JPH05315276A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JPH05315276A
JPH05315276A JP4120248A JP12024892A JPH05315276A JP H05315276 A JPH05315276 A JP H05315276A JP 4120248 A JP4120248 A JP 4120248A JP 12024892 A JP12024892 A JP 12024892A JP H05315276 A JPH05315276 A JP H05315276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion implantation
substrate
ion
implantation
angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP4120248A
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English (en)
Inventor
Haruhide Fuse
玄秀 布施
Katsuya Ishikawa
克也 石川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Publication of JPH05315276A publication Critical patent/JPH05315276A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多くの構造のデバイスに対応できる特殊な注
入が、ハード面の装置の変更をすることなく、ソフト面
の変更のみにおいて実現でき、通常プロセス中への導入
を容易にする。 【構成】 直方体の4方向を構成している各辺4、5、
6、7の内の一つの辺4に対して、その辺4の下に入り
込む方向にイオンビーム8のイオン注入を行なう。傾斜
イオン注入は基板3が傾斜して取り付けられている。基
板3の回転は、機械制御によって実現されている。機械
制御は計算機からの指令によって行なわれる。計算機に
は、基板3の回転角度、停止位置、イオン注入角度、ド
ーズ量が入力される。機械制御には計算機から回転角度
と停止位置の情報が送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微細な構造を有する超L
SIの製造方法に必要なイオン注入装置の機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、イオン注入は、トレンチ構造やゲ
ート電極の下部の不純物分布を制御するのに用いられて
いる。また、高信頼性を持つMOS素子を形成するゲー
トオーバーラップ構造を形成するために回転イオン注入
や回転ステップイオン注入が行われている。
【0003】イオン注入装置の持っている機能を図6を
用いて説明する。イオンの注入ビーム1に対してウェー
ハ2を真空中において回転する機構を持っている。ただ
しこの回転は連続回転あるいは4ステップ回転法であ
る。4ステップ回転法とは、回転を停止した状態で注入
し、注入後に回転角90゜だけ回転させ、再び停止して
ウェーハ2上に形成されたパターンの周囲に4回ステッ
プ注入し、ウェーハ2に均一にドーピングする方法であ
る。このとき、各注入条件が同じ条件で行なわれる。
【0004】しかしながら、超LSI素子の構造が複雑
化すると、ウェーハ2上に形成されたパターンの周囲全
てに均一にイオン注入するだけでは、所望の特性を持つ
微細な素子の形成ができなくなってきた。
【0005】例えば微細な固体撮像素子のフォトダイオ
ード部を形成する際、読み出しゲート電極の存在する辺
に他の辺と同様のイオン注入を施すと、特性への悪影響
がある。このために上記従来の回転イオン注入において
は、回転角90°で4回ウェーハ2を回転させていた
が、上記特性への悪影響を避けるためには、その4回の
回転の内、3回はイオン注入角度が同じで、他の1回は
イオン注入角度を異ならすか、あるいは他の1回はイオ
ン注入ドーズ量を異ならせたイオン注入を行なうか、あ
るいはイオン注入を行わないなどの方法を用いる必要が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のイオン注入
装置では、より多くの角度、すなわち回転イオン注入の
際に回転角が30゜や60゜とできたり、その他の1回
のイオン注入を1度に行うことのできる機構を持つイオ
ン注入装置が必要である。このようなイオン注入を現在
のイオン注入装置で実現しようとすると、数回のイオン
注入を行い、各イオン注入毎に条件設定を行うことにな
る。このため非常に工程のコストが高くなる。またウェ
ーハの取扱い上パーティクルが生じやすいなどの欠点が
ある。また工程が複雑化してプロセスミスが生じやすい
など多くの欠点を持つ。このような理由から、良品歩留
りの低下を招き、製造レベルでの実用化は困難であると
いう課題がある。
【0007】本発明は上記の欠点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、注入装置の枚葉式の一枚の一回の
イオン注入時に何種類かのパラメータ、特に回転角と注
入角度、それと各ステップにおいて試料内での不純物の
2次元における分布が非対称となるような注入条件に
て、任意に多くの注入パラメータの条件を設定できるプ
ログラム機能を付加することによって様々な複雑な機能
を有するイオン注入装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のイオン注入装置は、基板と、前記基板を傾
斜させて第1のイオン注入を行う第1の工程と、その後
前記基板をステップ回転させ第2のイオン注入を行う第
2の工程と、前記第1、2の工程を繰り返し、複数回の
前記ステップ回転のイオン注入の各々のイオン注入条件
が任意に設定されている。
【0009】また、上記目的を達成するために、本発明
のイオン注入装置は、基板と、前記基板を傾斜させて、
かつ連続的に回転させてイオン注入を行うに当り、前記
回転中の任意の角度範囲で、前記基板が前記イオン注入
によるイオンの照射を停止させる。
【0010】
【作用】枚葉式イオン注入装置において一枚の注入中の
一連の注入時において複数回のステップ回転の注入にお
いて各ステップでの注入条件(注入ドーズ、加速エネル
ギー、注入角度、アジマス角度)を任意に設定する機構
を持たせ、また連続回転装置に関してある回転角の範囲
の間のみイオンビームを停止する構造であることにより
任意の場所でイオン注入プロファイルを非対称の形状と
することができる。
【0011】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1の模式図を用い
て説明を行う。
【0012】基板3内にイオンが打ち込まれる凹部があ
る。凹部は立体的に描いており、直方体の形状をしてい
る。凹部は、打ち込み場所のマスクの開口部であるとも
言える。
【0013】直方体の4方向を構成している各辺4、
5、6、7の内の一つの辺4に対してその辺4の下に入
り込む方向にイオンビーム8のイオン注入を行なう。こ
れを傾斜イオン注入と言う。この傾斜イオン注入の機構
について図2に示す。基板3が傾斜して取り付けられて
いる。基板3の回転は、機械制御によって実現されてい
る。機械制御は計算機からの指令によって行なわれる。
計算機には、基板3の回転角度、停止位置、イオン注入
角度、ドーズ量が入力される。機械制御には計算機から
回転角度と停止位置の情報が送られる。また、計算機は
イオン注入のイオン11の制御を行なう電気制御につな
がっている。ここには計算機のイオン注入角度とドーズ
量が送られ電気制御している。
【0014】このようなシステムは、基板3を傾斜させ
て枚葉式イオン注入装置にセットし、一枚の基板3をイ
オン注入するに当り、一連のイオン注入時において複数
回のステップ回転の注入を行なう。この時、各ステップ
での注入条件(注入ドーズ、加速エネルギー、注入角
度、アジマス角度)を任意に設定することができる。
【0015】すなわちn回ステップの注入を行う場合
に、各ステップの回転角が360゜/nの角度に設定さ
れてしまうのではなく、任意の角度の設定ができ、その
角度で合計n回のイオン注入を行なうことができる。
【0016】次に、これらのシステムを用いて、基板3
を傾斜したままで90°回転させる。これによって辺5
のマスク下に入り込むイオンビーム9がイオン注入され
る。
【0017】またこの後基板3を傾斜したまま90°回
転して、次の辺6のマスク下に入り込むイオンビーム1
0によりイオン注入を行う。
【0018】この方法を用いてイオン注入を行なった時
の半導体装置の断面形状を図3と図4に示す。
【0019】図3は図1の辺4と辺6に平行な面の断面
である。また図4は図1の辺5と辺7に平行な面の断面
を示す。
【0020】基板12上の所定位置にイオン注入のマス
ク13が形成されている。この試料を用いて上記イオン
注入を行なう。
【0021】これより辺7の下部においてのみ、イオン
がマスク下への入り込みが少なくなっている。このよう
に以上説明した方法を用いると微細なパターンを持つ半
導体装置を形成する際に、良好な結果を得ることができ
る。
【0022】その他の方法としてあるステップにおける
イオン注入角度のパラメータのみを変化させ、例えば、
注入角度を0°とすることでマスク下に入り込む方向の
イオン注入が非対称な構造を形成させることができる。
【0023】またその他にも、あるステップに対しては
イオン注入ドーズ量を変えて注入することもできる。
【0024】このように本発明のイオン注入装置の機能
を用いることによって、さまざまな微細な半導体装置に
要求される構造をイオン注入装置の大幅な変更を行う事
なく装置の制御用計算機のソフト上の機能を追加するこ
とによって容易に実現できる。
【0025】図5に本発明のイオン注入装置を用いて、
固体撮像素子のフォトダイオードに正孔蓄積層の形成を
行う場合について説明する。
【0026】P型基板14にN型フォトダイオード層1
5を形成する。次に電荷読み出し領域16であるP型拡
散層を形成する。次にチャンネル領域17を形成した
後、CCDの電極領域18の形成をする。さらに絶縁膜
19を形成する。そしてフォトダイオード層15の表面
に正孔蓄積層20を形成する。この正孔蓄積層20はボ
ロンイオンビーム21で、右側の電極領域18aのマス
ク下に入り込む方向に注入する。またボロンイオンビー
ム22は紙面手前あるいは紙面向こう側の辺に入り込む
ように注入する。そして左辺の読み出し部の電極領域1
8bに対しては、読み出し特性を改善するために、正孔
蓄積層20がマスク下に入り込まないようにイオン注入
されている。
【0027】このような構造を本発明のイオン注入装置
で作製する場合、従来のイオン注入工程と比べて時間が
短くでき、量産段階でも十分に使える実用性の高いイオ
ン注入方法である。
【0028】第二の発明の方法の実施例として、連続回
転中にある回転角度のある範囲、例えば360°の内の
90°の間にわたって、ビームを停止する機能を付加し
ている。
【0029】これによって任意の位置に基板が来たとき
に、イオンビームの注入を停止できる。このためマスク
の下にイオンが入り込まないようにした場合に使用され
る。
【0030】この結果、第一の実施例と同様にイオン注
入領域に非対称なイオン注入分布を持つ半導体装置を作
製することができる。
【0031】ただしこの場合には、ある辺の一部分のマ
スク下に入り込む注入がなされなくとも、その半導体装
置の特性上問題とならない部分についてのみ使われるこ
とになる。このため第一の実施例において、実現したイ
オン注入の様々な変化をさせることはできないが、イオ
ン注入の処理時間を短縮できる点において有利となる。
【0032】
【発明の効果】この方法を用いることによって多くの構
造のデバイスに対応できる特殊な注入が、ハード面の装
置の変更をすることなく、ソフト面の変更のみにおいて
実現でき、通常プロセス中に導入が容易に可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための基板斜視図
【図2】本発明のイオン注入装置の機構を説明するため
の図
【図3】本発明のイオン注入装置を用いて形成した固体
撮像素子の工程断面図
【図4】本発明のイオン注入装置を用いて形成した固体
撮像素子の工程断面図
【図5】本発明のイオン注入装置を用いて形成した固体
撮像素子の断面図
【図6】従来のイオン注入装置の機構を説明するための
【符号の説明】
3 基板 4,5,6,7 辺 8,9,10 イオンビーム
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01J 37/317 B 9172−5E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、前記基板を傾斜させて第1のイオ
    ン注入を行う第1の工程と、その後前記基板をステップ
    回転させ第2のイオン注入を行う第2の工程と、前記第
    1、2の工程を繰り返し、複数回の前記ステップ回転の
    イオン注入の各々のイオン注入条件が任意に設定されて
    いることを特徴とするイオン注入装置。
  2. 【請求項2】前記イオン注入条件が、機械制御と電気制
    御を同時に行なう計算機により設定されていることを特
    徴とする請求項1記載のイオン注入装置。
  3. 【請求項3】基板と、前記基板を傾斜させて、かつ連続
    的に回転させてイオン注入を行うに当り、前記回転中の
    任意の角度範囲で、前記基板が前記イオン注入によるイ
    オンの照射を停止させることを特徴とするイオン注入装
    置。
JP4120248A 1992-05-13 1992-05-13 イオン注入装置 Pending JPH05315276A (ja)

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JP4120248A JPH05315276A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 イオン注入装置

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JP4120248A JPH05315276A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 イオン注入装置

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JPH05315276A true JPH05315276A (ja) 1993-11-26

Family

ID=14781505

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JP4120248A Pending JPH05315276A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 イオン注入装置

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JP (1) JPH05315276A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9984856B2 (en) 2015-09-30 2018-05-29 Sumitomo Heavy Industries Ion Technology Co., Ltd. Ion implantation apparatus
CN111326407A (zh) * 2018-12-14 2020-06-23 夏泰鑫半导体(青岛)有限公司 离子注入方法和设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9984856B2 (en) 2015-09-30 2018-05-29 Sumitomo Heavy Industries Ion Technology Co., Ltd. Ion implantation apparatus
CN111326407A (zh) * 2018-12-14 2020-06-23 夏泰鑫半导体(青岛)有限公司 离子注入方法和设备
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