は温度信号16および電流信号17を常時監視
し、温度がコイルの許容温度値を越えたときまたは電流
がモータの許容電流値に近い値が一定時間以上流れ続け
たとき過負荷検知信号18をサーボ演算回路5へ送りP
WM信号として出力される制御信号12のデューティ比
を0としモータ1に電流を流さないようにする。
【0010】このように従来技術ではコイルの温度を検
出するためコイル毎に温度センサ8または電流センサ9
が必要である。通常温度センサまたは電流センサにより
得られる信号はアナログ信号であるためサーボ制御装置
内でアナログ信号をディジタル信号へ変換するためにA
Dコンバータ7が必要である。
【0011】図2は本発明によるモータの過負荷検知を
行う一方法の概念図を示す。サーボ制御装置4内のサー
ボ演算回路5はモータ1に設置されたエンコーダ2から
得られるモータの回転子または可動子の位置信号パルス
10と外部から与えられるモータの回転子または可動子
の位置指令信号パルス11とからモータの回転子または
可動子を動かすための制御信号12をPWM信号として
一定の周期毎に発生しこれをドライブ回路3へ与えると
同時にマイクロコンピュータで構成される過負荷演算回
路6へ制御信号12を送る。該過負荷演算回路6は一定
周期毎に連続して次に述べる一連の処理を行う。つまり
PWM信号として与えられる制御信号12のデューティ
比の2乗から定数を減算したものを積算し、この積算値
が予め定めた過負荷検知レベルを越えるとき過負荷を検
知し、過負荷検知信号18をサーボ演算回路5へ送る。
サーボ演算回路5は過負荷検知信号18を受け制御信号
12のPWM信号のデューティ値を0とし、モータのコ
イルへの通電は停止される。
【0012】図3は従来技術の電流センサを用いてモー
タの過負荷を検出する場合のコイル温度と時間の関係を
プロットしたものである。図で横軸は秒で表す時間を示
し、縦軸はモータのコイルの温度を示す。図3の13は
コイルの電流値、19はコイルの最高許容温度値を示
す。電流値13の大きさによってコイル温度と時間の関
係は大きく変化するため瞬時に電流値を精度良く測定し
モータの過負荷保護を精度よく行うことは難しい。
【0013】図4と図5は本発明により200Wのリニ
アサーボモータの可動子の過負荷保護を行なった一例を
示す。モータのストロークは40mm、エンコーダの分
解能は100μm、コイルの最大通電電流は2A、コイ
ルの最高許容温度は90℃、サーボ制御装置からドライ
ブ回路へ出力するPWM信号で与えられる制御信号12
のサンプリング値をdi、定数をA、Bとすると可動子
の過負荷検知はサーボ制御装置4のサーボ演算回路5で
次の演算および判断を行うことで達成される。積算値K
=Σ(di2−B2)の計算をサンプリング間隔5ミリ秒
毎に常時実施し、積算値Kの値と過負荷検知レベル(図
4、5中の21)を比較し積算値Kの値が過負荷検知レ
ベルの値を越えるとき可動子の過負荷と判断する。図4
はリニアモータの正常動作の様子を示すもので、横軸は
秒で表す時間、縦軸は積算値を示し、該リニアモータの
可動子が通常状態でフルストロークを連続往復する状態
のときの積算値Kと過負荷検知レベルとの関係をプロッ
トしたものを示す。図4では制御信号(図2中の12)
のサンプリング値diをPWM信号のデューティ比を%
値で表し、定数Bを70、過負荷検知レベルを50に選
定した。図4ではリニアモータの可動子が過負荷しない
ときは積算値Kの値(図中20)は過負荷検知レベル
(図中21)を越えず、リニアモータの過負荷を検出し
てないことを示す。なお積算値が下限値(図中22)を
下回るときは積算値を下限値以下とせず強制的に下限値
とすることにより、モータの発熱と対応できる。
【0014】図5は図4と同じ条件でリニアモータの可
動子を過負荷させた場合を示す。該可動子をロックさせ
ると積算値Kの値(図中20)が増加し約4秒後に過負
荷検知レベル(図中21)を越え可動子の過負荷が検知
できた。このときのリニアモータのコイル温度は80℃
でありコイルの最高許容温度以下であった。
【0015】本実施例ではリニアモータの正常運転時は
可動子の過負荷検知を行なわず、可動子の過負荷が発生
したときはコイルの温度が最高許容温度を越える前に可
動子の過負荷を検知できることを示している。
【0016】本発明の実施例ではリニアサーボモータに
ついて述べたが、回転型のサーボモータについても本発
明は適用できる。
【0017】
【発明の効果】本発明によるモータの過負荷検知方法に
よると、モータのコイル温度を検出する温度センサまた
はモータのコイル電流を検出する電流センサなしにモー
タの過負荷を高精度で検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるモータの過負荷検知方法の一実
施例を示す概念図。
【図2】本発明によるモータの過負荷検知方法の一実施
例の概念図。
【図3】従来技術によるモータの過負荷検知方法の一実
施例によるコイル電流とコイル温度の関係を示す図。
【図4】本発明によるモータの過負荷検知方法の一実施
例による時間と積算値の関係を示す図。
【図5】本発明によるモータの過負荷検知方法の一実施
例による時間と積算値の関係を示す図。
【符号の説明】
1 モータ 2 エンコーダ 3 ドライブ回路 4 サーボ制御装置 5 サーボ演算回路 6 過負荷検知回路 7 ADコンバータ 8 温度センサ 9 電流センサ 10 位置信号 11 位置指令信号 12 制御信号 13 電流 14 温度信号 15 電流信号 16 温度信号 17 電流信号 18 過負荷検知信号 19 コイルの最高許容温度 20 積算値 21 過負荷検知レベル 22 積算値の下限値

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンコーダを有し外部から与えられる位
    置指令パルスと該エンコーダにより検出された現在位置
    信号パルスの差から制御信号を出力するサーボ制御装置
    と組み合わせて位置決め制御を行うサーボモータの過負
    荷検知方法において、サーボ制御装置内に設けたサーボ
    演算回路により出力される制御信号の値を該サーボ制御
    装置内に設けた過負荷検知装置内に取り込み該制御信号
    の値を2乗しその値からある定数を減算した値を積算
    し、この積算値を予め定めた過負荷検知レベルと比較
    し、その結果を該サーボ演算回路へ出力することを特徴
    とするモータの過負荷検知方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000008600A (ko) * 1998-07-14 2000-02-07 윤종용 로봇 위치서보시스템의 충돌감시장치
WO2004073154A1 (ja) * 2003-02-14 2004-08-26 Mitsuba Corporation モータ制御方法及びモータ制御装置

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