JPH0531266Y2 - - Google Patents

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JPH0531266Y2
JPH0531266Y2 JP1987132848U JP13284887U JPH0531266Y2 JP H0531266 Y2 JPH0531266 Y2 JP H0531266Y2 JP 1987132848 U JP1987132848 U JP 1987132848U JP 13284887 U JP13284887 U JP 13284887U JP H0531266 Y2 JPH0531266 Y2 JP H0531266Y2
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JP
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housing
rotor
pulse generator
bearing retainer
stay
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両用エンジン等の点火用高圧電流
分配用デイストリビユータに係り、特に、避雷構
造を改良したデイストリビユータに関する。
[従来の技術] 一般にデイストリビユータは中心電極及び側部
電極を設けたハウジング内にロータ軸を装着し、
このロータ軸に各電極と対応する配電ロータ及び
点火時期設定用のピツクアツプロータなどを設け
た構成とされている。
ところで、このデイストリビユータでは、イグ
ニツシヨンコイルの二次コイルに誘起された高圧
電流を各点火プラグに適時分配することから、中
心電極及び側部電極と配電ロータとの間で35KV
以上の高電圧が流れる。
そこで、従来では、ピツクアツプロータ、ある
いはパワートランジスタよりなる点火時期制御装
置であるイグナイタなどに落雷(高電圧のリー
ク)するのを防ぐため、これらと配電ロータとの
間に落雷遮断用の保護カバーを設けている。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の保護カバーは、仕様上要求される耐電圧
性能を向上させるために必要であつたが、この保
護カバーを設ける場合、耐振動性の確保並びにハ
ウジング内への配設スペースの確保上の問題もあ
つて取付が面倒であり、かつデイストリビユータ
全体が大型化し、また部品数も多くなる。このた
め製作手間が係りコストも高くなる。したがつて
保護カバーを省略できる避雷構造の実現が望まれ
ている。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、小型簡便な構造で避雷効果が確実に得られ、
製作容易化等が計れるデイストリビユータを提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案のデイストリビユータは、中心電極及び
側部電極が設けられているキヤツプに覆われたハ
ウジング内にベアリングリテーナを設け、このベ
アリングリテーナのベアリング部によつてロータ
軸を回転可能に支持し、このロータ軸の一端部に
前記各電極と対応する配電ロータを取付け、か
つ、ロータ軸の中間部に点火時期設定用ピツクア
ツプロータを取付け、このピツクアツプロータに
近接して配設されたパルスジエネレータをステー
を介してハウジング側へ支持させ、ハウジングの
一部並びに、ベアリングリテーナ及びパルスジエ
ネレータのステーをそれぞれ金属製としたものに
おいて、前記ベアリングリテーナ又はパルスジエ
ネレータのステーの一部から配電ロータ近傍へ突
起状に突出する避雷針を一体に形成するととも
に、前記ハウジングの金属部、ベアリングリテー
ナ及びパルスジエネレータのステーをそれぞれハ
ウジングへ電気的に導通可能に接続し、避雷針を
前記ハウジングを介して車体側にアース接続した
ものである。
[考案の作用] 従来の保護カバーが所定の高電圧以上に耐電圧
性能を向上させる目的で使用されたのに反し、本
考案によれば所定の高電圧になると避雷針へ落雷
するので、むしろ落雷を積極的に促進させる。そ
の結果、避雷針への落雷は早々と確実に行なわ
れ、しかも電流自体は小電流であり接地部には何
らの問題も生じない。
したがつて、従来の保護カバーを省略可能にな
り、従来の保護カバー取付に際して問題になつて
いた、耐振動性の確保並びにハウジング内への配
設スペースの確保に関する問題点も解消でき、そ
のうえ、避雷針はハウジング内のベアリングリテ
ーナ又はパルスジエネレータのステーの一部から
配電ロータ近傍へ突起状に突出するように一体に
形成したので、容易に形成でき、かつ部品点数が
削減されるので、デイストリビユータ全体も小型
になる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図〜第3図は第1の実施例を示している。
この実施例のデイストリビユータでは、避雷針を
ロータ軸のベアリングリテーナを利用して構成し
たものである。
即ち、ハウジング1は金属部2と樹脂等の非導
電部であるキヤツプ3とからなり、キヤツプ3の
側に中心電極4及び側部電極5が設けられてい
る。中心電極4は接続導体6を介してハウジング
1内のイグニツシヨンコイル7の二次電極8に接
続されている。ハウジング1内にはロータ軸9が
挿着され、このロータ軸9には各電極4,5と対
向する配電ロータ10及び点火時期設定用のピツ
クアツプロータ11等が設けられる。なお、ピツ
クアツプロータ11にはパルスジエネレータ12
が付設され、また、ロータ軸側方には、パワート
ランジスタよりなる点火時期制御装置であるイグ
ナイタ13が配置されている。
ところでロータ軸9は、ハウジング1の金属部
2内に埋設したベアリング14と、金属部2から
突出したベアリングリテーナ15のベアリング部
16とによつて支持されている。このベアリング
ホルダー15は金属製であり、そのベアリング部
16は配電ロータ10とピツクアツプロータ11
との間に配置され、ベアリングカバー15aによ
つて、ベアリングホルダー15へ取付けられてい
る。
避雷針17はこのベアリングホルダー15のベ
アリング部16近傍位置から配電ロータ10側に
向つて一体的に突設されている。例えば、ベアリ
ングカバー15aの一部を、一体的かつ鋭角状に
突出することにより避雷針17としている。この
避雷針17は、ベアリングホルダー15、ハウジ
ング1の金属部2を介して、図示しない車体側に
接続される。
このような実施例の構成によれば、電極4,5
配電ロータ10との間で発生するアークは即座に
避雷針17によつて吸収されるから他の部分、例
えばイグナイタ13等には、落雷することがな
い。したがつて、従来の保護カバーが所定の高電
圧以上に耐電圧性能を向上させる目的で使用され
たのに反し、本実施例によれば所定の高電圧にな
ると避雷針17へ速やかに落雷するので、むしろ
落雷を積極的に促進させるように発想を転換した
ことになる。その結果、確実な避雷効果が得られ
るにもかかわらず、従来用いられた保護カバーが
省略でき、従来の保護カバーを取付ける際に問題
になつた取付スペース並びに耐振動取付に関する
問題を無用にし、かつ避雷針17を従来からの配
設部品であるベアリングリテーナ15の一部を利
用して容易に形成でき、そのうえ部品点数を削減
してデイストリビユータ全体を小型にできる。
第4図〜第6図は本考案の第2実施例を示して
いる。この実施例では、避雷針をパルスジエネレ
ータのブレーカプレートを利用して構成してい
る。
即ち、この実施例では、点火時期制御の高精度
化のため、2個のピツクアツプロータ11a,1
1b及びパルスジエネレータ12a,12bが設
けられている。そして、一方のピツクアツプロー
タ11a及びパルスジエネレータ12aは、ベア
リングホルダー15よりも配電ロータ10側に接
近した配置で設けられている。
そこで、この実施例では配電ロータ10に接近
している一方のパルスジエネレータ12aに避雷
針17を設けている。つまりパルスジエネレータ
12aは抑えプレート18にマグネツト19,ピ
ツクアツプコイル20を取付け、マグネツト19
とピツクアツプコイルをコアプレート21で連結
した構成のものである。この抑えプレート18は
金属製であるため、この一部に一体的に立上る鋭
角状の避雷針17を形成したものである。
この避雷針17も抑えプレート18、ハウジン
グ1を介して車体側にアース接続される。
そして、前記実施例と同様に、小型で確実な避
雷効果を得ることができる。
なお、第4図〜第6図の他の構成は第1実施例
ものと略同様であるから、第1図〜第3図と同一
の符号を付して、その説明を省略する。
[考案の効果] 以上のように、従来の保護カバーが所定の高電
圧以上に耐電圧性能を向上させる目的で使用され
たのに反し、本考案によれば所定の高電圧になる
と避雷針へ落雷するので、むしろ落雷を積極的に
促進させるように発想を転換し、従来の保護カバ
ー等を省略でき、その結果、従来の保護カバー取
付に関する問題であつた、耐振動性の確保並びに
ハウジング内への配設スペースの確保という問題
点を解消できる。そのうえ、避雷針はハウジング
内のベアリングリテーナ又はパルスジエネレータ
のステーの一部から配電ロータ近傍へ突起状に突
出するように一体に形成したので、部品点数を削
減して容易に形成でき、デイストリビユータ全体
を小型にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の第1実施例を示し、
第1図は縦断面図、第2図は一部を省略した平面
図、第3図は要部の斜視図、第4図〜第6図は第
2実施例を示し、第4図は縦断面図、第5図は一
部を省略した平面図、第6図は要部の斜視図であ
る。 符号の説明、1……ハウジング、4……中心電
極、5……側部電極、9……ロータ軸、10……
配電ロータ、11……ピツクアツプロータ、1
2,12a……パルスジエネレータ、15……ベ
アリングホルダー、17……避雷針。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心電極及び側部電極が設けられているキヤツ
    プに覆われたハウジング内にベアリングリテーナ
    を設け、このベアリングリテーナのベアリング部
    によつてロータ軸を回転可能に支持し、このロー
    タ軸の一端部に前記各電極と対応する配電ロータ
    を取付け、かつロータ軸の中間部に点火時期設定
    用ピツクアツプロータを取付け、このピツクアツ
    プロータに近接して配設されたパルスジエネレー
    タをステーを介してハウジング側へ支持させ、ハ
    ウジングの一部並びに、ベアリングリテーナ及び
    パルスジエネレータのステーをそれぞれ金属製と
    したものにおいて、前記ベアリングリテーナ又は
    パルスジエネレータのステーの一部から配電ロー
    タ近傍へ突起状に突出する避雷針を一体に形成す
    るとともに、前記ハウジングの金属部、ベアリン
    グリテーナ及びパルスジエネレータのステーをそ
    れぞれハウジングへ電気的に導通可能に接続し、
    避雷針を前記ハウジングを介して車体側にアース
    接続してなるデイストリビユータ。
JP1987132848U 1987-08-31 1987-08-31 Expired - Lifetime JPH0531266Y2 (ja)

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JPS6436670U JPS6436670U (ja) 1989-03-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2570008B2 (ja) * 1991-07-24 1997-01-08 株式会社日立製作所 クランク角検出装置内蔵形点火用配電器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608478B2 (ja) * 1980-10-17 1985-03-02 日揮株式会社 放射性廃棄物の固化処理法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608478U (ja) * 1983-06-28 1985-01-21 三菱電機株式会社 内燃機関の点火用配電器

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JPS608478B2 (ja) * 1980-10-17 1985-03-02 日揮株式会社 放射性廃棄物の固化処理法

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JPS6436670U (ja) 1989-03-06

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