JPH05315553A - ベース・エミッタ構造の製造方法及びBiCOMS回路の製造方法 - Google Patents

ベース・エミッタ構造の製造方法及びBiCOMS回路の製造方法

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JPH05315553A
JPH05315553A JP4304734A JP30473492A JPH05315553A JP H05315553 A JPH05315553 A JP H05315553A JP 4304734 A JP4304734 A JP 4304734A JP 30473492 A JP30473492 A JP 30473492A JP H05315553 A JPH05315553 A JP H05315553A
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JP4304734A
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Chi-Kwan Lau
チー・クワン・ラウ
Donald L Packwood
ドナルド・エル・パックウッド
Chen-Hsi Lin
チェン・シー・リン
Ashor Kapoor
アシヨク・カプール
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Hewlett Packard Co
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    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/77Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate
    • H01L21/78Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices
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    • H01L21/822Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices to produce devices, e.g. integrated circuits, each consisting of a plurality of components the substrate being a semiconductor, using silicon technology
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    • H01L21/8249Bipolar and MOS technology

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Abstract

(57)【要約】 【目的】バイポーラ・トランジスタの性能が優れた簡単
なBiCMOS回路の製造方法を提供する。 【構成】ベース・エミッタ形成前にPMOSとNMOSを形成す
る。酸化物を堆積して、エミッタ・ウインドウをベース
領域上に開け、ポリシリコンを全面堆積する。ポリシリ
コンをパターン化し、それをマスクにして酸化物をエッ
チする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に半導体素子の製造
に関し、特にBiCMOS素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術と問題点】相補型モス(CMOS)トラン
ジスタとバイボーラ型トランジスタとを統合することに
よって、更に密度が高く、切り換え速度が速い集積回路
が得られる。しかし、バイポーラとCMOS技術の相違
により統合には一般に妥協が伴う。その結果構成された
BiCMOS素子はCMOSの特性もバイポーラの特性
も最適化するものではない。
【0003】今日の趨勢はCMOSトランジスタとバイ
ポーラ形トランジスタを同時に製造することにある。製
造段階の統合はヘーブマン氏への米国特許第4,77
4,204号で教示されている。ヘーブマン氏の特許は
同時に製造すると、BiCMOS素子形成するのに必要
な熱サイクル数を縮減できることを教示している。スコ
ーベル氏他への米国特許第4,914,048号もCM
OSトランジスタとバイポーラ形トランジスタの同時的
な製造を教示している。
【0004】同時的な製造によって、BiCMOS素子
の形成中に行われる妥協の傾向が増大するだけである。
スコーベル氏他の素子はCMOSトランジスタのゲート
の下及びバイポーラ型トランジスタのエミッタ部分の下
に酸化領域を含んでいる。それぞれの酸化領域の形成に
は同じ材料が使用されるので、酸化領域の厚さは同じで
ある。このことはバイポーラ・エミッタの特性がCMO
Sゲートの特性と同一ではないので好ましくない場合が
ある。
【0005】BiMOSの製造行程のもう一つの関心事
は生産収量を高めることである。バイポーラ形トランジ
スタを単一の構造上でCMOSトランジスタと集積する
ことによって必然的に処理段階が増える。タンタスッド
氏他への米国特許第4,727,046号に記載されて
いるように、2つのトランジスタ製造技術を統合するこ
とによって多数のマスキング処理を利用した長い複雑な
工程が必要となり、複雑さの結果として生産収量が低く
なる場合が多い。スコーベル氏他の特許は従来のCMO
S製造行程に2つのマスキング段階だけを加えたBiC
MOS素子の製造方法を教示している。しかし製造行程
を付加的な2つのマスキング段階を追加するだけにまで
縮減することは、CMOSトランジスタとバイポーラ形
トランジスタを同時に製造した場合に限って可能であ
る。バイポーラ形トランジスタの形成に際して従来のC
MOSマスキング段階を利用しない場合は2つ以上のマ
スキング段階が必要である。従って、CMOS形とバイ
ポーラ形の双方のトランジスタの電気的特性を最適化す
ることは困難である。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は従来のCMOS製造行程
の複雑さが大幅に増さず、且つ双方の種類のトランジス
タの電気的特性を最適化できる、BiCMOS素子用の
バイポーラ形トランジスタのベース/エミッタ構造の製
造方法を提案することである。
【0007】
【発明の概要】上記の目的は、自己整合技術を利用し、
且つ、製造行程の複雑さにそれほど影響を及ぼさずにC
MOSトランジスタの形成後にベース/エミッタ構造の
形成が可能である、バイポーラ素子のベース/エミッタ
構造を製造する方法によって達成される。この方法はバ
イポーラ形及びCMOS形トランジスタを同時に製造す
るという趨勢と対照的である。別個に製造することによ
って双方の種類のトランジスタの電気特性が向上する。
【0008】この方法は半導体基板の領域を絶縁してP
MOS、NMOS及びバイポーラ・ベース領域を形成す
る段階を含んでいる。次に従来の技術を用いてPMOS
及びNMOSトランジスタが形成される。バイポーラ形
トランジスタのベースを形成するが、CMOSトランジ
スタの電気特性には悪影響を与えないようなドーピング
(不純物導入)強度でPMOS、NMOS及びバイポー
ラ・ベース領域に第1の不純物のブランケット注入が行
われる。
【0009】半導体基板の表面に低温酸化物が堆積され
る。ベース領域の一部を露出するために酸化物層内にウ
インドウが形成される。次にエミッタ層が酸化物層上
と、ウインドウ内に堆積される。第2不純物がエミッタ
層内に注入される。
【0010】フォトレジスタがエミッタ層を覆うように
堆積される。第2の、そしてこれが最後のマスキング段
階を利用してフォトレジスト層のパターン形成が行われ
る。フォトレジスト層のパターン形成に続いて、エミッ
タ材料の所望のパターンを残すようにエミッタ層がエッ
チングされる。自己整合方式でエミッタ材料の所望のパ
ターンが酸化層のエッチング中のマスクとして利用され
る。
【0011】再度自己整合技術を利用して、エミッタ材
料と残りの酸化物はブランケット・ベース・リンク注入
中に、バイポーラ形トランジスタの電気特性を高めるた
めのマスクとして機能する。
【0012】極めて重要というものではないが、バイポ
ーラ形トランジスタをエミッタ・ドライブ・イン段階で
処理することが好ましい。この段階の前に、エミッタ材
料のドーピングの蒸発を縮減するために酸化物のキャッ
プを形成することもできる。酸化物キャップを除去する
際に、バイポーラ形トランジスタのエミッタと、CMO
S形トランジスタのゲートの側壁に側壁スペーサを残し
ておくことができる。それによって側壁スペーサを後続
の自己整合珪化段階中のブリッジングを防止するために
利用できる。
【0013】本発明の利点はこの方法がCMOSトラン
ジスタの形成に利用される処理段階のいずれも用いず、
しかもベース/エミッタ構造を形成するために2つの付
加的なマスキング段階しか必要としないことである。従
来のCMOS製造技術によって所定値のドーピング強さ
以下で、又、熱周期の時間と温度の所定の積以下で実施
される後続の処理段階による悪影響を受けない電気特性
を有するCMOSトランジスタが得られる。ベース/エ
ミッタ構造は所定のパラメタの範囲内で形成される。こ
のように、複雑な処理段階を伴わずに、CMOS形及び
バイポーラ形の双方のトランジスタの電気特性を最適化
することができる。
【0014】
【実施例】図1を参照すると、NMOSトランジスタ
と、PMOSトランジスタと、バイボーラ・トランジス
タ用の領域を含む半導体基板10が図示されている。本
発明はNPNトランジスタの製造を含むものとして説明
されるが、処理行程はBiCMOS素子におけるPNP
トランジスタの製造においても同様に機能する。
【0015】NMOS及びPMOSトランジスタを製造
する際、従来のCMOS製造行程に基づいて製造され
る。唯一の調整は、N+領域12と、N+埋設層14及び
16を形成する場合だけ必要である。次にNMOS及び
PMOSトランジスタを形成する一連の段階を説明す
る。しかし、その順序に限定されるものではない。
【0016】第1の段階では、N+埋設層14及び16
がP-半導体基板10上に設けられる。埋設層14及び
16を形成するのにパターン形成された誘電層を通した
砒素注入を用いることができる。
【0017】第2の段階はP-エピタキシャル層18を
形成する従来の段階である。第1の段階とは異なり、エ
ピタキシャル処理行程はマスクを必要としない。第3の
段階は浅いN-井戸20及び22を形成するマスキング
段階である。N-不純物は燐であり、公知の技術を用い
て注入される。
【0018】次の段階はトランジスタの能動領域を絶縁
する段階である。P形接合分離領域24,25,26及
び28が注入によってエピタキシャル層18内に形成さ
れる。低圧化学蒸着、熱酸化及びマスキング技術を用い
て従来の方法でフィールド酸化物領域30,32,3
4,36及び38が形成される。
【0019】犠牲酸化物層(図示せず)が半導体基板1
0の表面を清浄し、保護するために利用される。犠牲層
上に抵抗が堆積され、抵抗層は深いN+コレクタ12を
形成するために燐の注入が可能であるようにパターン形
成される。深いN+コレクタは半導体基板10の表面と
+埋設層16との間の抵抗を低下させることによって
能動バイポーラ・トランジスタへのコレクタ接点の直列
抵抗を低減する。次に全てのN-及びP-チャネルが形成
される。その後、犠牲酸化物層は除去される。
【0020】バイポーラ・トランジスタを形成する前の
最後の段階はCMOSトランジスタの能動領域を製造す
る段階である。この段階には、ゲート酸化物40及び4
2の成長と、第1ポリシリコン44及び46の低圧化学
蒸着の行程が含まれる。CMOS素子用のゲートを生成
し、回路配線48を付与するためにゲート酸化物と第1
ポリシリコン層がパターン形成される。あるいは、バイ
ポーラ・トランジスタ用に利用される第2ポリシリコン
をパータン形成することによって、回路配線48を設け
ることもできる。
【0021】ソース50及びドレン52は従来の方法
で、好ましくは熱遮蔽酸化物を通して、砒素を使用して
N形不純物を注入し、BF2 を使用してP形不純物を注
入して形成される。例えば、BF2 ガスのP+ソース/
ドレン注入は50Kevのエネルギと、2×1015イオ
ン/cm2の線量でイオン注入することができる。しか
し、この数値に限定されるものではない。更に、コレク
タ接点領域52はNMOSソース/ドレン領域用にN+
砒素注入に晒され、ベース接点領域55及び57はPM
OS用にP+ソース/ドレン注入に晒される。それによ
ってPMOS及びNMOS能動領域の製造が完了する。
【0022】バイポーラ形トランジスタのベース/エミ
ッタ構造の形成は2つのマスキング段階だけを要する処
理行程である。高性能のトランジスタを得るために自己
整合技術が利用される。第1段階はB+ 又はBF2 +
オンを用いてブランケット・ベース注入を行う段階であ
る。BF2 +を使用する際には、注入は約40Kevの
エネルギ・レベルと3×1013イオン/cm2の濃度で
行うことができる。ブランケット・ベース注入はソース
及びドレン領域50及び52を形成する前述の注入より
も低い値の線量で行われるので、ブランケット・ベース
注入はNMOS及びPMOSトランジスタの電気特性に
悪影響を及ぼすことはない。ブランケット・ベース注入
は図2に示すようにN-井戸22内にPベース層54を
形成する。
【0023】テトラエチルオルソシラン(TEOS)の
ような低温酸化物が図1の構造全体に亘って堆積され
る。次にTEOS酸化物はちゅう密化処理をうける。半
導体基板上の酸化物層56は図2に示されている。酸化
物層56の厚さは約2,500オングストロームと、C
MOSトランジスタのゲート酸化物よりも大幅に厚い。
【0024】酸化物層56を形成し、ちゅう密化する際
に、処理行程が製造されたCMOSトランジスタの電気
特性に影響を及ぼさないことが重要である。温度サイク
ル段階では、CMOSトランジスタが悪影響を受けるこ
とが決してないようにするため、温度と時間のパラメタ
が各々重要な役割を果たす。すなわち、熱サイクルが短
い場合には高い温度のほうが確実であり、一方、熱サイ
クルの段階が長い場合は温度は比較的低く保たれなけれ
ばならない。酸化物層56をちゅう密化する場合は、処
理行程は10分という短時間の間、約850℃の温度で
実施できる。
【0025】次に酸化物層56をパターン形成して、図
2に示すエミッタ・ウインドウを形成するために第1の
マスキング段階が利用される。フォトレジスト層を堆積
し、フォトレジスト層をパターン形成し、ウインドウ5
8にて酸化物層56をエッチングし、フォトレジスト層
を剥離する標準的な技術が用いられる。
【0026】さて図3を参照すると、第2のポリシリコ
ン層60が酸化物層56の頂部に堆積される。第2ポリ
シリコン層は約2,500オングストロームの厚さを有
することができるが、これに限定されるものではない。
第2ポリシリコン層60はエミッタ・ウインドウに入っ
てベース層54にて半導体基板と接触する。任意選択と
して、ベース不純物の濃度は第2ポリシリコン層から付
加的なB原子を導出することによって増補することがで
きる。例えば、これは約2×1015イオン/cm2の密
度、及び約40Kevのエネルギで行うことができ、そ
の後、約30分間に亘り、約875℃で焼鈍が行われ
る。層60への砒素の注入は100Kevのエネルギ
と、1−2×1016イオン/cm2の範囲のドーズ量で
行われる。酸化物層56がCMOSトランジスタを保護
するので、マスキングは必要ない。
【0027】フォトレジスト層62は堆積され、パター
ン形成されて図3に示す構造にされる。第1のエッチン
グでは、第2ポリシリコン層60のフォトレジスト層6
2によって覆われない部分は除去されて、NPNトラン
ジスタ用のエミッタが形成される。
【0028】この時点で、フォトレジスト層62を除去
することができる。しかし、これは必ずしも必要ではな
い。酸化物層56のの第2ポリシリコン層60によって
覆われていない分を除去するために第2のエッチングが
行われる。第2ポリシリコン層60はマスクとして機能
する。このように、この段階は自己整合段階である。従
って、図4の構造を得るために用いられるマスキング段
階は酸化物層56をパターン形成して、エミッタ・ウイ
ンドウを形成する段階と、フォトレジスト層62をパタ
ーン形成する段階だけである。任意選択として、CMO
S及びバイポーラ・トランジスタのベース、ソース又は
ドレン領域を形成するために不純物を注入してもよい。
【0029】ベース抵抗を低減する目的で、層56及び
60によって形成されたエミッタ構造を越えてベース層
内にB+ 又はBF2 + イオンのブランケット・ベース・
リンク注入が付加される。ベース・リンク注入もベース
層54にシリサイドが形成されることによって、漏れを
軽減することに寄与することができる。このシリサイド
形成については後述する。ブランケット・ベース・リン
ク注入は1013−1014イオン/cm2 の範囲のドーズ
量で行われる。フォトレジスト層62が末だエッチング
で除去されていない場合は、この時点でエッチングを行
うものとする。図5を参照すると、ベース・リンク領域
64と66は第2ポリシリコン層60と酸化物層56に
よって形成されたエミッタ構造の反対側に示されてい
る。エミッタ構造がベース層の露出領域を限定するの
で、ベース・リンク注入は自己整合式の注入である。
【0030】任意にエミッタ・ドライブ・イン・エミッ
タ(押込み)階段を加えてもよい。この段階を実行する
場合は、第2ポリシリコン層60からの砒素の蒸発に起
因するエミッタ接合深さの変動を最小限にするために、
酸化物のキャップ68を堆積してもよい。TEOSのよ
うな酸化物が約1,000オングストームの厚さで堆積
される。次に標準のエミッタ・ドライブ・イン技術を用
いて、ベース層54にて半導体基板10に入るエミッタ
70を形成することができる。
【0031】エミッタ・ドライブ・イン段階に引き続い
て反応性イオン・エッチングを用いて酸化物キャップ6
8が除去される。任意の第2ポリシリコン抵抗領域上で
の後続のシリサイド形成を防止する部分を残すように、
任意選択的に酸化物キャップをパターン形成してもよ
い。図6に示すように、酸化物キャップをそのままに残
して、第1及び第2ポリシリコン層に側壁スペーサ72
を備えるようにすることが好ましい。側壁スペーサ72
は第2ポリシリコン層60と、ベース・リンク領域との
間の、又はゲート44及び46と、ソース/ドレン領域
50及び52との間のシリサイドの“ブリッジング”を
防止するために利用される。自己整合シリサイド、すな
わち耐熱性(高融点)金属を堆積し、耐熱性金属をシリ
コン及びポリシリコンと反応させてシリサイド(sal
icide)を利用して層74を形成することが好まし
い。
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
CMOS製造工程に2回のマスキングを追加するだけ
で、CMOSトランジスタを気化させずに、高性能バイ
ポーラ素子を形成できるので、従来より簡単な製造行程
により高性能なBiCMOS回路を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】NMOS及びPMOSトランジスタとバイポー
ラトランジスタのためのベース及びコレクタ領域とを有
する半導体基板の側断面図である。
【図2】図1のベース領域にベース/エミッタ構造を形
成するための製造ステップを示す断面図である。
【図3】図1のベース領域にベース/エミッタ構造が形
成するための製造ステップを示す断面図である。
【図4】図1のベース領域にベース/エミッタ構造が形
成するための製造ステップを示す断面図である。
【図5】図1のベース領域においてベース/エミッタ構
造が形成された後の製造ステップわ示す側断面図であ
る。
【図6】図1のベース領域においてベース/エミッタ構
造が形成された後の製造ステップわ示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
10:半導体基板 12,14,16:N+理設層 18:P-エピヌキシヤル層 20,22:N-井戸 24,25,26,28:P形接合分離層 30,32,34,36,38:フィールド酸化物領域 40,42,:ゲート酸化物 44,46:第1ポリシリコン 48:回路配線 50:ソース 52:ドレン 53:コネクタ接点領域 54:Pベース層 55,57:ベース接点領域 56:酸化物層 58:エミッタ・ウインドウ 60:第2ポリシリコン層 62:フォトリジスト層 64,66:ベース・リング領域 70:エミッタ 72:側壁スペーサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ベース・エミッタ構造の製造方法及び
BiCOMS回路の製造方法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チェン・シー・リン アメリカ合衆国カリフォルニア州クパチー ノ,ソラ・ストリート 20883 (72)発明者 アシヨク・カプール アメリカ合衆国カリフォルニア州パロ・ア ルト,アマリロ・アベニュー 1056

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後記(イ)及至(ヘ)を含むBiCMOS
    回路におけるベース・エミッタ構造の製造方法。 (イ)PMOS,NMOSトランジスタ及びベース領域
    を有する半導体基板を用意するステップ, (ロ)前記半導体基板上に絶縁層を形成するステップ, (ハ)第1のマスクにより前記ベース領域上の前記絶縁
    層にウインドウをパターン化するステップ, (ニ)前記絶縁層と前記ウインドウの内部に導電性エミ
    ッタ層を形成するステップ, (ホ)第2のマスクを用いて前記エミッタ層の一部を除
    去して,前記ウインドウの内部のエミッタ層及びウイン
    ドウに隣接した前記エミッタ層を残留せしめるステッ
    プ, (ヘ)前記ウインドウに隣接した前記エミッタ層を用い
    る自己整合法により前記絶縁層の一部分を除去して前記
    エミッタ層の下にある前記絶縁層の一部分を残留せしめ
    るステップ。
  2. 【請求項2】前記(イ),(ロ)のステップの間に後記
    (イ−A)のステップを追加して成る請求項1記載のベ
    ース・エミッタ構造の製造方法。 (イ−A)不純物をマスク無しで注入するステップ。
  3. 【請求項3】前記(イ−A)のステップにおける注入レ
    ベルが前記PMOS,NMOSトランジスタの暴露表面
    への注入レベルより実質的に低レベルである特徴を有す
    る請求項2記載のベース・エミッタ構造の製造方法。
  4. 【請求項4】後記(イ)及至(チ)のステップを含むB
    iCMOS回路の製造方法。 (イ)半導体基板を用意するステップ, (ロ)前記半導体基板上で,PMOS領域,NMOS領
    域,ベース領域を分離するステップ, (ハ)後記(ニ)及至(リ)のステップによって電気的
    特性が劣化しないようなMOSトランジスタを前記PM
    OS領域と前記NMOS領域に形成するステップ, (ニ)前記PMOS領域,前記NMOS領域,前記ベー
    ス領域に第1の不純物を第1の不純物導入強度でブラン
    ケット注入するステップ, (ホ)前記PMOS領域,前記NMOS領域及び前記ベ
    ース領域に絶縁層を形成するステップ, (ヘ)前記絶縁層に前記ベース領域の一部分を露出させ
    るためのウインドウを形成するステップ, (ト)前記ウインドウの内部と前記絶縁層の上にエミッ
    タ材料を堆積するステップ, (チ)前記エミッタ材料の一部分を除去して前記ウイン
    ドウの内部と周囲の前記エミッタ材料を残すステップ, (リ)前記エミッタ材料をマスクとして前記絶縁層の一
    部分を除去して前記エミッタ材料の下部の前記絶縁層を
    残すステップ。
JP4304734A 1991-10-18 1992-10-16 ベース・エミッタ構造の製造方法及びBiCOMS回路の製造方法 Pending JPH05315553A (ja)

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