JPH053128A - 積層巻き型巻線装置 - Google Patents

積層巻き型巻線装置

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JPH053128A
JPH053128A JP3296283A JP29628391A JPH053128A JP H053128 A JPH053128 A JP H053128A JP 3296283 A JP3296283 A JP 3296283A JP 29628391 A JP29628391 A JP 29628391A JP H053128 A JPH053128 A JP H053128A
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JP
Japan
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winding
core
sheet
wire
frame body
Prior art date
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Pending
Application number
JP3296283A
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English (en)
Inventor
Kenji Kanbara
健二 神原
Eiji Hatanaka
英二 畑中
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Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toray Engineering Co Ltd filed Critical Toray Engineering Co Ltd
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Publication of JPH053128A publication Critical patent/JPH053128A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層巻き型コイルの量産に好適なコンパクト
な巻線装置を得る。 【構成】 間欠的に回動される枠体の外周部に回転自在
に複数本のコア取り付け用スピンドルを突設したコア保
持機構と、前記スピンドルの内の一本と対向する位置に
設置された、線材の一層巻き毎にコアの端子に前記線材
を絡げる機能を有する線材巻き付け機構と、他のスピン
ドルの一本と対向する位置に配置されたシート巻き付け
機構とで構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器あるいは通信
機器等に使用されるコアの胴部に導電用の線材と絶縁用
のシートを交互に巻き付けた積層巻き型コイルを形成す
る巻線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ブラウン管を有するテレビジョウ
ン等の電気製品あるいはレーダ等の通信機器に使用され
るフライバックトランスは、コアの胴部に導電用の線材
と絶縁用のシートを交互に巻き付けた構成の積層巻き型
コイルである。該積層巻き型コイルは、コア保持用のス
ピンドルが回転自在に装着され、該スピンドルが巻線操
作位置とコアの着脱操作位置の間を往復するよう180
度回動されるコア保持機構と、該スピンドルと対向する
近接位置に設置され、水平、垂直方向に移動されてコア
に形成されている端子、及び胴部に線材を巻き付けるノ
ズルを有する線材巻き付け機構からなる巻線装置により
形成されている。
【0003】すなわち、スピンドルにコアを装着せし
め、線材巻取ボビンから引き出された線材をノズルによ
って案内されてコアの端子に線材が絡げられると共に、
胴部に一層目の線材が巻き付けられると、スピンドルか
らコアを取り出し作業者が手作業により合成樹脂フイル
ム等のシートの巻き付けを行なうか、あるいはシート巻
き付け装置によりシートの巻き付けが行なわれる。そし
て、シートの巻き付けられたコアを再びスピンドルに装
着して二層目の線材の巻き付けが行なわれる。上述の動
作が繰り返されて線材とシートが交互に巻き付けられて
コイルが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
線材の巻き付けが済むとコアを取り出しシートの巻き付
けを行なう方法では作業能率が悪く多量生産に対処する
ことができないという問題があった。そこで、コア保持
機構のスピンドルの下方位置にシート巻き付け機構を設
置し、線材の巻き付けが済むとシート巻き付け機構を作
動させシートの巻き付けを行なうことを試みたが、生産
能力の点で十分満足できるものではなかった。本発明は
上述のような問題点を解決し、コンパクトな装置で、か
つ多量生産に適する積層巻き型巻線装置を提供すること
を目的に検討の結果得られたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、コ
ア保持機構と、線材巻き付け機構と、シート巻き付け機
構とによりコアの胴部に導電用の線材と絶縁用のシート
を交互に巻き付けて積層巻き型コイルを形成する装置に
おいて、前記コア保持機構を、間欠的に回動される枠体
と、前記枠体の外周部に回転自在に突設された複数本の
コア取り付け用スピンドルにより形成すると共に前記ス
ピンドルの内の一本と対向する位置に、前記線材の一層
巻き毎に前記コアの端子に前記線材を絡げる機能を有す
る線材巻き付け機構を、他のスピンドルの一本と対向す
る位置にシート巻き付け機構を夫々設置せしめた積層巻
き型巻線装置を提供するものである。
【0006】
【実施例】以下、実施例について図面に基いて述べる
と、2は機台1に設置されたコア保持機構であり、機台
1にブラケット3を介して回動自在に装着された枠体4
と、該枠体4の回動中心長手方向と直交する方向になる
よう枠体4の両側に突出されたスピンドル5−1、5−
2により構成され、該枠体4は駆動装置6により180
度ずつ間欠的に同一方向又は正逆方向に回動されるよう
になっている。又、スピンドル5はコア20を保持した
状態でパルスモータ等の駆動装置(図示せず)により回
転されるようになっている。
【0007】7は上述のコア保持機構2のスピンドル5
−1と対向する位置に設置された線材巻き付け機構であ
り、水平、及び垂直方向に移動するよう機枠8に装着さ
れたブラケット9と、このブラケット9の先端部に装着
された線材供給用のノズル10と、線材巻き取りボビン
32から引き出された線材31を定張力の状態でノズル
10に送る張力調節機構(図示せず)とにより構成され
ている。
【0008】11はシートの供給機構であり、シート3
3が巻き取られたリール34の保持具12と、シート3
3を所定の位置に案内するローラ13と、所定の間隔を
もって垂直な状態で設置された螺子軸14と、該螺子軸
14に螺着され上下方向に移動されると共に、前後方向
に回動されるブラケット16と、該ブラケット16に装
着されたシート把持用チヤック17と、螺子軸14を正
逆回転させる駆動装置15とにより構成されている。
【0009】18はスピンドル5-1とは反対側のスピン
ドル5-2と対向する位置に設置されたシート巻き付け機
構であり、シート33をコアに巻き付けるための巻き付
け具20と、シート33の先端部、後端部をコアに仮付
けする接着具21と、シートを所定の長さに切断する切
断具19とにより構成されている。
【0010】次に、係る巻線装置による巻線態様につい
て述べると、先ず、線材31の巻き取られたボビン32
を予め設定された位置に載置すると共に、該ボビン32
から線材31を引き出して張力調節機構(図示せず)を
介してノズル10に通す。次いで、シート33を巻き取
ったリール34を保持具12に装着すると共に、該リー
ル34からシート33を引き出しローラ13を経由させ
てチヤック17に把持させる。
【0011】又、シート巻き付け操作側に位置するスピ
ンドル5−2に対してコア30−2を装着する。次い
で、駆動装置6を手動操作により作動せしめ、枠体4を
180度回動させ、線材巻き付け操作側にあったスピン
ドル5−1をシート巻き付け側に、シート巻き付け操作
側にあったスピンドル5−2を線材巻き付け操作側に夫
々移動させる。そして、スピンドル5−1に対してコア
30−1を装着する。これ等の装着動作が済むと制御装
置(図示せず)に線材の端子への巻き付け順序、線材の
胴部への巻き付けピッチ、シートの巻き付け量、及びこ
れ等の巻き付け順序等を設定して入力する。
【0012】これ等の準備ができると、巻線装置を始動
させる。すると、ノズル10が移動され線材31がコア
30−2の端子に絡げられる。次いで、スピンドル5−
2が回転されると共に、ノズル10がスピンドル10の
軸心長手方向に移動され、胴部に線材31が巻き付けら
れる。そして、予め設定された量の線材31が巻き付け
られると、スピンドル5−2の回転が停止され、次い
で、ノズル10が移動され、線材31が端子に絡げられ
て切断される。
【0013】上述の線材の巻き付け動作が済むと、駆動
装置6が作動して枠体4が180度回動されて線材の巻
き付けの済んだコア30−2がシート巻き付け操作側
に、シート巻き付け操作側にあったコア30−1が線材
巻き付け操作側に移動される。すると、コア30−1に
対して上述と同一の線材巻き付け操作が行なわれる。上
述の巻線操作中に駆動装置15が作動して螺子軸14が
回転されてブラケット16と共にチヤック17が巻き付
け具20の位置まで移動され、シート33が予め設定さ
れた巻き付け位置に搬送される。そして、コア30−2
がシート巻き付け操作位置に移動されると、シート巻き
付け機構18が作動してコア30−2に対してシート3
3の巻き付け操作が行なわれる。
【0014】すなわち、シート巻き付け具20が作動し
てシートの先端部がコア30−2の線材31上に巻き付
けられると、接着具21が待機位置から接着位置に移動
されて予め設定された位置に接着材が供給されてシート
33がコア30−2に仮付けされる。該接着操作が済む
と、接着具21が待機位置に戻されると共に、スピンド
ル5−2が回転されてシート33が巻き付けられる。そ
して、予め設定された長さのシートが巻き付けられる
と、切断具19が作動してシート33が切断される。該
シート33の後端部が予め設定された位置に来ると接着
具21が作動して接着剤が供給され仮付けされる。上述
の動作によりコア30−2に対する一層目の線材31と
シート33の巻き付け操作及びコア30−1に対する一
層目の線材31の巻き付け操作が終了する。
【0015】すると、駆動装置6が作動して枠体4が回
動され、コア30−2に対して線材の巻き付け操作が、
また、コア30−1に対してシートの巻き付け操作が行
なわれる。そして、予め設定された積層数の線材及びシ
ートの巻き付け操作が行なわれれ、最外層の線材31の
巻き付けが完了してコア30−2がシート巻き付け操作
側にくるとスピンドル5−2から取り出し、新しいコア
30を装着する。次いで、駆動装置6を手動操作により
作動させて枠体4と共に、スピンドル5−1、5−2を
180°回動させコア30−1がシート巻き付け操作側
にくるとスピンドル5−2から取り出し、新しいコア3
0を装着する。上述の動作を繰り返し行なうことにより
連続的に積層巻き型コイルを形成することができる。
【0016】上述の実施例においては、コア保持機構、
線材巻き付け機構、及びシート巻き付け機構を一つのユ
ニットとして構成した巻線装置について説明したが、生
産量に対応させて該ユニットを数セット、あるいは数十
セットを1台の巻線装置に設置することができる。又、
スピンドル5に対するコア30の装着、取り出し操作
は、シート巻き着付け操作側にコアの供給取り出し機構
を設置して自動的に行なうようにすることもできる。
【0017】更に、2本のコア取り付け用スピンドルを
枠体の両側に突出せしめ、枠体を180°ずつ回動させ
るようにしたが、複数本のコア取り付け用スピンドルを
枠体に突出せしめ、スピンドルの内の一本と対向する位
置に線材巻き付け機構を、他のスピンドルの一本と対向
する位置にシート巻き付け機構を夫々設置せしめた構成
にすることもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述のようにコア保持機構と、
線材巻き付け機構と、シート巻き付け機構とによりコア
の胴部に導電用の線材と絶縁用のシートを交互に巻き付
け積層巻き型コイルを形成する装置において、前記コア
保持機構を、間欠的に回動される枠体と、該枠体の外周
部に回転自在に突設された複数本のコア取り付け用スピ
ンドルにより形成すると共に前記スピンドルの内の一本
と対向する位置に、前記線材の一層巻き毎に前記コアの
端子に前記線材を絡げる機能を有する線材巻き付け機構
を、他のスピンドルの一本と対向する位置にシート巻き
付け機構を夫々設置せしめることにより、装置全体をコ
ンパクトにできると共に故障箇所を少なくすることがで
きる。
【0019】また、従来の一本のコア装着用スピンドル
を有するコア保持機構と、一つの線材巻き付け機構、及
び一つのシート巻き付け機構とにより形成するユニット
を二組使用した場合と略同一の生産量を確保することが
できる。なお、巻線と絶縁用シートの巻き付けとを並行
して行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層巻き型巻線装置の正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【符号の説明】
2 コア保持機構 4 枠体 5 スピンドル 6 駆動装置 7 線材巻き付け機構 10 ノズル 11 シート供給機構 17 チヤック 18 シート巻き付け機構 19 切断具 20 巻き付け具 30 コア 33 シート

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項】 コア保持機構と、線材巻き付け機構と、シ
    ート巻き付け機構とによりコアの胴部に導電用の線材と
    絶縁用のシートを交互に巻き付けて積層巻き型コイルを
    形成する装置において、前記コア保持機構を、間欠的に
    回動される枠体と、前記枠体の外周部に回転自在に突設
    された複数本のコア取り付け用スピンドルにより形成す
    ると共に前記スピンドルの内の一本と対向する位置に、
    前記線材の一層巻き毎に前記コアの端子に前記線材を絡
    げる機能を有する線材巻き付け機構を、他のスピンドル
    の一本と対向する位置にシート巻き付け機構を夫々設置
    せしめたことを特徴とする積層巻き型巻線装置。
JP3296283A 1991-10-15 1991-10-15 積層巻き型巻線装置 Pending JPH053128A (ja)

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Cited By (1)

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